JP2003042505A - 空調装置およびその運転制御方法 - Google Patents
空調装置およびその運転制御方法Info
- Publication number
- JP2003042505A JP2003042505A JP2001230126A JP2001230126A JP2003042505A JP 2003042505 A JP2003042505 A JP 2003042505A JP 2001230126 A JP2001230126 A JP 2001230126A JP 2001230126 A JP2001230126 A JP 2001230126A JP 2003042505 A JP2003042505 A JP 2003042505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air conditioner
- outdoor units
- load
- outdoor
- indoor unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信頼性を維持しつつ、使い勝手を格段と向上
し得る空調装置およびその運転制御方法を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 複数の熱交換器２Ａ、２Ｂを有する室内
ユニット１に、当該各熱交換器２Ａ、２Ｂに対応した複
数台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂが、それぞれ並列に
接続されてなる空調装置において、室内ユニット１の負
荷を検出する負荷検出手段１３と、この負荷検出手段１
３の検出結果に基づいて、各室外ユニット１０Ａ、１０
Ｂの運転台数を制御する運転制御手段１４とを設けるよ
うにした。
し得る空調装置およびその運転制御方法を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 複数の熱交換器２Ａ、２Ｂを有する室内
ユニット１に、当該各熱交換器２Ａ、２Ｂに対応した複
数台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂが、それぞれ並列に
接続されてなる空調装置において、室内ユニット１の負
荷を検出する負荷検出手段１３と、この負荷検出手段１
３の検出結果に基づいて、各室外ユニット１０Ａ、１０
Ｂの運転台数を制御する運転制御手段１４とを設けるよ
うにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置およびそ
の運転制御方法に関し、例えば複数台の室外ユニットを
室内ユニットに並列に配設してなる空調装置およびその
運転制御方法に適用して好適なものである。
の運転制御方法に関し、例えば複数台の室外ユニットを
室内ユニットに並列に配設してなる空調装置およびその
運転制御方法に適用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の空調装置の一つとして、
例えばパッケージエアコンが知られている。このパッケ
ージエアコンは、例えば膨張弁、遠心ファンおよび冷房
時、蒸発器（冷却器）として機能し、暖房時、凝縮器
（加熱器）として機能する複数の熱交換器（以下、これ
を室内熱交換器と称する）等を有する室内ユニットと、
圧縮機、四方切換弁および冷房時、凝縮器として機能
し、暖房時、蒸発器として機能する熱交換器（以下、こ
れを室外熱交換器と称する）等を有し、室内ユニットの
室内熱交換器に対応した複数台のＧＨＰ（ガスヒートポ
ンプ）式等の室外ユニットとを順次配管接続して冷凍サ
イクルを構成しているものが一般的である。
例えばパッケージエアコンが知られている。このパッケ
ージエアコンは、例えば膨張弁、遠心ファンおよび冷房
時、蒸発器（冷却器）として機能し、暖房時、凝縮器
（加熱器）として機能する複数の熱交換器（以下、これ
を室内熱交換器と称する）等を有する室内ユニットと、
圧縮機、四方切換弁および冷房時、凝縮器として機能
し、暖房時、蒸発器として機能する熱交換器（以下、こ
れを室外熱交換器と称する）等を有し、室内ユニットの
室内熱交換器に対応した複数台のＧＨＰ（ガスヒートポ
ンプ）式等の室外ユニットとを順次配管接続して冷凍サ
イクルを構成しているものが一般的である。
【０００３】そして、このようなパッケージエアコンで
は、例えば運転している各室外ユニットの負荷が減少し
た場合、当該各室外ユニットがその減少した負荷に応じ
て能力調整を行っていた。
は、例えば運転している各室外ユニットの負荷が減少し
た場合、当該各室外ユニットがその減少した負荷に応じ
て能力調整を行っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ガスヒートポンプ式の室外ユニットの場合、その駆動源
としてエンジン等を用いていることから、信頼性を維持
するために、定期的にメンテナンスを実施する必要があ
った。
ガスヒートポンプ式の室外ユニットの場合、その駆動源
としてエンジン等を用いていることから、信頼性を維持
するために、定期的にメンテナンスを実施する必要があ
った。
【０００５】しかしながら、かかる空調装置において、
そのメンテナンスの周期が短いと、メンテナンスのため
に空調装置を停止しなければならない状態がしばしば起
こり、この結果、空調装置のユーザに不快感を与える問
題があった。
そのメンテナンスの周期が短いと、メンテナンスのため
に空調装置を停止しなければならない状態がしばしば起
こり、この結果、空調装置のユーザに不快感を与える問
題があった。
【０００６】また、このように各室外ユニットの負荷が
減少した場合においても、これら各室外ユニットが、そ
れぞれ能力調整して運転していることから、室外ユニッ
トの台数を減らして運転することなく、空調装置全体と
して、各室外ユニットの運転時間がそれぞれ一様に加算
されているため、メンテナンスを実施する周期は、負荷
が減少する前と何ら変化することがなかった。
減少した場合においても、これら各室外ユニットが、そ
れぞれ能力調整して運転していることから、室外ユニッ
トの台数を減らして運転することなく、空調装置全体と
して、各室外ユニットの運転時間がそれぞれ一様に加算
されているため、メンテナンスを実施する周期は、負荷
が減少する前と何ら変化することがなかった。
【０００７】従って、この負荷の減少を利用して、室外
ユニットの台数を減らして運転し、少しでもメンテナン
ス周期を延ばすことができれば、メンテナンスのために
空調装置を停止させる時期の間隔をあけることができ、
ユーザの不快感を低減させることができるため、信頼性
を維持しつつ、使い勝手を格段と向上し得る空調装置お
よびその運転制御方法を実現することができるものと考
えられる。
ユニットの台数を減らして運転し、少しでもメンテナン
ス周期を延ばすことができれば、メンテナンスのために
空調装置を停止させる時期の間隔をあけることができ、
ユーザの不快感を低減させることができるため、信頼性
を維持しつつ、使い勝手を格段と向上し得る空調装置お
よびその運転制御方法を実現することができるものと考
えられる。
【０００８】本発明は、上述したような問題点に鑑みて
なされたもので、信頼性を維持しつつ、使い勝手を格段
と向上し得る空調装置およびその運転制御方法を実現す
ることを目的とする。
なされたもので、信頼性を維持しつつ、使い勝手を格段
と向上し得る空調装置およびその運転制御方法を実現す
ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、以下の手段を採用した。請求項１
に記載の空調装置は、複数の熱交換器を有する室内ユニ
ットに、当該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニッ
トが、それぞれ並列に接続されてなる空調装置におい
て、上記室内ユニットの負荷を検出する負荷検出手段
と、上記負荷検出手段の検出結果に基づいて、各上記室
外ユニットの運転台数を制御する運転制御手段とを設け
ることを特徴としている。
め本発明においては、以下の手段を採用した。請求項１
に記載の空調装置は、複数の熱交換器を有する室内ユニ
ットに、当該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニッ
トが、それぞれ並列に接続されてなる空調装置におい
て、上記室内ユニットの負荷を検出する負荷検出手段
と、上記負荷検出手段の検出結果に基づいて、各上記室
外ユニットの運転台数を制御する運転制御手段とを設け
ることを特徴としている。
【００１０】上述した空調装置によれば、室内ユニット
の負荷を検出する負荷検出手段と、負荷検出手段の検出
結果に基づいて、各室外ユニットの運転台数を制御する
運転制御手段とを設けることにより、室内ユニットの負
荷に応じた台数の室外ユニットを運転するようにして、
常に全室外ユニットを運転する必要がなくなる分、当該
各室外ユニットのメンテナンス周期を延ばし、メンテナ
ンスのために空調装置を停止させる時期の間隔をあけ
て、ユーザの不快感を低減させる。
の負荷を検出する負荷検出手段と、負荷検出手段の検出
結果に基づいて、各室外ユニットの運転台数を制御する
運転制御手段とを設けることにより、室内ユニットの負
荷に応じた台数の室外ユニットを運転するようにして、
常に全室外ユニットを運転する必要がなくなる分、当該
各室外ユニットのメンテナンス周期を延ばし、メンテナ
ンスのために空調装置を停止させる時期の間隔をあけ
て、ユーザの不快感を低減させる。
【００１１】また、請求項２に記載の空調装置の運転制
御方法は、複数の熱交換器を有する室内ユニットに、当
該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニットが、それ
ぞれ並列に接続されてなる空調装置の運転制御方法にお
いて、上記室内ユニットの負荷を検出する第１のステッ
プと、上記第１のステップにおける検出結果に基づい
て、各上記室外ユニットの運転台数を制御する第２のス
テップとを設けることを特徴としている。
御方法は、複数の熱交換器を有する室内ユニットに、当
該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニットが、それ
ぞれ並列に接続されてなる空調装置の運転制御方法にお
いて、上記室内ユニットの負荷を検出する第１のステッ
プと、上記第１のステップにおける検出結果に基づい
て、各上記室外ユニットの運転台数を制御する第２のス
テップとを設けることを特徴としている。
【００１２】この空調装置の運転制御方法によれば、室
内ユニットの負荷を検出する第１のステップと、第１の
ステップにおける検出結果に基づいて、各室外ユニット
の運転台数を制御する第２のステップとを設けることに
より、室内ユニットの負荷に応じた台数の室外ユニット
を運転するようにして、常に全室外ユニットを運転する
必要がなくなる分、当該各室外ユニットのメンテナンス
周期を延ばし、メンテナンスのために空調装置を停止さ
せる時期の間隔をあけて、ユーザの不快感を低減させ
る。
内ユニットの負荷を検出する第１のステップと、第１の
ステップにおける検出結果に基づいて、各室外ユニット
の運転台数を制御する第２のステップとを設けることに
より、室内ユニットの負荷に応じた台数の室外ユニット
を運転するようにして、常に全室外ユニットを運転する
必要がなくなる分、当該各室外ユニットのメンテナンス
周期を延ばし、メンテナンスのために空調装置を停止さ
せる時期の間隔をあけて、ユーザの不快感を低減させ
る。
【００１３】しかも、請求項３に記載の発明は、請求項
２に係る空調装置の運転制御方法において、上記第２の
ステップでは、上記第１のステップにおける上記検出結
果が、各上記室外ユニットの全台数よりも少ない台数分
の負荷の合計となった場合、当該負荷に応じた台数の室
外ユニットを運転させるように制御することを特徴とし
ている。この空調装置の運転制御方法によれば、第２の
ステップでは、第１のステップにおける検出結果が、各
室外ユニットの全台数よりも少ない台数分の負荷の合計
となった場合、当該負荷に応じた台数の室外ユニットを
運転させるように制御することにより、運転する室外ユ
ニットの台数を減らし、常に全室外ユニットを運転する
必要をなくす。
２に係る空調装置の運転制御方法において、上記第２の
ステップでは、上記第１のステップにおける上記検出結
果が、各上記室外ユニットの全台数よりも少ない台数分
の負荷の合計となった場合、当該負荷に応じた台数の室
外ユニットを運転させるように制御することを特徴とし
ている。この空調装置の運転制御方法によれば、第２の
ステップでは、第１のステップにおける検出結果が、各
室外ユニットの全台数よりも少ない台数分の負荷の合計
となった場合、当該負荷に応じた台数の室外ユニットを
運転させるように制御することにより、運転する室外ユ
ニットの台数を減らし、常に全室外ユニットを運転する
必要をなくす。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明にお
ける一実施の形態について詳述する。
ける一実施の形態について詳述する。
【００１５】図１は、本発明における一実施の形態に係
る空調装置の冷媒回路図である。図１において、１は室
内ユニットを示し、例えば複数の室内熱交換器２Ａ、２
Ｂと、電子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂと、シロッコファン等
の遠心ファン３とが設けられてなる。
る空調装置の冷媒回路図である。図１において、１は室
内ユニットを示し、例えば複数の室内熱交換器２Ａ、２
Ｂと、電子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂと、シロッコファン等
の遠心ファン３とが設けられてなる。
【００１６】また、１０Ａ、１０Ｂは、室内ユニット１
の室内熱交換器２Ａ、２Ｂに対応した室外ユニットを示
し、それぞれ例えば図示されていないエンジンにより駆
動される圧縮機１１Ａ、１１Ｂと、冷房時、凝縮器とし
て機能し、暖房時、蒸発器として機能する室外熱交換器
１２Ａ、１２Ｂと、四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂとが設け
られており、これら室外ユニット１０Ａ、１０Ｂは、そ
れぞれ室内ユニット１に対して並列に接続されてなる。
の室内熱交換器２Ａ、２Ｂに対応した室外ユニットを示
し、それぞれ例えば図示されていないエンジンにより駆
動される圧縮機１１Ａ、１１Ｂと、冷房時、凝縮器とし
て機能し、暖房時、蒸発器として機能する室外熱交換器
１２Ａ、１２Ｂと、四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂとが設け
られており、これら室外ユニット１０Ａ、１０Ｂは、そ
れぞれ室内ユニット１に対して並列に接続されてなる。
【００１７】なお、この実施の形態においては、室内ユ
ニット１に対して２台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂを
並列接続するようにした場合について述べるが、本発明
はこれに限らず、室内ユニット１に対して順次同様に接
続すれば、室外ユニットの台数を増減させることができ
るのは言うまでもない。
ニット１に対して２台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂを
並列接続するようにした場合について述べるが、本発明
はこれに限らず、室内ユニット１に対して順次同様に接
続すれば、室外ユニットの台数を増減させることができ
るのは言うまでもない。
【００１８】そして、この空調装置では、冷房時、室内
ユニット１が冷却器（蒸発器）としての室内熱交換器２
Ａ、２Ｂから吐出した冷媒を、図中実線の矢印で示すよ
うに、対応する室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの四方切換
弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂへ冷媒配管を通して送り、各室外ユニ
ット１０Ａ、１０Ｂが、この冷媒を、四方切換弁Ｖ２
Ａ、Ｖ２Ｂを介して圧縮機１１Ａ、１１Ｂに送り込む。
ユニット１が冷却器（蒸発器）としての室内熱交換器２
Ａ、２Ｂから吐出した冷媒を、図中実線の矢印で示すよ
うに、対応する室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの四方切換
弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂへ冷媒配管を通して送り、各室外ユニ
ット１０Ａ、１０Ｂが、この冷媒を、四方切換弁Ｖ２
Ａ、Ｖ２Ｂを介して圧縮機１１Ａ、１１Ｂに送り込む。
【００１９】これら圧縮機１１Ａ、１１Ｂに送られた冷
媒は、ここで圧縮され高温高圧のガス冷媒となり、冷媒
配管を通って図示省略されたオイルセパレータを経た
後、四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを介して室外熱交換器１
２Ａ、１２Ｂに送られる。
媒は、ここで圧縮され高温高圧のガス冷媒となり、冷媒
配管を通って図示省略されたオイルセパレータを経た
後、四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを介して室外熱交換器１
２Ａ、１２Ｂに送られる。
【００２０】このとき、オイルセパレータでは、圧縮機
１１Ａ、１１Ｂから送られてくるガス冷媒中の冷凍機油
を分離し、そのうちのガス冷媒を、冷媒配管を通して四
方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂに送るとともに、冷凍機油を、
油配管を通して圧縮機１１Ａ、１１Ｂに戻すことによ
り、圧縮機１１Ａ、１１Ｂ内の冷凍機油が不足するのを
防止するようになされている。
１１Ａ、１１Ｂから送られてくるガス冷媒中の冷凍機油
を分離し、そのうちのガス冷媒を、冷媒配管を通して四
方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂに送るとともに、冷凍機油を、
油配管を通して圧縮機１１Ａ、１１Ｂに戻すことによ
り、圧縮機１１Ａ、１１Ｂ内の冷凍機油が不足するのを
防止するようになされている。
【００２１】室外熱交換器１２Ａ、１２Ｂに送られたガ
ス冷媒は、空気により冷やされて凝縮され液冷媒になっ
た後、冷媒配管を通して室内ユニット１の電子膨張弁Ｖ
１Ａ，Ｖ１Ｂに送られる。
ス冷媒は、空気により冷やされて凝縮され液冷媒になっ
た後、冷媒配管を通して室内ユニット１の電子膨張弁Ｖ
１Ａ，Ｖ１Ｂに送られる。
【００２２】この電子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに入った液
冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二
相の冷媒となり、冷媒配管を通って室内熱交換器２Ａ、
２Ｂに入り、この室内熱交換器２Ａ、２Ｂで冷媒の蒸発
潜熱で室内空気を冷却することによって蒸発気化する。
冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張して気液二
相の冷媒となり、冷媒配管を通って室内熱交換器２Ａ、
２Ｂに入り、この室内熱交換器２Ａ、２Ｂで冷媒の蒸発
潜熱で室内空気を冷却することによって蒸発気化する。
【００２３】このとき、冷却された室内空気は、例えば
遠心ファン３によって、室内ユニット１に設けられた吹
出口１Ａ等に接続される吹出口（図示省略する）より、
吹き出され、当該室内を冷却する。そして、蒸発気化し
た冷媒（すなわちガス冷媒）は、冷媒配管を通して再び
各室外ユニット１０Ａ、１０Ｂに送られる。
遠心ファン３によって、室内ユニット１に設けられた吹
出口１Ａ等に接続される吹出口（図示省略する）より、
吹き出され、当該室内を冷却する。そして、蒸発気化し
た冷媒（すなわちガス冷媒）は、冷媒配管を通して再び
各室外ユニット１０Ａ、１０Ｂに送られる。
【００２４】一方、この空調装置では、暖房時、室内ユ
ニット１の室内熱交換器２Ａ、２Ｂから吐出した冷媒
を、図中破線の矢印で示すように、冷媒配管を通して電
子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに送り、ここで絞られることに
より断熱膨張して気液二相の冷媒とした後、対応する室
外ユニット１０Ａ、１０Ｂの室外熱交換器１２Ａ、１２
Ｂに入れる。
ニット１の室内熱交換器２Ａ、２Ｂから吐出した冷媒
を、図中破線の矢印で示すように、冷媒配管を通して電
子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに送り、ここで絞られることに
より断熱膨張して気液二相の冷媒とした後、対応する室
外ユニット１０Ａ、１０Ｂの室外熱交換器１２Ａ、１２
Ｂに入れる。
【００２５】室外熱交換器１２Ａ、１２Ｂに入れられた
冷媒は、その蒸発潜熱で冷やされて蒸発しガス冷媒にな
った後、冷媒配管を通って四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを
介し、圧縮機１１Ａ、１１Ｂに入れられ、ここで圧縮さ
れて高温高圧のガス冷媒となり、冷媒配管を通って図示
省略するオイルセパレータに送られる。
冷媒は、その蒸発潜熱で冷やされて蒸発しガス冷媒にな
った後、冷媒配管を通って四方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを
介し、圧縮機１１Ａ、１１Ｂに入れられ、ここで圧縮さ
れて高温高圧のガス冷媒となり、冷媒配管を通って図示
省略するオイルセパレータに送られる。
【００２６】そして、このオイルセパレータでは、圧縮
機１１Ａ、１１Ｂから送られてくるガス冷媒中の冷凍機
油を分離し、そのうちのガス冷媒を冷媒配管を通して四
方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを介し、室内ユニット１の対応
する加熱器（凝縮器）としての室内熱交換器２Ａ、２Ｂ
に入れるともに、冷凍機油を、油配管を通して圧縮機１
１Ａ、１１Ｂに戻す。これにより、上述した冷房時と同
様に、圧縮機１１Ａ、１１Ｂ内の冷凍機油が不足するの
を防止するようになされている。
機１１Ａ、１１Ｂから送られてくるガス冷媒中の冷凍機
油を分離し、そのうちのガス冷媒を冷媒配管を通して四
方切換弁Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂを介し、室内ユニット１の対応
する加熱器（凝縮器）としての室内熱交換器２Ａ、２Ｂ
に入れるともに、冷凍機油を、油配管を通して圧縮機１
１Ａ、１１Ｂに戻す。これにより、上述した冷房時と同
様に、圧縮機１１Ａ、１１Ｂ内の冷凍機油が不足するの
を防止するようになされている。
【００２７】室内ユニット１の室内熱交換器２Ａ、２Ｂ
に入れられた高温高圧のガス冷媒は、空気により冷やさ
れて凝縮され液冷媒になった後、冷媒配管を通して電子
膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに送られる。このとき、ガス冷媒
から放出される熱が、遠心ファン３によって、例えば室
内ユニット１に設けられる吹出口１Ａ等に接続される吹
出口（図示省略する）より室内に吹き出され、当該室内
を暖める。
に入れられた高温高圧のガス冷媒は、空気により冷やさ
れて凝縮され液冷媒になった後、冷媒配管を通して電子
膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに送られる。このとき、ガス冷媒
から放出される熱が、遠心ファン３によって、例えば室
内ユニット１に設けられる吹出口１Ａ等に接続される吹
出口（図示省略する）より室内に吹き出され、当該室内
を暖める。
【００２８】そして、この電子膨張弁Ｖ１Ａ，Ｖ１Ｂに
送られた液冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張
して気液二相の冷媒となり、冷媒配管を通って再び室外
ユニット１０Ａ，１０Ｂに送られる。
送られた液冷媒は、ここで絞られることにより断熱膨張
して気液二相の冷媒となり、冷媒配管を通って再び室外
ユニット１０Ａ，１０Ｂに送られる。
【００２９】かかる構成に加えてこの空調装置には、室
内ユニット１には、近傍に、当該室内ユニット１の負荷
を検出するための負荷検出手段である負荷検出センサ１
３が配設されているとともに、この負荷検出センサ１３
の検出結果に基づいて、室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの
運転台数を制御する運転制御手段である運転制御部１４
が設けられている。
内ユニット１には、近傍に、当該室内ユニット１の負荷
を検出するための負荷検出手段である負荷検出センサ１
３が配設されているとともに、この負荷検出センサ１３
の検出結果に基づいて、室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの
運転台数を制御する運転制御手段である運転制御部１４
が設けられている。
【００３０】そして、この負荷検出センサ１３によって
室内ユニット１の負荷を検出し、これら検出結果が、こ
れら室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの台数よりも少ない台
数（すなわち、この実施の形態の場合、１台）分の負荷
であるとき、この検出結果に基づいて、運転制御部１４
が室外ユニット１０Ａまたは１０Ｂのいずれかを停止さ
せ、また、この停止させる室外ユニット１０Ｂまたは１
０Ａを、運転制御部１４の制御のもとに順次切換えて運
転させることにより、室外ユニット１０Ａまたは１０Ｂ
を１台で運転させる分、これら室外ユニット１０Ａ、１
０Ｂのメンテナンス周期を延ばすことができるようにな
されている。
室内ユニット１の負荷を検出し、これら検出結果が、こ
れら室外ユニット１０Ａ、１０Ｂの台数よりも少ない台
数（すなわち、この実施の形態の場合、１台）分の負荷
であるとき、この検出結果に基づいて、運転制御部１４
が室外ユニット１０Ａまたは１０Ｂのいずれかを停止さ
せ、また、この停止させる室外ユニット１０Ｂまたは１
０Ａを、運転制御部１４の制御のもとに順次切換えて運
転させることにより、室外ユニット１０Ａまたは１０Ｂ
を１台で運転させる分、これら室外ユニット１０Ａ、１
０Ｂのメンテナンス周期を延ばすことができるようにな
されている。
【００３１】このようにして、この空調装置では、負荷
検出センサ１３の検出結果に基づく運転制御部１４の制
御により、常に全室外ユニット１０Ａ、１０Ｂを運転し
ている必要がなくなる分、空調装置全体としてのメンテ
ナンス周期を延ばすことができ、このメンテナンスによ
って空調装置を停止させる時期の間隔をあけることがで
きるため、ユーザの不快感を低減させることができる。
検出センサ１３の検出結果に基づく運転制御部１４の制
御により、常に全室外ユニット１０Ａ、１０Ｂを運転し
ている必要がなくなる分、空調装置全体としてのメンテ
ナンス周期を延ばすことができ、このメンテナンスによ
って空調装置を停止させる時期の間隔をあけることがで
きるため、ユーザの不快感を低減させることができる。
【００３２】なお、上述した本実施の形態においては、
本発明を２台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂが、それぞ
れ室内ユニット１に並列に接続されてなる空調装置に適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限ることはなく、空調装置としては、この他種々の構
成のものを広く適用することができ、室外ユニットの台
数も２台に限ることはない。
本発明を２台の室外ユニット１０Ａ、１０Ｂが、それぞ
れ室内ユニット１に並列に接続されてなる空調装置に適
用するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限ることはなく、空調装置としては、この他種々の構
成のものを広く適用することができ、室外ユニットの台
数も２台に限ることはない。
【００３３】また、この実施の形態においては、室内ユ
ニット１に２つの室内熱交換器２Ａ、２Ｂを備えるよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
室内ユニット１の室内熱交換器は、２つに限ることはな
い。
ニット１に２つの室内熱交換器２Ａ、２Ｂを備えるよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
室内ユニット１の室内熱交換器は、２つに限ることはな
い。
【００３４】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、空調装置
において、室内ユニットの負荷を検出する負荷検出手段
と、負荷検出手段の検出結果に基づいて、各室外ユニッ
トの運転台数を制御する運転制御手段とを設けることに
より、室内ユニットの負荷に応じた台数の室外ユニット
を運転するようにして、常に全室外ユニットを運転する
必要がなくなる分、当該各室外ユニットのメンテナンス
周期を延ばすことができ、このメンテナンスのために空
調装置を停止させる時期の間隔をあけることができるた
め、ユーザの不快感を低減させることができ、かくして
信頼性を維持しつつ、使い勝手を格段と向上し得る空調
装置を実現することができる。
において、室内ユニットの負荷を検出する負荷検出手段
と、負荷検出手段の検出結果に基づいて、各室外ユニッ
トの運転台数を制御する運転制御手段とを設けることに
より、室内ユニットの負荷に応じた台数の室外ユニット
を運転するようにして、常に全室外ユニットを運転する
必要がなくなる分、当該各室外ユニットのメンテナンス
周期を延ばすことができ、このメンテナンスのために空
調装置を停止させる時期の間隔をあけることができるた
め、ユーザの不快感を低減させることができ、かくして
信頼性を維持しつつ、使い勝手を格段と向上し得る空調
装置を実現することができる。
【００３５】また、本発明によれば、空調装置の運転制
御方法において、室内ユニットの負荷を検出する第１の
ステップと、第１のステップにおける検出結果に基づい
て、各室外ユニットの運転台数を制御する第２のステッ
プとを設けることにより、室内ユニットの負荷に応じた
台数の室外ユニットを運転するようにして、常に全室外
ユニットを運転する必要がなくなる分、当該各室外ユニ
ットのメンテナンス周期を延ばすことができ、このメン
テナンスのために空調装置を停止させる時期の間隔をあ
けることができるため、ユーザの不快感を低減させるこ
とができ、かくして信頼性を維持しつつ、使い勝手を格
段と向上し得る空調装置の運転制御方法を実現すること
ができる。
御方法において、室内ユニットの負荷を検出する第１の
ステップと、第１のステップにおける検出結果に基づい
て、各室外ユニットの運転台数を制御する第２のステッ
プとを設けることにより、室内ユニットの負荷に応じた
台数の室外ユニットを運転するようにして、常に全室外
ユニットを運転する必要がなくなる分、当該各室外ユニ
ットのメンテナンス周期を延ばすことができ、このメン
テナンスのために空調装置を停止させる時期の間隔をあ
けることができるため、ユーザの不快感を低減させるこ
とができ、かくして信頼性を維持しつつ、使い勝手を格
段と向上し得る空調装置の運転制御方法を実現すること
ができる。
【００３６】しかも、この空調装置の運転制御方法によ
れば、第２のステップでは、第１のステップにおける検
出結果が、各室外ユニットの全台数よりも少ない台数分
の負荷の合計となった場合、当該負荷に応じた台数の室
外ユニットを運転させるように制御することにより、運
転する室外ユニットの台数を減らすことができ、常に全
室外ユニットを運転する必要をなくすことができる。
れば、第２のステップでは、第１のステップにおける検
出結果が、各室外ユニットの全台数よりも少ない台数分
の負荷の合計となった場合、当該負荷に応じた台数の室
外ユニットを運転させるように制御することにより、運
転する室外ユニットの台数を減らすことができ、常に全
室外ユニットを運転する必要をなくすことができる。
【図１】 本発明にかかる一実施の形態による空調装置
の冷媒回路図である。
の冷媒回路図である。
１ 室内ユニット
１Ａ 吹出口
２Ａ 室内熱交換器（熱交換器）
２Ｂ 室内熱交換器（熱交換器）
３ 遠心ファン
１０Ａ 室外ユニット
１０Ｂ 室外ユニット
１１Ａ 圧縮機
１１Ｂ 圧縮機
１２Ａ 室外熱交換器
１２Ｂ 室外熱交換器
１３ 負荷検出センサ（負荷検出手段）
１４ 運転制御部（運転制御手段）
Ｖ１Ａ 電子膨張弁
Ｖ１Ｂ 電子膨張弁
Ｖ２Ａ、Ｖ２Ｂ 四方切換弁
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の熱交換器を有する室内ユニット
に、当該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニット
が、それぞれ並列に接続されてなる空調装置において、
上記室内ユニットの負荷を検出する負荷検出手段と、上
記負荷検出手段の検出結果に基づいて、各上記室外ユニ
ットの運転台数を制御する運転制御手段とを具えること
を特徴とする空調装置。 - 【請求項２】 複数の熱交換器を有する室内ユニット
に、当該各熱交換器に対応した複数台の室外ユニット
が、それぞれ並列に接続されてなる空調装置の運転制御
方法において、上記室内ユニットの負荷を検出する第１
のステップと、上記第１のステップにおける検出結果に
基づいて、各上記室外ユニットの運転台数を制御する第
２のステップとを具えることを特徴とする空調装置の運
転制御方法。 - 【請求項３】 上記第２のステップでは、上記第１のス
テップにおける上記検出結果が、各上記室外ユニットの
全台数よりも少ない台数分の負荷の合計となった場合、
当該負荷に応じた台数の室外ユニットを運転させるよう
に制御することを特徴とする請求項２に記載の空調装置
の運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001230126A JP2003042505A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 空調装置およびその運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001230126A JP2003042505A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 空調装置およびその運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003042505A true JP2003042505A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19062379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001230126A Pending JP2003042505A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 空調装置およびその運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003042505A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208925A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置、および、空気調和装置の制御方法 |
| JP2015031414A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 空調システム及び空調システムの制御方法 |
| WO2016002008A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 三菱電機株式会社 | 空気調和システム |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61165532A (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-26 | Shinko Kogyo Kk | 空気調和装置 |
| JPH09217965A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | エンジン駆動空気調和機 |
| JP2001182991A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
| JP2001193984A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001230126A patent/JP2003042505A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61165532A (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-26 | Shinko Kogyo Kk | 空気調和装置 |
| JPH09217965A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | エンジン駆動空気調和機 |
| JP2001182991A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
| JP2001193984A (ja) * | 2000-01-13 | 2001-07-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208925A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置、および、空気調和装置の制御方法 |
| JP2015031414A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 三菱重工業株式会社 | 空調システム及び空調システムの制御方法 |
| WO2016002008A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 三菱電機株式会社 | 空気調和システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07234038A (ja) | 多室型冷暖房装置及びその運転方法 | |
| US7578137B2 (en) | Air-conditioning system with multiple indoor and outdoor units and control system therefor | |
| WO2006013938A1 (ja) | 冷凍装置 | |
| US6807817B2 (en) | Method for operating compressors of air conditioner | |
| AU2014387521B2 (en) | Heat source side unit and air-conditioning apparatus | |
| JP2007292407A (ja) | 空気調和装置 | |
| JP3263579B2 (ja) | 多室型冷暖房装置及びその運転方法 | |
| JP2001280669A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
| JPH0599525A (ja) | 多室型空気調和機 | |
| US11187447B2 (en) | Refrigeration cycle apparatus | |
| JP2004170023A (ja) | 多室形空気調和機の制御方法 | |
| KR101240765B1 (ko) | 멀티형 공기 조화기 | |
| JP5517891B2 (ja) | 空気調和装置 | |
| JP2003042520A (ja) | 空調装置およびその運転制御方法 | |
| JPH1114125A (ja) | 多室型空気調和機 | |
| KR20120114997A (ko) | 공기 조화기 | |
| JP4074422B2 (ja) | 空調機とその制御方法 | |
| JP2003042505A (ja) | 空調装置およびその運転制御方法 | |
| JP2000018685A (ja) | 多室型空気調和機 | |
| JP2002286273A (ja) | 空気調和装置 | |
| JP3705251B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
| JP2006046782A (ja) | 空気調和機及び空気調和機の運転方法 | |
| JPH0593552A (ja) | 二段圧縮ヒートポンプシステム | |
| JP2730398B2 (ja) | 多室形空気調和システム | |
| JP2003042585A (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080728 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100218 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100325 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100601 |