JP5636904B2 - 画像複写装置および画像複写装置の制御プログラム - Google Patents

画像複写装置および画像複写装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数枚の原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に第2面の画像を連続的に読み取り複数枚の原稿の複写物を作成する画像複写装置および画像複写装置の制御プログラムに関する。
近年、複写機、プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリ等の機能を有する多機能周辺機器(MFP:Multi−Function Peripheral)が普及している。MFPの中には、スキャナに原稿を供給するためのADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)が設けられ、原稿の片面の画像のみ連続的に読み取り可能な片面ADF付きMFPが存在する。
片面ADF付きMFPにより複数枚の原稿の両面コピーを行う場合、まず、ADFにセットされた複数枚の原稿の第1面(表面)の画像がスキャナによりすべて読み取られる。そして、原稿の第2面(裏面)が読み取られるようにユーザが原稿をADFに再セットした後、複数枚の原稿の第2面の画像がスキャナにより読み取られる。
片面ADF付きMFPとしては、画像データを記憶するメモリのサイズを削減する要求から、下記の特許文献1に示すような画像複写装置が提案されている。特許文献1に開示されている画像複写装置は、複数枚の原稿の両面コピーを行う場合、複数枚の原稿の第1面の読み取りが終了した後、原稿の第2面の読み取りが終了する前に用紙上への画像の形成を開始するものである。このような構成によれば、各原稿の第2面の画像を読み取って得られる画像データをメモリに順次記憶する一方で、画像の形成に利用された画像データをメモリから順次削除することが可能になり、画像データを記憶するメモリのサイズを削減することができる。
ところで、複写機の機能として、複数枚の原稿を複数部数コピーする場合に、原稿の複写物を1部ずつ部単位で出力するソート機能が知られている。ソート機能では、複数枚の原稿の画像データが繰り返し利用され、1部の複写物の作成が複数回繰り返されることにより、原稿の複写物が1部ずつ複数部数作成される。ソート機能によれば、用紙が排出される排紙トレイが1つしか設けられていない複写機であっても、複数枚の原稿の複数部数の複写物を部単位でユーザに提供することができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている画像複写装置は、ソート機能については考慮されていない。上記の画像複写装置では、画像の形成に利用された画像データは直ちにメモリから削除されるため、各原稿に対応する画像が形成された用紙をページ毎に複数枚ずつ出力することはできるものの、各原稿に対応する画像が形成された複数枚の用紙を1部ずつ部単位で出力することはできない。
特開2004−304414号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、複数枚の原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に第2面の画像を連続的に読み取り複数枚の原稿の複写物を作成する処理において、複数部数の複写物を部単位で出力するソート機能を実行可能な画像複写装置および画像複写装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数枚の原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に前記原稿の第2面の画像を連続的に読み取り前記原稿の複写物を作成する画像複写装置であって、前記複数枚の原稿の複写物を部単位で複数部数出力するソート機能を設定する機能設定部と、前記複数枚の原稿の片面の画像を連続的に読み取る読取部と、前記読取部により前記原稿の片面の画像を読み取って得られる画像データを記憶する記憶部と、前記ソート機能が設定されている場合、前記読取部により第1面の画像が読み取られる原稿の枚数または前記記憶部に記憶される前記第1面の画像データのデータ量が、前記記憶部に各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データの両方を記憶可能な範囲に制限されるように、前記読取部による前記原稿の読み取り動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする画像複写装置。
(2)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記制御部は、前記ソート機能を解除するとともに、残りの原稿の第1面の画像を前記読取部に引き続き読み取らせることを特徴とする上記(1)に記載の画像複写装置。
(3)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像複写装置。
(4)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記ソート機能を解除するか否かをユーザに選択させるための選択画面を表示する選択画面表示部をさらに有し、前記ソート機能を解除することが選択される場合、前記制御部は、前記ソート機能を解除するとともに、残りの原稿の第1面の画像を前記読取部に引き続き読み取らせ、前記ソート機能を解除しないことが選択される場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像複写装置。
(5)前記ソート機能が解除され残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られる場合、前記読取部により読み取られた原稿の枚数または前記記憶部に記憶された画像データのデータ量が、前記記憶部に1枚の原稿の片面分の画像データのみ記憶可能な値に達したことを認識する認識部をさらに有し、前記認識部により前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記値に達したことが認識された場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする上記(2)または(4)に記載の画像複写装置。
(6)前記ソート機能が設定される場合に前記読取部により読み取り可能な原稿の枚数を表示する原稿枚数表示部をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像複写装置。
(7)ユーザによる原稿の枚数の入力を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた前記原稿の枚数から、前記画像複写装置により実行可能な機能を特定する特定部と、前記特定部により特定された機能のみを前記ユーザが設定可能にする機能制限部と、をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の画像複写装置。
(8)複数枚の原稿の片面の画像を連続的に読み取る読取部と、前記読取部により前記原稿の片面の画像を読み取って得られる画像データを記憶する記憶部とを有し、前記原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に前記原稿の第2面の画像を連続的に読み取り前記原稿の複写物を作成する画像複写装置の制御プログラムであって、前記複数枚の原稿の複写物を部単位で複数部数出力するソート機能を設定する手順(a)と、前記ソート機能が設定されている場合、前記読取部により第1面の画像が読み取られる原稿の枚数または前記記憶部に記憶される前記第1面の画像データのデータ量が、前記記憶部に各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データの両方を記憶可能な範囲に制限されるように、前記読取部による前記原稿の読み取り動作を制御する手順(b)と、をコンピュータに実行させる画像複写装置の制御プログラム。
(9)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記手順(b)において、前記ソート機能が解除されるとともに、残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られることを特徴とする上記(8)に記載の画像複写装置の制御プログラム。
(10)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする上記(8)または(9)に記載の画像複写装置の制御プログラム。
(11)前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記ソート機能を解除するか否かをユーザに選択させるための選択画面を表示する手順(c)をさらにコンピュータに実行させ、前記ソート機能を解除することが選択される場合、前記手順(b)において、前記ソート機能が解除されるとともに、残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られ、前記ソート機能を解除しないことが選択される場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする上記(8)〜(10)のいずれか1つに記載の画像複写装置の制御プログラム。
(12)前記ソート機能が解除され残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られる場合、前記読取部により読み取られた原稿の枚数または前記記憶部に記憶された前記画像データのデータ量が、前記記憶部に1枚の原稿の片面分の画像データのみ記憶可能な値に達したことを認識する手順(d)をさらにコンピュータに実行させ、前記手順(d)において前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記値に達したことが認識された場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする上記(9)または(11)に記載の画像複写装置の制御プログラム。
(13)前記ソート機能が設定される場合に前記読取部により読み取り可能な原稿の枚数を表示する手順(e)をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする上記(8)〜(12)のいずれか1つに記載の画像複写装置の制御プログラム。
(14)ユーザによる前記原稿の枚数の入力を受け付ける手順(f)と、前記手順(f)において受け付けられた前記原稿の枚数から、前記画像複写装置により実行可能な機能を特定する手順(g)と、前記手順(g)において特定された機能のみを前記ユーザが設定可能にする手順(h)と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする上記(8)〜(13)のいずれか1つに記載の画像複写装置の制御プログラム。
(15)上記(8)〜(14)のいずれか1つに記載の画像複写装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、ソート機能が設定されている場合、各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データの両方が記憶部に記憶される。したがって、記憶部に記憶された各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データとを繰り返し利用することにより、複数枚の原稿の複写物を1部ずつ繰り返し出力することが可能になる。つまり、複数枚の原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に第2面の画像を連続的に読み取り複数枚の原稿の複写物を作成する処理において、原稿の複数部数の複写物を部単位で出力するソート機能を実行することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るMFPの構成を示すブロック図である。 図1に示すMFPにより実行される複写処理の手順を示すフローチャートである。 図2のステップS110に示す両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。 図2に示す複写処理の変形例を示すフローチャートである。 図4のステップS310に示す両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る複写処理の手順を示すフローチャートである。 図6のステップS509に示す処理で表示されるソート機能ON/OFF選択画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る複写処理の手順を示すフローチャートである。 図8のステップS608に示す処理で表示されるソート機能ON/OFF選択画面の一例を示す図である。 MFPにより実行されるスキャン可能原稿枚数表示処理の手順を示すフローチャートである。 スキャン可能枚数表示画面の一例を示す図である。 MFPにより実行される選択可能機能制限処理の手順を示すフローチャートである。 原稿枚数入力画面の一例を示す図である。 機能一覧表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るMFPの構成を示すブロック図である。
MFP1は、画像複写装置として、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、操作パネル14、ADF15、画像読取部16、印刷部17、および通信インタフェース18を含み、これらは信号をやり取りするためのバス19を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
操作パネル14は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、およびストップボタン等の要素を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
ADF15は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ画像読取部16の所定の読み取り位置まで順次搬送し、そして画像読み取り後の原稿を順次排出する。
画像読取部16は、所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF15により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。本実施形態のADF15は、画像読取部16により読み取られた用紙の表裏反転を行う用紙反転機構を有しておらず、画像読取部16は、複数枚の原稿の片面の画像のみを連続的に読み取ることができる。
印刷部17は、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙上に形成する。印刷部17は、画像が形成された用紙の表裏反転を行う用紙反転機構を有しており、画像データに基づく画像を用紙の両面に形成することができる。また、印刷部17には、画像が形成された用紙が排出される1つの排紙トレイ(不図示)が設けられている。
通信インタフェース18は、ネットワークを介し他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)等の規格が用いられる。
なお、MFP1は、上記構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
以上のとおり構成されるMFP1は、複数枚の原稿の両面コピーを行って原稿の複写物を複数部数作成する場合、原稿の複写物を部単位で出力するソート機能を実行することができる。以下、図2および図3を参照して、MFP1の動作について説明する。
図2は、MFPにより実行される複写処理の手順を示すフローチャートである。なお、図2のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、ソート機能が選択されたか否かが判断される(ステップS101)。本実施形態では、操作パネル14に表示されるソート機能選択画面(不図示)を通じて、ユーザによりソート機能が選択されたか否かが判断される。なお、ソート機能が選択される場合、複写物の作成部数が合わせて指定される。
ソート機能が選択されていないと判断される場合(ステップS101:NO)、ソート機能が「OFF」に設定される(ステップS102)。一方、ソート機能が選択されたと判断される場合(ステップS101:YES)、ソート機能が「ON」に設定される(ステップS103)。
続いて、1枚の原稿の第1面の画像が読み取られる(ステップS104)。本実施形態では、ADF15にセットされた複数枚の原稿のうち1枚の原稿が画像読取部16に搬送され、当該原稿の表面(第1面)の画像が画像読取部16により読み取られる。
続いて、画像データがメモリに記憶される(ステップS105)。本実施形態では、ステップS104に示す処理で原稿の表面の画像を読み取って得られた画像データが、RAM13に記憶される。
続いて、次の原稿の読み取りが必要であるか否かが判断される(ステップS106)。すなわち、表面の画像が読み取られていない原稿がADF15に残っているか否かが判断される。
次の原稿の読み取りが必要でないと判断される場合(ステップS106:NO)、両面印刷処理が実行される(ステップS110)。本実施形態では、まず、原稿の裏面(第2面)が読み取られるように、ユーザにより複数枚の原稿がADF15に再セットされる。そして、原稿の裏面の画像が読み取られ、画像データに基づく画像が用紙の両面に順次形成される。ステップS110に示す両面印刷処理についての詳細な説明は後述する。
一方、ステップS106に示す処理において、次の原稿の読み取りが必要であると判断される場合(ステップS106:YES)、メモリの容量が第1規定量を超えたか否かが判断される(ステップS107)。具体的には、RAM13に記憶されている画像データのデータ量が、予め設定された値である第1規定量を超えたか否かが判断される。第1規定量は、たとえば、RAM13の全記憶容量の半分の値である。
メモリの容量が第1規定量を超えていないと判断される場合(ステップS107:NO)、ステップS104の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている原稿がなくなるまで、あるいは、RAM13に記憶される原稿の表面の画像データのデータ量が第1規定量を超えるまで、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
一方、ステップS107に示す処理において、メモリの容量が第1規定量を越えたと判断される場合(ステップS107:YES)、ソート機能が「ON」であるか否かが判断される(ステップS108)。
ソート機能が「ON」でないと判断される場合(ステップS108:NO)、ステップS104の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
一方、ソート機能が「ON」であると判断される場合(ステップS108:YES)、ソート機能が「OFF」に設定され(ステップS109)、ステップS104の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
以上のとおり、図2のステップS101〜S109に示す処理によれば、原稿の表面の画像を読み取って得られる画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分の値に達した場合、ソート機能が「ON」から「OFF」に変更され、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
一方、原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分の値に達しない場合には、ソート機能が「ON」に設定されたまま維持される。
このような構成によれば、ソート機能が「ON」に設定されている場合、複数枚の原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分以下に制限され、各原稿の裏面の画像データを記憶するための記憶領域がRAM13に確保される。したがって、複数枚の原稿の表面の画像データが記憶されているRAM13に、後続する両面印刷処理において原稿の裏面の画像を読み取って得られる画像データを確実に記憶することができる。その結果、RAM13に記憶される各原稿の表面の画像データと裏面の画像データとを繰り返し利用することにより、MFP1は、複数枚の原稿の複数部数の複写物を1部ずつ部単位で作成することが可能になる。
図3は、図2のステップS110に示す両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。上述したとおり、両面印刷処理では、原稿の裏面の画像が読み取られ、画像データに基づく画像が用紙の両面に順次形成される。
まず、裏面の読み取りを開始するか否かが判断される(ステップS201)。本実施形態では、原稿の裏面が読み取られるようにユーザにより複数枚の原稿がADF15に再セットされ、原稿の裏面の画像の読み取り開始が指示されたか否かが判断される。
裏面の読み取りを開始しないと判断される場合(ステップS201:NO)、処理の開始が指示されるまで待機する。一方、裏面の読み取りを開始すると判断される場合(ステップS201:YES)、1枚の原稿の第2面の画像が読み取られる(ステップS202)。本実施形態では、ADF15にセットされた複数枚の原稿のうち1枚の原稿が画像読取部16に搬送され、当該原稿の裏面(第2面)の画像が画像読取部16により読み取られる。
続いて、画像データがメモリに記憶される(ステップS203)。本実施形態では、ステップS202に示す処理で原稿の裏面の画像を読み取って得られた画像データがRAM13に記憶される。
続いて、1ページの両面印刷が行われる(ステップS204)。本実施形態では、ステップS203に示す処理でRAM13に記憶された画像データに基づく画像と、当該画像の表面の画像に対応する画像データに基づく画像とが用紙の表裏面にそれぞれ形成される。画像が形成された用紙は、排紙トレイに排出される。
続いて、ソート機能が「ON」であるか否かが判断される(ステップS205)。ソート機能が「ON」であると判断される場合(ステップS205:YES)、ステップS207の処理に移行する。
一方、ソート機能が「ON」でないと判断される場合(ステップS205:NO)、画像データが削除される(ステップS206)。本実施形態では、ステップS204に示す処理で画像の形成に利用された画像データがRAM13から削除される。
続いて、次の原稿の読み取りが必要であるか否かが判断される(ステップS207)。次の原稿の読み取りが必要であると判断される場合(ステップS207:YES)、メモリの容量が第2規定量を超えたか否かが判断される(ステップS208)。具体的には、RAM13に記憶されている画像データのデータ量が、予め設定された値である第2規定量を超えたか否かが判断される。第2規定量は、たとえば、RAM13の全記憶容量の値である。
メモリの容量が第2規定量を超えたと判断される場合(ステップS208:YES)、メモリオーバーフローによりジョブをキャンセルするとして、処理が終了される。
一方、メモリの容量が第2規定量を超えていないと判断される場合(ステップS208:NO)、ステップS202の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の裏面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
一方、ステップS207に示す処理において、次の原稿の読み取りが必要でないと判断される場合(ステップS207:NO)、ソート機能が「ON」であるか否かが判断される(ステップS209)。ソート機能が「ON」でないと判断される場合(ステップS209:NO)、処理が終了される。
以上のとおり、図3のステップS201〜S209に示す処理によれば、原稿の裏面の画像が読み取られ、裏面の画像を読み取って得られた画像データに基づく画像と、対応する表面の画像データに基づく画像とが用紙の表裏面にそれぞれ形成される。ADF15にセットされている原稿がなくなるまで、ステップS202〜S207に示す処理が繰り返されることにより、複数枚の原稿の複写物が1部作成される。
一方、ステップS209に示す処理において、ソート機能が「ON」であると判断される場合(ステップS209:YES)、残り部数が印刷される(ステップS210)。本実施形態では、ステップS202〜S207に示す処理が繰り返されることにより作成された1部の複写物に加え、残りの部数分の複写物が1部ずつ作成される。具体的には、1部目の複写物の作成に用いられた後に削除されることなくRAM13に残された画像データが繰り返し利用され、複数枚の原稿の複写物が1部ずつ残り部数作成される。
以上のとおり、図3に示すフローチャートの処理によれば、まず、原稿の裏面の画像が読み取られ画像データが生成される。そして、複数枚の原稿のうち、1枚の原稿の裏面の画像データが生成された時点で、対応する表面の画像データとともに、2つの画像データに基づく画像が用紙の表裏面にそれぞれ形成される。ここで、ソート機能が設定されていない場合には、画像の形成に利用された画像データはRAM13から削除される。その結果、複数枚の原稿の複写物が1部のみ作成される。
一方、ソート機能が設定されている場合には、画像の形成に利用された画像データは、2部目以降の印刷に利用するために、RAM13から削除されることなく残される。その結果、ソート機能が設定されている場合には、RAM13に記憶される表面の画像データと裏面の画像データが繰り返し利用されることにより、複数枚の原稿の複写物が1部ずつ複数部数作成される。
以上のとおり、本実施形態によれば、片面ADF付きMFP1により、複数枚の原稿の表面の画像を連続的に読み取った後に裏面の画像を連続的に読み取り複数枚の原稿の複写物を作成する処理において、表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超えた時点でソート機能が解除される。言い換えれば、本実施形態によれば、ソート機能が設定されている場合、複数枚の原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分以下に制限されるように、MFP1による原稿の読み取り動作が制御される。
したがって、後続する両面印刷処理において原稿の裏面の画像を読み取って得られる画像データを記憶するための記憶領域がRAM13に確保され、各原稿の表面の画像データと裏面の画像データの両方がRAM13に記憶される。その結果、RAM13に記憶された各原稿の表面の画像データと裏面の画像データとを繰り返し利用することにより、複数枚の原稿の複写物を1部ずつ繰り返し作成することが可能になる。すなわち、片面ADF付きMFP1によりソート機能を実行することが可能になる。
なお、本実施形態によれば、原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超える場合、ソート機能が解除され、残りの原稿の表面の画像が引き続き読み取られる。したがって、ソート機能の設定に起因するエラーの発生が防止される。
(変形例)
上述した実施形態では、RAM13に記憶される画像データのデータ量に基づいて、ソート機能を解除するか否かが判断された。しかしながら、表面の画像が読み取られた原稿の枚数に基づいて、ソート機能を解除するか否かが判断されてもよい。
図4は、本実施形態における複写処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
ステップS301〜S306およびステップS308〜S309に示す処理は、図2のステップS101〜S106およびステップS108〜S109に示す処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
ステップS307に示す処理では、表面の画像の読み取りが終了した原稿の枚数が第1規定枚数を超えたか否かが判断される。第1規定枚数は、たとえば、RAM13に記憶可能な画像データの最大数の半分の値である。RAM13に記憶可能な画像データの最大数は、1枚の原稿の片面分の画像データの平均サイズでRAM13の全記憶容量を割ることにより算出される。
図5は、図4のステップS310に示す両面印刷処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS401〜S407およびステップS409〜S410に示す処理は、図3のステップS201〜S207およびステップS209〜S210に示す処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
ステップS408に示す処理では、原稿の裏面の読み取り枚数が第2規定枚数を超えたか否かが判断される。ここで、第2規定枚数は、RAM13に記憶可能な画像データの最大数である。
以上のとおり、本変形例によれば、表面の画像が読み取られる原稿の枚数がRAM13に記憶可能な画像データの最大数の半分を超えたと判断される場合、ソート機能が解除される。言い換えれば、ソート機能が設定されている場合、表面の画像が読み取られる原稿の枚数が、RAM13に記憶可能な画像データの最大数の半分以下に制限されるように、MFP1による原稿の読み取り動作が制御される。したがって、複数枚の原稿の裏面の画像データを記憶するための記憶領域がRAM13に確保され、各原稿の表面の画像データと裏面の画像データの両方がRAM13に記憶される。その結果、複数枚の原稿の複写物を1部ずつ繰り返し作成することが可能になる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超えた場合、ソート機能が自動的に解除された。しかしながら、ソート機能が解除されることなく、画像データのデータ量が規定量を超えた時点で表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿に対してソート機能が適用されてもよい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る複写処理の手順を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
ステップS501〜ステップS508に示す処理は、図2のステップS101〜S108に示す処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
ステップS509に示す処理では、ソート機能ON/OFF選択画面が表示される。本実施形態では、ソート機能を「OFF」にするか否かをユーザに選択させるソート機能ON/OFF選択画面が操作パネル14に表示される。
図7は、本実施形態におけるソート機能ON/OFF選択画面の一例を示す図である。ソート機能ON/OFF選択画面100を通じて、ソート機能を「ON」のまま維持するか、「OFF」にするかについてのユーザによる選択が受け付けられる。
続いて、ソート機能を「OFF」にするか否かが判断される(ステップS510)。ソート機能を「OFF」にすると判断される場合(ステップS510:YES)、ソート機能が「OFF」に設定され(ステップS511)、ステップS504の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。そして、すべての原稿の表面の画像の読み取りが終了した後、ステップS512に示す両面印刷処理が実行され、原稿の複写物が1部作成される。なお、ステップS512に示す両面印刷処理は、図3に示すフローチャートの処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
一方、ステップS510に示す処理において、ソート機能を「OFF」にしないと判断される場合(ステップS510:NO)、両面印刷処理が実行される(ステップS512)。具体的には、まず、現時点で表面の読み取りが終了している複数枚の原稿が、原稿の裏面が読み取られるようにユーザによりADF15に再セットされる。そして、原稿の裏面の画像が読み取られ、画像データに基づく画像が用紙の表裏面に形成される。その結果、複数枚の原稿のうち表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿について、原稿の複写物が1部ずつ複数部数作成される。
以上のとおり、図6に示すフローチャートの処理によれば、RAM13に記憶される原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超えたと判断される場合、ソート機能を解除するか否かをユーザに選択させるための選択画面100が操作パネル14に表示される。ソート機能を解除することが選択される場合、残りの原稿の片面の画像が引き続き読み取られ、複数枚の原稿の複写物が1部だけ作成される。
一方、ソート機能を解除しないことが選択される場合、複数枚の原稿のうち、表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿の裏面の画像が読み取られ、一部の原稿の複写物が1部ずつ複数部数作成される。すなわち、表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿に対してソート機能が適用される。
(第3の実施形態)
次に、図8および図9を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る複写処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、ソート機能が「ON」に設定される(ステップS601)。本実施形態では、ユーザの設定とは無関係に、ソート機能が「ON」に初期的に設定される。
ステップS602〜S605に示す処理は、図2のステップS104〜S107に示す処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
ステップS605に示す処理において、メモリの容量が第1規定量を超えたと判断される場合(ステップS605:YES)、メモリの容量が第3規定量を超えたか否かが判断される(ステップS606)。ここで、第3規定量は、たとえば、RAM13の全記憶容量から1枚の原稿の片面分の画像データの平均サイズを差し引いた値である。
メモリの容量が第3規定量を超えたと判断される場合(ステップS606:YES)、両面印刷処理が実行される(ステップS611)。なお、メモリの容量が第3規定量を超えたと判断される状況は、ソート機能が「OFF」に設定されている場合に限られる。このような構成によれば、ソート機能が「OFF」に設定されている場合、1枚分の原稿の裏面の画像データをRAM13に記憶できない状況が発生することが防止される。つまり、複数枚の原稿を両面コピーして複写物を1部のみ作成する場合に、裏面の画像が読み取れなくなり、エラーが発生することが防止される。ステップS611に示す両面印刷処理は、図3に示すフローチャートの処理と同様であるため詳細な説明は省略する。
一方、ステップS606に示す処理において、メモリの容量が第3規定量を超えないと判断される場合(ステップS606:NO)、ソート機能が「ON」であるか否かが判断される(ステップS607)。
ソート機能が「ON」でないと判断される場合(ステップS607:NO)、ステップS602の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。
一方、ソート機能が「ON」であると判断される場合(ステップS607:YES)、ソート機能ON/OFF選択画面が表示される(ステップS608)。
図9は、本実施形態におけるソート機能ON/OFF選択画面の一例を示す図である。本実施形態のソート機能ON/OFF選択画面200では、原稿の複写物を複数部数作成するか否かをユーザに選択させることにより、ソート機能のON/OFFが選択される。
続いて、ソート機能を「OFF」にするか否かが判断される(ステップS609)。ソート機能ON/OFF選択画面200において、複数部数の複写物を作成しない旨が選択される場合、ソート機能を「OFF」にすると判断される。
ソート機能を「OFF」にすると判断される場合(ステップS609:YES)、ソート機能が「OFF」に設定され(ステップS610)、ステップS602の処理に戻る。その結果、ADF15にセットされている残りの原稿の表面の画像が画像読取部16により引き続き読み取られる。そして、すべての原稿の表面の画像の読み取りが終了した後、ステップS611に示す両面印刷処理が実行され、原稿の複写物が1部作成される。
一方、ソート機能を「OFF」にしないと判断される場合(ステップS609:NO)、両面印刷処理が実行される(ステップS611)。具体的には、現時点で表面の画像の読み取りが終了している複数枚の原稿が、原稿の裏面が読み取られるようにユーザによりADF15に再セットされる。そして、原稿の裏面の画像が読み取られつつ、画像データに基づく画像が用紙の表裏面に形成される。その結果、複数枚の原稿のうち表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿について、原稿の複写物が1部ずつ複数部数作成される。
以上のとおり、図8に示すフローチャートの処理によれば、まず、ユーザの設定とは無関係にソート機能が設定される。そして、原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超えたと判断される場合、複写物を複数部数作成するか否かについての選択をユーザに促すことにより、ソート機能を解除するか否かについてのユーザの選択が受け付けられる。
そして、ソート機能の解除(すなわち、1部の複写物の作成)が選択される場合、引き続き原稿の表面の画像が読み取られる。このとき、RAM13に記憶される画像データのデータ量が確認され、データ量が第3規定量を超えた時点で、原稿の裏面をADF15にセットする旨がユーザに指示される。
一方、ソート機能の実行(すなわち、複数部数の複写物の作成)が選択される場合、表面の画像の読み取りが終了している原稿の裏面の画像が読み取られ、画像データに基づく画像が用紙の表裏面に形成される。その結果、複数枚の原稿のうち、表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿について、複写物が1部ずつ複数部数出力される。すなわち、表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿に対してソート機能が適用される。
なお、本実施形態とは異なり、画像データのデータ量ではなく、表面の画像が読み取られた原稿の枚数に基づいてMFP1の動作が制御される場合、上記の第3規定量に対応する第3規定枚数は、RAM13に記憶可能な画像データの最大数Nから1を差し引いた値(N−1)となる。
以上のとおり、第1〜第3の実施形態では、片面ADF付きMFP1により複数枚の原稿の両面コピーを行う場合、原稿の表面の画像データのデータ量がRAM13の全記憶容量の半分を超えた時点で、ソート機能が解除されたり、表面の画像の読み取りが終了している一部の原稿に対してソート機能が適用されたりした。
しかしながら、複写処理の実行前に、MFP1が読み取り可能な原稿の枚数をユーザに予め通知したり、ユーザが選択可能な機能を原稿の枚数に応じて予め制限したりすることにより、読み取り処理の途中でソート機能が解除されたりすることを回避してもよい。
図10は、MFPにより実行されるスキャン可能原稿枚数表示処理の手順を示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、ソート機能を実行するか否かが判断される(ステップS701)。たとえば、操作パネル14のメニュー画面(不図示)においてソート機能が指定され、ソート機能のON/OFFが選択される。
ソート機能を実行しないと判断される場合(ステップS701:NO)、スキャン可能枚数Nが表示される(ステップS702)。本実施形態では、まず、1枚の原稿の片面分の画像データの平均サイズでRAM13の全記憶容量を割ることによりスキャン可能枚数Nが算出される。そして、スキャン可能枚数Nをユーザに通知するためのスキャン可能枚数表示画面300a(図11(A)参照)が操作パネル14に表示される。
一方、ソート機能を実行すると判断される場合(ステップS701:YES)、スキャン可能枚数N/2が表示される(ステップS703)。本実施形態では、ソート機能を実行しない場合のスキャン可能枚数Nの半分の値であるスキャン可能枚数N/2を示すスキャン可能枚数表示画面300b(図11(B)参照)が操作パネル14に表示される。
以上のとおり、図10に示すフローチャートの処理によれば、ソート機能を実行する場合またはソート機能を実行しない場合におけるMFP1が読み取り可能な原稿の枚数が表示される。このような構成によれば、ユーザは、原稿の枚数を考慮して、ソート機能を実行するか否かを判断することができる。
図12は、MFPにより実行される選択可能機能制限処理の手順を示すフローチャートである。なお、図12のフローチャートに示されるアルゴリズムは、MFP1のROM12にプログラムとして記憶されており、CPU11により実行される。
まず、原稿枚数の入力が受け付けられる(ステップS801)。本実施形態では、原稿枚数入力画面400(図13参照)を通じて、たとえば、ユーザがコピーしようとしている原稿の枚数が入力される。
続いて、印刷可能枚数が算出される(ステップS802)。本実施形態では、1枚の原稿の片面分の画像データの平均サイズでRAM13の全記憶容量を割ることにより、印刷可能枚数が算出される。
そして、利用可能な機能のみがユーザにより選択可能な状態にされる(ステップS803)。本実施形態では、まず、ステップS801の処理で受け付けられた原稿枚数とステップS802の処理で算出された印刷可能枚数とから、MFP1が実行可能な機能が特定される。そして、特定された機能のみがユーザにより設定可能な状態にされる。具体的には、たとえば、原稿の枚数が多すぎてMFP1ではソート機能を実行することができない場合、メニュー画面(不図示)において、ソート機能を設定するための設定ボタンがグレーアウト表示される。
このとき、各機能が実行可能であるか否かをユーザに示す機能一覧表示画面500(図14参照)が操作パネル14に表示されてもよい。
以上のとおり、図12に示すフローチャートの処理によれば、ユーザが設定可能なMAP1の機能が原稿の枚数に応じて予め制限される。このような構成によれば、ユーザが、利用できない機能を設定することが防止される。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記実施形態では、原稿の裏面の画像データの記憶領域を確保するための第1規定量として、RAM13の全記憶容量の半分の値が設定された。しかしながら、第1規定量は、この値に限定されるものではなく、複数枚の原稿の表面の画像データと裏面の画像データの両方をRAM13に記憶可能な範囲内で適宜設定され得る。たとえば、第1規定量は、RAM13の全記憶容量の半分の値よりも小さい値に設定され得る。また、第2規定量および第3規定量についても適宜設定され得る。
本実施形態にかかる画像複写装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像複写装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 MFP、
11 CPU、
12 ROM、
13 RAM、
14 操作パネル、
15 ADF、
16 画像読取部、
17 印刷部、
18 通信ネットワーク、
19 バス、
100,200 ソート機能ON/OFF選択画面。

Claims (15)

  1. 複数枚の原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に前記原稿の第2面の画像を連続的に読み取り前記原稿の複写物を作成する画像複写装置であって、
    前記複数枚の原稿の複写物を部単位で複数部数出力するソート機能を設定する機能設定部と、
    前記複数枚の原稿の片面の画像を連続的に読み取る読取部と、
    前記読取部により前記原稿の片面の画像を読み取って得られる画像データを記憶する記憶部と、
    前記ソート機能が設定されている場合、前記読取部により第1面の画像が読み取られる原稿の枚数または前記記憶部に記憶される前記第1面の画像データのデータ量が、前記記憶部に各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データの両方を記憶可能な範囲に制限されるように、前記読取部による前記原稿の読み取り動作を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像複写装置。
  2. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記制御部は、前記ソート機能を解除するとともに、残りの原稿の第1面の画像を前記読取部に引き続き読み取らせることを特徴とする請求項1に記載の画像複写装置。
  3. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする請求項1または2に記載の画像複写装置。
  4. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記ソート機能を解除するか否かをユーザに選択させるための選択画面を表示する選択画面表示部をさらに有し、
    前記ソート機能を解除することが選択される場合、前記制御部は、前記ソート機能を解除するとともに、残りの原稿の第1面の画像を前記読取部に引き続き読み取らせ、前記ソート機能を解除しないことが選択される場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像複写装置。
  5. 前記ソート機能が解除され残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られる場合、前記読取部により読み取られた原稿の枚数または前記記憶部に記憶された画像データのデータ量が、前記記憶部に1枚の原稿の片面分の画像データのみ記憶可能な値に達したことを認識する認識部をさらに有し、
    前記認識部により前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記値に達したことが認識された場合、前記制御部は、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りを途中終了させ、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像を前記読取部に読み取らせることを特徴とする請求項2または4に記載の画像複写装置。
  6. 前記ソート機能が設定される場合に前記読取部により読み取り可能な原稿の枚数を表示する原稿枚数表示部をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像複写装置。
  7. ユーザによる原稿の枚数の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた前記原稿の枚数から、前記画像複写装置により実行可能な機能を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された機能のみを前記ユーザが設定可能にする機能制限部と、をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像複写装置。
  8. 複数枚の原稿の片面の画像を連続的に読み取る読取部と、前記読取部により前記原稿の片面の画像を読み取って得られる画像データを記憶する記憶部とを有し、前記原稿の第1面の画像を連続的に読み取った後に前記原稿の第2面の画像を連続的に読み取り前記原稿の複写物を作成する画像複写装置の制御プログラムであって、
    前記複数枚の原稿の複写物を部単位で複数部数出力するソート機能を設定する手順(a)と、
    前記ソート機能が設定されている場合、前記読取部により第1面の画像が読み取られる原稿の枚数または前記記憶部に記憶される前記第1面の画像データのデータ量が、前記記憶部に各原稿の第1面の画像データと第2面の画像データの両方を記憶可能な範囲に制限されるように、前記読取部による前記原稿の読み取り動作を制御する手順(b)と、
    をコンピュータに実行させる画像複写装置の制御プログラム。
  9. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記手順(b)において、前記ソート機能が解除されるとともに、残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られることを特徴とする請求項8に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  10. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする請求項8または9に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  11. 前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記範囲の上限値に達した場合、前記ソート機能を解除するか否かをユーザに選択させるための選択画面を表示する手順(c)をさらにコンピュータに実行させ、
    前記ソート機能を解除することが選択される場合、前記手順(b)において、前記ソート機能が解除されるとともに、残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られ、前記ソート機能を解除しないことが選択される場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  12. 前記ソート機能が解除され残りの原稿の第1面の画像が前記読取部により引き続き読み取られる場合、前記読取部により読み取られた原稿の枚数または前記記憶部に記憶された前記画像データのデータ量が、前記記憶部に1枚の原稿の片面分の画像データのみ記憶可能な値に達したことを認識する手順(d)をさらにコンピュータに実行させ、
    前記手順(d)において前記原稿の枚数または前記画像データのデータ量が前記値に達したことが認識された場合、前記手順(b)において、前記読取部による前記原稿の第1面の画像の読み取りが途中終了され、前記第1面の画像の読み取りが終了している原稿の第2面の画像が前記読取部により読み取られることを特徴とする請求項9または11に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  13. 前記ソート機能が設定される場合に前記読取部により読み取り可能な原稿の枚数を表示する手順(e)をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  14. ユーザによる前記原稿の枚数の入力を受け付ける手順(f)と、
    前記手順(f)において受け付けられた前記原稿の枚数から、前記画像複写装置により実行可能な機能を特定する手順(g)と、
    前記手順(g)において特定された機能のみを前記ユーザが設定可能にする手順(h)と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の画像複写装置の制御プログラム。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の画像複写装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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