JP5632669B2 - シャッターケース連結カバーの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターケース連結カバーの取付構造に関するものである。
開口幅方向に並設した複数のシャッター装置で建物開口部を開閉する場合がある。この場合、建物開口部上方の躯体に開口幅方向にシャッターケースを並設するが、シャッターケース間には隙間が形成されるため、この隙間を塞ぐようにシャッターケース連結カバーを取り付けている。このような連結カバーは、特許文献1、図12に記載されている。
従来のシャッターケース連結カバー7´の取付構造を図12に基づいて説明する。連結カバー7´は、薄板の鋼板で、シャッターケース間の隙間よりも幅広で、上辺70´、正面辺71´、下辺72´から側面視コ字形に形成され、上辺70´、正面辺71´、下辺72´の3ヶ所においてシャッターケースにねじ止めすることで取り付けられる。
しかしながら、図12に示す従来のシャッターケース連結カバーの取付構造では、薄板の鋼板からなる連結カバー7´を、上辺70´、正面辺71´、下辺72´の3ヶ所でねじ止めする必要があることから、取付作業が手間であるという課題がある。また、シャッターケースの上方に軒天がある場合には、ねじ止め用の工具が入らないため、連結カバーの上辺70´の固定ができない。さらに、シャッターケースに対して連結カバー7´を正面からねじ止めすることは、意匠上避けたいという要望がある。
実開平1−168693
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
建物開口部上方の躯体に開口幅方向に隙間を有して並設した複数のシャッターケースと、
前記隙間を塞ぐように複数のシャッターケースに跨って取り付けられるシャッターケース連結カバーと、
を備え、
前記シャッターケース連結カバーは、一端側が躯体側あるいは前記シャッターケースに設けた被係止部に係止され、他端側が前記シャッターケースの下側で固定手段により固定されている、シャッターケース連結カバーの取付構造、である。
一つの態様では、前記シャッターケース連結カバーは、前記シャッターケースに外嵌するカバー本体と、前記カバー本体の内側に固定された補強プレートと、からなり、
前記補強プレートは、前記カバー本体の形状を保持すると共に、当該カバー本体の弾性変形を許容するように固定されており、
前記シャッターケース連結カバーは、前記補強プレートが前記隙間に挿入され、前記カバー本体が前記隙間の両側のシャッターケースに外嵌した状態で、当該カバー本体の一端側が躯体側あるいは前記シャッターケースに設けた被係止部に係止され、他端側が前記シャッターケースの下側で固定手段により固定されている。
一つの態様では、前記カバー本体は、上辺と、正面辺と、下辺と、を備え、前記補強プレートは、上向き後方に向かって延び、上端が前記カバー本体の前記上辺の内面に固定され、下端側が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定された上側傾斜部と、下向き後方に向かって延び、下端が前記カバー本体の前記下辺の内面に固定され、上端側が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定された下側傾斜部と、を備えている。
一つの態様では、前記上側傾斜部の下端側、前記下側傾斜部の上端側の少なくとも一方は、上側傾斜部あるいは下側傾斜部の傾斜に対して角度を持って折り曲げられ、前記カバー本体の前記正面辺に沿って延びている。後述する実施形態では、前記上側傾斜部の下端側、前記下側傾斜部の上端側は共に、前記カバー本体の前記正面辺に沿って平行状に延びているが、前記上側傾斜部の下端側および/あるいは前記下側傾斜部の上端側は、前記カバー本体の前記正面辺に沿って傾斜状に延びるものでもよい。
こうすることで、補強プレートの前記上側傾斜部および/あるいは前記下側傾斜部の傾斜辺が、カバー本体の正面辺に沿って延びる辺に対して弾性変形しながら回動することができ、カバー本体の上辺と下辺が拡開する方向の弾性変形を許容することができる。前記上側傾斜部、前記下側傾斜部は別部材で形成してもよく、下記のように一部材から形成してもよい。
一つの態様では、前記補強プレートは、帯状板を折り曲げることで一体形成されており、前記上側傾斜部の下端側と前記下側傾斜部の上端側は、前記カバー本体の前記正面辺に沿って上下方向に延びる垂直状部位として一体化されており、前記垂直状部位が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定されている。
一つの態様では、前記カバー体の前記正面辺には、凹部が形成されており、前記垂直状部位は、前記凹部において前記正面辺の内面に固定されている。カバー本体の凹部を利用して補強プレートを固定することで、補強プレートを取り付ける際の作業性が良好である。
一つの態様では、前記隙間は、各シャッターケースの端部に位置する2つのブラケット間に形成されており、
前記2つのブラケットは、躯体に固定された取付部材に対して躯体から持ち出し状に取り付けられており、
前記被係止部は、前記取付部材に設けてある。
一つの態様では、被係止部は弾性変形可能な板バネから形成されており、カバー本体の上辺の係止片が、被係止部の弾性を利用して被係止部に係脱することで、シャッターケース連結カバーの取付を確実に行うことができると共に、シャッターケース連結カバーの取り外しを容易に行うことができる。
前記並設したシャッターケースにそれぞれ収納されるシャッターカーテンの幅方向の一方の端部は、隣り合うように立設されたガイドレールにそれぞれ案内され、一つの態様では、前記シャッターケース連結カバー(前記カバー本体)の他端側は、前記シャッターケース下面あるいは前記ガイドレールの上端側に固定されている。
典型的には、固定手段は螺子であり、前記シャッターケース連結カバー(前記カバー本体)は螺子で前記シャッターケース下面あるいは前記ガイドレールの上端側に固定される。
本発明では、シャッターケース連結カバーを正面から差し込み、当該シャッターケース連結カバーは、一端側が躯体側あるいは前記シャッターケースに設けた被係止部に係止され、他端側が前記シャッターケースの下側で固定手段により固定されているので、取付時の作業性が良好であると共に、シャッターケース連結カバーの一端側(上側)の固定に螺子を用いることがないため、シャッターケースの上方に十分な空間が無い場合であっても、シャッターケース連結カバーの上辺の固定に支障をきたすことがない。また、シャッターケース連結カバーの正面に螺子の頭部が露出することがなく、螺子の頭部によってシャッターケース連結カバーの意匠性が損なわれることがない。
本発明では、カバー本体の内側に補強プレートを取り付けたことで、連結カバーの形状(略コ字形)を保持することができ、シャッターケース連結プレートの取付を容易に行うことができる。また、シャッターケース連結カバーの取付時に、補強プレートがシャッターケース間の隙間に入り込むことで、取付時のガイドの役目を果たし、連結カバーの取付を容易に行うことができる。
本発明では、カバー本体が弾性変形可能(上辺と下辺が拡開方向に)なように補強プレートを設けたことで、シャッターケース正面からの連結カバーの取付が容易に行える。さらに、請求項に記載した構成では、補強プレートがカバー本体の形状を保持すると共にカバー本体の弾性変形を良好に行うことができる。

全閉姿勢にある並設したシャッターの全体正面図及び側面図である。 2つのシャッター装置のシャッターケースの連結部の側面図及び下面図である。 2つのシャッター装置のシャッターケースの連結部の正面図(右図)及びシャッターケース連結部におけるブラケット及びその取付部材を示す図(左図)である。 シャッターケース連結カバーを示す図である。 補強プレートを示す図である。 2つのシャッター装置のシャッターケースの連結部におけるブラケットの取付部材を示す図である。 シャッターケース連結カバーの取付を説明する図である。 全開姿勢にある並設したシャッターの全体正面図である(シャッターケース連結カバーを取り外した状態)。 全開姿勢にある並設したシャッターの全体正面図である(シャッターケース連結カバーが取り付けられた状態)。 図2と類似の図であり、シャッターケース連結カバーの下側の固定の他の実施形態を示す。 並設したシャッターカーテンを同時に開放できる手動開放操作具を説明する図である。 従来のシャッターケース連結カバーの取付構造を示す図である。
図1は、全閉姿勢にある並設したシャッターの全体正面図及び側面図であり、開口幅方向に2つのシャッター装置(第1シャッター装置1、第2シャッター装置2)が並設されている。建物開口部は窓装置(図示せず)によって開閉され、窓装置の屋外側を開閉するように2つのシャッター装置が設けられている。
建物開口部の幅方向の両端部にはそれぞれガイドレール3A、3Bが立設されている。建物開口部には幅方向の中央部位に位置してガイドレール3A、3Bにそれぞれ対向してガイドレール4A、4Bが形成されている。建物開口部は、ガイドレール3Aとガイドレール4Aの間の第1開口と、ガイドレール3Bとガイドレール4Bの間の第2開口と、に区画されている。尚、ガイドレール4A、4Bを一体化された中柱として形成してもよい。
第1シャッター装置1は、第1開口を開閉するように設置されており、複数枚のスラットを上下に連設してなる第1シャッターカーテン10と、第1シャッターカーテン10の幅方向の両端部をそれぞれ上下方向に案内するガイドレール3A、4Aと、第1開口の上方に設けられ、第1シャッターカーテン10を収納する第1シャッターケース11と、第1シャッターケース11内に設けられ、第1シャッターカーテン10の上端が連結された第1巻取シャフト12と、を備えている。第1巻取シャフト12の両端は、ガイドレール3A、ガイドレール4Aの上方に位置して躯体より持ち出し状に設けた左右のブラケット(ガイドレール4Aの上方のブラケット5Aのみ図3左図に示す)間に回転可能に支持されており、第1巻取シャフト12の正逆回転により第1シャッターカーテン10を巻取り、あるいは、巻き取られた第1シャッターカーテン10を繰り出すことで第1開口を開閉する。
第2シャッター装置2は、第2開口を開閉するように設置されており、複数枚のスラットを上下に連設してなる第2シャッターカーテン20と、第2シャッターカーテン20の幅方向の両端部をそれぞれ上下方向に案内するガイドレール3B、4Bと、第2開口の上方に設けられ、第2シャッターカーテン20を収納する第2シャッターケース21と、第2シャッターケース21内に設けられ、第2シャッターカーテン20の上端が連結された第2巻取シャフト22と、を備えている。第2巻取シャフト22の両端は、ガイドレール3B、ガイドレール4Bの上方に位置して躯体より持ち出し状に設けた左右のブラケット(ガイドレール4Bの上方のブラケット5Bのみ図3左図に示す)間に回転可能に支持されており、第2巻取シャフト22の正逆回転により第2シャッターカーテン20を巻取り、あるいは、巻き取られた第2シャッターカーテン20を繰り出すことで第2開口を開閉する。
第1シャッターケース11と第2シャッターケース21は実質的に同じ形状・構成を備えている。第1シャッターケース11のケース板は、上面110、正面111、下面112を備えており、ケース板は、左右のブラケット(一方はガイドレール3Aの上方のブラケット、他方はブラケット5A)間に架け渡すように設けた複数本の横材113に支持されている。同様に、第2シャッターケース21のケース板は、上面210、正面211、下面212を備えており、ケース板は、左右のブラケット(一方はガイドレール3Bの上方のブラケット、他方はブラケット5B)間に架け渡すように設けた複数本の横材213に支持されている。
ガイドレール3A、3Bの上方のブラケットは、躯体に固定された取付部材(図示せず)に対して掛止し、下方部位をねじ止めすることで躯体に取り付けられる。このような取付部材は当業者によく知られている。ガイドレール3A、3Bの上方のブラケットは、外側からサイドキャップ50を取り付けることで隠蔽されている。したがって、実施形態のものでは、第1シャッターケース11の開口幅方向の一方の側部はサイドキャップ50、他方の側部はブラケット5Aとなっており、第2シャッターケース21の開口幅方向の一方の側部はサイドキャップ50、他方の側部はブラケット5Bとなっている。
ブラケット5A、5Bは、ガイドレール4A、4Bの上方に位置して、躯体に固定された取付部材6に対して掛止し、下方部位をねじ止めすることで躯体に取り付けられる。ガイドレール4A、4Bの上方に位置して設けた取付部材6は、ガイドレール3A、3Bの上方に位置してそれぞれ設けた取付部材(図示せず)に対して幅広であり、ブラケット5A、5Bが取り付けられる共通の取付部材である。
図6に示すように、取付部材6は、縦長方形状の板材からなる面部60と、面部60の上端の幅方向両端に形成した左右の掛止片61A、61Bと、面部60の下端を折り曲げてなる水平状の底片62と、面部60の上端の幅方向中央部位を折り曲げてなる水平状の第1スペーサ63と、面部60の中央部位に取り付けた側面視コ字状の第2スペーサ64と、からなる。第1スペーサ63と第2スペーサ64は同じ幅寸法を有しており、面部60の幅方向において同じ位置に形成されている。ブラケット5A、5Bはそれぞれ第1スペーサ63と第2スペーサ64に当接した状態で取付部材6に取り付けられている。第1スペーサ63と第2スペーサ64は、ブラケット5A、5Bを取り付ける時の位置決めとしての役割を有する。
図8に示すように、第1シャッターケース11と第2シャッターケース21は隙間Sを形成するように開口幅方向に並んで取り付けられている。本実施形態では、図3左図に示すように、第1シャッターケース11のブラケット5Aと、第2シャッターケース21のブラケット5Bは、第1スペーサ63、第2スペーサ64により、これらの間に隙間Sを有するように躯体から対向状に延出しており、ブラケット5A、5Bの間には隙間Sが形成されている。第1シャッターケース11と第2シャッターケース21との間の隙間Sを覆うように、第1シャッターケース11、第2シャッターケース21に跨ってシャッターケース連結カバー7が取り付けられる(図3右図、図9)。
図4に示すように、シャッターケース連結カバー7は、カバー本体8と、カバー本体8の内側に固定された補強プレート9と、から構成されている。カバー本体8は、隙間Sよりも幅広の幅寸法を備えた金属製の板体から形成されており、上辺80と、正面辺81と、下辺82と、から側面視略コ字形の形状をしている。カバー本体8は、第1シャッターケース11及び第2シャッターケース21に外嵌できる形状・寸法を有している。より具体的には、カバー本体8の上辺80、正面辺81、下辺82は、それぞれ、第1シャッターケース11及び第2シャッターケース21のケース板の上面110、210、正面111、211、下面112、212に対応しており、カバー本体8の形状・寸法は、第1シャッターケース11及び第2シャッターケース21のケース板の形状・寸法に対応している。
カバー本体8の上辺80の先端(後端)を下方に折り曲げることで係止片800が形成されている。カバー本体8の下辺82には、螺子820Aを螺入するための2つの挿通孔820が幅方向に間隔を存して形成されている。カバー本体8の正面辺81には、水平状に延びる凹部810が形成されている。第1シャッターケース11及び第2シャッターケース21のケース板の正面111、211には、凹部810に対応して水平状に延びる凹部111A、211Aが形成されている。カバー本体8の下辺82の後端には、後方に向かって延びる幅狭部821が延設されている。
補強プレート9は、隙間Sよりも僅かに狭幅の幅寸法を備えた板体から形成されている。補強プレート9は、カバー本体8の側面視コ字状の形状を保持すると共に、カバー本体8の上辺80と下辺82が拡開する方向の弾性変形を許容するようにカバー本体8に固定されている。より具体的には、補強プレート9は、金属製の帯状板を折り曲げることで一体形成されており、上向き後方に向かって延び、上端がカバー本体8の上辺80の内面に固定(例えば、溶接)された上側傾斜部90と、下向き後方に向かって延び、下端がカバー本体8の下辺82の内面に固定(例えば、溶接)された下側傾斜部92と、を備え、上側傾斜部90の下端側と下側傾斜部92の上端側は、カバー本体8の正面辺81に沿って上下方向に延びる垂直状部位91によって一体化されており、垂直状部位91がカバー本体8の正面辺81の凹部810において正面辺81の内面に固定(例えば、溶接)されている。別の言い方をすると、上側傾斜部90は、傾斜辺と、傾斜辺の下端側を傾斜辺に対して角度を持って折り曲げることで形成された垂直辺と、からなり、下側傾斜部92は、傾斜辺と、傾斜辺の上端側を傾斜辺に対して角度を持って折り曲げることで形成された垂直辺と、からなり、実施形態では、前記2つの垂直辺が垂直状部位91から形成されている。上側傾斜部90、下側傾斜部92は、それぞれ折り曲げ部位において垂直状部位91に対して回動するように弾性変形可能であり、カバー本体8の上辺80と下辺82が拡開する方向の弾性変形を許容する。
補強プレート9の下側傾斜部92には、さらに、垂直状に延びる立ち上がり状のプレート93が固定されている。プレート93の傾斜状の前縁には2つの突片930が形成されており、下側傾斜部92に形成された2つの受孔920に突片930を挿入して固定(例えば、溶接)する。プレート93の下縁はカバー本体8の下辺82上に当接している。プレート93は、ブラケット5A、5Bの下方部位の切欠きを覆う塞ぎ板としての機能をも備えている。
取付部材6の第1スペーサ63は、図6の上図に示すように、立ち上がり片630と、立ち上がり片630の上端から前方に向かって水平状に延びる水平片631と、からなり、第1スペーサ63を利用して被係止部65が取り付けられている。被係止部65は、垂直状の装着片650と、装着片650の上端から前方に向かって水平状に延びる水平片651と、水平片651の先端から上向き後方に向かって傾斜状に延びる被係止片652と、からなり、水平片651を第1スペーサ63の水平片631の下面に当接させた状態で、装着片650を第1スペーサ63の立ち上がり片630の前面にリベット等で固定してなる。被係止部65は金属板を折り曲げて形成されており、被係止片652は弾性変形可能な板バネとなっている。
シャッターケース連結カバー7は、補強プレート9が隙間Sに挿入され、カバー本体8が隙間Sの両側の第1シャッターケース11、第2シャッターケース21に外嵌した状態で、カバー本体8の上辺80の先端に形成した係止片800を取付部材6の第1スペーサ63に設けた被係止部65の被係止片652に係止させ、カバー本体8の下辺82を第1シャッターケース11の下面112、第2シャッターケース21の下面212に螺子820Aで固定してなる。
シャッターケース連結カバー7は、第1シャッターケース11と第2シャッターケース21との間の隙間Sに対して正面から差し込むようにして取り付けられる。カバー本体8の内側に補強プレート9を取り付けたことで、側面視略コ字形のシャッターケース連結カバー7の形状を保持することができ、正面からの取付を容易に行うことができる。隙間Sより幅狭の補強プレート9が隙間Sに挿入されると共に、隙間Sよりも幅広のカバー本体8が隙間Sの両側の第1シャッターケース11、第2シャッターケース21に外嵌するように取り付ける。
シャッターケース連結カバー7を正面から取り付ける時、補強プレート8が隙間Sに入り込むことで、取付時のガイドの役目を果たし、シャッターケース連結カバー7の取付が容易になると共に、カバー本体8の上辺80、下辺82が拡開するように弾性変形しながら第1シャッターケース11、第2シャッターケース21の上面110、210、下面112、212に外嵌していく。カバー本体8の上辺の先端の係止片800は、係止片800の先端が傾斜状の被係止片652に当接してガイドされながら後方に移動していき、係止片800の先端が被係止片652の先端から外れて、係止片800が被係止片652に係止する。係止片800が被係止片652に係止した時、カバー本体8の正面辺81が第1シャッターケース11、第2シャッターケース21の正面111、211に当接する。シャッターケース連結カバー7を隙間Sの奥まで差し込んだ時には、シャッターケース連結カバー7は仮固定された状態となる。最後に、カバー本体8の下辺82を、螺子820Aを用いて第1シャッターケース11の下面112、第2シャッターケース21の下面212に固定する。シャッターケース連結カバー7は、カバー本体8の下辺82でねじ止めするのみであり、カバー本体8の正面辺81に螺子の頭部が露出することがなく、螺子の頭部によってシャッターケース連結カバー7の意匠性が損なわれることがない。また、カバー本体8の上辺80の固定に螺子を用いることがないため、シャッターケースの上方に十分な空間が無い場合であっても、カバー本体8の上辺80の固定に支障をきたすことがない。
上記実施形態では、シャッターケース連結カバー7のカバー本体8の下辺82を螺子820Aでシャッターケース下面112、212に固定したが、シャッターケース連結カバー7の下側をガイドレール4A、4Bの上端側に固定してもよい。これについて、図10に基づいて説明する。ガイドレール4A、4Bの前面の上端側にはそれぞれ垂直片と水平片とから側面視L形状の固定片40が設けてある。カバー本体8の下辺82は、螺子41を用いてガイドレール4A、4Bの前面に設けた固定片40の水平片に固定されている。図10は図2と類似の図であり、両図において同一の構成要素には同一の参照番号が付してあり、これらの構成要素の説明については既述の記載を援用することができる。
シャッターケース連結カバー7の下側をガイドレール4A、4Bに固定する態様において、シャッターケース連結カバー7を予めガイドレール4A、4Bに固定しておいてもよい。例えば、ガイドレール4A、4Bを一体化した中柱として形成し、当該中柱の上端側に予めシャッターケース連結カバー7の下側部位を固定しておいてもよい。
また、第1シャッター装置1及び第2シャッター装置2が手動式の場合に、全閉姿勢にある並設した第1シャッターカーテン10、第2シャッターカーテン20を同時に開放するシャッターの手動開放操作具42を提供することができる。手動開放操作具42は、開口幅方向に延びる部材であり、ガイドレール4A、4Bを跨ぐように、ガイドレール4A、4Bの屋外側の側辺に沿って提供される。より具体的には、図11上図に示すように、手動開放操作具42は、開口幅方向に延びる本体420と、本体420の幅方向の両端側から後方(屋内側)に突出する当接部421、422と、本体420の幅方向の中間部位から後方(屋内側)に突出するガイド突部423と、を備えている。手動開放操作具42の少なくとも当接部421、422の先端側部位はゴム等の弾性部材や樹脂から形成されている。当接部421、422の高さは1枚のスラットの高さよりも小さい寸法であり、1枚のスラットの凹部に当接できるようになっている。一つの態様では、当接部421、422はそれぞれ一つであるが、当接部421、422をそれぞれ高さ方向に複数個設けてもよい。ガイドレール4A、4Bの間隔を存して隣り合う底辺間には高さ方向に延びるガイド424が形成されている。一つの態様では、ガイドレール4A、4Bは一体化した中柱として形成されており、ガイド424は中柱に形成されている。第1シャッターカーテン10、第2シャッターカーテン20をそれぞれ形成するスラットの屋外側面は凹状になっている。図11下図に示すように、全閉姿勢にある第1シャッターカーテン10、第2シャッターカーテン20の所望の高さのスラットを選択し、ガイドレール4A、4Bを跨ぐようにして、手動開放操作具42の当接部421、422を当該スラットの凹部に当接させることで、両スラットを手動開放操作具42を介して連結し、ガイド突部423をガイド424に位置させた状態で、手動開放操作具42をガイド425に沿って上動させることで、第1シャッターカーテン10、第2シャッターカーテン20を同時に開放することができる。ここでは、手動開放操作具42を屋外側から用いる場合について説明したが、手動開放操作具42を屋外側からではなく屋内側から用いてもよい。この場合、当接部421、422、ガイド突部423の突出方向が逆となり、また、当接部421、422、ガイド突部423の突出寸法やガイド424の位置も適宜変更し得ることが当業者に理解される。
本発明は、開口部の幅方向に並設したシャッター装置のシャッターケース間の隙間を塞ぐ連結カバーの取付構造として利用することができる。
11 第1シャッターケース
21 第2シャッターケース
6 取付部材
65 被係止部
652 被係止片
7 シャッターケース連結カバー
8 カバー本体
80 上辺
800 係止片
81 正面辺
810 凹部
82 下辺
9 補強プレート
90 上側傾斜部
91 垂直状部位
92 下側傾斜部
820A 螺子
S 隙間

Claims (6)

  1. 建物開口部上方の躯体に開口幅方向に隙間を有して並設した複数のシャッターケースと、
    前記隙間を塞ぐように複数のシャッターケースに跨って取り付けられるシャッターケース連結カバーと、
    を備え、
    前記シャッターケース連結カバーは、前記シャッターケースに外嵌するカバー本体と、前記カバー本体の内側に固定された補強プレートと、からなり、
    前記補強プレートは、前記カバー本体の形状を保持すると共に、当該カバー本体の弾性変形を許容するように固定されており、
    前記シャッターケース連結カバーは、前記補強プレートが前記隙間に挿入され、前記カバー本体が前記隙間の両側のシャッターケースに外嵌した状態で、当該カバー本体の一端側が躯体側あるいは前記シャッターケースに設けた被係止部に係止され、他端側が前記シャッターケースの下側で固定手段により固定されている、
    シャッターケース連結カバーの取付構造。
  2. 前記カバー本体は、上辺と、正面辺と、下辺と、を備え、
    前記補強プレートは、上向き後方に向かって延び、上端が前記カバー本体の前記上辺の内面に固定され、下端側が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定された上側傾斜部と、下向き後方に向かって延び、下端が前記カバー本体の前記下辺の内面に固定され、上端側が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定された下側傾斜部と、を備えている、請求項に記載のシャッターケース連結カバーの取付構造。
  3. 前記上側傾斜部の下端側、前記下側傾斜部の上端側の少なくとも一方は、上側傾斜部あるいは下側傾斜部の傾斜に対して角度を持って折り曲げられ、前記カバー本体の前記正面辺に沿って延びている、請求項に記載のシャッターケース連結カバーの取付構造。
  4. 前記補強プレートは、帯状板を折り曲げることで一体形成されており、前記上側傾斜部の下端側と前記下側傾斜部の上端側は、前記カバー本体の前記正面辺に沿って上下方向に延びる垂直状部位として一体化されており、前記垂直状部位が前記カバー本体の前記正面辺の内面に固定されている、請求項2、3いずれかに記載のシャッターケース連結カバーの取付構造。
  5. 前記隙間は、各シャッターケースの端部に位置する2つのブラケット間に形成されており、
    前記2つのブラケットは、躯体に固定された取付部材に対して躯体から持ち出し状に取り付けられており、
    前記被係止部は、前記取付部材に設けてある、請求項1〜いずれかに記載のシャッターケース連結カバーの取付構造。
  6. 前記並設したシャッターケースにそれぞれ収納されるシャッターカーテンの幅方向の一方の端部は、隣り合うように立設されたガイドレールにそれぞれ案内され、
    前記シャッターケース連結カバーの他端側は、前記シャッターケース下面あるいは前記ガイドレールの上端側に固定されている、請求項1〜いずれかに記載のシャッターケース連結カバーの取付構造。
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