JP5632690B2 - 給電プラグのロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受電コネクタに接続されてバッテリに充電を行う給電プラグのロック装置に関する。
近年、車両からの排出ガスを少なく抑えることを目的として、各車両メーカでは、モータを駆動源とする電気自動車(ハイブリッド車も含む)の開発気運が非常に高くなってきている。このような電気自動車では、車両の動力源を駆動するためのバッテリの電力残量が少なくなる度に、例えば家庭や電気スタンド等においてバッテリに充電を行う必要がある。このことから、電気自動車にはユーザにも簡単に扱える様々な充電システムが設けられることになる。このようなシステムとしては、例えば特許文献1に示されるものが知られている。このシステムでは、例えば家庭の商用電源に繋がる給電プラグを接続可能としたインレット(受電コネクタ)を車両に設け、帰宅したときなどに駐車車両のインレットに給電プラグを接続し、商用電源を車両に送り込むことによって車両のバッテリに充電を行う。給電プラグには係止爪が、インレットには係合部がそれぞれ形成されており、両者が係合することにより、給電プラグとインレットとの接続が維持される。給電プラグに設けられる操作部の操作に連動して係止爪が変位することにより、係合部との係合状態が解除される。これにより、給電プラグをインレットから取り外し可能となる。
特開平9−161898号公報
ところで、給電プラグとインレットとの接続が十分でない状況下で充電が開始されることも考えられる。この場合、円滑な充電が行われないおそれがある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、給電プラグとインレットとの接続状態が不十分な状況下で充電が行われることを抑制することができる給電プラグのロック装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、給電プラグに設けられた係止爪が受電コネクタに設けられた被係止部に係止されるときに、前記係止爪の動きを規制して、両者の接続状態を維持するロック機構を備え前記受電コネクタ側に、前記給電プラグが前記受電コネクタに対し好適に挿入されたことを検出する挿入検出装置を設け、同挿入検出装置により給電プラグが受電コネクタに対し好適に挿入された旨検出されるとき、前記給電プラグから受電コネクタ側への電力の供給が許容される給電プラグのロック装置であって、前記挿入検出装置は、前記給電プラグの前記受電コネクタに対する挿入に伴い前記係止爪との係合を通じて特定方向へスライド変位するスライドピースと、前記係止爪が前記被係止部に係止されるときの前記スライドピースの変位を検出する検出手段と、を備えることを要旨とする。
同構成によれば、給電プラグの受電コネクタへの接続を検出する挿入検出装置を設けることにより、同挿入検出装置を通じて、給電プラグが受電コネクタに接続された旨検出されたことを条件として、充電を許可することができる。これにより、給電プラグと受電コネクタとの接続が不完全な状態での充電を防ぐことができる。
また、給電プラグと受電コネクタとの好適な接続状態を維持するためには、係止爪と被係止部との係合関係の維持が必要不可欠である。つまり、給電プラグと受電コネクタとの好適な接続状態を検出するためには、係止爪と被係止部との係合関係を検出することが好ましい。同構成によれば、スライドピースは、給電プラグに設けられる係止爪と係合することによって変位する。従って、当該スライドピースの変位の検出を通じて、係止爪と被係止部との係合状態、ひいては、給電プラグと受電コネクタとの接続状態が好適であるか否かを検出することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の給電プラグのロック装置において、前記係止爪は、その先端側が細く基端側へ向かうにつれて徐々に幅広に形成され、前記スライドピースは、前記給電プラグの前記受電コネクタへの挿入方向に対して直交する方向にのみ変位可能に設けられ、前記スライドピースは、前記係止爪の側部に当接することにより変位し、前記検出手段は、前記スライドピースが前記係止爪の基端側部に当接する位置を、前記係止爪が前記被係止部に係止される位置として検出することを要旨とする。
同構成によれば、給電プラグが受電コネクタに対して挿入されてこれと接続されるとき、その最初の段階では、スライドピースは、係止爪の先端側の側部と当接する。更に給電プラグの挿入が進行すると、スライドピースは、係止爪の基端側の側部と当接する。係止爪は、先端側が細く基端側へ向かうにつれて徐々に幅広に形成されているため、給電プラグの挿入が進行するにつれてスライドピースの変位量は大きくなる。従って、給電プラグの受電コネクタへの挿入が完了するときには、スライドピースは大きく変位している。これにより、検出手段はスライドピースの変位を確実に検出することができるため、給電プラグの受電コネクタへの挿入を好適に検出することができる。
本発明では、給電プラグとインレットとの接続状態が不十分な状況下で充電が行われることを抑制することができる給電プラグのロック装置を提供することができる。
第1の実施形態を示す充電システム及び電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 同実施形態におけるインレットの分解斜視図。 同実施形態におけるインレットの正面図。 同実施形態における挿入検出装置の分解斜視図。 同実施形態における挿入検出装置の取付態様を示す斜視図。 同実施形態におけるスライドピースと係止爪との係合関係を示す上面図。 同実施形態の給電プラグを模式的に示す一部断面図を含む側面図。 同実施形態における給電プラグとインレットとの接続態様を模式的に示す一部断面図を含む側面図。 同実施形態において、給電プラグがインレットに挿入され始めた段階における図6の円A部分の拡大図。 同実施形態において、給電プラグのインレットへの挿入が完了した段階における図6の円A部分の拡大図。 第2の実施形態を示す挿入検出装置の分解斜視図。 同実施形態における挿入検出装置の取付態様を示す斜視図。 同実施形態におけるインレットの正面図。 同実施形態におけるスライドピースと係止爪との係合関係を示す上面図。 同実施形態において、給電プラグがインレットに挿入され始めた段階における図14の円B部分の拡大図。 同実施形態において、給電プラグのインレットへの挿入が完了した段階における図14の円B部分の拡大図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の給電プラグのロック装置をプラグインハイブリッド車に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。まず、図1を用いて、本例の車両の概要を示す。
図1に示すように、車両1には、駆動輪2の駆動源としてエンジンとモータとを組み合わせて使用するハイブリッドシステム3が備えられている。ハイブリッドシステム3は、エンジンの動力のみを機械的に駆動輪2に伝えて走行するモードと、エンジンの動力で発電を行ってモータにより走行するモードと、エンジン及びモータの双方で駆動輪2を直接駆動するモードと、エンジンを使用せずにモータのみで走行するモードとの各種モードを有している。
ハイブリッドシステム3には、モータに電力を供給するバッテリ4が接続されている。バッテリ4は、エンジンの動力によって発電された電力が充電されるだけでなく、車両1の外部電源91からの電力が充電可能とされている。
車両1には、例えば運転者が実際に車両キーを操作しなくてもドアの施解錠を可能とする電子キーシステム70が搭載されている。電子キーシステム70は、車両1との間で相互に無線通信を行う電子キー80を備える。
車両1には、電子キー80及び車両1のIDコードの照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)71が設けられている。照合ECU71は、車両1に固有のキーコードとしてIDコードが記憶されたメモリ71aを備えている。照合ECU71には、車外LF(Low Frequency)発信機72と、車内LF発信機73と、UHF(Ultra High Frequency)受信機74とが接続されている。車外LF発信機72は、車両1の各ドアに埋設されて車外にLF帯の信号を発信する。車内LF発信機73は、車内床下等に埋設されて車内にLF帯の無線信号を発信する。UHF受信機74は、車内に埋設されてUHF帯の無線信号を受信する。
一方、電子キー80には、通信制御部81が設けられている。通信制御部81は、電子キー80に固有のIDコードが記憶されたメモリ81aを備えている。通信制御部81には、LF帯の無線信号を受信するLF受信部82と、通信制御部81の指令に従いUHF帯の無線信号を発信するUHF発信部83とが接続されている。
照合ECU71は、車外LF発信機72からLF帯のリクエスト信号Srqを間欠的に発信させることにより、車両1の周辺に車外通信エリアを形成する。電子キー80は、車外通信エリアに進入すると、LF受信部82を介してリクエスト信号Srqを受信する。通信制御部81は、LF受信部82を介して受信したリクエスト信号Srqを認識すると、自身のメモリ81aに登録されたIDコードを含ませたUHF帯のIDコード信号Sidを、UHF発信部83を介して発信する。照合ECU71は、UHF受信機74を介してIDコード信号Sidを受信すると、自身のメモリ71aに登録されたIDコードとIDコード信号Sidに含まれるIDコードとのID照合(車外照合)を行う。照合ECU71は、車外照合が成立すると、図示しないドアロック装置による車両ドアの施解錠を許可又は実行する。
照合ECU71は、車外照合が成立して車両ドアが解錠された後、ドアが開けられて運転者が乗車したことを認識すると、今度は車内LF発信機73からリクエスト信号Srqを発信して車内全域に車内通信エリアを形成する。上記同様に電子キー80は、車内通信エリアに進入すると、IDコード信号Sidを送信する。照合ECU71は、UHF受信機74を介してIDコード信号Sidを受信すると、自身のメモリ71aに登録されたIDコードとIDコード信号Sidに含まれるIDコードとのID照合(車内照合)を行う。照合ECU71は、車内照合が成立すると、ハイブリッドシステム3の始動を許可する。
図1に示すように、車両1に搭載される走行用のバッテリ4は、プラグイン式の充電システム90によって充電される。充電システム90は、住宅や電気スタンド等の外部電源91に接続ケーブル12を介して接続される給電プラグ10を備えている。給電プラグ10は、車両1に接続可能とされている。外部電源91からは交流電力が給電プラグ10を介して車両1に供給される。接続ケーブル12には、充電を開始する際に操作される充電スイッチ92が設けられている。給電プラグ10が車両1に接続された状態において、充電スイッチ92がオン操作又はオフ操作されると、その旨の信号が給電プラグ10を介して車両1に出力される。
車両1には、給電プラグ10の接続先としてインレット31が取り付けられている。インレット31は、車両1に対して開閉可能に設けられたフェンダーリッド21により外部環境から保護されている。インレット31は、給電プラグ10を挿し込むコネクタ部品であって、例えば、車両1の前部左側面に設けられている。
インレット31に給電プラグ10が挿し込まれることにより、これらは電気的に接続される。インレット31から送り込まれた交流電力は、コンバータ6によって直流電力に変換され、この直流電力がバッテリ4に供給される。
車両1には、充電に関わる制御を行う充電ECU75が設けられている。充電ECU75は、図示しない車内LAN(Local Area Network)を介して照合ECU71との間で通信可能とされている。充電ECU75は、当該通信を通じて照合ECU71におけるID照合の成立結果を確認可能である。また、充電ECU75は、信号線の接続状態等に基づき給電プラグ10がインレット31に挿し込まれたことを認識可能である。
インレット31には、ロック機構41及びモジュール51が設けられている。図1に示すように、これらロック機構41及びモジュール51は、充電ECU75に電気的に接続されている。
ロック機構41には、給電プラグ10がインレット31に好適に挿入された状態であることを検出する挿入検出装置43が設けられている。挿入検出装置43は、充電ECU75に電気的に接続されている。充電ECU75は、挿入検出装置43を通じて、給電プラグ10とインレット31との接続状態を判断する。
充電ECU75は、挿入検出装置43が給電プラグ10のインレット31への好適な挿入を検出したこと、給電プラグ10がインレット31との接続状態が維持できるロック状態にあること、及び車外ID照合が成立したことの3つの条件が成立したか否かを認識できる。充電ECU75は、上記3つの条件が成立した状態において、充電スイッチ92がオン操作された旨の信号を給電プラグ10及びインレット31を介して受けるとコンバータ6の制御を通じてバッテリ4への給電を開始する。
モジュール51には、アンロックスイッチ53が設けられている。アンロックスイッチ53が操作されると、その旨の信号が充電ECU75に出力される。充電ECU75は、車外ID照合が成立したこと、並びにアンロックスイッチ53が操作されたことを認識すると、モータ42に通電して、給電プラグ10とインレット31との接続状態をアンロック状態に切り替える。このとき、充電ECU75は、コンバータ6の制御を通じて、給電プラグ10からバッテリ4への充電を停止する。
次に、インレット31の構造について詳細に説明する。なお、以下の説明における各方向は、インレット31を正面から見た場合として記載してある。
図2に示すように、インレット31には、給電プラグ10と接続される円筒状の接続部32が形成されている。内外方向に延びる接続部32の内部には、複数の接続端子が設けられている。接続端子は、電力の伝送経路となるパワー端子や、各種制御指令の通信経路となる制御端子等を備える。接続部32の左側部には、接続部32に蓋をして接続端子を外部環境から保護するインレットリッド33が回転可能に軸支されている。インレットリッド33は、図示しないばねによって常時開方向に付勢されている。接続部32の右側部には、インレットリッド33の右縁部と係合する樹脂製の係合爪34が設けられている。インレットリッド33は、接続部32に蓋をする閉状態をとるとき、その右縁部が係合爪34と係合することにより、開方向への変位が規制されている。インレットリッド33を開状態としたい場合、ユーザは、係合爪34を右側へ弾性変位させることにより、当該係合爪34とインレットリッド33との係合を解除させる。こうすることにより、インレットリッド33は、図示しないばねの付勢力を受けて開状態に移行する。なお、インレットリッド33が開状態から閉状態に移行する場合、ユーザが図示しないばねの付勢力に抗してインレットリッド33を閉じ方向へ変位させる。このとき、係合爪34は、インレットリッド33と当接するとともに、ユーザのインレットリッド33の更なる閉じ方向への押圧によって右側に弾性変位する。インレットリッド33が接続部32に蓋をする閉状態となると、係合爪34は、自身の弾性力によって弾性復帰し、インレットリッド33の開方向への変位を規制する。
接続部32の外周面上部には、給電プラグ10に設けられる後述の係止爪154(図7参照)と係合する被係止部35が形成されている。給電プラグ10は、インレット31と接続された際に、自身に設けられた係止爪154が被係止部35と係合する。これにより、給電プラグ10のインレット31に対する引き抜き方向への変位が規制される。
接続部32の基端には、これと連続して方形のフランジ状に形成された取付部36が形成されている。取付部36の四隅には、それぞれ内外方向への貫通孔37が形成されている。
次に、ロック機構41の構造について説明する。
図2に示すように、ロック機構41は、モータ42とともに挿入検出装置43(図4参照)を収容するケース44を備える。また、ケース44には、上下方向への変位が可能なロックバー45が外部に露出する態様で設けられている。ロックバー45は、モータ42の回転によって、上方への変位が規制されたり当該規制が解除されたりする。なお、ロックバー45の上方への変位の規制は、ケース44の内部によって行われる。すなわち、ロックバー45は、上方への変位が規制されても規制されなくても、外部に露出した状態が維持される。従って、ロックバー45が規制されているか否かは、当該ロックバー45を視認しただけでは、確認できない。これを確認するために、後述するモジュール51には、アンサーバックライト56が設けられる。
なお、ケース44の下部には、下方に拡開する態様で逆V字状に設けられた板状の取付部46が形成されている。取付部46の2つの先端部には、それぞれ貫通孔47が形成されている。なお、この2つの貫通孔47が形成される位置は、取付部36の上側に形成される2つの貫通孔37の位置と対応している。
次に、モジュール51の構造について説明する。
図2に示すように、モジュール51は、その中央部に十字状の貫通部54を備えるケース55を備えてなる。ケース55において、貫通部54の右上には、充電ECU75と電気的に接続されたアンロックスイッチ53、アンサーバックライト56、及びインジケータ57が設けられている。
充電ECU75は、給電プラグ10とインレット31とが接続された状態でアンロックスイッチ53が操作された場合に、ロック機構41に設けられたモータ42を回転させて、給電プラグ10をインレット31から取り外せる状態、すなわちロックバー45がアンロック状態となったことをアンサーバックライト56を通じて報知する。また、充電ECU75は、給電プラグ10がインレット31に挿入された際に、モータ42を回転させることにより、給電プラグ10をインレット31から取り外せない状態、すなわちロックバー45がロック状態となったことをアンサーバックライト56を通じて報知する。充電ECU75は、アンサーバックライト56を、ロック状態からアンロック状態となった場合には2回点滅させ、アンロック状態からロック状態となった場合には1回点滅させる。
インジケータ57は、上下方向に並んだ3つの点灯部57a,57b,57cから構成される。充電ECU75は、給電プラグ10がインレット31に挿入されていない場合には、インジケータ57を通じてバッテリ4に蓄えられた電力量を3段階で示す。給電プラグ10がインレット31に挿入されて、バッテリ4への充電の最中においては、充電ECU75は、下側の点灯部57a、中央の点灯部57b、上側の点灯部57cの順番で点灯させて、バッテリ4への充電中であることを報知する。なお、バッテリ4への充電が完了した場合、インジケータ57は、満充電を示すために、全ての点灯部57a,57b,57cを点灯させる。
また、ケース55の貫通部54の縁部には、インレット31に形成された4つの貫通孔37に対応する4つの貫通孔59が形成されている。なお、ケース55の貫通部54の右側には、内外方向に貫通するスイッチ孔60が形成されている。
図2に示すように、このように構成されたインレット31、ロック機構41、及びモジュール51は、それぞれに形成された貫通孔37,47,59を貫通する4本の締結具9(例えば、ボルトなど)によって、車両1の前部左側部に凹設された収容部8に一体的に締結される。この状態で、インレット31の接続部32は、モジュール51の貫通部54を内側から貫通して、外部に露出する。なお、収容部8の右部には、外側に向かって突出するプッシュリフタスイッチ7が設けられている。プッシュリフタスイッチ7は、押し操作のみで、押し込まれたプッシュ状態と、同プッシュ状態から若干外側に変位した中位状態、同中位状態から外側に押し出されたリフト状態との3つの状態をとることができる。リフト状態のプッシュリフタスイッチ7は、押し操作されると、プッシュ状態となった後、中位状態に維持される。中位状態のプッシュリフタスイッチ7は、押し操作されると、プッシュ状態となった後、リフト状態に維持される。
モジュール51が収容部8に取り付けられると、プッシュリフタスイッチ7は、スイッチ孔60を内側から貫通して外側に露出する。プッシュリフタスイッチ7の先端部には、図示しない磁石が内蔵されており、鋼板により形成されたフェンダーリッド21は、磁石の磁力によりプッシュリフタスイッチ7にくっついた状態、すなわち閉じた状態に維持される。
なお、インレット31、ロック機構41、及びモジュール51を収容部8に取り付けた状態においては、その最外側に位置するモジュール51と収容部8の外側の縁部との間には、空間が設けられている。プッシュリフタスイッチ7は、その空間に突出しており、この空間内において、プッシュ状態と中位状態とをとることができる。このため、フェンダーリッド21は、この空間内に押し込まれることが可能となっている。
図2に示すように、車両1に締結されたモジュール51には、その中央部に十字状の貫通部62を備えるカバー61が取り付けられる。カバー61の外形形状は、貫通部54の内形形状に対応するように形成されている。このカバー61は、モジュール51(貫通部54)に外側から4本の締結具9が外部から隠れる態様で図示しないスナップフィットによって、ねじ等を使用せず、嵌め込みでモジュール51に固定される。このとき、図3に示すように、接続部32は、カバー61の貫通部62を内外から貫通して外部に露出する。なお、カバー61は、モジュール51に一旦取り付けられると、これを破壊しない限り外せない構造となっている。
次に、挿入検出装置43について詳しく説明する。
図4に示すように、ケース44の下部には、挿入検出装置43を構成する検出手段としてのマイクロスイッチ111が固定されている。また、ケース44の下部のマイクロスイッチ111の外側には、直方体状の収容部44aが形成されている。収容部44aは、右に開口するとともに、左側も一部開口している。この収容部44aには、挿入検出装置43を構成するスライドピース121が収容され、このスライドピース121はスライドすることによってその一部が収容部44aの左側から外部に突出し、マイクロスイッチ111を押下する。図6に示すように、スライドピース121は、収容部44aの左側の壁部との間にコイルばね131を介在させた状態で取り付けられる。
図4に示すように、マイクロスイッチ111の本体を構成するケース112は、締結具110(例えば、ボルト等)によって、収容部44aの車両1側の内面に取り付けられる。ケース112の車両1側の内面には、3本の端子113が設けられている(図6参照)。各端子113は、充電ECU75と電気的に接続されている。ケース112には、プッシュスイッチ114がケース112の外側に突出する態様で設けられている。プッシュスイッチ114は、ケース112内に内蔵される図示しないばねによって常時外側に付勢されている。プッシュスイッチ114の下方への変位は、同じくケース112内に設けられる図示しない係合関係によってその外側への変位が規制されている。プッシュスイッチ114は、外側から内側に押圧されると、その一部がケース112内に収容される。マイクロスイッチ111は、プッシュスイッチ114が押下された旨示す電気信号を端子113を通じて充電ECU75に出力する。同じくケース112の外側には、L字状に形成された腕部115が設けられている。腕部115は、ステンレスなどの金属により形成され、弾性変形が可能となっている。腕部115は、ケース112の外側におけるプッシュスイッチ114と反対側に取り付けられる取付部115cと、この取付部115cからプッシュスイッチ114に向かって斜め外側延びてプッシュスイッチ114の外側に延びる延出部115aとからなる。延出部115aの先端部には、外側に湾曲する半円部115bが形成されている。
スライドピース121の本体を構成する直方体状の本体部122は、マイクロスイッチ111の外側に位置するとともに、収容部44aの左側の壁面との間にコイルばね131を介在させた態様で(図6参照)、収容部44aに収容される。このため、本体部122は、コイルばね131の付勢力により常時右側へ付勢される。
本体部122の右側の先端部123は、上下方向から見ると半円状に形成されており、収容部44aから右側に突出した態様で設けられる。また本体部122の外側及び内側の両面には、上下方向から見たとき、L字状に形成された係止片124が設けられている。係止片124は、本体部122に対して離間した状態で左側へ延びる延出部125を備えている。係止片124は、その右端において片持ち状に本体部122に連結されている。延出部125の中央部には、内外方向に貫通する係止孔126が形成されている。収容部44aの外周面の外側及び内側の両面には、係止爪44bが形成されている。図5に示すように、本体部122が収容部44aに収容されたとき、係止爪44bが係止孔126に挿入される。コイルばね131の付勢力によるスライドピース121の右側への変位は、係止爪44bが係止孔126の左側の壁部(延出部125)に当接することにより規制される。なお、図4に示すように、本体部122の左部には、コイルばね131の内側に位置し左方に延びる押圧片127が形成されている。押圧片127は、収容部44aの左側の開口部から外部に露出している。図6に示すように、押圧片127の先端部には、先端に向かうにつれて徐々に先鋭となるように内側に傾斜する傾斜面127aが形成されている。また、押圧片127の内側の面は、スライドピース121のスライド方向と平行な平行面127bとされている。この押圧片127の先端部(傾斜面127a)は、スライドピース121が左方へスライド変位したとき、腕部115(半円部115b)と当接可能とされている。このとき、腕部115は、傾斜面127aから押圧されて内側に変位させられて、腕部115よりも内側に位置するプッシュスイッチ114を押下する。なお、スライドピース121の先端は、給電プラグ10がインレット31に挿入される際の係止爪154の挿入経路上に位置する。
次に、インレット31に挿入する給電プラグ10の構造について説明する。
図7に示すように、給電プラグ10のプラグ本体151内には、ロックアーム152が揺動可能に取り付けられている。ロックアーム152は、給電プラグ10の挿込方向に対して直交する方向を軸153として、この軸153回りに揺動する。ロックアーム152の先端には、インレット31に接続したとき、被係止部35と係合する係止爪154が設けられている。また、ロックアーム152の先端と反対側には、操作部155が設けられている。係止爪154と操作部155とは、プラグ本体151の外部に露出されている。ロックアーム152において操作部155寄りの位置には、ロックアーム152(係止爪154)を閉じ側(図10中の下側)に常時付勢する付勢部材156が取り付けられている。このように構成された給電プラグ10では、図中2点鎖線で示すように、操作部155を付勢部材156の付勢力に抗して押し操作することで、ロックアーム152が揺動し、係止爪154が上方へ変位する。操作部155への押し操作を解除すると、付勢部材156の付勢力により図中実線で示す原位置へ復帰する。
次に給電プラグ10とインレット31との接続態様について説明する。
給電プラグ10をインレット31に接続する際には、給電プラグ10をインレット31へ真っ直ぐ挿し込む。このとき、図7の一点鎖線で示すように、インレット31の接続部32の外周面上部に形成された被係止部35の斜面35aに対する摺接を通じて、ロックアーム152の先端部が上側へ押されて、同ロックアーム152は、付勢部材の付勢力に抗して開き側(係止爪154が上に移動する側)に揺動する。ロックアーム152の先端部、すなわち係止爪154は、給電プラグ10の挿入に伴い斜面35aを登る。そして、図8に示すように、給電プラグ10がインレット31に完全に挿入されると、係止爪154は斜面35aを登り切り、付勢部材156の付勢力によってロックアーム152が閉じ側(係止爪154が下に移動する側)に揺動する。このため、係止爪154が被係止部35に引っ掛かって、給電プラグ10のインレット31に対する抜け止めがなされる。給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態が維持される。
次に、給電プラグ10のインレット31への挿入の検出態様について説明する。
図7に示すように、給電プラグ10をインレット31に挿入しようとするとき、図9に示すように、係止爪154の左側面とスライドピース121の先端部123とが当接する。係止爪154は、その基端側が幅広に形成されているため、給電プラグ10をさらに挿入方向へ変位させると、図10に示すように、スライドピース121をコイルばね131の付勢力に抗して左側へ押圧する。図8に示すように、係止爪154が被係止部35に係合して給電プラグ10とインレット31との接続が完了した状態において、スライドピース121は最も左側へ変位した状態に維持される。なお、係止爪154は、給電プラグ10の挿入時に、上側に位置するロックバー45を自身の上面により上側に押し上げて被係止部35に係合される。
左側へ変位したスライドピース121の押圧片127(正確には、傾斜面127a)は、腕部115を押圧する。すると、半円部115bは、傾斜面127aとの摺接を通じて内側へ変位する力を受ける。このため、腕部115は取付部115cと延出部115aとの間の部分を支点として内側へ弾性変形する。これにより、図10に示すように、延出部115aは、プッシュスイッチ114を内側へ変位させるとともに、半円部115bは、傾斜面127aを登りきり平行面127bに到達する。これによりマイクロスイッチ111はオン状態となって、その旨示す電気信号が端子113を通じて充電ECU75に送信される。
充電ECU75は、マイクロスイッチ111がオン状態である旨認識したとき、給電プラグ10がインレット31に好適に挿入されたことを検知する。そして、充電ECU75は、ケース44に内蔵されたモータ42を駆動させてロックバー45をロック状態にする。ロックバー45は、挿入された係止爪154の上に位置する。すなわち、ロックバー45がロック状態になると、係止爪154の上への変位が規制される。従って、操作部155を操作しても、係止爪154と被係止部35との係合は解除されない。これにより、給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態が維持される。そして、充電ECU75は、照合ECU71と通信を行い、電子キー80とのID照合が確認できれば、インレット31とコンバータ6とを接続する信号線の抵抗を減少させて、外部電源91からのバッテリ4への充電を許可する。この状態で、充電スイッチ92のオン操作が検出されると、充電が開始される。
一方、給電プラグ10をインレット31から引き抜く場合には、アンロックスイッチ53を押下して、ロックバー45をアンロック状態とした後、給電プラグ10の操作部155を操作して、係止爪154と被係止部35との係合を解除する。これにより、給電プラグ10をインレット31から引き抜くことができる。このとき、スライドピース121は、コイルばね131の付勢力により右側へ変位する。この右側への変位は、延出部125と係止爪44bとの係止関係により、その変位量が規制されている。スライドピース121の右側への変位により、腕部115は弾性復帰するとともに、プッシュスイッチ114は外側に変位する。マイクロスイッチ111は、プッシュスイッチ114が外側に変位してオフ状態となった旨示す信号を端子113を通じて充電ECU75に送信する。これにより、充電ECU75は、給電プラグ10がインレット31から引き抜かれた旨判断する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)給電プラグ10のインレット31への好適な接続を検出する挿入検出装置43を設けた。そして、挿入検出装置43を通じて、給電プラグ10がインレット31に好適に接続された旨検出されたことを条件として、充電を許可するようにした。従って、給電プラグ10とインレット31との接続が不完全な状態での充電を防ぐことができる。
(2)給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態を維持するためには、係止爪154と被係止部35との係合関係の維持が必要不可欠である。つまり、給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態を検出するためには、係止爪154と被係止部35との係合関係を検出することが好ましい。本例のスライドピース121は、給電プラグ10をインレット31へ挿入する場合に、給電プラグ10に設けられる係止爪154に係合することによって変位する。従って、このスライドピース121の変位の検出を通じて、係止爪154と被係止部35との係合状態、ひいては、給電プラグ10とインレット31との接続状態が好適であるか否かを検出することができる。
(3)給電プラグ10に設けられる係止爪154は、その先端側が細く基端側に向かうにつれて徐々に幅広に形成されている。このため、給電プラグ10がインレット31に対して挿入されてこれと接続されるとき、その最初の段階では、スライドピース121は、係止爪154の先端側の側部と当接する。更に給電プラグ10の挿入が進行すると、スライドピース121は、係止爪154の基端側の側部と当接する。すなわち、給電プラグ10の挿入が進行するにつれてスライドピース121の左側への変位量は大きくなる。従って、給電プラグ10のインレット31への挿入が完了するときには、スライドピース121は大きく変位している。これにより、プッシュスイッチ114はスライドピース121によって好適に押下される。このため、給電プラグ10のインレット31への挿入、正確には、スライドピース121が係止爪154の基端側の側部と当接する位置まで、給電プラグ10がインレット31に確実に挿入されたことを好適に検出することができる。
(4)スライドピース121に形成される押圧片127の内側の面は、スライドピース121のスライド方向に対して平行面127bとなっている。給電プラグ10がインレット31に挿入されて、スライドピース121が変位した場合、腕部115の半円部115bは平行面127bと係合する。このため、プッシュスイッチ114は、スライドピース121の変位量によらず押下される変位量が一定となる。このため、マイクロスイッチ111に係る負荷を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1の実施形態との主たる相違点は、挿入検出装置の配置である。このため、説明の便宜上、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付すこととして、その説明を省略する。
図11に示すように、挿入検出装置161は、ロック機構41に取り付けられるマイクロスイッチ111、及びプレート162、並びに当該プレート162との間にコイルばね131を介在させた態様で設けられるスライドピース163とを備えてなる。
プレート162は、上側に向かって開口する倒コの字状に形成されている。プレート162の2つの先端部には、それぞれ外側に向かって延びる支持部162aが形成されている。支持部162aには、円筒状のホルダ162bが開口形成されている。このプレート162は、ロック機構41の取付部46の根元に固着される。
スライドピース163は、2つのコイルばね131をプレート162との間に介在させた状態で取り付けられる。コイルばね131は、その一部がホルダ162bに収容されている。スライドピース163は、コイルばね131の付勢力により常時外側へ付勢される。
スライドピース163の下部には下方に延びる板状の押部164が形成されている。この押部164は、図12に示すように、ロック機構41がインレット31(車両1)に取り付けられたときに、接続部32の上方且つ被係止部35よりもの内側に位置する。スライドピース163の外側への変位は、押部164の外面と被係止部35の内面とが当接することによって規制されている。スライドピース163の右部には、内側に向かって延びる押圧片165が形成されている。
マイクロスイッチ111は、ロック機構41の右部に取り付けられる。このマイクロスイッチ111は、上記第1の実施形態のものと同様の構成であって、配置される位置及びその向きが異なる。すなわち、マイクロスイッチ111は、端子113が右側に、プッシュスイッチ114と腕部115とが左側にそれぞれ突出する態様で設けられる。腕部115は、プッシュスイッチ114より外側に設けられ、延出部115aは、プッシュスイッチ114(内側)に向かって斜め左側に延びて、プッシュスイッチ114の左方に位置する。延出部115aの先端部には、左側に湾曲する半円部115bが形成されている。この半円部115bは、押圧片165の内側に位置する。
このように構成された挿入検出装置161を備えたロック機構41は、インレット31及びモジュール51とともに収容部8に取り付けられる。このとき、図13に示すように、スライドピース163の押部164は、ロックバー45によって隠れる。このため、外部からスライドピース163を視認することは困難である。
次に、給電プラグ10のインレット31への挿入の検出態様について説明する。
図14及び図15に示すように、給電プラグ10をインレット31に挿入すると、係止爪154が被係止部35を乗り越える最中に、係止爪154の先端部が押部164の外面に当接する。このまま、給電プラグ10をインレット31側に変位させると、図8に示すように、係止爪154が被係止部35を乗り越えてこれと係合するとともに、図16に示すように、係止爪154の先端部は、押部164を車両1側(内側)に向かって押してスライドピース163を変位させる。
スライドピース163の車両1側への変位に伴って、押圧片165は、半円部115bを押圧する。半円部115bは、押圧片165による内向きの力を延出部115aが右側へ弾性変形するように促す右向きの力に変換する。これにより、延出部115aは、スライドピース163の内側への変位に伴って、右側へ弾性変形する。これによって、プッシュスイッチ114は、延出部115aの右面で押下され、その旨示す電気信号を充電ECU75に送信する。これにより、充電ECU75は、給電プラグ10とインレット31とが好適に接続されたとして、ロック機構41に内蔵されるモータ42を駆動させて、ロックバー45を上側への変位ができないロックする。こうして、係止爪154の上側にあるロックバー45の動きが規制されることによる係止爪154の上側への変位が規制されることにより、当該係止爪154と被係止部35との係合が維持される。従って、給電プラグ10とインレット31との好適な接続状態が維持される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態に示す(1)〜(3)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(5)スライドピース163の押部164は、ロックバー45の内側に設けられている。このため、給電プラグ10が挿入されていない場合であっても、押部164は、ロックバー45に隠れる態様となり、外部からこれを視認することは困難となる。このため、外部から指などでスライドピース163を押す等して、ロックバー45をロック状態にする等のいたずらを防止することができる。
(6)スライドピース163(押部164)は、被係止部35の内側に設けられている。このため、給電プラグ10のインレット31への挿入時において、スライドピース163は、係止爪154の左右方向の形状によらず、係止爪154の先端部に押されることになる。すなわち、係止爪154の形状の自由度が増す効果を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、挿入検出装置43(161)は、スライドピース121(163)がマイクロスイッチ111を押下する機械的構成としたが、これに限るものではない。例えば、スライドピース121(163)の押圧片127に対応する位置に磁石を設け、マイクロスイッチ111に代えて磁気センサを設ける。このように構成しても、給電プラグ10とインレット31との好適な接続を検出することができる。
・上記各実施形態において、スライドピース121(163)の変位によってプッシュスイッチ114が押下される方向は、スライドピース121(163)のスライド方向と一致させてもよい。このように構成した場合であっても、プッシュスイッチ114は、押下されるので、マイクロスイッチ111は、給電プラグ10のインレット31への挿入を検出することができる。
・上記各実施形態において、腕部115は必ずしも設けなくてもよい。この場合であっても、プッシュスイッチ114が、スライドピース121がスライドすることによって押下されたり当該押下が解除されたりするように、マイクロスイッチ111を配設すればよい。
・上記各実施形態において、押圧片127の内面(押圧片165では右面)は、平行面127bでなくともよい。例えば、押圧片127の内面は、右側に向かうにつれて上昇するように形成してもよい。このように構成しても,マイクロスイッチ111は、給電プラグ10とインレット31とが好適に接続されたときのスライドピース121の変位を好適に検出することができる。
・上記各実施形態において、外部電源91からバッテリ4へ充電する際の制御は、充電ECU75にて行ったが、照合ECU71が行ってもよい。この場合、充電ECU75は、不要となる。
・上記各実施形態において、インレット31は車両1の前方左側面に設けるようにしたが、これに限らず、後方側面や車両前面等に設けてもよい。
・上記各実施形態において、被係止部35は、接続部32の上部に設けるようにしたが、上部だけでなく接続部32を挟んで上下等の複数箇所に設けるようにしてもよい。このようにすれば、給電プラグ10をインレット31に挿入したい場合、両者の接続をより好適に維持することができる。
・上記各実施形態では、ロックバー45がロック状態のときアンサーバックライト56は1回点滅、ロックバー45がアンック状態のときアンサーバックライト56は2回点滅としたが、アンサーバックライト56の点灯態様は、これに限るものではない。例えば、ロックバー45のロック状態時とアンロック状態時との点灯する回数を変えたり、点灯する色をかえたりする等して、ユーザにロックバー45がロック状態又はアンロック状態である旨報知できればよい。
・上記各実施形態において、インレットリッド33は必ずしも設けなくてもよい。
・上記各実施形態において、ロックバー45の動きを規制したりこれを許容したりする駆動手段としてモータ42を用いたが、ソレノイド等の他の駆動手段を用いてもよい。
・上記各実施形態において、キーの認証を電子キー80によるID照合により行ったが、メカニカルキーによる機械的な照合で行ってもよい。例えば、収容部8に、メカニカルキーが挿入できる鍵穴を設け、この鍵穴にその車両固有のメカニカルキーが挿入されたことを充電ECU75が検出できるように構成する。このように構成すれば、電子キー80によるID照合に代えて、メカニカルキーによる機械的な照合を、充電開始の条件とすることができる。
・上記各実施形態において、電子キーシステム70は、例えばIDコードの発信元としてトランスポンダを使用するイモビライザーシステムを採用してもよい。トランスポンダは、車両1からの駆動電波を受けて自動駆動し、固有のIDコードを送信する。
・上記各実施形態において、電子キーシステム70で使用する電波の周波数は、必ずしもLFやUHFに限定されず、これら以外の周波数が使用可能である。また、車両1から電子キー80に電波発信するときの周波数と、電子キー80から車両1に電波を返すときの周波数とは、必ずしも異なるものに限定されず、これらを同じ周波数としてもよい。
・上記各実施形態において、ユーザ認証は、必ずしも電子キー80を使用したキー認証に限定されず、例えば生体認証等の他の認証を応用してもよい。
・上記各実施形態において、プラグインハイブリッド式の車両1のインレット31に適用したが、プラグインハイブリッド式の車両に限らず、電気自動車のインレット等に適用してもよい。
・上記各実施形態において、本例の充電システム90は、必ずしも車両1のみに適用されることに限らず、充電式バッテリを持つ装置や機器であれば、その採用先は特に限定されない。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1に記載の給電プラグのロック装置において、前記挿入検出装置は、給電プラグの受電コネクタへの挿入及び挿入の解除により、一方向にのみスライド変位し、そのスライド方向に対する平行面を有するスライドピースと、前記スライドピースの一方向への変位によって、当該一方向とは異なる方向に変位して押下とその解除とが行われ、前記押下の際には、前記平行面と係合するプッシュスイッチとを備えることを特徴とする給電プラグのロック装置。
同構成によれば、スライドピースがスライド変位して、プッシュスイッチが押下された際に、当該プッシュスイッチとスライドピースに設けられた平行面とが係合する。このとき、スライドピースは更にスライド変位したとしても、プッシュスイッチは、平行面を滑るのみとなるので、更なる押下はされない。従って、スライドピースの変位量に関わらずプッシュスイッチの変位量を一定とすることができるため、当該プッシュスイッチに係る負荷を抑制させることができる。
(ロ)請求項3に記載の給電プラグのロック装置において、前記ロック機構には、前記被係止部の上方に露出する態様でロックバーが設けられ、前記スライドピースは、前記ロックバーに対し内側に設けられることを特徴とする給電プラグのロック装置。
同構成によれば、スライドピースは、ロックバーの内側に設けられている。このため、給電プラグが受電コネクタに挿入されていない場合であっても、スライドピースがロックバー45に隠れる態様となるため、これを外部から視認することは困難となる。このため、外部から指などでスライドピースを押す等して、ロック機構をロック状態にする等のいたずらを防止することができる。
LAN…車内、Sid…IDコード信号、Srq…リクエスト信号、1…車両、2…駆動輪、3…ハイブリッドシステム、4…バッテリ、6…コンバータ、7…プッシュリフタスイッチ、8,44a…収容部、9,110…締結具、10…給電プラグ、12…接続ケーブル、21…フェンダーリッド,31…インレット、32…接続部、33…インレットリッド、34…係合爪、35…被係止部、35a…斜面、36,46,115c…取付部、37,47,59…貫通孔、41…ロック機構、42…モータ、43,161…挿入検出装置、44,55,112…ケース、44b,154…係止爪、45…ロックバー、51…モジュール、53…アンロックスイッチ、56…アンサーバックライト、57…インジケータ、57a,57b,57c…点灯部、60…スイッチ孔、61…カバー、70…電子キーシステム、71…照合ECU、71a…メモリ、72…車外LF発信機、73…車内LF発信機、74…UHF受信機、75…充電ECU、80…電子キー、81…通信制御部、81a…メモリ、82…LF受信部、83…UHF発信部、90…充電システム、91…外部電源、92…充電スイッチ、111…マイクロスイッチ、113…端子、114…プッシュスイッチ、115…腕部、115a,125…延出部、115b…半円部、115c…取付部、121,163…スライドピース、122…本体部、123…先端部、124…係止片、126…係止孔、127,165…押圧片、127a…傾斜面、127b…平行面、131…コイルばね、151…プラグ本体、152…ロックアーム、153…軸、155…操作部、156…付勢部材、162…プレート、162a…支持部、162b…ホルダ、164…押部。

Claims (2)

  1. 給電プラグに設けられた係止爪が受電コネクタに設けられた被係止部に係止されるときに、前記係止爪の動きを規制して、両者の接続状態を維持するロック機構を備え
    前記受電コネクタ側に、前記給電プラグが前記受電コネクタに対し好適に挿入されたことを検出する挿入検出装置を設け、同挿入検出装置により給電プラグが受電コネクタに対し好適に挿入された旨検出されるとき、前記給電プラグから受電コネクタ側への電力の供給が許容される給電プラグのロック装置であって、
    前記挿入検出装置は、前記給電プラグの前記受電コネクタに対する挿入に伴い前記係止爪との係合を通じて特定方向へスライド変位するスライドピースと、
    前記係止爪が前記被係止部に係止されるときの前記スライドピースの変位を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする給電プラグのロック装置。
  2. 請求項に記載の給電プラグのロック装置において、
    前記係止爪は、その先端側が細く基端側へ向かうにつれて徐々に幅広に形成され、
    前記スライドピースは、前記給電プラグの前記受電コネクタへの挿入方向に対して直交する方向にのみ変位可能に設けられ、
    前記スライドピースは、前記係止爪の側部に当接することにより変位し、
    前記検出手段は、前記スライドピースが前記係止爪の基端側部に当接する位置を、前記係止爪が前記被係止部に係止される位置として検出する給電プラグのロック装置。
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