JP5637321B2 - 分波回路、およびrf回路モジュール - Google Patents

分波回路、およびrf回路モジュール Download PDF

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Description

本発明は、周波数帯域が異なる複数の通信信号に共通の信号線路から通信信号毎に異なる信号線路へ、各通信信号をそれぞれ分けて伝送する分波回路、および当該分波回路を備えたRF回路モジュールに関する。
従来、単一のアンテナで一つの通信信号の送受信を兼用するため回路素子として、分波回路が多く実用化されている。また、単一のアンテナで複数の通信信号の受信信号を受信したり、複数の通信信号の送信信号を送信する場合にも、分波回路は用いられる。
例えば、単一のアンテナで一つの通信信号の送受信を兼用する用途に利用する場合、分波回路に送信信号入力端子と受信信号出力端子とアンテナ接続端子とを設ける。分波回路は、送信信号入力端子から入力された送信信号をアンテナ接続端子から出力し、受信信号出力端子からは出力しないようにする。また、アンテナ接続端子から入力された受信信号を受信信号出力端子から出力し、送信信号入力端子から出力しないようにする。
このような分波処理を実現するため、分波回路は、例えば、特許文献1に示すように、アンテナ接続端子と送信信号入力端子との間に接続された送信側フィルタと、アンテナ接続端子と受信信号出力端子との間に接続された受信側フィルタと、を備える。送信側フィルタは、送信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、受信信号の周波数帯域が減衰域内となるように設定されている。受信側フィルタは、受信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、送信信号の周波数帯域が減衰域内となるように設定されている。
そして、このような分波回路を備えたRF回路モジュールは、現在、所定の回路を実現する導体パターンが内部形成された積層体と、当該積層体に実装された回路素子とによって、形成されている。
特開2007−60411号公報
分波回路は、送信信号が伝送する導体パターンと、受信信号が伝送する導体パターンとが接続する箇所がある。したがって、送信信号が受信側に、受信信号が送信側に回り込む。通常、上述のように、送信側フィルタは受信信号を減衰させ、受信側フィルタは送信信号を減衰させる。
しかしながら、RF回路モジュールの小型化によって、送信側の導体パターンと受信側の導体パターンとが近接し、結合しやすくなっている。また、送信信号の電力は大きい。このため、送信信号の一部が受信信号出力端子に漏洩してしまうことがある。これにより、後段の受信回路の特性が劣化する等の問題が生じてしまう。
本発明の目的は、異なる通信信号を入出力する端子間のアイソレーション、特に送信信号入力端子と受信信号出力端子との間のアイソレーションを確保できる分波回路、および当該分波回路を備えたRF回路モジュールを実現することにある。
この発明は、第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、第2入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備え、第1フィルタの通過帯域と第2フィルタの通過帯域とが異なる分波回路に関するものである。この分波回路は、第2フィルタの第2入出力端子側に直列接続された移相回路と、第2フィルタの第3入出力端子側と移相回路の前記第2入出力端子側との間に、第2フィルタおよび移相回路と並列接続された振幅調整回路と、を備える。移相回路は、第2フィルタから漏洩する第1通信信号の基本波成分および/または所定の高調波成分の位相を回転させ、振幅調整回路と移相回路との接続点で、振幅調整回路を通過した第1通信信号の位相と逆相にする。振幅調整回路は、振幅調整回路と移相回路との接続点で、該振幅調整回路から出力される第1通信信号と移相回路から出力される第1通信信号との振幅が一致するように振幅調整する。
この構成では、第2フィルタおよび移相回路を介した第1通信信号の振幅と、振幅調整回路を介した第1通信信号と振幅とが相殺される。この際、第1通信信号の基本波成分と所定の高調波成分とがともに相殺される。これにより、第1通信信号の基本波成分および所定の高調波成分が第2入出力端子へ出力されることを抑制できる。
また、この発明の分波回路の移相回路は、基本波成分の位相を調整する第1移相回路と、所定の高調波成分の位相を調整する第2移相回路とが直列接続されていることが好ましい。
この構成では、第1移相回路と第2移相回路とで、異なる周波数成分に対する位相調整量を、それぞれに個別に設定できる。したがって、各移相回路に対する位相調整の設定を正確且つ容易に行うことができる。
また、この発明の分波回路の振幅調整回路は、直列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路から構成されることが好ましい。
また、この発明の分波回路の振幅調整回路は、並列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路から構成されることが好ましい。
この構成では、第1振幅調整回路と第2振幅調整回路とで、異なる周波数成分に対する振幅調整量を、それぞれ個別に設定できる。したがって、各振幅調整回路に対する振幅調整の設定を正確且つ容易に行うことができる。
また、この発明の分波回路は、第1フィルタと第1入出力端子側との間に接続された第3移相回路と、第3移相回路の第1入出力端子側と第1フィルタの第3入出力端子側との間に直列接続された第3振幅調整回路とを備えてもよい。
この構成では、第1フィルタ側の通信信号の不要な漏洩を抑制できる。例えば、第2通信信号が第1入出力端子に出力されることを抑制できる。また、第1入出力端子から入力された第1フィルタを通過する第1通信信号の不要波成分が第3入出力端子へ出力されたり、第2入出力端子側へ出力されたりすることを抑制できる。
また、この発明の分波回路は、次の構成を備えていてもよい。分波回路は、第4入出力端子と第6入出力端子との間に接続され第3通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第3フィルタと、第5入出力端子と第6入出力端子との間に接続され第4通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第4フィルタと、第4フィルタと第5入出力端子との間に接続された第4移相回路と、を備える。第3入出力端子と第6入出力端子とは直接または間接に接続される。振幅調整回路の第2入出力端子側は、第4移相回路と第5入出力端子との間の所定点に接続される。第4移相回路は、第4フィルタから漏洩する第1通信信号の位相を回転させ、第4移相回路と第5入出力端子との間の所定点で、振幅調整回路を通過した第1通信信号の位相と逆相にする。振幅調整回路は、第4移相回路と第5入出力端子との間の所定点で、該振幅調整回路から出力される第1通信信号と第4移相回路から出力される第1通信信号との振幅が一致するように振幅調整する。
この構成では、第1通信信号が、第2入出力端子のみでなく、第5入出力端子へ出力されることも抑制できる。
また、この発明の分波回路は、第3入出力端子と第6入出力端子を、第7入出力端子に選択的に接続するスイッチを備えてもよい。
この構成では、分波回路のさらなる具体例を示している。
また、この発明の分波器は次の構成であってよい。分波器は、第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、第2入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備える。第1フィルタの通過帯域と第2フィルタの通過帯域とは異なるように設定されている。
分波器は、第2フィルタの第2入出力端子側に直列接続された第1移相回路および第2移相回路と、第2フィルタの第3入出力端子側と第2移相回路の第2入出力端子側との間に第2フィルタと並列接続され、互いに直列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路と、を備える。
第1振幅調整回路と第2振幅調整回路との接続点と、第1移相回路と第2移相回路との接続点が接続されている。第1移相回路は、第2フィルタから漏洩する第1通信信号の少なくとも基本波成分の位相を回転させ、第1振幅調整回路と第1移相回路との接続点で、第1振幅調整回路を通過した第1通信信号の位相と逆相にする。第2移相回路は、第2フィルタから漏洩する前記第1通信信号の所定の高調波成分の位相を回転させ、第2振幅調整回路と第2移相回路との接続点で、第2振幅調整回路を通過した第1通信信号の位相と逆相にする。第1振幅調整回路は、第1振幅調整回路と第1移相回路との接続点で、該第1振幅調整回路から出力される第1通信信号の基本波成分と第1移相回路から出力される第1通信信号の基本波成分との振幅が一致するように振幅調整する。第2振幅調整回路は、第2振幅調整回路と第2移相回路との接続点で、該第2振幅調整回路から出力される第1通信信号の所定の高調波成分と第2移相回路から出力される第2通信信号の所定の高調波成分との振幅が一致するように振幅調整する。
この構成では、移相回路および振幅調整回路をそれぞれ複数段にした場合の具体的な回路構成を示している。この構成により、第1移相回路と第1振幅調整回路とにより、第2フィルタから第2入出力端子側に漏洩した第1通信信号の基本波成分を抑制できる。さらに、第2移相回路と第2振幅調整回路とにより、第2フィルタから第2入出力端子側に漏洩した第1通信信号の所定の高調波成分を抑制できる。
また、この発明の分波器は次の構成であってよい。分波器は、第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、第2入出力端子と第3入出力端子との間に接続され第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備える。第1フィルタの通過帯域と第2フィルタの通過帯域とは異なるように設定されている。
分波器は、第2フィルタの第2入出力端子側に直列接続された第1移相回路および第2移相回路と、第2フィルタの第3入出力端子側と第1移相回路の第2移相回路側との間に直列接続された第1振幅調整回路と、第2フィルタの第3入出力端子側と第2移相回路の第2入出力端子側との間に直列接続された第2振幅調整回路と、を備える。
第1移相回路は、少なくとも第2フィルタから漏洩する第1通信信号の基本波成分の位相を回転させ、第1振幅調整回路と第1移相回路との接続点で、第1振幅調整回路を通過した第1通信信号の位相と逆相にする。第2移相回路は、第2フィルタから漏洩する第1通信信号の所定の高調波成分の位相を回転させ、第2振幅調整回路と第2移相回路との接続点で、第2振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にする。第1振幅調整回路は、第1振幅調整回路と第1移相回路との接続点で、該第1振幅調整回路から出力される第1通信信号の基本波成分と第1移相回路から出力される第1通信信号の基本波成分との振幅が一致するように振幅調整する。第2振幅調整回路は、第2振幅調整回路と第2移相回路との接続点で、第2振幅調整回路から出力される第1通信信号の所定の高調波成分と第2移相回路から出力される第2通信信号の所定の高調波成分との振幅が一致するように振幅調整する。
この構成は、移相回路および振幅調整回路をそれぞれ複数段にした場合の具体的な回路構成を示している。この構成により、第1移相回路と第1振幅調整回路とにより、第2フィルタから第2入出力端子側に漏洩した第1通信信号の基本波成分を抑制できる。さらに、第2移相回路と第2振幅調整回路とにより、第2フィルタから第2入出力端子側に漏洩した第1通信信号の所定の高調波成分を抑制できる。さらに、この構成では、第1、第2振幅調整回路が、第2フィルタを経由する経路に対して並列に接続されるので、基本波成分と所定の高調波成分とを、独立して振幅調整することができる。これにより、さらに正確且つ容易に振幅調整量を設定することができる。
また、この発明は、上述の分波回路の回路構成を、内部に導体パターンを有する積層体と、該積層体に実装される実装部品と、を備えるRF回路モジュールによって実現している。そして、振幅調整回路および移相回路は、実装部品もしくは積層体の内部の導体パターンにより形成されている。
また、この発明は、上述の分波回路の回路構成を、内部に導体パターンを有する積層体と、該積層体に実装される実装部品と、を備えるRF回路モジュールによって実現している。そして、第1振幅調整回路、第2振幅調整回路、第1移相回路、および第2移相回路は、実装部品もしくは積層体の内部の前記導体パターンにより形成されている。
これらの構成では、振幅調整を行う回路、および位相調整を行う回路が、フィルタと一体化できる。したがって、分波機能を有するRF回路モジュールを小型や低背に形成することができる。
この発明によれば、分波回路に接続された異なる通信信号を入出力する端子間のアイソレーションを高い状態に確保することができる。特に送信信号入力端子と受信信号出力端子との間のアイソレーションを高い状態に確保することができる。
本発明の第1の実施形態に係る分波回路10の回路構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る分波回路に用いる移相回路の回路構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分波回路に用いる振幅調整回路の回路構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分波回路と従来の分波回路の基本波の周波数帯域付近でのアイソレーション特性を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分波回路と従来の分波回路のアイソレーション特性を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る分波回路10を有するRF回路モジュール900の外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る分波回路10Aの回路構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る分波回路10Bの回路構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る分波回路10Cの回路構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る分波回路10Cを有するRF回路モジュール900Cの外観斜視図である。
本発明の第1の実施形態に係る分波回路について図を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る分波回路10の回路構成図である。
分波回路10は、本発明の「第1入出力端子」に対応する送信信号入力端子Ptx、本発明の「第2入出力端子」に対応する受信信号出力端子Prx、本発明の「第3入出力端子」に対応するアンテナ接続端子Pantを備える。分波回路10は、本発明の「第1フィルタ」に対応する送信フィルタ11、本発明の「第2フィルタ」に対応する受信フィルタ12を備える。分波回路10は、第1移相回路21、第2移相回路22、第1振幅調整回路31、第2振幅調整回路32を備える。第1移相回路21と第2移相回路22とにより、本発明の「移相回路」が構成される。第1振幅調整回路31と第2振幅調整回路32とにより、本発明の「振幅調整回路」が構成される。
送信信号入力端子Ptxは、接続導体100によって送信フィルタ11の第1端へ接続されている。送信フィルタ11の第2端は、接続導体101,103によって、アンテナ接続端子Pantに接続されている。
接続導体101と接続導体103との接続点は、接続導体102によって受信フィルタ12の第1端へ接続されている。受信フィルタ12の第2端は、接続導体104によって第1移相回路21の第1端に接続されている。第1移相回路21の第2端は、接続導体105によって第2移相回路22の第1端に接続されている。第2移相回路22の第2端は、接続導体106によって受信信号出力端子Prxに接続されている。
接続導体103の所定点は、接続導体201によって、第1振幅調整回路31の第1端に接続されている。第1振幅調整回路31の第2端は、接続導体202によって、第2振幅調整回路32の第1端に接続されている。第2振幅調整回路32の第2端は、接続導体204によって、接続導体106の所定点POS2に接続されている。接続導体202の所定点は、接続導体203によって、接続導体105の所定点POS1に接続されている。
送信フィルタ11は、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。送信フィルタ11は、送信信号(本発明の「第1通信信号」に対応する。)の周波数帯域が通過帯域内となり、受信信号(本発明の「第2通信信号」に対応する。)の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
受信フィルタ12も、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。受信フィルタ12は、受信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、送信信号の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
このような構成からなる分波回路10では、基本的に次に示すように、送信信号および受信信号が伝送される。
送信信号入力端子Ptxから入力された送信信号は、送信フィルタ11を介してアンテナ接続端子Pantから出力される。送信フィルタ11では、送信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる送信信号がアンテナ接続端子Pantから出力される。
アンテナ接続端子Pantから入力された受信信号は、受信フィルタ12、第1移相回路21,第2移相回路22を介して、受信信号出力端子Prxから出力される。受信フィルタ12では、受信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる受信信号が受信信号出力端子Prxから出力される。
ところで、分波回路を小型化に形成する場合、送信系と受信系、例えば接続導体101と接続導体102の距離が近接し、結合しやすくなっている。また、送信信号は受信信号と比較して電力が大きい。したがって、受信系の接続導体102に伝送された送信信号を受信フィルタ12で抑圧しきれず、送信信号が受信フィルタ12より受信信号出力端子Prx側へ漏洩してしまうことがある。
しかしながら、本実施形態の分波回路10の構成を用いることで、受信信号出力端子Prxへ送信信号が漏洩することを大幅に抑制することができる。このため、本実施形態の分波回路10では、より具体的に、次に示す構成を備える。
第1移相回路21は、受信フィルタ12を通過した送信信号の位相を回転させる。第1移相回路21は、例えば図2に示すように、直列接続されたインダクタL1,L2と、インダクタL1,L2の接続点とグランド電位との間に接続されたキャパシタC12とによって構成される。
この際、第1移相回路21は、受信フィルタ12を通過した送信信号の基本波成分の位相が、所定点POS1において、接続導体201、第1振幅調整回路31、接続導体202,203を介して所定点POS1に伝送される送信信号の基本波成分の位相と180°(π/2)位相差が生じるように、受信フィルタ12を通過した送信信号の位相を回転させる。このような位相の調整は、第1移相回路21を構成するインダクタのインダクタンスやキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。
第2移相回路22は、第1移相回路21を通過した送信信号の位相を回転させる。第2移相回路22も、第1移相回路21と同様に、図2に示すようなインダクタとキャパシタとによる回路で構成される。
この際、第2移相回路22は、第1移相回路21を通過した送信信号の所定の高調波成分(例えば3倍高調波成分)の位相が、所定点POS2において、接続導体201、第1振幅調整回路31、接続導体202、第2振幅調整回路32、接続導体204を介して所定点POS2に伝送される送信信号の所定の高調波成分の位相と180°(π/2)位相差が生じるように、第1移相回路21を通過した送信信号の位相を回転させる。このような位相の調整は、第2移相回路22を構成するインダクタのインダクタンスやキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。
第1振幅調整回路31は、接続導体201から入力される送信信号の振幅を調整する。第1振幅調整回路31は、例えば図3に示すように、接続導体201,202に直列接続されたキャパシタC0によって構成される。
この際、第1振幅調整回路31は、所定点POS1において、受信フィルタ12、第1移相回路21を通過した送信信号の基本波成分の振幅と、接続導体201、第1振幅調整回路31、接続導体202,203を介して所定点POS1に伝送される送信信号の基本波成分の振幅とが一致するように、送信信号の基本波成分の振幅を調整する。このような振幅の調整は、第1振幅調整回路31を構成するキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。なお、ここで、一致させるとは、略一致させればよい。
第2振幅調整回路32は、第1振幅調整回路31を介し接続導体202から入力される送信信号の振幅を調整する。第2振幅調整回路32も、第1振幅調整回路31と同様に、図3に示すようなキャパシタによる回路で構成される。
この際、第2振幅調整回路32は、所定点POS2において、受信フィルタ12、第1,第2移相回路21,22を通過した送信信号の所定の高調波成分の振幅と、接続導体201、第1振幅調整回路31、接続導体202、第2振幅調整回路32、接続導体204を介して所定点POS2に伝送される送信信号の所定の高調波成分の振幅とが一致するように、送信信号の所定の高調波成分の振幅を調整する。このような振幅の調整は、第2振幅調整回路32を構成するキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。なお、ここで、一致させるとは、略一致させればよい。
このような構成とすることで、第1移相回路21の第2移相回路22側にある所定点POS1では、受信フィルタ12、第1移相回路21を通過した送信信号の基本波成分と、第1振幅調整回路31を通過した送信信号の基本波成分とは、振幅が一致し、位相が逆相となる。したがって、これらの二つの基本波成分は相殺される。
また、第2移相回路22の受信信号出力端子Prx側にある所定点POS2では、受信フィルタ12、第1,第2移相回路21,22を通過した送信信号の所定の高調波成分と、第1,第2振幅調整回路31,32を通過した送信信号の所定の高調波成分とは、振幅が一致し、位相が逆相となる。したがって、これらの二つの高調波成分は相殺される。
これにより、受信信号出力端子Prxへ送信信号が出力することを大幅に抑制することができる。したがって、受信信号出力端子Prxに接続される後段の受信回路の特性劣化を防止できる。
図4、図5は本発明の第1の実施形態に係る分波回路と従来の分波回路のアイソレーション特性を示す図である。図4は、送信信号の基本波成分の周波数付近(約1.90GHz帯)での特性を示す。図5は、所定の高調波成分の周波数帯域(約6.0GHz)を含む広い周波数帯域の特性を示す。図4、図5は、送信信号入力端子Ptxと受信信号出力端子Prxとの間のアイソレーションを示す。
図4に示すように、本実施形態の構成を用いることで、送信信号の周波数帯域(約1.90GHz帯)でのアイソレーションを向上させることができる。さらに、図5に示すように、送信信号の3倍高調波成分の周波数帯域(約6.0GHz)でのアイソレーションも向上させることができる。
なお、上述の説明では、3倍高調波成分を相殺する例を示したが、相殺すべき高調波成分を、他の高調波成分に設定してもよい。例えば、最も電力の高い高調波成分に設定すればよい。
このような回路構成からなる分波回路10は、図6に示すようなRF回路モジュール900として実現される。図6は本発明の第1の実施形態に係る分波回路10を有するRF回路モジュール900の外観斜視図である。
RF回路モジュール900は、積層体901を備える。積層体901は、複数の誘電体層を積層してなる。各誘電体層には導体パターンが形成されている。積層体901の天面には、実装型フィルタ素子911,912が実装されている。これら実装型フィルタ素子911,912が、それぞれ送信フィルタ11および受信フィルタ12を形成する。
これら実装型フィルタ素子911,912と、積層体901に形成された導体パターンとによって、上述の分波回路10を備えるRF回路モジュール900が実現される。そして、上述の第1,第2移相回路21,22、第1,第2振幅調整回路31,32を積層体901の内部に形成する導体パターンで実現する。この際、第1,第2移相回路21,22、第1,第2振幅調整回路31,32のいずれか一つを積層体901の内部の導体パターンで形成してもよく、全てを積層体901の内部の導体パターンで形成してもよく、全てを積層体901の内部に形成しない場合には、積層体901の天面上に部品を実装することにより、各回路を形成しても構わない。
このような構成とすることで、複数のフィルタを備える分波回路を単一のモジュールで形成できる。さらに、積層体901の内部の導体パターンで第1,第2移相回路21,22、第1,第2振幅調整回路31,32を形成することにより、これらを別途形成して積層体901に実装するよりも、小型化、薄型化が可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る分波回路について図を参照して説明する。図7は本発明の第2の実施形態に係る分波回路10Aの回路構成図である。本実施形態の分波回路10Aは、第1の実施形態に示した分波回路10に対して、第1,第2振幅調整回路31A,32A、第1,第2移相回路21A,22Aが異なるものであり、他の構成は第1の実施形態に示した分波回路10と同じである。したがって、異なる箇所のみを具体的に説明する。
第1移相回路21Aおよび第2移相回路22Aは、受信フィルタ12と受信信号出力端子Prxとの間に、この順で直列接続されている。
第1振幅調整回路31Aの第1端は、接続導体201Aを介して接続導体103に接続されている。第1振幅調整回路31Aの第2端は、接続導体202Aを介して接続導体105の所定点POS1に接続されている。
第1振幅調整回路31Aは、所定点POS1において、受信フィルタ12、第1移相回路21Aを通過した送信信号の基本波成分の振幅と、接続導体201A、第1振幅調整回路31A、接続導体202Aを介して所定点POS1に伝送される送信信号の基本波成分の振幅とが一致するように、送信信号の基本波成分の振幅を調整する。
第2振幅調整回路32Aの第1端は、接続導体205Aを介して接続導体201Aの所定点に接続されている。第2振幅調整回路32Aの第2端は、接続導体204Aを介して接続導体106の所定点POS2に接続されている。
第2振幅調整回路32Aは、所定点POS2において、受信フィルタ12、第1,第2移相回路21A,22Aを通過した送信信号の所定の高調波成分の振幅と、接続導体201A、接続導体205A、第2振幅調整回路32A、接続導体204Aを介して所定点POS2に伝送される送信信号の高調波成分の振幅とが一致するように、送信信号の基本波成分の振幅を調整する。
第1移相回路21Aは、所定点POS1において、受信フィルタ12、第1移相回路21Aを通過した送信信号の基本波成分の位相と、接続導体201A、第1振幅調整回路31A、接続導体202Aを通過した送信信号の基本波成分の位相とが逆相になるように、送信信号の位相を回転させる。
第2移相回路22Aは、所定点POS2において、受信フィルタ12、第1,第2移相回路21A,22Aを通過した送信信号の所定の高調波成分の位相と、接続導体201A、接続導体205A、第2振幅調整回路32A、接続導体204Aを通過した送信信号の所定の高調波成分の位相とが逆相になるように、送信信号の位相を回転させる。
このような構成であっても、所定点POS1で送信信号の基本波成分が相殺され、所定点POS2で送信信号の所定の高調波成分が相殺される。これにより、受信信号出力端子Prxへ送信信号が出力することを大幅に抑制することができる。
次に、第3の実施形態に係る分波回路について、図を参照して説明する。図8は本発明の第3の実施形態に係る分波回路10Bの回路構成図である。本実施形態の分波回路10Bは、第1の実施形態に示した分波回路10に対して、送信信号入力端子Ptx、受信信号出力端子Prx、アンテナ接続端子Pant、送信フィルタ11、受信フィルタ12の構成が同じある。また、送信フィルタ11、受信フィルタ12とアンテナ接続端子Pantとの接続構成も同じである。したがって、異なる箇所のみを説明する。
第1移相回路21Aの第2端は、接続導体105Bを介して受信信号出力端子Prxに接続されている。
第1振幅調整回路31Aの第2端は、接続導体202Bを介して、接続導体105Bの所定点POS1に接続されている。
送信信号入力端子Ptxは、接続導体108を介して第3移相回路23の第1端に接続されている。第3移相回路23の第2端は、接続導体107を介して送信フィルタ11の第1端に接続されている。
第3振幅調整回路33の第1端は、接続導体301を介して、接続導体108に接続されている。第3振幅調整回路33の第2端は、接続導体302を介して接続導体103の所定点POS3に接続されている。
第1振幅調整回路31Aは、所定点POS1において、受信フィルタ12、第1移相回路21Aを通過した送信信号の基本波成分の振幅と、接続導体201、第1振幅調整回路31A、接続導体202Bを介して所定点POS1に伝送される送信信号の基本波成分の振幅とが一致するように、送信信号の基本波成分の振幅を調整する。
第1移相回路21Aは、所定点POS1において、受信フィルタ12、第1移相回路21Aを通過した送信信号の基本波成分の位相と、接続導体201、第1振幅調整回路31A、接続導体202Bを通過した送信信号の基本波成分の位相とが逆相になるように、送信信号の位相を回転させる。
この構成により、二つの経路を介した送信信号の基本波成分同士が相殺され、受信信号出力端子Prxへ送信信号の基本波成分が出力することを大幅に抑制することができる。なお、この際、第1移相回路21Aおよび第1振幅調整回路31Aの回路素子値を調整することで、基本波成分と所定の高調波成分をそれぞれ抑制することも可能である。
第3移相回路23は、所定点POS3において、第3移相回路23、接続導体107、送信フィルタ11、接続導体101,103を通過した送信信号の所定の高調波成分の位相と、接続導体301、振幅調整回路33、接続導体302を通過した送信信号の所定の高調波成分の位相とが逆相になるように、送信信号の位相を回転させる。
第3振幅調整回路33は、所定点POS3において、接続導体301、振幅調整回路33、接続導体302を通過した送信信号の所定の高調波成分の振幅と、第3移相回路23、接続導体107、送信フィルタ11、接続導体101,103を通過した送信信号の所定の高調波成分の振幅とが略一致するように、送信信号の振幅調整を行う。
この構成により、送信フィルタ11では抑圧しきれなかった所定の高調波成分が、アンテナ接続端子Pant手前の所定点POS3で相殺される。これにより、送信信号の高調波成分がアンテナ接続端子Pantから外部へ出力(送信)されることを防止できる。なお、この際、第3移相回路23において、第3移相回路23、接続導体107、送信フィルタ11、接続導体101,103を通過した送信信号の基本波成分の位相と、接続導体301、振幅調整回路33、接続導体302を通過した送信信号の基本波成分の位相とが同相になるように、送信信号の位相を回転させれば、アンテナ接続端子Pantから出力される送信信号の基本波成分の電力を向上させることができる。すなわち、送信効率を向上させることができる。
さらに、上述の構成において、第3移相回路23および第3振幅調整回路33に対して、次のような機能を加えることも可能である。
第3移相回路23は、接続導体108と接続導体301との接続点において、接続導体103,101、送信フィルタ11、接続導体107、第3移相回路23、接続導体108を通過した受信信号の所定周波数成分(例えば、基本波成分)の位相と、接続導体302、第3振幅調整回路33、接続導体301を通過した受信信号の所定周波数成分(例えば、基本波成分)の位相とが、逆相になるように、受信信号の位相を回転させる。
第3振幅調整回路33は、接続導体108と接続導体301との接続点において、接続導体302、第3振幅調整回路33、接続導体301を通過した受信信号の所定周波数成分(例えば、基本波成分)の振幅と、接続導体103,101、送信フィルタ11、接続導体107、第3移相回路23、接続導体108を通過した受信信号の所定周波数成分(例えば、基本波成分)の振幅とが、一致するように、受信信号の振幅を調整する。
この構成により、接続導体108と接続導体301との接続点において、二つの経路を介した受信信号の基本波成分同士が相殺される。したがって、送信信号入力端子Ptxへ受信信号の基本波成分が出力することを大幅に抑制することができる。
次に、第4の実施形態に係る分波回路について、図を参照して説明する。図9は本発明の第4の実施形態に係る分波回路10Cの回路構成図である。本実施形態の分波回路10Cは、送信フィルタと受信フィルタとの組が二組あり、送信信号入力端子と受信信号出力端子Prxとの組も二組ある。
分波回路10Cは、本発明の「第1入出力端子」に対応する送信信号入力端子Ptx1、本発明の「第2入出力端子」に対応する受信信号出力端子Prx1、「第4入出力端子」に対応する送信信号入力端子Ptx2、本発明の「第5入出力端子」に対応する受信信号出力端子Prx2、本発明の「第7入出力端子」に対応するアンテナ接続端子Pantを備える。分波回路10Cは、本発明の「第1フィルタ」に対応する送信フィルタ11A、本発明の「第2フィルタ」に対応する受信フィルタ12A、本発明の「第3フィルタ」に対応する送信フィルタ11B、本発明の「第4フィルタ」に対応する受信フィルタ12Bを備える。分波回路10Cは、第1移相回路21A、第4移相回路21B、第4振幅調整回路31Cを備える。第1移相回路21A、第4移相回路21Bが本発明の「移相回路」に対応する。第4振幅調整回路31Cが本発明の「振幅調整回路」に対応する。
送信信号入力端子Ptx1は、接続導体100Aによって送信フィルタ11Aの第1端へ接続されている。送信フィルタ11Aの第2端は、接続導体101A,111Aによって、スイッチ素子40の第1個別端子(本発明の「第3入出力端子」に対応する。)に接続されている。
接続導体101Aと接続導体111Aとの接続点は、接続導体102Aによって受信フィルタ12Aの第1端へ接続されている。受信フィルタ12Aの第2端は、接続導体104Aによって第1移相回路21Aの第1端に接続されている。第1移相回路21Aの第2端は、接続導体105Cによって受信信号出力端子Prx1に接続されている。
送信信号入力端子Ptx2は、接続導体100Bによって送信フィルタ11Bの第1端へ接続されている。送信フィルタ11Bの第2端は、接続導体101B,111Bによって、スイッチ素子40の第2個別端子(本発明の「第6入出力端子」に対応する。)に接続されている。
接続導体101Bと接続導体111Bとの接続点は、接続導体102Bによって受信フィルタ12Bの第1端へ接続されている。受信フィルタ12Bの第2端は、接続導体104Bによって第4移相回路21Bの第1端に接続されている。第4移相回路21Bの第2端は、接続導体105Dによって受信信号出力端子Prx2に接続されている。
スイッチ素子40は、制御信号によって、第1個別端子もしくは第2個別端子のいずれかを、共通端子に接続する。共通端子は、接続導体112によってアンテナ接続端子Pantに接続されている。
接続導体111Aの所定点は、接続導体201Cによって、第4振幅調整回路31Cの第1端に接続されている。第4振幅調整回路31Cの第2端は、接続導体202C,203Cによって、接続導体105Cの所定点POS1Aに接続されている。また、第4振幅調整回路31Cの第2端は、接続導体202C,203Dによって、接続導体105Dの所定点POS1Bに接続されている。
送信フィルタ11Aは、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。送信フィルタ11Aは、第1送信信号(本発明の「第1通信信号」に対応する。)の周波数帯域が通過帯域内となり、第1受信信号(本発明の「第2通信信号」に対応する。)、第2送信信号(本発明の「第3通信信号」に対応する。)、第2受信信号(本発明の「第4通信信号」に対応する。)の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
受信フィルタ12Aは、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。受信フィルタ12Aは、第1受信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、第1送信信号、第2送信信号、第2受信信号の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
送信フィルタ11Bは、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。送信フィルタ11Bは、第2送信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、第1送信信号、第1受信信号、第2受信信号の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
受信フィルタ12Bは、例えば複数のSAWフィルタを直列接続や並列接続することで構成される。受信フィルタ12Bは、第2受信信号の周波数帯域が通過帯域内となり、第1送信信号、第1受信信号、第2送信信号の周波数帯域が減衰帯域内となるように、設定されている。
このような構成からなる分波回路10Cでは、基本的に次に示すように、第1、第2送信信号および第1、第2受信信号が伝送される。
第1送信信号の送信および第1受信信号の受信を行う場合、スイッチ素子40は、共通端子と第1個別端子とが接続される。
送信信号入力端子Ptx1から入力された第1送信信号は、送信フィルタ11A、スイッチ素子40を介してアンテナ接続端子Pantから出力される。送信フィルタ11Aでは、第1送信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる第1送信信号がアンテナ接続端子Pantから出力される。
アンテナ接続端子Pantから入力された第1受信信号は、スイッチ素子40、受信フィルタ12A、第1移相回路21Aを介して、受信信号出力端子Prx1から出力される。受信フィルタ12Aでは、第1受信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる第1受信信号が受信信号出力端子Prx1から出力される。
第2送信信号の送信および第2受信信号の受信を行う場合、スイッチ素子40は、共通端子と第2個別端子とが接続される。
送信信号入力端子Ptx2から入力された第2送信信号は、送信フィルタ11B、スイッチ素子40を介してアンテナ接続端子Pantから出力される。送信フィルタ11Bでは、第2送信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる第2送信信号がアンテナ接続端子Pantから出力される。
アンテナ接続端子Pantから入力された第2受信信号は、スイッチ素子40、受信フィルタ12B、第4移相回路21Bを介して、受信信号出力端子Prx2から出力される。受信フィルタ12Bでは、第2受信信号の高調波成分等の不要波成分が抑圧され、概ね基本波成分からなる第2受信信号が受信信号出力端子Prx2から出力される。
このような構成において、第1移相回路21Aと第4移相回路21B、第4振幅調整回路31Cの特性を、次に示すように設定する。
第1移相回路21Aは、受信フィルタ12Aを通過した第1送信信号の位相を回転させる。第1移相回路21Aは、例えば、直列接続された二つのインダクタと、これら二つのインダクタの接続点とグランド電位との間に接続されたキャパシタとによって構成される。
この際、第1移相回路21Aは、受信フィルタ12Aを通過した第1送信信号の基本波成分の位相が、所定点POS1Aにおいて、接続導体201C、第4振幅調整回路31C、接続導体202C,203Cを介して所定点POS1Aに伝送される送信信号の基本波成分の位相と180°(π/2)位相差が生じるように、受信フィルタ12Aを通過した第1送信信号の位相を回転させる。このような位相の調整は、第1移相回路21Aを構成するインダクタのインダクタンスやキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。
第4移相回路21Bは、スイッチ素子40内を漏洩もしくは接続導体111A,111Bとの間などの電磁界結合により漏洩し、受信フィルタ12Bを通過した第1送信信号の位相を回転させる。第4移相回路21Bは、例えば、直列接続された二つのインダクタと、これら二つのインダクタの接続点とグランド電位との間に接続されたキャパシタとによって構成される。
この際、第4移相回路21Bは、受信フィルタ12Bを通過した第1送信信号の基本波成分の位相が、所定点POS1Bにおいて、接続導体201C、第4振幅調整回路31C、接続導体202C,203Dを介して所定点POS1Bに伝送される送信信号の基本波成分の位相と180°(π/2)位相差が生じるように、受信フィルタ12Bを通過した第1送信信号の位相を回転させる。このような位相の調整は、第4移相回路21Bを構成するインダクタのインダクタンスやキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。
第4振幅調整回路31Cは、接続導体201Cから入力される第1送信信号の振幅を調整する。第4振幅調整回路31Cは、例えば接続導体201C,202Cに直列接続されたキャパシタによって構成される。
この際、第4振幅調整回路31Cは、所定点POS1Aにおいて、受信フィルタ12A、第1移相回路21Aを通過した第1送信信号の基本波成分の振幅と、接続導体201C、第4振幅調整回路31C、接続導体202C,203Cを介して所定点POS1Aに伝送される第1送信信号の基本波成分の振幅とが一致するように、第1送信信号の基本波成分の振幅を調整する。
さらに、第4振幅調整回路31Cは、所定点POS1Bにおいて、受信フィルタ12B、第4移相回路21Bを通過した第1送信信号の基本波成分の振幅と、接続導体201C、第4振幅調整回路31C、接続導体202C,203Dを介して所定点POS1Bに伝送される第1送信信号の基本波成分の振幅とが一致するように、第1送信信号の基本波成分の振幅を調整する。
このような振幅の調整は、第4振幅調整回路31Cを構成するキャパシタのキャパシタンスを調整することによって実現される。なお、所定点POS1A,POS1Bでは、送信フィルタ11Aの第2端からの距離が異なるため、双方の点において、振幅を正確に調整することは容易ではない。したがって、受信フィルタ12Aを通過した所定点POS1Aでの第1送信信号の振幅と、受信フィルタ12Bを通過した所定点POS1Bでの第1送信信号の振幅との中間の振幅に設定してもよい。
このような構成とすることで、所定点POS1Aでは、受信フィルタ12A、第1移相回路21Aを通過した第1送信信号の基本波成分と、第4振幅調整回路31Cを通過した第1送信信号の基本波成分とは、振幅が一致し、位相が逆相となる。したがって、これらの二つの基本波成分は相殺される。
さらに、所定点POS1Bでは、受信フィルタ12B、第4移相回路21Bを通過した第1送信信号の基本波成分と、第4振幅調整回路31Cを通過した第1送信信号の基本波成分とは、振幅が一致し、位相が逆相となる。したがって、これらの二つの基本波成分は相殺される。
これにより、受信信号出力端子Prx1,Prx2へ第1送信信号が出力されることを大幅に抑制することができる。
さらに、本実施形態の構成では、一つの振幅調整回路を、二組の送信フィルタと受信フィルタとで兼用するので、送信フィルタと受信フィルタとの組毎に振幅調整回路を設ける必要が無い。したがって、分波回路をより簡素な構成で形成することができる。
このような回路構成からなる分波回路10Cは、図10に示すようなRF回路モジュール900Cとして実現される。図10は本発明の第4の実施形態に係る分波回路10Cを有するRF回路モジュール900Cの外観斜視図である。
RF回路モジュール900Cは、積層体901Cを備える。積層体901Cは、複数の誘電体層を積層してなる。各誘電体層には導体パターンが形成されている。積層体901Cの天面には、実装型デュプレクサ素子911C,912C、およびスイッチIC940が実装されている。実装型デュプレクサ素子911Cが、送信フィルタ11Aおよび受信フィルタ12Aの組を形成する。実装型デュプレクサ素子911Dが、送信フィルタ11Bおよび受信フィルタ12Bの組を形成する。
これら実装型デュプレクサ素子911C,912Cと、スイッチIC940、積層体901Cに形成された導体パターンとによって、上述の分波回路10Cを備えるRF回路モジュール900Cが実現される。そして、上述の第1,第4移相回路21A,21B、第4振幅調整回路31Cを積層体901Cの内部に形成する導体パターンで実現する。この際、第1,第4移相回路21A,21B、第4振幅調整回路31Cのいずれか一つを積層体901Cの内部の導体パターンで形成してもよく、全てを積層体901Cの内部の導体パターンで形成してもよく、全てを積層体901Cの内部に形成しない場合は、積層体901Cの天面上に部品を実装することにより、各回路を形成しても構わない。
このような構成とすることで、複数のデュプレクサを備える分波回路を単一のモジュールで形成できる。さらに、積層体901Cの内部の導体パターンで第1,第4移相回路21A,21B、第4振幅調整回路31Cを形成することにより、これらを別途形成して積層体901Cに実装するよりも、小型化、薄型化が可能である。特に、本実施形態に示すように、複数のデュプレクサで振幅調整回路を兼用することで、さらに小型化、薄型化が可能である。
なお、本実施形態では、スイッチ素子40により、複数組の送信フィルタと受信フィルタ(複数のデュプレクサ)を、アンテナ接続端子Pantに切り替えて接続する例を示したが、インダクタとキャパシタからなるさらなる分波回路で、複数組の送信フィルタと受信フィルタ(複数のデュプレクサ)を、アンテナ接続端子Pantに接続する構成にも、上述の移相回路及び振幅調整回路の構成を適用することができる。
また、上述の各実施形態はそれぞれ組み合わせることもでき、これら組合せからなる分波回路の構成でも、組み合わせた実施形態に応じた上述の作用効果を得ることができる。
10,10A,10B,10C:分波回路、
11,11A,11B:送信フィルタ、
12,12A,12B:受信フィルタ、
21,21A:第1移相回路、21B:第4移相回路、22,22A:第2移相回路、23:第3移相回路、
31,31A:第1振幅調整回路、31C:第4振幅調整回路、32,32A:第2振幅調整回路、33:第3振幅調整回路、
40:スイッチ素子、
100,100A,100B,101,101A,101B,102,102A,102B,103,104,104A,104B,105,105B,105C,105D,106,111A,111B,112,201,202,202C,203,203C,203D,204,201A,202A,204A,205A,202B,301,302:接続導体、
900,900C:RF回路モジュール、
901,901:積層体、
911,912:実装型フィルタ素子、
911C,912C:実装型デュプレクサ素子、
940:スイッチIC

Claims (10)

  1. 第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され、第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、
    第2入出力端子と前記第3入出力端子との間に接続され、第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備え、前記第1フィルタの通過帯域と前記第2フィルタの通過帯域とが異なる分波回路であって、
    前記第2フィルタの前記第2入出力端子側に直列接続された移相回路と、
    前記第2フィルタの前記第3入出力端子側と、前記移相回路の前記第2入出力端子側との間に、前記第2フィルタおよび前記移相回路と並列接続された振幅調整回路と、を備え、
    前記移相回路は、前記第1通信信号の基本波成分の位相を調整する第1移相回路と、所定の高調波成分の位相を調整する第2移相回路とが直列接続されることで構成され、前記第2フィルタから漏洩する前記基本波成分および/または前記所定の高調波成分の位相を回転させ、前記振幅調整回路と前記移相回路との接続点で、前記振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記振幅調整回路は、前記振幅調整回路と前記移相回路との接続点で、該振幅調整回路から出力される前記第1通信信号と前記移相回路から出力される前記第1通信信号との振幅が一致するように振幅調整する、分波回路。
  2. 前記振幅調整回路は、直列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路から構成される、請求項に記載の分波回路。
  3. 前記振幅調整回路は、並列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路から構成される、請求項に記載の分波回路。
  4. 前記第1フィルタと前記第1入出力端子側との間に接続された第3移相回路と、
    前記第3移相回路の前記第1入出力端子側と、前記第1フィルタの前記第3入出力端子側との間に直列接続された第3振幅調整回路とを備える、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の分波回路。
  5. 第4入出力端子と第6入出力端子との間に接続され、第3通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第3フィルタと、
    第5入出力端子と前記第6入出力端子との間に接続され、第4通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第4フィルタと、
    前記第4フィルタと前記第5入出力端子との間に接続された第4移相回路と、を備え、
    前記第3入出力端子と前記第6入出力端子とは直接または間接に接続され、
    前記振幅調整回路の前記第2入出力端子側は、前記第4移相回路と前記第5入出力端子との間の所定点に接続され、
    前記第4移相回路は、前記第4フィルタから漏洩する前記第1通信信号の位相を回転させ、前記第4移相回路と前記第5入出力端子との間の所定点で、前記振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記振幅調整回路は、前記第4移相回路と前記第5入出力端子との間の所定点で、該振幅調整回路から出力される前記第1通信信号と前記第4移相回路から出力される前記第1通信信号との振幅が一致するように振幅調整する、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の分波回路。
  6. 前記第3入出力端子と前記第6入出力端子を、第7入出力端子に選択的に接続するスイッチを備えた、請求項に記載の分波回路。
  7. 第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され、第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、
    第2入出力端子と前記第3入出力端子との間に接続され、第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備え、前記第1フィルタの通過帯域と前記第2フィルタの通過帯域とが異なる分波回路であって、
    前記第2フィルタの前記第2入出力端子側に直列接続された第1移相回路および第2移相回路と、
    前記第2フィルタの前記第3入出力端子側と、前記第2移相回路の前記第2入出力端子側との間に前記第2フィルタと並列接続され、互いに直列接続された第1振幅調整回路および第2振幅調整回路と、を備え、
    前記第1振幅調整回路と前記第2振幅調整回路との接続点と、前記第1移相回路と前記第2移相回路との接続点が接続され、
    前記第1移相回路は、前記第2フィルタから漏洩する前記第1通信信号の少なくとも基本波成分の位相を回転させ、前記第1振幅調整回路と前記第1移相回路との接続点で、前記第1振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記第2移相回路は、前記第2フィルタから漏洩する前記第1通信信号の所定の高調波成分の位相を回転させ、前記第2振幅調整回路と前記第2移相回路との接続点で、前記第2振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記第1振幅調整回路は、前記第1振幅調整回路と前記第1移相回路との接続点で、該第1振幅調整回路から出力される前記第1通信信号の前記基本波成分と前記第1移相回路から出力される前記第1通信信号の前記基本波成分との振幅が一致するように振幅調整し、
    前記第2振幅調整回路は、前記第2振幅調整回路と前記第2移相回路との接続点で、該第2振幅調整回路から出力される前記第1通信信号の前記所定の高調波成分と前記第2移相回路から出力される前記第2通信信号の前記所定の高調波成分との振幅が一致するように振幅調整する、分波回路。
  8. 第1入出力端子と第3入出力端子との間に接続され、第1通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第1フィルタと、
    第2入出力端子と前記第3入出力端子との間に接続され、第2通信信号の周波数帯域を通過帯域とする第2フィルタと、を備え、前記第1フィルタの通過帯域と前記第2フィルタの通過帯域とが異なる分波回路であって、
    前記第2フィルタの前記第2入出力端子側に直列接続された第1移相回路および第2移相回路と、
    前記第2フィルタの前記第3入出力端子側と前記第1移相回路の前記第2移相回路側との間に直列接続された第1振幅調整回路と、
    前記第2フィルタの前記第3入出力端子側と前記第2移相回路の前記第2入出力端子側との間に直列接続された第2振幅調整回路と、を備え、
    前記第1移相回路は、前記第2フィルタから漏洩する前記第1通信信号の少なくとも基本波成分の位相を回転させ、前記第1振幅調整回路と前記第1移相回路との接続点で、前記第1振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記第2移相回路は、前記第2フィルタから漏洩する前記第1通信信号の所定の高調波成分の位相を回転させ、前記第2振幅調整回路と前記第2移相回路との接続点で、前記第2振幅調整回路を通過した前記第1通信信号の位相と逆相にし、
    前記第1振幅調整回路は、前記第1振幅調整回路と前記第1移相回路との接続点で、該第1振幅調整回路から出力される前記第1通信信号の前記基本波成分と前記第1移相回路から出力される前記第1通信信号の前記基本波成分との振幅が一致するように振幅調整し、
    前記第2振幅調整回路は、前記第2振幅調整回路と前記第2移相回路との接続点で、該第2振幅調整回路から出力される前記第1通信信号の前記所定の高調波成分と前記第2移相回路から出力される前記第2通信信号の前記所定の高調波成分との振幅が一致するように振幅調整する、分波回路。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の回路構成を有し、内部に導体パターンを有する積層体と、該積層体に実装される実装部品と、を備えるRF回路モジュールであって、
    前記振幅調整回路および前記移相回路は、前記実装部品もしくは前記積層体の内部の前記導体パターンにより形成される、RF回路モジュール。
  10. 請求項または請求項に記載の回路構成を有し、内部に導体パターンを有する積層体と、該積層体に実装される実装部品と、を備えるRF回路モジュールであって、
    前記第1振幅調整回路、前記第2振幅調整回路、前記第1移相回路、および前記第2移相回路は、前記実装部品もしくは前記積層体の内部の前記導体パターンにより形成される、RF回路モジュール。
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