JP5634432B2 - 磁気ヘッドサスペンション - Google Patents
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Description
しかしながら、前記補助フランジを形成する為には専用の製造工程を追加しなければならず、製造工程の増加及び金型の追加によってコスト高騰化を招くという問題がある。
この場合、前記ロードビーム部は、前記ディスク面とは反対側に凸状に撓む。
この場合、前記ロードビーム部は、前記ディスク面に向かって凸状に撓む。
斯かる構成によれば、実質的に製造工程を追加すること無く、前記ロードビーム部をディスク面とは直交する方向へ凸状に撓ませることができる。
従って、コスト高騰を可及的に防止しつつ、質量増加を招くこと無く剛性を向上させることができる。
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aの上面図(ディスク面とは反対側から視た平面図)及び下面図(前記ディスク面から視た底面図)を示す。
前記支持部10は、例えば、厚さ0.1mm〜0.8mmのステンレス板によって好適に形成される。
当然ながら、前記支持部10として、基端部が前記アクチュエータの揺動中心に連結されるアームを採用することも可能である。
本実施の形態においては、剛性を向上させる為に、図1〜図3に示すように、前記ロードビーム部30は、さらに、前記本体部31のサスペンション幅方向両端部からディスク面とは反対側に延びる左右一対のフランジ部32を有している。
前記ロードビーム部30は、例えば、厚さ0.02mm〜0.1mmのステンレス板によって好適に形成される。
前記ディンプル33は、ディスク面に近接する方向に、例えば、0.05mm〜0.1mm程度突出されている。このディンプル33は、前記フレクシャ部40における下記ヘッド搭載領域415の上面(前記磁気ヘッドスライダを支持する支持面とは反対側の裏面)に接触しており、このディンプル33を介して前記荷重が前記フレクシャ部40の前記ヘッド搭載領域415に伝達されるようになっている。
前記一対の第1及び第2板バネ21、22は、例えば、厚さ0.02mm〜0.1mmのステンレス板によって好適に形成される。
なお、前記荷重曲げ線BL回りの曲げについては後述する。
図2中の○印は溶接点を示している。
前述の通り、前記ヘッド搭載領域415の上面には前記ディンプル33が接触しており、従って、前記ヘッド搭載領域415は前記ディンプル33を支点としてロール方向及びピッチ方向に柔軟に揺動し得るようになっている。
前記フレクシャ基板410は、例えば、厚さ0.01mm〜0.025mm程度のステンレス等の金属材料によって好適に形成される。
好ましくは、前記配線構造体は、前記信号配線を囲繞する絶縁性のカバー層を有し得る。
斯かる構成によれば、前記非接合領域413によって前記一対の第1及び第2板バネ21、22の弾性変形動作が阻害されることを有効に防止でき、前記押し付け荷重が変動することを防ぐことができる。
前記一対の第1及び第2板バネ21、22は、図1及び図2に示すように、先端側が前記ディスク面に近接するように前記荷重曲げ線BL回りに曲げられている。
前記荷重曲げ線BLのサスペンション長手方向位置及び/又は前記荷重曲げ線BLでの曲げ角度を調整することによって、前記押し付け荷重を所定値に設定することができる。
そして、前記磁気ヘッドサスペンション1Aが前記ハードディスク装置に組み込まれる際には、前記磁気ヘッドスライダ50が前記ハードディスク装置における前記ディスク面上に位置するように前記荷重曲げ線BLでの曲げが曲げ戻されて前記一対の第1及び第2板バネ21、22が弾性変形される。
本実施の形態においては、前述の通り、前記第1及び第2板バネ21、22における前記荷重曲げ線BLは、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向基端側に位置するように傾斜されている。
この場合には、図3(a)及び(b)に示すように、前記ロードビーム部30の前記本体部31は、前記ディスク面とは反対側に向かって凸状に撓むことになる。
なお、図3(a)及び(b)に示すように、前記ロードビーム部30の本体部31は、前記一対の第1及び第2板バネ21、22に近接するに従って、前記撓みの程度が大きくなる。
即ち、本実施の形態に係る前記磁気ヘッドサスペンション1Aは、前記ロードビーム部30並びに前記一対の第1及び第2板バネ21、22を一体的に形成するロードビーム部/板バネ形成体300を有している。
好ましくは、前記スポット溶接は、前記形成体300の側から行うことができ、これにより、溶接作業の容易化を図ることができる。
この場合には、前記一対の第1及び第2板バネ21、22並びに前記ロードビーム部30を溶接等によって固着させた後に、前記一対の第1及び第2板バネ21、22を前記荷重曲げ線BL回りに曲げることで、前記ロードビーム部30が前記第1及び第2板バネ21、22における前記荷重曲げ線BL回りの曲げに基づいて前記ディスク面と直交する方向に凸状に撓まされることになる。
なお、図中、前記実施の形態1におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図中、前記実施の形態1及び前記第1変形例におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図中、前記実施の形態1並びに前記第1及び第2変形例におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
前記第1及び第2先端側領域11a、12aの先端エッジは対応する前記第1及び第2板バネ21a、22aの前記荷重曲げ線BLと略平行になるように、サスペンション幅方向に対して傾斜されている。
従って、前記第1及び第2先端側領域11a、12aの先端エッジも同様に、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向基端側に位置するようにサスペンション幅方向に対して傾斜されている。
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションの他の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
又、図9(a)及び(b)に、それぞれ、図7におけるIXa-IXa線及びIXb-IXb線に沿った断面図を示す。
なお、図中、前記実施の形態1及びその第1〜第3変形例におけると同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この場合には、図9(a)及び(b)に示すように、前記ロードビーム部30の前記本体部31は、前記ディスク面に向かって凸状に撓むことになる。
なお、図9(a)及び(b)に示すように、前記ロードビーム部30の本体部31は、前記一対の第1及び第2板バネ21、22に近接するに従って、前記撓みの程度が大きくなる。
なお、図中、前記実施の形態1及びその変形例並びに前記実施の形態2におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図中、前記実施の形態1及びその変形例並びに前記実施の形態2及び前記第1変形例におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、図中、前記実施の形態及びその変形例並びに前記実施の形態2及びその変形例におけると同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
前記第1及び第2先端側領域11b、12bの先端エッジは対応する前記第1及び第2板バネ21b、22bの前記荷重曲げ線BLと略平行になるように、サスペンション幅方向に対して傾斜されている。
従って、前記第1及び第2先端側領域11b、12bの先端エッジも同様に、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向先端側に位置するようにサスペンション幅方向に対して傾斜されている。
10、10a、10b 支持部
21、21a、21b 第1板バネ
22、22a、22b 第2板バネ
25 板バネ側フランジ部
30 ロードビーム部
31 本体部
33 ディンプル
40 フレクシャ部
50 磁気ヘッドスライダ
BL 荷重曲げ線
CL サスペンション長手方向中心線
Claims (6)
- アクチュエータによって直接又は間接的に揺動中心回りにディスク面に平行なシーク方向へ揺動される支持部と、基端側が前記支持部に連結された状態で互いに対してサスペンション幅方向に離間され且つサスペンション長手方向中心線を基準にして対称に配置された左右一対の第1及び第2板バネであって、先端側が前記ディスク面に近接するように荷重曲げ線回りに曲げられ且つ前記荷重曲げ線回りの曲げが曲げ戻されるように弾性変形されることで磁気ヘッドスライダを前記ディスク面に向けて押し付ける押し付け荷重を発生する一対の第1及び第2板バネと、基端側が前記第1及び第2板バネに連結され且つ先端側に設けられたディンプルを介して前記押し付け荷重を前記磁気ヘッドスライダに伝達するロードビーム部と、前記磁気ヘッドスライダを支持した状態で前記ロードビーム部及び前記支持部に固着されたフレクシャ部とを備えた磁気ヘッドサスペンションであって、
前記第1板バネにおける前記荷重曲げ線は、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向一方側に位置するようにサスペンション幅方向に対して傾斜され、
前記第2板バネにおける前記荷重曲げ線は、前記中心線を基準にして前記第1板バネの前記荷重曲げ線と対称となるようにサスペンション幅方向に対して傾斜され、
前記ロードビーム部は、前記第1及び第2板バネにおける前記荷重曲げ線回りの曲げに基づいて前記ディスク面と直交する方向に凸状に撓んでいることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。 - 前記荷重曲げ線は、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向基端側に位置するように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドサスペンション。
- 前記荷重曲げ線は、サスペンション幅方向内側から外側へ行くに従ってサスペンション長手方向先端側に位置するように傾斜されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドサスペンション。
- 前記板バネのサスペンション幅方向内側のエッジ及び外側のエッジは前記荷重曲げ線と直交していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
- 前記ロードビーム部は、前記ディスク面と略平行に配置される平板状の本体部と、前記本体部のサスペンション幅方向両端部から前記ディスク面とは反対側へ延びる左右一対のロードビーム側フランジ部とを有し、
前記板バネのサスペンション幅方向外側のエッジには、対応する前記ロードビーム側フランジ部と一体形成され且つ前記荷重曲げ線よりサスペンション長手方向先端側で終焉する板バネ側フランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。 - 前記支持部及び前記第1板バネの境界線、並びに、前記支持部及び前記第2板バネの境界線は、対応する前記荷重曲げ線と略平行とされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
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