JP5636944B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
上記問題点を解決するために、請求項2に記載の発明は、軸受を介してハウジングに回転可能に支持されるウォーム軸と、該ウォーム軸に噛合するウォームホイールとを有する減速機構を備えるとともに、前記減速機構を介してステアリングシャフトに駆動連結され、該ステアリングシャフトにアシスト力を付与するモータを備える電動パワーステアリング装置であって、前記軸受の外輪及び内輪のうちの少なくとも一方の軸方向外側に、前記軸受を軸方向へ移動させるアクチュエータを配置するとともに、前記アシスト力が付与されない不感帯で前記アクチュエータの駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記アシスト力が付与されていて、かつ前記ウォーム軸がその原点位置から移動している場合には、前記ウォーム軸がその原点位置に向かって移動するように、前記アクチュエータの駆動を制御することを要旨とする。
上記発明によれば、制御部は、各軸受に対し1つのアクチュエータの駆動を制御するだけで各軸受を移動させることができ、小さな制御部の負荷でウォーム軸を軸方向へ移動させることができる。
上記発明によれば、弾性部材の弾性力により、軸受の移動を補助することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、前記アクチュエータは圧電素子であることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記アクチュエータは圧電素子であり、前記制御部は、前記圧電素子からの出力電圧に基づいて前記ウォーム軸がその原点位置から移動しているか否かを判断することを要旨とする。
まず、電動パワーステアリング装置(EPS)11の概略構成について説明する。図1に示すように、EPS11において、ラックハウジングHには、ラック軸15が往復動自在に収容されるとともに、ラック軸15の両端にはタイロッド21が連結されている。そして、タイロッド21の先端は、転舵輪22を支承するナックル(図示略)に連結されている。
図3に示すように、ウォーム軸収容部36aの一端側(図3では左端側)の内周面には、第1装着部51がウォーム軸収容部36aの周方向全体に延びるように形成されるとともに、ウォーム軸収容部36aの他端側(図3では右端側)の内面には、第2装着部52がウォーム軸収容部36aの周方向全体に延びるように形成されている。そして、第1装着部51に、第1軸受41の外輪41aが装着されるとともに、第2装着部52に第2軸受42の外輪42aが装着されている。また、第1軸受41の内輪41b、及び第2軸受42の内輪42bがウォーム軸35に固着されている。
さて、例えば、直進からの操舵開始時において、ECU25は、トルクセンサ26での操舵トルクの検出に基づいて、操舵トルクが不感帯にあるか否かを判定する(ステップS1)。この判定結果が肯定判定である場合(ステップS1でYES)、ECU25は、操舵トルクに応じて第1及び第2圧電素子61,63に電圧を加えて伸縮させ、ウォーム軸35を軸方向に沿って原点位置から移動させる(ステップS2)。その後、ECU25は処理を終了させる。
図5(a)に示すように、操舵が開始され、トルクセンサ26が操舵トルクを検出すると(操舵トルクが不感帯にあると判断すると)、ECU25は、第1圧電素子61を収縮させるとともに、第2圧電素子63を伸長させる制御を行う。すると、第1圧電素子61の収縮に伴い、第1弾性部材62は原形状への復帰に伴い伸長すると同時、第2圧電素子63の伸長に伴い第2弾性部材64が収縮する。その結果、第1軸受41及び第2軸受42が、左に向けて軸方向に移動するとともに、第1軸受41及び第2軸受42が固着されたウォーム軸35も左に向けて軸方向に移動する。
(1)ウォーム軸35を支持する第1軸受41を第1装着部51内に摺動可能に設けるとともに、第2軸受42を第2装着部52内に摺動可能に設けた。また、第1軸受41において、外輪41aと第1装着部51との間に第1圧電素子61を配置するとともに、第2軸受42において、外輪42aと第2装着部52との間に第2圧電素子63を配置した。そして、操舵開始時において、ステアリング12が不感帯にあるときは、ECU25により第1及び第2圧電素子61,63を伸縮させることにより、ウォームホイール34の回転に合わせてウォーム軸35を軸方向に移動させる。このため、不感帯であっても、ウォームホイール34とウォーム軸35との間に大きな摩擦抵抗が発生せず、操舵開始時の引っ掛かり感が低減されて良好な操舵フィーリングを実現することができる。
(7)操舵開始時において、ステアリング12が不感帯にあるときは、第1及び第2圧電素子61,62の伸縮により、ウォームホイール34の回転に合わせてウォーム軸35を軸方向に移動させる。このため、ウォームホイール34とウォーム軸35との衝撃を緩和させることができ、ホイール歯34bとウォーム歯35aとの歯打ち音を低減させることができる。
○ 実施形態では、トルクセンサ26で検出された操舵トルクに基づいて、ECU25は第1及び第2圧電素子61,63を制御するようにしたが、操舵トルクの変化率に基づいて第1及び第2圧電素子61,63を制御するようにしてもよい。
○ 実施形態では、第1及び第2軸受41,42それぞれの軸方向外側に、圧電素子61,63を配置した構成としたが、第1及び第2軸受41,42のうちのいずれか一方の軸方向外側に、圧電素子を配置した構成としてもよい。
(イ)前記軸受の軸方向両側の端面と、該端面に対向する前記装着部の内面との隙間それぞれに前記アクチュエータが介装されている請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
Claims (8)
- 軸受を介してハウジングに回転可能に支持されるウォーム軸と、該ウォーム軸に噛合するウォームホイールとを有する減速機構を備えるとともに、
前記減速機構を介してステアリングシャフトに駆動連結され、該ステアリングシャフトにアシスト力を付与するモータを備える電動パワーステアリング装置であって、
前記軸受の外輪及び内輪のうちの少なくとも一方の軸方向外側に、前記軸受を軸方向へ移動させるアクチュエータを配置するとともに、
前記アシスト力が付与されない不感帯では、前記ウォーム軸がその原点位置から移動するように、前記アクチュエータの駆動を制御する制御部を備える電動パワーステアリング装置。 - 軸受を介してハウジングに回転可能に支持されるウォーム軸と、該ウォーム軸に噛合するウォームホイールとを有する減速機構を備えるとともに、
前記減速機構を介してステアリングシャフトに駆動連結され、該ステアリングシャフトにアシスト力を付与するモータを備える電動パワーステアリング装置であって、
前記軸受の外輪及び内輪のうちの少なくとも一方の軸方向外側に、前記軸受を軸方向へ移動させるアクチュエータを配置するとともに、
前記アシスト力が付与されない不感帯で前記アクチュエータの駆動を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記アシスト力が付与されていて、かつ前記ウォーム軸がその原点位置から移動している場合には、前記ウォーム軸がその原点位置に向かって移動するように、前記アクチュエータの駆動を制御する電動パワーステアリング装置。 - 前記軸受の軸方向両側のうちの一方に前記アクチュエータが設けられる請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記軸方向両側のうちの他方に弾性部材が設けられる請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記ウォーム軸は軸方向両側が前記軸受によって支持され、両軸受それぞれに前記アクチュエータが設けられる請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記外輪の軸方向外側に前記アクチュエータが設けられる請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記アクチュエータは圧電素子である請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記アクチュエータは圧電素子であり、
前記制御部は、前記圧電素子からの出力電圧に基づいて前記ウォーム軸がその原点位置から移動しているか否かを判断する請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
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