JP2003102118A - ジャンクションブロック - Google Patents

ジャンクションブロック

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JP2003102118A
JP2003102118A JP2001291455A JP2001291455A JP2003102118A JP 2003102118 A JP2003102118 A JP 2003102118A JP 2001291455 A JP2001291455 A JP 2001291455A JP 2001291455 A JP2001291455 A JP 2001291455A JP 2003102118 A JP2003102118 A JP 2003102118A
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circuit module
pressed
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JP2001291455A
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Seijitsu Kobayashi
誠実 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電装品の接続不良を完全になくすことができ、
ジャンクションブロックの信頼性を向上することができ
る。 【解決手段】ロアケース14に組み付けられるアッパー
ケース15にはヒューズやコネクタなどの電装品が装着
され、その電装品ごとに分けてモジュール化した複数の
電装品回路モジュール20,21がロアケース14内に
収容されている。各電装品回路モジュール20,21
は、バスバー積層体からそれぞれ構成されている。各電
装品回路モジュールに配索されたバスバー25,31の
一部には、電装品回路モジュール20,21の縁部から
突出された圧接刃27と被圧接部33とが形成されてい
る。圧接刃27に形成されたスロット27aには、被圧
接部33が挟入接続される。この接続状態において、被
圧接部33には肉薄部34が形成されていることから、
バスバー25,31同士が位置ずれしなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等に
搭載されるジャンクションブロックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ジャンクションブロックには、ヒューズ
等の電装品やリレー等が装着されている。それらの電装
品は、ジャンクションブロック内に収容された電気回路
に接続される。電気回路を構成するものとしては、バス
バーと絶縁板とを交互に積層したバスバー積層体による
ものが知られている。一般に、ジャンクションブロック
においては、ヒューズ用電気回路とコネクタ用電気回路
とを1つのバスバー積層体で構成している。そのため、
例えば両電気回路のうちいずれか一方が変更された場合
には、全く別の構成からなるバスバー積層体を用意する
必要がある。つまり、バスバーの配索を設計変更するな
どして、バスバー積層体を新たに開発し直すと、開発コ
ストが高くなる。近年開発コストを削減するために、ヒ
ューズ用電気回路とコネクタ用電気回路とをそれぞれモ
ジュール化するニーズが高まっている。
【0003】具体的に言うと、図8に示すように、回路
構成が異なるヒューズ用回路モジュール51と、コネク
タ用回路モジュール52とが収容されたジャンクション
ブロックが従来から提案されている。それぞれの回路モ
ジュール51,52は、バスバー積層体によって構成さ
れている。そして、ヒューズ用回路モジュール51の縁
部から突出された雌型圧接刃53にはスロット53aが
形成され、そこにコネクタ用回路モジュール52の縁部
から突出された雄型圧接刃54が挟入されている。これ
により、両圧接刃53,54同士が互いに接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】雄型圧接刃54が雌型
圧接刃53のスロット53aに挟入されている状態にお
いて、バスバー55,56はその幅方向(図8に示すY
方向)への位置ずれが規制される。しかし、バスバー5
5,56の長手方向(図8に示すX方向)については、
バスバー55,56の位置ずれが規制されていない。そ
のため、回路モジュール51,52の組み付け精度など
が悪いと、バスバー55,56が長手方向にずれるおそ
れがある。その結果、各バスバー55,56の端部に形
成された接続端子55a,56aの位置がずれることと
なる。この結果、ジャンクションブロックに装着される
ヒューズやコネクタに設けられた端子を、前記接続端子
55a,56aに対して確実に接触させることができな
くなる。つまり、ヒューズやコネクタといった電装品の
接続不良を招く原因になる。
【0005】そこで、雌型圧接刃53と雄型圧接刃54
とを接続した後、両回路モジュール51,52の相対的
な位置関係を調整し、更にそれらの圧接刃53,54を
廃止し、両バスバー55,56の端部を溶接することに
よって接続することもできる。この方法を採用すれば、
両バスバー55,56はその幅方向及び長手方向に位置
ずれしなくなることから、上述した不具合は確実に解消
する。ところが、溶接するという作業工程が余分に増
え、生産効率を低下させる上に、生産コストも高くな
る。
【0006】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的は、
電装品の接続不良を完全になくすことで、ジャンクショ
ンブロックの信頼性を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)この
発明にかかるジャンクションブロックは下記のように構
成されている。
【0008】第1ケース内には、第2ケースに装着され
る電装品に接続される電装品回路モジュールが複数収容
されている。各電装品回路モジュールは、電装品が接続
される接続端子を有する金属製のバスバーと、合成樹脂
製の絶縁板とを重ね合わせたバスバー積層体によってそ
れぞれ構成されている。互いに接続し合う一方の電装品
回路モジュールに配索されたバスバーの一部には圧接刃
が形成され、他方の電装品回路モジュールに配索された
バスバーの一部には被圧接部が形成されている。圧接刃
に形成されたスロットには、被圧接部が挟入されること
で、電装品回路モジュール同士が電気的に接続される。
被圧接部には肉薄部が設けられている。その肉薄部があ
る箇所と一致するように被圧接部の少なくとも一側面に
は、一端が閉止されかつ他端が開放された係止溝が設け
られている。係止溝の幅は圧接刃の厚みとほぼ同じに設
定されるとともに、前記肉薄部の厚みは前記スロットの
幅より若干広く設定されている。
【0009】そして、被圧接部に設けた肉薄部が圧接刃
に設けたスロットに挟入されると、スロットの外縁付近
における圧接刃が係止溝に係合される。この係合した状
態では、その係止溝の幅が圧接刃の厚みとほぼ同じに設
定されていることから、両モジュールに設けられたバス
バー同士がその長手方向へ移動することが規制される。
それに加え、肉薄部の厚みがスロットの幅より若干広く
設定されていることから、両モジュールに設けられたバ
スバー同士がその幅方向へ移動することが規制される。
従って、電装品が接続される接続端子の位置ずれ誤差を
小さくすることができる。この結果、電装品の接続不良
がなくなり、ジャンクションブロックの信頼性を向上す
ることができる。ジャンクションブロックの第2ケース
に装着される電装品としては、例えばヒューズ、リレ
ー、コネクタ等が考えられる。もちろん、電装品として
はこれら以外のものに任意に変更することが可能であ
る。
【0010】又、圧接刃と被圧接部との接続を完了する
と同時に、バスバーの位置ずれが防止される。このよう
な方法でバスバーの位置ずれを防止することは、例えば
圧接刃と被圧接部とを溶接で固定する場合と比較して、
手間がかからず、製造での低コスト化に貢献することが
できる。
【0011】(請求項2の発明)この発明は、請求項1
の発明を前提として下記のように構成されている。係止
溝の開放端付近は、閉止端側に向かうほど幅が狭くなる
ように形成されている。このことから、被圧接部に設け
た肉薄部が圧接刃のスロットにスムーズに挟入される。
従って、圧接刃と被圧接部との接続しやすさを向上する
ことができる。このことは、組み付け装置により、人手
を介さず圧接刃と被圧接部とを自動で接続することに適
する。
【0012】(請求項3の発明)この発明は、請求項1
又は2の発明を前提として下記のように構成されてい
る。圧接刃の形成材料は被圧接部のそれよりも弾性係数
が高い。このことから、圧接刃が被圧接部の肉薄部を高
い圧接力でもって挟持することとなる。従って、圧接刃
と被圧接部とを確実に接続することができる。
【0013】(請求項4の発明)この発明は、請求項1
〜3のいずれかの発明を前提として下記のように構成さ
れている。被圧接部の形成材料は圧接刃のそれよりも軟
質である。このことから、肉薄部の成形が容易となり、
加工性にも優れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について、図面を参照して説明する。図1に示すよ
うに、ジャンクションブロック11は、上面が開口され
た第1ケースとしてのロアケース14と、下面が開口さ
れたアッパーケース15とから構成されている。アッパ
ーケース15の上面には、ヒューズ装着部16とコネク
タ装着部17とがそれぞれ複数個形成されている。ヒュ
ーズ装着部16には電装品としてのヒューズが着脱可能
に装着され、コネクタ装着部17には電装品としてのコ
ネクタが装着される。本実施形態において、ヒューズ及
びコネクタは図示していない。
【0015】ジャンクションブロック11内には、一方
の電装品回路モジュールとしてのヒューズ用回路モジュ
ール20、他方の電装品回路モジュールとしてのコネク
タ用回路モジュール21、FPC22及びPCB23等
が収容されている。ヒューズ用回路モジュール20と、
コネクタ用回路モジュール21とは同一平面上に配置さ
れている。
【0016】図2に示すように、ヒューズ用回路モジュ
ール20は、合成樹脂製の絶縁板24と、銅合金製のヒ
ューズ用バスバー25とを交互に積層することによって
構成されている。ヒューズ用バスバー25は、一枚の板
状素材をプレス装置で打ち抜き、更に曲げ加工したもの
である。ヒューズ用バスバー25の一端には、二股状の
接続端子26が直角に折曲されている。この接続端子2
6は、最上層に位置する絶縁板24の上面から上方に突
出され、前記ヒューズ装着部16内に挿入されている。
そして、ヒューズ装着部16に図示しないヒューズを装
着することにより、そのヒューズに設けられた端子が接
続端子26に圧入される。
【0017】ヒューズ用バスバー25の他端には、同回
路モジュール20の縁部から突出された圧接刃27が直
角に折曲されている。その圧接刃27は、上下方向に沿
って延びるように形成されたスロット27aを有してい
る。
【0018】図2に示すように、コネクタ用回路モジュ
ール21は、合成樹脂製の絶縁板30と、銅製のコネク
タ用バスバー31とを交互に積層することによって構成
されている。コネクタ用バスバー31は、一枚の板状素
材をプレス装置で打ち抜き、更に曲げ加工したものであ
る。コネクタ用バスバー31の一端には、平板状の接続
端子32が直角に折曲されている。接続端子32は、最
上層に位置する絶縁板30の上面から上方に突出され、
前記コネクタ装着部17内に挿入されている。そして、
コネクタ装着部17に図示しないコネクタを装着するこ
とにより、そのコネクタに設けられた端子が接続端子3
2に圧入される。
【0019】図3に示すように、コネクタ用バスバー3
1の他端には、同回路モジュール21の縁部から突出さ
れた被圧接部33が直角に折曲されている。その被圧接
部33には、上下方向に沿って延びる溝状の肉薄部34
が形成されている。この肉薄部34は、コネクタ用バス
バー31を曲げ成形するときに鍛造成形される。
【0020】図4〜図6に示すように、この肉薄部34
の厚み(図6に示すt1:0.5mm)は、前記圧接刃27
のスロット27aの幅(図6に示す符号W1:0.48mm)
より若干広く設定されている。このことから、圧接刃2
7のスロット27aに被圧接部33の肉薄部34を係合
した状態では、それらの間に隙間が存在していない。従
って、両バスバー25,31は、それらの幅方向(図
1,図2に示すY方向)に位置ずれすることが規制され
る。なお、肉薄部34の厚みt1は、0.3mmまで薄くす
ることが可能である。圧接刃27の厚みを薄くするほ
ど、スロット27aの幅W1が小さくなり、結果として
圧接刃27の幅を小さくすることが可能になる。
【0021】被圧接部33の両面には、肉薄部34を底
部とする2つの係止溝35が形成されている。2つの係
止溝35は、いずれも一端(図3の上側)が閉止されか
つ他端(図3の下側)が開放されている。両係止溝35
は、被圧接部33の厚み方向から投影して見て形状及び
位置が一致している。そして、被圧接部33の肉薄部3
4が、係止溝35の開放端側から圧接刃27のスロット
27aに挟入されることにより、スロット27aの縁部
付近における圧接刃27が係止溝35に係合される。こ
の係合によって圧接刃27と被圧接部33とが接続さ
れ、ヒューズ用バスバー25とコネクタ用バスバー31
との電気的導通が図られる。
【0022】係止溝35は、その一端から他端部付近に
かけて一定の幅でもって形成された幅狭部35aと、他
端部付近から他端に向かうほど広がるように形成された
幅広部35bとを有している。幅広部35bがあるの
は、肉薄部34を圧接刃27のスロット27aにスムー
ズに挟入するためである。係止溝35における幅狭部3
5aの幅(図3に示す符号W2:0.64mm)は、前記圧接
刃27の厚み(図3に示す符号t2:0.62mm)より若干
広く設定されている。このことから、圧接刃27のスロ
ット27aに、被圧接部33の肉薄部34を係合した状
態では、係止溝35の幅狭部35aと圧接刃27との間
は、0.02mmとわずかな隙間しか存在しない。従って、両
バスバー25,31は、それらの長手方向(図1,図2
に示すX方向)に位置ずれすることが規制される。
【0023】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)コネクタ用バスバー31に形成された被圧接部3
3には、肉薄部34が形成されている。圧接刃27に形
成されたスロット27aに、被圧接部33に形成された
肉薄部34を挟入した状態では、両バスバー25,31
が水平面に沿う方向(図1,図2に示すX、Y方向)に
沿って位置ずれすることがない。従って、ヒューズ用回
路モジュール20とコネクタ用回路モジュール21とを
組み付けるときに、それぞれの接続端子26,32の位
置ずれ誤差を非常に小さくすることができる。そのた
め、ヒューズ装着部16に対しヒューズが装着しやすく
なる上、ヒューズが接続不良になるのを確実に防止する
ことができる。それとともに、コネクタ装着部17に対
しコネクタも装着しやすくなる上、コネクタが接続不良
になるのを確実に防止することができる。
【0024】(2)両バスバー25,31の接続端子2
6,32の位置ずれ誤差を小さくするために、被圧接部
33に張り出した部分を設けなくてもよいので、被圧接
部33が大型化することがない。又、圧接刃27のスロ
ット27aを被圧接部33にも形成し、それらのスロッ
ト同士を係合させることにより接続端子26,32の位
置ずれ誤差を小さくする場合と比較して、よりいっそう
加工がしやすい。なぜなら、スロット27aの幅W1
は、上述したように非常に狭いことから加工がしにく
く、そのスロット27aの数を減らした方が好ましいか
らである。
【0025】(3)ヒューズ用バスバー25の材料は銅
合金であるため、コネクタ用バスバー31の材料である
純銅に比べてバネ係数が高い。よって、圧接刃27に高
いバネ性を付与することができ、被圧接部33に対して
圧接刃27を高い圧接力でもって挟持することができ
る。よって、ヒューズ用バスバー25とコネクタ用バス
バー31との接続に関して、信頼性の向上を図ることが
できる。
【0026】(4)コネクタ用バスバー31の材料は純
銅であるため、ヒューズ用バスバー25よりも軟質であ
る。このことから、被圧接部33の肉薄部34を容易に
鍛造成形することができる。しかも、純銅であることか
らコネクタ用バスバー31の材料コストを低減すること
ができる。
【0027】(5)被圧接部33の両面に形成された係
止溝35は、その端部に幅広部35bを有している。そ
のため、圧接刃27のスロット27aと係止溝35の幅
狭部35aとの位置が多少ずれていても、被圧接部33
の肉薄部34を圧接刃27のスロット27aにスムーズ
に挟入することができる。よって、ヒューズ用回路モジ
ュール20とコネクタ用回路モジュール21との組み付
け作業性を向上することができる。このことは、組み付
け装置などによって圧接刃27と被圧接部33との接続
を自動化するのに有効的である。
【0028】(別の実施形態)本発明の実施形態は以下
のように変更してもよい。 ・ 前記ロアケース14又はアッパーケース15のいず
れか一方に、一方の回路モジュール20,21を位置決
めするための位置決め部を設ける。そして、その位置決
め部に一方の回路モジュール20(21)を位置決めし
た状態で、他方の回路モジュール21(20)を一方の
回路モジュール20(21)に接近させ、圧接刃27と
被圧接部33との接続を行ってもよい。
【0029】・ 前記実施形態においては、1つの肉薄
部34につき2つの係止溝35を形成した。これ以外
に、図7に示すように、肉薄部34のどちらか一側面の
みに係止溝35を形成してもよい。この場合において、
肉薄部34の他側面は被圧接部33の側面と同一面とな
る。
【0030】・ ヒューズ用バスバー25に被圧接部3
3を形成し、コネクタ用バスバー31に圧接刃27を形
成してもよい。或いは、圧接刃27と被圧接部33とが
形成されたヒューズ用バスバー25を混在してヒューズ
用回路モジュール20に設ける。同様に、圧接刃27と
被圧接部33とが形成されたコネクタ用バスバー31を
コネクタ用回路モジュール21に設ける。そして、それ
ら圧接刃27と被圧接部33とを接続することにより、
両回路モジュール20,21の電気的接続を図るように
してもよい。
【0031】・ 係止溝35の幅広部35bを省略し、
係止溝35の一端から他端に亘ってすべて幅狭部35a
としてもよい。次に、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想を以下に示す。
【0032】(1)請求項3又は4において、前記圧接
刃の形成材料は銅合金であり、被圧接部は純銅(純度が
98%以上)であることを特徴とするジャンクションブ
ロック。この構成にすれば、圧接刃と被圧接部との接続
を確実に行える上、製造コストを低減することができ
る。
【0033】(2)請求項1〜4、前記(1)のいずれ
かにおいて、前記各電装品回路モジュールは同一面上に
配置されていることを特徴とするジャンクションブロッ
ク。この構成にすれば、ジャンクションブロックの厚み
を薄くすることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電装品
の接続不良を完全になくすことができ、ジャンクション
ブロックの信頼性を向上することができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、圧接刃と
被圧接部との接続しやすさを向上することができる。請
求項3に記載の発明によれば、圧接刃と被圧接部とを強
い圧接力でもって確実に接続することができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、肉薄部の
成形が容易となるので、加工性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャンクションブロックの分解斜視図。
【図2】ヒューズ用回路モジュールとコネクタ用回路モ
ジュールとの接続関係を示す斜視図。
【図3】要部を拡大して示す分解斜視図。
【図4】圧接刃と被圧接部とを接続した状態を示す斜視
図。
【図5】圧接刃と被圧接部とを接続した状態を示す側面
図。
【図6】図5で示す6−6断面図。
【図7】別の実施形態における圧接刃と被圧接部との断
面図。
【図8】従来の技術において、ヒューズ用回路モジュー
ルとコネクタ用回路モジュールとの接続関係を示す斜視
図。
【符号の説明】
11…ジャンクションブロック、14…ロアケース(第
1ケース)、15…アッパーケース(第2ケース)、2
0…ヒューズ用回路モジュール(一方の電装品回路モジ
ュール)、21…コネクタ用回路モジュール(他方の電
装品回路モジュール)、24…絶縁板、25…ヒューズ
用バスバー、26…接続端子、27…圧接刃、27a…
スロット、30…絶縁板、31…コネクタ用バスバー、
32…接続端子、33…被圧接部、34…肉薄部、35
…係止溝、t1…肉薄部の厚み、W1…スロットの幅、
t2…圧接刃の厚み、W2…係止溝の幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ケースに組み付けられる第2ケース
    に複数種類の電装品を装着し、その電装品ごとに分けて
    モジュール化した複数の電装品回路モジュールを第1ケ
    ース内に収容し、前記各電装品回路モジュールを、前記
    電装品が接続される接続端子を有する金属製のバスバー
    と、合成樹脂製の絶縁板とが重ね合わせられたバスバー
    積層体でそれぞれ構成し、互いに接続し合う一方の電装
    品回路モジュールに配索されたバスバーの一部に、同電
    装品回路モジュールの縁部から突出された圧接刃を形成
    するとともに、他方の電装品回路モジュールに配索され
    たバスバーの一部に同電装品回路モジュールの縁部から
    突出された被圧接部を形成し、前記圧接刃に形成された
    スロットに被圧接部を挟入することで前記電装品回路モ
    ジュール同士を電気的に接続したジャンクションブロッ
    クにおいて、 前記被圧接部に肉薄部を設け、その肉薄部がある箇所と
    一致する被圧接部の一側面に、一端が閉止されかつ他端
    が開放された係止溝を設け、その係止溝の幅を圧接刃の
    厚みとほぼ同じに設定するとともに、前記肉薄部の厚み
    を前記スロットの幅より若干広く設定し、前記肉薄部を
    係止溝の開放端側から前記圧接刃に設けられたスロット
    に挟入することで、両圧接刃同士を接続したことを特徴
    とするジャンクションブロック。
  2. 【請求項2】 前記係止溝の開放端付近は、閉止端側に
    向かうほど幅が狭くなるように形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のジャンクションブロック。
  3. 【請求項3】 前記圧接刃の形成材料は、被圧接部のそ
    れよりも弾性係数が高いことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のジャンクションブロック。
  4. 【請求項4】 前記被圧接部の形成材料は、圧接刃のそ
    れよりも軟質であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のジャンクションブロック。
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