JP5633337B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和システムにおいて、前記第1空調能力は、最適制御で運転中の前記第1の台数の全ての前記室外機の各々において冷媒を圧縮する圧縮機の回転速度の、最大回転速度に対する割合の合計値に基づき演算されることを要旨とする。
まず、冷房運転時において、圧縮機12の吐出管12bを出た冷媒は、四方弁14を通過した後、凝縮器として機能する室外機熱交換器15に導かれる。室外機熱交換器15において、冷媒は室外の空気(外気)により熱を奪われ、凝縮・液化する。その後、冷媒は、各室内機30の室内機電子膨張弁32において減圧されるとともに、蒸発器として機能する室内機熱交換器31において、室内の空気の熱を奪い気化する。その後、冷媒は、四方弁14及びアキュームレータ18を介して圧縮機12の吸入管12aに戻る。以上の過程を経ることで、室内が冷房される。
図1に示すように、室外機10には、ガスエンジン11及び四方弁14等を駆動制御する制御装置41が設けられている。この制御装置41は、マイコンを主体に構成されており、ガスエンジン11の回転速度を検出する回転速度センサ44に電気的に接続されている。
(1)ガスエンジン11の実際の回転速度
(2)ガスエンジン11に回転駆動される圧縮機12の接続台数
(3)ガスエンジン11の回転速度を著しく低下させることなく空調能力を低減するために、圧縮機12の吸入管12a及び吐出管12b間をバイパスするバイパス管13jに設けられた容量調整弁25の開度
従って、みかけ回転速度とは、冷媒流量と1対1で対応するようにこれらの要素を考慮して導入されたガスエンジン11の回転速度の概念である。例えばガスエンジン11の実際の回転速度が同一であるとして、圧縮機12の接続台数が多くなればその分、みかけ回転速度が大きく計算・設定され、反対に圧縮機12の接続台数が少なくなればその分、みかけ回転速度が小さく計算・設定される。あるいは、ガスエンジン11の実際の回転速度が同一であるとして、圧縮機12の容量調整弁25の開度が小さくなればその分、みかけ回転速度が大きく計算・設定され、反対に圧縮機12の容量調整弁25の開度が大きくなればその分、みかけ回転速度が小さく計算・設定される。
まず、集中制御機器51は、複数の室外機10のうち、最適制御で運転中の全ての室外機10の空調能力の合計値である第1空調能力C1を演算する(第1演算手段)。また、集中制御機器51は、運転パターンレベルのアップ(運転する室外機10の台数減少)をするとして、運転予定の全ての室外機10の最大空調能力の合計値である第2空調能力C2を演算する(第2演算手段)。そして、集中制御機器51は、第2空調能力C2よりも第1空調能力C1が下回るとき、運転パターンレベルをアップすべく、複数の室外機10の運転する台数を減少させる。
ただし、
運転率r=(みかけ回転速度N/最大回転速度NM) …(1)
また、集中制御機器51は、下式(2)に従って運転パターンレベルを1つアップした際に運転予定の各室外機10について、対応する室内機総運転容量Cia及び容量(室外機運転容量)のうちの小さい方を運転可能容量Csとして選択・設定する。また、集中制御機器51は、運転予定の全ての室外機10に対応する運転可能容量Cs、即ち運転予定の総運転可能容量を第2空調能力C2として演算する。
続いて、集中制御機器51は、第1及び第2空調能力C1,C2の大小関係を比較し、該第2空調能力C2が第1空調能力C1以上のときに、運転パターンレベルをアップ(運転する室外機10の台数を減少)する。なお、条件を満たした場合、運転パターンレベルのアップ(運転する室外機10の台数減少)を即時に実施しても、一定時間の経過を待って実施してもよい。
∴室外機10Aの運転率r=(1700/2600)=0.65
室外機10Cの運転率r=(1650/2200)=0.75
室外機10Eの運転率r=(1800/3000)=0.60
続いて、集中制御機器51は、現在運転中の各室外機10A,10C,10Eの室外機運転容量をそれぞれ演算する。
∴室外機10Aの室外機運転容量=56×0.65=36.4
室外機10Cの室外機運転容量=45×0.75=33.8
室外機10Eの室外機運転容量=71×0.60=42.6
続いて、集中制御機器51は、第1空調能力C1を演算する。
∴第1空調能力C1=36.4+33.8+42.6=112.8
また、集中制御機器51は、運転パターンレベルを1つアップした際に運転予定の各室外機10B,10Dの室内機総運転容量Ciaを演算する。
室外機10Dの室内機総運転容量Cia=9×5=45
続いて、運転パターンレベルを1つアップした際に運転予定の各室外機10B,10Dについて、室内機総運転容量Cia及び室外機容量Coのうちの小さい方を運転可能容量Csとして選択・設定する。
∴室外機10Bの室内機総運転容量Cia=80>室外機容量Co=71
運転可能容量Cs=71
室外機10Dの室内機総運転容量Cia=45<室外機容量Co=56
運転可能容量Cs=45
そして、集中制御機器51は、第2空調能力C2を演算する。
∴第2空調能力C2=71+45=116
続いて、集中制御機器51は、第1空調能力C1が第2空調能力C2以上か否かを判断する。ここでは、
第1空調能力C1=112.8≦第2空調能力C2=116
が成立するため、集中制御機器51は、運転パターンレベルを1つアップすべく、対応する制御指令を全ての室外機10A〜10Eの制御装置41へと送信する。このとき、各制御装置41は、これに従ってその運転を実施(開始)し、あるいはその運転を停止する。以上より、運転中の各室外機10が最適制御を行っていても、間引き制御指示に合わせて、運転する室外機10の台数が減少される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(1)本実施形態では、運転中の各室外機10により、被空調空間Sの空調が空調負荷に応じた空調能力で最適制御される。一方、第2空調能力C2よりも第1空調能力C1が下回るとき、集中制御機器51により、複数の室外機10の運転する台数が(第1の台数から該第1の台数よりも少ない第2の台数)へと減少される。従って、各室外機10による被空調空間Sの空調の最適制御を実現しながらも、システム全体として空調負荷と空調能力とを乖離させることなく、運転する室外機10の台数を減少することができる。そして、各室外機10の運転時間を削減することができ、あるいは省エネルギー性を向上させることができる。
・前記実施形態において、第2空調能力C2を、運転予定の全ての室外機10の各々における室外機容量Co及び室内機総運転容量Ciaのいずれか一方の合計値に基づき演算してもよい。この場合、運転予定の全ての室外機10の室外機容量Co及び室内機総運転容量Ciaのいずれか一方を合計することに基づき、第2空調能力C2を簡易に演算することができる。
・前記実施形態において、間引き制御では、例えば冬季に南側の室外機10を少なめに運転し、北側の室外機10を多めに運転するようにしてもよい。また、運転中の室外機10(空気調和機1)において、例えば冬季にその接続される複数の室内機30のうち、南側の室内機30を少なめに運転し、北側の室内機30を多めに運転するようにしてもよい。
・前記実施形態においては、運転パターンレベルのアップを1つずつ行うようにしたが、空調能力(第2空調能力C2)に余裕があるのであれば、飛び級で運転パターンレベルのアップを行ってもよい。その場合には、運転パターンレベルを1つアップした場合と同様に飛び級で運転パターンレベルの第2空調能力C2を演算し、第1空調能力C1と比較して、第2空調能力C2よりも第1空調能力C1が下回るとき、飛び級で運転パターンレベルのアップを行なう。
・複数の被空調空間の空調を複数の室外機で制御する空気調和システムであってもよい。
(イ)請求項2に記載の空気調和システムにおいて、
前記複数の室外機は、前記圧縮機を回転駆動するガスエンジンをそれぞれ備え、
前記第1空調能力は、最適制御で運転中の前記第1の台数の全ての前記室外機の前記ガスエンジンの回転速度に基づき演算されることを特徴とする空気調和システム。同構成によれば、前記圧縮機の回転速度を監視する必要がなく、前記ガスエンジンの既存の回転速度制御機能を流用して前記第1空調能力を演算できるため、より簡易な構成にできる。
Claims (2)
- 被空調空間の空調を空調負荷に応じた空調能力で最適制御する複数の室外機と、これら室外機の運転する台数を制御する集中制御機器とを備える空気調和システムにおいて、
前記複数の室外機のうち、最適制御で運転中の第1の台数の全ての前記室外機の空調能力の合計値である第1空調能力を演算する第1演算手段と、
前記複数の室外機のうち、前記第1の台数よりも少ない第2の台数の全ての前記室外機の最大空調能力の合計値である第2空調能力を演算する第2演算手段とを備え、
前記第2空調能力は、運転予定の前記第2の台数の全ての前記室外機の各々における室外機容量及び室内機総運転容量のうちの小さい方である運転可能容量の合計値に基づき演算され、
前記集中制御機器は、前記第2空調能力よりも前記第1空調能力が下回るとき、前記複数の室外機の運転する台数を前記第1の台数から前記第2の台数へと減少させることを特徴とする空気調和システム。 - 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
前記第1空調能力は、最適制御で運転中の前記第1の台数の全ての前記室外機の各々において冷媒を圧縮する圧縮機の回転速度の、最大回転速度に対する割合の合計値に基づき演算されることを特徴とする空気調和システム。
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