JP2015198755A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機の演出の多様化に伴う消費電力増加に対応する。【解決手段】電圧変換器の出力を受けて第1直流電源を生成するACDCコンバータを含む第1電源部と、商用電源を受けて第2直流電源を生成するACDCコンバータを含む第2電源部とを備え、主制御装置は、前記第1電源部の前記ACDCコンバータから電源を受けて動作し、副制御装置は、前記第2電源部の前記ACDCコンバータから電源を受けて動作する。主制御装置と副制御装置とで電源系統を分けたので、副制御装置の消費電力が増加したときでも、主制御装置などに影響を与えることがない。【選択図】図7
Description
この発明は、パチンコ機(弾球遊技機)などの遊技機に関し、特に遊技機の電源系統の改良に関する。
遊技機設置営業店などにおいて設置されている弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、遊技球(遊技媒体とも呼ぶ)を用いて遊技を行うものである。借り受けた遊技球を弾球遊技機の遊技盤に設けられている盤面へ打ち出し、当該遊技球が予め定められた入賞口(入賞装置)に入るごとに所定数の遊技球を払い出すようになっている。払い出される遊技球は賞球と呼ばれる。
弾球遊技機の特定の入賞口に遊技球が受け入れられると電子的な抽選が行われる。多くの場合、当該抽選にはカウンタやレジスタ等のハードウエアで発生された乱数又はソフトウエアで実行されるカウンタで発生された乱数が使用される。
弾球遊技機は、電子的な抽選を含む遊技に関する処理を行うために、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する主制御装置及び前記主制御装置にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置を備える。
副制御装置は、遊技の状態に応じて興趣を高めるために演出に係る画像表示装置の制御及び効果音を発生するとともに、遊技の状態に応じて興趣を高めるために電飾を点滅させる。
特許文献1記載の遊技機は、第一電源生成手段と第二電源生成手段の2つの電源生成手段を備えるが、これらはいずれも同じAC/DC電源生成回路(AC-DCコンバータ)が生成する直流電源に基づき電源を生成するものである。したがって、これら2つの電源生成手段の電源は共通であると言える。
従来の遊技機の電源系統を図16に示す。なお、図中の各要素については後述の図7などの説明において詳述するので、その説明も参照されたい。
TSは、商用電源のAC100Vを受け、これを所定の電圧(AC24V)に変換する電圧変換器(トランス)である。電圧変換器TSは遊技場(ホール)に設けられていて(例えばホールの島の設備)、図16に示すように、4台の遊技機1に電源を供給可能な程度の容量を持っている。
1は、遊技機(パチンコ機)である。電源系統に関して、電圧変換器TSに接続されている4台の遊技機1は同じであるので、そのうちの1台についてのみ内部電源系統を示し、他は省略している。
PSは、遊技機1の電源部である。電源部PSは、電圧変換器TSが出力するAC24Vを受けて、これを整流・平滑化して直流電源(電圧はV1)に変換するAC-DCコンバータACCと、この出力を受けて直流電源DC12Vを生成するDC-DCコンバータDCC1とを備える。特許文献1の遊技機は、DC-DCコンバータを複数備えている。
100は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する主制御装置である。主制御装置100は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5VをDC-DCコンバータDCC1の出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC3を備える。
110は、賞球の払い出し制御を行う払出制御装置である。払出制御装置110は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5VをDC-DCコンバータDCC1の出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC2を備える。
200は、主制御装置100にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である。副制御装置200は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5V、DC12V、DC18VなどをAC-DCコンバータACCの出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC4を備える。
副制御装置は、遊技の状態に応じて興趣を高めるために画面表示を行い、効果音を発生し、電飾を点滅させる。さらに、遊技の状態に応じて可動体(可動役物)を動作させることもある。近年、興趣を高めるために演出が多様化し、派手になってきている。これに伴い発光素子の数や可動体を駆動するモータの数が増えてきている。この結果、遊技機の消費電力が大幅に増加している。特に、演出を行う副制御装置200の消費電力の増加が著しい。
図16に示すように、主制御装置100と副制御装置200の電源はいずれも電圧変換器TSの出力であり両者は共通であるので、副制御装置200の電力消費が増えすぎるとAC-DCコンバータACCの容量の限界に近づき電源電圧の低下などを引き起こし、あるいは限界を超えて電源遮断が起きるなど、主制御装置100にも影響を及ぼしかねない。また、副制御装置200の消費電力の増加により遊技機1台当たりの消費電力が増え過ぎると、電圧変換器TSの容量を超えてしまうことがある。例えば、従来はひとつの電圧変換器TSについて4台の遊技機を接続できたのに、3台以下の遊技機しか接続できない事態も考えられる。この場合、電圧変換器TSを増設しなければならず、ホールに経済的な負担をかけてしまう。
この発明は上記課題を解決するためになされたもので、演出の多様化により副制御装置の消費電力が増加するときでも、主制御装置に影響を与えることがなく、ホールに電圧変換器を増設する必要のない遊技機を提供することを目的としている。
この発明は、遊技に係る処理を行う主制御装置と、前記主制御装置からのコマンドに基づき演出に係る処理を行う副制御装置とを備え、遊技場(ホール)に設けられ、商用電源(AC100V)を所定の電圧(AC24V)に変換する電圧変換器から電力を受けて動作する遊技機において、
前記電圧変換器の出力を受けて予め定められた第1直流電源を生成するACDCコンバータを含む第1電源部と、
前記商用電源を受けて予め定められた第2直流電源を生成するACDCコンバータを含む第2電源部とを備え、
前記主制御装置は、前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生するDCDCコンバータから電源を受けて動作し、
前記副制御装置は、前記第2電源部の前記ACDCコンバータから電源を受けて動作する、ものである。
前記電圧変換器の出力を受けて予め定められた第1直流電源を生成するACDCコンバータを含む第1電源部と、
前記商用電源を受けて予め定められた第2直流電源を生成するACDCコンバータを含む第2電源部とを備え、
前記主制御装置は、前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生するDCDCコンバータから電源を受けて動作し、
前記副制御装置は、前記第2電源部の前記ACDCコンバータから電源を受けて動作する、ものである。
前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生する前記DCDCコンバータの出力電圧(以下「監視対象電圧」)を監視する電圧監視部を備え、
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象出力電圧の低下を検知したときは、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときであっても、予め定められたバックアップ処理を行うようにしてもよい。
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象出力電圧の低下を検知したときは、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときであっても、予め定められたバックアップ処理を行うようにしてもよい。
前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生する前記DCDCコンバータの出力電圧(以下「監視対象電圧」)を監視する電圧監視部を備え、
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下を検知し、かつ、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときに、処理を中断して待機し、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下の解消が検知されたときは、処理を再開するようにしてもよい。
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下を検知し、かつ、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときに、処理を中断して待機し、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下の解消が検知されたときは、処理を再開するようにしてもよい。
この発明によれば、主制御装置と副制御装置で電源系統を分けたので、副制御装置の消費電力が増加したときでも、主制御装置などに影響を与えることがない。また、副制御装置の電源が商用電源であるので、その消費電力が増加したときでも電圧変換器に負担をかけることがなく、消費電力を気にすることなく副制御装置による演出を多様かつ派手なものにできる。
また、この発明は、主制御装置の電源系統を監視する電圧監視部を備え、副制御装置は、主制御装置の電源系統の電圧低下を検知したときは、副制御装置の電源系統の電圧が低下していないときであっても、予め定められたバックアップ処理を行うので、電源復帰時において主制御装置と副制御装置の動作を同期させることができる。
また、この発明は、主制御装置の電源系統を監視する電圧監視部を備え、副制御装置は、主制御装置の電源系統の電圧低下を検知したときは、電圧の回復まで待機するので、電圧低下中に主制御装置から異常なデータを受け、副制御装置200が異常な動作を行うといった不具合を回避することができるとともに、電圧が回復したときに動作を迅速に再開できる。
図1は、ホールにおいて配置された複数台の遊技機を示す図である。この図のように複数の遊技機が設置される領域は「パチンコ島」あるいは単に「島」と呼ばれる。この図は、遊技者側から見た正面図である。
図1において、1は遊技機(パチンコ機)、2は遊技機の左右各側に設置される台間サンド(玉貸し機)である。台間サンド2は公知の装置であるので、その説明は省略する。3はパチンコ島を示す。図1には示していないが、パチンコ島3に電圧変換器TSが設けられる。
遊技機1の構造概略について図2、図3及び図4を参照して説明を加える。
まず、図2及び図3を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の外部的構造につき説明する。
外枠50は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備など)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。
本体部材51は、外枠50の内部に備えられ、ヒンジ部51aを介して外枠50に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。この本体部材51は、枠状に形成されその内側に空間部を有している。
開口枠扉52は、遊技機の前面側となる前記本体部材51の前面に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。
なお、開口枠扉52の開口部にガラス製又は樹脂製からなる透明板部材が設けられ、開口部近傍及びその内部に電飾52a、スピーカ52b、などが取り付けられている。
遊技盤10は、本体部材51の空間部に臨むように、本体部材51に所定の固定部材を用いて着脱自在に装着されている。遊技盤10の本体部材51への装着後は、その遊技領域を前記開口部より観察することができる。
球受皿付き扉53は、遊技機前面において本体部材51の下部に、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着され、遊技球を貯留する球受皿を少なくとも備えた扉部材である。なお、本実施形態における球受皿付き扉53には、以下の部材が取り付けられている。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ図示しない発射駆動装置へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
(5)画面に表示された選択肢の選択を行うために遊技者が操作するジョグダイヤルJD。
(1)複数の遊技球が貯留可能で且つ図示しない発射駆動装置へと遊技球を案内させる通路が設けられた球受皿。
(2)該貯留され発射駆動装置へと案内された遊技球を前記遊技盤10の盤面11に設けられた遊技領域へと打出す操作を行う回動式操作ハンドル48b。
(3)ブリペイドカード読込み処理関係及び借り受ける遊技球の貸出し処理関係の指示をするボタンを備えた球貸し関係の操作部。
(4)球受皿に貯留させた遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出解除するための球受皿用の貯留球排出操作ボタン。
(5)画面に表示された選択肢の選択を行うために遊技者が操作するジョグダイヤルJD。
次に、図4を参照して本発明の実施の形態に係る遊技機の内部的構成を説明する。
100は、前述したように、本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する主制御装置である。
200は、前記本体部材51若しくは遊技盤10又はこれらに備え付けられる支持部材などを介して設けられ、前記主制御装置100にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である。
110は、賞球の払い出し制御を行う払出制御装置である。
図5は遊技機の遊技盤の正面図である。
図5において、11は遊技盤10の盤面である。盤面11は、誘導レール12と、誘導レール12で区画された略円形の遊技領域を落下した遊技球を外部へ導く排出口(アウト口)13を備える矩形の盤面である。
前述した盤面11の遊技領域は、誘導レール12(遊技球を滑走させる滑走部と遊技球を規制する規制部を含む)により略円形状となるように区画形成され、打出された遊技球の移動範囲を規制する領域である。前記滑走部に規制部が続くように設けられている。前記滑走部は全体として螺旋をなして盤面11に配設されている。
前記排出口(アウト口)13は、遊技領域に投入された遊技球が集束する位置に設けられた回収開口部である。
図示しないが、盤面11には、遊技領域を移動する遊技球の方向を変化せしめる釘や風車などの障害物が複数個設けられている。障害物としての遊技釘は、遊技球と接触させることにより移動方向を不規則にし、又は移動方向を規制するために、盤面11の適宜な位置に打込まれる複数の棒状部材である。
30aは、遊技領域の中央やや上側に設けられ、演出用表示ランプやLCD(液晶表示装置)などの可変表示部をひとつ又は複数有する可変表示装置(センター役物)である。
可変表示装置30aの下部には、発光する装飾装置36が設けられている。装飾装置36は詳しくは後述するが、装飾が施された板材である。これは遊技球の侵入防護壁としても機能する。
30bは、スルーチャッカーである。
30cは、普通入賞口を有する普通入賞装置である。
30dは、始動入賞口を有するスタートチャッカー(始動入賞装置)である。
30eは、大入賞口を有するアタッカーである。
以下の説明で、30b乃至30dをまとめて入賞装置30などと記すことがある。
なお、図示されていないが、上記入賞装置30b、30c、30d(あるいは、スルーチャッカー30b、普通入賞口30c、及びスタートチャッカー30d)の内部には球通過検出器20b、20c、20dが設けられている(同図の括弧内の符号はそのことを意味する)。
スタートチャッカー30dは特定入賞装置と、アタッカー30eの大入賞装置は特別入賞装置とも呼ばれる。
スタートチャッカー(始動入賞口)30dは、入賞口の開口範囲の拡縮を行わせる可動片をその両側に備え、遊技球を入賞させることにより可変表示を行わせると共に賞球を遊技者に獲得させる入賞装置である。
アタッカー(大入賞装置)30eは、入賞口を露出させる開口状態と入賞口を閉鎖する閉口状態となる可動扉が駆動制御されるものであり、通常遊技状態に遊技球の入賞を禁止する状態から、予め定められた所定条件が満足された特定遊技状態に遊技球を入賞させることにより他の入賞装置及び入賞口と比較して、より多くの賞球を単位時間当りで獲得させるものである。
盤面11には、入賞装置30、図示しない釘や風車などの障害物とともに、興趣を高めるための様々なデザインの装飾部材が設けられている。装飾部材は入賞装置30などと一体にユニット化されている。
図6は遊技機の機能ブロック図である。
主制御装置100及び副制御装置200は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、以下に説明するように動作する。
100は、遊技に係る処理を行う主制御装置である(「メイン基板」とも呼ばれる)。主制御装置100は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する。主制御装置100は、遊技領域を移動(流下)して入賞装置30b〜30dを通過した入賞球をそれぞれ検出する球通過検出器20b〜20dの信号を入力とし、入賞装置30b〜30dの入賞球通過に応じた抽選・判定を行う。具体的には、入賞装置30b〜30dに関して次のような処理を行う。
遊技領域に設けられた入賞装置30b〜30dには、それぞれ内部に球通過検出器(例えばスイッチ)20b〜20dが設けられ、入賞球の通過を検出できるようになっている。入賞球がいずれかの入賞装置30b〜30dの検出可能位置を通過すると、これを球通過検出器20b〜20dが検出し、これを受けて入賞判定部40aが所定の抽選・判定処理を行う。例えば、球通過検出器20bがスルーチャッカー(入賞チャッカー)30bを通過した遊技球を検出したとき、所定の抽選を行い、当選したときはスタートチャッカー(始動入賞口)30dを所定時間開放する。すなわち、スタートチャッカー(始動入賞口)30dの左右両側に互いに対向して設けられた一対の可動片を、それぞれ外側へ開放させる。そして、遊技球がスタートチャッカー(始動入賞口)30dを通過したことを検出したとき、所定の抽選を行い、当選したときは、通常遊技状態の下では入賞不能な状態にあるアタッカー30eの大入賞装置を入賞可能に開放する。
入賞装置30b〜30dの入賞球通過に応じた抽選・判定に関係して、次のような処理を行う。
スタートチャッカー(始動入賞口)30dに入賞して抽選が行われた場合、主制御装置100は、遊技盤上に設けられた特別図柄表示装置(7セグメント表示器)120に特別図柄に関する抽選結果を表示するとともに、抽選の結果及び可変表示装置30aの画像表示装置(液晶表示装置)210での特別図柄(液晶表示装置上の変動図柄)の変動時間(変動パターン、特別図柄の変動時間は抽選により決定される)を副制御装置200に送信する。副制御装置200は、受信した抽選結果及び特別図柄の変動時間に基づいて特別図柄を変動表示させる。
なお、大当りとなった場合は、主制御装置100が副制御装置200に送った変動時間を把握しており、この変動時間を主制御装置100が計時し終わった際に、大当り処理(アタッカー30eを所定時間、所定回数開放する処理)を行う。
ちなみに、遊技球によるスルーチャッカー30bの通過が検出されたときは、盤面上に設けられた普通図柄表示装置130に普通図柄に関する抽選結果を表示し、当選の場合には、スタートチャッカー30dの可動片を開放させる。また、同時に可変表示装置(液晶表示装置)30aの所定領域においても、普通図柄に関する抽選結果を表示する。
可変表示装置(センター役物)30aに設けられた画像表示装置(液晶表示装置)210は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。スタートチャッカー(始動入賞口)30dを遊技球が通過したことが検出されると、表示される図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のスタートチャッカー(始動入賞口)30dの通過時点において抽選された抽選用乱数値により決定される停止図柄を画像表示装置210に表示して停止するようになっている。アタッカー30eは、前方に開放可能な開閉板を備える。LCDの変動停止後の図柄が「777」などの当り図柄で停止表示されたとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、アタッカー30eの開閉板が入賞不能な閉鎖状態から、予め定めた回数だけ入賞可能な状態に移行するために開放されるようになっている。アタッカー30eの開閉板が開放された後、所定時間が経過し、又は所定数の遊技球が入賞すると開閉板が閉じる。
主制御装置100は、スタートチャッカー(始動入賞口)30dへの遊技球の入球(始動入賞球の検出)を契機として、この始動入賞球についての大当り/外れの抽選が行われるが、始動入賞が検出されていながらその抽選結果に応じた処理が未実行の始動入賞球を保留球として記憶し、適時、その消化処理を行う。
保留球は予め定められた上限値まで記憶される。例えば、保留球の発生順に、その保留球に係る大当り抽選結果、具体的には保留球とされた始動入賞球が取得した大当り判定用乱数が記憶される。保留球の記憶(保留球数)の上限値は、例えば、4個である。
記憶された保留球については、抽選結果に応じた演出画像表示(図柄変動表示)や大当り動作の終了時に、消化処理、すなわちその保留球に係る図柄変動表示が行われる。
保留球の有無や個数は、保留数表示部160に表示される。保留球数の上限値が4個とされた遊技機では、保留数表示部160は、例えばそれぞれ発光素子(LED)である4個の保留球表示素子を備え、それらの点消灯状態によって保留球の有無や個数を表示する。保留球数は、上記消化処理が行われる毎に1個ずつ減じられ、上限値未満、ここでは4個未満となったときは、その時点から4個を上限として再び積算される。
保留球は、上述したように各々大当り判定用乱数が取得されて記憶されており、また大当り値は予め設定されているので、各保留球について、それらが大当りに係るものであるか否かは容易に判定可能である(仮判定)。したがって、保留球の記憶内容から、各保留球が大当りに係るものであるか否か、あるいは全保留球中に当りに係るものがあるか否か(保留球当りの有無)について、各保留球の消化処理前に読み込むこと(先読み)が可能である。遊技者の便宜を図るため、あるいは遊技の興趣を高めるために、例えば、保留数表示部160の保留球表示素子を点灯させて保留数を報知するとともに、当りに相当する保留球に対応する保留球表示素子の発光色を他のものと異ならせることにより、当該保留球が当りであることを報知することがある。
主制御装置100は、始動入賞の乱数抽出のタイミングで保留球の記憶内容である乱数を仮判定し(先読みし)、その結果を副制御装置200へ送っている。主制御装置100から仮判定結果を受けて、副制御装置200は画像表示装置210に表示された画面上の保留球の色や形状を変化させるといった制御を行う。
仮判定後、主制御装置100は、次の特別図柄変動の開始時に正式な判定を保留球ごとに行う。
後に正式な判定を行うのは次のような理由による。
次の特別図柄変動の開始時の保留球数の増減に応じて、変動時間テーブルを変更する場合がある。
当該変動が大当りであって、次の特別図柄変動の開始時が確変等の状態変化時であるときは、変動時間テーブルを変更する場合がある。
主制御装置100は、図示しないホールコンピュータと接続され、遊技状態の情報(遊技機情報)を、ホールの管理を行っているホールコンピュータへ送っている。ホールコンピュータとは、ホールに設置された複数の遊技機を監視し管理するコンピュータである。ホールコンピュータは公知であるので、その説明は省略する。
遊技機情報として次のようなものがある。
例えば、入賞により払い出された遊技球(セーフ球)に関するセーフ球情報を送信する。例えば、10個の遊技球が払い出される毎に1個のセーフ球パルス信号が出力される。
例えば、始動口に遊技球が入賞したことに起因して行った抽選結果を表示するために、図示しない表示装置に図柄を変動表示するときに、1個の始動パルス信号が出力される。
例えば、始動口に遊技球が入賞したことに起因して行った抽選の結果が当りであり、大当り遊技を実行するときに、大当り遊技状態信号(デジタルのHレベルの信号)が出力される。
1100は、スタートチャッカー(始動入賞口)30dを遊技球が通過したこと(正確にはその内部に設けられたセンサ20dで検知されたこと)が検出されたことに基づいて乱数を取得する乱数取得部である。
1110は、ハード乱数発生器である。ハード乱数発生器1110は、例えば所定のクロックに基づき高速に動作するカウンタ(ICなどで構成されるハードウエア)である。乱数取得部1100は、ハード乱数発生器1110が出力する信号(値)を乱数値(ハードウエアによる乱数、ハード乱数)として抽選に用いる。
1120は、ソフト乱数発生器である。ソフト乱数発生器1120はプログラムにより実現されるものであり、CPUが予め定められたプログラムに従ってメモリに記憶されている値を変化(インクリメント)させたものを乱数値(ソフトウエアによる乱数、ソフト乱数)として出力する。乱数取得部1100は、ソフト乱数発生器1120が出力する信号(値)を乱数値として抽選に用いる。
カウンタICなどのハードウエアで発生させているハード乱数は高速で変化している。このため手作業により特定(当り)の乱数値を狙って取得することができず、ハード乱数に対する不正行為は困難である。ソフト乱数は、ハード乱数ほど乱数値の更新は高速でないので、不正行為を困難にするために乱数の初期値を変動させるなどの対策が取られることがある。
1200は、乱数取得部1100により取得された乱数にもとづいて、特別図柄表示装置120に図柄を変動表示させる図柄変動制御部である。
1300は、特別遊技制御部である。特別遊技制御部1300は、乱数取得部1100により取得された乱数が当選乱数(大当り)であることを条件に、特別図柄表示装置120に予め設定された賞態様を構成する図柄を停止表示させた後、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
特別遊技は、例えば次のような遊技である。
例えば、特別遊技の開始条件は、特別図柄表示装置120に停止表示された図柄が予め設定された態様である。この開始条件が達成されると、特別遊技の1ラウンド目が開始され、特別遊技制御部1300はアタッカー(大入賞装置、変動入賞装置)30eを開放する。
各ラウンドの終了条件は、アタッカー30eの開放時間が所定時間(例えば30秒)に達したとき、又はアタッカー30eに入賞した一般入賞球の個数が所定個数(例えば10個)に達したとき、いずれか先に達成された条件に従って当該ラウンドを終了させる。
特別遊技の継続中に、予め定められたラウンド更新条件を満たせば、アタッカー30eを一旦閉じた後、再び開放して次ラウンド目の特別遊技状態を開始させる。以後、ラウンド更新条件がラウンド毎の特別遊技の継続中に満たされれば、予め定められた最終ラウンド(上限回数)まで特別遊技を繰り返させる。ラウンド更新条件が途中で満たされなかった場合、又は最終ラウンドが終了した場合に、特別遊技状態を完了させる。
ラウンド更新条件としては、例えば、特別遊技状態の開始後に、アタッカー30eに遊技球が10個入賞するか又は30秒経過するかのうち、いずれか早い時点までに予め定められた特定領域へ遊技球が通過すること等が挙げられる。ラウンドの上限(最終ラウンド)は、例えば第15ラウンドである。
1400は、確率変動遊技制御部である。確率変動遊技制御部1400は、特別遊技制御部1300による特別遊技の終了後、乱数取得部1100により当選乱数を取得する可能性を増加させる確率変動遊技を行わせるためのものである。
確率変動遊技においては、例えば当選乱数の個数を増加させることにより、当選確率を増加させている。なお、確率変動遊技は、当選乱数の個数を増加させる場合に限らず、単位時間当りの抽選回数を増加させ、その結果、乱数を取得する回数を単位時間当たりで増加させる、例えば変動時間短縮遊技(いわゆる「時短遊技」)を含む概念である。時間短縮(時短)が行なわれることにより、一定時間内に変動表示が行なわれる回数の最大値が増大される。時短ができない機種では、一定時間内に変動表示を開始できる回数は2〜3回だが、時短ができる機種では、より多い回数(例えば、10回程度)が可能となる。
確率変動遊技には、例えば次のような場合に移行する。
(1)移行用乱数が所定値となった場合
保留球の発生時に並行して取得された乱数値が所定値となった場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。あるいは、所定の契機(保留球の発生時から特別遊技の終了迄の間)で取得した乱数値が所定値となった場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
保留球の発生時に並行して取得された乱数値が所定値となった場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。あるいは、所定の契機(保留球の発生時から特別遊技の終了迄の間)で取得した乱数値が所定値となった場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
(2)所定の当選乱数値を取得した場合
例えば、乱数範囲を「1」〜「640」とし、当選乱数値を「7」、「327」とした場合、「7」を取得したときは、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
例えば、乱数範囲を「1」〜「640」とし、当選乱数値を「7」、「327」とした場合、「7」を取得したときは、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
(3)予め定めたパターンによる場合
例えば、初回の特別遊技終了後は、必ず確率変動遊技に移行し、確率変動時に特別遊技に移行した場合には、当該特別遊技終了後は、一般遊技に移行する。
例えば、初回の特別遊技終了後は、必ず確率変動遊技に移行し、確率変動時に特別遊技に移行した場合には、当該特別遊技終了後は、一般遊技に移行する。
(4)所定条件が達成された場合
特別遊技中のスタートチャッカー(始動入賞口)30dへの入賞数が所定個数を超えた場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。あるいは、特別遊技中に所定の入賞口又はゲートを所定個数入賞又は通過した場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
特別遊技中のスタートチャッカー(始動入賞口)30dへの入賞数が所定個数を超えた場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。あるいは、特別遊技中に所定の入賞口又はゲートを所定個数入賞又は通過した場合、特別遊技終了後、確率変動遊技に移行する。
確率変動遊技制御部1400は、また、確率変動遊技中の図柄の変動回数を計数すること、及び、計数した図柄の変動回数が、予め設定された所定回数、例えば50回に達したことを条件に、確率変動遊技を終了させることを行う。確率変動遊技の終了条件は、図柄の変動回数に限らない。例えば、図柄の変動回数が、予め設定された所定回数に達するか、特別遊技に移行するか、いずれか先に達成された条件に従って、確率変動遊技を終了させるようにしてもよい。
1500は、保留処理部である。保留処理部1500は、図示しないが、保留乱数記憶手段、保留乱数判定手段、及び、保留乱数処理手段を含む。
保留乱数記憶手段は、図柄の変動表示中又は特別遊技中において、スタートチャッカー(始動入賞口)30dにより打球が検出されたことにもとづいて、乱数取得部1100により乱数を取得し、当該乱数を保留乱数として記憶する。
保留乱数判定手段は、保留乱数記憶手段に記憶された保留乱数を読み込み、当該保留乱数の抽選結果を判定する。
保留乱数処理手段は、図柄の変動表示の終了後、保留乱数記憶手段に記憶された保留乱数を所定の順番で読み出し、当該保留乱数にもとづいて図柄を変動表示させる。保留乱数処理手段は、確率変動遊技中、判定した保留乱数に当選乱数が含まれている場合に、その保留乱数の分として記憶された当選乱数の読み出し順番を変更する。
1600は、先読み処理部である。保留球は、上述したように各々大当り判定用乱数が取得されて記憶されているから、先読み処理部1600は、各保留球について、それらが大当りに係るものであるか否かを判定する。始動入賞の乱数抽出のタイミングで保留球の記憶内容である乱数を仮判定し(先読みし)、その結果を副制御装置200へ送っている。
110は、遊技利益として入賞装置30b〜30dの遊技球入賞に応じた及び/又はこれによる抽選・判定の結果に応じた所定数の遊技球を払い出すための払出制御装置である。
120は、可変表示装置(センター役物)30aに設けられた表示装置(例えば7セグメント表示器など)である特別図柄表示装置である。
130は、可変表示装置(センター役物)30aに設けられた表示装置(例えば7セグメント表示器など)である普通図柄表示装置である。
140は、遊技者から視認できるように遊技機の盤面に設けられた状態表示装置である。状態表示装置140は、ラウンド数を表示するラウンド数表示部150と保留数を表示する保留数表示部160を含む。保留数表示部160は、遊技盤に配置され、図柄の変動表示中に保留球を表示するものである。
200は、主制御装置100にて生成した処理情報を得ることにより、光の点滅・音響の発生などの演出を含む所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である(「サブ基板」とも呼ばれる)。
2100は、画像表示装置210を制御して演出に係る画像を表示させる演出図柄制御部である。
2200は、遊技盤10に設けられた可動体220を制御する役物駆動部である。
2300は、遊技盤10、可変表示装置30aあるいは遊技機筐体などに設けられたランプ・電飾230などを点灯制御するためのランプ制御部である。
2400は、音発生装置240を制御する音制御部である。
2500は、先読み関する演出を行う先読み演出処理部である。例えば、画像表示装置210の当りに相当する保留球に対応する表示(保留球表示の発光色など)を他のものと異ならせることにより、当該保留球が当りであることを報知する。保留数表示部160の保留球表示素子を点灯させて保留数を報知することも同時に行われるが、これは主制御装置100により制御される。
2600は、リアルタイムクロック2700の出力(時刻信号)に基づき主制御装置100の遊技状態とは関係のない演出である特定演出に関する処理を行う特定演出処理部である。例えば、毎正時あるいは予め定められた時刻に、遊技状態とは独立して所定の楽曲が流されるとともに、そのビデオ映像が画像表示装置210に表示される。
2700は、時刻信号を出力するリアルタイムクロックである。
210は、液晶表示装置(LCD)などの画像表示装置である。
220は、可動体である。可動体220は、例えば、通常状態とこれと異なる状態の2つを相互に行き来するものである。可動体とは、例えば、平板状、円柱状、円盤状、凹凸を有する歯車状、等のものである。なお、図示しないが可動体220を駆動するための動力部を備える。役物駆動部2200は、実際には、当該動力部を駆動する。動力部は、例えば、モータ、ソレノイドなどの電力又は磁力を用いた駆動装置又は駆動源を備えた制御装置などである。
画像表示装置210及び可動体220は、可変表示装置(センター役物)30aに設けられている。
230は、ランプ・電飾である。
240は、音発生装置である。音発生装置240は、スピーカ52bと、副制御装置200の音制御部2400からの信号に基づきスピーカ52bの駆動信号を生成するサウンドプロセッサ(図示せず)を含んでいる。
JDは、演出ボタン(ジョグダイヤル)である。副制御装置200には、演出ボタン(ジョグダイヤル)JDからの信号が入力されている。演出ボタン(ジョグダイヤル)JDからの信号により、例えば、副制御装置200において、画像表示装置210に表示される選択肢のいずれが選択されるといった処理がなされる。
SSWは、音量スイッチである。副制御装置200には、音量スイッチSSWからの信号が入力される。音量スイッチSSWは例えば遊技機の筐体内部に設けられ、ホール店員のみが操作することができる。なお、音量スイッチSSWを副制御装置200上に設けるようにしてもよい。音量スイッチSSWは、例えば1、2、・・・10のいずれかの段階を選択するものである。これで選択された数値に対応する音量に設定される。例えば、数値が大きいほど音量が大きくなる。
図7は、発明の実施の形態に係る遊技機の電源系統を示すブロック図である。
TSは、商用電源のAC100Vを受け、これを所定の電圧(AC24V)に変換する電圧変換器(トランス)である。電圧変換器TSは遊技場(ホール)に設けられていて(例えばホールの島の設備)、4台の遊技機1に電源を供給可能な程度の容量を持っているが、図7では1台の遊技機1のみ示し、他は省略している。
PS1は、遊技機1の第1電源部である。第1電源部PS1は主制御装置100と払出制御装置110の電源であり、電圧変換器TSが出力するAC24Vを受けて、これを整流・平滑化して直流電源(電圧はV1)に変換するAC-DCコンバータACC1と、この出力を受けて直流電源DC12Vを生成するDC-DCコンバータDCC1とを備える。
PS2は、遊技機1の第2電源部である。第2電源部PS2は副制御装置200の電源であり、商用電源のAC100Vを受けて、これを整流・平滑化して直流電源(電圧はV2)に変換するAC-DCコンバータACC2を備える。
100は、電気的な遊技制御の処理を行い主要な処理情報を生成する主制御装置である。主制御装置100は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5VをDC-DCコンバータDCC1の出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC3を備える。
110は、賞球の払い出し制御を行う払出制御装置である。払出制御装置110は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5VをDC-DCコンバータDCC1の出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC2を備える。
200は、主制御装置100にて生成した処理情報を得ることにより所定の出力態様処理をさせる制御を行う副制御装置である。副制御装置200は、自身が備えるICなどの動作に必要なDC5V、DC12V、DC18VなどをAC-DCコンバータACC2の出力に基づき生成するDC-DCコンバータDCC4を備える。
VMは、第1電源部PS1の直流電源DC12V又はV1の少なくともいずれかの電圧を監視する電圧監視部である。電圧監視部VMの出力に基づき副制御装置200はバックアップ処理などを行う(詳細は後述)。電圧監視部VMが監視する電圧(監視対象電圧)は、例えばAC-DCコンバータACC1の電圧V1、DC-DCコンバータDCC1のDC12Vである。図中で1本の実線と2本の点線で示しているのが監視対象電圧であり、これらの少なくともひとつを監視する(点線はこのことを意味する)。
発明の実施の形態によれば、主制御装置と払出制御装置の電源は電圧変換器であり、副制御装置の電源は商用電源である。このように主制御装置と払出制御装置、副制御装置とで電源系統を分けたので、副制御装置の消費電力が増加したときでも、主制御装置などに影響を与えることがない。また、副制御装置の電源が商用電源であるので、その消費電力が増加したときでも電圧変換器に負担をかけることがなく、したがってひとつの電圧変換器に接続できる遊技機の数が減少することはない。
発明の実施の形態により、副制御装置の消費電力の増加が、抽選処理、入賞判定処理、賞球払出処理などを行う主制御装置及び払出制御装置に影響を与えることがなくなり、その供給電力の安定化を達成できる。また、消費電力を気にすることなく副制御装置による演出を多様かつ派手なものにできる。
なお、電圧変換器に蓄電池やコンデンサなどの補助的な電源を内蔵させるようにすれば、主制御装置における電断時のデータのバックアップ処理について充分な時間を確保でき、データ保護の確実性を担保できる。
発明の実施の形態(図7)の電源系統の優位性について、図15の比較例を参照して説明を加える。
図15では、主制御装置100の電源系統と副制御装置200の電源系統は分離されている。しかし、主制御装置100が商用電源を使用し、副制御装置200が電圧変換器TSの電源を使っている点で図7とは相違する。このため、演出が多彩になり副制御装置200の消費電力が増加すると電圧変換器TSの負担が増える。電圧変換器TSを増設する必要が生じる。したがって、図15の構成では「消費電力を気にすることなく副制御装置による演出を多様かつ派手なものにできる」という効果を奏することができない。発明の実施の形態(図7)は、図15に比べて優れていると言える。
次に、発明の実施の形態に係る遊技機における電源断時の処理(バックアップ処理)について説明を加える。
主制御装置100と副制御装置200は、いずれも基板上に設けられたCPUが、制御プログラムに従って所定の制御を行っている。遊技機の処理部であるCPUは電源断において、予め定められた電源断予告信号の入力を契機として電源断退避処理を実行する。この処理は、電源断でもデータが失われないメモリにデータを保存するものである。
CPUは、電源投入後のリセット信号の入力によりプログラム実行番地を所定番地(0000番地)とし、各種初期設定と共に、電源断でもデータが失われないメモリに保存されているデータを読みだして通常使用するワークメモリ上に展開するといった初期化処理を行う。上記電源断退避処理と初期化処理の2つの動作により、電源オフ前の状態のバックアップとこれに基づく電源オン後の復帰が実現される。
図16に示す従来の電源系統では、主制御装置100と副制御装置200の電源は共通であったので、電源オンオフは一緒であった。しかし、図7に示す発明の実施の形態の電源系統によれば、主制御装置100と副制御装置200の電源は別個のものであるから、これらの電源の状態が常に同じであるとは限らない。
この点を考慮して、発明の実施の形態に係る遊技機の電源断の状態を図8に示すように区別することにする。
第1電源は、第1電源部PS1により主制御装置100と払出制御装置110に供給される電源系統である。
第2電源は、第2電源部PS2により副制御装置200に供給される電源系統である。
○印は電源が供給されていること(電源オン)を示し、×印は電源が供給されていないこと(電源オフ、電源ダウン)を示す。
したがって、第1電源断とは、主制御装置100と払出制御装置110、及び、副制御装置200のいずれにも電源が供給されていないこと(図7のDC12V、V1、V2いずれも0V)を意味する。これに対し、第2電源断とは、主制御装置100と払出制御装置110には電源が供給されていないが(図7のDC12V、V1は0V)、副制御装置200には電源が供給されていること(図7のV2は規定値)を意味する。
第1電源断は、遊技機の電源スイッチがオフになったこと(図示しない電源スイッチにより第1電源部PS1と第2電源部PS2の両方がオフになる)、あるいは、商用電源AC100Vがダウンしたことを意味する。
第2電源断は、遊技機の電源スイッチはオフではないが、第1電源部PS1又は電圧変換器TSにトラブルが発生し、図7のDC12V、V1がダウンしたことを意味する。
発明の実施の形態に係る遊技機は、第1電源断と第2電源断で異なる処理を実行する。
まず、第1電源断における処理について説明する。
図9は、発明の実施の形態に係る遊技機の副制御装置200の概要と第2電源部PS2の関係を示すブロック図である。なお、主制御装置100と第1電源部PS1の関係も同様である。
副制御装置200は、前述のようにCPU,ROM,RAM及びVDPを含む。複数のビット(配線)からなるBUSに、CPU(処理部)、ROM(不揮発性記憶部、メモリ)、第1メモリ(RAM)M1及び第2メモリ(RAM)M2が接続されている。他にもVDP及びI/O(入出力装置)が接続されているが、これらの表示は省略する。
CPUは、処理を行う際に各種データを第1メモリM1に記憶させ、必要に応じて読み出し、処理を行い、必要に応じて再度記憶する、といった処理を行う。また、第2メモリM2は、バックアップ電源BAKによりバッテリバックアップを受けているので、電源断の間でもその記憶内容は保持されている。バックアップ電源BAKは、例えば、充電可能な二次電池である。
第1メモリM1は、アクセス速度が速いが電源断時にデータのバックアップが行われていないメモリ(ワークメモリ)である。第2メモリM2は、アクセス速度が遅いがバックアップが可能なメモリ(バックアップ用メモリ)である。
通常の処理(電源断時の処理以外の処理)では、基本的に第1メモリM1が使用される。第2メモリM2には、バックアップデータとともにバックアップフラグ、RAMチェックサム、不正行為に関するフラグ(不正リセットフラグなど)などが記憶される。
電源スイッチPSWがオンからオフにされると、電源部PSから第1電源断予告信号が出力される。この信号はCPUに対して、例えば割り込みをかけるものである。
電源スイッチPSWがオンからオフにされても電源電圧はすぐには低下せず、電源スイッチPSWのオフからしばらく時間が経ってから電源電圧がゼロになる(図10のt1からt3’にかけての時間は電源電圧が低下しない)。したがって、CPUは第1電源断予告信号を受けてから電圧低下により動作を停止するまでの間に、一定の処理を行うことができる。
例えば、電源オンのとき第1電源断予告信号はHレベルであるが、それがHレベルからLレベルに変わると電源断を意味する。AC入力をオフにすると直流電圧がオフになるが、電源部や各回路に設けられているコンデンサ等の部品のために即時に電圧がゼロになることはない。例えば、電源電圧V1、V2が一定値以下になると(例えばDC24V出力が18Vまで低下すると)、第1電源断予告信号がLレベルに変わる。それからDC5Vがオフになるまでにはさらに時間がかかる。DC5VはCPUの電源である。
第1電源断予告信号を発生する回路として、電圧比較器(コンパレータ)を用いることができる。所望の電圧(例えば18V)の電池を用意しておき、この電圧とDC24Vの電源電圧を比較することで第1電源断予告信号を発生させることができる。この種の回路は公知であるので、詳しく説明しない。電源電圧を監視するための市販の専用ICもあるので、それを用いることもできる。
あるいは、電源スイッチPSWと連動するスイッチ(あるいは接点)を用いて電源断予告信号を発生するようにしてもよい。
図11は、第1電源断予告信号を受けたときに主制御装置100及び副制御装置200が実行する処理のフローチャートである。
バックアップ処理は、第2メモリM2のチェックサムを求める、フラグ類を退避させるなどの処理を実行する。図11の処理は公知であり、その詳細な説明は省略する。
主制御装置100及び副制御装置200のCPUは、第1電源断予告信号を監視し、第1電源断予告信号が発生したら図11の処理を実行する。
次に、第2電源断における処理について説明する。
第2電源断は、遊技機の電源スイッチはオフではないが、第1電源部PS1又は電圧変換器TSにトラブルが発生したときに生じる。
電圧監視部VMは、AC-DCコンバータACC1の電圧V1又はDC-DCコンバータDCC1の出力のDC12Vを監視し、これが所定値を下回ったときに第2電源断予告信号を発生する(図13のt4)。電圧監視部VMは、例えばコンパレータを用いて構成され、その基準電圧は規定電圧より小さな値(例えばV1の半分、6V)に設定される。
図13からわかるように、第2電源断では第2電源電圧は低下していない。このため、副制御装置200のCPUは第1電源電圧の低下後においても動作可能である。なお、第1電源断において第1電源電圧が低下した際(図10のt3’とt3の間)、第2電源断予告信号が発生するが、図10からわかるように、その時点ではバックアップ処理が完了している(t2<t3’)ので、副制御装置200のCPUは以下に説明する図14の処理を行わない。バックアップ処理の後は、第2電源断予告信号による割込みを受け付けない。
第2電源断予告信号を受けて、副制御装置200は通常の動作を中断し、第1電源断予告信号の場合と同様にバックアップ処理を行う(図14(a))。第2電源断予告信号が発生したことは第1電源部PS1系統のトラブル発生を意味し、いずれ遊技機が再起動されることになる。これに備えてトラブル時のデータをバックアップしておく。これにより再起動時にトラブル直前の状態に復帰することができる。また、バックアップ処理完了後は待機状態となって通常の動作を行わないことにより、電源にトラブルを生じて正常に動作していない主制御装置100から異常なデータを受け、副制御装置200が異常な動作を行う、といった不具合を未然に回避することができる。
あるいは、第2電源断予告信号を受けたとき、副制御装置200は図14(b)のような処理を行うようにしてもよい。
S21:副制御装置200は通常の動作を中断する。
通常であれば、主制御装置100からのコマンドに基づき所定の演出処理を行うが、第1電源部PS1の系統に異常が生じているときは異常なコマンドを受信するおそれがある。副制御装置200が当該異常なコマンドに基づき処理を行えば、結果的に誤った動作となり異常を引き起こしかねない。そこで第2電源断予告信号を受けたときは処理を中断する。
通常であれば、主制御装置100からのコマンドに基づき所定の演出処理を行うが、第1電源部PS1の系統に異常が生じているときは異常なコマンドを受信するおそれがある。副制御装置200が当該異常なコマンドに基づき処理を行えば、結果的に誤った動作となり異常を引き起こしかねない。そこで第2電源断予告信号を受けたときは処理を中断する。
S22:正常に復帰したかどうか判断する。
電圧監視部VMの第2電源断予告信号が停止されたとき(図13で信号がHレベルに戻ったとき)、正常に復帰したと判断する。
電圧監視部VMの第2電源断予告信号が停止されたとき(図13で信号がHレベルに戻ったとき)、正常に復帰したと判断する。
S23:動作を再開する。
第1電源部PS1の系統の異常が一時的なものであり主制御装置100が正常に復帰できたのであれば(S22でYES)、これに合わせて副制御装置200も動作を再開する。これにより、第2電源断予告信号が発生したときでも、再起動することなく処理を再開することができる。
第1電源部PS1の系統の異常が一時的なものであり主制御装置100が正常に復帰できたのであれば(S22でYES)、これに合わせて副制御装置200も動作を再開する。これにより、第2電源断予告信号が発生したときでも、再起動することなく処理を再開することができる。
S24:正常に復帰してないとき(S23でNO)、第2電源断予告信号の発生から所定時間経過したかどうか判定する。
第1電源部PS1の系統の異常が長時間継続しているときは、その原因を取り除いて遊技機を再起動する必要がある。異常の時間が所定時間経過したときは、第1電源断予告信号の場合と同じようにバックアップ処理を行い(S25)、再起動に備える。
図14(b)の処理によれば、副制御装置は、主制御装置の電源系統の電圧低下を検知したときは、電圧の回復まで待機するので、電圧低下中に主制御装置から異常なデータを受け、副制御装置が異常な動作を行うといった不具合を回避することができる。また、電圧が回復したときに動作を迅速に再開できる。
以上の説明は、パチンコ機を例としたものであるが、本発明は他の遊技機(例えばスロットマシン)にも適用することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
100 主制御装置
110 払出制御装置
200 副制御装置
ACC1、ACC2 AC-DCコンバータ
DCC1〜DCC4 DC-DCコンバータ
PS1 第1電源部
PS2 第2電源部
TS 電圧変換器
VM 電圧監視部
110 払出制御装置
200 副制御装置
ACC1、ACC2 AC-DCコンバータ
DCC1〜DCC4 DC-DCコンバータ
PS1 第1電源部
PS2 第2電源部
TS 電圧変換器
VM 電圧監視部
Claims (3)
- 遊技に係る処理を行う主制御装置と、前記主制御装置からのコマンドに基づき演出に係る処理を行う副制御装置とを備え、遊技場に設けられ、商用電源を所定の電圧に変換する電圧変換器から電力を受けて動作する遊技機において、
前記電圧変換器の出力を受けて予め定められた第1直流電源を生成するACDCコンバータを含む第1電源部と、
前記商用電源を受けて予め定められた第2直流電源を生成するACDCコンバータを含む第2電源部とを備え、
前記主制御装置は、前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生するDCDCコンバータから電源を受けて動作し、
前記副制御装置は、前記第2電源部の前記ACDCコンバータから電源を受けて動作する、ことを特徴とする遊技機。 - 前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生する前記DCDCコンバータの出力電圧(以下「監視対象電圧」)を監視する電圧監視部を備え、
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象出力電圧の低下を検知したときは、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときであっても、予め定められたバックアップ処理を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記第1電源部の前記ACDCコンバータ又は前記ACDCコンバータの出力を受けて直流電源を発生する前記DCDCコンバータの出力電圧(以下「監視対象電圧」)を監視する電圧監視部を備え、
前記副制御装置は、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下を検知し、かつ、前記第2電源部の前記ACDCコンバータの出力電圧が低下していないときに、処理を中断して待機し、前記電圧監視部により前記監視対象電圧の低下の解消が検知されたときは、処理を再開することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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