JP5632418B2 - ビデオサーバ、およびその映像信号出力制御方法 - Google Patents

ビデオサーバ、およびその映像信号出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、放送局等で使用されるマルチチャネル出力のビデオサーバ、およびその映像信号出力制御方法に関する。
放送局では、膨大なコンテンツがコンテンツサーバに記録され、番組放送に備えて放送用コンテンツが送出サーバの蓄積記憶装置に更に転送蓄積される。
図13は、従来の送出サーバの動作を説明する機能ブロック図である。
図13において送出サーバ100は、現在放送中の番組コンテンツを蓄積記憶装置101から読み出して第1のデコーダ30(#1)を通した第1系統の映像信号を例えば、外部のスイッチャ220を介してOA(オンエア:放送中)ラインにより送信機に向けて送出する。またこれと同時に、更に同じ蓄積記憶装置101から次の放送コンテンツデータを読み出す第2のデコーダ30(#2)の出力が第2の系統の出力としてスイッチャ230のNEXTラインに接続されオンエアに備えて待機している。
デコーダ30(#1)はOAラインに接続されるので内部のバッファ部をオフにしてデコードしたデータをスルー出力しているが、デコーダ30(#2)は次のOAに備えるNEXTラインに接続され、内部のバッファ部をオンにしている。デコーダが内部にバッファを有しない場合、外部の出力バッファ40(#m)をスイッチャ220を介してスイッチャ230へ接続する方法が採られる。
また、番組送出サーバ100は、更に複数のデコーダを備えており、必要に応じて、第2、第3の予備コンテンツとして待機している。放送局では、OAよりも前に、この待機中のコンテンツを正しく記録されているかの再生確認、またコンテンツの送出開始点を探し出す再生確認等をするが、再生確認には放送と同じ時間を要する。確認時間を短くし簡便に内容をチェックするには、早送り再生としてデコーダをデータの間引き再生を行う方法があるが、細部の不具合、劣化を見落とす欠点があった。また、独立した映像信号の再生装置としては、デコーダ30(#n,#n−1)のように2台を用いて同一データを交互に読み出すことにより早送り再生や、逆方向再生を可能とする方法(例えば、特許文献1。)もあるが、外部スイッチャを経由し、外部でバッファ接続をするため系統構成が大きくなり、切替、又動作制御が複雑になることなど送出サーバ内に収録したコンテンツの早送り再生や逆方向再生制御が困難な問題があった。
特開2009―118432号公報
従来の送出サーバ内に収録したコンテンツの早送り再生や逆方向再生確認が困難な問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、蓄積した映像コンテンツデータを読み出してOA送出しつつ、同時にその他の蓄積記録されたコンテンツの記録を確認する早送り再生や逆方向再生の組合せが可能な多チャンネル出力のビデオサーバ、およびその映像信号出力制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本実施形態のビデオサーバは、複数の映像情報を送出するマルチチャネル出力のビデオサーバにおいて、それぞれが識別番号を持つ複数の映像情報の出力I/Fポートと、蓄積している複数のコンテンツのうちから、指定されたコンテンツのデータをそれぞれ割り当てられた読み出しポートから同時に出力する蓄積手段と、固有の識別情報を有し、入力される前記コンテンツのデータをデコードして出力する複数のデコーダと、固有の識別情報を有し、前記各デコーダを経由して入力されるデータをデコード処理モードに従いバッファ、又はスルーして出力する複数の出力バッファと、入力される接続先を設定する制御信号に従って前記蓄積手段の読み出しポートと各前記デコーダの入力との間、各前記複数のデコーダの出力と各前記出力バッファの入力との間、各前記出力バッファの出力と各前記出力I/Fポートの入力との間を選択して接続する第1、第2、第3のセレクタ手段と、各前記出力I/Fポートから出力される前記映像情報のコンテンツ名と、当該ポートから出力される前記映像情報の出力モードをOAモード、NEXTモード、早送り再生モード、逆方向再生モードのいずれか1つに指定する入力手段と、前記入力手段によって指定された前記出力モードを受信して、前記各出力モードに対応してデコードする前記デコーダと前記出力バッファとの組合せの接続パターン、および前記コンテンツが前記蓄積手段のどの読み出しポートから出力されるかの割り当てと前記各出力モードに対応して前記デコーダと前記出力バッファに対するデコード方法及びバッファ方法との組合せとからなるデコード処理モードを設定し、前記設定された接続パターンおよびデコード処理モードに対応して、前記出力I/Fポートと前記割り当てられた読み出しポートの間が接続されるように前記各識別情報を参照して前記第1、第2、第3のセレクタ手段の接続先を設定する制御信号を出力する制御手段とを具備することを特徴とする。
また本実施形態のビデオサーバの映像信号出力制御方法は、入力手段と、制御手段と、蓄積手段と、複数のデコーダと、複数の出力バッファと、第1、第2、第3のセレクタ手段と、複数の出力I/Fポートとを備え、複数の映像情報を送出するマルチチャネル出力のビデオサーバの映像信号出力制御方法において、前記入力手段は、入力される各前記出力I/Fポートにそれぞれ出力されるコンテンツ名の指定と、そのポートから出力される前記映像情報の出力モードをOAモード、NEXTモード、早送り再生モード、逆方向再生モードのいずれか1つに選択する指定とを前記制御手段に通知し、前記制御手段は、前記入力手段から通知された前記出力モードを受信して、前記各出力モードに対応する前記デコーダと前記出力バッファとの組合せの接続パターン、および前記指定されたコンテンツが前記蓄積手段のどの読み出しポートから出力されるかの割り当て及び、割り当てられた読み出しポートに接続されたデコーダが行う前記出力モードに対応するデコード方法と前記出力バッファのバッファ方法との組合せからなるデコード処理モードを設定し、前記設定された前記接続パターンおよび前記デコード処理モードに対応して、前記指定された前記出力I/Fポートと前記割り当てられた読み出しポートとの間が接続されるように前記第1、第2、第3のセレクタ手段を接続設定し、前記蓄積手段は、蓄積している複数のコンテンツのうちから、前記指定されたコンテンツのデータをそれぞれ前記割り当てられた読み出しポートに出力し、前記第1、第2、第3のセレクタ手段は、前記蓄積手段の読み出しポートといずれかの前記デコーダの入力との間、各前記デコーダの出力と各前記出力バッファの入力との間、各前記出力バッファの出力と各前記出力I/Fポートの入力との間を前記接続設定に従って接続し、前記第1のセレクタ手段を介して前記読み出しポートに接続された前記デコーダは、入力されるコンテンツデータを各前記設定された出力モードに対応してデコードしたデータを出力し、前記第2のセレクタ手段を介して前記デコーダに接続される前記出力バッファは、前記デコーダから入力されるデータを前記設定されたデコード処理モードに対応した方法でバッファ、又はスルーして出力し、前記第3のセレクタ手段を介して前記出力バッファに接続される前記複数の出力I/Fポートは、それぞれ前記指定されたコンテンツが前記デコードされたデータを前記映像情報として出力することを特徴とする。
本実施形態に係わるビデオサーバの動作を説明する機能ブロック図。 本実施形態に係わるビデオサーバの動作を説明する回路構成図。 GOP毎にデコードされた映像データを出力する標準的な再生映像信号出力方法の概念図。 2台のデコーダを使用してコンテンツデータを早送り再生する機能ブロック図。 デコーダを2台使用したClosedGOPのデータを再生するデコードと映像信号出力のタイミングチャート デコーダを2台使用してOpenGOPのデータを再生するデコードと映像信号出力のタイミングチャート。 2台のデコーダで複数の一定の連続したGOPでデータをデコードして早送り再生する概念図。 OpenGOPでの逆方向再生方法の概念図 デコーダ2台で逆方向再生する場合のタイミングチャート セレクタの実効的な配置箇所を変えて早送りや逆方向再生を行う場合の信号系統の構成例。 本実施形態に係わるビデオサーバのコンテンツと、映像出力モード及び出力I/Fポートの選択を示す系統図のディスプレイ画面例。 本実施形態に係わるビデオサーバのマルチモード動作設定させる処理手順のフローチャート。 従来の送出サーバの動作を説明する機能ブロック図。
以下実施形態のビデオサーバを図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係わるビデオサーバの動作を説明する機能ブロック図である。
図1において、ビデオサーバSは、複数の放送コンテンツを蓄積記録する蓄積装置1、セレクタA21〜セレクタC23、デコーダ3((#1)〜(#n))、出力バッファ4((#1)〜(#n))、出力I/F(インタフェース)8、コントローラ5と、例えば、タッチパネルと呼ばれる入出力制御部6とを備えている。
ビデオサーバSが、放送局において送出サーバとして運用される場合、外部のAPC(自動番組送出装置)9によって、放送されるコンテンツの選択などの情報が図示されない制御データ網および入出力制御部6を介して入力される。
コントローラ5と、蓄積装置1、デコーダ3、出力バッファ4、各セレクタ、出力I/Fとの間が図示しないバスラインや制御信号ラインによって接続される。コントローラ5は、各セレクタに対して入出力制御部6から入力されたコンテンツ情報の選択、デコーダ3や、バッファ4の入出力先と映像信号の送出タイミングを制御する接続制御機能51を備える。また、蓄積記憶装置1から読み出したコンテンツデータをデコーダがどの様にデコード処理するか、即ち通常デコード(再生)か、早送り再生か逆方向再生かなどデコードモードを制御するデコーダ制御機能52を備えている。
図1においては、理解を容易にするためセレクタA21〜セレクタC23を、マトリクススイッチの様な独立した構成として示している。信号の流れに従って説明すると、セレクタA21で蓄積装置1の複数の出力ポートと各デコーダ3との間の接続先を選択・切り替えることによって各デコーダ3が入力して読み出すコンテンツを割り当てるものである。
図2は、セレクタを構成する手段として、物理的にはデータバスラインによりコンテンツのデータをデコーダ3、バッファ4で入出力する場合の回路構成図である。図1と図2とで同様な部分に付いての説明は省略するが、図1で3つあったセレクタがここではバスライン2によってまとめて構成されている。
デコーダ3が復号処理して外部へ出力されるデータの選択はコントローラ6のデコーダ制御機能52と接続制御機能51がバスライン2の上でのタイミング及びバスラインのアドレス選択制御を行うことによって所望のデータの授受を行う。その結果、専用のスイッチ装置を使わずに済むので装置規模を大きくすることなく出力I/F8、出力バッファ4、デコーダ3と蓄積装置1との間をスイッチャ装置と同様に任意のポート間で接続することが可能である。
蓄積装置1は、物理的には、共有のポートの出力をセレクタA21が時間的に分割して論理的に複数の所要のコンテンツを読み出す物であっても良い。
また、蓄積装置1は、1台のユニットではなく、複数のHDDユニット、又はSSDユニット等から構成され、データの書き込み、読み出しを同時に複数のポート、又はバスラインから実行出来る構成になっているものでも良い。
本実施形態のビデオサーバは、この様なセレクタを設けて後述の様にデコーダやバッファの接続先の設定と、デコーダのデコード動作を制御することによりOA、NEXT、早送り再生、又は逆方向再生の各出力モードに対応して各チャネルからのコンテンツの映像信号出力を多種類組み合わせることが可能なマルチチャネル出力ビデオサーバSを実現している。
また、放送局用のビデオサーバとしてはオンエア映像情報(OAモード)と、次番組の映像情報(NEXTモード)と、蓄積されたコンテンツを放送中に同時確認できる様にするため、少なくとも早送り再生又は逆方向再生の内いずれか1つとを同時に出力可能とするため4チャネル以上の容量を備えることが望ましい。
次にこれらのデコーダとバッファ間をセレクタ(又は、バスライン)が接続する組み合わせによってビデオサーバが動作する出力モードについて説明する。ここでは、複数のデコーダを用い、通常のOAモードやNEXTモードで単一で使用されるデコーダを組み合わせることにより早送りと逆方向再生(デコード)することの基本動作説明をおこなう。複数のデコーダを組合せる動作原理細部については、例えば、前出の特許文献1等に説明されており本願発明の範疇ではないので説明を省略する。
放送局で放送番組コンテンツを蓄積するサーバでは、蓄積装置1でH.264符号化形式の映像データが記録保存されており、圧縮符号化でOpenGOP(Group of Pictures)と呼ばれる形態のため映像信号として再送出する場合、前のGOPの情報を利用して復号する処理が必要である。
図3は、ClosedGOP毎にデコードされた映像データを順に並べて出力する標準的な再生映像信号出力を説明する概念を示している。デコードは、素材の実時間と同じ時間がかかるので全フレームをデコードし、早送り再生することができない。
図4は、同じコンテンツデータを2台のデコーダを使用して再生出力する回路構成の機能ブロック図である。
図4では、2台のデコーダA、Bが、記憶装置Qからデコード前の素材を読み出す。そしてそれぞれがデコードした素材をバッファメモリX、Yに一時蓄積し、再生順序に従って出力処理部Zが出力再生する。全フレームで1倍速以上の速度のデコード・再生が可能になる。
なお、ここで早送り再生と呼ぶものは、同期信号やクロック速度を上げさらにデータを間引く方法ではなく、クロック速度や同期タイミングは、そのままに保ち2つ(複数)の系列で取得するデコードデータを交互に元来の垂直フレームに再挿入するので情報が間引かれて減少することはなくエラーを見落とすことを防いでいる。
図5は、デコーダを2台使用してClosedGOPのデータを再生するデコードと映像信号出力のタイミングチャートである。
図5において、デコーダAで、奇数番目のGOP(1、3、5・・・)をデコードし、デコーダBで偶数番目のGOP(2、4、6・・・)をデコードする。デコードされた素材を元の番号順に連続して再生することで1倍速以上の再生が可能となる。
図6は、デコーダを2台使用してOpenGOPのデータを再生するデコードと映像信号出力のタイミングチャートである。
図6において、OpenGOPの場合は、あるGOPをデコードする場合にそのデコード対象のGOPより前に並んだGOPのデータを参照するため、少なくとも一つ前のGOPのデータをデコードしてから再生する必要がある。図5に示すように再生するGOPを交互にデコードした場合は、それぞれデコードしたいGOPの一つ前のGOPもデコードする必要であるため、その参照データがロスとして含まれることになるので最速でも1倍速迄しか再生出来ない。
図7は、各デコーダに対してGOP1つずつ交互ではなく一定の連続したGOPデータでデコードする場合の概念図である。
図7において、OpenGOPデコード再生のロスをすくなる再生するために、各デコーダに対して1つずつ交互ではなく一定の連続したGOPのデータをデコードさせて組合せている。図7では3GOP毎にデコーダを切り替えた場合のタイミングチャートである。デコーダAでGOP1、2、3番目をデコードし、デコーダBでGOP4、5、6目をデコードする。
この場合には、3つのGOPでコードする際に必要となる(参照する)GOPは1つだけなので、2つのデコーダで処理すると、3/2のGOPのデータを単位時間内に処理するので最速1.5倍速までの早送り再生が可能になる。
なお、更に同時に使用するデコーダの数とGOPフレーム数を多くしてデコードデータを抜き出すようにすれば、早送り再生速度は更に高くすることが出来る。
図8は、OpenGOPでの逆方向再生方法の概念図である。
図8において従来のOpenGOPの逆方向再生方法では、1台のデコーダで1つのGOPデータをデコードするには、そのひとつ前のGOPデータを参照するため、1GOPデータをデコードするために2GOP分の時間が必要となる。そのため、逆方向再生では0.5倍速までしか全フレームデコード・再生することが出来ない。
図9は、デコーダを2台で逆方向再生する場合のタイミングチャートである。
図9において逆方向再生にデコーダを2台用意し、再生するGOPデータを蓄積装置1からデコーダ3(#1)とデコーダ3(#2)とで交互に読み出すことで、OpenGOPであっても最速で2つのGOPを2つのデコーダで処理し交互にデータを取り出すため、最大1倍速まで全フレーム再生・デコードすることが可能になる。
ここで図1へ戻って実施形態における各セレクタの接続設定と出力モードの設定処理について説明する。
セレクタA21は、蓄積装置1とデコーダとの間の接続設定を行う。例えば、早送り再生、逆方向再生モードでは接続先が入出力制御部6からの指定に従って、その指定を受信したコントローラ5の接続制御機能51がセレクタA21へ同じコンテンツデータAが蓄積装置1からデコーダ3(#1)とデコーダ3(#2)とへ入力されるように設定する。
OA、NEXTモードの指定では、デコーダ3(#1)とデコーダ3(#2)にはそれぞれ、コンテンツデータB、コンテンツデータCと別のデータが入力される。この様に、接続先が入出力制御部6からの指定に基づいたコントローラの制御に従って設定される。
この接続制御機能51が行う設定は、通常、デコーダ制御機能52が行う設定と合わせて行われる。デコーダは、例えば、所定の復号パラメータ設定に従ったH.264の復号を行うデフォルト設定に加えて、間引き早送りモード、交互選択早送りモードなどが設定される。これらの使用デコーダ、モードの組合せは、入出制御部6にパーソナルコンピュータの様な情報端末によってグラフィック表示され、ポインタ等で設定する方法、専用の制御パネル上のスイッチ切替による方法などがある。
セレクタB22は、各デコーダ3の出力と各出力バッファ4との間の接続を選択・切り替える。例えば、各デコーダ3と出力バッファ4とを1:1の対応を維持したままデコーダ3の出力を各出力バッファ4で一時保持するようにする。
セレクタC23は、各バッファ4と最終的に出力する系統接続を構成する選択を行い出力I/F(インタフェース)8へ出力する選択を行う。例えば、早送り再生を行う場合、デコーダ3(#1)に接続されたバッファ4(#1)とデコーダ3(#2)に接続されたバッファ4(#1)とから交互にデータを抜き出してシリアルの出力にする処理を行う。
出力I/F8は、セレクタC23から出力される映像信号を所定の信号レベルやフォーマットにして出力するインタフェース回路である。
各セレクタでは、上記の様な各種の入出力選択・接続が可能であり、入出力がN:Nになる関係が最大組合せであるが、その関係がN:(N−α)の様に特定の組合せに限定されていても良いことは言うまでもない。
図1において早送り再生を指定した場合、図7で説明したように、両デコーダ3(#1、#2)には、コンテンツがセレクタA21を経て両デコーダ3(#1、#2)の入力ポートへ入力され、再生モードとしてデコーダ3(#1)は、最初から3つ毎のデコードをしてセレクタB22のデコーダ(#1)用のポートへ出力する。デコーダ3(#2)には、それに続く3つ毎をデコードしてデコーダ(#2)用のポートへ出力することを交互に繰り返すコマンドが出される。
セレクタB22は、デコーダ3(#1)からの入力をバッファ4(#1)へ向けて出力し、バッファ4(#1)は出力端子が、セレクタC23の入力ポートに接続される。またデコーダ3(#2)についても同様な接続が行われている。セレクタC23では、所定のタイミングで、両セレクタ3(#1、#2)からのデコードされた映像データを3つのGOP毎に交互に選択して外部へ向けて早送り再生の映像信号として出力する。
また、このデータを早送り、又は逆方向再生でモニタすると同時に、送出サーバSは、セレクタA21を介してOA(オンエア)用のコンテンツDのデータを蓄積装置1から読み出しデコーダ3(#N)でデコードし、セレクタB22とバッファ4(#n)、セレクタC23を経た映像信号を送出している。この場合、出力バッファ4(#n)は、デコーダ制御機能52によってバッファしないでそのままスルー出力するように設定される。
また、このオンエア用の映像信号については、図2に示されるセレクタ機能をバスライン2の接続先制御によって行う場合は、出力バッファ4(#n)をスルー(バイパス)するようにしても良い。
さらに送出サーバSは、次の放送用のコンテンツCをデコーダ3(#n―1)でデコードしたデータを出力バッファ4(#n−1)で先頭データをNEXTライン信号としてオンエアのタイミングまで待機している。
従来の送出サーバは、内部にこの様なデコーダとバッファとを持たないため、外部のスイッチャによりオンエア系とNEXTライン信号を出力しているものであって、全データを早送りや逆方向再生を同時に提供することが出来なかった。また、ビデオサーバ周辺にスイッチャやデコーダとの間を接続する配線系統が増え、構成や信号送出制御が複雑になっていた。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のビデオサーバによれば、蓄積装置からのデータを復号するデコーダと出力バッファと、それらの接続対応を選択的に行うセレクタを内部に持つことにより、本来の映像信号送出と合わせてモニタ再生映像信号の出力を実行出来る小型なビデオサーバを容易に提供することが出来る。
特に図2に示されるような内部のデータバス(バスライン)を用いるセレクタ機能によりビデオサーバを小型にして実現することが出来る。
図10は、セレクタの実効的な配置箇所を変えて早送りや逆方向再生を行う場合の信号系統の構成の応用例である。上記説明では、3つのセレクタを用いてデコードされたデータをバッファしてからセレクタを通して組み合わせる方法を説明したが、デコードされたデータをセレクタで組み合わせてからバッファする様にしても良い。図10(a)、(b)では、出力バッファとデコーダとの中間、又は、デコーダ出力側に位置するセレクタの使用数を1つ減らした場合のセレクタ挿入部位を論理的に示したものである。
これらの組合せ(接続パターンと、デコード処理モード)は、コントローラ5に予めプログラム化された接続制御機能51とデコーダ制御機能52によって制御される。
図11は、本実施形態のビデオサーバの入出制御部6にディスプレイ61の画面を用いてコンテンツと、読み出しポート、出力I/Fポートの選択、及び映像出力モードを系統図形式で表示する一例、図12は、本実施形態のビデオサーバのマルチモード動作設定させる処理手順のフローチャートである。
図11では、ディスプレイ61上にデコーダを8台組み込んだビデオサーバの動作に対応する接続系統を表示している。
映像信号の出力は、デコーダの台数分の映像信号を同時に出力出来る様になっており、コンテンツは蓄積装置1から同じく同時に最大8つ(8チャネル)取り出せる容量とインタフェース手段を備えている。
なお、蓄積装置1に記録蓄積されているコンテンツは、その名称等の識別情報が予めリスト化され、ここでは図示されていない別のディスプレイ手段、または、入出力制御部6のディスプレイ61から確認可能になっている。
出力モード(動作モード)は、OA(放送)中又は、記憶装置1から読み出されたコンテンツのデータを直ちに送出するOAモード、放送(送出)中のコンテンツに続いて放送(送出)されるコンテンツか、送出一時を停止して待機するNEXTモード、コンテンツを放送に先駆け、又は、送出した後に確認する早送り再生(FWD)モードとそれらの逆方向再生をする逆方向(BWD)再生モードの4つを備えている。
蓄積装置1の読み出しポートとデコーダ3(#1〜#8)、メモリユニット4M内の出力バッファ4(#1〜#8)は、それぞれの各チャネルの入出力ポートを示すために「○」内にポート(チャネル)番号が記されている。
図1、図2、図11で示される出力バッファ4は、出力I/F8(#1)ポートでのOAモードでは、デコーダ3で復号化された映像信号を速やかに送出するので出力バッファ4(#1、#7)では、そのままスルーするように接続制御機能51、デコーダ制御機能51により制御される。出力I/F8(#2)ポートでのNEXTモードでは、頭出しをいつでも可能なように先頭映像データを待機するために、デコーダ3からの映像データを出力バッファ4(#2)で、バッファ(一時記憶保持)している。
ここでは、早送り再生モードでは、図7に示される様な連続するGOPを用いた再生出力を容易にすることを図って2つのデコーダ3それぞれに出力バッファ4が接続される。逆方向再生モードでは、図9の様に複数のGOPでの再生をせず2台が交互に復号化したデータを出力して合成してから出力バッファ4に入力させている。
以下、図12のフローチャートと図11とを参照しながらマルチモード動作するビデオサーバの処理手順を説明する。オペレータ、又は図1では図示されない外部の情報伝達手段を介して、入出力制御部6からディスプレイ61に示され、所望の出力I/F8の出力ポート枠OM(#1〜#8)(場合によっては、蓄積手段1の読み出しポート枠CN(#1〜#8))へコンテンツの名称(ステップs1)、出力モード(ステップs2)、出力I/Fポート番号(Step3)の識別情報が入力指定される。
指定方法の一例としては、ディスプレイ61のキーボード等で割り当てたい出力ポート枠OMに文字等で出力したいコンテンツ識別情報(xxxO)と出力モード記号(OA)等をキーボードで入力する。なお、画面上の蓄積装置1のコンテンツ記入枠CN「1」〜「8」で空欄となっているものに、コンテンツ名を入力指定しても良い。
また、放送局では、ビデオサーバSから外部のAPC9(図1参照)から送出時刻(タイミング)情報と共にコンテンツ名、出力モード等が指定入力される。OAモードとNEXTモードは、この外部からの入力信号によって随時更新されるので、出力モードは、早送り再生(FWD)と、逆方向再生(BWD)を指定する場合のみ入力指定し、APC9から時刻情報によって放送が制御されているコンテンツについては、出力モードは入力指定しなくてもAPC9から自動設定される。
その一例として、APC9からはコンテンツとOA時刻情報が入出力制御部6を介して予め通知されるので、ビデオサーバS内部ではコントローラが図示されないタイマ、時計を参照して当該コンテンツ、又は、出力I/Fのポートが放送中か又は待機中かを判断し、OAモードかNEXTモードかを設定する。また、別の方法としては、APC9自体が局内時計を参照してOAタイミングを指定する制御信号を送信しているので、その制御信号でOAモードか、NEXTモードかを入出力制御部6に入力設定しても良い。
コントローラ5の接続制御機能51は、経路探索プログラムが組み込まれ、未使用のデコーダ3、未使用の出力バッファ4、蓄積装置1の未使用の読み出しポートをモニタしている。そして、出力I/F8のポート記入枠OMに指定された映像信号の出力モードから、デコーダを2つ組合せるか又は1つかと、出力バッファを使用するか又はスルーとするかとの条件判定をする。また未使用の読み出しポートの内の1つを指定されたコンテンツデータ読み出しポートに割り当てる。
そして、例えば、図10に示される様に各出力モードに対応して予め決められている接続パターンが設定され、その接続パターンを照合しながら出力I/Fのポートと割り当てられた蓄積装置1のコンテンツの読み出しポートとの間を、現在未使用のデコーダ3とバッファ4とを経由して接続するルートが探索され、各セレクタA21〜C23の接続先が設定される。
また、デコーダ制御機能52は、接続制御機能51と対になって機能する復号化処理制御プログラムである。例えば、出力I/F8のポート「1」〜「8」に設定された映像信号のモードから、早送り再生が設定された場合デコーダ3を組み合わせて交互に出力すること、別途入力指定される早送りの速度から各デコーダで再生する際のGOPの連続数を決めたり、参照するGOPの決定、デコーダ3で復号されたデータの出力バッファへの入力や出力の設定をする制御を行う。また、逆方向再生の場合も同様にデコーダ、出力バッファの動作制御を行う。
出力I/F(1)ポートの記入枠OM(#1)へ、コンテンツAを示す「xxxA」とOAモードを示す「OA」、が入力されると、コントローラ5の接続制御機能51が、ポート「1」は動作モードが「OAモード」であると判読し(ステップs4がYes)、デコーダは1つ、出力バッファはスルーと設定される。そして、接続制御機能51が備える経路探索プログラムにより、それまで未使用の読み出しポート、出力バッファ4、デコーダ3と、蓄積装置1の使用状況を調べ、未使用である出力I/F8のポート(1)と出力バッファ4(#1)の出力ポート(1)、および出力バッファ4(#1)の入力ポート(1)と未使用のデコーダ3(#1)の出力ポート(1)、さらにデコーダ3(#1)の入力ポート(1)と蓄積装置1の読み出しポート(1)とを接続するようにセレクタC23、セレクタ22B22、セレクタA21とを設定する。
また、同時に、デコーダ制御機能52が蓄積装置1に記憶されているコンテンツAの読み出しポートを(1)に割り当て、デコーダ3(#1)には通常の読み出したデータをデコードして出力し、出力バッファ4(#1)には、スルー出力動作する方法を割り当てる。(ステップs5)。
出力I/F8のポート(2)のポート記入枠OM(#2)に「xxxB」「NXT」と入力指定された場合、言い換えれば出力I/F8のポート(2)には待機する次番組の「コンテンツB」がNEXTモードで割り当てられた場合(ステップs4がNo、ステップs6がYes)、NEXTモードと判読した接続制御機能51は、前述のOAモードの場合に準じて各ポートに(2)を設定するように同様に各セレクタを制御する。
そしてデコーダ制御機能52が蓄積装置1に記憶されているコンテンツBの読み出しポートをここでは(2)に割り当て、デコーダ3(#2)は通常の読み出すデコード方法を指示し、出力バッファ4(#2)には、指定されたコンテンツのデコード出力の先頭データをバッファして待機する動作を割り当てる。(ステップs7)。
蓄積装置1中の「コンテンツD」をモニタ確認するために出力I/F8のポート記入枠OM(#5)に「xxxD」と早送り再生モード「FWD」とが指定入力された場合(ステップs4がNo、ステップs6がNo、ステップs8がYes)、接続制御機能51は、出力バッファ3(#5)の出力ポート(5)と出力バッファ3(#6)の出力ポート(6)とを出力I/F8のポート(5)に接続し、出力バッファ3(#5)の入力ポート(5)をデコーダ3(#5)の出力ポート(5)に接続し、デコーダ4(#6)の入力ポート(6)をデコーダ3(#6)の入力ポート(6)に接続させ、デコーダ3(#5)の入力ポート(5)とデコーダ3(#6)の入力ポート(6)とを蓄積装置1の読み出しポート(5)に接続する様に各セレクタを設定する。
この場合、セレクタC23は、バッファ4(#5)からの出力とバッファ4(#6)からの出力を3GOPごとで交互に取り出すように接続先を切り替える。または、セレクタC23は、交互切替を行わずにデコーダ3(#5)とデコーダ(#6)からは、3GOP毎に交互にデコードされたデータが出力されるようにデコーダ制御機能52が制御するようにしても良い。
このFWD出力モードでは、デコーダ制御機能52は、「コンテンツD」を蓄積装置1の読み出しポート(5)から出力するように設定し、デコーダ3(#5、#6)およびバッファ4(#5、#6)には、図7に示されるような早送り再生をするデコード方法を割り当てる制御を行う(ステップs9)。
同様に蓄積装置1中の「コンテンツC」を逆方向再生モニタ確認するために出力I/F8のポート記入枠OM(#3)に、「xxxC」と逆方向再生モード「BWD」が指定された場合(ステップs8がNo相当。)とする。この場合、接続制御機能51は、出力バッファ3(#3)の出力ポート(3)と出力ポート8のポート(3)、出力バッファ3(#3)の入力ポート(3)をデコーダ3(#3)の出力ポート(3)とデコーダ3(#4)の出力ポート(4)とに接続させ、デコーダ3(#3)とデコーダ3(#4)の入力ポート(4)とを蓄積装置1の読み出しポート(3)に接続する様に各セレクタを設定する。この場合、セレクタB22は、デコーダ3(#3)とデコーダ3(#4)からの出力を交互に取り出す操作を行う。または、セレクタB22は、交互切替を行わずにデコーダ3(#3)とデコーダ(#4)からは、GOP毎に交互にデコードされたデータが出力されるようにデコーダ制御機能52が制御するようにしても良い。
このBWD出力モードでは、デコーダ制御機能52は、「コンテンツC」を蓄積装置1の読み出しポート(3)から出力するように設定し、デコーダ3(#3、#4)には、図9に示されるような逆方向再生をするデコード方法を割り当てる制御を行う(ステップs10)。
なお、早送り再生については、接続制御機能51は、図11において、早送り再生で2つのデコーダ出力を共通接続してから出力バッファに接続する様に接続パターンを設定しても良い。さらに、逆方向再生においても、デコーダ出力をそれぞれのバッファを通してからバッファ出力で組み合わせる様にしてもよい。この場合、それぞれの接続順序、組合せに応じて所要の再生出力モードが得られるようにデコーダ制御52の内容が調整される。
このほか、例えば、同一コンテンツEをOAモードとして複数の出力ポートから出力するなどもセレクタで接続先を設定することによって可能である。このセレクタの接続先の設定は、経路探索プログラムが自動検索で行っても良いし、マウスポインタでポート間をドラッグして接続を指定するものでも良い。
この接続や、コンテンツ情報の入力制御手段は、図示しないがコンピュータの様な情報端末であっても良いし、タッチパネルやマウスポインタで数値、接続点を指定するものも良いし、ディスプレイ61に連動するキーボード、マウスやボタン、ジョイスティックなどの入力デバイスを組合せたものでもよい。
接続経路は、ディスプレイ上で太線表示され、利用可能なデコーダ3等も表示されるが、ここではデコーダが組み合わせられていることにより既に全台数使用されているため、出力I/Fは、8チャンネルよりも少ないチャネル数しか出力出来ない。そこで、コントローラ5で実行されている経路探索プログラムは、出力I/F8から出力が現在以上取れない場合は、ディスプレイ61にポート部分の表示を薄い表示にするなどしてオペレータに知らせている。
同様にコンテンツも現在以上同時に出力出来なくなることから、コンテンツ枠を薄い表示にして最大送出状態であることを表示している。
以上述べた少なくともひとつの実施形態のビデオサーバによれば、蓄積装置と複数のデコーダ、出力インタフェースの間に複数の出力モードが可能になるよう、デコーダを組合せる接続を行うセレクタを持つことにより、蓄積した映像コンテンツデータを読み出して直ぐに(OAモードで)送出しつつ、同時にその他の蓄積記録されたコンテンツの記録を確認する早送り再生や逆方向再生を組合せで映像信号を出力することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば上記説明では、出力I/Fのチャネル数とデコーダ台数、蓄積装置1のコンテンツの読み出しポート数は同一の8であるが、それぞれが例えば、6、4、8の様に異なった数で有っても本実施形態に含まれる物である。特に、放送局では、原則としてOAモードとNEXTモードの2チャネルの出力が必須であり、その運用中に早送り再生モード、又は逆方向再生でのコンテンツ確認を可能と出来るように少なくとも4チャネルの出力ポートを備えていることが望ましい。
また、早送り、逆方向再生については、再生速度を0.5〜1.5の様に調整する場合があるが、これらについては、詳細説明は省略するが入出力制御部61からコントローラ6へ調整パラメータが入力され、各デコーダへのクロック速度調整や、データの挿入、間引きなど別途定められる処理の制御が行われる。
1 蓄積装置
2 バスライン
21〜23 セレクタ
3 デコーダ
4 出力バッファ
5 コントローラ
51 接続制御機能
52 デコーダ制御機能
6 入出力制御部
61 ディスプレイ
8 出力I/F(インタフェース)
9 APC(番組自動送出装置)

Claims (8)

  1. 複数の映像情報を送出するマルチチャネル出力のビデオサーバにおいて、
    それぞれが識別番号を持つ複数の映像情報の出力I/Fポートと、
    蓄積している複数のコンテンツのうちから、指定されたコンテンツのデータをそれぞれ割り当てられた読み出しポートから出力する蓄積手段と、
    固有の識別情報を有し、入力される前記コンテンツのデータをデコードして出力する複数のデコーダと、
    固有の識別情報を有し、前記各デコーダを経由して入力されるデータをデコード処理モードに従いバッファ、又はスルーして出力する複数の出力バッファと、
    入力される接続先を設定する制御信号に従って前記蓄積手段の読み出しポートと各前記デコーダの入力との間、各前記複数のデコーダの出力と各前記出力バッファの入力との間、各前記出力バッファの出力と各前記出力I/Fポートの入力との間を選択して接続する第1、第2、第3のセレクタ手段と、
    各前記出力I/Fポートから出力される前記映像情報のコンテンツ名と、当該ポートから出力される前記映像情報の出力モードを、OAモード、NEXTモード、早送り再生モード、逆方向再生モードのいずれか1つに指定する入力手段と、
    前記入力手段によって指定された前記出力モードを受信して、前記各出力モードに対応してデコードする前記デコーダと前記出力バッファとの組合せの接続パターン、および前記コンテンツが前記蓄積手段のどの読み出しポートから出力されるかの割り当てと前記各出力モードに対応して前記デコーダと前記出力バッファに対するデコード方法及びバッファ方法との組合せとからなるデコード処理モードを設定し、
    前記設定された接続パターンおよびデコード処理モードに対応して、前記出力I/Fポートと前記割り当てられた読み出しポートの間が接続されるように前記各識別情報を参照して前記各セレクタの接続先を設定する制御信号を出力する制御手段とを
    具備することを特徴とするビデオサーバ。
  2. 前記読み出しポートと前記デコーダの入力との間、前記デコーダの出力と前記出力バッファの入力との間、および前記出力バッファと前記出力I/Fポートの入力とは、前記映像情報に係わるデータが伝送されるデータバス手段によって接続され、 前記制御手段は、前記データバス手段のデータ伝送パスを制御するアドレス情報と、伝送タイミングを制御するタイミング情報とを制御することにより前記データバス手段を前記接続パターンに基づき前記出力I/Fポートと前記割り当てられた読み出しポートとの間の接続をするセレクタとして機能させることを特徴とする請求項1記載のビデオサーバ。
  3. 前記早送り再生モードでは、前記制御手段が、 前記蓄積手段の同じ読み出しポートに2台の前記デコーダの入力が接続され、前記2台のデコーダの出力は各々独立した前記出力バッファの入力へ接続され、前記各出力バッファの出力は共通な前記出力I/Fポートの入力へ接続される様に前記第1、第2、第3のセレクタ手段を設定し、前記2台のデコーダから出力されるデータを連続した所定の複数のGOPで組にしてデコードされたデータが交互に組み合わされ、元のGOPの順番に対応して前記出力I/Fポートから出力されるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載のビデオサーバ。
  4. 前記早送り再生モードでは、前記制御手段が、 前記蓄積手段の同じ読み出しポートに2台の前記デコーダの入力が接続され、前記2台のデコーダの出力が共通に1つの前記出力バッファの入力へ接続され、前記出力バッファの出力は前記出力I/Fポートの入力へ接続される様に前記第1、第2、第3のセレクタ手段を設定し、前記2台のデコーダから出力されるデータを連続した所定の複数のGOPで組にしてデコードされたデータが交互に組み合わされ、元のGOPの順番に対応して前記出力I/Fポートから出力されるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載のビデオサーバ。
  5. 前記逆方向再生モードでは、前記制御手段が、 前記蓄積手段の同じ読み出しポートに2台の前記デコーダの入力が接続され、前記2台のデコーダの出力が共通に1つの前記出力バッファの入力へ接続され、前記出力バッファの出力は前記出力I/Fポートへ接続される様に前記第1、第2、第3のセレクタ手段を設定し、前記2つのデコーダから出力されるデータを連続する2つのGOPで組にして逆方向再生にデコードされたデータが交互に組み合わされ、元のGOPとは逆の順番に並んで前記出力I/Fポートから出力されるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載のビデオサーバ。
  6. 前記逆方向再生モードでは、前記制御手段が、 前記蓄積手段の同じ読み出しポートに2台の前記デコーダの入力が接続され、前記2台のデコーダの出力は各々独立した前記出力バッファの入力へ接続され、前記2台の出力バッファの出力は共通な前記出力I/Fポートへ接続される様に前記第1、第2、第3のセレクタ手段を設定し、前記2台のデコーダから出力されるデータを連続した2つのGOPで組にして逆方向再生にデコードされたデータが交互に組み合わされ、元のGOPと逆の順番に並んで前記出力I/Fポートから出力されるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載のビデオサーバ。
  7. 入力手段と、制御手段と、蓄積手段と、複数のデコーダと、複数の出力バッファと、セレクタ手段と、複数の出力I/Fポートとを備え、複数の映像情報を送出するマルチチャネル出力のビデオサーバの映像信号出力制御方法において、 前記入力手段は、入力される各前記出力I/Fポートにそれぞれ出力されるコンテンツ名の指定と、そのポートから出力される前記映像情報の出力モードをOAモード、NEXTモード、早送り再生モード、逆方向再生モードのいずれか1つに選択する指定とを前記制御手段に通知し、 前記制御手段は、前記入力手段から通知された前記出力モードを受信して、前記各出力モードに対応する前記デコーダと前記出力バッファとの組合せの接続パターン、および前記指定されたコンテンツが前記蓄積手段のどの読み出しポートから出力されるかの割り当て及び、割り当てられた読み出しポートに接続されたデコーダが行う前記出力モードに対応するデコード方法と前記出力バッファのバッファ方法との組合せからなるデコード処理モードを設定し、前記設定された前記接続パターンおよび前記デコード処理モードに対応して、前記指定された前記出力I/Fポートと前記割り当てられた読み出しポートとの間が接続されるように第1、第2、第3のセレクタ手段を接続設定し、 前記蓄積手段は、蓄積している複数のコンテンツのうちから、前記指定されたコンテンツのデータをそれぞれ前記割り当てられた読み出しポートに出力し、 前記第1、第2、第3のセレクタ手段は、前記蓄積手段の読み出しポートといずれかの前記デコーダの入力との間、各前記デコーダの出力と各前記出力バッファの入力との間、各前記出力バッファの出力と各前記出力I/Fポートの入力との間を前記接続設定に従って接続し、 前記第1のセレクタ手段を介して前記読み出しポートに接続された前記デコーダは、入力されるコンテンツデータを各前記設定された出力モードに対応してデコードしたデータを出力し、 前記第2のセレクタ手段を介して前記デコーダに接続される前記出力バッファは、前記デコーダから入力されるデータを前記設定されたデコード処理モードに対応した方法でバッファ、又はスルーして出力し、 前記第3のセレクタ手段を介して前記出力バッファに接続される前記複数の出力I/Fポートは、それぞれ前記指定されたコンテンツが前記デコードされたデータを前記映像情報として出力することを特徴とするビデオサーバの映像信号出力制御方法。
  8. 前記制御手段は、どの前記読み出しポートと前記デコーダと前記バッファとが使用中かを監視し、前記OAモード、NEXTモード、早送り再生モード、逆方向再生モードのいずれか1つに選択する指定に基づいて前記接続パターンを生成すると共に、前記生成された接続パターンを参照して未使用の前記読み出しポートと前記デコーダと前記バッファと前記出力I/Fポートとの間を接続する経路探索プログラムによって前記第1、第2、第3のセレクタ手段の接続設定を行うことを特徴とする請求項7記載のビデオサーバの映像信号出力制御方法。
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