JP5634321B2 - Cd40抗体製剤および方法 - Google Patents
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Description
in Immunology,1998,10(6):443〜8)。CD40アゴニスト剤を用いた研究によれば、CD40受容体の刺激は、抗腫瘍活性に関連する作用のカスケードを惹起することを報告している。例えば、抗原提示細胞におけるCD40受容体の刺激は、それらの成熟、抗原提示機能、副刺激の可能性、および、それらの免疫調節サイトカインの放出を増強することが示されている(Lee等,PNAS
USA,1999,96(4):1421〜6;Cella等,J.Exp.Med.,1996;184(2):747〜52)。また、CD40アゴニストは、CD40+腫瘍のアポトーシスを促進し、それらの樹状細胞によってプロセシングされる能力を増強することも報告されている(von
Leoprechting等,Cancer Res.,1999,59:1287〜94;Sotomayo等,Nature Medicine,1999,5(7):780〜87;Eliopoulos等,Mol.Cell
Biol.,2000,29(15):5503〜15;Ziebold等,Arch.Immunol.Therapiae
Experimentalis,2000,48(4):225〜33;Hoffmann等,J.Immunol.,2001,24(2):162〜71)。これらの免疫刺激の重要性と直接的な抗腫瘍作用は、動物モデルで説明されており、それによれば、CD40アゴニスト抗体は、腫瘍成長を阻害し、腫瘍の耐性をリバースさせることが示されている(Diehl等,Nature
Med.,1999,5(7):774〜9;Francisco等,Cancer
Res.,2000,60(12):32225〜31)。CD40抗体は、以下の特許公報で言及されている:U.S.5,786,456;U.S.5,674,492;WO02/088186;US2003059427;US20020142358;WO01/56603;U.S.5,801,227;EP806963;WO88/06891;および、WO94/04570。しかしながら、CD40抗体に関する高度に有効な投与方法および製剤は説明されていない。また、このような治療に使用するのに適した安定な製剤も有用と思われる。
図1は、免疫細胞の存在下のCD40アゴニスト抗体によるCD40(−)腫瘍K562の成長の阻害を示す。動物は、腫瘍の攻撃時間に、21.4.1またはKLHの1回の注射(IP)を受けた。腫瘍の大きさは、それぞれ個々の動物について、21日目にmm2で報告されている(10動物/グループ)。この研究は、少なくとも5回の別々の研究を代表するものである。
用語「アゴニストCD40抗体」または「アゴニスト抗CD40抗体」は、本明細書で用いられる場合、ヒトCD40分子に特異的に結合する抗体であって、さらに、CD40を発現する細胞、組織または生物に添加された場合、1種またはそれ以上のCD40活性を少なくとも約20%増加させるものを意味する。いくつかの実施態様において、このような抗体は、CD40活性を、少なくとも40%、50%、60%、70%、80%、または、85%活性化する。いくつかの実施態様において、このような活性化は、CD40Lの存在下で生じる。いくつかの実施態様において、活性化している抗体の活性は、全血の表面分子のアップレギュレーション分析を用いて測定される。その他の実施態様において、活性化している抗体の活性は、IL−12放出を測定するための樹状細胞分析を用いて測定される。その他の実施態様において、活性化している抗体の活性は、インビボでの腫瘍モデルを用いて測定される。
としては、これらに限定されないが、ELISAに基づく分析、ビアコア(Biacore)結合研究の使用、同様に、Walker等のUS特許出願公報番号2003/0157730A1で詳述されている方法が挙げられる。
Type Culture
Collection;ATCC;10801University Boulevard,マナサス,バージニア州20110−2209)に寄託した。ハイブリドーマ21.2.1、22.1.1、23.5.1、23.25.1、23.28.1、23.29.1、および、24.2.1を、2002年7月16日にATCCに寄託した。これらのハイブリドーマには、以下の寄託番号が付与された:
cancer,gastric cancer)、結腸直腸ガン、結腸ガン、婦人科腫瘍(例えば、子宮肉腫、ファロピウス管の癌腫、子宮内膜の癌腫、子宮頚の癌腫、膣の癌腫、または、陰門の癌腫)、食道ガン、小腸ガン、内分泌系のガン(例えば、甲状腺ガン、副甲状腺ガンまたは副腎ガン)、軟部組織肉腫、白血病、骨髄腫、多発性骨髄腫、尿道ガン、陰茎ガン、前立腺ガン、慢性もしくは急性白血病、小児の充実性腫瘍、ホジキン病、リンパ球性リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、膀胱ガン、肝臓ガン、腎臓ガン、腎臓または尿道ガン(例えば、腎細胞ガン、腎盂ガン)、または、中枢神経系の新生物(例えば、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸の腫瘍、脳幹グリオーマもしくは下垂体腺腫)、神経膠腫、または、線維肉腫を有すると診断された患者が挙げられる。
装置は周知であり、例えば、WO03/084598で説明されている装置が挙げられる。
Index)を参照)、カルボプラチン、および、オキサリプラチンからなる群より選択される。
自己腫瘍細胞で刺激されたガン患者から得られたリンパ節細胞に対するヒト抗CD40抗体(21.4.1)の作用を試験した。
腎細胞ガン、非小細胞肺癌、膀胱の移行細胞癌、結腸ガン、前立腺ガン、および、頭部および頚部のガンを有する患者から、リンパ節細胞と腫瘍を採取した。そのリンパ節細胞を、21.4.1(1μg/mL;6.7nM)の存在または非存在下で、放射線照射したコラゲナーゼ処理腫瘍(上記の同じ患者より採取)と共に培養下に置いた。96時間後に、増殖を3H−チミジンを用いて評価した。INFγ生産細胞の数を、ELISPOT、その後の再刺激で評価した。
腫瘍抗原で刺激されたリンパ節細胞の培養において、上記抗体は、IFNγ+陽性T細胞の数を高めた。さらに、これらのリンパ節細胞の腫瘍抗原に応答した増殖は3〜4倍に高められた。
腫瘍抗原で刺激されると、上記抗体は、ガン患者から得られたリンパ節細胞の増殖とサイトカイン生産能を高めた。
抗CD40抗体(21.4.1)の、ヒトおよびカニクイザルの白血球におけるFc受容体への結合を試験した。
フローサイトメトリー研究によれば、ヒト白血球で、FcRタイプのFcγRII(CD32)、および、FcγRIII(CD16)、同様に、極めて低いレベルのFcγRI(CD64)が発現されたことが示された。21.4.1の、ヒトまたはカニクイザルの末梢血液の白血球におけるFc受容体(FcR)への結合を、125I−21.4.1と、ヒトIgG1コントロールmAbを用いることによって決定した。正常なドナーからのヒト白血球またはカニクイザルの白血球を、血漿ゲルを用いて全血から単離し、徹底的に洗浄し、受容体に結合した血清免疫グロブリンを解離させた。スクロースの緩衝材を通過させた遠心分離を用いて、細胞に結合した抗体と、遊離の抗体とを分離した。研究は、受容体の内在化を予防するために、アジ化ナトリウムの存在下で4℃で行われた。
21.4.1を、FcRへの特異的結合に関して、競合物質として、抗体と競合する過量の非標識ヒトIgG2アイソタイプを用いることによって試験した。ヒト白血球におけるFcRへの125I−21.4.1の特異的結合(n=5ドナー)は、−1.0±8.5%であり、カニクイザルの白血球におけるFcRへの特異的結合(n=4)は、15±13%であった。125I−21.4.1の白血球のCD40受容体、同様にFcRへのあらゆる特異的な結合をブロックし得る非標識21.4.1を500倍過量で添加することによって、ヒトおよびカニクイザルの白血球における125I−21.4.1のCD40受容体への特異的な結合は、それぞれ49%および67%であることが示された(CD40への特異的結合の%は、全ての特異的な結合の%からFcRへの結合の%を引くことによって計算された)。コントロールとして、125I−IgG1は、ヒトおよびカニクイザルの白血球への特異的結合を矛盾なく実証している。ヒトおよびカニクイザルの白血球におけるIgG1コントロール抗体のFcRへの特異的な結合は、全ての結合した放射活性のそれぞれ56%および51%を占めた。
これらの研究により、上記抗体は、ヒトおよびカニクイザルの白血球においてFc受容体へ特異的結合が最小であることが示される。
ヒトにおける抗体が介在するサイトカイン放出の誘導と相関するインビトロでの全血分析を用いて、抗CD40抗体(21.4.1)を、それらの刺激されていないヒト全血からのサイトカインの放出を誘導する能力に関して試験した。21.4.1を、1、10および100μg/mLで、ポジティブコントロールとして、Fc介在経路を介してサイトカイン放出を誘導するマウスの抗ヒトCD3IgG1、および、第二のポジティブコントロールとしてマクロファージを刺激することによってサイトカインを誘導するLPSと共に用いて試験した。用いられたドナーには、マウス抗体とLPSの両方に応答した個体(4ドナー)、同様に、LPSのみに応答した個体(3ドナー)が含まれる。ヘパリン化された全血を、21.4.1と5時間培養し、血漿を回収し、ELISAによって(市販のキットを使用)、腫瘍壊死因子アルファ(TNF−α)、インターフェロンガンマ(INF−γ)およびインターロイキン−6(IL−6)に関して解析した。また、培養物を、48時間インキュベートし、インターロイキン−1ベータ(IL−β)に関しても解析した。
1または10μg/mLの21.4.1と培養されたヒト血液の血漿においてサイトカインは検出されなかった。100μg/mLの上記抗体で処理された1つのドナーのみが、低いが測定可能なレベルの2種のサイトカイン(34pg/mLのTNF−α、および、90pg/mLのIL−6)を示した。その後、このドナーを再試験したところ、検出可能なTNF−αまたはIL−6の誘導は示されなかった。いずれのサンプルにおいてもINFγまたはIL−1βの上昇はみられなかった。
これらの研究によれば、21.4.1は、ヒト全血において炎症性サイトカインを誘導しないことが示される。
CD40抗体(21.4.1)を、様々な用量(1mg/kg
n=4、3mg/kg n=4、5mg/kg n=2、および、10mg/kg
n=2)でカニクイザルに静脈内投与した。これらのサルから、投与前後の様々なタイムポイントでヘパリン化された血液を採取した。この血液をアリコートにし、染色した。ベクトン・ディッキンソン(Becton
Dickinson)のFACSCaliburを用いてデータを得て、セルクエスト(CellQuest)ソフトウェアで解析した。結果を、中央値の蛍光強度の投与前の値と比較した増加の倍数として計算した。
B細胞の活性化状態と抗原提示能を反映するMHCクラスII発現が、投与してから24時間までに、試験された全ての用量に関して、2.5〜3倍増加したが、明確な用量応答関係は観察されなかった。CD23発現、その他のB細胞活性化のマーカーについて、動物2匹を3mg/kgで、動物1匹を10mg/kgで評価した。CD23発現が、投与後24時間で、≧20倍に増加したが、用量の作用は観察されなかった。両方の表面マーカーのアップレギュレーションは持続したが(≧2倍の増加)、21.4.1レベルは1μg/mlを超えたままだった。また、CD71(トランスフェリン受容体)とCD86の副刺激分子のレベルも、中程度のアップレギュレーションを示したが、一方で、CD80発現はそれほど変化しなかった。
インビボのカニクイザルのB細胞において、21.4.1は、表面マーカーをアップレギュレートした。CD20+細胞におけるMHCクラスII、および、CD23発現は、処理によって増加し、1mg/kg(4日間で、〜20μg/mLのCmax、および、≧0.1μg/mLの接触に相当する)が、カニクイザルのB細胞において飽和した薬力学反応を生産するようである。この反応の持続時間は、より高い用量ではより長かった。
カニクイザルにおける、1、3、5または10mg/kgの単回静脈内(IV)投与の後の抗CD40抗体(21.4.1)の薬物動態学的特性を試験した。21.4.1は、低い全身クリアランス(0.0133〜0.0635mL/分/kg)、および、定常状態における少ない分配量(0.0459〜0.0757L/kg)であり、見かけの平均除去半減期が0.75〜2.0日間(表1)になったことが特徴的であった。21.4.1の薬物動態学は、試験された用量範囲にわたり用量依存性のようであった。クリアランス値は、概して、用量を1mg/kgから10mg/kgに高めると減少し、見かけの平均除去半減期は、1mg/kgで0.75日間から、10mg/kgで2.0日間に増加した。定常状態における分配量は、様々な用量で類似していた(0.0575L/kgの平均)。
腫瘍細胞単独(1×107)、または、ヒトDC(1×105)、および、同じドナーからのT細胞(5×105)を皮下注射されたSCID−ベージュマウスにおいて、CD40抗体(21.4.1)の腫瘍成長の阻害活性を決定した。腫瘍細胞のDCおよびT細胞に対する比率は、100:1:5であった。特に他の指定がない限り、結果は、コントロール動物における腫瘍成長が300〜400mm2の大きさに達し、実験を継続することがもはや人道的ではない時点であることが予め決定されている1つの固定タイムポイント(反応速度論実験より)における腫瘍の大きさ(mm2)に関して示される。全ての場合において、>30日間のT1/2を有する21.4.1の注射を1回だけ、SCID−ベージュマウスに投与した。
CD40(−)腫瘍(例えば、赤白血病および結腸ガン)の成長に対するCD40抗体(21.4.1)の作用を試験した。特に、CD40(−)の低い免疫原性の(クラスIおよびII陰性)腫瘍に対する21.4.1の有効性を評価するのに、K562腫瘍を選択した。
SCID−ベージュマウスに、CD40(−)赤白血病の腫瘍、K562(ATCC
CCL−243)を、単独で、または、ヒト末梢血液T細胞およびDCの存在下で皮下注射した。腫瘍注射の時、または、5日間後のいずれかに、1回の21.4.1のIP注射を様々な用量レベルを用いて動物に与えた。
腫瘍の攻撃後の21日目で示されるように(図1)、1回の21.4.1のIP注射により、免疫細胞が存在すると、K562腫瘍成長の用量依存性の阻害が生じた。腫瘍成長の50%阻害を引き起こす21.4.1の量は、0.005mg/kg(Cmax血清濃度0.05μg/mLに相当する)であった。CD40(−)結腸ガン、Lovo(ATCC CCL−229)でも同様の結果が観察された。腫瘍の攻撃から0日目または+5日目に21.4.1を投与したところ、結果は同一であった。これらのCD40(−)腫瘍の成長は、免疫細胞の非存在下だと、21.4.1によって阻害されなかった。
21.4.1は、免疫細胞が存在する場合、CD40(−)腫瘍の成長を阻害するが、これは、免疫が介在する抗腫瘍活性の増強を示唆している。これは、結腸ガンと赤白血病の腫瘍に対して実証された。また、この抗腫瘍活性も、結腸ガンには抗体3.1.1、および、赤白血病の腫瘍には3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83V抗体(IC50<0.01mg/kg)を用いて実証された。従って、本明細書で開示されたデータは、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83V抗体は、インビボで、3.1.1抗体活性を有することを実証する。これらのインビボでの腫瘍の結果は、2種の抗体を比較して得られた類似のインビトロでのデータを考慮すると、抗体3.1.1、および、抗体3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vは、インビボでも類似の様式で性能を示すだろうということを、さらに裏付けている。従って、3.1.1を用いて得られた結果は、この分析、および、その他の分析において、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vにも当てはまる。
抗D40抗体(21.4.1)の乳房および前立腺腫瘍の成長阻害に対する作用を試験した。
SCID−ベージュマウスの皮下を、ヒト乳房腫瘍、BT474(ATCC
HTB−20)をヒト末梢血液T細胞およびDCと共に用いて攻撃した。腫瘍を注射した時に、動物は、21.4.1の単回投与(IP)を受けた。
図2で示されるように、21.4.1の1回の注射は、免疫細胞の存在下でBT474細胞の成長を阻害した。腫瘍成長を50%減少を起こすのに必要な21.4.1の量は、0.005mg/kg(Cmax血清濃度0.05μg/mLに相当する)であった。ヒト前立腺ガン細胞系、PC−3(ATCC CRL−1435)に対しても、同様の結果が観察された。これもまた、抗体3.1.1を用いて実証され、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vについても予想可能である。
21.4.1は、ヒト乳房、および、前立腺腫瘍の成長を阻害する。
抗CD40抗体(21.4.1)のCD40(+)腫瘍に対する抗腫瘍活性への作用、および、免疫細胞の存在および非存在下における有効性の変化を研究した。
SCID−ベージュマウスに、CD40(+)Raji
B細胞リンパ腫(ATCC CCL−86)(SC)を皮下注射し、それに続いて、腫瘍の注射の時に21.4.1の単回投与を与えた(IP)。また、数匹の動物には、ヒトT細胞およびDCも注射した。21日目に腫瘍成長を評価した。
図3で示されるように、免疫細胞の非存在下で腫瘍成長の50%阻害を引き起こす21.4.1の量は、0.02mg/kg(Cmax血清濃度0.2μg/mLに相当する)であった。腫瘍細胞が免疫細胞と共に注射された場合、腫瘍成長の50%阻害を起こすのに必要な21.4.1の量は、20分の1の0.001mg/kgに減少した(Cmax血清濃度=0.01μg/mL)。
これらの結果は、21.4.1は、CD40(+)腫瘍に対して直接的な抗腫瘍活性を有することを説明している。また、この観察は、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83V(IC50<0.01mg/kg)にも当てはまる。この抗体21.4.1に関する抗腫瘍活性は、免疫細胞が存在する場合に高められ、これもまた、抗体3.1.1でも実証され、抗体3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vについても予想される。
CD40(+)の全身性腫瘍モデルにおいて、B細胞リンパ腫を用いて、本発明に係る抗CD40抗体(21.4.1)の死亡を遅らせる能力を評価した。
SCID−ベージュマウスに、B細胞リンパ腫(Daudi)(ATCC
CCL−213)を静脈内注射した。腫瘍の注射の時に、21.4.1を1回の注射(IP)で投与した。死亡を58日間モニターした。
図4で示されるように、21.4.1の1回の注射によって、全身投与された腫瘍細胞系により誘導された死亡が阻害された。
B細胞リンパ腫を用いたCD40(+)全身性腫瘍モデルにおいて、21.4.1は死亡を遅らせる。これもまた、3.1.1を用いて実証され、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vについても類似の結果が予想される。
ヒト乳房腫瘍の成長を阻害することにおける、抗CD40抗体(21.4.1)の、単独、および、シスプラチンの存在下における治療効果を試験した。
SCID−ベージュマウスに、乳房腫瘍、BT474を皮下注射した。腫瘍が200mm2のサイズに達したら、上記抗体(1mg/kg,IP)および/またはシスプラチン(2.5mg/kg,IP)を1回の注射で投与した。攻撃の後の84日目に、腫瘍成長を測定した。
図4で示されるように、21.4.1またはシスプラチンの1回の注射は、腫瘍成長を阻害した。しかしながら、両方の処理を併用すると、8匹の動物のうち7匹において腫瘍の縮小が達成された。
21.4.1は、腫瘍が定着した際に単独で投与された場合、腫瘍成長を阻害し、シスプラチンと組み合わせて投与された場合、腫瘍の縮小を引き起こす。これもまた、抗体3.1.1を用いて実証され、同様に、3.1.1H−A78T−V88A−V97A/3.1.1L−L4M−L83Vでも起こり得る。
複数回投与の研究において、カニクイザル(2/性別/用量)に、0.3、1.0および10mg/kgの用量で、1、3、5、7および9日目(総投与回数5回)に21.4.1を静脈内投与した。投与前の1日目と9日目に、および、投与後と投与前の0.5、6および24時間目に、および、投与後5日目の0.5時間に血液を回収し、血清薬物濃度を測定した。21.4.1への全身性の接触は、平均Cmax、および、平均AUC(0-24)での評価の通り、1日目と9日目の両方において、用量が0.3から10mg/kgに増加するにつれて増加した(表2)。類似の接触(平均Cmax、および、平均AUC)を、1日目と9日目に、0.3mg/kg、および、1mg/kgの用量グループで観察した。10mg/kgの用量グループにおいて、平均Cmax、および、平均AUC(0-24)値は、1日目から9日目でそれぞれ2.6倍および2.8倍に増加した。接触における性別に関連する差は観察されなかった。
30kDaの分子量でカットオフするカセットを含む限外ろ過ユニットを用いて、CD40抗体を約11.0mg/mL±0.8mg/mLに濃縮した。次に、この濃縮物を、ダイアフィルターでろ過して、20mM酢酸ナトリウム/140mM塩化ナトリウム緩衝液(pH5.5)にした。2%ポリソルベート80溶液を、ダイアフィルターで濃縮した生成物に添加し、0.02%ポリソルベート80の最終濃度を達成した。
Claims (3)
- pH5.5のCD40アゴニスト抗体および製薬上許容できるキャリアーを含む非経口投与に適した液体医薬製剤であって、ここで該抗体は21.4.1からなり、そして該製薬上許容できるキャリアーは酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムおよびポリソルベート80を含む、製剤。
- 該抗体の濃度は少なくとも5mg/mlである、請求項1に記載の製剤。
- 前記抗体、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、および、ポリソルベート80を含み、ここで酢酸ナトリウムの量が20mMであり、塩化ナトリウムの量が140mMであり、ポリソルベート80の量が0.2mg/mlである、請求項2に記載の製剤。
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