JP5637327B1 - 中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ - Google Patents
中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5637327B1 JP5637327B1 JP2014055411A JP2014055411A JP5637327B1 JP 5637327 B1 JP5637327 B1 JP 5637327B1 JP 2014055411 A JP2014055411 A JP 2014055411A JP 2014055411 A JP2014055411 A JP 2014055411A JP 5637327 B1 JP5637327 B1 JP 5637327B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractive index
- index layer
- film
- high refractive
- base film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】様々な角度から視認した場合における色味のばらつきを抑制できる中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサを提供する。【解決手段】本発明の一の態様によれば、パターニングされた導電層23を支持するための中間基材フィルム10であって、光透過性基材11と、光透過性基材11の片面または両面に積層された高屈折率層14とを備え、高屈折率層14の表面14Aが中間基材フィルム10の表面10Aをなし、中間基材フィルム10の表面10Aの法線方向を0?とし、5?以上75?以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内である、中間基材フィルム10が提供される。【選択図】図2
Description
本発明は、中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサに関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路、配線およびFPC(フレキシブルプリント基材)を備えている。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として表示装置とともに用いられている。このような装置においては、タッチパネルセンサが表示装置の表示面上に配置されており、これによって、表示装置に対する極めて直接的な入力が可能となっている。
タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ上への接触位置(接近位置)を検出する原理に基づいて、種々の形式に区別される。昨今では、光学的に明るいこと、意匠性があること、構造が容易であること、機能的にも優れていること等の理由から、静電容量方式のタッチパネル装置が注目されている。静電容量方式には表面型と投影型とがあるが、マルチタッチの認識(多点認識)への対応に適していることから、投影型が注目を浴びている。
投影型静電容量方式のタッチパネルに用いられるタッチパネルセンサとしては、中間基材フィルムと、中間基材フィルム上に形成された透明導電層とを備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
現在、タッチパネル装置の大面積化が進んでいるが、タッチパネル装置の大面積化が進むにつれて、画面サイズが大きくなるので、タッチパネル装置を視認する場所によって視認角度が大きく異なる傾向にある。タッチパネル装置に用いられるタッチパネルセンサの中間基材フィルムは、正面から視認することを前提として設計されているが、このような正面から視認することを前提とした設計思想では、視認する角度によって色味がばらついてしまうので、タッチパネル装置の大面積化に対応することができないおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、様々な角度から視認した場合における色味のばらつきを抑制できる中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサを提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、パターニングされた導電層を支持するための中間基材フィルムであって、光透過性基材と、前記光透過性基材の片面上または両面上に積層された高屈折率層とを備え、前記高屈折率層の表面が中間基材フィルムの表面をなし、前記中間基材フィルムの表面の法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら前記高屈折率層の表面側から前記中間基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内である、中間基材フィルムが提供される。
本発明の他の態様によれば、上記の中間基材フィルムと、前記中間基材フィルムの前記高屈折率層上に積層され、かつ前記高屈折率層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層とを備える、低屈折率層付き中間基材フィルムが提供される。
本発明の他の態様によれば、上記の低屈折率層付き中間基材フィルムと、前記低屈折率層付き中間基材フィルムの前記低屈折率層上に積層され、かつパターニングされた導電層とを備える、タッチパネルセンサが提供される。
本発明の一の態様の中間基材フィルム、ならびに本発明の他の態様の低屈折率層付き中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサによれば、様々な角度から視認した場合における色味のばらつきを抑制できる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図2は中間基材フィルムにおける分光反射率を分光反射率測定器で測定する様子を示した模式図である。図3は本実施形態に係る低屈折率層付き中間基材フィルムの概略構成図であり、図4は本実施形態に係るタッチパネルセンサの概略構成図である。図5は本実施形態に係るタッチパネルセンサのセンサ部分の平面図であり、図6は本実施形態に係る他のタッチパネルセンサの概略構成図である。なお、本明細書において、「フィルム」、「シート」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。一具体例として、「中間基材フィルム」には、「中間基材シート」等と呼ばれる部材も含まれる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図2は中間基材フィルムにおける分光反射率を分光反射率測定器で測定する様子を示した模式図である。図3は本実施形態に係る低屈折率層付き中間基材フィルムの概略構成図であり、図4は本実施形態に係るタッチパネルセンサの概略構成図である。図5は本実施形態に係るタッチパネルセンサのセンサ部分の平面図であり、図6は本実施形態に係る他のタッチパネルセンサの概略構成図である。なお、本明細書において、「フィルム」、「シート」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。一具体例として、「中間基材フィルム」には、「中間基材シート」等と呼ばれる部材も含まれる。
<<中間基材フィルム>>
中間基材フィルムは、パターニングされた導電層を支持するためのものである。中間基材フィルムは、後述する低屈折率層を介してパターニングされた導電層を支持してもよい。「中間基材フィルム」とは、例えば、タッチパネルに組み込んで使用される場合に、タッチパネルの最表面に用いられるものではなく、タッチパネルの内部に用いられる基材フィルムを意味する。
中間基材フィルムは、パターニングされた導電層を支持するためのものである。中間基材フィルムは、後述する低屈折率層を介してパターニングされた導電層を支持してもよい。「中間基材フィルム」とは、例えば、タッチパネルに組み込んで使用される場合に、タッチパネルの最表面に用いられるものではなく、タッチパネルの内部に用いられる基材フィルムを意味する。
図1に示される中間基材フィルム10は、光透過性基材11と、光透過性基材11の両面に積層されたハードコート層12、13と、ハードコート層12上に積層された高屈折率層14とを備えている。中間基材フィルム10は、ハードコート層12、13を備えているが、ハードコート層12および/またはハードコート層13を備えていなくてもよい。高屈折率層14の表面14Aは、中間基材フィルム10の表面10Aをなしている。「高屈折率層の表面」とは、高屈折率層における光透過性基材側の面とは反対側の面を意味するものとする。
「中間基材フィルム」とは、少なくとも、光透過性基材と、光透過性基材の片面上または両面上に積層された高屈折率層とを備え、かつ高屈折率層の表面が中間基材フィルムの表面をなしているフィルムである。したがって、本発明の「中間基材フィルム」には、光透過性基材と高屈折率層から構成されるフィルムのみならず、光透過性基材と高屈折率層との間にハードコート層等の機能層が設けられたフィルムも含まれるが、高屈折率層上に低屈折率層等の層が設けられたフィルムは含まれない。一方で、本発明においては、中間基材フィルム上に後述する低屈折率層を積層したフィルムを、「低屈折率層付き中間基材フィルム」と称している。ここで、中間基材フィルムの表面は高屈折率層の表面となっており、また低屈折率層付き中間基材フィルムの表面は高屈折率層の表面とはなっていない。
中間基材フィルム10においては、中間基材フィルム10の表面10Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっている。また、中間基材フィルム10においては、中間基材フィルム10の表面10Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっていることが好ましい。「L*a*b*表色系」、「a*」、および「b*」は、JIS Z8729に準拠するものである。
a*値およびb*値は、JIS Z8722に準拠して測定されるものであり、具体的には、例えば、公知の分光光度計を用いて、求めることができる。図2に示される分光光度計100は、5°以上75°以下の範囲内で移動可能な光源101と、正反射方向の反射光を受光可能なように光源の移動と同期して移動する検出器102とを備えている。光源101の移動角度は中間基材フィルム10の法線方向Nを0°としている。光源101から中間基材フィルム10に光を照射し、正反射方向の反射光を検出器102で受光し、この検出器102によって受光された反射光からa*値およびb*値を求めることができる。分光光度計としては、日本分光株式会社製の絶対反射率測定装置VAR−7010や紫外可視近赤外分光光度計V−7100等が挙げられる。光源としては、タングステンハロゲン(WI)ランプ単体、または重水素(D2)ランプとタングステンハロゲン(WI)ランプとの併用が挙げられる。また、この測定においては、入射角が大きくなるに従い、s偏光とp偏光の反射率差が大きくなるため、正確な測定を行うために透過軸が45°傾いた偏光子を用いることが好ましい。
a*値およびb*値のばらつきは、上記分光光度計により、各入射角度におけるa*値およびb*値を求め、その最大値と最小値の差分の絶対値を算出することによって、求めることができる。a*値のばらつきは1.05未満となっていることがより好ましく、またb*値のばらつきは3.0以内となっていることが好ましい。
上記a*値およびb*値を求めたある角度の反射光と、上記a*値およびb*値を求めた他の角度の反射光との色差ΔE*abは、5以下であることが好ましい。「ΔE*ab」は、JIS Z8730に準拠するものである。
<光透過性基材>
光透過性基材11としては、光透過性を有すれば特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン基材、ポリカーボネート基材、ポリアクリレート基材、ポリエステル基材、芳香族ポリエーテルケトン基材、ポリエーテルサルフォン基材、またはポリアミド基材が挙げられる。
光透過性基材11としては、光透過性を有すれば特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン基材、ポリカーボネート基材、ポリアクリレート基材、ポリエステル基材、芳香族ポリエーテルケトン基材、ポリエーテルサルフォン基材、またはポリアミド基材が挙げられる。
ポリオレフィン基材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン基材等の少なくとも1種を構成成分とする基材が挙げられる。環状ポリオレフィン基材としては、例えばノルボルネン骨格を有するものが挙げられる。
ポリカーボネート基材としては、例えば、ビスフェノール類(ビスフェノールA等)をベースとする芳香族ポリカーボネート基材、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート等の脂肪族ポリカーボネート基材等が挙げられる。
ポリアクリレート基材としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル基材、ポリ(メタ)アクリル酸エチル基材、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体基材等が挙げられる。
ポリエステル基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)の少なくとも1種を構成成分とする基材が挙げられる。
芳香族ポリエーテルケトン基材としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)基材等が挙げられる。
光透過性基材11の厚みは、特に限定されないが、5μm以上300μm以下とすることが可能であり、光透過性基材11の厚みの下限はハンドリング性等の観点から25μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましい。光透過性基材11の厚みの上限は薄膜化の観点から250μm以下であることが好ましい。
光透過性基材11の表面には、接着性向上のために、コロナ放電処理、酸化処理等の物理的な処理の他、アンカー剤やプライマーと呼ばれる塗料の塗布を予め行ってもよい。アンカー剤やプライマー剤としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、エチレンと酢酸ビニルまたはアクリル酸などとの共重合体、エチレンとスチレンおよび/またはブタジエンなどとの共重合体、オレフィン樹脂などの熱可塑性樹脂および/またはその変性樹脂、光重合性化合物の重合体、およびエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂等の少なくともいずれかを用いることが可能である。
<ハードコート層>
ハードコート層はJIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験(4.9N荷重)で「H」以上の硬度を有する。鉛筆硬度を「H」以上とすることにより、ハードコート層の硬さを高屈折率層の表面に十分に反映させることができ、耐久性を向上させることができる。なお、ハードコート層12上に形成する高屈折率層13との密着性、靱性およびカールの防止の観点から、ハードコート層12、13の表面の鉛筆硬度の上限は4H程度程とすることが好ましい。タッチパネルセンサは、繰り返し押圧され高度な密着性および靱性が要求されることから、ハードコート層12、13の鉛筆硬度の上限を4Hとすることにより、中間基材フィルム10をタッチパネルセンサに組み込んで使用する場合に顕著な効果を発揮できる。また、低屈折率層付き中間基材フィルム上に導電層を形成した後、導電層を結晶化させるために、導電層が形成された状態で、低屈折率層付き中間基材フィルムを加熱する。この加熱により光透過性基材からオリゴマーが析出し、低屈折率層付き中間基材フィルムのヘイズを上昇させる場合があるが、ハードコート層がオリゴマーの析出を抑制する層として機能させることができるので、ハードコート層12、13を設けることにより、中間基材フィルムまたは低屈折率層付き中間基材フィルムのヘイズの上昇を抑制することができる。
ハードコート層はJIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験(4.9N荷重)で「H」以上の硬度を有する。鉛筆硬度を「H」以上とすることにより、ハードコート層の硬さを高屈折率層の表面に十分に反映させることができ、耐久性を向上させることができる。なお、ハードコート層12上に形成する高屈折率層13との密着性、靱性およびカールの防止の観点から、ハードコート層12、13の表面の鉛筆硬度の上限は4H程度程とすることが好ましい。タッチパネルセンサは、繰り返し押圧され高度な密着性および靱性が要求されることから、ハードコート層12、13の鉛筆硬度の上限を4Hとすることにより、中間基材フィルム10をタッチパネルセンサに組み込んで使用する場合に顕著な効果を発揮できる。また、低屈折率層付き中間基材フィルム上に導電層を形成した後、導電層を結晶化させるために、導電層が形成された状態で、低屈折率層付き中間基材フィルムを加熱する。この加熱により光透過性基材からオリゴマーが析出し、低屈折率層付き中間基材フィルムのヘイズを上昇させる場合があるが、ハードコート層がオリゴマーの析出を抑制する層として機能させることができるので、ハードコート層12、13を設けることにより、中間基材フィルムまたは低屈折率層付き中間基材フィルムのヘイズの上昇を抑制することができる。
ハードコート層12、13は、高屈折率層14より低い屈折率を有する。ハードコート層12、13の屈折率は、1.45以上1.60以下となっていることが好ましい。ハードコート層12、13の屈折率の下限は、1.48以上であることが好ましく、ハードコート層12、13の屈折率の上限は、1.57以下であることが好ましい。ハードコート層13の屈折率は、必ずしもハードコート層12の屈折率と一致している必要はない。
ハードコート層12、13の屈折率は、単独の層を形成した後、アッベ屈折率計(アタゴ社製 NAR−4T)やエリプソメーターによって測定できる。また、中間基材フィルム10となった後に屈折率を測定する方法としては、ハードコート層12、13をそれぞれカッターなどで削り取り、粉状態のサンプルを作製し、JIS K7142(2008)B法(粉体または粒状の透明材料用)に従ったベッケ法(屈折率が既知のカーギル試薬を用い、前記粉状態のサンプルをスライドガラスなどに置き、そのサンプル上に試薬を滴下し、試薬でサンプルを浸漬する。その様子を顕微鏡観察によって観察し、サンプルと試薬の屈折率が異なることによってサンプル輪郭に生じる輝線(ベッケ線)が目視で観察できなくなる試薬の屈折率を、サンプルの屈折率とする方法)を用いることができる。
ハードコート層12、13の膜厚は0.5μm以上となっていることが好ましい。ハードコート層12、13の厚みが0.5μm以上であれば、所望の硬度を得ることができる。ハードコート層12、13の膜厚は、断面顕微鏡観察により測定することができる。ハードコート層12、13の厚みの下限は1.0μm以上であることがより好ましく、上限は7.0μm以下であることがより好ましく、ハードコート層12、13の厚みは1.5μm以上5.0μm以下であることがさらに好ましい。ハードコート層13の膜厚は、必ずしもハードコート層12の膜厚と一致している必要はない。
ハードコート層12、13は、例えば、樹脂から構成することができる。樹脂は、光重合性化合物の重合物(架橋物)を含むものである。樹脂は、光重合性化合物の重合物(架橋物)の他、溶剤乾燥型樹脂や熱硬化性樹脂を含んでいてもよい。光重合性化合物は、光重合性官能基を少なくとも1つ有するものである。本明細書における、「光重合性官能基」とは、光照射により重合反応し得る官能基である。光重合性官能基としては、例えば、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基等のエチレン性二重結合が挙げられる。なお、「(メタ)アクリロイル基」とは、「アクリロイル基」および「メタクリロイル基」の両方を含む意味である。また、光重合性化合物を重合する際に照射される光としては、可視光線、並びに紫外線、X線、電子線、α線、β線、およびγ線のような電離放射線が挙げられる。
光重合性化合物としては、光重合性モノマー、光重合性オリゴマー、または光重合性プレポリマーが挙げられ、これらを適宜調整して、用いることができる。光重合性化合物としては、光重合性モノマーと、光重合性オリゴマーまたは光重合性プレポリマーとの組み合わせが好ましい。
(光重合性モノマー)
光重合性モノマーは、重量平均分子量が1000未満のものである。光重合性モノマーとしては、光重合性官能基を2つ(すなわち、2官能)以上有する多官能モノマーが好ましい。本明細書において、「重量平均分子量」は、テトラヒドロフラン(THF)等の溶媒に溶解して、従来公知のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によるポリスチレン換算により得られる値である。
光重合性モノマーは、重量平均分子量が1000未満のものである。光重合性モノマーとしては、光重合性官能基を2つ(すなわち、2官能)以上有する多官能モノマーが好ましい。本明細書において、「重量平均分子量」は、テトラヒドロフラン(THF)等の溶媒に溶解して、従来公知のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法によるポリスチレン換算により得られる値である。
2官能以上のモノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトールデカ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート、ポリエステルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールジ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、アダマンチルジ(メタ)アクリレート、イソボロニルジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタンジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレートや、これらをPO、EO等で変性したものが挙げられる。
これらの中でも硬度が高いハードコート層を得る観点から、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETTA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)等が好ましい。
(光重合性オリゴマー)
光重合性オリゴマーは、重量平均分子量が1000以上10000未満のものである。光重合性オリゴマーとしては、2官能以上の多官能オリゴマーが好ましい。多官能オリゴマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、 ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合性オリゴマーは、重量平均分子量が1000以上10000未満のものである。光重合性オリゴマーとしては、2官能以上の多官能オリゴマーが好ましい。多官能オリゴマーとしては、ポリエステル(メタ)アクリレート、 ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(光重合性プレポリマー)
光重合性プレポリマーは、重量平均分子量が10000以上のものであり、重量平均分子量としては10000以上80000以下が好ましく、10000以上40000以下がより好ましい。重量平均分子量が80000を超える場合は、粘度が高いため塗工適性が低下してしまい、得られる光学フィルムの外観が悪化するおそれがある。上記多官能ポリマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合性プレポリマーは、重量平均分子量が10000以上のものであり、重量平均分子量としては10000以上80000以下が好ましく、10000以上40000以下がより好ましい。重量平均分子量が80000を超える場合は、粘度が高いため塗工適性が低下してしまい、得られる光学フィルムの外観が悪化するおそれがある。上記多官能ポリマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、イソシアヌレート(メタ)アクリレート、ポリエステル−ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
光重合性化合物を重合(架橋)させる際には、重合開始剤等を用いてもよい。重合開始剤は、光照射により分解されて、ラジカルを発生して光重合性化合物の重合(架橋)を開始または進行させる成分である。
重合開始剤は、光照射によりラジカル重合を開始させる物質を放出することが可能であれば特に限定されない。重合開始剤としては、特に限定されず、公知のものを用いることができ、具体例には、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、チオキサントン類、プロピオフェノン類、ベンジル類、ベンゾイン類、アシルホスフィンオキシド類が挙げられる。また、光増感剤を混合して用いることが好ましく、その具体例としては、例えば、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホスフィン等が挙げられる。
上記重合開始剤としては、上記バインダ樹脂がラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合は、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等を単独又は混合して用いることが好ましい。
溶剤乾燥型樹脂は、熱可塑性樹脂等、塗工時に固形分を調整するために添加した溶剤を乾燥させるだけで、被膜となるような樹脂である。溶剤乾燥型樹脂を添加した場合、防眩層12を形成する際に、塗液の塗布面の被膜欠陥を有効に防止することができる。溶剤乾燥型樹脂としては特に限定されず、一般に、熱可塑性樹脂を使用することができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、ハロゲン含有樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、シリコーン系樹脂及びゴム又はエラストマー等を挙げることができる。
熱可塑性樹脂は、非結晶性で、かつ有機溶媒(特に複数のポリマーや硬化性化合物を溶解可能な共通溶媒)に可溶であることが好ましい。特に、透明性や耐候性という観点から、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース誘導体(セルロースエステル類等)等が好ましい。
熱硬化性樹脂としては、特に限定されず、例えば、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、ケイ素樹脂、ポリシロキサン樹脂等を挙げることができる。
ハードコート層12、13は、上記光重合性化合物を含むハードコート層用組成物を、光透過性基材11の表面に塗布し、乾燥させた後、塗膜状のハードコート層用組成物に紫外線等の光を照射して、光重合性化合物を重合(架橋)させることにより形成することができる。
ハードコート層用組成物には、上記光重合性化合物の他、必要に応じて、溶剤、重合開始剤を添加してもよい。さらに、ハードコート層用組成物には、ハードコート層の硬度を高くする、硬化収縮を抑える、屈折率を制御する等の目的に応じて、従来公知の分散剤、界面活性剤、帯電防止剤、シランカップリング剤、増粘剤、着色防止剤、着色剤(顔料、染料)、消泡剤、レベリング剤、難燃剤、紫外線吸収剤、接着付与剤、重合禁止剤、酸化防止剤、表面改質剤、易滑剤等を添加していてもよい。
ハードコート層用組成物を塗布する方法としては、スピンコート、ディップ法、スプレー法、スライドコート法、バーコート法、ロールコート法、グラビアコート法、ダイコート法等の公知の塗布方法が挙げられる。
ハードコート層用組成物を硬化させる際の光として、紫外線を用いる場合には、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等から発せられる紫外線等が利用できる。また、紫外線の波長としては、190〜380nmの波長域を使用することができる。電子線源の具体例としては、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が挙げられる。
<高屈折率層>
高屈折率層14は、1.55以上1.75以下の屈折率を有することが好ましい。高屈折率層14の屈折率の下限は、1.58以上であることが好ましく、高屈折率層14の屈折率の上限は、1.70以下であることが好ましい。高屈折率層14の屈折率は、ハードコート層12、13の屈折率と同様の方法によって測定することができる。ハードコート層12と高屈折率層14との屈折率差は、色味のばらつきをより抑制する観点から、0.05以上0.20以下であることが好ましい。
高屈折率層14は、1.55以上1.75以下の屈折率を有することが好ましい。高屈折率層14の屈折率の下限は、1.58以上であることが好ましく、高屈折率層14の屈折率の上限は、1.70以下であることが好ましい。高屈折率層14の屈折率は、ハードコート層12、13の屈折率と同様の方法によって測定することができる。ハードコート層12と高屈折率層14との屈折率差は、色味のばらつきをより抑制する観点から、0.05以上0.20以下であることが好ましい。
高屈折率層14の膜厚は、20nm以上100nm以下とすることが好ましい。高屈折率層14の膜厚の下限は、30nm以上であることがより好ましく、高屈折率層14の膜厚の上限は、80nm以下であることがより好ましく、70nm以下であることがさらに好ましい。
高屈折率層14および後述する低屈折率層16は、導電層が設けられている領域と導電層が設けられていない領域との間の光透過率および反射率の差を小さくするためのインデックスマッチング層として機能することができる。
高屈折率層14は、例えば、高屈折率粒子と、バインダ樹脂とから構成することができる。上記高屈折率粒子としては、金属酸化物微粒子が挙げられる。金属酸化物微粒子としては、具体的には、例えば、酸化チタン(TiO2、屈折率:2.3〜2.7)、酸化ニオブ(Nb2O5、屈折率:2.33)、酸化ジルコニウム(ZrO2、屈折率:2.10)、酸化アンチモン(Sb2O5、屈折率:2.04)、酸化スズ(SnO2、屈折率:2.00)、スズドープ酸化インジウム(ITO、屈折率:1.95〜2.00)、酸化セリウム(CeO2、屈折率:1.95)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO、屈折率:1.90〜2.00)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO、屈折率:1.90〜2.00)、アンチモン酸亜鉛(ZnSb2O6、屈折率:1.90〜2.00)、酸化亜鉛(ZnO、屈折率:1.90)、酸化イットリウム(Y2O3、屈折率:1.87)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO、屈折率:1.75〜1.85)、リンドープ酸化スズ(PTO、屈折率:1.75〜1.85)、等が挙げられる。これらの中でも、高屈折率化およびコストの観点から、酸化ジルコニウムが好ましい。
高屈折率層14に含まれるバインダ樹脂は特に制限されることがなく、熱可塑性樹脂を用いることもできるが、表面硬度を高くする観点から、熱硬化性樹脂又は光重合性化合物等の重合物(架橋物)であるものが好ましく、中でも光重合性化合物の重合物であるものがより好ましい。
熱硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、尿素メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂を硬化させる際には、硬化剤を用いてもよい。
光重合性化合物としては、特に限定されないが、光重合性モノマー、オリゴマー、ポリマーを用いることができる。1官能の光重合性モノマーとしては、エチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等が挙げられる。また、2官能以上の光重合性モノマーとしては、例えば、ポリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、これらの化合物をエチレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド等で変性した化合物等が挙げられる。
また、これらの化合物は、芳香族環、フッ素以外のハロゲン原子、硫黄、窒素、リン原子等を導入して、屈折率を高く調整したものであってもよい。さらに、上記化合物のほかに、不飽和二重結合を有する比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂等も使用することができる。光重合性化合物を重合(架橋)させる際には、ハードコート層の欄で説明した重合開始剤を用いてもよい。
高屈折率層14は、例えば、ハードコート層12、13の形成方法と同様の方法によって形成することが可能である。具体的には、まず、ハードコート層12の表面に、少なくとも高屈折率微粒子と光重合性化合物を含む高屈折率層用組成物を塗布する。次いで、塗膜状の高屈折率層用組成物を乾燥させる。その後、塗膜状の高屈折率層用組成物に紫外線等の光を照射して、光重合性化合物を重合(架橋)させることにより高屈折率層14を形成することができる。
従来、中間基材フィルムの高屈折率層等の屈折率や膜厚は、主に、中間基材フィルムの反射率と中間基材フィルム上に積層される導電層の反射率との差(反射率差)を小さくする観点から決定されており、様々な角度から中間基材フィルムを視認したときの色味のばらつきに関しては何ら注目されていなかった。一方で、人の目は、上記反射率差よりも色味の変化を感じ取りやすく、また中間基材フィルムと導電層との反射率差を小さくするために高屈折率層の屈折率を調整すると、色味のばらつきは大きくなってしまう傾向がある。本発明者らが鋭意研究を重ねたところ、中間基材フィルムのb*値を調整すれば、色味のばらつきが抑えられることを見出した。具体的には、中間基材フィルムの表面の法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層の表面側から基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内であれば、観察者が様々な方向から中間基材フィルムを視認した場合であっても、色味がばらついているとは認識されなかったことを実験より見出した。本実施形態によれば、中間基材フィルム10の表面10Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっているので、様々な角度から中間基材フィルム10を視認した場合における色味のばらつきを抑制できる。なお、中間基材フィルムにおいて様々な角度からa*値およびb*値を測定した場合、b*値のばらつきがa*値のばらつきよりも大きくなる傾向があるので、様々な方向から中間基材フィルムを視認した場合における色味のばらつきは、中間基材フィルムのa*値のばらつきよりも中間基材フィルムのb*値のばらつきに影響されると考えられる。
また、本発明者らが鋭意研究を重ねたところ、高屈折率層の屈折率等を適宜調整することによって、上記中間基材フィルムにおけるb*値のばらつきを4.0以内とすることができることを見出した。具体的には、例えば、光透過性基材上に、屈折率が1.55以上1.75以下であり、かつ膜厚が20nm以上100nm以下の高屈折率層を形成することによって、上記基材フィルムにおけるb*値のばらつきを4.0以内とすることができることを見出した。上記屈折率および膜厚を有する高屈折率層を有する中間基材フィルムにおいては、導電層との反射率差が許容範囲内となるものの、従来の基材フィルムよりも導電層との反射率差が大きくなるので、従来のように、基材フィルムと導電層との反射率差を小さくする観点からは、決して採用し得ないものである。したがって、高屈折率層の屈折率および膜厚を上記範囲内にして、b*値を上記範囲内にすることによって奏される上記効果は、従来の基材フィルムの技術水準に照らして、予測され得る範囲を超えた顕著な効果であると言える。
また、中間基材フィルム10の表面10Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっている場合には、様々な角度から中間基材フィルム10を視認した場合における色味のばらつきをより抑制できる。
<<低屈折率層付き基材フィルム>>
図3に示されるように、中間基材フィルム10は、例えば、中間基材フィルム10における高屈折率層14上に低屈折率層16を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)15の状態で使用することができる。
図3に示されるように、中間基材フィルム10は、例えば、中間基材フィルム10における高屈折率層14上に低屈折率層16を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)15の状態で使用することができる。
<低屈折率層>
低屈折率層16は、高屈折率層14の屈折率よりも低い屈折率を有する層である。低屈折率層16は、高屈折率層14の屈折率よりも低い屈折率を有すればよく、必ずしもハードコート層12の屈折率よりも低い屈折率を有さなくともよい。具体的には、低屈折率層16の屈折率は、1.35以上1.55以下となっていることが好ましい。低屈折率層16の屈折率の下限は、1.40以上であることが好ましく、低屈折率層16の屈折率の上限は、1.51以下であることが好ましい。低屈折率層16の屈折率は、上記ハードコート層12の屈折率と同様の方法によって測定することができる。高屈折率層14と低屈折率層16との屈折率差は、色味のばらつきをより抑制する観点から、0.10以上0.30以下であることが好ましい。
低屈折率層16は、高屈折率層14の屈折率よりも低い屈折率を有する層である。低屈折率層16は、高屈折率層14の屈折率よりも低い屈折率を有すればよく、必ずしもハードコート層12の屈折率よりも低い屈折率を有さなくともよい。具体的には、低屈折率層16の屈折率は、1.35以上1.55以下となっていることが好ましい。低屈折率層16の屈折率の下限は、1.40以上であることが好ましく、低屈折率層16の屈折率の上限は、1.51以下であることが好ましい。低屈折率層16の屈折率は、上記ハードコート層12の屈折率と同様の方法によって測定することができる。高屈折率層14と低屈折率層16との屈折率差は、色味のばらつきをより抑制する観点から、0.10以上0.30以下であることが好ましい。
低屈折率層16の膜厚は、3nm以上100nm以下となっていることが好ましい。低屈折率層16の膜厚の下限は、5nm以上であることがより好ましく、10nm以上であることがさらに好ましい。低屈折率層16の膜厚の上限は、80nm以下であることがより好ましく、60nm以下であることがさらに好ましく、45nm以下であることが最も好ましい。
低屈折率層16としては、高屈折率層14の屈折率よりも低い屈折率を有するものであれば、特に限定されないが、低屈折率層16は、例えば、低屈折率粒子と、バインダ樹脂とから、または低屈折率樹脂から構成することができる。
低屈折率粒子としては、例えば、シリカ、またはフッ化マグネシウムからなる中実または中空粒子等が挙げられる。これらの中でも、中空シリカ粒子が好ましく、このような中空シリカ粒子は、例えば、特開2005−099778号公報の実施例に記載の製造方法にて作製できる。
低屈折率微粒子としては、シリカ表面に反応性官能基を有する反応性シリカ微粒子を用いることが好ましい。反応性官能基としては、光重合性官能基が好ましい。このような反応性シリカ微粒子は、シランカップリング剤等によってシリカ微粒子を表面処理することによって作成することができる。シリカ微粒子の表面をシランカップリング剤で処理する方法としては、シリカ微粒子にシランカップリング剤をスプレーする乾式法や、シリカ微粒子を溶剤に分散させてからシランカップリング剤を加えて反応させる湿式法等が挙げられる。
低屈折率層16を構成するバインダ樹脂としては、高屈折率層14を構成するバインダ樹脂と同様のものが挙げられる。ただし、バインダ樹脂に、フッ素原子を導入した樹脂や、オルガノポリシロキサン等の屈折率の低い材料を混合してもよい。
低屈折率樹脂としては、フッ素原子を導入した樹脂や、オルガノポリシロキサン等の屈折率の低い樹脂が挙げられる。
低屈折率層16は、例えば、ハードコート層12、13の形成方法と同様の方法によって形成することが可能である。具体的には、まず、高屈折率層14の表面に、少なくとも低屈折率微粒子と光重合性化合物を含む低屈折率層用組成物を塗布する。次いで、塗膜状の低屈折率層用組成物を乾燥させる。その後、塗膜状の低屈折率層用組成物に紫外線等の光を照射して、光重合性化合物を重合(架橋)させることにより低屈折率層16を形成することができる。
本実施形態においては、上述したように、様々な角度から中間基材フィルム10を視認した場合における色味のばらつきを抑制しているので、中間基材フィルム10上に低屈折率層16を積層した低屈折率層付き中間基材フィルム15の状態であっても、様々な角度から低屈折率層付き中間基材フィルム15を視認した場合における色味のばらつきを抑制できる。
<<タッチパネルセンサ>>
中間基材フィルム10および低屈折率層付き中間基材フィルム15は、例えば、タッチパネルセンサに組み込んで使用することができる。
中間基材フィルム10および低屈折率層付き中間基材フィルム15は、例えば、タッチパネルセンサに組み込んで使用することができる。
図4に示されるタッチパネルセンサ20は、導電性フィルム21と、導電性フィルム22を積層した構造を有している。導電性フィルム21は、低屈折率層付き中間基材フィルム15と、低屈折率層付き中間基材フィルム15に支持され、パターニングされた導電層23とを備えている。導電性フィルム22は、低屈折率層付き中間基材フィルム15と、低屈折率層付き中間基材フィルム15に支持され、パターニングされた導電層24とを備えている。導電性フィルム21と導電性フィルム22の間には透明粘着層25が介在しており、導電性フィルム21と導電性フィルム22は透明粘着層25によって貼り付けられている。導電性フィルム21上にも透明粘着層26が設けられている。
<導電層>
導電層は、低屈折率層付き中間基材フィルム上に設けられ、かつパターニングされている。本実施形態では、導電層23は、導電性フィルム21における低屈折率層付き中間基材フィルム15の一方の面上に形成されており、導電層24は、導電性フィルム22における低屈折率層付き中間基材フィルム15の一方の面上に形成されている。なお、図4は、図5のI−I線に沿った断面図である。
導電層は、低屈折率層付き中間基材フィルム上に設けられ、かつパターニングされている。本実施形態では、導電層23は、導電性フィルム21における低屈折率層付き中間基材フィルム15の一方の面上に形成されており、導電層24は、導電性フィルム22における低屈折率層付き中間基材フィルム15の一方の面上に形成されている。なお、図4は、図5のI−I線に沿った断面図である。
導電層23は、導電性フィルム21を構成する低屈折率層付き中間基材フィルム15よりも観察者側に配置されており、導電層24は、導電性フィルム22を構成する低屈折率層付き中間基材フィルム15よりも観察者側に配置されている。すなわち、導電層24は、導電性フィルム21を構成する低屈折率層付き中間基材フィルム15と導電性フィルム22を構成する低屈折率層付き中間基材フィルム15との間に配置されている。
導電層23、24の屈折率は、1.85以上2.30以下であることが好ましい。導電層23の屈折率の下限は、1.90以上であることが好ましく、導電層23、24の屈折率の上限は、2.20以下であることが好ましい。導電層23の屈折率は、上記ハードコート層12の屈折率と同様の方法によって測定することができる。
導電層23、24の膜厚は、15nm以上50nm以下とすることが好ましい。導電層23の膜厚の下限は、20nm以上であることがより好ましく、導電層23、24の膜厚の上限は、45nm以下であることがより好ましい。
図5に示されるように導電層23、24は、それぞれ、センサ部23A、24Aと、センサ部に連結した端子部(図示せず)とを備えている。センサ部23A、24Aは、タッチ位置を検出され得る領域である矩形状のアクティブエリア内に設けられており、端子部は、アクティブエリアに隣接し、アクティブエリアを四方から周状に取り囲む領域である非アクティブエリア内に設けられている。
センサ部23Aは、センサ部24Aとは異なる所定のパターンで配置されている。具体的には、センサ部23Aは、導電性フィルム21における低屈折率層付き中間基材フィルム15のフィルム面に沿った一方向に並べて配列された線状導電体として構成されており、センサ部16Aは、前記一方向と交差し、かつ導電性フィルム22における低屈折率層付き中間基材フィルム15のフィルム面に沿った他方向に並べて配列された線状導電体として構成されている。本実施形態においては、図5に示されるようにタッチパネルセンサ20を上から平面視したとき、センサ部23Aの配列方向である一方向と、センサ部24Aの配列方向である他方向とは、直交している。
センサ部23Aをなす線状導電体の各々は、その配列方向(前記一方向)と交差する方向において線状に延びている。同様に、センサ部24Aをなす線状導電体の各々は、その配列方向(前記他方向)と交差する方向に線状に延びている。図5においては、センサ部23Aは、その配列方向(前記一方向)と直交する方向(前記他方向)に沿って直線状に延びており、センサ部24Aは、その配列方向(前記他方向)と直交する方向(前記一方向)に沿って直線状に延びている。
センサ部23Aは、直線状に延びるライン部23Bと、ライン部23Bから膨出した膨出部23Cとを有している。図5においては、ライン部23Bは、センサ部23Aの配列方向と交差する方向に沿って直線状に延びている。膨出部23Cは導電性フィルム21における低屈折率層付き中間基材フィルム15のフィルム面に沿ってライン部23Bから膨らみ出ている部分である。したがって、各センサ部23Bの幅は、膨出部23Cが設けられている部分においては太くなっている。本実施形態においては、膨出部23Cは平面視略正方形状の外輪郭を有している。なお、膨出部23Cは平面視略正方形状に限らず、菱形状、またはストライプ状であってもよい。
センサ部24Aも、センサ部23Aと同様に構成されている。すなわち、センサ部24Aは、直線状に延びるライン部24Bと、ライン部24Bから膨出した膨出部24Cとを有している。図5においては、ライン部24Bは、センサ部24Aの配列方向と交差する方向に沿って直線状に延びている。膨出部24Cは導電性フィルム22における低屈折率層付き中間基材フィルム15のフィルム面に沿ってライン部24Bから膨らみ出ている部分である。したがって、各センサ部24Bの幅は、膨出部24Cが設けられている部分においては太くなっている。本実施形態においては、膨出部24Cは平面視略正方形状の外輪郭を有している。なお、膨出部24Cは平面視略正方形状に限らず、菱形状、またはストライプ状であってもよい。
なお、図5に示されるように、タッチパネルセンサ20の法線方向から観察した場合(すなわち、平面視において)、センサ部23Aは、多数のセンサ部24Aと交差している。そして、図5に示されるように、センサ部23Aの膨出部23Bは、センサ部23A上において、隣り合う二つのセンサ部24Aとの交差点の間に配置されている。同様に、タッチパネルセンサ20の法線方向から観察した場合、センサ部24Aは、多数のセンサ部23Aと交差している。そして、センサ部24Aの膨出部24Cも、センサ部24A上において、隣り合う二つのセンサ部23Aとの交差点の間に配置されている。さらに、本実施形態においては、センサ部23Aの膨出部23Cと、センサ部24Aの膨出部24Cとは、タッチパネルセンサ20の法線方向から観察した場合に重ならないように配置されている。つまり、タッチパネルセンサ20の法線方向から観察した場合、センサ部23Aとセンサ部24Aとは、ライン部23B、24Bのみにおいて交わっている。
導電層23、24(センサ部23A、24Aおよび端子部)は、例えば、無機系の透明導電層用材料、有機系の透明導電層用材料、または無機系の透明導電層用材料と有機系の透明導電層用材料との混合材料を含む層である。無機系の透明導電層用材料としては、スズドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、酸化亜鉛、酸化インジウム(In2O3)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、酸化スズ、酸化亜鉛−酸化スズ系、酸化インジウム−酸化スズ系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物やカーボンナノチューブ等が挙げられる。これらの中でも透明導電層における透明性と低抵抗の観点から、無機系の透明導電層用材料としてはスズドープ酸化インジウム(ITO)が好ましい。有機系の透明導電層用材料としては、導電性ポリマー等が挙げられる。
導電層の形成方法は、特には限定されず、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、CVD法、塗工法、印刷法などを用いることができる。導電層をパターニングする方法としては、例えばフォトリソグラフィー法が挙げられる。
<透明粘着層>
透明粘着層25、26としては、公知の感圧接着層や粘着シートが挙げられる。
透明粘着層25、26としては、公知の感圧接着層や粘着シートが挙げられる。
<<他のタッチパネルセンサ>>
中間基材フィルム10および低屈折率層付き中間基材フィルム15は、他の態様のタッチパネルセンサに組み込まれてもよい。図6に示されるタッチパネルセンサ30は、導電性フィルム22と、ガラス板31と、ガラス板31の一方の面に形成された導電層32と、導電性フィルム22と導電層32とを固定する透明粘着層33を備えている。導電層32は導電層23と同様のものであるので、説明を省略するものとする。
中間基材フィルム10および低屈折率層付き中間基材フィルム15は、他の態様のタッチパネルセンサに組み込まれてもよい。図6に示されるタッチパネルセンサ30は、導電性フィルム22と、ガラス板31と、ガラス板31の一方の面に形成された導電層32と、導電性フィルム22と導電層32とを固定する透明粘着層33を備えている。導電層32は導電層23と同様のものであるので、説明を省略するものとする。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態に係る中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図7は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図8は本実施形態に係る低屈折率層付き中間基材フィルムの概略構成図であり、図9は本実施形態に係るタッチパネルセンサの概略構成図である。なお、本実施形態において、第1の実施形態で説明した部材と同じ符号が付してある部材は、第1の実施形態で説明した部材と同じ部材であることを意味するものであり、また第1の実施形態と重複する内容については特記しない限り省略するものとする。
以下、本発明の第2の実施形態に係る中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図7は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図8は本実施形態に係る低屈折率層付き中間基材フィルムの概略構成図であり、図9は本実施形態に係るタッチパネルセンサの概略構成図である。なお、本実施形態において、第1の実施形態で説明した部材と同じ符号が付してある部材は、第1の実施形態で説明した部材と同じ部材であることを意味するものであり、また第1の実施形態と重複する内容については特記しない限り省略するものとする。
<<中間基材フィルム>>
図7に示される中間基材フィルム40は、光透過性基材11と、光透過性基材11の両面に積層されたハードコート層12、13と、ハードコート層12、13上に形成された高屈折率層14、41とを備えている。すなわち、中間基材フィルム40は、中間基材フィルム10のハードコート層13上に高屈折率層41を積層したものである。中間基材フィルム40は、ハードコート層12、13を備えているが、ハードコート層12および/またはハードコート層13を備えていなくてもよい。高屈折率層14の表面14Aは、中間基材フィルム40の表面40Aをなしている。高屈折率層41は、高屈折率層14と同様であるので、説明を省略するものとする。
図7に示される中間基材フィルム40は、光透過性基材11と、光透過性基材11の両面に積層されたハードコート層12、13と、ハードコート層12、13上に形成された高屈折率層14、41とを備えている。すなわち、中間基材フィルム40は、中間基材フィルム10のハードコート層13上に高屈折率層41を積層したものである。中間基材フィルム40は、ハードコート層12、13を備えているが、ハードコート層12および/またはハードコート層13を備えていなくてもよい。高屈折率層14の表面14Aは、中間基材フィルム40の表面40Aをなしている。高屈折率層41は、高屈折率層14と同様であるので、説明を省略するものとする。
中間基材フィルム40においては、中間基材フィルム40の表面40Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム40に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっている。また、中間基材フィルム40においては、中間基材フィルム40の表面10Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム40に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっていることが好ましい。a*値のばらつきは1.05未満となっていることがより好ましく、またb*値のばらつきは3.0以内となっていることが好ましい。
本実施形態によれば、中間基材フィルム40の表面40Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム40に光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっているので、第1の実施形態で説明した理由と同様の理由から、様々な角度から中間基材フィルム40を視認した場合における色味のばらつきを抑制できる。
また、中間基材フィルム40の表面40Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層14の表面14A側から中間基材フィルム10に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっている場合には、様々な角度から中間基材フィルム40を視認した場合における色味のばらつきをより抑制できる。
<<低屈折率層付き基材フィルム>>
図8に示されるように、中間基材フィルム40は、例えば、中間基材フィルム40における高屈折率層14、41上に低屈折率層16、46を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)45の状態で使用することができる。低屈折率層46は、低屈折率層16と同様であるので、説明を省略するものとする。
図8に示されるように、中間基材フィルム40は、例えば、中間基材フィルム40における高屈折率層14、41上に低屈折率層16、46を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)45の状態で使用することができる。低屈折率層46は、低屈折率層16と同様であるので、説明を省略するものとする。
<<タッチパネルセンサ>>
中間基材フィルム40および低屈折率層付き中間基材フィルム45は、例えば、タッチパネルセンサに組み込んで使用することができる。
中間基材フィルム40および低屈折率層付き中間基材フィルム45は、例えば、タッチパネルセンサに組み込んで使用することができる。
図9に示されるタッチパネルセンサ50は、1枚の導電性フィルム51と、導電性フィルムの両面に設けられた透明粘着層52、53とを備えている。導電性フィルム51は、低屈折率層付き中間基材フィルム45と、低屈折率層付き中間基材フィルム45の両面に積層された導電層54、55とを備えている。導電層54は低屈折率層付き中間基材フィルム45の低屈折率層16上に積層されており、導電層55は中間基材フィルム45の低屈折率層46上に積層されている。導電層54は導電層23と同様のものであり、また導電層55は導電層24と同様であるので、説明を省略する。
導電層54、55は、低屈折率層付き中間基材フィルム45の両面に形成されているので、導電層54、55のパターニングを一度に行うことができる。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態に係る中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図10は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図11は本実施形態に係る他の中間基材フィルムの概略構成図である。
以下、本発明の第3の実施形態に係る中間基材フィルムおよびタッチパネルセンサについて、図面を参照しながら説明する。図10は本実施形態に係る中間基材フィルムの概略構成図であり、図11は本実施形態に係る他の中間基材フィルムの概略構成図である。
<<中間基材フィルム>>
図10に示される中間基材フィルム60は、光透過性基材11と、光透過性基材11の一方の面上に積層された高屈折率層61と、光透過性基材11の他方の面上に積層されたハードコート層13とを備えている。中間基材フィルム60においては、光透過性基材11と高屈折率層61との間にハードコート層は設けられていない。中間基材フィルム60は、ハードコート層13を備えているが、ハードコート層13を備えていなくてもよい。高屈折率層61の表面61Aは、中間基材フィルム60の表面60Aをなしている。
図10に示される中間基材フィルム60は、光透過性基材11と、光透過性基材11の一方の面上に積層された高屈折率層61と、光透過性基材11の他方の面上に積層されたハードコート層13とを備えている。中間基材フィルム60においては、光透過性基材11と高屈折率層61との間にハードコート層は設けられていない。中間基材フィルム60は、ハードコート層13を備えているが、ハードコート層13を備えていなくてもよい。高屈折率層61の表面61Aは、中間基材フィルム60の表面60Aをなしている。
図11に示される中間基材フィルム70は、光透過性基材11と、光透過性基材11の一方の面上に積層された高屈折率層61と、光透過性基材11の他方の面上に積層された高屈折率層71とを備えている。中間基材フィルム60においては、光透過性基材11と高屈折率層61、71との間にハードコート層は設けられていない。高屈折率層61の表面61Aは、中間基材フィルム70の表面70Aをなしている。
高屈折率層61、71は、膜厚以外、上記第1の実施形態で説明した高屈折率層14の屈折率と同様となっている。高屈折率層61、71の膜厚は、0.5μm以上10μm以下となっている。高屈折率層61、71の膜厚を0.5μm以上とすることによって、光透過性基材11と高屈折率層61、71との間にハードコート層を設けなくとも、中間基材フィルム10、40と同様の硬度を得ることができる。また、高屈折率層61、71の膜厚を10μm以下とすることによって、ロールツーロールでの中間基材フィルムの生産時に発生する高屈折率層の割れを抑制できる。
高屈折率層61、71の膜厚の下限は、1.0μm以上であることがより好ましく、高屈折率層61、71の膜厚の上限は、5.0μm以下であることがより好ましい。
中間基材フィルム60においては、中間基材フィルム60の表面60Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム60に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっている。また、中間基材フィルム60においては、中間基材フィルム60の表面60Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム60に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっていることが好ましい。
中間基材フィルム70においては、中間基材フィルム70の表面70Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム70に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっている。また、中間基材フィルム70においては、中間基材フィルム70の表面70Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム70に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっていることが好ましい。
中間基材フィルム60、70におけるa*値のばらつきは1.05未満となっていることが好ましく、またb*値のばらつきは3.0以内となっていることが好ましい。
本実施形態によれば、中間基材フィルム60、70の表面60A、70Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム60、70に光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内となっているので、第1の実施形態で説明した理由と同様の理由から、様々な角度から中間基材フィルム60、70を視認した場合における色味のばらつきを抑制できる。
また、中間基材フィルム60、70の表面60A、70Aの法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら高屈折率層61の表面61A側から中間基材フィルム60、70に光(可視光)を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内となっている場合には、様々な角度から中間基材フィルム60、70を視認した場合における色味のばらつきをより抑制できる。
<<低屈折率層付き中間基材フィルム>>
中間基材フィルム10、40と同様に、中間基材フィルム60、70も、それぞれ、中間基材フィルム60、70における高屈折率層61、71上に低屈折率層を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)の状態で使用することができる。
中間基材フィルム10、40と同様に、中間基材フィルム60、70も、それぞれ、中間基材フィルム60、70における高屈折率層61、71上に低屈折率層を積層した低屈折率層付き基材フィルム(積層フィルム)の状態で使用することができる。
<<タッチパネルセンサ>>
中間基材フィルム60、70を、図4、図6および図9に示されるタッチパネルセンサと同様の構造のタッチパネルセンサに組み込むことができる。
中間基材フィルム60、70を、図4、図6および図9に示されるタッチパネルセンサと同様の構造のタッチパネルセンサに組み込むことができる。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。
<ハードコート層用組成物の調製>
まず、下記に示す組成となるように各成分を配合して、ハードコート層用組成物を得た。
(ハードコート層用組成物)
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA):30質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):1.5質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.05質量部
・メチルイソブチルケトン:70質量部
まず、下記に示す組成となるように各成分を配合して、ハードコート層用組成物を得た。
(ハードコート層用組成物)
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA):30質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):1.5質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.05質量部
・メチルイソブチルケトン:70質量部
<高屈折率層用組成物の調製>
下記に示す組成となるように各成分を配合して、高屈折率層用組成物を得た。
(高屈折率層用組成物1)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):51.0質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):19.4質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1129.6質量部
下記に示す組成となるように各成分を配合して、高屈折率層用組成物を得た。
(高屈折率層用組成物1)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):51.0質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):19.4質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1129.6質量部
(高屈折率層用組成物2)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):70.9質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):13.0質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1116.1質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):70.9質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):13.0質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1116.1質量部
(高屈折率層用組成物3)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):44.3質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):21.6質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1134.1質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):44.3質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):21.6質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1134.1質量部
(高屈折率層用組成物4)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):84.2質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):8.6質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1107.2質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):84.2質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):8.6質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1107.2質量部
(高屈折率層用組成物5)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):15.8質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):62.0質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):200質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):15.8質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):62.0質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):200質量部
(高屈折率層用組成物6)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):93.0質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):5.8質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1101.2質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):93.0質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):5.8質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1101.2質量部
(高屈折率層用組成物7)
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):37.7質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):23.8質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1138.6質量部
・高屈折率微粒子分散液(ZrO2微粒子のメチルエチルケトン分散液(固形分:32.5質量%)、製品名「MZ−230X」、住友大阪セメント社製):37.7質量部
・ペンタエリスリトールトリアクリレート(製品名「KAYARAD PET−30」、日本化薬社製):23.8質量部
・重合開始剤(製品名「イルガキュア184」、BASFジャパン社製):0.6質量部
・シリコーン系レベリング剤(製品名「セイカビーム10−28」、大日精化工業社製、固形分10%):0.03質量部
・メチルイソブチルケトン(MIBK):1138.6質量部
<実施例1>
光透過性基材として、厚さが125μmのポリエチレンテレフタレート基材(製品名「コスモシャイン」、東洋紡績社製)を準備し、ポリエチレンテレフタレート基材の片面に、高屈折率層用組成物1を塗布し、塗膜を形成した。そして、形成した塗膜を、40℃で1分間乾燥させた後、窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて、積算光量100mJ/cm2で紫外線照射を行って硬化させて、屈折率が1.60および膜厚が80nmの高屈折率層を形成し、実施例1に係る中間基材フィルムを作製した。
光透過性基材として、厚さが125μmのポリエチレンテレフタレート基材(製品名「コスモシャイン」、東洋紡績社製)を準備し、ポリエチレンテレフタレート基材の片面に、高屈折率層用組成物1を塗布し、塗膜を形成した。そして、形成した塗膜を、40℃で1分間乾燥させた後、窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて、積算光量100mJ/cm2で紫外線照射を行って硬化させて、屈折率が1.60および膜厚が80nmの高屈折率層を形成し、実施例1に係る中間基材フィルムを作製した。
<実施例2>
実施例2においては、高屈折率層の膜厚を60nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
実施例2においては、高屈折率層の膜厚を60nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
<実施例3>
実施例3においては、高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
実施例3においては、高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
<実施例4>
光透過性基材として厚さが125μmのポリエチレンテレフタレート基材(製品名「コスモシャイン」、東洋紡績社製)を準備し、ポリエチレンテレフタレート基材の片面に、ハードコート層用組成物を塗布し、塗膜を形成した。次いで、形成した塗膜に対して、0.2m/sの流速で50℃の乾燥空気を15秒間流通させた後、さらに10m/sの流速で70℃の乾燥空気を30秒間流通させて乾燥させることにより塗膜中の溶剤を蒸発させ、紫外線を窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて積算光量が100mJ/cm2になるように照射して塗膜を硬化させることにより、屈折率が1.52および膜厚が2.0μmのハードコート層を形成した。次いで、ハードコート層上に、高屈折率層用組成物1を塗布し、塗膜を形成した。そして、形成した塗膜を、40℃で1分間乾燥させた後、窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて、積算光量100mJ/cm2で紫外線照射を行って硬化させて、屈折率が1.60および膜厚が60nmの高屈折率層を形成し、実施例4に係る中間基材フィルムを作製した。
光透過性基材として厚さが125μmのポリエチレンテレフタレート基材(製品名「コスモシャイン」、東洋紡績社製)を準備し、ポリエチレンテレフタレート基材の片面に、ハードコート層用組成物を塗布し、塗膜を形成した。次いで、形成した塗膜に対して、0.2m/sの流速で50℃の乾燥空気を15秒間流通させた後、さらに10m/sの流速で70℃の乾燥空気を30秒間流通させて乾燥させることにより塗膜中の溶剤を蒸発させ、紫外線を窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて積算光量が100mJ/cm2になるように照射して塗膜を硬化させることにより、屈折率が1.52および膜厚が2.0μmのハードコート層を形成した。次いで、ハードコート層上に、高屈折率層用組成物1を塗布し、塗膜を形成した。そして、形成した塗膜を、40℃で1分間乾燥させた後、窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて、積算光量100mJ/cm2で紫外線照射を行って硬化させて、屈折率が1.60および膜厚が60nmの高屈折率層を形成し、実施例4に係る中間基材フィルムを作製した。
<実施例5>
実施例5においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例2に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.67であった。
実施例5においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例2に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.67であった。
<実施例6>
実施例6においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
実施例6においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
<実施例7>
実施例7においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例4と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
実施例7においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物2を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例4と同様にして、中間基材フィルムを作製した。
<実施例8>
実施例8においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物3を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例8に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.57であった。
実施例8においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物3を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例8に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.57であった。
<実施例9>
実施例9においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物4を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例9に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.73であった。
実施例9においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物4を用い、かつ高屈折率層の膜厚を50nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例9に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.73であった。
<実施例10>
実施例10においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物5を用い、かつ高屈折率層の膜厚を1200nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例10に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.63であった。
実施例10においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物5を用い、かつ高屈折率層の膜厚を1200nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。実施例10に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.63であった。
<比較例1>
比較例1においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物6を用い、かつ高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。比較例1に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.77であった。
比較例1においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物6を用い、かつ高屈折率層の膜厚を30nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。比較例1に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.77であった。
<比較例2>
比較例2においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物7を用い、かつ高屈折率層の膜厚を120nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。比較例2に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.54であった。
比較例2においては、高屈折率層用組成物1の代わりに高屈折率層用組成物7を用い、かつ高屈折率層の膜厚を120nmとした以外は、実施例1と同様にして、中間基材フィルムを作製した。比較例2に係る中間基材フィルムの高屈折率層の屈折率は1.54であった。
<a*およびb*のばらつき>
実施例および比較例で得られた各中間基材フィルムにおいて、以下のようにして、a*およびb*のばらつきを求めた。具体的には、日本分光株式会社製のVAR−7010を用いて、5°〜75°の範囲内で入射角度を5°毎変えながら高屈折率層の表面側から各中間基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からa*値およびb*値を得た。測定条件は以下の通りとした。光源として、重水素(D2)ランプとタングステンハロゲン(WI)ランプを用い、また透過軸が45°傾いた偏光子を用い、測定範囲を380nm〜780nmとし、データ取込間隔を1nmとし、入射角度と検出器の位置を同期させ、正反射光を取り込むように測定を行った。そして、得られた各入射角度におけるa*値およびb*値から、その最大値と最小値の差分の絶対値を算出して、a*値のばらつきおよびb*値のばらつきを求めた。
実施例および比較例で得られた各中間基材フィルムにおいて、以下のようにして、a*およびb*のばらつきを求めた。具体的には、日本分光株式会社製のVAR−7010を用いて、5°〜75°の範囲内で入射角度を5°毎変えながら高屈折率層の表面側から各中間基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からa*値およびb*値を得た。測定条件は以下の通りとした。光源として、重水素(D2)ランプとタングステンハロゲン(WI)ランプを用い、また透過軸が45°傾いた偏光子を用い、測定範囲を380nm〜780nmとし、データ取込間隔を1nmとし、入射角度と検出器の位置を同期させ、正反射光を取り込むように測定を行った。そして、得られた各入射角度におけるa*値およびb*値から、その最大値と最小値の差分の絶対値を算出して、a*値のばらつきおよびb*値のばらつきを求めた。
<色味のばらつき>
実施例および比較例で得られた各中間基材フィルムを様々な方向から視認したときに各中間基材フィルムの色味がばらつきているか否か評価した。評価基準は以下の通りであった。
○:色味のばらつきが確認できなかった。
×:色味のばらつきが確認できた。
実施例および比較例で得られた各中間基材フィルムを様々な方向から視認したときに各中間基材フィルムの色味がばらつきているか否か評価した。評価基準は以下の通りであった。
○:色味のばらつきが確認できなかった。
×:色味のばらつきが確認できた。
表4に示されるように、比較例1および2の中間基材フィルムは、b*値のばらつきが4.0以内であるという要件を満たしていないので、色味のばらつきを抑制できなかった。
これに対し、表4に示されるように実施例1〜10の中間基材フィルムは、b*値のばらつきが4.0以内であるという要件を満たしているので、色味の変化を抑制できた。なお、表4に示されるように実施例1〜10の中間基材フィルムにおいては、a*のばらつきは1.5以内であった。
10、40、60、70…中間基材フィルム
10A、40A、60A、70A…表面
11…光透過性基材
12、13…ハードコート層
14、61、71…高屈折率層
20、30、50…タッチパネルセンサ
23、24、32、54、55…導電層
10A、40A、60A、70A…表面
11…光透過性基材
12、13…ハードコート層
14、61、71…高屈折率層
20、30、50…タッチパネルセンサ
23、24、32、54、55…導電層
Claims (8)
- 静電容量方式のタッチパネルに用いられ、パターニングされた導電層を支持するための中間基材フィルムであって、
光透過性基材と、
前記光透過性基材の片面上または両面上に積層された高屈折率層とを備え、
前記高屈折率層の表面が中間基材フィルムの表面をなし、
前記中間基材フィルムの表面の法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら前記高屈折率層の表面側から前記中間基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のb*値を求めたとき、b*値のばらつきが4.0以内である、中間基材フィルム。 - 前記中間基材フィルムの表面の法線方向を0°とし、5°以上75°以下の範囲内で入射角度を5度毎変えながら前記高屈折率層の表面側から前記中間基材フィルムに光を照射し、それぞれの正反射方向への反射光からL*a*b*表色系のa*値を求めたとき、a*値のばらつきが1.5以内である、請求項1に記載の中間基材フィルム。
- 前記高屈折率層が1.55以上1.75以下の屈折率を有する、請求項1に記載の中間基材フィルム。
- 前記高屈折率層が20nm以上100nm以下の膜厚を有する、請求項3に記載の中間基材フィルム。
- 前記光透過性基材と前記高屈折率層との間に設けられたハードコート層をさらに備える、請求項1に記載の中間基材フィルム。
- 前記高屈折率層が0.5μm以上10μm以下の膜厚を有する、請求項3に記載の中間基材フィルム。
- 請求項1に記載の中間基材フィルムと、
前記中間基材フィルムの前記高屈折率層上に積層され、かつ前記高屈折率層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層とを備える、低屈折率層付き中間基材フィルム。 - 請求項7に記載の低屈折率層付き中間基材フィルムと、
前記低屈折率層付き中間基材フィルムの前記低屈折率層上に積層され、かつパターニングされた導電層とを備える、タッチパネルセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055411A JP5637327B1 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014055411A JP5637327B1 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5637327B1 true JP5637327B1 (ja) | 2014-12-10 |
JP2015178177A JP2015178177A (ja) | 2015-10-08 |
Family
ID=52145625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014055411A Active JP5637327B1 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5637327B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015166724A1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | 日東電工株式会社 | 透明導電性フィルム |
WO2016152691A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
JP2019117414A (ja) * | 2015-03-20 | 2019-07-18 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
JP2019144577A (ja) * | 2015-03-20 | 2019-08-29 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004291499A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 高透過率導電性フィルム、その製造方法、タッチパネルおよびタッチパネル付き表示装置 |
JP2009070816A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-04-02 | Fujifilm Corp | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置 |
JP5447728B1 (ja) * | 2013-10-28 | 2014-03-19 | 大日本印刷株式会社 | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
JP5494884B1 (ja) * | 2013-12-19 | 2014-05-21 | 大日本印刷株式会社 | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
-
2014
- 2014-03-18 JP JP2014055411A patent/JP5637327B1/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004291499A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 高透過率導電性フィルム、その製造方法、タッチパネルおよびタッチパネル付き表示装置 |
JP2009070816A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-04-02 | Fujifilm Corp | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置 |
JP5447728B1 (ja) * | 2013-10-28 | 2014-03-19 | 大日本印刷株式会社 | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
JP5494884B1 (ja) * | 2013-12-19 | 2014-05-21 | 大日本印刷株式会社 | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015166724A1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | 日東電工株式会社 | 透明導電性フィルム |
US10186346B2 (en) | 2014-04-30 | 2019-01-22 | Nitto Denko Corporation | Transparent conductive film |
WO2016152691A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
JP2019117414A (ja) * | 2015-03-20 | 2019-07-18 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
JP2019144577A (ja) * | 2015-03-20 | 2019-08-29 | 大日本印刷株式会社 | 反射防止フィルム、該反射防止フィルムを用いた表示装置、及び反射防止フィルムの選択方法 |
US10670776B2 (en) | 2015-03-20 | 2020-06-02 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Antireflection film, display device in which said antireflection film is used, and method for selecting antireflection film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015178177A (ja) | 2015-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5447728B1 (ja) | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP5549966B1 (ja) | 導電性フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
US9151875B2 (en) | Optical film and touch panel | |
JP5574253B1 (ja) | 積層体、およびタッチパネルセンサ | |
JP6213804B2 (ja) | 光学フィルム用基材、光学フィルム、偏光板、液晶パネルおよび画像表示装置 | |
JP5637327B1 (ja) | 中間基材フィルム、低屈折率層付き中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP5549967B1 (ja) | 導電性フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP6526380B2 (ja) | タッチパネル付き表示装置 | |
JP5494884B1 (ja) | 中間基材フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
CN108733262A (zh) | 导电性膜、硬涂膜和触控面板传感器 | |
JP2015036867A (ja) | タッチパネル用中間基材フィルム、タッチパネル用積層フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP5839305B1 (ja) | 中間基材フィルム、導電性フィルムおよびタッチパネルセンサ | |
JP5907218B2 (ja) | 中間基材フィルム、導電性フィルムおよびタッチパネルセンサ | |
JP2015179489A (ja) | 導電性フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP2015122060A (ja) | タッチパネル付き表示装置 | |
JP6048009B2 (ja) | 積層体、偏光板、液晶パネル、タッチパネルセンサ、タッチパネル装置および画像表示装置 | |
JP5995152B2 (ja) | 中間基材フィルム、導電性フィルムおよびタッチパネルセンサ | |
JP2015036866A (ja) | タッチパネル用中間基材フィルム、タッチパネル用積層フィルム、およびタッチパネルセンサ | |
JP2015036731A (ja) | タッチパネル用中間基材フィルム、タッチパネル用積層フィルム、およびタッチパネルセンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141007 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5637327 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |