JP5629199B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記電源部は、前記電源スイッチのオフから予め定められた時間は出力電圧が低下することのないように構成されるとともに、前記電源スイッチがオフになったときに予め定められた電源断予告信号を出力するように構成され、
前記制御部又は前記副制御部の少なくとも一方は、処理部と、それぞれデータを記憶する第1メモリ及び第2メモリと、前記電源部の出力電圧が低下したときに前記第2メモリに電流を供給するバックアップ電源とを含み、
前記処理部は、予め定められた所定の処理及び前記第1メモリから前記第2メモリへのデータ転送処理を含む第1の処理と、前記電源断予告信号を受けたときに実行される第2の処理とを行うものであり、
前記第1の処理は、少なくとも下記の(A)乃至(D)のステップを含むとともに、
(A)前記データ転送処理を行うための転送情報を設定するステップ、
(B)予め定められた転送フラグをセットするステップ、
(C)前記転送情報に基づき前記第1メモリから前記第2メモリへデータを転送するステップ、
(D)前記データ転送処理を終了したときに前記転送フラグをリセットするステップ、
前記第2の処理は、少なくとも下記の(a)乃至(d)のステップを含むものである。
(a)前記転送フラグをチェックするステップ、
(b)前記転送フラグがセットされているとき、前記転送情報に基づき前記第1メモリから前記第2メモリへデータを転送するステップ、
(c)前記データの転送を終了したとき、予め定められた電源断時の処理を行うステップ、
(d)前記転送フラグがセットされていないとき、前記データ転送処理を行うことなく、前記予め定められた電源断時の処理を行うステップ
まず、図1を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
後述する遊技盤(図1では示していない)は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ発射駆動装置48へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置48へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
40は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部である。
40bは、前記本体部材51若しくは遊技盤11又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記制御部40にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御部である。
42は、賞球の払い出し制御を行う払出制御部である。
43は、遊技球を払い出す遊技球払出装置である。
44は、図示しないランプや電飾52aを制御する電飾制御部である。
46は、スピーカ52bを制御駆動して音響を発生させる音響制御部である。
49は発射駆動装置48を制御する制御装置であって、回動式操作ハンドル48bを介して遊技球を盤面に設けられた遊技領域へと打出し制御を行うための発射制御装置である。
図3において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13と、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘14や風車14aなどの障害物を複数個備える矩形の盤面である。
30bは、スルーチャッカー(入賞チャッカー)である。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30dをまとめて入賞口30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記30b、30c、30dの内部には球通過検出器20b、20c、20dが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー(始動入賞装置)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、遊技球を入賞させることにより他の入賞装置と比較してより多くの賞球を獲得させる入賞装置である。
40は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する制御部(「メイン基板」とも呼ばれる)である。制御部40は遊技領域を移動(流下)して入賞口30b〜30dを通過した遊技球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20dの信号を入力とし、入賞口30b〜30dの遊技球通過に応じた抽選・判定を行う入賞判定部40aを含む。
43は、遊技利益として入賞口30b〜30dの遊技球通過に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払出す駆動源を備えた遊技球払出装置である。
可動体52cとは、遊技盤10上に打ち出された遊技球の落下動作に変化を与える障害物であって、副制御部40bの処理によって状態が変化するものである(図3において可動体52cの表示は省略している)。可動体52cは、例えば、通常状態とこれと異なる状態の2つを相互に行き来するものである。可動体とは、例えば、平板状、円柱状、円盤状、凹凸を有する歯車状、等のものである。なお、図示しないが可動体52cを駆動するための動力部を備える。可動体制御部47は、実際には、当該動力部を駆動する。動力部は、例えば、モータ、ソレノイドなどの電力又は磁力を用いた駆動装置又は駆動源を備えた制御装置などである。
(ア)遊技機の各種機能を設定したとき、その設定確定時
(イ)副制御部40bが、制御部40から所定のコマンドを受信した時
(ウ)遊技機の電源投入時
この情報としてのデータ(データ転送を行うために使用するデータ)は、例えば、転送元先頭アドレス、転送先先頭アドレス、転送データ量などである。副制御部40bの通常の処理において、第1メモリM1が使用されるので、転送のための情報は、CPUにより第1メモリM1に書き込まれている。つまり、上記(ア)乃至(ウ)のいずれかに該当すると、それぞれに対応して予め定められたプログラムによりデータ転送が行われるが、これに先立って、当該プログラムにより転送のための情報が設定される。図6において、この処理の表示は省略している。
(イ2)変動停止コマンド受信時に、大当たり変動データ履歴などを転送する。
データ転送に先立って(あるいはデータ転送の開始直後に)、予め定められた転送中フラグをセットする。転送中フラグのセットにより後述の電源断時の処理においてデータ転送の中断を知ることができる。
S10で参照した転送のための情報に基づきデータ転送を行う。
転送すべきデータの全部を転送したとき、S13でYESとなる。例えば、1つのデータを転送するごとに転送データ量を1つづつ減らしてゆき、転送データ量が0になったら転送すべきデータの全部を転送したと判定する。
データ転送が終了したら転送中フラグをリセットする。これにより後述の電源断時の処理においてデータ転送の中断がなかったことを知ることができる。
転送フラグの状態によって電源断時の処理が異なる。すなわち、転送フラグがセットされていなければ(S20でリセット)、データ転送は中断されなかったからS21乃至S23の処理を行う必要がない。これに対し、転送フラグがセットされていれば(S20でセット)、データ転送が中断されたから、当該データ転送を完遂するためにS21乃至S23の処理を行う必要がある。
この情報は、図6のS10で参照したものと同じものである。副制御部40bの通常の処理において、第1メモリM1が使用されるので、転送のための情報は、CPUにより第1メモリM1に書き込まれている。電源断予告信号が発生しても、電源電圧はすぐには低下しないので当該情報を維持されている。
S23:データ転送が終了したかどうか判定する。
転送フラグがセットされていないとき、及び、S23の処理を終了したとき、従来の従来の電源断時の処理を行う。この詳細説明は省略する。
40b 副制御部
BAK バックアップ電源
CPU 処理部
M1 第1メモリ
M2 第2メモリ
PS 電源部
PSW 電源スイッチ
Claims (4)
- 内部抽選処理を含む遊技に係る制御を実行するとともに予め定められたコマンドを生成して送信する制御部と、前記制御部で生成した前記コマンドを受けてこれに基づき所定の処理を実行する副制御部と、前記制御部及び前記副制御部へ電源を供給する電源部と、前記電源の供給をオンオフする電源スイッチとを備え、
前記電源部は、前記電源スイッチのオフから予め定められた時間は出力電圧が低下することのないように構成されるとともに、前記電源スイッチがオフになったときに予め定められた電源断予告信号を出力するように構成され、
前記制御部又は前記副制御部の少なくとも一方は、処理部と、それぞれデータを記憶する第1メモリ及び第2メモリと、前記電源部の出力電圧が低下したときに前記第2メモリに電流を供給するバックアップ電源とを含み、
前記処理部は、予め定められた所定の処理及び前記第1メモリから前記第2メモリへのデータ転送処理を含む第1の処理と、前記電源断予告信号を受けたときに実行される第2の処理とを行うものであり、
前記第1の処理は、少なくとも下記の(A)乃至(D)のステップを含むとともに、
(A)前記データ転送処理を行うための転送情報を設定するステップ、
(B)予め定められた転送フラグをセットするステップ、
(C)前記転送情報に基づき前記第1メモリから前記第2メモリへデータを転送するステップ、
(D)前記データ転送処理を終了したときに前記転送フラグをリセットするステップ、
前記第2の処理は、少なくとも下記の(a)乃至(d)のステップを含むことを特徴とする遊技機。
(a)前記転送フラグをチェックするステップ、
(b)前記転送フラグがセットされているとき、前記転送情報に基づき前記第1メモリから前記第2メモリへデータを転送するステップ、
(c)前記データの転送を終了したとき、予め定められた電源断時の処理を行うステップ、
(d)前記転送フラグがセットされていないとき、前記データ転送処理を行うことなく、前記予め定められた電源断時の処理を行うステップ - 前記第2の処理は、さらに、(c’)前記データの転送を終了したとき、前記転送フラグをリセットするステップを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記処理部は、前記電源断予告信号を受けたとき、前記(C)のデータ転送処理を実行中であっても当該処理を打ち切り、前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
- 前記(d)の前記電源断時の処理は、前記第2メモリの内容のチェックサムの計算処理、及び、前記チェックサムの書き込み処理を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の遊技機。
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