JP4282431B2 - 磁気ヘッドサスペンション - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク装置等の記憶媒体に対してデータをリード及び/又はライトする為の磁気ヘッドを支持するサスペンションに関する。
磁気ヘッドサスペンションは、ハードディスク装置等の記憶媒体上をシーク方向(径方向)へ移動することによって、搭載する磁気ヘッドが該記憶媒体の目的トラック上で所定浮上量(例えば、20nm以下)に位置されたロード状態から、前記磁気ヘッドが該記憶媒体から上方へ離間されたアンロード状態へ移行するように構成されている。
詳しくは、磁気ヘッドスライダは、ロード状態においては、記憶媒体の回転に伴って生じる空気膜の圧力と、磁気ヘッドサスペンションにおける荷重曲げ部による磁気ヘッドスライダ押し付け力との釣合によって、前記記憶媒体上において一定の浮上量に維持されている。
そして、ロード状態からアンロード状態へ移行する際には、前記磁気ヘッドサスペンションにおけるロードビーム部の先端に設けられたリフトタブがランプの傾斜面と係合することによって、前記磁気ヘッドスライダが前記所定浮上量位置から上方へ引き剥がされるようになっている。
従って、前記リフトタブには、磁気ヘッドサスペンションを引き上げる際に必要な力に耐え得る剛性が要求される。
さらに、前記リフトタブには、質量の低減化も要求される。
即ち、前記リフトタブは、磁気ヘッドサスペンションの先端部に位置している。従って、剛性を確保する為にリフトタブの板厚を厚くしたり、及び/又は、リフトタブの幅を拡げると、磁気ヘッドサスペンションの先端部の質量増加を招き、該磁気ヘッドサスペンションの共振特性及び耐衝撃性を悪化させることになる。
このように、前記リフトタブには、質量の増加を有効に抑えつつ、剛性を確保することが要求されるが、斯かる要望を満足させ得る磁気ヘッドサスペンションは存在しない。
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、リフトタブを有する磁気ヘッドサスペンションにおいて、前記リフトタブの質量増加を有効に抑えつつ、該リフトタブの剛性を向上させることを、一の目的とする。
本発明は、前記目的を達成する為に、磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部と、前記フレクシャ部に接合されたロードビーム部と、先端領域が前記ロードビーム部に接合され、前記磁気ヘッドスライダを記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部と、前記荷重曲げ部の基端領域に接合された基部とを有する磁気ヘッドサスペンションを提供する。
前記ロードビーム部は、少なくとも先端部位が記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体と、前記先端部位から先方へ延びるリフトタブとを一体的に備える。
前記リフトタブは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びる係合部位と、前記本体の先端部位及び前記係合部位を連結する連結片とを有する。
前記連結片は、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置において前記先端部位に対して曲げ加工され、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置において前記係合部位に対して曲げ加工されており、前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、前記第1位置及び前記第2位置の少なくとも一方には曲げ部を有さない補強片によっても連結されている。
好ましくは、前記補強片は、前記第1位置及び第2位置の双方において曲げ部を有さないものとされる。
一態様において、前記補強片は、前記ロードビーム部を形成する部材によって一体形成される。
斯かる態様において、前記連結片及び前記補強片はスリットによって分離される。
他態様においては、前記補強片は、前記ロードビーム部を形成する部材とは異なる部材によって形成される。
斯かる他態様において、好ましくは、前記連結片には中抜き部が設けられる。
前記種々の態様において、好ましくは、前記連結片及び補強片は、該磁気ヘッドサスペンションの中央長手軸を基準にして平面視において対称とされる。
又、前記種々の態様において、例えば、前記連結片は側面視において直線状とされ、前記補強片は側面視において上方を向く凸状とされる。
これに代えて、前記補強片は側面視において下方を向く凸状とすることもできる。
さらに、本発明は、前記目的を達成する為に、磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部と、前記フレクシャ部に接合されたロードビーム部と、先端領域が前記ロードビーム部に接合され、前記磁気ヘッドスライダを記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部と、前記荷重曲げ部の基端領域に接合された基部とを有する磁気ヘッドサスペンションを提供する。
前記ロードビーム部は、少なくとも先端部位が記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体と、前記先端部位から先方へ延びるリフトタブとを一体的に備える。
前記リフトタブは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びる係合部位と、前記本体の先端部位及び前記係合部位を連結する連結片とを有する。
斯かる構成において、一態様においては、前記連結片は、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置において前記先端部位に対して曲げ加工され、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置において前記係合部位に対して曲げ加工されており、前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、基端部が前記第1位置より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側で曲げ加工され、且つ、先端部が前記第2位置と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げ加工された補強片によっても連結される。
又、前記構成において、他態様においては、前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、基端部が前記第1位置と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げ加工され、且つ、先端部が前記第2位置より磁気ヘッドサスペンション長手方向先端側でで曲げ加工された補強片によって連結される。
そして、前記一態様及び他態様において、前記補強片は、基端部及び先端部の間の少なくとも2カ所で曲げ加工される。
実施の形態1
以下、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aを、ハードディスク等の記憶媒体の記憶面とは反対側から視た上面斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aは、磁気ヘッドスライダ100を支持する磁気ヘッド搭載領域11を有するフレクシャ部10と、前記フレクシャ部10に接合されたロードビーム部20と、先端領域が前記ロードビーム部20に接合され、前記磁気ヘッドスライダ100を記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部30と、前記荷重曲げ部30の基端領域に接合された基部40とを備えている。
前記フレクシャ部10は、例えば、厚さ10μm〜25μmのステンレス板材から形成される。
該フレクシャ部10は基端側が前記ロードビーム部20に接合されており、前記磁気ヘッド搭載領域が前記ロードビーム部10によって片持ち支持されている。
なお、本実施の形態においては、該フレクシャ部10は、前記ロードビーム部20を構成する部材とは別体の部材によって構成されており、該フレクシャ部10は、前記ロードビーム部20に溶接によって接合されている。
前記ロードビーム部20は、例えば、厚さ30μm〜150μmのステンレス板材から形成される。
該ロードビーム部20は、前記荷重曲げ部30によって発生される磁気ヘッド押し付け荷重を前記フレクシャ部10に伝達すると共に、磁気ヘッドスライダ100をシーク方向へ移動させ、目的のトラックに位置決めさせるものである。
該ロードビーム部20は、少なくとも先端部位21aが記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体21と、前記先端部位21aから先方へ延びるリフトタブ22とを一体的に備えている。
該リフトタブ22は、磁気ヘッドサスペンション1Aがロード状態からアンロード状態へ移行される際にランプ(図示せず)と係合して、磁気ヘッドスライダ100を記録面から引き剥がす為の力を生じさせるように構成されている。
斯かるリフトタブ22の詳細構造については、後述する。
なお、本実施の形態においては、前述の通り、前記ロードビーム部20及び前記フレクシャ部10はそれぞれ異なる部材によって形成されている。
このように、ロードビーム部20及びフレクシャ部10が異なる部材で形成されている場合、該ロードビーム部20の先端部位21aには、前記フレクシャ部10の磁気ヘッド搭載領域11の上面(磁気ヘッドスライダ100が搭載される搭載面とは反対側の面)と当接するディンプル25が設けられる。
斯かるディンプル25を設けることにより、前記磁気ヘッド搭載領域11のピッチ剛性及びロール剛性を向上(低下)させることができる。従って、該磁気ヘッド搭載領域11に搭載される磁気ヘッドスライダ100の記録面に対する追従性を向上させることができる。
前記荷重曲げ部30は、磁気ディスク等の記憶媒体の回転に伴って磁気ヘッドスライダ100と記憶面との間に生じる空気膜の圧力に抗して、前記磁気ヘッドスライダ100を記憶面へ向けて押し付け、磁気ヘッドスライダ100の一定の浮上量を確保する為の前記磁気ヘッド押し付け荷重を発生させる板ばねとして機能する。
本実施の形態においては、該荷重曲げ部30は、前記フレクシャ部10及び前記ロードビーム部20とは別体とされている。
該荷重曲げ部30は、例えば、板厚25μm〜50μmのステンレス材によって形成される。
前記基部40は、互いに接合された前記フレクシャ部10,ロードビーム部20及び荷重曲げ部30からなるアッセンブリを支持すると共に、該アッセンブリに対してアクチュエータからの駆動力を伝達し得るように構成されている。
該基部40は、ボイスコイルモータのベアリングに取り付けられるアーム、若しくは、Eブロックにかしめにより取り付けられるマウントとされる。
以下、前記リフトタブ22の詳細について説明する。
図2(a)及び(b)に、それぞれ、前記磁気ヘッドサスペンション1Aの先端領域の上面図及び側面図を示す。
該リフトタブ22は、前記本体21と一体形成されており、ロード状態からアンロード状態への移行時にランプ(図示せず)と係合する前記係合部位22aと、該係合部位22a及び前記先端部位21aを連結する連結片22bとを有している。
前記係合部位22aは、前記先端部位21aから記憶媒体の記憶面と略直交する垂直方向に関し上方へオフセットされている。
即ち、該係合部位22aは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びている。
図2(a)に示されるように、前記連結片22bは、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置P1において前記先端部位21aに対して上方へ曲げられ、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置P2において前記係合部位22aに対して下方へ曲げられている。
さらに、前記先端部位21a及び前記係合部位22aは、補強片50によっても連結されている。
該補強片50は、前記第1位置P1及び前記第2位置P2の少なくとも一方においては曲げ部を有さないように構成されている。
本実施の形態においては、図2に示すように、前記補強片50は、基端部が前記第1位置P1より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側において曲げ部を有している。
なお、前記補強片50は、図2に示すように、側面視において、上方に凸状とされており、該補強片50の先端部は、前記第2位置P2において前記係合部位22aに滑らかに連結されている。
又、本実施の形態においては、前記補強片50は、ロードビーム部20を形成する部材によって一体形成されている。
即ち、前記先端部位21aを有する本体21と、係合部位22a及び連結片22bを有するリフトタブ22と、前記補強片50とは単一部材によって一体形成されている。
又、本実施の形態において、前記連結片22b及び前記補強片50は、図2(a)に示すように、スリット55によって分離されている。
斯かるスリット55を設けることによって、単一部材によって形成される前記連結片22b及び前記補強片50の曲げ位置を容易に異ならせることができると共に、ロードビーム部20の先端領域の質量を低減させることができる。
なお、本実施の形態においては、前記補強片50を磁気ヘッドサスペンション幅方向中央に一本設け、該補強片50の磁気ヘッドサスペンション幅方向両側にスリット55を介して前記連結片22bを一対設けているが、これに代えて、図3に示すように、前記連結片22bを磁気ヘッドサスペンション幅方向中央に一本設け、該単一連結片22bの磁気ヘッドサスペンション幅方向両側に前記補強片50を一対設けることも可能である。
ここで、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aについて、ロードビーム部板厚及びリフトタブ剛性の関係、並びに、ロードビーム部板厚及び限界加速度の関係を、下記条件下(以下、実施例という)の有限要素法解析に基づき説明する。
・実施例の解析条件
ロードビーム部20の材料SUS304(ヤング率19700kgf/mm2,密度8.03×10-6kgf/mm3
ディンプル25と連結片22bの基端部(前記第1位置P1)との間の長手方向長さ L1=0.41mm
第1位置P1と第2位置P2との間の長手方向長さ L2=0.28mm
ディンプル25と補強片50基端部との間の長手方向長さ LR1=0.26mm
先端部位21a及び係合部位22aのオフセット量 H=0.24mm
連結片22bの幅 W=0.09mm
スリット55の幅 WS=0.06mm
補強片50の幅 WR=0.14mm
斯かる条件に基づき、ロードビーム部20の板厚を0.035mm〜0.05mmに変化させて、それぞれの板厚におけるリフトタブ剛性及び限界加速度を有限要素法に基づき求めた。
該解析結果を図4(a)及び(b)に示す。
比較対象として、前記第1位置P1及び前記第2位置P2において曲げ加工された連結片22b’のみを有するリフトタブ22’を備えた従来の磁気ヘッドサスペンション(図5参照)についても同様の解析を行った(以下、比較例という)。
該比較例の分析結果も図4(a)及び(b)に併せて示す。
なお、比較例は、補強片50を有しない点以外は、実施例と同一条件で解析を行った。
即ち、比較例において、第1位置P1及び第2位置P2の位置等を実施例と同一とすると共に、連結片22b’の幅は、一対の連結片22bの幅、一対のスリット55の幅、及び、補強片50の幅の合計(0.44mm)と同一とした。
図4から明らかなように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aは、従来の磁気ヘッドサスペンションに比して、限界加速度の悪化を防止しつつ、リフトタブ剛性を向上させることができる。
これは、以下の理由によるものと考えられる。
即ち、先端部位21aから上方へオフセットされた係合部位22aを有するリフトタブ22においては、曲げ加工部位(前記第1位置P1及び前記第2位置P2)が最も低剛性となる。つまり、斯かる構成のリフトタブ22の剛性は、曲げ加工部位の剛性に依存する。
この点に関し従来の磁気ヘッドサスペンションを検討すると、該従来の磁気ヘッドサスペンションにおいては、第1位置P1において磁気ヘッドサスペンション幅方向全域が曲げ加工されている。
従って、該従来の磁気ヘッドサスペンションにおいては、第1位置P1の剛性が他の部位に比して極端に弱くなる。
これに対し、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aにおいては、第1位置P1においては連結片22bのみが曲げ加工されており、補強片50は第1位置P1とは磁気ヘッドサスペンション長手方向に関し異なる位置において曲げ加工されている。
即ち、前記第1位置P1について着目すると、前記連結片22bの基端部が曲げ加工されている為該連結片22bの剛性は低下しているが、前記補強片50は曲げ加工されていない為該補強片50によって剛性が高められている。
斯かる理由により、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aにおいては、リフトタブ剛性を高めることができる。
さらに、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Aにおいては、前述の通り、スリット55が設けられている。
従って、磁気ヘッドサスペンション1Aの先端部質量を低減させることができ、これにより、共振特性及び耐衝撃性を向上させることができる。
実施の形態2
以下、本発明の実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1Bについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図6(a)及び(b)は、それぞれ、本実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1Bの部分上面図及び部分側面図である。
なお、図中、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンションは、前記補強片50の先端部を前記第2位置P2より磁気ヘッドサスペンション長手方向先端側において曲げている。
なお、補強片50の基端部は前記第1位置P1と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で前記先端部位21aに滑らかに連結させている。
斯かる本実施の形態2においても、前記実施の形態1におけると同様の効果を得ることができる。
実施の形態3
以下、本発明の実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1Cについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図7(a)及び(b)は、それぞれ、本実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1Cの部分上面図及び部分側面図である。
なお、図中、前記実施の形態1又は2におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1Cは、前記補強片50の基端部を前記第1位置P1より磁気ヘッドサスペンション基端側において曲げ、且つ、該補強片50の先端部を前記第2位置P2より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側において曲げている。
斯かる本実施の形態3においては、前記第1位置P1及び第2位置P2の双方を補強片50によって強化することができる。
従って、共振特性及び耐衝撃性の悪化を防止しつつ、リフトタブ剛性をより向上させることができる。
実施の形態4
以下、本発明の実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンション1Dについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図8(a)及び(b)は、それぞれ、本実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンション1Dの部分上面図及び部分側面図である。
なお、図中、前記実施の形態1〜3におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
図1〜図7に示すように、前記各実施の形態においては、前記補強片50は基端部及び先端部の2カ所のみで曲げ部を有している。
これに対し、本実施の形態においては、前記補強片50は、基端部及び先端部の2カ所に加えて、該基端部及び先端部の間の少なくとも2カ所で追加曲げ部を有している。
図8に示す形態においては、補強片50は、基端部が前記第1位置P1より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側において曲げられ、且つ、先端部が前記第2位置P2と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げられていると共に、該基端部及び先端部の間に位置する磁気ヘッドサスペンション長手方向第3位置P3及び第4位置P4においても曲げられている。
なお、図示の形態においては、補強片50のうち基端部及び第4位置P4の間に延びる領域のみがスリット55によって連結片22bと分離され、該補強片50のうち第4位置P4及び先端部の間に延びる領域は連結片と連接させ得る。
斯かる本実施の形態4においても、前記実施の形態1におけると同様の効果を得ることができる。
又、本実施の形態においては、補強片50の基端部を前記第1位置P1より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側で曲げ、且つ、補強片50の先端部を前記第2位置P2と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げたが、これ代えて、補強片50の基端部を前記第1位置P1と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げ、且つ、補強片50の先端部を前記第2位置P2より磁気ヘッドサスペンション長手方向先端側で曲げることも可能である。
実施の形態5
以下、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンション1Eについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図9(a)及び(b)は、それぞれ、本実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンション1Eの部分上面図及び部分側面図である。
なお、図中、前記実施の形態1〜4におけると同一又は相当部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
前記各実施の形態においては、前記補強片50を前記ロードビーム部20を形成する部材によって一体形成したが、これに代えて、本実施の形態においては、前記補強片50’を前記ロードビーム部20を構成する部材とは異なる部材で形成し、該別体の補強片50’を溶接等によって連結させている。
斯かる別体の補強片50’によってもリフトタブ剛性を向上させることができるが、単に、別体補強片50’を備えるだけでは質量の増加を招く。
従って、好ましくは、図9(a)に示すように、前記連結片22bの少なくとも一部に中抜き部55’を設けることができる。
斯かる中抜き部55’を設けることにより、別体補強片50’による質量増加を低減させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションの部分上面斜視図である。 図2(a)及び(b)は、それぞれ、図1に示す磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。 図3(a)及び(b)は、それぞれ、図1及び図2に示す磁気ヘッドサスペンションの変形例の部分上面図及び部分側面図である。 図4(a)及び(b)は、それぞれ、図1及び図2に示す磁気ヘッドサスペンションにおけるロードビーム部板厚/リフトタブ剛性及びロードビーム部板厚/限界加速度の関係を示すグラフである。 図5(a)及び(b)は、それぞれ、従来の磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。 図6(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。 図7(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。 図8(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。 図9(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションの部分上面図及び部分側面図である。
符号の説明
1A〜1E 磁気ヘッドサスペンション
10 フレクシャ部
11 磁気ヘッド搭載領域
20 ロードビーム部
21 本体
21a 先端部位
22 リフトタブ
22a 係合部位
22b 連結片
30 荷重曲げ部
40 基部
50,50’ 補強片
55 スリット
55’ 中抜き部
P1 磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置
P2 磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置

Claims (10)

  1. 磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部と、前記フレクシャ部に接合されたロードビーム部と、先端領域が前記ロードビーム部に接合され、前記磁気ヘッドスライダを記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部と、前記荷重曲げ部の基端領域に接合された基部とを有する磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記ロードビーム部は、少なくとも先端部位が記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体と、前記先端部位から先方へ延びるリフトタブとを一体的に備え、
    前記リフトタブは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びる係合部位と、前記本体の先端部位及び前記係合部位を連結する連結片とを有しており、
    前記連結片は、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置において前記先端部位に対して曲げ加工され、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置において前記係合部位に対して曲げ加工されており、
    前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、前記第1位置及び前記第2位置の少なくとも一方には曲げ部を有さない補強片によって連結されていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  2. 前記補強片は、前記第1位置及び第2位置の双方において曲げ部を有さないことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  3. 前記補強片は、前記ロードビーム部を形成する部材によって一体形成されており、
    前記連結片及び前記補強片はスリットによって分離されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  4. 前記補強片は、前記ロードビーム部を形成する部材とは異なる部材によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  5. 前記連結片には中抜き部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  6. 前記連結片及び補強片は、該磁気ヘッドサスペンションの中央長手軸を基準にして平面視において対称とされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  7. 前記連結片は側面視において直線状とされ、
    前記補強片は側面視において上方を向く凸状とされていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  8. 前記連結片は側面視において直線状とされ、
    前記補強片は側面視において下方を向く凸状とされていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  9. 磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部と、前記フレクシャ部に接合されたロードビーム部と、先端領域が前記ロードビーム部に接合され、前記磁気ヘッドスライダを記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部と、前記荷重曲げ部の基端領域に接合された基部とを有する磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記ロードビーム部は、少なくとも先端部位が記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体と、前記先端部位から先方へ延びるリフトタブとを一体的に備え、
    前記リフトタブは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びる係合部位と、前記本体の先端部位及び前記係合部位を連結する連結片とを有しており、
    前記連結片は、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置において前記先端部位に対して曲げ加工され、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置において前記係合部位に対して曲げ加工されており、
    前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、基端部が前記第1位置より磁気ヘッドサスペンション長手方向基端側で曲げ加工され、且つ、先端部が前記第2位置と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げ加工された補強片によって連結されており、
    該補強片は、基端部及び先端部の間の少なくとも2カ所で曲げ加工されていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  10. 磁気ヘッドスライダを支持する磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部と、前記フレクシャ部に接合されたロードビーム部と、先端領域が前記ロードビーム部に接合され、前記磁気ヘッドスライダを記憶媒体の記憶面へ向けて押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部と、前記荷重曲げ部の基端領域に接合された基部とを有する磁気ヘッドサスペンションであって、
    前記ロードビーム部は、少なくとも先端部位が記憶媒体の記憶面と略平行な第1平面に沿って延びる本体と、前記先端部位から先方へ延びるリフトタブとを一体的に備え、
    前記リフトタブは、前記第1平面と略平行な第2平面であって、該第1平面よりも前記記憶媒体の記憶面から離間する上方に位置する第2平面に沿って延びる係合部位と、前記本体の先端部位及び前記係合部位を連結する連結片とを有しており、
    前記連結片は、基端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第1位置において前記先端部位に対して曲げ加工され、且つ、先端部が磁気ヘッドサスペンション長手方向第2位置において前記係合部位に対して曲げ加工されており、
    前記先端部位及び前記係合部位は、さらに、基端部が前記第1位置と磁気ヘッドサスペンション長手方向略同一位置で曲げ加工され、且つ、先端部が前記第2位置より磁気ヘッドサスペンション長手方向先端側でで曲げ加工された補強片によって連結されており、
    該補強片は、基端部及び先端部の間の少なくとも2カ所で曲げ加工されていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
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