JP2007288443A - 画像データ復号装置 - Google Patents

画像データ復号装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007288443A
JP2007288443A JP2006112489A JP2006112489A JP2007288443A JP 2007288443 A JP2007288443 A JP 2007288443A JP 2006112489 A JP2006112489 A JP 2006112489A JP 2006112489 A JP2006112489 A JP 2006112489A JP 2007288443 A JP2007288443 A JP 2007288443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
decoding
decoded
unit
encoded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006112489A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Hoashi
克己 帆足
Ryoji Yamaguchi
良二 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006112489A priority Critical patent/JP2007288443A/ja
Publication of JP2007288443A publication Critical patent/JP2007288443A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

【課題】複数ストリームの符号化画像データを復号する画像データ復号装置において、画質の低下を最小限に抑えつつ、メモリの容量を減らす。
【解決手段】複数ストリームの符号化画像データをそれぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって並行して復号するストリーム復号部103と、ストリーム復号部103によって復号された各ストリームの復号画像データを記憶する記憶部(第1記憶部106と第2記憶部107)と、上記ストリーム復号部において、各ストリームの符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する復号部制御部108を備える
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル符号化された符号化画像データを復号する画像データ復号装置に関するものであり、特に、符号化画像データを符号化前の原画像データよりデータ量の少ない復号画像データに復号する機能を有する画像データ復号装置に関するものである。
従来の画像データ復号装置として、フレーム内符号化画像(Iピクチャ)、フレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)、およびフレーム間双方向予測符号化画像(Bピクチャ)を含むMPEG方式の符号化画像データを復号する画像データ復号装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
同文献の図13に示される画像データ復号装置では、同文献の図11および図12に示されるように、例えば3つのフレームメモリを用いて、符号化画像データを復号するようになっている。
特開2004−247976号公報 「ディーヴィディー スペシフィケイションズ フォー リードオンリー ディスク パート3 ビデオ スペシフィケイションズ バージョン1.0(DVD Specifications for Read−Only Disc Part3 VIDEO SPECIFICATIONS Version1.0)」,1996年8月,V15−32〜V15−37
ここで、昨今、デジタルテレビやDVR(Digital Video Recorder)等の再生装置に、複数のストリームデータを同時に再生する機能、例えば、放送系と蓄積系のメディアのデータを同時に再生する機能が求められている。再生装置がこのような機能を備えるためには、複数のストリームの符号化画像データをリアルタイムに並行して復号する符号化画像データ復号装置が必要である。
そこで、1本のストリームの符号化画像データを復号する復号部を2つ備えた画像データ復号装置を想定し、図17を参照して説明する。
図17は、2本のストリームの符号化画像データを並行して復号する画像データ復号装置の想定される構成を示すブロック図である。
図17の画像データ復号装置は、第1多重分離部401、第1記憶部402、第1復号部403、第2多重分離部404、第2記憶部405、および第2復号部406を備えている。
第1多重分離部401は、多重化された符号化多重データ1から符号化画像データ1を分離して出力するようになっている。
第1記憶部402は、第1多重分離部401によって出力された符号化画像データ1と、第1復号部403によって復号された復号画像データ1とを記憶するようになっている。
第1復号部403は、第1記憶部402に記憶された符号化画像データ1を復号するようになっている。一部の符号化画像データについては、すでに復号されて第1記憶部402に記憶されている所定の復号画像データを参照して復号するようになっている。
第2多重分離部404は、多重化された符号化多重データ2から符号化画像データ2を分離して出力するようになっている。
第2記憶部405は、第2多重分離部404によって出力された符号化画像データ2と、第2復号部406によって復号された復号画像データ2とを記憶するようになっている。
第2復号部406は、第2記憶部405に記憶された符号化画像データ2を復号するようになっている。一部の符号化画像データについては、すでに復号されて第2記憶部405に記憶されている所定の復号画像データを参照して復号するようになっている。
第1復号部403と第2復号部406によって復号された2つのストリームの復号画像データは、システムに応じて、それぞれ独立に出力されたり、合成されて1つの画面に出力されたりする。
上記のように構成された復号装置では、例えば、MPEG2方式で符号化されたHD画像データ(High Definition)画像の符号化画像データを復号する場合、復号部1つにつき3つのフレームメモリが用いられるため、3×(復号部の個数分)のフレームメモリが必要となる。したがって、1つのストリームの符号化画像データを復号する復号装置に比べ、大容量の記憶部を備える必要がある。さらに、復号部と記憶部との間で転送されるデータのデータ量も大きくなる。例えば、1フレーム分の復号画像データのデータ量が3MBで、毎秒30フレーム分の復号画像データが復号される場合、必要とされる記憶部の記憶容量は、1つのストリームの符号化画像データを復号する復号装置では、3フレーム分、すなわち9MBであるのに対し、上記画像データ復号装置では、6フレーム分、すなわち18MBとなる。また、復号部と記憶部との間で転送されるデータのデータ量は、1つのストリームの符号化画像データを復号する復号装置では、90MB/s+(参照用の復号画像データのデータ量)であるのに対し、上記画像データ復号装置では、180MB/s+(参照用の復号画像データのデータ量)となる。したがって、このような復号装置には、大容量の記憶装置や高速にデータを転送するシステム性能が必要となり、このような復号装置を備えたシステム全体の製造コストは高いものとなる。しかしながら、高級機向けシステム等、製造コストが高いシステムの製品に大容量の記憶装置や高速にデータを転送するシステム性能を備えさせることは容易であっても、普及機向けシステム等、販売競争力を保つために製造コストが制限されたシステムの製品に大容量の記憶装置や高速にデータを転送するシステム性能を備えさせることは困難である。
本発明は、上記の点に鑑み、複数ストリームの符号化画像データを並行して復号する画像データ復号装置において、構成システムに合わせて記憶装置と復号装置の間のデータ転送量と記憶装置の記憶容量を制御できるようにし、システムに最適な複数ストリームの復号装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、
複数ストリームの符号化画像データを並行して復号可能な画像データ復号装置であって、
上記複数ストリームの符号化画像データをそれぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって並行して復号するストリーム復号部と、
上記ストリーム復号部によって復号された各ストリームの復号画像データを記憶する記憶部と、
上記ストリーム復号部において、各ストリームの符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する復号部制御部と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、画像データ復号装置における復号画像データの転送量、および記憶装置に記憶される復号画像データの容量を調整することができる。
請求項2の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記ストリーム復号部は、それぞれ各ストリームの符号化画像データを復号する複数の復号部を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記ストリーム復号部は、
復号する符号化画像データのストリームを、所定のタイミング毎に切り替えることによって、複数ストリームの符号化画像データを並行して復号するように構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、
請求項3の画像データ復号装置であって、
上記所定のタイミングは、復号する符号化画像データのストリームが前回切り替わったタイミングから、所定単位の符号化画像データの復号が終了するタイミングであることを特徴とする。
請求項5の発明は、
請求項3の画像データ復号装置であって、
上記所定のタイミングは、復号する符号化画像データのストリームが前回切り替わったタイミングから、所定時間が経過するタイミングであることを特徴とする。
これらにより、複数ストリームの符号化画像データが並行して復号される。
請求項6の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記復号画像データは、他の復号画像データの復号のために参照される被参照復号画像データを含み、
上記復号部制御部は、所定の制御信号に基づいて、所定のストリームの符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように指示している場合であっても、被参照復号画像データは、通常復号機能によって復号されるように制御するように構成されていることを特徴とする。
これにより、復号画像データが縮小復号機能によって復号されることによって発生する画質劣化が、他の復号画像データに伝播することが防がれる。
請求項7の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
メモリの同一の領域が、複数のストリームの復号処理に共通に用いられるように構成されていることを特徴とする。
これにより、画質の低下を最小限に抑えつつ、メモリの容量を減らすことができる。
請求項8の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記縮小復号機能は、低解像度の復号によって、符号化画像データを符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する機能であることを特徴とする。
請求項9の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記縮小復号機能は、フィルタリングによって、符号化画像データを符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する機能であることを特徴とする。
これらにより、符号化画像データを符号化前の原画像データより小さい画像サイズ(少ない画素数)の復号画像データに復号できる。
請求項10の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号11172−2で規定されるMPEG1ビデオ、またはISO/IEC標準の標準番号13818−2で規定されるMPEG2ビデオの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする。
請求項11の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号14496−2で規定されるMPEG4−ビジュアル、またはISO/IEC標準の標準番号14496−10で規定されるMPEG4−AVCの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする。
請求項12の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号10918−1で規定されるJPEGの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする。
請求項13の発明は、
請求項1の画像データ復号装置であって、
上記符号化画像データは、SMPTE421Mで規定されるVC1の規格に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする。
請求項14の発明は、
画像データ復号装置が複数ストリームの符号化画像データを並行して復号する画像データ復号方法であって、
ストリーム復号部が、上記複数ストリームの符号化画像データをそれぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって並行して復号するステップと、
記憶部が、上記ストリーム復号部によって復号された各ストリームの復号画像データを記憶するステップと、
復号部制御部が、上記ストリーム復号部において、各ストリームの符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御するステップとを備えたことを特徴とする。
これにより、請求項1と同様に、画像データ復号装置における復号画像データの転送量、および記憶装置に記憶される復号画像データの容量を調整することができる。
請求項15の発明は、
符号化画像データを復号する画像データ復号装置であって、
符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するストリーム復号部と、
上記ストリーム復号部によって復号された復号画像データを記憶する記憶部と、
原画像データを符号化する符号化部と、
上記符号化部において符号化が行われていない場合は、上記ストリーム復号部において符号化画像データが上記通常復号機能によって復号され、上記符号化部において符号化が行われている場合は、上記ストリーム復号部において符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように制御する復号部制御部と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、符号化部において符号化が行われているかどうかに応じて、画像データ復号装置における復号画像データの転送量、および記憶装置に記憶される復号画像データの容量を調整することができる。
請求項16の発明は、
符号化画像データを復号する画像データ復号装置であって、
符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するストリーム復号部と、
上記ストリーム復号部によって復号された復号画像データを記憶する記憶部と、
上記ストリーム復号部において、符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを、上記復号画像データの再生方法に応じて制御する復号部制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項17の発明は、
請求項16の画像データ復号装置であって、
上記復号部制御部は、上記ストリーム復号部において、上記復号画像データが通常再生される場合は、上記符号化画像データが上記通常復号機能によって復号され、上記復号画像データが逆再生される場合は、上記符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように制御するように構成されていることを特徴とする。
これらにより、復号画像データの再生方法に応じて、画像データ復号装置における復号画像データの転送量、および記憶装置に記憶される復号画像データの容量を調整することができる。
本発明によると、画質の低下を最小限に抑えつつ、メモリの容量を減らすことができる。また、製品製造段階において、画像データ復号装置を、メモリの容量やデータの転送容量が大きくて性能の高いシステムやメモリの容量やデータの転送容量が小さくて性能の低いシステムに適合させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、他の実施形態と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1として、MPEG2方式で符号化されたHD(High Definition)画像の符号化画像データを、2ストリーム分、同時に復号する画像データ復号装置について説明する。
MPEG方式として、ISO/IEC標準の標準番号11172−2で規定されるMPEG1ビデオやISO/IEC標準の標準番号13818−2で規定されるMPEG2ビデオ等の国際標準で規定される方式が提案されている。このようなMPEG方式で符号化されたストリーム画像データは、シーケンス・ヘッダ(Sequence Header)が先頭に付くシーケンス層、GOPヘッダ(Group Of Pictures Header)が先頭に付くGOP(Group Of Pictures)層、ピクチャ・ヘッダ(Picture Header)が先頭に付くピクチャ層、スライス・ヘッダ(Slice Header)が先頭に付くスライス層、マクロブロック層、および最小単位であるブロック層の6つの層で構成される。
図1に、シーケンス層、GOP層、およびピクチャ層の階層構造を示す。シーケンス層は、同じ属性を持つ一連の画面のグループであり、画面のフォーマット等を指定する。GOP層は、ランダムアクセスの単位となる画面グループの最小単位である。ピクチャ層は、1枚の画面に共通した属性で、ピクチャには、Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャがある。
以下の実施形態では、画像データ復号装置が、動画の1シーケンスが分割された符号化の単位であるGOPが図2(a)のように構成されているストリームの符号化画像データを復号する場合を例として説明する。図2(a)に示すように、復号する符号化画像データのGOPは、1フレームのIピクチャ、4フレームのPピクチャ、および10フレームのBピクチャの合計15フレームのピクチャから構成される。Iピクチャはフレーム内符号化画像、Pピクチャはフレーム間順方向予測符号化画像、Bピクチャはフレーム間双方向予測符号化画像である。具体的には、図2(a)で矢印で示されるように、I2は単独でフレーム内符号化され、P5はI2、P8はP5を参照してフレーム間の予測符号化が行われ、B0とB1はそれぞれP’14とI2、B3とB4はそれぞれI2とP5を参照してフレーム間の予測符号化が行われたものである。PピクチャやBピクチャの復号の際に参照されるフレームが参照されるまでに復号されるように、実際に符号化された符号化画像データは、図2(b)のような順番に配列される。
図3は、本発明の実施形態1に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の画像データ復号装置は、第1多重分離部101、第2多重分離部102、ストリーム復号部103、第1記憶部106、第2記憶部107、および復号部制御部108を備えている。
第1多重分離部101は、多重化された符号化多重データ1から符号化画像データ1を分離して出力するようになっている。
第2多重分離部102は、多重化された符号化多重データ2から符号化画像データ2を分離して出力するようになっている。
ストリーム復号部103は、第1復号部104と第2復号部105とを備えている。
第1復号部104は、第1記憶部106に記憶された符号化画像データ1を、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するようになっている。そして、復号画像データを第1記憶部106に書き込むようになっている。また、第1復号部104は、PピクチャやBピクチャの符号化画像データを復号する場合、すでに復号されて第1記憶部106に記憶されている所定の復号画像データを読み出して参照するようになっている。
第2復号部105は、第2記憶部107に記憶された符号化画像データ2を、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するようになっている。そして、復号画像データを第2記憶部107に書き込むようになっている。また、第2復号部105は、PピクチャやBピクチャの符号化画像データを復号する場合、すでに復号されて第2記憶部107に記憶されている所定の復号画像データを読み出して参照するようになっている。
第1記憶部106は、第1多重分離部101によって出力された符号化画像データ1と、第1復号部104によって復号された復号画像データ1とを記憶するようになっている。
第2記憶部107は、第2多重分離部102によって出力された符号化画像データ2と、第2復号部105によって復号された復号画像データ2とを記憶するようになっている。
第1記憶部106および第2記憶部107は、表示等のために出力されるのを待つ復号画像データだけでなく、他の符号化画像データの復号の際に参照される復号画像データをも記憶するようになっている。
復号部制御部108は、第1復号部104および第2復号部105において、符号化画像データ1と符号化画像データ2がそれぞれ、通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御信号に基づいて制御するようになっている。制御信号は、例えば、図示しない制御部によって生成されて入力されるようになっている。制御信号の値は、動的に切り替えられるようになっている。例えば、第1復号部104と第2復号部105に入力される符号化画像データがいずれもHD画像の符号化画像データである場合には、第1復号部104と第2復号部105のいずれか一方が縮小復号機能によって符号化画像データを復号し、第1復号部104と第2復号部105に入力される符号化画像データのいずれか一方がSD(Standard Definition)解像度になると、第1復号部104と第2復号部105の両方が通常復号機能によって符号化画像データを復号するように、制御信号の値が切り替えられるようにできる。
図4は、制御信号の値と復号部制御部108が行う制御との関係を示す説明図である。復号部制御部108に入力される制御信号は、ケース1〜ケース4の4種類の値を取りうる。復号部制御部108は、ケース1の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1と符号化画像データ2のいずれもが通常復号機能によって復号されるように第1復号部104と第2復号部105とをそれぞれ制御するようになっている。また、ケース2の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1が通常復号機能によって復号され、符号化画像データ2が縮小復号機能によって復号されるように第1復号部104と第2復号部105とをそれぞれ制御するようになっている。さらに、ケース3の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1が縮小復号機能によって復号され、符号化画像データ2が通常復号機能によって復号されるように第1復号部104と第2復号部105とをそれぞれ制御するようになっている。そして、ケース4の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1と符号化画像データ2のいずれもが縮小復号機能によって復号されるように第1復号部104と第2復号部105とをそれぞれ制御するようになっている。
次に、上記のように構成された画像データ復号装置の動作について説明する。
まず、符号化多重データ1と符号化多重データ2が画像データ復号装置に並行して入力されると、第1多重分離部101は、符号化多重データ1から符号化画像データ1を分離して出力し、第2多重分離部102は、符号化多重データ2から符号化画像データ2を分離して出力する。
第1記憶部106は、第1多重分離部101によって出力された符号化画像データ1を記憶し、第2記憶部107は、第2多重分離部102によって出力された符号化画像データ2を記憶する。
復号部制御部108は、図5に示すような制御動作を行う。
(S100) 制御処理を開始する。
(S101) 制御信号を受信する。
(S102) 制御信号の値が、ケース1〜ケース4のいずれであるかを判定する。
(S103) 制御信号の値がケース1であれば、第1復号部104と第2復号部105の両方に対し、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S104) 制御信号の値がケース2であれば、第1復号部104に対しては、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように指示し、第2復号部105に対しては、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S105) 制御信号の値がケース3であれば、第1復号部104に対しては、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように指示し、第2復号部105に対しては、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S106) 制御信号の値がケース4であれば、第1復号部104と第2復号部105の両方に対し、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S107) 第1復号部104と第2復号部105に、(S103)〜(S106)の指示に従った復号処理を開始させる。
(S108) 制御処理を終了する。
このような制御動作は、例えば、アプリケーションが切り替わる場合や、あるいは、復号が開始されるたびに行われる。
次に、第1復号部104と第2復号部105の動作について、図6のタイミングチャートを参照して説明する。
図6において、I02、B00、B01、P05、B03、B04、P08、B06、およびB07は、図2(b)に示されるように配列された符号化画像データ1の各GOPを構成するピクチャを示す。同様に、I12、B10、B11、P15、B13、B14、P18、B16、およびB17は、図2(b)に示されるように配列された符号化画像データ2の各GOPを構成するピクチャを示す。また、V(Vertical Synchronizing Signal)とは、Videoの垂直同期信号のことで、2V(2VSYNC)は垂直同期信号の2周期を示している。また、フレームメモリ00、01、02は第1記憶部106に設けられた復号画像データが記憶される領域であり、フレームメモリ10、11、12は第2記憶部107に設けられた復号画像データが記憶される領域である。また、フレームメモリ00、01、10、11は、I,Pピクチャの復号画像データを記憶し、フレームメモリ02、12は、Bピクチャの復号画像データを記憶するようになっている。
図6に示すように、第1復号部104は、まずI02のピクチャの符号化画像データを復号し、復号画像データをフレームメモリ00に格納する。次に、B00のピクチャの符号化画像データを復号し、復号画像データをフレームメモリ02に格納し、格納と同時に表示のために出力する。以降、Bピクチャの符号化画像データを復号した場合には、復号画像データを、フレームメモリ02に書き込むのと同時に表示のために出力し、IピクチャまたはPピクチャの符号化画像データを復号した場合には、フレームメモリ00とフレームメモリ01のうち、格納されている復号画像データが古い方に復号画像データを書き込み、もう一方に格納されている復号画像データを表示のために出力する。第2復号部105も、図6に示すように、第1復号部104と同様の動作を行う。
次に、第1記憶部106と第2記憶部107とに記憶される復号画像データの容量について、図7を参照して説明する。図7は、制御信号の値がケース1からケース4に変化した場合の、第1記憶部106と第2記憶部107とに記憶される復号画像データの容量の変化を示す説明図である。
図7において、(a)は、第1復号部104が通常復号機能で復号する場合に第1記憶部106に記憶される復号画像データの容量を示している。(b)は、第2復号部105が通常復号機能で復号する場合に第2記憶部107に記憶される復号画像データの容量を示している。(c)は、第1復号部104が縮小復号機能で復号する場合に第1記憶部106に記憶される復号画像データの容量を示している。(d)は、第2復号部105が縮小復号機能で復号する場合に第2記憶部107に記憶される復号画像データの容量を示している。Y00〜Y02は、フレームメモリ00〜02に記憶される復号画像データの輝度成分、C00〜C02は、フレームメモリ00〜02に記憶される復号画像データの色差成分を示している。同様に、Y10〜Y12は、フレームメモリ10〜12に記憶される復号画像データの輝度成分、C10〜C12は、フレームメモリ10〜12に記憶される復号画像データの色差成分を示している。
図7に示すように、制御信号の値がケース1の場合、第1記憶部106と第2記憶部107にはそれぞれ9MB、合計18MBの復号画像データが記憶される。したがって、第1記憶部106と第2記憶部107が共通のメモリに備えられるとすると、復号画像データを記憶する領域として18MBの記憶容量の領域を有するメモリが必要となる。
制御信号の値がケース4の場合、第1記憶部106と第2記憶部107にはそれぞれ4.5MB、合計9MBの復号画像データが記憶される。したがって、第1記憶部106と第2記憶部107が共通のメモリに備えられるとすると、復号画像データを記憶する領域として9MBの記憶容量の領域を有するメモリが必要となる。
制御信号の値がケース4の場合、ケース1の場合と比べると、第1記憶部106と第2記憶部107に記憶される復号画像データの容量はそれぞれ4.5MB、合計9MB少なくなっている。
このように、制御信号の値が変化するとストリーム復号部103が出力する復号画像データの容量が変化するので、復号画像データを記憶するのに必要となるメモリの領域の容量が変化する。したがって、本実施形態の画像データ復号装置は、求められるシステムの性能に応じて制御信号の値を変化させることによって、様々な画像再生装置に適した復号動作をさせることができる。
例えば、デジタルテレビやDVR(Digital Video Recorder)等のシステムにおいて、復号画像データ1に基づく再生画像と復号画像データ2に基づく再生画像とをそれぞれ1画面に表示させるモデルでは制御信号の値をケース1にし、2つの再生画像を合成して1画面に表示させるモデルでは、復号画像データを記憶するメモリの領域の容量が減るように制御信号の値をケース2、ケース3またはケース4にすることによって、それぞれのモデルに適した復号動作をさせることができる。つまり、求められるアプリケーションに適合した復号動作をさせることができる。
さらに、デジタルテレビやDVR(Digital Video Recorder)等のシステムにおいて、メモリ容量やバンド幅に比較的余裕がありコストよりも映像品位が優先される高級機モデルでは制御信号の値をケース1にし、メモリ容量やバンド幅に余裕がなく映像品位よりもコストが優先される低コストモデルでは制御信号の値をケース4にし、高級機モデルと低コストモデルとの中間的な位置づけにあって映像品位とコストとのトレードオフとなる普及機モデルでは制御信号の値をケース2やケース3にすることによって、それぞれのモデルに適した復号動作をさせることができる。つまり、求められる映像品位やコストに適合した復号動作をさせることができる。
また、上記のようにモデルによって制御信号の値が切り替えられるのではなく、システムの動作段階で切り替えられるようにしてもよい。例えば、システムの動作中に制御信号の値が切り替えられ、各動作状態に応じた復号動作が行われるようにしてもよい。
縮小復号機能の具体的な方法、すなわち、符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する方法としては、例えば、米国特許検索番号6539120に示されている方法や、その他一般的に知られているDCTベースの低解像度復号器を用いて復号する方法が用いられる。なお、低解像度の復号に比べると映像品位は劣るが、水平フィルターや垂直フィルタリングによって、符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号するようにしてもよい。画像サイズを小さくする(画素数を少なくする)方法は、どのようなものであってもよい。以降の実施形態における縮小復号機能についても同様である。
また、本実施形態では、図6に示すように、第1復号部104と第2復号部105とが完全に同期して動作しているが、動作の開始は非同期であってもよい。
《発明の実施形態2》
本発明の実施形態2として、MPEG2方式で符号化されたHD(High Definition)画像の符号化画像データを、2ストリーム分、時分割で復号する画像データ復号装置について説明する。
図8は、本発明の実施形態2に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の画像データ復号装置は、第1多重分離部101、第2多重分離部102、ストリーム復号部203、記憶部206、および復号部制御部208を備えている。
ストリーム復号部203は、符号化画像データ1と符号化画像データ2とを、垂直同期信号の1周期毎に切り替えることによって、並行に復号するようになっている。また、ストリーム復号部203は記憶部206に記憶された符号化画像データ1と符号化画像データ2とを、それぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するようになっている。そして、復号画像データを記憶部206に書き込むようになっている。また、PピクチャやBピクチャの符号化画像データを復号する場合、すでに復号されて記憶部206に記憶されている所定の復号画像データを読み出して参照するようになっている。
記憶部206は、第1多重分離部101によって出力された符号化画像データ1と第2多重分離部102によって出力された符号化画像データ2、およびストリーム復号部203によって復号された復号画像データ1と復号画像データ2を記憶するようになっている。つまり、記憶部206は、符号化画像データ1と符号化画像データ2の復号に用いられる記憶手段として共有されている。
記憶部206は、表示等のために出力されるのを待つ復号画像データだけでなく、他の符号化画像データの復号の際に参照される復号画像データをも記憶するようになっている。
復号部制御部208は、ストリーム復号部203において、符号化画像データ1と符号化画像データ2がそれぞれ、通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御信号に基づいて制御するようになっている。
本実施形態においても、復号部制御部208に入力される制御信号は、ケース1〜ケース4の4種類の値を取りうる。復号部制御部208は、ケース1の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1と符号化画像データ2のいずれもが通常復号機能によって復号されるようにストリーム復号部203を制御するようになっている。また、ケース2の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1が通常復号機能によって復号され、符号化画像データ2が縮小復号機能によって復号されるようにストリーム復号部203を制御するようになっている。さらに、ケース3の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1が縮小復号機能によって復号され、符号化画像データ2が通常復号機能によって復号されるようにストリーム復号部203を制御するようになっている。そして、ケース4の値の制御信号が入力されると、符号化画像データ1と符号化画像データ2のいずれもが縮小復号機能によって復号されるようにストリーム復号部203を制御するようになっている。
次に、上記のように構成された画像データ復号装置の動作について説明する。
まず、符号化多重データ1と符号化多重データ2が画像データ復号装置に並行して入力されると、第1多重分離部101は、符号化多重データ1から符号化画像データ1を分離して出力し、第2多重分離部102は、符号化多重データ2から符号化画像データ2を分離して出力する。
記憶部206は、第1多重分離部101によって出力された符号化画像データ1と第2多重分離部102によって出力された符号化画像データ2を記憶する。
復号部制御部208は、図9に示すような制御動作を行う。
(S200) 制御処理を開始する。
(S201) 制御信号を受信する。
(S202) 制御信号の値が、ケース1〜ケース4のいずれであるかを判定する。
(S203) 制御信号の値がケース1であれば、ストリーム復号部203に対し、通常復号機能によって符号化画像データ1を復号するように指示する。
(S204) 制御信号の値がケース2であれば、ストリーム復号部203に対し、通常復号機能によって符号化画像データ1を復号するように指示する。
(S205) 制御信号の値がケース3であれば、ストリーム復号部203に対し、縮小復号機能によって符号化画像データ1を復号するように指示する。
(S206) 制御信号の値がケース4であれば、ストリーム復号部203に対し、縮小復号機能によって符号化画像データ1を復号するように指示する。
(S207) ストリーム復号部203に、(S203)〜(S206)の指示に従った符号化画像データ1の復号処理を開始させる。
(S208) ストリーム復号部203によって次に復号される符号化画像データが、符号化画像データ2に切り替わる場合、(S209)に進み、切り替わらない場合は(S207)に進む。
(S209) 制御信号の値が、ケース1〜ケース4のいずれであるかを判定する。
(S210) 制御信号の値がケース1であれば、ストリーム復号部203に対し、通常復号機能によって符号化画像データ2を復号するように指示する。
(S211) 制御信号の値がケース2であれば、ストリーム復号部203に対し、縮小復号機能によって符号化画像データ2を復号するように指示する。
(S212) 制御信号の値がケース3であれば、ストリーム復号部203に対し、通常復号機能によって符号化画像データ2を復号するように指示する。
(S213) 制御信号の値がケース4であれば、ストリーム復号部203に対し、縮小復号機能によって符号化画像データ2を復号するように指示する。
(S214) ストリーム復号部203に、(S210)〜(S213)の指示に従った符号化画像データ2の復号処理を開始させる。
(S215) ストリーム復号部203によって次に復号される符号化画像データが、符号化画像データ1に切り替わる場合、(S202)に進み、切り替わらない場合は(S216)に進む。
(S216) ストリーム復号部203による復号処理が終了した場合、(S206)に進み、終了していない場合は(S214)に進む。
(S217) 制御処理を終了する。
なお、(S208)と(S215)では、ストリーム復号部203において復号される符号化画像データが、もう一方のストリームの符号化画像データに切り替わるかどうかの判断をしているが、この判断は、前に切り替わってから所定単位の符号化画像データの復号が終わったかどうか、あるいは、前に切り替わってから所定の時間が経過したか等を判断することによって行われる。例えば、前に切り替わってから1フレーム分の符号化画像データの復号が終わったかどうか、あるいは、前に切り替わってから垂直同期信号の1周期が経過したかを判断することによって行われる。
次に、ストリーム復号部203の動作について、図10のタイミングチャートを参照して説明する。
図10において、図6と共通の記号の意味は、実施形態1で説明した内容と同様であるので説明を省略する。ただ、図10に示されるフレームメモリ00、01、02、10、11、12は、記憶部206に設けられた復号画像データが記憶される領域である点が実施形態1と異なっている。
図10に示すように、ストリーム復号部203はまず、符号化画像データ1のI02のピクチャの符号化画像データを復号し、復号画像データをフレームメモリ00に書き込む。次に、復号対象の符号化画像データを示すアドレス(ポインタ)を切り替えて、符号化画像データ2のI12のピクチャの符号化画像データを復号し、復号画像データをフレームメモリ10に書き込む。以降同様に、符号化画像データ1のB00、符号化画像データ2のB10、符号化画像データ1のB01、符号化画像データ2のB11の順番に時分割に復号を行う。
制御信号の値がケース4の場合、ストリーム復号部203は、符号化画像データ1と符号化画像データ2の両方を縮小復号機能によって復号するので、通常復号機能と縮小復号機能とを切り替える必要はない。一方、制御信号の値がケース2またはケース3の場合、ストリーム復号部203は、1フレーム分の符号化画像データを復号する毎に、通常復号機能と縮小復号機能とを切り替える必要がある。
実施形態1と同様に、制御信号がケース4の場合、記憶部206に必要とされる復号画像データを記憶する領域の容量は、9MBとなり、制御信号の値がケース1の場合に比べて9MB少なくなる。
このように、実施形態1と同様に、本実施形態の画像データ復号装置においても、求められるシステムの性能に応じて制御信号の値を変化させることによって、様々な画像再生装置に適した復号動作をさせることができる。例えば、デジタルテレビやDVR(Digital Video Recorder)等のシステムにおいて、復号画像データ1に基づく再生画像と復号画像データ2に基づく再生画像とをそれぞれ1画面に表示させる場合は制御信号の値をケース1にし、2つの再生画像を合成して1画面に表示させる場合は、復号画像データを記憶するメモリの領域の容量が減るように制御信号の値をケース2、ケース3またはケース4にすることによって、それぞれの場合に適した復号動作をさせることができる。つまり、求められる映像品位やコストに応じた復号動作をさせることができる。
《発明の実施形態2の変形例》
本変形例の復号部制御部208は、ストリーム復号部203において各ストリームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する機能に加え、各フレームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御するようになっている。より詳しくは、復号部制御部208は、制御信号に基づいて所定のストリームの符号化画像データを縮小復号機能によって復号するように指示している場合でも、上記所定のストリームの符号化画像データに含まれるIピクチャとPピクチャの符号化画像データは通常復号機能によって復号されるように制御するようになっている。
本変形例の復号部制御部208の動作について、図11を参照して説明する。
図11は、復号部制御部208が、ストリーム復号部203において各フレームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する動作を示すフローチャートである。
図11に示される動作は、例えば、図9のフローチャートにおける(S205)と(S207)の間、(S206)と(S207)の間、(S211)と(S214)の間、および(S213)と(S214)の間で行われる。
(S300) ストリーム復号部203において所定の1フレームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する処理を開始する。
(S301) フレームのピクチャタイプがIピクチャまたはPピクチャの場合、(S302)に進む。フレームのピクチャタイプがBピクチャの場合、(S303)に進む。
(S302) ストリーム復号部203に対し、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S303) ストリーム復号部203に対し、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S304) ストリーム復号部203において所定の1フレームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する処理を終了する。
そして、図9のフローチャートの(S207)において、復号部制御部208は、ストリーム復号部203に、(S203)、(S204)、(S302)または(S303)の指示に従った復号処理を開始させる。また、図9のフローチャートの(S215)において、復号部制御部208は、ストリーム復号部203に、(S210)、(S212)、(S302)または(S303)の指示に従った復号処理を開始させる。
本変形例においては、制御信号がケース4の場合、図10に示すように各ストリームの復号画像データにつき3つのフレームメモリが用いられるとすると、1つのストリームの復号画像データの記憶用に7.5MBの容量の記憶領域が必要となる。通常復号機能で復号した場合に1つのストリームの復号画像データの記憶用に9MBの容量の記憶領域が必要となるのに比べると、必要となる記憶領域の容量が1.5MB小さくなる。
また、縮小復号機能によって復号されるのは、他のフレームの符号化画像データの復号のために参照されることがないBピクチャの符号化画像データだけなので、画像サイズを縮小して復号されることによって発生する画質劣化が、他の復号画像データに伝播することがない。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3として、MPEG2方式の符号化を行う符号化部を備え、MPEG2方式で符号化されたHD(High Definition)画像の1ストリームの符号化画像データを復号する画像データ復号装置について説明する。
図12は、本発明の実施形態3に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態の画像データ復号装置は、多重分離部301、記憶部302、ストリーム復号部303、復号部制御部304、記憶部305、および画像データ符号化部306を備えている。
多重分離部301は、多重化された符号化多重データから符号化画像データを分離して出力するようになっている。
記憶部302は、多重分離部301によって出力された符号化画像データと、ストリーム復号部303によって復号された復号画像データを記憶するようになっている。
ストリーム復号部303は、記憶部302に記憶された符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するようになっている。そして、復号画像データを記憶部302に書き込むようになっている。また、ストリーム復号部303は、PピクチャやBピクチャの符号化画像データを復号する場合、すでに復号されて記憶部302に記憶されている所定の復号画像データを読み出して参照するようになっている。
復号部制御部304は、ストリーム復号部303において、符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御信号に基づいて制御するようになっている。より詳しくは、ケース1の値の制御信号が入力されると、符号化画像データが通常復号機能によって復号されるように、ストリーム復号部303を制御し、ケース2の値の制御信号が入力されると、符号化画像データが縮小復号機能によって復号されるように、ストリーム復号部303を制御するようになっている。
記憶部305は、原画像データと画像データ符号化部306で符号化された符号化画像データとを記憶するようになっている。
画像データ符号化部306は、原画像データを符号化し、符号化画像データを記憶部305に書き込むようになっている。
また、復号部制御部304に入力される制御信号は、画像データ符号化部306において符号化が行われない場合にケース1の値となり、画像データ符号化部306において符号化が行われる場合にケース2の値となるように、図示しない制御部によって生成されるようになっている。
次に、上記のように構成された画像データ復号装置の動作について説明する。
まず、符号化多重データが画像データ復号装置に入力されると、多重分離部301は、符号化多重データから符号化画像データを分離して出力する。
記憶部302は、多重分離部301によって出力された符号化画像データを記憶する。
次に、ストリーム復号部303と復号部制御部304の動作について、図13を参照して説明する。
(S400) 復号部制御部304が制御処理を開始する。
(S401) 復号部制御部304がストリーム復号部303において復号処理が行われる必要があるかどうかを判断し、復号処理が行われる必要がある場合は(S402)に進み、復号処理が行われる必要がない場合は(S405)に進む。
(S402) 復号動作に並行して画像データ符号化部306において符号化処理が行われない場合、ケース1の値の制御信号が復号部制御部304に入力され、処理は(S403)に進み、行われる場合、ケース2の値の制御信号が復号部制御部304に入力され、処理は(S404)に進む。
(S403) 復号部制御部304は、ストリーム復号部303に対し、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように制御し、ストリーム復号部303はその制御に応じて通常復号機能によって符号化画像データを復号する。
(S404) 復号部制御部304は、ストリーム復号部303に対し、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように制御し、ストリーム復号部303はその制御に応じて縮小復号機能によって符号化画像データを復号する。一方、復号処理に並行して画像データ符号化部306において原画像データの符号化処理が行われる。
(S405) 画像データ符号化部306において符号化動作が行われない場合、(S407)に進み、行われる場合、(S406)に進む。
(S406) 画像データ符号化部306において原画像データの符号化処理が行われる。
(S407) 復号部制御部304が制御処理を終了する。
(S401)〜(S407)の動作は、例えば、アプリケーションが切り替わる場合や、あるいは、復号や符号化が開始されるたびに行われる。
上記のように、復号処理に並行して符号化処理が行われる場合には、ストリーム復号部303において縮小復号機能による復号が行われ、ストリーム復号部303と記憶部302との間で転送されるデータの量の増加、および記憶部302に記憶される復号画像データの容量の増加が抑えられる。符号化処理と復号処理とが同時に行われるシステムは、符号化処理と復号処理のいずれか一方だけが行われるシステムよりも、容量の大きいメモリや、大きなデータを転送できるバスを備える必要があるが、これにより、必要となるメモリ容量やバスの性能を抑え、製造コストを抑えることができる。
なお、本実施形態では、ストリーム復号部と画像データ符号化部とがそれぞれ1つずつ備えられていたが、いずれかまたは両方を複数備えたシステムにおいて、符号化が復号に並行して行われるかどうか等に応じて通常復号機能と縮小復号機能とを切り替える制御が行われるようにしてもよい。各ストリーム復号部における復号処理がどのように制御されるのかは、メモリの容量、記憶部とストリーム復号部間で転送可能なデータ量、および記憶部と画像データ符号化部間で転送可能なデータ量に基づいて決定することができる。
また、画像データ符号化部を複数備えたシステムにおいて、符号化を行っている画像データ符号化部の数に応じて、各ストリーム復号部が通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって符号化画像データを復号するかが制御されるようにしてもよい。
また、ストリーム復号部を複数備えたシステムにおいて、他のストリーム復号部で復号が行われているかに応じて、あるいは復号を行っているストリーム復号部の数に応じて、各ストリーム復号部が通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって符号化画像データを復号するかが制御されるようにしてもよい。
《発明の実施形態4》
本発明の実施形態4として、MPEG2方式で符号化されたHD(High Definition)画像の1ストリームの符号化画像データに基づく画像を逆再生する画像データ復号装置について説明する。
本実施形態の画像データ復号装置は、実施形態3で説明した多重分離部301、記憶部302、およびストリーム復号部303とそれぞれ同じ機能を有する多重分離部、記憶部、およびストリーム復号部を備えている。また、ストリーム復号部において、符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御信号に基づいて制御する復号部制御部を備えている。また、本実施形態のストリーム復号部は、実施形態3のストリーム復号部303の機能に加え、逆再生用の復号を行い、符号化画像データに基づく画像を逆再生する機能を有している。
制御信号は、ストリーム復号部が符号化画像データに基づく画像を通常再生する場合(通常再生時)はケース1の値、ストリーム復号部が符号化画像データに基づく画像を逆再生する場合(逆再生時)は、ケース2の値となるように、図示しない制御部によって生成されるようになっている。
そして、復号部制御部は、制御信号の値がケース1の場合は、ストリーム復号部において符号化画像データが通常復号機能によって復号され、制御信号の値がケース2の場合は、ストリーム復号部において符号化画像データが縮小復号機能によって復号されるように制御するようになっている。
次に、上記のように構成された画像データ復号装置の復号部制御部の動作について、図14を参照して説明する。
(S500) 制御処理を開始する。
(S501) 制御信号を受信する。
(S502) 制御信号の値がケース1であれば(S503)に進み、ケース2であれば(S504)に進む。
(S503) ストリーム復号部に対し、通常復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S504) ストリーム復号部に対し、縮小復号機能によって符号化画像データを復号するように指示する。
(S505) ストリーム復号部に、(S503)または(S504)の指示に従った復号処理を開始させる。
(S506) 制御処理を終了する。
ストリーム復号部は上記復号部制御部の指示に従って復号処理を行う。
ここで、通常再生時には3フレーム分、逆再生時には6フレーム分の復号画像データが記憶される場合の、記憶部に記憶される復号画像データの容量について、図15と図16を参照して説明する。
図15は、逆再生時であっても、通常復号機能によって符号化画像データが復号されるように画像データ復号装置が構成された場合の、通常再生時と逆再生時とに記憶部に記憶される復号画像データの容量を示す図である。
逆再生時であっても通常復号機能によって符号化画像データが復号されるように画像データ復号装置が構成された場合、通常再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量は、図15(a)に示すように、3MB×3フレーム、すなわち9MBである。一方、逆再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量は、図15(b)に示すように、3MB×6フレーム、すなわち18MBである。この場合、記憶部は、復号画像データを記憶する領域として、18MBの容量の領域を備える必要がある。
図16は、本実施形態の画像データ復号装置において、通常再生時と逆再生時とに記憶部に記憶される復号画像データの容量を示す図である。
本実施形態において、通常再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量は、図16(a)に示すように、3MB×3フレーム、すなわち9MBである。一方、逆再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量は、縮小復号機能による符号化画像データの復号が行われるので、図16(b)に示すように、1フレーム分の復号画像データの容量が半分になるので、1.5MB×6フレーム、すなわち9MBとなる。この場合、通常再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量と逆再生時に記憶部に記憶される復号画像データの容量は等しく、復号画像データを記憶するために必要とされる記憶部の領域の容量は9MBとなる。
ここで、逆再生において、再生速度を上げるためには、多くのフレームの復号画像データが記憶されるようにすること、すなわちフレームメモリの数が多いことが重要である。以下、再生速度とフレームメモリの数の関係について、図2を参照して、P14の符号化画像データを復号する場合を例として説明する。
P14の符号化画像データを復号するためには、I2、P5、P8、P11の符号化データを順番に復号する必要がある。したがって、例えば、逆再生時に、通常再生時と同じ3フレーム分の復号画像データしか記憶されないようになっている場合、同じ符号化データを何度も復号する必要が生じる。例えば、P14の符号化画像データを復号するためにI2、P5、P8、P11の符号化データが復号されるが、これら4フレーム分の復号画像データのいずれかは、記憶されないので、その後P11等の符号化データを復号する際に再度復号される必要が生じる。このように同じ符号化データを何度も復号することは、再生速度の低下を招いてしまう。一方、例えば、本実施形態のように逆再生時に6フレーム分の復号画像データが記憶されるようになっている場合、参照フレームであるI2、P5、P8、P11、P14の符号化画像データが一度復号されてそれらの復号画像データが記憶されると、それ以降は残りのBフレームを復号するだけでよくなる。つまり、同じ符号化画像データが何度も復号されることはなく、3フレーム分の復号画像データしか記憶されないようになっている場合に比べ、再生速度が大幅に高くなる。
なお、縮小復号機能の画像サイズの縮小率を下げること(1/2より小さくすること)により、記憶領域の容量を増やすことなく、記憶される符号化画像データの数、すなわちフレームメモリの数を増やすことができる。これにより、Bピクチャのフレームも記憶させておくことが可能になる。
このように、逆再生時のフレームメモリの数と再生速度には密接な関係があり、再生速度を上げるためには、多くのフレームの復号画像データが記憶されるようにすること、すなわちフレームメモリの数が多いことが重要である。
なお、上記の逆再生時における再生方法は一例であり、他の再生方法に本発明を適用してもよい。
上記のような復号部制御部の制御により、メモリの容量が限られている場合でも、逆再生時の再生スピードを上げることができる。再生スピードが上がることは、結果として操作性の向上に繋がる。
さらに、システム全体の処理スピードやコスト、および映像の品位等を考慮して、逆再生時に縮小復号機能で復号が行われるようにする本実施形態の制御機能が機能するモードと機能しないモードを切り替えることができるように構成してもよい。
なお、本実施形態では、逆再生の例を示したが、その他の特殊再生においても同様の制御が可能である。
また、本実施形態では、通常再生時、記憶部に3フレーム分の復号画像データが記憶され、逆再生時、記憶部に6フレーム分の復号画像データが記憶される場合について説明したが、記憶される復号画像データのフレーム数はこれに限られない。
《その他の実施形態》
また、上記実施形態1〜4および実施形態2の変形例において、縮小復号機能は、原画像データより1画素あたりのデータ量が少ない復号画像データに復号する機能であってもよい。つまり、縮小復号機能は、必ずしも画像サイズを小さくする(画素数を少なくする)機能に限らず、復号画像データのデータ量を少なくして復号する機能でさえあればよい。
なお、上記実施形態1〜4および実施形態2の変形例において、符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズ、すなわち符号化前の原画像データの1倍の画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能と、符号化前の原画像データの1/2の画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能とが切り替えられるようになっていたが、画像サイズの倍率は1倍や1/2倍に限らない。
なお、上記実施形態1、2および実施形態2の変形例において、各ストリームの復号画像データの記憶に用いられるフレームメモリの数は3つであったが、これに限らず、任意の数設けてもよい。
また、Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャを記憶するフレームメモリの割り当て方法も、上記実施形態1、2、4の例に限らない。
また、フレームメモリのサイズも上記実施形態で挙げた例に限られず、他のサイズであってもよい。
また、上記実施形態1、2、4および実施形態2の変形例では、符号化画像データが縮小復号機能で復号された場合、復号画像データの輝度成分と色差成分のいずれもが原画像データよりも縮小されることを想定していたが、輝度成分と色差成分のどちらか一方だけが縮小されるようにしてもよい。
また、上記実施形態1、2、および実施形態2の変形例では、2つのストリームの符号化画像データが復号されるようになっていたが、3つ以上のストリームの符号化画像データを復号する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態3、4では、1つのストリームの符号化画像データが復号されるようになっていたが、2つ以上のストリームの符号化画像データを復号する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記の実施形態においては、MPEG2方式で符号化されたHD(High Definition)画像の符号化画像データを復号する画像データ復号装置について説明したが、他の規格によって符号化された符号化画像データを復号する画像データ復号装置であっても本発明を適用できる。例えば、ISO/IEC標準の標準番号14496−2で規定されるMPEG4−ビジュアル、またはISO/IEC標準の標準番号14496−10で規定されるMPEG4−AVCの国際標準に準拠した符号化が行われた符号化画像データを復号する画像データ復号装置にも本発明を適用できる。また、ISO/IEC標準の標準番号10918−1で規定されるJPEGの国際標準に準拠した符号化が行われた符号化画像データを復号する画像データ復号装置にも本発明を適用できる。さらに、SMPTE421Mで規定されるVC1の規格に準拠した符号化が行われた符号化画像データを復号する画像データ復号装置にも本発明を適用できる。
本発明に係る画像データ復号装置は、画質の低下を最小限に抑えつつ、メモリの容量を減らすことができるという効果を有し、例えば、デジタル符号化された符号化画像データを復号する画像データ復号装置、特に符号化画像データを符号化前の原画像データよりデータ量の少ない復号画像データに復号する機能を有する画像データ復号装置等として有用である。
MPEG方式で符号化されたストリーム画像データを構成するシーケンス層、GOP層、およびピクチャ層の階層構造を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像データ復号装置が復号するMPEG方式で符号化された符号化画像データのGOPの構成を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。 同、制御信号の値と復号部制御部108が行う制御との関係を示す説明図である。 同、復号部制御部108の制御動作を示すフローチャートである。 同、第1復号部104と第2復号部105の動作を示すタイミングチャートである。 同、制御信号の値がケース1からケース4に変化した場合の、第1記憶部106と第2記憶部107とに記憶される復号画像データの容量の変化を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。 同、復号部制御部208の制御動作を示すフローチャートである。 同、ストリーム復号部203の動作を示すタイミングチャートである。 同、復号部制御部208が、ストリーム復号部203において各フレームの符号化画像データが通常復号機能と縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。 同、ストリーム復号部303と復号部制御部304の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る画像データ復号装置の復号部制御部の動作を示すフローチャートである。 逆再生時であっても、通常復号機能によって符号化画像データが復号されるように画像データ復号装置が構成された場合の、通常再生時と逆再生時とに記憶部に記憶される復号画像データの容量を示す図である。 本発明の実施形態4に係る画像データ復号装置において、通常再生時と逆再生時とに記憶部に記憶される復号画像データの容量を示す図である。 2本のストリームの符号化画像データを並行して復号する画像データ復号装置の想定される構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 第1多重分離部
102 第2多重分離部
103 ストリーム復号部
104 第1復号部
105 第2復号部
106 第1記憶部
107 第2記憶部
108 復号部制御部
203 ストリーム復号部
206 記憶部
208 復号部制御部
301 多重分離部
302 記憶部
303 ストリーム復号部
304 復号部制御部
305 記憶部
306 画像データ符号化部
401 第1多重分離部
402 第1記憶部
403 第1復号部
404 第2多重分離部
405 第2記憶部
406 第2復号部

Claims (17)

  1. 複数ストリームの符号化画像データを並行して復号可能な画像データ復号装置であって、
    上記複数ストリームの符号化画像データをそれぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって並行して復号するストリーム復号部と、
    上記ストリーム復号部によって復号された各ストリームの復号画像データを記憶する記憶部と、
    上記ストリーム復号部において、各ストリームの符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御する復号部制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像データ復号装置。
  2. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記ストリーム復号部は、それぞれ各ストリームの符号化画像データを復号する複数の復号部を備えていることを特徴とする画像データ復号装置。
  3. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記ストリーム復号部は、
    復号する符号化画像データのストリームを、所定のタイミング毎に切り替えることによって、複数ストリームの符号化画像データを並行して復号するように構成されていることを特徴とする画像データ復号装置。
  4. 請求項3の画像データ復号装置であって、
    上記所定のタイミングは、復号する符号化画像データのストリームが前回切り替わったタイミングから、所定単位の符号化画像データの復号が終了するタイミングであることを特徴とする画像データ復号装置。
  5. 請求項3の画像データ復号装置であって、
    上記所定のタイミングは、復号する符号化画像データのストリームが前回切り替わったタイミングから、所定時間が経過するタイミングであることを特徴とする画像データ復号装置。
  6. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記復号画像データは、他の復号画像データの復号のために参照される被参照復号画像データを含み、
    上記復号部制御部は、所定の制御信号に基づいて、所定のストリームの符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように指示している場合であっても、被参照復号画像データは、通常復号機能によって復号されるように制御するように構成されていることを特徴とする画像データ復号装置。
  7. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    メモリの同一の領域が、複数のストリームの復号処理に共通に用いられるように構成されていることを特徴とする画像データ復号装置。
  8. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記縮小復号機能は、低解像度の復号によって、符号化画像データを符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する機能であることを特徴とする画像データ復号装置。
  9. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記縮小復号機能は、フィルタリングによって、符号化画像データを符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する機能であることを特徴とする画像データ復号装置。
  10. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号11172−2で規定されるMPEG1ビデオ、またはISO/IEC標準の標準番号13818−2で規定されるMPEG2ビデオの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする画像データ復号装置。
  11. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号14496−2で規定されるMPEG4−ビジュアル、またはISO/IEC標準の標準番号14496−10で規定されるMPEG4−AVCの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする画像データ復号装置。
  12. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記符号化画像データは、ISO/IEC標準の標準番号10918−1で規定されるJPEGの国際標準に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする画像データ復号装置。
  13. 請求項1の画像データ復号装置であって、
    上記符号化画像データは、SMPTE421Mで規定されるVC1の規格に準拠した符号化が行われたデータであることを特徴とする画像データ復号装置。
  14. 画像データ復号装置が複数ストリームの符号化画像データを並行して復号する画像データ復号方法であって、
    ストリーム復号部が、上記複数ストリームの符号化画像データをそれぞれ、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって並行して復号するステップと、
    記憶部が、上記ストリーム復号部によって復号された各ストリームの復号画像データを記憶するステップと、
    復号部制御部が、上記ストリーム復号部において、各ストリームの符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを制御するステップとを備えたことを特徴とする画像データ復号方法。
  15. 符号化画像データを復号する画像データ復号装置であって、
    符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するストリーム復号部と、
    上記ストリーム復号部によって復号された復号画像データを記憶する記憶部と、
    原画像データを符号化する符号化部と、
    上記符号化部において符号化が行われていない場合は、上記ストリーム復号部において符号化画像データが上記通常復号機能によって復号され、上記符号化部において符号化が行われている場合は、上記ストリーム復号部において符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように制御する復号部制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像データ復号装置。
  16. 符号化画像データを復号する画像データ復号装置であって、
    符号化画像データを、符号化前の原画像データと等しい画像サイズの復号画像データに復号する通常復号機能、および符号化前の原画像データより小さい画像サイズの復号画像データに復号する縮小復号機能のいずれか一方によって復号するストリーム復号部と、
    上記ストリーム復号部によって復号された復号画像データを記憶する記憶部と、
    上記ストリーム復号部において、符号化画像データが上記通常復号機能と上記縮小復号機能のいずれによって復号されるかを、上記復号画像データの再生方法に応じて制御する復号部制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像データ復号装置。
  17. 請求項16の画像データ復号装置であって、
    上記復号部制御部は、上記ストリーム復号部において、上記復号画像データが通常再生される場合は、上記符号化画像データが上記通常復号機能によって復号され、上記復号画像データが逆再生される場合は、上記符号化画像データが上記縮小復号機能によって復号されるように制御するように構成されていることを特徴とする画像データ復号装置。
JP2006112489A 2006-04-14 2006-04-14 画像データ復号装置 Pending JP2007288443A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006112489A JP2007288443A (ja) 2006-04-14 2006-04-14 画像データ復号装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006112489A JP2007288443A (ja) 2006-04-14 2006-04-14 画像データ復号装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007288443A true JP2007288443A (ja) 2007-11-01

Family

ID=38759807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006112489A Pending JP2007288443A (ja) 2006-04-14 2006-04-14 画像データ復号装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007288443A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9374594B2 (en) 2014-06-11 2016-06-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Converting apparatus

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955946A (ja) * 1995-06-06 1997-02-25 Nippon Steel Corp 動画像信号復号装置
JPH11146398A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチメディア情報処理装置
JP2000069473A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Toshiba Corp 画像復号装置及び画像表示装置並びに画像表示システム
JP2002164790A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Canon Inc 圧縮ストリーム復号化装置及び方法並びに記憶媒体
JP2002374531A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Victor Co Of Japan Ltd 復号装置
JP2003219309A (ja) * 2001-11-14 2003-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチチャンネル映像処理装置及びその方法
JP2005006239A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955946A (ja) * 1995-06-06 1997-02-25 Nippon Steel Corp 動画像信号復号装置
JPH11146398A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチメディア情報処理装置
JP2000069473A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Toshiba Corp 画像復号装置及び画像表示装置並びに画像表示システム
JP2002164790A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Canon Inc 圧縮ストリーム復号化装置及び方法並びに記憶媒体
JP2002374531A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Victor Co Of Japan Ltd 復号装置
JP2003219309A (ja) * 2001-11-14 2003-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチチャンネル映像処理装置及びその方法
JP2005006239A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Sony Corp 画像処理装置および画像処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9374594B2 (en) 2014-06-11 2016-06-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Converting apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5041626B2 (ja) 復号装置、復号方法、およびプログラム
KR100376607B1 (ko) 통합 비디오 디코딩 시스템 및 그를 이용한 비디오 데이터의 인코딩 스트림 처리 방법과, 비디오 디코딩 시스템의 프레임 버퍼 할당 방법과, 기록 매체
US8275247B2 (en) Method and apparatus for normal reverse playback
US7292772B2 (en) Method and apparatus for decoding and recording medium for a coded video stream
GB2336267A (en) Image processor controlling B-picture memory
WO2000059219A1 (en) Digital video decoding, buffering and frame-rate converting method and apparatus
US8184700B2 (en) Image decoder
JP4710887B2 (ja) 画像処理装置、及び、画像処理装置の制御方法
JP3356078B2 (ja) 圧縮ストリーム復号装置および圧縮ストリーム復号方法
JP2007288443A (ja) 画像データ復号装置
JP2003244641A (ja) 画像再生装置、及び画像再生方法
WO2000059218A1 (en) Digital video decoding, buffering and frame-rate converting method and apparatus
JP2004343553A (ja) 画像復号表示装置
JP4906197B2 (ja) 復号装置および方法、並びに記録媒体
US20090279844A1 (en) Recording apparatus, recording method, recording program, and integrated circuit
JP3406255B2 (ja) 画像復号装置および方法
JP2007074544A (ja) 画像復号再生装置
JP2005160021A (ja) 信号処理方法および信号処理装置
JP2010193131A (ja) 動画像復号方法及び動画像復号装置
JP2018117308A (ja) 再生装置及びその制御方法
KR100244229B1 (ko) 엠펙 디코더의 메모리 재할당 방법
JP2002218396A (ja) 情報再生装置および情報再生方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2004140723A (ja) デジタル映像情報の再生装置及び再生方法
JPH0898142A (ja) 画像再生装置
JPH08223534A (ja) 画像再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110712