JP2002165336A - ジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックス

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JP2002165336A JP2000354948A JP2000354948A JP2002165336A JP 2002165336 A JP2002165336 A JP 2002165336A JP 2000354948 A JP2000354948 A JP 2000354948A JP 2000354948 A JP2000354948 A JP 2000354948A JP 2002165336 A JP2002165336 A JP 2002165336A
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達哉 角田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックス内の回路接続を簡単
な構成とする。 【解決手段】 ジャンクションボックスに設けるヒュー
ズ接続回路部と、リレー接続回路部およびコネクタ接続
回路部を分割して、コネクタモジュール11、ヒューズ
モジュール12、リレーモジュール13として別個に設
け、コネクタモジュール11では絶縁基板の一面に単芯
線、他面にバスバーをそれぞれ平行配置すると共に直交
方向に配置してクロス配線し、所要の交点を溶接して回
路を形成している。かつ、コネクタモジュール11の最
下層に電源側に接続されるバスバーを並設し、上記バス
バーの先端に圧接スロット26bを設けた圧接用タブ2
6aを形成する一方、ヒューズモジュール12に取り付
けるヒューズの電源側入力端子を圧接用タブ26aの圧
接スロット26bに圧入して圧接接続させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスに接続するジャンクションボックスに関し、特に、
ヒューズとの接続構造の改良を図るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回
路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品
点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるよ
うになっている。
【0003】上記ジャンクションボックスの薄型化を図
ると共に、回路変更にも容易に対応でき、かつ、組立手
数の軽減を図るものとして、本出願人は先に図12に示
す如きジャンクションボックス1を特願2000−11
2691号で提案している。
【0004】上記ジャンクションボックス1は、コネク
タ接続回路部(ベース回路部)、ヒューズ接続回路部、
リレー接続回路部を分割して、コネクタモジュール2、
ヒューズモジュール3、リレーモジュール4として別個
に設け、これらモジュール2、3、4をロアケース5と
アッパーケース6とからなるケース内部に組み込んでい
る。上記各モジュール2、3、4はいずれも絶縁基板2
a、3a、4a上にバスバー2b、3b、4bを加締め
固着した構成とし、これらバスバー2b、3b、4bを
絶縁基板2a、3a、4aの周縁より突出させて互いに
溶接で接続した構成としている。
【0005】ジャンクションボックスを上記のように、
コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジ
ュールと分割すると、コネクタ接続回路、ヒューズ接続
回路、リレー接続回路が分割されるため、バスバーのタ
ブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑
制され、ジャンクションボックスを薄型化することがで
きる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるた
め、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバ
ーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小で
き、ジャンクションボックスの面積増大も抑制すること
ができる。さらに、各コネクタ回路、ヒューズ回路、リ
レー回路に仕様変更があれば、これら対応するモジュー
ルのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応するこ
とができ、回路変更に容易に対応することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、ジャンク
ションボックス内の回路をコネクタ接続回路、ヒューズ
接続回路、リレー接続回路に分割して、それぞれモジュ
ール化しておくと、上記のように大きなメリットがあ
る。しかしながら、モジュール間の電気接続は、コネク
タモジュールのバスバーにヒューズモジュール、リレー
モジュールのバスバー同士を溶接して接続しているた
め、溶接箇所が非常に多くなり、作業手数がかかる問題
がある。また、バスバー同士の溶接では、溶接時の熱ひ
ずみでバスバーに反りが発生しやすい問題もある。ま
た、ヒューズの電源回路は大電流が流れるため、回路の
構成によっては、放熱のための空間が必要であり、ジャ
ンクションボックスの小型化を十分に達成できないとい
う問題がある。
【0007】さらに、回路形状によっては、同一層に形
成することができず、そのため、バスバー層の積層枚数
が増加する問題もある。 即ち、図13(A)に示すよ
うに、コネクタモジュール2のコネクタ7Aと7Bに接
続するコネクタ回路C1とC2があり、回路C1とC2
とを、側面配置のヒューズモジュールのヒューズ8に接
続する場合、コネクタモジュール2のコネクタ回路C1
とC2とは別の層にしないと配索できず、層数が増加す
ることとなる。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、バスバーの構成を簡単にし、溶接箇所を減少させる
と共に、回路の構成を改良し、ジャンクションボックス
の小型化を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックス内に設けるコネ
クタ接続回路部、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路
部を分割して、コネクタモジュール、ヒューズモジュー
ル、リレーモジュールとして別個に設けて、上記コネク
タモジュールの回路にヒューズモジュール、リレーモジ
ュールの回路を接続するジャンクションボックスにおい
て、上記コネクタモジュールは、絶縁基板の一面に単芯
線(裸線)を平行配線すると共に絶縁基板の他面に上記
単芯線と直交方向に短冊状のバスバーを平行配索し、こ
れらクロス配置される単芯線とバスバーとを所要交差位
置で絶縁基板に穿設した開口を通して溶接して所要の回
路を形成した回路板を上下積層した構成とし、かつ、該
コネクタモジュールの最下層に電源側に接続されるバス
バーを並設し、これらバスバーの先端を上記積層する回
路板の一端縁より突出させ、該突出部に圧接スロットを
設けた圧接用タブを形成する一方、上記バスバーの圧接
用タブを突出させた側のボックスの一側部に、上記ヒュ
ーズモジュールを配置し、該ヒューズモジュールに取り
付けるヒューズの電源側入力端子を上記圧接用タブの圧
接スロットに圧入して圧接接続させていることを特徴と
するジャンクションボックスを提供している。
【0010】上記のように、従来、ヒューズの電源回路
は大電流が流れるためバスバー面積を大きくとる必要が
ある上に、回路に電流が流れた際に発熱するため、その
放熱のための空間を要し、ジャンクションボックスの小
型化の阻害要因となっていた。しかし、本発明では、コ
ネクタモジュールの方がバスバー面積を大きくとれるこ
とに着目し、バスバー占有率が大きくなるヒューズの電
源回路をコネクタモジュールで構成させ、コネクタモジ
ュールの最下層に配置している。これにより、ヒューズ
モジュール部の小型化が可能となる。また、最下層に配
置したことにより、コネクタモジュールの回路配索の妨
げとならない上に、ヒューズの電源回路の放熱性も良く
なり、放熱空間の問題も解消される。
【0011】上記ボックスの一側部に配置するヒューズ
モジュールに、ヒューズを電源側入力端子を下方に、負
荷側出力端子を上方に位置させて取り付け、上記負荷側
出力端子には、ヒューズモジュールに取り付けたバスバ
ーの一端の圧接スロット付きタブを圧接接続し、該バス
バーの他端にも圧接スロット付きタブを設けて、上記コ
ネクタモジュールの単芯線と圧接接続させている。
【0012】上記のように、バスバーの先端に設けた溶
接部を接合して一点ずつ溶接する代わりに、コネクタモ
ジュールのバスバーの圧接用タブの圧接スロットにヒュ
ーズの電源側入力端子を圧入し、ヒューズモジュールの
バスバーの圧接用タブの圧接スロットにヒューズの負荷
側出力端子を圧入して圧接接続させている。その結果、
溶接接続箇所を大幅に減らすことができ、加工工数が削
減され、作業性を改善することができる。また圧接によ
る接続であるため、容易に回路変更にも対応できる。
【0013】また、従来はバスバーを回路形状に応じて
導電性金属板を打抜加工して導体を形成していたが、本
発明では、短冊状のバスバーと単芯線(裸線)とを用
い、これらバスバーと単芯線(裸線)とをクロス配置
し、所要の交差位置で絶縁基板の開口を通して溶接し
て、所要の回路を形成している。このように、バスバー
は短冊状としているため、導電性金属板のロスは殆どな
く歩留まりを大幅に向上させることができる。また、回
路変更が生じると接続する交差位置を変えるだけで対応
でき、導電材自体を変更する必要はないため、コストア
ップにならずに容易に回路変更に対応できる。
【0014】上記のように単芯線(裸線)を用いると、
バスバーとの溶接位置で絶縁被覆の皮剥ぎを行う必要は
なく、作業性に優れる。また、上記裸線とバスバーとの
溶接は、抵抗溶接することが作業上、最も好ましいが、
半田付けでも良いし、超音波溶接、レーザー溶接でもよ
い。
【0015】上記ジャンクションボックスでは、コネク
タモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジュール
をアッパーケース、ロアケース、サイドケースとに組み
つけた状態において、コネクタモジュールのコネクタ接
続部はロアケースに設けたコネクタ収容部およびサイド
ケースに設けたコネクタ収容部に位置させ、ヒューズ取
付部はアッパーケースとロアケースとの間の側面開口に
位置させ、リレー取付部はアッパーケースの上面に形成
した開口に位置させている。また、電子制御ユニット
(ECU)を収容する場合には、コネクタモジュールの
上方に配置し、アッパーケース内に収容している。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1は自動車用ワイヤハーネスに接続され
るジャンクションボックス10を構成する部品の分解斜
視図を示し、図2乃至図4は組みつけ状態の断面図を示
す。
【0017】図1中、11はコネクタモジュール、12
はヒューズモジュール、13はリレーモジュール、14
はロアケース、15はアッパーケース、16は中間ケー
ス、17,18はサイドケース、19は電子制御ユニッ
トである。
【0018】上記各部品は、ロアケース14上に、コネ
クタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニッ
ト19を順次配置してアッパーケース15、サイドケー
ス17、18を被せて組みつけている。上記コネクタモ
ジュール11の一側上方にリレーモジュール13を配置
して、該リレーモジュール13のリレー40をアッパー
ケース15の一側に設けた開口15aに露出させてい
る。また、コネクタモジュール11の一側端にヒューズ
モジュール12を組みつけて、ロアケース14とアッパ
ーケース15との間の側面開口に露出させている。上記
サイドケース17、18にはそれぞれ一列状態でコネク
タ収容部17a、18aを設けている。
【0019】上記コネクタモジュール11は、図5に示
すように、絶縁樹脂製の薄板からなる絶縁基板20の一
面(図中、下面)に銅単芯線からなる単芯線(裸線)2
1を一定ピッチでX方向に平行配線すると共に、絶縁基
板20の他面(上面)に短冊状とした細長いバスバー2
2を一定ピッチでY方向に平行配索している。よって、
単芯線21とバスバー22とは絶縁基板20を介してク
ロス配置された状態となっている。
【0020】上記絶縁基板20には、図5(B)に示す
ように、単芯線21とバスバー22との所要の交差位置
に開口20aを予め穿設している。この開口20aに相
当する位置のバスバー22に単芯線21を撓ませて、開
口20aを介してバスバー22と単芯線21とを接合さ
せ、この状態で抵抗溶接して、単芯線21とバスバー2
2とで所要回路を形成している。
【0021】上記絶縁基板20を挟んで単芯線21とバ
スバー22とを配線して、所要位置で接続させた構成の
回路板100(100A〜100C)を、図6に示すよ
うに、絶縁樹脂からなる絶縁板25を介して上下に3層
で積層している。また、コネクタモジュール11には、
上記1層目の回路板100Aの下部の最下層に、絶縁板
25を介して、図4(B)に示すように、従来と同様の
回路形状に導電性金属板を打ち抜き加工して形成した電
源側に接続されるバスバー26を配置している。このバ
スバー26の一端には、図1に示すように、単芯線21
と同一方向に並設したヒューズ接続用の複数の圧接用タ
ブ26aを形成している。これら圧接用タブ26aの先
端を回路板の一端縁より突出させ、ヒューズの端子と圧
接接続させるために圧接スロット26bを形成してい
る。
【0022】上記3枚の回路板100には、その絶縁基
板20の幅方向両側端よりバスバー22を突出させ、こ
の突出させた先端を屈折させてL形状に屈折させたタブ
22aを設け、これらのタブ22aをサイドケース1
7、18のコネクタ収容部17a、18aに突出させて
いる。
【0023】上記3層の回路体100(100A〜10
0C)は図7に示す方法で形成している。即ち、絶縁基
板20の一面に突設したリブ(図示せず)をバスバー2
2の穿設した孔に挿入後に加締めて、絶縁基板20にバ
スバー22を平行に固着する。ついで、3枚の絶縁基板
20を所要の隙間をあけて一列に並べる。其の際、隣接
するバスバー固着面を逆向きとして、交互に向きを変え
ている。ついで、単芯線21を絶縁基板20の他面に連
続して平行配線していく。その際、上記のようにバスバ
ー固着面を交互に逆としているため、単芯線21も回路
体100Aでは上面に、次ぎの回路体100Bでは下面
に、さらに、回路体100Cでは上面と交互に向きを変
えて連続配線している。一列に並べた絶縁基板20の間
には隙間を設けているため、この隙間部分では単芯線2
1のみが並列に配線された状態としている。また、単芯
線21の両端はそれぞれ絶縁基板20の先端より突出さ
せている。ついで、絶縁基板20の開口20aを通して
バスバー22と単芯線21とを抵抗溶接している。この
ようにして、3枚の回路体100A〜100Cにおい
て、それぞれ、バスバー22と単芯線21とを接続して
所要回路を形成している。その後、絶縁基板20の間の
隙間に配線された単芯線21を屈曲させて、図7中で矢
印で示す方向に折り曲げて、回路体100A〜100C
を上下に積層した状態としている。なお、上記連続布線
した単芯線の非導通部分は積層後、あるいは、積層前に
切除している。
【0024】積層状態では、絶縁基板20を挟んで下面
に単芯線21、上面にバスバー22が配置された回路体
100となる。隣接する回路体100Aと100B…
は、単芯線21とバスバー22とが対向するため、その
間に絶縁板25を介在させている。
【0025】コネクタモジュール11では、上記のよう
に、コネクタモジュール11の一側端(図1中において
左端)の最下層にヒューズ接続用のバスバー26の圧接
用タブ26aが並列状態で突出しており、上記圧接用タ
ブ26aには圧接スロット26bが設けられている。ロ
アケース14への組みつけ時には、該ロアケース14の
左端に形成した仕切り部14bに上記圧接用タブ26a
を配置して位置決め保持している。この圧接用タブ26
aの上部には、上記連続配線した各回路板100の単芯
線21が位置している。
【0026】上記バスバー26の圧接用タブ26aを突
出させた側(上記コネクタモジュール11の左端側)の
ボックスの一側部には、ヒューズモジュール12を配置
している。図8に示すように、ヒューズモジュール12
は、多数のヒューズ収容部31(31a、31b)を横
方向に並設していると共に上下2段に形成した基板30
を備えている。
【0027】上記基板30の内部には、図9に示すよう
に、上段の各ヒューズ収容部31a内にそれぞれ突出さ
せる電源側と負荷側の一対の圧接端子と、下段の各ヒュ
ーズ収容部31b内に突出させる負荷側の圧接端子とを
一端に形成したバスバー33をモールドしている。これ
らのバスバー33はL形状として、その一端をヒューズ
収容部31a、31b内に突出すると共に、他端を上記
コネクタモジュールの単芯線21の上面へと突出し、こ
れら両端に圧接スロット33a、33bを設けている。
所要の単芯線21の上方へと突出したバスバー33の圧
接スロット33bで単芯線21に圧接接続させる一方、
ヒューズ収容部31a、31b内に突出させた圧接スロ
ット33aでヒューズ端子と圧接接続させるようにして
いる。下段のヒューズ収容部31bでは、電源側の圧接
端子は前記バスバーの圧接用タブ26aからなる。
【0028】上記ヒューズモジュール12にはヒューズ
35を各ヒューズ収容部31a、31bに挿入し、ヒュ
ーズ35の一対の端子のうち、負荷側出力端子35aを
上方に位置させ、ヒューズモジュール12に取り付けた
バスバー33の一端の圧接スロット33aに圧入して圧
接接続させ、電源側入力端子35bを下方に位置させ、
上記最下層のバスバー26の圧接用タブ26aの圧接ス
ロット26bに圧入して圧接接続させている。
【0029】また、一部のバスバー33の他端は逆方向
に屈折させ、図11(D)に示すように、その先端33
cをリレーモジュール13のバスバー41の端子41c
と直接圧接接続させている。
【0030】上記リレーモジュール13は、図10、図
11に示すように、基板42内にバスバー41をモール
ドしており、リレー40の本体部を基板42の表面に載
置し、リレー40の端子40aを基板42およびバスバ
ー41に形成した開口42a、41aに挿入し、半田4
3で溶接した基板直つけタイプとしている。上記リレー
40の端子40aと溶接したバスバー41の一端側は屈
折させて、その先端に圧接端子41bを形成し、該圧接
端子41bを上記単芯線21に圧接接続させている。ま
た、バスバー41の一部は前記のようにヒューズモジュ
ール12のバスバー33と直接圧接接続させている。
【0031】上記電子制御ユニット19は、基板50の
下面に電子部品51を搭載しており、中間ケース16の
四隅より突設した支柱53上に載置し、支柱53の上面
と基板50とに連通させるように設けたネジ孔53a、
50aにネジ54をネジこんで固定している。この状態
で、電子部品51は基板50と中間ケース16との間の
空間に位置される。上記基板50にプリント印刷した導
体を一端縁に並設させ、垂直方向の縦バスバー状の中継
端子56の上端と上記導体とをECUコネクタを介し
て、またはコネクタを介さずに直接に接続すると共に、
該中継端子56の下端に圧接端子を形成し、コネクタモ
ジュール11の単芯線21と圧接接続させている。
【0032】上記部品からなるジャンクションボックス
10では、前記のように、ロアケース14上に、コネク
タモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニット
19を順次配置し、電子制御ユニット19の導体を中継
端子56を介してコネクタモジュール11の単芯線21
と圧接接続させている。また、コネクタモジュール11
の一側部にヒューズモジュール12を組みつけて、その
バスバー33の一端をコネクタモジュール11の単芯線
21に圧接接続させ、かつ、上部にリレーモジュール1
3を組みつけて、そのバスバー41の圧接端子をコネク
タモジュール11の単芯線21と圧接接続させている。
【0033】上記構成からなるジャンクションボックス
10では、まず、コネクタモジュール11の最下層にヒ
ューズ接続用のバスバー26が配置されており、回路板
の一端縁より圧接用タブ26aが並列状態で突出して設
けられている。これにより、ヒューズの電源回路を最下
層に設けることができ、ヒューズの電源回路の放熱性も
良くなり、熱的問題が解消されると共に、ジャンクショ
ンボックスの小型化を図ることができる。
【0034】また、コネクタモジュール11の導体を短
冊状のバスバー22と単芯線21とでクロス配線し、所
要の交差位置で溶接して形成しているため、従来のよう
にバスバーを回路形状に対応させて金属板を打ち抜く必
要はなく、よって、バスバー材となる金属板の歩留まり
を大幅に改善できる。また、バスバー22と単芯線21
との溶接位置を変えるだけで簡単に回路変更することが
できる。
【0035】さらに、コネクタモジュール11の導体と
ヒューズモジュール12およびリレーモジュール13の
導体との接続は、バスバーの先端に設けた溶接部を接合
して溶接する代わりに、コネクタモジュール11の単芯
線21及び各端子にヒューズモジュール12、リレーモ
ジュール13のバスバーの先端に設けた圧接スロットを
圧接接続させている。その結果、溶接接続箇所を大幅に
減らすことができ、作業性を改善することができる。
【0036】さらには、図13(B)に示すように、コ
ネクタモジュール11の回路C1を両側のコネクタ7
A’と7B’との接続すると共に、その間にヒューズ3
5と接続する場合、同様な回路C2が存在しても、コネ
クタモジュール11の導体を短冊形状のバスバー22で
形成し、これらバスバー22を絶縁基板20を介して直
交方向の単芯線21と接続し、該単芯線をヒューズ35
と接続しているため、1枚の回路体で回路を形成するこ
とができ、積層数を低減して薄型化を図ることができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスによれば、バスバー占有率が
大きくなるヒューズの電源回路をコネクタモジュールの
最下層に配置している。これにより、ヒューズの電源回
路の放熱性も良くなり、熱的問題が解消されると共に、
ジャンクションボックスの小型化を図ることができる。
【0038】また、コネクタモジュールとヒューズモジ
ュール、リレーモジュールの導体間接続をバスバーの溶
接部を溶接する代わりに、圧接スロットを設けた圧接タ
ブによる圧接で行うと、溶接箇所を大幅に低減できるた
め、加工工数が削減され、作業性を高めることができる
と共に生産コストも低減することできる。
【0039】さらに、コネクタモジュール、ヒューズモ
ジュール、リレーモジュールのいずれかが仕様変更にな
ると、該当するモジュールのみを変更すれはよく、ジャ
ンクションボックスの全体的な構成を変更する必要がな
いため、迅速かつ安価に仕様変更に対応させることがで
きる。
【0040】さらには、最も回路数が多く、且つ、回路
変更も多いコネクタモジュールでは、導体として、単芯
線と短冊形状のバスバーとを用いてクロス配置し、交差
位置で溶接して回路を形成しているため、バスバーは短
冊形状のものを使用でき、大幅なコストダウンを図るこ
とができると共に、単芯線との接続位置を変えるだけで
回路変更に容易に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボッ
クスの概略分解斜視図である。
【図2】 ジャンクションボックスを組み立てた状態で
の断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 (A)は図2のIV−IV線断面図、(B)
は最下層のバスバーを示す平面図である。
【図5】 コネクタモジュールを示し、(A)は概略斜
視図、(B)は要部拡大断面図である。
【図6】 コネクタモジュール全体の概略断面図であ
る。
【図7】 コネクタモジュールの形成方法を示す説明図
である。
【図8】 ジャンクションボックスのヒューズモジュー
ル取付側の側面図である。
【図9】 (A)はヒューズモジュール取付部の部分断
面図、(B)は概略分解斜視図である。
【図10】 リレーモジュール取付部分を示す平面図で
ある。
【図11】 (A)はリレーモジュール取付部分の断面
図、(B)はリレーモジュールにおけるリレーとバスバ
ーの接続状態を示す概略断面図、(C)はリレーモジュ
ールのバスバーと単芯線との接続状態を示す斜視図、
(D)はリレーモジュールのバスバーとヒューズモジュ
ールのバスバーとの接続状態を示す斜視図である。
【図12】 従来のジャンクションボックスの分解斜視
図である。
【図13】 (A)(B)は従来例と本発明とを比較し
て示す説明図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス 11 コネクタモジュール 12 ヒューズモジュール 13 リレーモジュール 14 ロアケース 15 アッパーケース 16 中間ケース 17,18 サイドケース 19 電子制御ユニット 20 絶縁基板 21 単芯線 22、26 バスバー 26a 圧接用タブ 26b 圧接スロット 33、41 バスバー 33a、33b 圧接スロット 35 ヒューズ 35a 負荷側出力端子 35b 電源側入力端子 40 リレー 100(100A〜100C) 回路体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪 雄次 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA03 5G361 BA04 BA07 BB01 BB02 BB03 BC01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックス内に設けるコネ
    クタ接続回路部、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路
    部を分割して、コネクタモジュール、ヒューズモジュー
    ル、リレーモジュールとして別個に設けて、上記コネク
    タモジュールの回路にヒューズモジュール、リレーモジ
    ュールの回路を接続するジャンクションボックスにおい
    て、 上記コネクタモジュールは、絶縁基板の一面に単芯線
    (裸線)を平行配線すると共に絶縁基板の他面に上記単
    芯線と直交方向に短冊状のバスバーを平行配索し、これ
    らクロス配置される単芯線とバスバーとを所要交差位置
    で絶縁基板に穿設した開口を通して溶接して所要の回路
    を形成した回路板を上下積層した構成とし、 かつ、該コネクタモジュールの最下層に電源側に接続さ
    れるバスバーを並設し、これらバスバーの先端を上記積
    層する回路板の一端縁より突出させ、該突出部に圧接ス
    ロットを設けた圧接用タブを形成する一方、 上記バスバーの圧接用タブを突出させた側のボックスの
    一側部に、上記ヒューズモジュールを配置し、該ヒュー
    ズモジュールに取り付けるヒューズの電源側入力端子を
    上記圧接用タブの圧接スロットに圧入して圧接接続させ
    ていることを特徴とするジャンクションボックス。
  2. 【請求項2】 上記ボックスの一側部に配置するヒュー
    ズモジュールに、ヒューズを電源側入力端子を下方に、
    負荷側出力端子を上方に位置させて取り付け、 上記負荷側出力端子には、ヒューズモジュールに取り付
    けたバスバーの一端の圧接スロット付きタブを圧接接続
    し、該バスバーの他端にも圧接スロット付きタブを設け
    て、上記コネクタモジュールの単芯線と圧接接続させて
    いる請求項1に記載のジャンクションボックス。
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