JP5632690B2 - 給電プラグのロック装置 - Google Patents
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Description
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、給電プラグとインレットとの接続状態が不十分な状況下で充電が行われることを抑制することができる給電プラグのロック装置を提供することにある。
以下、本発明の給電プラグのロック装置をプラグインハイブリッド車に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。まず、図1を用いて、本例の車両の概要を示す。
図2に示すように、インレット31には、給電プラグ10と接続される円筒状の接続部32が形成されている。内外方向に延びる接続部32の内部には、複数の接続端子が設けられている。接続端子は、電力の伝送経路となるパワー端子や、各種制御指令の通信経路となる制御端子等を備える。接続部32の左側部には、接続部32に蓋をして接続端子を外部環境から保護するインレットリッド33が回転可能に軸支されている。インレットリッド33は、図示しないばねによって常時開方向に付勢されている。接続部32の右側部には、インレットリッド33の右縁部と係合する樹脂製の係合爪34が設けられている。インレットリッド33は、接続部32に蓋をする閉状態をとるとき、その右縁部が係合爪34と係合することにより、開方向への変位が規制されている。インレットリッド33を開状態としたい場合、ユーザは、係合爪34を右側へ弾性変位させることにより、当該係合爪34とインレットリッド33との係合を解除させる。こうすることにより、インレットリッド33は、図示しないばねの付勢力を受けて開状態に移行する。なお、インレットリッド33が開状態から閉状態に移行する場合、ユーザが図示しないばねの付勢力に抗してインレットリッド33を閉じ方向へ変位させる。このとき、係合爪34は、インレットリッド33と当接するとともに、ユーザのインレットリッド33の更なる閉じ方向への押圧によって右側に弾性変位する。インレットリッド33が接続部32に蓋をする閉状態となると、係合爪34は、自身の弾性力によって弾性復帰し、インレットリッド33の開方向への変位を規制する。
図2に示すように、ロック機構41は、モータ42とともに挿入検出装置43(図4参照)を収容するケース44を備える。また、ケース44には、上下方向への変位が可能なロックバー45が外部に露出する態様で設けられている。ロックバー45は、モータ42の回転によって、上方への変位が規制されたり当該規制が解除されたりする。なお、ロックバー45の上方への変位の規制は、ケース44の内部によって行われる。すなわち、ロックバー45は、上方への変位が規制されても規制されなくても、外部に露出した状態が維持される。従って、ロックバー45が規制されているか否かは、当該ロックバー45を視認しただけでは、確認できない。これを確認するために、後述するモジュール51には、アンサーバックライト56が設けられる。
図2に示すように、モジュール51は、その中央部に十字状の貫通部54を備えるケース55を備えてなる。ケース55において、貫通部54の右上には、充電ECU75と電気的に接続されたアンロックスイッチ53、アンサーバックライト56、及びインジケータ57が設けられている。
図4に示すように、ケース44の下部には、挿入検出装置43を構成する検出手段としてのマイクロスイッチ111が固定されている。また、ケース44の下部のマイクロスイッチ111の外側には、直方体状の収容部44aが形成されている。収容部44aは、右に開口するとともに、左側も一部開口している。この収容部44aには、挿入検出装置43を構成するスライドピース121が収容され、このスライドピース121はスライドすることによってその一部が収容部44aの左側から外部に突出し、マイクロスイッチ111を押下する。図6に示すように、スライドピース121は、収容部44aの左側の壁部との間にコイルばね131を介在させた状態で取り付けられる。
図7に示すように、給電プラグ10のプラグ本体151内には、ロックアーム152が揺動可能に取り付けられている。ロックアーム152は、給電プラグ10の挿込方向に対して直交する方向を軸153として、この軸153回りに揺動する。ロックアーム152の先端には、インレット31に接続したとき、被係止部35と係合する係止爪154が設けられている。また、ロックアーム152の先端と反対側には、操作部155が設けられている。係止爪154と操作部155とは、プラグ本体151の外部に露出されている。ロックアーム152において操作部155寄りの位置には、ロックアーム152(係止爪154)を閉じ側(図10中の下側)に常時付勢する付勢部材156が取り付けられている。このように構成された給電プラグ10では、図中2点鎖線で示すように、操作部155を付勢部材156の付勢力に抗して押し操作することで、ロックアーム152が揺動し、係止爪154が上方へ変位する。操作部155への押し操作を解除すると、付勢部材156の付勢力により図中実線で示す原位置へ復帰する。
給電プラグ10をインレット31に接続する際には、給電プラグ10をインレット31へ真っ直ぐ挿し込む。このとき、図7の一点鎖線で示すように、インレット31の接続部32の外周面上部に形成された被係止部35の斜面35aに対する摺接を通じて、ロックアーム152の先端部が上側へ押されて、同ロックアーム152は、付勢部材の付勢力に抗して開き側(係止爪154が上に移動する側)に揺動する。ロックアーム152の先端部、すなわち係止爪154は、給電プラグ10の挿入に伴い斜面35aを登る。そして、図8に示すように、給電プラグ10がインレット31に完全に挿入されると、係止爪154は斜面35aを登り切り、付勢部材156の付勢力によってロックアーム152が閉じ側(係止爪154が下に移動する側)に揺動する。このため、係止爪154が被係止部35に引っ掛かって、給電プラグ10のインレット31に対する抜け止めがなされる。給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態が維持される。
図7に示すように、給電プラグ10をインレット31に挿入しようとするとき、図9に示すように、係止爪154の左側面とスライドピース121の先端部123とが当接する。係止爪154は、その基端側が幅広に形成されているため、給電プラグ10をさらに挿入方向へ変位させると、図10に示すように、スライドピース121をコイルばね131の付勢力に抗して左側へ押圧する。図8に示すように、係止爪154が被係止部35に係合して給電プラグ10とインレット31との接続が完了した状態において、スライドピース121は最も左側へ変位した状態に維持される。なお、係止爪154は、給電プラグ10の挿入時に、上側に位置するロックバー45を自身の上面により上側に押し上げて被係止部35に係合される。
(1)給電プラグ10のインレット31への好適な接続を検出する挿入検出装置43を設けた。そして、挿入検出装置43を通じて、給電プラグ10がインレット31に好適に接続された旨検出されたことを条件として、充電を許可するようにした。従って、給電プラグ10とインレット31との接続が不完全な状態での充電を防ぐことができる。
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1の実施形態との主たる相違点は、挿入検出装置の配置である。このため、説明の便宜上、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図14及び図15に示すように、給電プラグ10をインレット31に挿入すると、係止爪154が被係止部35を乗り越える最中に、係止爪154の先端部が押部164の外面に当接する。このまま、給電プラグ10をインレット31側に変位させると、図8に示すように、係止爪154が被係止部35を乗り越えてこれと係合するとともに、図16に示すように、係止爪154の先端部は、押部164を車両1側(内側)に向かって押してスライドピース163を変位させる。
(5)スライドピース163の押部164は、ロックバー45の内側に設けられている。このため、給電プラグ10が挿入されていない場合であっても、押部164は、ロックバー45に隠れる態様となり、外部からこれを視認することは困難となる。このため、外部から指などでスライドピース163を押す等して、ロックバー45をロック状態にする等のいたずらを防止することができる。
・上記各実施形態において、挿入検出装置43(161)は、スライドピース121(163)がマイクロスイッチ111を押下する機械的構成としたが、これに限るものではない。例えば、スライドピース121(163)の押圧片127に対応する位置に磁石を設け、マイクロスイッチ111に代えて磁気センサを設ける。このように構成しても、給電プラグ10とインレット31との好適な接続を検出することができる。
・上記各実施形態において、被係止部35は、接続部32の上部に設けるようにしたが、上部だけでなく接続部32を挟んで上下等の複数箇所に設けるようにしてもよい。このようにすれば、給電プラグ10をインレット31に挿入したい場合、両者の接続をより好適に維持することができる。
・上記各実施形態において、ロックバー45の動きを規制したりこれを許容したりする駆動手段としてモータ42を用いたが、ソレノイド等の他の駆動手段を用いてもよい。
・上記各実施形態において、プラグインハイブリッド式の車両1のインレット31に適用したが、プラグインハイブリッド式の車両に限らず、電気自動車のインレット等に適用してもよい。
(イ)請求項1に記載の給電プラグのロック装置において、前記挿入検出装置は、給電プラグの受電コネクタへの挿入及び挿入の解除により、一方向にのみスライド変位し、そのスライド方向に対する平行面を有するスライドピースと、前記スライドピースの一方向への変位によって、当該一方向とは異なる方向に変位して押下とその解除とが行われ、前記押下の際には、前記平行面と係合するプッシュスイッチとを備えることを特徴とする給電プラグのロック装置。
Claims (2)
- 給電プラグに設けられた係止爪が受電コネクタに設けられた被係止部に係止されるときに、前記係止爪の動きを規制して、両者の接続状態を維持するロック機構を備え、
前記受電コネクタ側に、前記給電プラグが前記受電コネクタに対し好適に挿入されたことを検出する挿入検出装置を設け、同挿入検出装置により給電プラグが受電コネクタに対し好適に挿入された旨検出されるとき、前記給電プラグから受電コネクタ側への電力の供給が許容される給電プラグのロック装置であって、
前記挿入検出装置は、前記給電プラグの前記受電コネクタに対する挿入に伴い前記係止爪との係合を通じて特定方向へスライド変位するスライドピースと、
前記係止爪が前記被係止部に係止されるときの前記スライドピースの変位を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする給電プラグのロック装置。 - 請求項1に記載の給電プラグのロック装置において、
前記係止爪は、その先端側が細く基端側へ向かうにつれて徐々に幅広に形成され、
前記スライドピースは、前記給電プラグの前記受電コネクタへの挿入方向に対して直交する方向にのみ変位可能に設けられ、
前記スライドピースは、前記係止爪の側部に当接することにより変位し、
前記検出手段は、前記スライドピースが前記係止爪の基端側部に当接する位置を、前記係止爪が前記被係止部に係止される位置として検出する給電プラグのロック装置。
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