JP2002186138A - ジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックス

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JP2002186138A
JP2002186138A JP2000382040A JP2000382040A JP2002186138A JP 2002186138 A JP2002186138 A JP 2002186138A JP 2000382040 A JP2000382040 A JP 2000382040A JP 2000382040 A JP2000382040 A JP 2000382040A JP 2002186138 A JP2002186138 A JP 2002186138A
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core wire
junction box
single core
connector
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JP2000382040A
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English (en)
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Yuji Saka
雄次 阪
Tatsuya Tsunoda
達哉 角田
Noriko Kobayashi
紀子 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスの回路構成を構成を
簡単なものとする。 【解決手段】 ジャンクションボックス10に設ける回
路板を、絶縁基板20の一面に平行配線した単芯線21
と直交方向に平行配置した短冊状のバスバー22とで構
成し、上記単芯線21とバスバー22とを所要のクロス
位置で絶縁基板の開口20aを通して溶接して所要の回
路形状としており、上記絶縁基板20の端縁に位置する
上記単芯線21の先端を平板状に加工したタブ21b、
21cと、該タブを外部回路あるいは他の内部回路の導
体と接続させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤハー
ネスに接続するジャンクションボックスに関し、特に、
回路数が増大しても薄型化および小型化を図れるように
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、ジャンクションボックスの内部に収容される回
路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品
点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるよ
うになっている。
【0003】上記ジャンクションボックスの薄型化を図
ると共に、回路変更にも容易に対応でき、かつ、組立手
数の軽減を図るものとして、本出願人は先に図11に示
す如きジャンクションボックス1を特願2000−11
2691号で提案している。
【0004】上記ジャンクションボックス1は、コネク
タ接続回路部(ベース回路部)、ヒューズ接続回路部、
リレー接続回路部を分割して、コネクタモジュール2、
ヒューズモジュール3、リレーモジュール4として別個
に設け、これらモジュール2、3、4をロアケース5と
アッパーケース6とからなるケース内部に組み込んでい
る。上記各モジュール2、3、4はいずれも絶縁基板2
a、3a、4a上にバスバー2b、3b、4bを加締め
固着した構成とし、これらバスバー2b、3b、4bを
絶縁基板2a、3a、4aの周縁より突出させて互いに
溶接で接続した構成としている。
【0005】ジャンクションボックスを上記のように、
コネクタモジュール、ヒューズモジュール、リレーモジ
ュールと分割すると、コネクタ接続回路、ヒューズ接続
回路、リレー接続回路が分割されるため、バスバーのタ
ブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑
制され、ジャンクションボックスを薄型化することがで
きる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるた
め、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバ
ーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小で
き、ジャンクションボックスの面積増大も抑制すること
ができる。さらに、各コネクタ回路、ヒューズ回路、リ
レー回路に仕様変更があれば、これら対応するモジュー
ルのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応するこ
とができ、回路変更に容易に対応することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ジュール化したジャンクションボックスにおいても、従
来のジャンクションボックスと同様に、コネクタモジュ
ールでは、バスバーにタブを屈折して形成し、ジャンク
ションボックスの下面あるいは上面に設けたコネクタ収
容部に上記タブを突出させて、ワイヤハーネスのコネク
タと接続させている。よって、ワイヤハーネスはジャン
クションボックスの下面あるいは上面まで回りこんで配
索する必要があるためスペースを取る問題がある。
【0007】上記した問題は、ジャンクションボックス
に設けるコネクタ収容部をケースに側面配置すると、ワ
イヤハーネスをジャンクションボックスの平面側まで回
り込ませる必要がなくなるため、所要スペースが減少し
て、該問題を解消することができる。しかしながら、コ
ネクタ収容部をケース側面に設け、コネクタを側面配置
すると、バスバーの内部配索が困難となり、配索効率が
悪化する。
【0008】例えば、回路形状によっては、バスバーを
同一層に形成することができず、そのため、バスバー層
の積層枚数が増加する問題がある。即ち、図12(A)
に示すように、コネクタモジュール2のコネクタ7Aと
7Bに接続するコネクタ回路C1とC2があり、回路C
1とC2とを、側面配置のヒューズモジュール3のヒュ
ーズ8に接続する場合、コネクタモジュール2のコネク
タ回路C1とC2とは別の層にしないと配索できず、層
数が増加することとなる。
【0009】さらに、モジュール間の電気接続は、コネ
クタモジュールの多層に配置するバスバー同士の接続
は、接続する端子に雌雄端子部を形成して接続するか、
雄−雄端子を形成して雌−雌中継端子を介して接続して
いるため、バスバーの形状が複雑になったり、部品点
数、取付手数が増加する問題が解消されていない。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、コネクタ収容部をジャンクションボックスに側面配
置出来るようにするとともに、層間接続も容易に行える
ようにすることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ジャンクションボックスに設ける回路板
を、絶縁基板の一面に平行配線した単芯線と直交方向に
平行配置した短冊状のバスバーとで構成し、上記単芯線
とバスバーとを所要のクロス位置で絶縁基板の開口を通
して溶接して所要の回路形状としており、上記絶縁基板
の端縁に位置する上記単芯線の先端を平板状に加工した
タブとし、該タブを外部回路あるいは他の内部回路の導
体と接続させていることを特徴とするジャンクションボ
ックスを提案している。
【0012】上記のように、絶縁基板を介して短冊状の
バスバーと単芯線とをクロス配置し、所要交差位置で接
続して回路を形成すると、回路が単純化し設計工数が削
減できるとともに、バスバーの内部配索も簡単に行うこ
とができる。また、絶縁基板の四方端縁からタブが突出
するため、一層の回路体でも、四方の側面位置それぞれ
で外部回路あるいは他の内部回路の導体と接続させるこ
とができ、バスバーの積層枚数の増加を抑制することが
できる。
【0013】例えば、前記図12(A)に示す同様の回
路では、図12(B)に示すように、回路C1、C2を
構成するバスバー22の両端をコネクタ7A’と7B’
と接続するとともに、絶縁基板20を介在させて他面側
に直交方向に配線した単芯線21をバスバー22にそれ
ぞれ接続して、単芯線21をヒューズ35と接続するこ
とができる。よって、絶縁基板の一面にバスバー、他面
に単芯線を配索した1枚の回路体で2つの回路を形成す
ることができるため、バスバーの共用化により積層数を
低減して薄型化を図ることができるとともに、回路構成
を単純なものとすることができる。また、ジャンクショ
ンボックスの大型化を招来することなくヒューズやコネ
クタをケースに側面配置できるため、ワイヤハーネスを
上面側あるいは下面側に取り回す必要がなく、ジャンク
ションボックスの上下位置にワイヤハーネス配索用スペ
ースを設けずにすむ。
【0014】さらに、上記単芯線の両端をタブ化してコ
ネクタやECUなどの導体と接続しているため、単芯線
と結合部品とを接続する端子が不要となり、コスト低減
を図ることができる。
【0015】上記回路板は複数枚積層してボックス内に
配置しており、これら複数の回路板の単芯線は、最上層
から最下層の回路板の絶縁基板に連続的に布線し、層間
では屈曲させて折り返しており、最上層と最下層に位置
する単芯線の両端は対向する端縁側に位置させ、これら
単芯線の両端に上記タブを設けることが好ましい。
【0016】これにより、一度に複数層の回路形成が可
能となるとともに、単芯線の折り返し作業によって層間
接続の工程を省略できるため、設計工程数の削減、さら
には生産性の向上を図ることができる。
【0017】上記単芯線の両端に設けるタブは上下方向
に屈折させ、ボックスの上面あるいは/および下面に設
けたコネクタ収容部に突出させて、該コネクタ収容部に
収容するコネクタと接続させてもよい。また、上記単芯
線の両端に設けるタブはボックスの側面に設けたコネク
タ収容部に突出させて、該コネクタ収容部に収容するコ
ネクタと接続させてもよい。即ち、単芯線の両端にタブ
を設けることにより、該タブを横出しすれば側面配置し
たコネクタに接続できる。
【0018】また、本発明は、ジャンクションボックス
内に収容する回路を、コネクタ接続回路部、ヒューズ接
続回路部、リレー接続回路部を分割して、コネクタモジ
ュール、ヒューズモジュール、リレーモジュールとして
別個に設け、これらモジュールの回路を接続したジャン
クションボックスに適用し、上記コネクタモジュールは
上記回路体を積層配置した構成とし、上記単芯線の先端
に設けたタブを、ヒューズモジュールあるいは/および
リレーモジュールのバスバータブと溶接してもよい。さ
らに、ジャンクションボックス内にECU(電子制御ユ
ニット)を収容した場合、該ECUの導体に上記単芯線
のタブを溶接や半田つけで直接接続してもよい。
【0019】上記モジュール化した場合において、単芯
線を屈曲させて延長することにより、ヒューズモジュー
ルやリレーモジュールのタブと溶接することができ、い
ずれの場合も、隣り合うタブの干渉や変形を注意する必
要がないため、回路設計の自由度を高めることができる
と共に作業性を高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は自動車用ワイヤハーネスに接続
されるジャンクションボックス10を構成する部品の分
解斜視図を示し、図2、図3は組み付け状態の断面図を
示す。
【0021】図1中、11はコネクタモジュール、12
はヒューズモジュール、13はリレーモジュール、14
はロアケース、15はアッパーケース、16は中間ケー
ス、17、18はサイドケース、19は電子制御ユニッ
トである。
【0022】上記各部品は、ロアケース14上に、コネ
クタモジュール11、中間ケース16、電子制御ユニッ
ト19を順次配置してアッパーケース15、サイドケー
ス17、18を被せて組みつけている。上記コネクタモ
ジュール11の一側上方にリレーモジュール13を配置
して、該リレーモジュール13のリレー40をアッパー
ケース15の一側に設けた開口15aに露出させてい
る。また、コネクタモジュール11の一側端にヒューズ
モジュール12を組み付けて、ロアケース14とアッパ
ーケース15との間の側面開口に露出させている。
【0023】上記ロアケース14とアッパーケース15
の幅方向の両側面に組み付けるサイドケース17、18
には、それぞれ一列状態で複数のコネクタ収容部70、
80を設けている。
【0024】上記コネクタモジュール11は、図4
(A)(B)に示す回路体100を積層した構成として
いる。各回路体100は、絶縁樹脂製の薄板からなる絶
縁基板20の一面(図中、下面)に銅単芯線からなる直
径0.8ミリの単芯線(裸線)21を一定ピッチでX方
向に平行配線すると共に、絶縁基板20の他面(上面)
に短冊状とした細長いバスバー22を一定ピッチでY方
向に平行配索しており、よって、絶縁基板20を介して
単芯線21とバスバー22とはクロス配線された状態と
なっている。
【0025】上記絶縁基板20には、単芯線21とバス
バー22との所要の交差位置に開口20aをあらかじめ
設けている。図4(B)に示すように、この開口20a
に相当する位置の単芯線21を屈曲させ、開口20aを
介してバスバー22と単芯線21の屈曲部を接合させ、
この状態で抵抗溶接して、単芯線21とバスバー22と
で所要回路を形成している。
【0026】また、各バスバー22は、その長さ方向の
両端を絶縁基板20の幅方向両端より突出させ、該突出
部をL形状に屈折して、横出しのタブ22b、22cを
設け、前記サイドケース17、18のコネクタ収容部1
7a、18aの端子孔に突出させている。
【0027】上記絶縁基板20に配線する単芯線21の
先端も、図5に示すように、プレス成形により平板状に
加工して幅1ミリのタブ21b、21cを設けている。
【0028】上記絶縁基板20を介して単芯線21とバ
スバー22とを配線し、所要位置で接続させた構成の回
路体100(100A〜100C)を、図7に示すよう
に、絶縁板25を介して上下に3層で積層しており、こ
の3層の回路体100(100A〜100C)は図6に
示す方法で形成している。
【0029】まず、絶縁基板20の一面に突設したリブ
(図示せず)をバスバー22に穿設した孔に挿入後に加
締めて、絶縁基板20にバスバー22を平行に固着す
る。ついで、3枚の絶縁基板20を所要の間隔を空けて
一列に並べる。その際、隣接するバスバーの固着面を逆
向きとして、交互に向きを変えている。ついで、単芯線
21を絶縁基板20の他面に連続して平行配線してい
く。その際、上記のようにバスバー固着面を交互に逆と
しているため、単芯線21も回路体100Aでは上面
に、次の回路体100Bでは下面に、さらに、回路体1
00Cでは上面と交互に向きを変えて連続配線してい
る。一列に並べた絶縁基板20の間には隙間を設けてい
るため、この隙間部分では単芯線21のみが並列に配線
された状態としている。ついで、絶縁基板20の開口2
0aを通してバスバー22と単芯線21とを抵抗溶接し
ている。このようにして、3枚の回路体100A〜10
0Cにおいて、それぞれ、バスバー22と単芯線21と
を溶接して所要回路を形成している。なお、各回路体で
は、連続布線した電線の非導通部分は積層後、あるいは
積層前に切除している。
【0030】上記のように連続的に形成された3層の回
路体100A〜100Cは、各回路体100A〜100
Cの間の隙間部分で折り返して蛇腹状に積層する。それ
により、各回路体100A〜100Cは、絶縁基板20
を挟んで下面に単芯線21、上面にバスバー22が配置
される。また、最上層である回路体100Cと最下層の
回路体100Aに位置する単芯線21の両端のタブ21
b、21cは対向する端縁側に位置している。隣接する
回路体100Aと100B、回路体100Bと100C
は、単芯線21とバスバー22とが対向するため、その
間に絶縁板25を介在させている。
【0031】上記構成からなるジャンクションボックス
10では、コネクタモジュール11の並設した短冊状の
バスバー22の両端タブ22b、22cがサイドケース
17、18のコネクタ収容部17a、18aの各端子孔
に突出し、ワイヤハーネス(図示せず)の端末に接続し
たコネクタ(図示せず)と嵌合接続される。
【0032】一方、バスバー22と直交するようにクロ
ス配線された単芯線21の両端タブ21b、21cは、
コネクタモジュール11の対向する両端縁側に並列状態
に突出する。図8(A)に示すように、一端のタブ21
bの一部は、コネクタモジュール11の左端側に組みつ
けられたヒューズモジュール12内のバスバー33の端
部の溶接タブ33bと対向させて接合し、溶接接続して
いる。該バスバー33の他端には圧接端子33aを設
け、ヒューズ35の端子35aと圧接接続させている。
残る一部は、図8(B)に示すように、コネクタモジュ
ールの一側端上方に配置するリレーモジュール13のバ
スバー41の一端の溶接タブ41bと対向させて接合し
溶接接続している。上記バスバー41にはリレー40の
端子を半田つけしている。また、単芯線21の他端のタ
ブ21cが図8(C)に示すように、コネクタモジュー
ル11の上方に配置する電子制御ユニット19の位置ま
で延在させ、導体端部と重ね合わせて半田接続してい
る。
【0033】上記ジャンクションボックスでは、ワイヤ
ハーネスとのコネクタ接続は、各回路体100のバスバ
ー22の両端に形成したタブをケース側面のコネクタ収
容部に突出させて側面で行っている。このため、ワイヤ
ハーネスをロアケース14、アッパーケース15の平面
側まで取り回しする必要がなく、ワイヤハーネス配索用
のスペースをロアケース下方およびアッパーケース上方
に設けなくともよい。よって、所要スペースの削減を図
ることができる。
【0034】また、単芯線21の両端にタブ21b、2
1cを形成しているため、ヒューズモジュール、リレー
モジュールのバスバーと直接溶接することが出来るとと
もに、ECUの導体とも直接半田つけすることができ
る。
【0035】さらに、前記図12(B)に示すように、
コネクタモジュール11の導体をバスバーのみでなく、
バスバーとクロス配置した単芯線とで構成し、所要のク
ロス位置で抵抗溶接して回路形成しているため、バスバ
ーの層数を増加させることなく、側面でコネクタやヒュ
ーズと接続させることができる。 さらに、従来のよう
にバスバーを回路形状に対応させて金属板を打ち抜く必
要はなく、よって、バスバー材となる金属板の歩留まり
を大幅に改善できる。また、バスバー22と単芯線21
との溶接位置を変えるだけで簡単に回路変更することが
できる。
【0036】さらにまた、複数層の回路体からなる場合
であっても、各層の回路体ごとに製造していた従来と異
なり、複数の回路体の単芯線を連続布線して一度に複数
層の回路体を形成することができるため、作業効率が大
幅に向上する。
【0037】図9は、本発明の第2実施形態を示し、単
芯線21’の両端タブ21b’、21c’をサイドケー
ス17、18のコネクタ収容部70、80の各端子孔に
突出し、該コネクタ収容部17、18に収容するコネク
タ(図示せず)と接続させている。 一方、バスバー2
2の先端に溶接タブを設けて、ヒューズモジュールのバ
スバーおよびリレーモジュールのバスバーと溶接してい
る。
【0038】この場合も、コネクタモジュール11はバ
スバー22と単芯線21とをクロス配線して回路形成し
ているため、バスバー22の層数を増やすことなく、ケ
ースの左右前後の側面位置でコネクタ(図示せず)と接
続することができる。
【0039】図10は第3実施形態を示し、ジャンクシ
ョンボックス102の下面にコネクタ収容部103を設
けており、該コネクタ収容部の端子孔に、単芯線21’
の端部に形成しタブ21b’、21c’を突出させてい
る。即ち、ワイヤハーネスのコネクタをジャンクション
ボックスの下面に配索するスペースがある場合には、コ
ネクタ収容部を下面に形成し、該コネクタ収容部に単芯
線の端部のタブを突出させている。該構成とすると、単
芯線に端子金具を取り付けることなく、ワイヤハーネス
の端末の端子と直接接続させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスによれば、回路体として、短
冊形状のバスバーと単芯線とを絶縁基板を挟んでクロス
配線し、交差位置で溶接して回路を形成し、かつ単芯線
の両端もタブ化しているため、バスバーの両端のタブと
単芯線の両端のタブとが回路板の四方端縁から突出し、
一層の回路板で、ケースの四方側面位置でコネクタ、ヒ
ューズ、リレーあるいは電子制御ユニットなどの導体と
接続することができる。よって、コネクタ収容部の側面
配置によってワイヤハーネス配索スペースを削減するこ
とと、バスバー積層枚数の増加を抑制することとの両立
を図ることができる。
【0041】また、複数の絶縁基板を一列に並べたうえ
で単芯線を連続布線することにより、複数層の回路体を
効率よく形成することができ、作業性を向上させること
ができる。
【0042】さらに、短冊形状のバスバーを使用するこ
とにより、回路形状に対応してバスバーを形成する場合
と比較して大幅なコストダウンを図ることができると共
に、単芯線の両端を平板状のタブに加工することによ
り、端子が不要となり、材料費削減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボッ
クスの概略分解斜視図である。
【図2】 ジャンクションボックスを組み立てた状態の
断面図である。
【図3】 図2と直交方向の断面図である。
【図4】 (A)上記ジャンクションボックスに収容す
るコネクタモジュールの回路体の斜視図、(B)は断面
図である。
【図5】 回路体に布線する単芯線を示す図面である。
【図6】 (A)は回路体の形成方法を示す図面、
(B)は(A)の平面図である。
【図7】 回路体を積層した状態の概略図である。
【図8】 (A)はコネクタモジュールの単芯線とヒュ
ーズモジュールのバスバーとの接続形態を示す図面、
(B)はコネクタモジュールの単芯線とリレーモジュー
ルのバスバーとの接続形態を示す図面、(C)はコネク
タモジュールの単芯線とECUの導体との接続形態を示
す図面である。
【図9】 第2実施形態の概略図である。
【図10】 第3実施形態の概略図である。
【図11】 従来のジャンクションボックスの分解斜視
図である。
【図12】 (A)(B)は従来例と本発明とを比較し
て示す説明図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス 11 コネクタモジュール 12 ヒューズモジュール 13 リレーモジュール 14 ロアケース 15 アッパーケース 17、18 サイドケース 19 電子制御ユニット 20 絶縁基板 21 単芯線 21b、21c タブ 22 バスバー 22b、22c タブ 70、80 コネクタ収容部 100(100A〜100C) 回路体
フロントページの続き (72)発明者 小林 紀子 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E077 BB02 BB18 BB26 DD03 FF21 GG07 HH08 JJ20 JJ21 5G361 BA03 BA07 BC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスに設ける回路体
    を、絶縁基板の一面に平行配線した単芯線(裸線)と、
    該絶縁基板の他面に単芯線と直交方向に平行配置した短
    冊状のバスバーとで構成し、上記単芯線とバスバーとを
    所要のクロス位置で絶縁基板の開口を通して溶接して所
    要の回路形状としており、 上記絶縁基板の端縁に位置する上記単芯線の先端を平板
    状に加工してタブとし、該タブを外部回路あるいは他の
    内部回路の導体と接続させていることを特徴とするジャ
    ンクションボックス。
  2. 【請求項2】 上記回路体は複数枚積層してボックス内
    に配置しており、これら複数の回路体の単芯線は、最上
    層から最下層の回路体の絶縁基板に連続的に布線し、層
    間では屈曲させて折り返しており、 最上層と最下層に位置する単芯線の両端は対向する端縁
    側に位置させ、これら単芯線の両端に上記タブを設けて
    いる請求項1に記載のジャンクションボックス。
  3. 【請求項3】 上記単芯線の両端に設けるタブはボック
    スの側面に設けたコネクタ収容部に突出させ、あるいは
    上下方向に屈折させ、ボックスの上面あるいは/および
    下面に設けたコネクタ収容部に突出させている請求項1
    または請求項2に記載のジャンクションボックス。
  4. 【請求項4】 ジャンクションボックス内に収容する回
    路を、コネクタ接続回路部、ヒューズ接続回路部、リレ
    ー接続回路部を分割して、コネクタモジュール、ヒュー
    ズモジュール、リレーモジュールとして別個に設け、こ
    れらモジュールの回路を接続し、 上記コネクタモジュールは上記回路体を積層配置した構
    成とし、上記単芯線の先端に設けたタブを、ヒューズモ
    ジュールあるいは/およびリレーモジュールのバスバー
    のタブと溶接している請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載のジャンクションボックス。
  5. 【請求項5】 上記ジャンクションボックス内に電子制
    御ユニット(ECU)を配置し、上記回路体の単芯線先
    端のタブを上記ECUの導体と直接接続している請求項
    1乃至請求項4のいずれか1項に記載のジャンクション
    ボックス。
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