JP5636716B2 - ロール状フィルム基材の製造方法、および、ロール状フィルム基材を用いたパターン形成体の製造方法 - Google Patents
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まず、本発明のロール状フィルム基材の製造方法について説明する。本発明のロール状フィルム基材の製造方法は、2つの態様に大別することができる。以下、本発明のロール状フィルム基材の製造方法について、第1態様および第2態様に分けて説明する。
まず、本発明のロール状フィルム基材の製造方法の第1態様について説明する。第1態様のロール状フィルム基材の製造方法は、フィルム基材上に空隙部材を配置した空隙部材積層フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備するロール状フィルム基材準備工程と、上記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、上記ロール状フィルム基材を上記温湿度雰囲気下で保管する保管工程とを有することを特徴とする製造方法である。
通常、常温常湿下のロール状フィルム基材においては、巻外側に比べて、巻内(巻芯)側が吸脱水しにくいため、巻内側および巻外側の間で含水率に差が生じてしまう。これに対して、本態様のように、フィルム基材上に空隙部材を配置したものを巻回してロール状フィルム基材とすることで、ロール状フィルム基材の巻内側の通気性および透湿性を向上させることができる。この状態で所定の温湿度雰囲気下で保管することにより、巻内側も巻外側のように素早く所定の温湿度雰囲気下における含水率に到達させることができ、ロール状フィルム基材の巻内側と巻外側とで寸法ずれが生じない程度に巻内側および巻外側の含水率を等しくすることができる。
なお、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達したロール状フィルム基材20は、空隙部材2を積層したままでもよく、空隙部材2を取り外してもよい。具体的には、保管工程後にロール状フィルム基材20を巻き出して、空隙部材2をフィルム基材1から剥離し、再度フィルム基材1のみを巻き取ることにより、ロール状フィルム基材20としてもよい。
以下、第1態様のロール状フィルム基材の製造方法について、工程ごとに説明する。
まず、本態様におけるロール状フィルム基材準備工程について説明する。本態様におけるロール状フィルム基材準備工程は、フィルム基材上に空隙部材を配置した空隙部材積層フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備する工程である。
本態様における空隙部材積層フィルム基材は、フィルム基材上に空隙部材を配置したものである。上記空隙部材積層フィルム基材を巻回することで、ロール状フィルム基材間に空隙を挟むことができ、この空隙によりロール状フィルム基材の巻内側の通気性および透湿性を向上させることができる。
本態様に用いられる空隙部材は、表面の凹凸によって空隙を有する部材である。上記空隙部材としては、可撓性を有し、通気性および透湿性が高く、かつ、離型性が高いものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、多孔質シートなどの透湿フィルムを好適に用いることができる。入手しやすく、通気性および透湿性に優れているからである。多孔質シートとしては、具体的には、ポリエチレン多孔質シート(日東電工製サンマップ)、ミクロボイド二軸延伸ポリプロピレン(ユポ・コーポレーション製ユポ)、不織布等を挙げることができる。
本態様に用いられるフィルム基材は、巻回されてロール状フィルム基材となるものである。上記フィルム基材は、可撓性を有する樹脂基材であれば、特に限定されるものではなく、本態様のロール状フィルム基材の製造方法により得られるロール状フィルム基材の用途等に応じて、任意の樹脂材料からなる基材を用いることができる。
このようなフィルム基材の材料としては、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、セルローストリアセテート(CTA)、環状ポリオレフィン(COP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリサルフォン(PSF)、ポリアミドイミド(PAI)、ノルボルネン系樹脂、アリルエステル樹脂等の合成樹脂を挙げることができ、中でも、PEN、PETが好ましい。
本工程においては、上記空隙部材積層フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備する。空隙部材積層フィルム基材の巻回方法としては、空隙部材の空隙をつぶすことなく、低テンションで巻くことができれば、特に限定されるものではなく、一般的な公知の巻回機を用いて、空隙部材積層フィルム基材を巻回する方法等を挙げることができる。
次に、本態様における保管工程について説明する。本態様における保管工程は、上記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、上記ロール状フィルム基材を上記温湿度雰囲気下で保管する工程である。
また、本工程における湿度としては、所望の温湿度下のロール状フィルム基材の寸法を計算により求めることができる範囲内であれば、特に限定されるものではないが、例えば、30%RH〜60%RHの範囲内であることが好ましく、後工程(例えば、対向基板とのアライメント貼合工程など)と等しい湿度であることがより好ましい。パターン形成時と後工程との湿度差によるロール状フィルム基材の寸法伸縮量を考慮してパターン形成する必要が省かれるからである。
次に、本発明のロール状フィルム基材の製造方法の第2態様について説明する。第2態様のロール状フィルム基材の製造方法は、フィルム基材上に空隙層を形成した空隙層含有フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備するロール状フィルム基材準備工程と、上記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、上記ロール状フィルム基材を上記温湿度雰囲気下で保管する保管工程とを有することを特徴とする製造方法である。
上述したように、通常、常温常湿下のロール状フィルム基材においては、巻外側に比べて、巻内(巻芯)側が吸脱水しにくいため、巻内側および巻外側の間で含水率に差が生じてしまう。これに対して、本態様のように、フィルム基材上に空隙層を形成したものを巻回してロール状フィルム基材とすることで、ロール状フィルム基材の巻内側の通気性および透湿性を向上させることができる。これにより、巻内側も巻外側のように素早く所定の温湿度雰囲気下における含水率に到達させることができ、ロール状フィルム基材の巻内側と巻外側とで寸法ずれが生じない程度に巻内側および巻外側の含水率を等しくすることができる。
以下、第2態様のロール状フィルム基材の製造方法について、工程ごとに説明する。
まず、本態様におけるロール状フィルム基材準備工程について説明する。本態様におけるロール状フィルム基材準備工程は、フィルム基材上に空隙層を形成した空隙層含有フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備する工程である。
本態様における空隙層含有フィルム基材は、フィルム基材上に空隙層を形成したものである。上記空隙層含有フィルム基材を巻回することで、ロール状フィルム基材間に空隙を挟むことができ、この空隙によりロール状フィルム基材の巻内側の通気性および透湿性を向上させることができる。
本態様における空隙層は、フィルム基材上に形成され、空隙を有する層である。本態様における空隙層としては、ロール状フィルム基材の通気性および透湿性を高めるものであれば、特に限定されるものではない。
このような空隙層の材料としては、フィルム基材を劣化させるものでなければ、特に限定されるものではなく、例えば、スチレンやアクリルやシリカの粒子を混ぜ込んだアクリル樹脂やポリウレタン樹脂等を挙げることができる。
本態様におけるフィルム基材については、上述した第1態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本工程においては、上記空隙層含有フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備する。空隙層含有フィルム基材の巻回方法としては、空隙層の空隙をつぶすことなく、低テンションで巻くことができれば、特に限定されるものではなく、一般的な公知の巻回機を用いて、空隙層含有フィルム基材を巻回する方法等を挙げることができる。
次に、本態様における保管工程について説明する。本態様における保管工程は、上記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、上記ロール状フィルム基材を上記温湿度雰囲気下で保管する工程である。本態様における保管工程の詳細については、上述した第1態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明のロール状フィルム基材の製造方法により得られるロール状フィルム基材の用途については、後述する「C.ロール状フィルム基材」の項に記載するので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のパターン形成体の製造方法について説明する。本発明のパターン形成体の製造方法は、2つの態様に大別することができる。以下、本発明のパターン形成体の製造方法について、第1態様および第2態様に分けて説明する。
まず、本発明のパターン形成体の製造方法の第1態様について説明する。第1態様のパターン形成体の製造方法は、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の「1.第1態様」の項に記載したロール状フィルム基材の製造方法により得られたロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材上に、パターンを形成するパターン形成工程を有することを特徴とする製造方法である。
以下、第1態様のパターン形成体の製造方法について、工程ごとに説明する。
まず、本態様におけるパターン形成工程について説明する。本態様におけるパターン形成工程は、上述したロール状フィルム基材の製造方法により得られたロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材上に、パターンを形成する工程である。なお、本工程に用いられるロール状フィルム基材は、空隙部材を有していてもよく、有していなくてもよい。
本態様においては、本態様のパターン形成体の製造方法に用いられるロール状フィルム基材が空隙部材を有している場合、上記パターン形成工程前または上記パターン形成工程後に、フィルム基材から空隙部材を剥離する剥離工程を有していてもよい。空隙部材によりパターン形成体の機能が妨げられる場合、フィルム基材から空隙部材を剥離する必要がある。また、空隙部材によりパターン形成体の機能が妨げられない場合においても、フィルム基材から空隙部材を剥離することで、パターン形成体の薄膜化を図ることができる。空隙部材の剥離方法としては、フィルム基材を傷つけることなく空隙部材を剥離することができる方法であれば、特に限定されるものではなく、空隙部材は破壊されてもよく、破壊されなくてもよい。
本態様のパターン形成体の製造方法は、必須の工程である上記パターン形成工程の後に、パターンが形成されたロール状フィルム基材を、その含水率が所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで保管する保管工程を有することができる。パターンを多層重ねる工程ごとに、上記保管工程をパターンが形成されたロール状フィルム基材に施すことで、巻内および巻外に関係なく寸法の再現性が高く、重ね合わせ精度の高い積層パターン形成体を得ることができる。なお、上記保管工程の詳細については、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の項に記載した保管工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本態様のパターン形成体の製造方法により得られるパターン形成体は、空隙部材が挟まれたロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上にパターンが形成されてなるものである。本態様によれば、巻内および巻外での寸法ずれのないロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上に、高精細なパターンが形成されたパターン形成体を得ることができる。また、パターンを多層重ねる工程ごとに、上記保管工程をロール状フィルム基材に施すことで、巻内および巻外に関係なく寸法の再現性が高く、重ね合わせ精度の高い積層パターン形成体を得ることができる。
上記パターン形成体の構成としては、少なくとも、ロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材と、上記フィルム基材上に形成された所望のパターンとを有するものであれば、特に限定されるものではなく、目的とする画像表示素子の種類等に応じて、任意の構成とすることができる。
次に、本発明のパターン形成体の製造方法の第2態様について説明する。第2態様のパターン形成体の製造方法は、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の「2.第2態様」の項に記載のロール状フィルム基材の製造方法により得られたロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材上に、パターンを形成するパターン形成工程を有することを特徴とする製造方法である。
なお、本態様においては、フィルム基材上に空隙層を形成した空隙層含有フィルム基材が巻回されてなるロール状フィルム基材を用いているため、上述した第1態様とは異なり、剥離工程を有しない。また、パターン形成工程およびその他の工程については、上述した第1態様と同様であるので、ここでの記載は省略する。以下、第2態様のパターン形成体の製造方法により得られるパターン形成体について説明する。
本態様のパターン形成体の製造方法により得られるパターン形成体は、空隙層が挟まれたロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上にパターンが形成されてなるものである。本態様によれば、第1態様と同様に、巻内および巻外での寸法ずれがないロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上に、高精細なパターンが形成されたパターン形成体を得ることができる。中でも、本態様においては、空隙層を機能層とすることで、所望の機能を有するパターン形成体を得ることができる。また、パターンを多層重ねる工程ごとに、上記保管工程をロール状フィルム基材に施すことで、巻内および巻外に関係なく寸法の再現性が高く、重ね合わせ精度の高い積層パターン形成体を得ることができる。
次に、本発明のロール状フィルム基材について説明する。本発明のロール状フィルム基材は、2つの態様に大別することができる。以下、本発明のロール状フィルム基材について、第1態様および第2態様に分けて説明する。
まず、本発明のロール状フィルム基材の第1態様について説明する。第1態様のロール状フィルム基材は、フィルム基材上に空隙部材を配置した空隙部材積層フィルム基材が巻回されてなることを特徴とするものである。
なお、本態様のロール状フィルム基材の構成については、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の「1.第1態様」の項に記載された内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のロール状フィルム基材の第2態様について説明する。第2態様のロール状フィルム基材は、フィルム基材上に空隙層を形成した空隙層含有フィルム基材が巻回されてなることを特徴とするものである。
なお、本態様のロール状フィルム基材の構成については、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の「2.第2態様」の項に記載された内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の機能層含有フィルム基材について説明する。本発明の機能層含有フィルム基材は、巻回したときにロール状フィルム基材間に通気性を付与し、かつ、上記ロール状フィルム基材に機能を付加する機能層が、フィルム基材の一方の面に形成されてなることを特徴とするものである。
以下、本発明の機能層含有フィルム基材について、構成ごとに説明する。
まず、本発明における機能層について説明する。本発明における機能層は、巻回したときにロール状フィルム基材間に通気性を付与し、かつ、上記ロール状フィルム基材に機能を付加するものである。このような機能層については、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の「2.第2態様」の項に記載した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明におけるフィルム基材については、上記「A.ロール状フィルム基材の製造方法」の項に記載した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本発明においては、機能性パターンが、上記フィルム基材の他方の面に形成されていてもよい。上記フィルム基材の上記機能層が形成されていない面に機能性パターンを形成することで、上記機能層の機能が付加されたパターン形成体とすることができる。具体的には、例えば、本発明の機能層含有フィルム基材における機能層がAG機能を有し、上記機能層含有フィルム基材の上記機能層が形成されていない側の面に着色層等のカラーフィルタの部材を形成することで、AG機能を有するカラーフィルタとすることができる。
本発明の機能層含有フィルム基材の用途としては、例えば、カラーフィルタ形成用基板、配線パターン形成用基板等に用いることができる。
まず、フィルム基材として、ガラス転移点が155℃であり、ガラス転移点以下における線膨張係数および湿度膨張係数が、それぞれ1.3×10−5/℃および1.1×10−5/%RHであり、300mm幅×30m長×0.2mm厚サイズのPENフィルムと、空隙部材として、表面粗さ(Ra)が2.0μmであり、300mm幅×30m長×0.2mm厚サイズの多孔質シート(日東電工製サンマップ)とを準備した。次に、上記PENフィルム上に上記多孔質シートを配置して空隙部材積層フィルム基材を形成し、この空隙部材積層フィルム基材を巻回することで、空隙部材が挟まれたロール状フィルム基材を得た。
空隙部材を用いずに、フィルム基材のみを巻回することでロール状フィルム基材を得たこと以外は、実施例と同様にして、パターン形成体を得た。
実施例および比較例で得られたパターン形成体に、空隙部材として日東電工製サンマップを挟んでそれぞれ巻き取り、23℃、45%RHの雰囲気下で一週間保管後、形成されたパターンの寸法を測定した。
2 … 空隙部材
3 … 空隙層
4 … 機能層
10 … 空隙部材積層フィルム基材
11 … 空隙層含有フィルム基材
12 … 機能層含有フィルム基材
20 … ロール状フィルム基材
21 … パターン
30 … パターン形成体
Claims (7)
- フィルム基材上に空隙部材を配置した空隙部材積層フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備するロール状フィルム基材準備工程と、
前記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、前記ロール状フィルム基材を前記温湿度雰囲気下で保管する保管工程と
を有し、
前記空隙部材が、表面粗さ(Ra)が1μm以上の多孔質シートであり、
前記保管工程の温湿度雰囲気が、前記所定の温湿度雰囲気下における含水率に達した前記ロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上にパターンを形成する際の温湿度雰囲気と等しいことを特徴とするロール状フィルム基材の製造方法。 - 請求項1に記載のロール状フィルム基材の製造方法により得られたロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材上に、パターンを形成するパターン形成工程を有することを特徴とするパターン形成体の製造方法。
- 前記パターン形成工程前または前記パターン形成工程後に、前記フィルム基材から空隙部材を剥離する剥離工程を有することを特徴とする請求項2に記載のパターン形成体の製造方法。
- フィルム基材上に空隙層を形成した空隙層含有フィルム基材を巻回し、ロール状フィルム基材を準備するロール状フィルム基材準備工程と、
前記ロール状フィルム基材の含水率が、所定の温湿度雰囲気下における含水率に達するまで、前記ロール状フィルム基材を前記温湿度雰囲気下で保管する保管工程と
を有し、
前記保管工程の温湿度雰囲気が、前記所定の温湿度雰囲気下における含水率に達した前記ロール状フィルム基材から巻き出されたフィルム基材上にパターンを形成する際の温湿度雰囲気と等しいことを特徴とするロール状フィルム基材の製造方法。 - 前記空隙層が、表面に凹凸構造を有する機能層であることを特徴とする請求項4に記載のロール状フィルム基材の製造方法。
- 前記機能層が、アンチグレア(AG)機能を有し、かつ表面粗さ(Ra)が50nm〜500nmの範囲内であることを特徴とする請求項5に記載のロール状フィルム基材の製造方法。
- 請求項4から請求項6までのいずれかの請求項に記載のロール状フィルム基材の製造方法により得られたロール状フィルム基材から巻き出されてなるフィルム基材上に、パターンを形成するパターン形成工程を有することを特徴とするパターン形成体の製造方法。
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