JP5824758B2 - 遊技台 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。
従来、複数の遊技状態を備えた遊技台が知られている。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台では、遊技者に十分興趣を抱かせることができないという問題があった。
本発明の目的は、遊技者の興趣を向上させることができる遊技台を提供することにある。
上記目的は、
可変始動口と、
複数種類の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態に制御可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記可変始動口は、第一の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態」という。)であり、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合に、第一の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合に、第二の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合があ
前記第二の遊技状態の間に大当りに当選した場合に前記第三の遊技状態となる可能性は、前記第一の遊技状態の間に大当りに当選した場合に該第三の遊技状態となる可能性よりも高い、
ことを特徴とする遊技台
によって達成される。
本発明によれば、遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100を背面側から見た外観図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100での表示図柄の一例であって、(a)は、特図の停止表示図柄の一例を示し、(b)は装飾図柄の一例を示し、(c)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の特図当否判定用テーブル、特図決定用テーブルおよび遊技状態の内容の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100のテーブルセット選択テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100のタイマ番号決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100のタイマ番号テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の普図当否判定テーブル、普図変動時間決定用テーブルおよび普図決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理の流れを示し、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理の流れを示し、(c)は第1副制御部タイマ割込処理の流れを示している。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部演出制御処理の流れを示し、(b)は第1副制御部画像制御処理の流れを示している。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100のステージ演出の内容と遊技状態との対応関係の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100のステージ変更テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理の流れを示し、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理の流れを示し、(c)は第2副制御部タイマ割込処理の流れを示している。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、通常状態で大当り図柄2に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、潜伏時短状態で大当り図柄2に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄3に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄4に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄5に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄6に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100の特図の停止図柄態様および特図決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100のテーブルセット選択テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100のタイマ番号決定用テーブルおよびステージ演出の内容と遊技状態との対応関係の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄7に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄8に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄9に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄10に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100において、大当り図柄11に当選した場合のタイマ選択テーブルおよびステージ演出内容の例を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態によるパチンコ機100の普図当否判定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100の特図2の停止図柄態様および遊技状態の内容の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100の特図決定用テーブルおよび遊技状態の移行先の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100の普図当否判定用テーブルおよび特図当否判定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100のゲームの概略の流れを示す状態遷移図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100のゲームの概略の流れを示す状態遷移図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態の変形例による遊技台としてのスロットマシン1000を正面から見た略示正面図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態の変形例による遊技台を示す図であり、(a)はカジノマシン2000を示し、(b)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000を示し、(c)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000を示し、(d)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000を示し、(e)は本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000を示している。
[第1の実施の形態]
以下、図面を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きでかつ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図1では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観斜視図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600(図2では図示せず)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186と、を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222とを配設している。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」、第1特別図柄を「特図1」、第2特別図柄を「特図2」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。特図1表示装置212および特図2表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、特図1始動口230と、特図2始動口232と、可変入賞口234とを配設している。
一般入賞口226は、本実施の形態では遊技盤200に複数配設しており、一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施の形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施の形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
特図1始動口230は、本実施の形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。特図1始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図1表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、特図1始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
特図2始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施の形態では特図1始動口230の真下に1つだけ配設している。特図2始動口232は、左右に開閉自在な一対の羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄(後述する当り図柄1〜3のいずれか)を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図2始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図2表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、特図2始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
パチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(特図1始動口230、特図2始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242および前面ステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉あるいはシャッタと称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、前面ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方の前面ステージ244にワープ出口242bから排出する。前面ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、前面ステージ244の中央部には、通過した球が特図1始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施の形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータを備え、肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インターフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インターフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インターフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施の形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、特図2表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本実施形態にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図1表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図2表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本実施形態にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1または2の変動表示」を開始してから特図1または2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」〜「特図F」および「特図H」の7種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。「特図A」〜「特図F」は、遊技者に対する有利度が相対的に高い大当り図柄1〜6である。後述するように、本例の大当り図柄1〜6は、可変入賞口234の開放時間および開放回数や大当り遊技終了後に移行する遊技状態においてそれぞれ異なっている。「特図H」は、遊技者に対する有利度が大当り図柄1〜6よりも低くなるはずれ図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、停止図柄の決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・→「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。
そして、「特図A」〜「特図F」の大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。通常状態での「特図A」の大当り(確変大当り)、または通常状態以外の状態での「特図A」〜「特図F」の大当りを明示的に報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。一方、「特図H」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図5(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、「普図A」〜「普図D」の4種類がある。「普図A」〜「普図C」はそれぞれ当り図柄1〜3であり、「普図D」ははずれ図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、普図変動遊技における当りか否かの決定および停止図柄の決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。後述するように、本例の当り図柄1〜3は、特図2始動口(電チュー)232の開放時間等においてそれぞれ異なっている。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」〜「普図C」のいずれかを停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図D」を停止表示する。図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施の形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS101の次のステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップS103の次のステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS107の次のステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113の次のステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタの初期値を生成するための4つの初期値生成用乱数カウンタと、普図変動時間決定用乱数値、および特図変動時間決定用乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタとを更新する。例えば、普図変動時間決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図変動時間決定用乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述する基本乱数初期値更新処理(ステップS207)でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本例では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
まずステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS201の次のステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本例では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本例では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203の次のステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。
本実施の形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、および特図2始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
また、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS205の次のステップS207では基本乱数初期値更新処理を行い、その次のステップS209では基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合には、それぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。
例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットするとともに、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、普図乱数値生成用の乱数カウンタ、特図1乱数値生成用の乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用の乱数カウンタがそれぞれ1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施の形態では特図1乱数値を取得するためのカウンタと特図2乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS209の次のステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS211の次のステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS213の次のステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
ステップS215の次のステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。
特図1始動口230へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図1乱数値生成用乱数カウンタから特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
特図2始動口232へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図2当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図2乱数値生成用乱数カウンタから特図2乱数値を取得して特図2乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図2乱数値記憶領域内の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組は、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが書き込まれる。
普図始動口228へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する普図保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得するとともに、RAM308に設けた普図乱数値生成用乱数カウンタから普図乱数値を取得して対応する普図乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS217の次のステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS219の次のステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、第1普図当りフラグがオンの場合には当り図柄1、第2普図当りフラグがオンの場合には当り図柄2、第3普図当りフラグがオンの場合には当り図柄3、普図はずれフラグがオンの場合にははずれ図柄それぞれの表示態様となるように、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄1(図5(c)に示す普図A)、当り図柄2(図5(c)に示す普図B)、当り図柄2(図5(c)に示す普図C)およびはずれ図柄(図5(c)に示す普図D)いずれかの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述する普図決定結果に基づき第1〜第3普図当りフラグのいずれかがオンにされる。これらの第1〜第3普図当りフラグのいずれかがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば0.3秒間または1.8秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500ms)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、普図はずれフラグがオンにされる。この普図はずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、かつ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行う(図12(a)に示す普図当否判定用テーブル参照)。当り判定の結果が当選の場合には、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図乱数値に基づいた乱数抽選により図柄の決定を行う(図12(c)に示す普図決定用テーブル参照)。普図決定結果が当り図柄1である場合にはRAM308に設けた第1普図当りフラグをオンに設定し、普図決定結果が当り図柄2である場合にはRAM308に設けた第2普図当りフラグをオンに設定し、普図決定結果が当り図柄3である場合にはRAM308に設けた第3普図当りフラグをオンに設定する。当り判定の結果が不当選の場合には、RAM308に設けた普図はずれフラグをオンに設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図変動時間決定用乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図変動時間決定用乱数値として取得し、取得した普図変動時間決定用乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し(図12(b)に示す普図変動時間決定用テーブル参照)、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をする度に、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、第1〜第6大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、第1大当りフラグがオンの場合には図5(a)に示す特図A、第2大当りフラグがオンの場合には特図B、第3大当りフラグがオンの場合には特図C、第4大当りフラグがオンの場合には特図D、第5大当りフラグがオンの場合には特図E、第6大当りフラグがオンの場合には特図F、はずれフラグがオンの場合には特図Hそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、特図A〜特図Fまたは特図Hのいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられたテーブル変更用カウンタの値が1以上であれば、当該カウンタ値から1を減算し、減算結果が1から0となった場合には後述するタイマ選択テーブルの切替えを行う。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、第1〜第6大当りフラグのいずれかがオンにされる。第1〜第6大当りフラグのいずれかがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば30秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材234aの開放・閉鎖制御を所定回数(本実施の形態では16ラウンドか4ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、後述するテーブルセット選択テーブル(図9参照)を参照し、当該大当りに係る特図および遊技状態に基づいて、テーブル変更用カウンタ初期値およびタイマ選択テーブルを設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変動時間短縮)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開放延長)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変動時間短縮、電チュー開放延長のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および2の変動遊技を行っておらず特図1および2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および2の変動遊技を行っておらず特図1および2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。以上の説明では、特図2変動遊技が特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、特図1および特図2のいずれを優先することもなく特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。
特図2関連抽選処理(ステップS229)の場合には、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2当選乱数値および特図2乱数値の組を取得し、特図当否判定用テーブル(図8(a)参照)を参照して、取得した特図2当選乱数値に基づき大当りとするか否かを決定する当否判定を行う。当否判定結果が大当りの場合には、特図決定用テーブル(図8(b)参照)を参照して、取得した特図2乱数値に基づき、特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。図柄の決定結果が大当り図柄1である場合には、RAM308に設けた第1大当りフラグをオンに設定する。同様に、特図決定結果が大当り図柄2〜6である場合には、RAM308に設けた第2〜第6大当りフラグをそれぞれオンに設定する。本例では、特図のはずれ図柄が1種類のみであるため、特図変動遊技の当否判定結果がはずれの場合には、乱数抽選を行うことなく停止図柄が決定される。また当否判定結果がはずれの場合には、RAM308に設けたはずれフラグをオンに設定する。特図2乱数値記憶領域から最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組を取り出した後、特図2乱数値記憶領域における当該乱数値の組の記憶はクリアされるとともに、特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2当選乱数値および特図2乱数値の組をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している当該乱数値の組に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
また、当否判定の結果に関わらず、特図変動時間決定用乱数値生成用の乱数カウンタの値を特図変動時間決定用乱数値として取得し、取得した特図変動時間決定用乱数値を用いた乱数抽選により当該特図2の変動表示のタイマ番号および特図変動時間を決定する(図10に示すタイマ番号決定用テーブルおよび図11に示すタイマ番号テーブル等参照)。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様に行われる。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施の形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、第1〜第6大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、第1〜第6大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、第1〜第6大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、第1〜第6大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300で用いられる各種テーブルについて説明する。図8乃至図12に示す各種テーブルは、例えば、主制御部300のROM306に記憶されている。図8(a)は、特図2関連抽選処理(ステップS229)および特図1関連抽選処理(ステップS231)で当否判定を行う際に用いられる特図当否判定用テーブルの一例を示している。図8(a)に示す特図当否判定用テーブルは、左列の「特別図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「当否判定結果」の各項目で構成されている。「特別図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。「低確率」は当否判定時の遊技状態が特図低確率状態であることを表し、「高確率」は当否判定時の遊技状態が特図高確率状態であることを表している。中列の「乱数選択範囲」は、取得した特図1当選乱数値または特図2当選乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の特図1当選乱数値および特図2当選乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜65535である。「乱数選択範囲」は、左列「特別図柄確率」の項目「低確率」に対応して、0〜65330および65331〜65535の2つに区分されている。また「乱数選択範囲」は、左列「特別図柄確率」の項目「高確率」に対応して、0〜63513および63514〜65535の2つに区分されている。右列の「当否判定結果」には、「低確率」かつ乱数選択範囲0〜65330に対応して「はずれ」が割り当てられ、乱数選択範囲65331〜65535に対応して「大当り」が割り当てられている。また「当否判定結果」には、「高確率」かつ乱数選択範囲0〜63513に対応して「はずれ」が割り当てられ、乱数選択範囲63514〜65535に対応して「大当り」が割り当てられている。
特図2関連抽選処理(ステップS229)および特図1関連抽選処理(ステップS231)において、主制御部300は、特図1または特図2の変動遊技の当否を決定するために、取得した特図1または特図2当選乱数値に対し特図当否判定用テーブルを参照して当否判定を行う。例えば、当否判定時の制御状態が特図低確率状態である場合には、取得した特図1または特図2当選乱数値が65331〜65535の範囲内にあれば特図変動遊技を当選(大当り)と判定し、それ以外であれば非当選(はずれ)と判定する。特図低確率状態で大当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は65331〜65535(乱数範囲の大きさは205)であるから、特図低確率状態での特図変動遊技の大当りの当選確率は、約1/319.6(=205/65536)である。
当否判定時の制御状態が特図高確率状態である場合には、取得した特図1または特図2当選乱数値が63514〜65535の範囲内にあれば特図変動遊技を当選(大当り)と判定し、それ以外であれば非当選(はずれ)と判定する。特図高確率状態で大当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は63514〜65535(乱数範囲の大きさは2022)であるから、特図高確率状態での特図変動遊技の大当りの当選確率は、約1/32.4(=2022/65536)である。このように特図変動遊技の大当り当選確率は、特図低確率状態よりも特図高確率状態の方が高くなるように設定されている。
図8(b)は、特図2関連抽選処理(ステップS229)および特図1関連抽選処理(ステップS231)で図柄を決定する際に用いられる特図決定用テーブルの一例を示している。図8(b)に示す特図決定用テーブルは、当否判定結果が大当りの場合に用いられる。本例では、上述のように当否判定結果がはずれの場合には乱数抽選を行うことなく停止図柄が決定されるため、はずれ用の特図決定用テーブルは備えられていない。
特図決定用テーブルは、左列から「当否判定結果」、「乱数範囲」、「特図決定結果」、「大当り態様」、「通常状態で当選した場合の移行先」、「通常状態以外で当選した場合の移行先」の各項目で構成されている。「乱数範囲」は、取得した特図1乱数値または特図2乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の特図1乱数値および特図2乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜99である。特図決定用テーブルでは、乱数範囲0〜49(乱数範囲の大きさは50)に対応する特図決定結果として「大当り図柄1」が割り当てられ、乱数範囲50〜74(乱数範囲の大きさは25)に対応する特図決定結果として「大当り図柄2」が割り当てられ、乱数範囲75〜79(乱数範囲の大きさは5)に対応する特図決定結果として「大当り図柄3」が割り当てられ、乱数範囲80〜84(乱数範囲の大きさは5)に対応する特図決定結果として「大当り図柄4」が割り当てられ、乱数範囲85〜94(乱数範囲の大きさは10)に対応する特図決定結果として「大当り図柄5」が割り当てられ、乱数範囲95〜99(乱数範囲の大きさは5)に対応する特図決定結果として「大当り図柄6」が割り当てられている。
「大当り態様」の項目には、「大当り図柄1」に対応して「30s開放又は10個入賞×16R」が割り当てられ、「大当り図柄2」〜「大当り図柄6」に対応して「30s開放又は10個入賞×4R」が割り当てられている。
また、「大当り図柄1」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「確変状態」が割り当てられている。「大当り図柄2」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏確変状態」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「確変状態」が割り当てられている。「大当り図柄3」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「潜伏時短状態(100回)」が割り当てられている。「大当り図柄4」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「潜伏時短状態(75回)」が割り当てられている。「大当り図柄5」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「潜伏時短状態(50回)」が割り当てられている。「大当り図柄6」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「潜伏時短状態(25回)」が割り当てられている。
例えば、特図決定結果が「大当り図柄1」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を16Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を確変状態に設定する。
また、特図決定結果が「大当り図柄2」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態が通常状態であれば、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を潜伏確変状態に設定し、当選時の遊技状態が通常状態以外であれば、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を確変状態に設定する。
特図決定結果が「大当り図柄3」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を潜伏時短状態に設定し、時短回数記憶部に時短回数100回を設定する。
特図決定結果が「大当り図柄4」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を潜伏時短状態に設定し、時短回数記憶部に時短回数75回を設定する。
特図決定結果が「大当り図柄5」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を潜伏時短状態に設定し、時短回数記憶部に時短回数50回を設定する。
特図決定結果が「大当り図柄6」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を潜伏時短状態に設定し、時短回数記憶部に時短回数25回を設定する。
本例では、大当り後に確変状態に移行するのは、遊技状態に関わらず「大当り図柄1」に当選した場合と、通常状態以外の遊技状態(本例では、潜伏時短状態、潜伏確変状態、確変状態)で「大当り図柄2」に当選した場合である。これにより本例では、大当り後に確変状態に移行する確率は、遊技状態が通常状態であるか通常状態以外であるかによって異なっている。通常状態での大当り後に確変状態となる確率は50%(=50/100)であり、通常状態以外の遊技状態での大当り後に確変状態となる確率は75%(=(50+25)/100)である。したがって、通常状態よりも通常状態以外の遊技状態の方が確変状態に移行し易くなっている。また、潜伏時短状態での大当り後に確変状態となる確率(75%)と、確変状態での大当り後に確変状態となる確率(75%)とは同じである。
図8(c)は、本実施の形態における各遊技状態の内容を示している。図8(c)に示すように本実施の形態では、遊技状態として、「通常状態」、「潜伏時短状態」、「潜伏確変状態」および「確変状態」の少なくとも4つの通常遊技状態(大当り状態以外の状態)が存在する。「通常状態」は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動しない状態である。
「潜伏時短状態」は、特図高確率および特図変動時間短縮がいずれも作動せず、かつ普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長のうちいずれか1つまたは2つが作動する状態(本例では、電チュー開放延長のみが作動する状態)である。「潜伏確変状態」は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長のうち特図高確率のみが作動する状態である。「確変状態」は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動する状態である。図示していないが、時短状態は、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動する状態である。すなわち、本例の確変状態は時短状態を含む状態である。また、本実施の形態の電サポ状態は、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長のうち少なくともいずれか1つが作動する状態である。
図9は、例えば特図2状態更新処理(ステップS225)および特図1状態更新処理(ステップS227)で用いられるテーブルセット選択テーブルの一例を示している。図9に示すテーブルセット選択テーブルは、「特図停止時の遊技状態」、「停止させた特図」、「テーブル変更用カウンタ初期値」および「タイマ選択テーブル」の各項目で構成されている。「テーブル変更用カウンタ初期値」は、RAM308に設けられているテーブル変更用カウンタの初期値である。テーブル変更用カウンタは、特図1または2の変動遊技が行われる度に1ずつ減算される減算カウンタであり、カウンタ値が0になると停止するようになっている。上述のように主制御部300は、テーブル変更用カウンタの値が1から0になったことを条件に、タイマ選択テーブルの切替えを行う。
「特図停止時の遊技状態」は、「通常状態」と「確変状態、潜伏確変状態、潜伏時短状態」とに区分されている。「通常状態」に対応して、「停止させた特図」は、「大当り図柄1」と「大当り図柄2〜6」とに区分されている。「大当り図柄1」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」が割り当てられている。「大当り図柄2〜6」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」は、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」および「0」の順に9つに区分されている。「テーブル変更用カウンタ初期値」の9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」および「テーブル1」がそれぞれ割り当てられている。
また、「確変状態、潜伏確変状態、潜伏時短状態」に対応して、「停止させた特図」は、「大当り図柄1、2」と「大当り図柄3〜6」とに区分されている。「大当り図柄1、2」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」が割り当てられている。「大当り図柄3〜6」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」は、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」および「0」の順に9つに区分されている。「テーブル変更用カウンタ初期値」の9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」および「テーブル1」がそれぞれ割り当てられている。
例えば、主制御部300は、通常状態で大当り図柄1を停止表示させた場合、大当り遊技が終了するタイミングで、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。このとき、テーブル変更用カウンタの初期値が0に設定されるため、特図変動遊技が行われてもテーブル変更用カウンタの値が1から0になることはない。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル2に維持される。すなわち、通常状態で大当り図柄1が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル2を用いて繰り返し実行される。
また主制御部300は、通常状態で大当り図柄2〜6のいずれかを停止表示させた場合、タイマ選択テーブルをテーブル1に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を24に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル1に維持する。大当り遊技終了後24回目の特図変動遊技が実行されてテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を1に設定する。大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技が実行されてテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を24に設定する。以下同様に、主制御部300は、大当り遊技終了後49回目、74回目、99回目の特図変動遊技が実行されるとタイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、大当り遊技終了後50回目、75回目、100回目の特図変動遊技が実行されるとタイマ選択テーブルをテーブル1に切り替える。100回目の特図変動遊技が実行されたときには、テーブル変更用カウンタの初期値を24ではなく0に設定する。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル1に維持される。すなわち、通常状態で大当り図柄2〜6のいずれかが停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。したがって、通常状態で大当り図柄2〜6が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の特図変動遊技のうち25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技はテーブル3を用いて実行され、それ以外の特図変動遊技はテーブル1を用いて実行される。
また主制御部300は、通常状態以外の状態(確変状態、潜伏確変状態または潜伏時短状態)で大当り図柄1または2を停止表示させた場合、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、通常状態以外の状態で大当り図柄1または2が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル2を用いて繰り返し実行される。
また主制御部300は、通常状態以外の状態で大当り図柄3〜6のいずれかを停止表示させた場合、タイマ選択テーブルをテーブル1に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を24に設定する。大当り遊技終了後24回目の特図変動遊技が実行されてテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を1に設定する。大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技が実行されてテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を24に設定する。以下同様に、主制御部300は、大当り遊技終了後49回目、74回目、99回目の特図変動遊技が実行されるとタイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、大当り遊技終了後50回目、75回目、100回目の特図変動遊技が実行されるとタイマ選択テーブルをテーブル1に切り替える。100回目の特図変動遊技が実行されたときには、テーブル変更用カウンタの初期値を24ではなく0に設定する。すなわち、通常状態以外の状態で大当り図柄3〜6のいずれかが停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。したがって、通常状態以外の状態で大当り図柄3〜6が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の特図変動遊技のうち25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技はテーブル3を用いて実行され、それ以外の特図変動遊技はテーブル1を用いて実行される。
図10は、例えば特図2関連抽選処理(ステップS229)および特図1関連抽選処理(ステップS231)で特図変動時間を決定する際に用いられるタイマ番号決定用テーブルの一例を示している。図10に示すタイマ番号決定用テーブルは、「特図決定結果」、「タイマ選択テーブル」、「保留:0〜2」、「保留:3」および「タイマ番号決定結果」の各列で構成されている。「特図決定結果」の列は、「はずれ図柄」および「大当り図柄1〜6」に区分されている。「タイマ選択テーブル」の列は、特図決定結果の「はずれ図柄」に対応して「テーブル1」、「テーブル2」および「テーブル3」の3つに区分されており、特図決定結果の「大当り図柄1〜6」に対応して「テーブル1、2」および「テーブル3」の2つに区分されている。タイマ選択テーブルの各区分では、保留数および特図変動時間決定用乱数値に基づいてタイマ番号を決定できるようになっている。
ここで、項目「保留:0〜2」は、特図1または2変動遊技が開始された時点でRAM308内の特図1または2保留数記憶領域に記憶された特図1または2保留数が0〜2の範囲内であることを示している。項目「保留:3」は、特図1または2変動遊技が開始された時点で特図1または2保留数記憶領域に記憶された特図1または2保留数が3であることを示している。例えば、特図1変動遊技の場合、項目「保留:0〜2」は、特図1変動遊技の開始時点でRAM308内の特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数が0〜2の範囲内であることを示している。また、項目「保留:3」は、特図1変動遊技の開始時点で特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数が3であることを示している。説明は省略するが、特図2についても同様である。
図10に示すように、はずれ図柄に対応するテーブル1では、保留数が0〜2の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜89(乱数範囲の大きさは90)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が90〜97(乱数範囲の大きさは8)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。一方、保留数が3の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜97(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。
はずれ図柄に対応するテーブル2では、保留数が0〜2の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜97(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。一方、保留数が3の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜97(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。
はずれ図柄に対応するテーブル3では、保留数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ7」に決定される。
大当り図柄1〜6に対応するテーブル1または2では、保留数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0〜1(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が2〜33(乱数範囲の大きさは32)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が34〜99(乱数範囲の大きさは66)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。
大当り図柄1〜6に対応するテーブル3では、保留数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ6」に決定される。
図11は、例えば特図2関連抽選処理(ステップS229)および特図1関連抽選処理(ステップS231)で特図変動時間を決定する際に用いられるタイマ番号テーブルの一例を示している。図11に示すように、タイマ番号が「タイマ1」の場合には変動時間2秒(変動パターン「超短縮変動」)に決定され、タイマ番号が「タイマ2」の場合には変動時間5秒(変動パターン「短縮変動」)に決定され、タイマ番号が「タイマ3」の場合には変動時間10秒(変動パターン「通常変動」)に決定され、タイマ番号が「タイマ4」の場合には変動時間12秒(変動パターン「ノーマルリーチ」)に決定され、タイマ番号が「タイマ5」の場合には変動時間40秒(変動パターン「スーパーリーチ1」)に決定され、タイマ番号が「タイマ6」の場合には変動時間50秒(変動パターン「スーパーリーチ2」)に決定され、タイマ番号が「タイマ7」の場合には変動時間20秒(変動パターン「特別変動」)に決定される。なお、後述するように、タイマ番号が「タイマ7」の場合には、第1副制御部400の制御により、特別な演出(ステージ選択演出)または通常の演出のいずれかが実行される。
図11を参照しつつ、図10に示すタイマ番号決定用テーブルの変動時間に関する特徴について説明する。図10に示すように、本例では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が選択されておりかつ特図決定結果がはずれ図柄である場合、保留数が0〜2であるときには90%の確率でタイマ3(10秒)が選択され、保留数が3であるときには98%の確率でタイマ2(5秒)が選択される。タイマ選択テーブルとしてテーブル2が選択されておりかつ特図決定結果がはずれ図柄である場合、保留数が0〜2であるときには98%の確率でタイマ2(5秒)が選択され、保留数が3であるときには98%の確率でタイマ1(2秒)が選択される。タイマ選択テーブルとしてテーブル3が選択されておりかつ特図決定結果がはずれ図柄である場合には、保留数に関わらず100%の確率でタイマ7(20秒)が選択される。すなわち本例では、少なくともはずれ図柄が停止表示される特図変動遊技の変動時間は、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が選択されているときが最も短く、テーブル1が選択されているときがその次に短く、テーブル3が選択されているときが最も長くなる。
また本例では、通常状態で大当り図柄2〜6が停止表示されたことによる大当り遊技、または通常状態以外の状態で大当り図柄3〜6が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技では、はずれ図柄が停止表示される限り、必ずタイマ7(特別変動)が選択される。
図12(a)は、普図関連抽選処理(ステップS223)で当否判定を行う際に用いられる普図当否判定用テーブルの一例を示している。図12(a)に示す普図当否判定用テーブルは、左列の「普通図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「当否判定結果」の各項目で構成されている。「普通図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。「低確率」は当否判定時の遊技状態が普図低確率状態であることを表し、「高確率」は当否判定時の遊技状態が普図高確率状態であることを表している。中列の「乱数選択範囲」は、取得した普図当選乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の普図当選乱数値のとり得る範囲は0〜65535である。左列「普通図柄確率」の「低確率」に対応して、「乱数選択範囲」の列は、0〜62435および62436〜65535の2つに区分されている。また左列「普通図柄確率」の「高確率」に対応して、「乱数選択範囲」には0〜65535が割り当てられている。右列の「当否判定結果」には、「低確率」かつ乱数選択範囲0〜62435に対応して「はずれ」が割り当てられ、「低確率」かつ乱数選択範囲62436〜65535に対応して「当り」が割り当てられている。また「当否判定結果」には、「高確率」かつ乱数範囲0〜65535(全範囲)に対応して「当り」が割り当てられている。
普図関連抽選処理(ステップS223)において、主制御部300は、普図変動遊技の当否を決定するために、取得した普図当選乱数値に対し普図当否判定用テーブルを参照して当否判定を行う。例えば、当否判定時の制御状態が普図低確率状態である場合には、取得した普図当選乱数値が62436〜65535の範囲内にあれば普図変動遊技を当選(当り)と判定し、それ以外であれば非当選(はずれ)と判定する。普図低確率状態で当りと判定される普図当選乱数値の範囲は62436〜65535(乱数範囲の大きさは3100)であるから、普図低確率状態での普図変動遊技の当選確率は、約1/21.1(=3100/65536)である。
当否判定時の制御状態が普図高確率状態である場合には、取得した普図当選乱数値に関わらず、普図変動遊技を当選(当り)と判定する。普図高確率状態での普図変動遊技の当選確率は、1/1(=65536/65536)である。このように普図変動遊技の当選確率は、普図低確率状態よりも普図高確率状態の方が高くなるように設定されている。本例では、普図高確率状態での普図変動遊技は必ず当りとなるように設定されている。
図12(b)は、例えば普図関連抽選処理(ステップS223)で普図変動時間を決定する際に用いられる普図変動時間決定用テーブルの一例を示している。本例では、普図変動遊技の当否判定結果に関わらず共通の普図変動時間決定用テーブルが用いられる。図12(b)に示す普図変動時間決定用テーブルは、左列の「普通図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「変動時間」の各項目で構成されている。「普通図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。中列の「乱数選択範囲」は、取得した普図変動時間決定用乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の普図変動時間決定用乱数値のとり得る範囲は0〜65535である。左列「普通図柄確率」の「低確率」に対応して、「乱数選択範囲」の列は、0〜16383、16384〜49151および49152〜65535の3つに区分されている。また、左列「普通図柄確率」の「高確率」に対応して、「乱数選択範囲」には0〜65535が割り当てられている。右列の「変動時間」には、「低確率」かつ乱数選択範囲0〜16383に対応して「1000ms」が割り当てられ、「低確率」かつ乱数選択範囲16384〜49151に対応して「5500ms」が割り当てられ、乱数選択範囲49152〜65535に対応して「10000ms」が割り当てられている。また「変動時間」には、「高確率」かつ乱数選択範囲0〜65535(全範囲)に対応して「700ms」が割り当てられている。
普図関連抽選処理(ステップS223)において、主制御部300は、取得した普図変動時間決定用乱数値に対し普図変動時間決定用テーブルを参照して、普図変動遊技の変動時間の決定を行う。例えば、当否判定時の制御状態が普図低確率状態である場合には、取得した普図変動時間決定用乱数値が0〜16383(数値範囲の大きさは16384)の範囲内にあれば変動時間を1000msに決定し、普図変動時間決定用乱数値が16384〜49151(数値範囲の大きさは32768)の範囲内にあれば変動時間を5500msに決定し、普図変動時間決定用乱数値が49152〜65535(数値範囲の大きさは16384)の範囲内にあれば変動時間を10000msに決定する。普図低確率状態での普図変動遊技の平均変動時間は、5500(=(16384×1000+32768×5500+16384×10000)/65536)msである。
当否判定時の制御状態が普図高確率状態である場合には、取得した普図変動時間決定用乱数値に関わらず、変動時間を700msに決定する。普図高確率状態での普図変動遊技の平均変動時間は700msである。このように普図変動遊技の平均変動時間は、普図低確率状態よりも普図高確率状態の方が短くなるように設定されている。
図12(c)は、普図関連抽選処理(ステップS223)で図柄を決定する際に用いられる普図決定用テーブルの一例を示している。図12(c)に示す普図決定用テーブルは、普図変動遊技の当否判定結果が当りの場合に用いられる。本例では、普図のはずれ図柄が1種類のみであるため、普図変動遊技の当否判定結果がはずれの場合には、乱数抽選を行うことなく停止図柄が決定される。
普図決定用テーブルは、左列から「当否判定結果」、「乱数範囲」、「普図決定結果」、「通常状態時または潜伏確変状態時の普図当り態様」、「潜伏時短状態時の普図当り態様」、「確変状態時の普図当り態様」の各項目で構成されている。「乱数範囲」は、取得した普図乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の普図乱数値のとり得る範囲は0〜99である。普図決定用テーブルでは、乱数範囲0〜9(乱数範囲の大きさは10)に対応する普図決定結果として「当り図柄1」が割り当てられ、乱数範囲10〜19(乱数範囲の大きさは10)に対応する特図決定結果として「当り図柄2」が割り当てられ、乱数範囲20〜99(乱数範囲の大きさは80)に対応する特図決定結果として「当り図柄3」が割り当てられている。すなわち、普図変動遊技の当否判定結果が当りの場合、普図決定結果が「当り図柄1」となる確率は10%(=10/100)であり、「当り図柄2」となる確率は10%(=10/100)であり、「当り図柄3」となる確率は80%(=80/100)である。
「通常状態時または潜伏確変状態時の普図当り態様」の項目には、「当り図柄1」および「当り図柄3」に対応して「0.3s開放又は10個入賞」が割り当てられ、「当り図柄2」に対応して「1.8s開放又は10個入賞」が割り当てられている。
「潜伏時短状態時の普図当り態様」の項目には、「当り図柄1」に対応して「0.3s開放又は10個入賞」が割り当てられ、「当り図柄2」および「当り図柄3」に対応して「1.8s開放又は10個入賞」が割り当てられている。
「確変状態時の普図当り態様」の項目には、「当り図柄1」〜「当り図柄3」に対応して「1.8s開放×3回又は10個入賞」が割り当てられている。
例えば、当否判定時の遊技状態が通常状態または潜伏確変状態である場合、主制御部300は、普図決定結果が「当り図柄1」または「当り図柄3」のときには、普図当り態様として、特図2始動口(電チュー)232の羽根部材232aの開放期間を0.3秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定し、普図決定結果が「当り図柄2」のときには、羽根部材232aの開放期間を1.8秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定する。すなわち、通常状態または潜伏確変状態で普図変動遊技に当選した場合、羽根部材232aの開放期間は、90%の確率で0.3秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定され、10%の確率で1.8秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定される。
当否判定時の遊技状態が潜伏時短状態である場合、主制御部300は、普図決定結果が「当り図柄1」のときには、羽根部材232aの開放期間を0.3秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定し、普図決定結果が「当り図柄2」または「当り図柄3」のときには、羽根部材232aの開放期間を1.8秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定する。すなわち、潜伏時短状態で普図変動遊技に当選した場合、羽根部材232aの開放期間は、10%の確率で0.3秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定され、90%の確率で1.8秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定される。
当否判定時の遊技状態が確変状態である場合、主制御部300は、普図決定結果が「当り図柄1」〜「当り図柄3」のいずれであっても、羽根部材232aの開放期間を1.8秒×3回または10個の遊技球が入賞するまで、に設定する。すなわち、確変状態で普図変動遊技に当選した場合、羽根部材232aの開放期間は、100%の確率で1.8秒×3回または10個の遊技球が入賞するまで、に設定される。以上のように、羽根部材232aの開放期間は、通常状態または潜伏確変状態で普図変動遊技に当選したときが最も短く、潜伏時短状態で普図変動遊技に当選したときがその次に短く、確変状態で普図変動遊技に当選したときが最も長くなっている。
本実施の形態では、潜伏時短状態で普図変動遊技に当選する確率は約1/21.1であり、電チューが1.8秒開放(長開放)となる確率が90%であるため、約1/23.4の確率で長開放が出現する。また、平均変動時間は5.5秒であるため、約128.7秒に1回の割合で長開放が出現する。このため、遊技者は、長開放をカウントすることによって潜伏時短状態か否かをある程度予測することができる場合がある。
次に、図13乃至図17を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図13(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。まず、図13(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS301の次のステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS305の次のステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS307の次のステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理の詳細については後述する。
ステップS309の次のステップS311では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS311の次のステップS313では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS313の次のステップS315では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS315の次のステップS317では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS317の次のステップS319では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS319の次のステップS321では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS303に戻る。
図13(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)の流れを示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理のステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS501の次のステップS503では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS321)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図14(a)は、第1副制御部メイン処理のステップS309における演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS601では、ステージ変化条件が成立しているか否かを判定する。ステージ変化条件としては、例えば、大当り遊技の終了するタイミングであること、または、大当り遊技終了後25回目、50回目、75回目もしくは100回目の特図変動遊技が開始されるタイミングで実行される乱数抽選(後述)によって、現時点で選択されているステージ演出とは異なるステージ演出が選択されたこと、等がある。ステージ変化条件が成立していると判定した場合にはステップS603に進み、ステージ変化条件が成立していないと判定した場合にはステップS605に進む。
ステップS603では、所定のステージ変更用のコマンドをセットする。その後ステップS605に進み、その他の演出制御処理を行う。
図14(b)は、第1副制御部メイン処理のステップS313における画像制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS701では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS705に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS711に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400で用いられる各種テーブル等について説明する。図15は、ステージ演出の内容と遊技状態との対応関係の例を示す図である。本実施の形態のステージ演出は、第1副制御部400の制御により、装飾図柄表示装置208での装飾図柄の変動停止表示の背景演出として、特図変動遊技と同期して実行されるようになっている。図15に示すように、「晴れステージ」は、遊技状態が「確変状態」のときに実行されるステージ演出である。「晴れステージ」では、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄変動停止表示の背景画像として、例えば「太陽」の絵柄に合致した静止画像または動画像(「太陽」画像)が演出表示領域208dに表示される。「竜巻ステージ」は、遊技状態が「潜伏確変状態」のときに実行されるステージ演出である。「竜巻ステージ」では、図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄変動停止表示の背景画像として、例えば「竜巻」の絵柄に合致した静止画像または動画像(「竜巻」画像)が演出表示領域208dに表示される。
「雪ステージ」は、遊技状態が「潜伏確変状態」または「潜伏時短状態」のときに実行されるステージ演出である。「雪ステージ」では、図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄変動停止表示の背景画像として、例えば「雪だるま」の絵柄に合致した静止画像または動画像(「雪だるま」画像)が演出表示領域208dに表示される。「雨ステージ」は、遊技状態が「潜伏時短状態」または「通常状態」のときに実行されるステージ演出である。「雨ステージ」では、図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄変動停止表示の背景画像として、例えば「傘」の絵柄に合致した静止画像または動画像(「傘」画像)が演出表示領域208dに表示される。「曇りステージ」は、遊技状態が「通常状態」のときに実行されるステージ演出である。「曇りステージ」では、図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄変動停止表示の背景画像として、例えば「雲」の絵柄に合致した静止画像または動画像(「雲」画像)が演出表示領域208dに表示される。
これらのステージの他に、ステージ演出が切り替わることを遊技者に示唆する「ステージ選択ステージ」が用意されている。「ステージ選択ステージ」は、「潜伏確変状態」、「潜伏時短状態」または「通常状態」において、タイマ7(特別変動)が選択された変動期間で実行される場合がある演出である。「ステージ選択ステージ」では、図柄表示領域208a〜208cが縮小されて表示画面の例えば右下角部に移動するとともに、「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像および「雲」画像が左右方向に整列して表示される。さらに「ステージ選択ステージ」では、「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像または「雲」画像のうちいずれか1つを囲むことが可能な大きさの円環画像700が左右方向に往復移動し、所定位置で停止する動画像が表示される。例えば、円環画像700が「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像または「雲」画像のうちいずれか1つを囲んだ状態で停止すると、当該画像に対応するステージ演出に切り替わることが遊技者に示唆される。
図16(a)は、潜伏確変状態中の特別変動で実行されるステージ選択ステージの演出(以下、「ステージ選択演出」という)におけるステージ変更テーブルの一例を示している。図16(b)は、潜伏時短状態中の特別変動で実行されるステージ選択演出におけるステージ変更テーブルの一例を示している。これらのステージ変更テーブルは、例えば第1副制御部400のROM406に記憶されている。ステージ変更テーブルは、左列から「大当り後の変動回数」、「乱数範囲」および「ステージ」の各項目で構成されている。ここで、例えば第1副制御部400のRAM408には、大当り遊技終了後の特図変動遊技の回数をカウントする変動回数カウンタと、ステージ変更用乱数値を生成するステージ変更用乱数カウンタとが設けられている。本例では、ステージ変更用乱数値のとり得る範囲は0〜99である。ステージ変更テーブルの左列の「大当り後の変動回数」は、RAM408内の変動回数カウンタから取得した値と比較する数値を示している。中列の「乱数範囲」は、RAM408内のステージ変更用乱数カウンタから取得したステージ変更用乱数値と比較する数値範囲を示している。ステージ変更テーブルでは、大当り遊技終了後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技(タイマ7による特別変動)のステージ選択演出において選択されるステージ演出を決定できるようになっている。
図16(a)に示す潜伏確変状態用のステージ変更テーブルにおいて、「大当り後の変動回数」の列は、「25・50・75」と「100」とに区分されている。大当り後の変動回数「25・50・75」に対応して、「乱数範囲」列は、0〜19(乱数範囲の大きさは20)および20〜99(乱数範囲の大きさは80)の2つに区分されている。また、大当り後の変動回数「100」に対応して、「乱数範囲」には0〜99(乱数範囲の大きさは100)が割り当てられている。右列の「ステージ」には、大当り後の変動回数「25・50・75」かつ乱数範囲0〜19に対応して「竜巻ステージ」が割り当てられ、大当り後の変動回数「25・50・75」かつ乱数範囲20〜99に対応して「雪ステージ」が割り当てられている。したがって、大当り遊技終了後の25回目、50回目および75回目の特図変動遊技(潜伏確変状態中)のステージ選択演出において、竜巻ステージが選択される確率は1/5(=20/100)であり、雪ステージが選択される確率は4/5(=80/100)である。また「ステージ」には、大当り後の変動回数「100」かつ乱数範囲0〜99に対応して「竜巻ステージ」が割り当てられている。したがって、大当り遊技終了後の100回目の特図変動遊技(潜伏確変状態中)のステージ選択演出において、竜巻ステージが選択される確率は1/1(=100/100)である。
ここで本例では、大当り遊技終了後に移行する潜伏確変状態でのステージ演出は、雪ステージから開始される。大当り遊技終了後25回目、50回目または75回目の特図変動遊技のステージ選択演出において竜巻ステージが選択された場合には、その後の特別変動ではステージ選択演出を行わず、通常の演出を行う。例えば、大当り遊技終了後25回目の特別変動遊技のステージ選択演出で竜巻ステージが選択された場合、大当り遊技終了後50回目、75回目および100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出を行わず、タイマ7の変動時間(20秒)に対応する通常の演出を実行する。また、特別変動の当否判定結果が大当りである場合には、例えば当該変動ではステージ選択演出を行わず、前変動までのステージを維持する演出を実行する。
図16(b)に示す潜伏時短状態用のステージ変更テーブルにおいて、左列の「大当り後の変動回数」は、「25・50・75」と「100」とに区分されている。大当り後の変動回数「25・50・75」に対応して、中列の「乱数範囲」は、0〜24(乱数範囲の大きさは25)および25〜99(乱数範囲の大きさは75)の2つに区分されている。また、大当り後の変動回数「100」に対応して、「乱数範囲」には0〜99(乱数範囲の大きさは100)が割り当てられている。右列の「ステージ」には、大当り後の変動回数「25・50・75」かつ乱数範囲0〜24に対応して「雪ステージ」が割り当てられ、大当り後の変動回数「25・50・75」かつ乱数範囲25〜99に対応して「雨ステージ」が割り当てられている。したがって、大当り遊技終了後の25回目、50回目および75回目の特図変動遊技(潜伏時短状態中)のステージ選択演出において、雪ステージが選択される確率は1/4(=25/100)であり、雨ステージが選択される確率は3/4(=75/100)である。また、右列の「ステージ」には、大当り後の変動回数「100」かつ乱数範囲0〜99に対応して「曇りステージ」が割り当てられている。したがって、大当り遊技終了後の100回目の特図変動遊技(潜伏時短状態中であり、次変動からは通常状態に遷移)のステージ選択演出において、曇りステージが選択される確率は1/1(=100/100)である。
ここで本例では、大当り遊技終了後に移行する潜伏時短状態でのステージ演出は、雪ステージから開始される。潜伏時短状態中には、大当り遊技終了後25回目、50回目または75回目の特図変動遊技のステージ選択演出において雪ステージまたは雨ステージのいずれが選択された場合においても、その後の特別変動では再度ステージ選択演出を行う。これにより、潜伏時短状態中のステージ選択演出において遊技者に不利な遊技状態(例えば通常状態)を示唆する雨ステージが選択された場合であっても、その後に実行されるステージ選択演出で潜伏時短状態であることを示唆する雪ステージが選択されることがあるため、遊技者の興趣を向上できる場合がある。
また本例では、後述するように、潜伏時短状態から通常状態に移行した後にも大当り遊技終了後50回目、75回目または100回目の変動でステージ選択演出が実行される場合がある(図21〜図23参照)。本例では、この場合においても図16(b)に示す潜伏時短状態用のステージ変更テーブルを用いているが、図16(a)、(b)に示すステージ変更テーブルの他に通常状態用のステージ変更テーブルを用意してもよい。例えば、通常状態用のステージ変更テーブルは、50回目または75回目の変動では雨ステージまたは曇りステージが選択され、100回目の変動では必ず曇りステージが選択される構成を有する。
次に、図17を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図17(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図17(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図17(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図17(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。ステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施の形態のパチンコ機100において特図変動遊技で用いられるタイマ選択テーブルおよび実行されるステージ演出内容の例について、図18乃至図23を用いて説明する。図18乃至図23の説明において、大当りであることを明示していない特図変動遊技の当否判定結果は全てはずれである。図18は、通常状態で大当り図柄2に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄2に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄2が停止表示されると、大当り遊技終了後には潜伏確変状態に移行する(図8(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、上述のように、大当り遊技終了直後に移行した潜伏確変状態でのステージ演出は雪ステージから開始されるため、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、第1副制御部400の制御により演出表示領域208dで雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(a)参照)により決定したステージ(竜巻ステージまたは雪ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。例えば、竜巻ステージが選択される演出では、演出表示領域208dに「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像および「雲」画像が左右方向に整列して表示された状態において、円環画像700が左右方向に往復移動して「竜巻」画像を囲んだ状態で停止する演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、竜巻ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技から引き続き雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合(25回目の特図変動遊技で雪ステージが選択される演出が実行され、26回目〜49回目の特図変動遊技で雪ステージの演出が実行された場合)には、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(a)参照)により決定したステージ(竜巻ステージまたは雪ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。一方、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合(25回目の特図変動遊技で竜巻ステージが選択される演出が実行され、26回目〜49回目の特図変動遊技で竜巻ステージの演出が実行された場合)には、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が行われず、タイマ7に対応する通常の演出(竜巻ステージの演出)が実行される。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(25回目または50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。すなわち、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合には、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が行われないため、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、26回目〜49回目および50回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。また、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合にも、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では竜巻ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後25回目および50回目の特図変動遊技の乱数抽選でいずれも雪ステージが選択された場合には、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、1回目〜24回目および26回目〜49回目の特図変動遊技から引き続き雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、大当り遊技終了後25回目および50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選でいずれも雪ステージが選択された場合(51回目〜74回目の特図変動遊技で雪ステージの演出が実行された場合)には、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(a)参照)により決定したステージ(竜巻ステージまたは雪ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。一方、大当り遊技終了後25回目または50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合(少なくとも51回目〜74回目の特図変動遊技で竜巻ステージの演出が実行された場合)には、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が行われず、タイマ7に対応する通常の演出(竜巻ステージの演出)が実行される。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(25回目、50回目または75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。すなわち、大当り遊技終了後25回目または50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合には、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が行われないため、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、少なくとも51回目〜74回目および75回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。また、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で竜巻ステージが選択された場合にも、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では竜巻ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後25回目、50回目および75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選でいずれも雪ステージが選択された場合には、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、1回目〜24回目、26回目〜49回目および51回目〜74回目の特図変動遊技から引き続き雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、大当り遊技終了後25回目、50回目および75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選でいずれも雪ステージが選択された場合(76回目〜99回目の特図変動遊技で雪ステージの演出が実行された場合)には、当該100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(a)参照)により決定したステージ(当該100回目の変動では必ず竜巻ステージに決定される)が複数のステージから選択される演出が行われる。一方、大当り遊技終了後25回目、50回目または75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選のいずれかで竜巻ステージが選択された場合(少なくとも76回目〜99回目の特図変動遊技で竜巻ステージの演出が実行された場合)には、大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が行われず、タイマ7に対応する通常の演出(竜巻ステージの演出)が実行される。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、竜巻ステージの演出が実行される。
図19は、潜伏時短状態で大当り図柄2に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄2に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として雪ステージの演出が実行されているものとする。潜伏時短状態で大当り図柄2が停止表示されると、大当り遊技終了後には確変状態に移行する(図8(b)参照)。大当り遊技終了後1回目以降の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5または6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該1回目以降の特図変動遊技では演出表示領域208dで晴れステージの演出が実行される(図15参照)。
なお、図19は潜伏時短状態で大当り図柄2に当選した場合の例を示しているが、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄2に当選した場合にも同様に、大当り遊技終了後には確変状態に移行し、大当り遊技終了後1回目以降の特図変動遊技ではタイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ、晴れステージの演出が実行される。また、遊技状態に関わらず大当り図柄1に当選した場合にも同様に、大当り遊技終了後には確変状態に移行し、大当り遊技終了後1回目以降の特図変動遊技ではタイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ、晴れステージの演出が実行される。
図20は、通常状態で大当り図柄3に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄3に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄3が停止表示されると、大当り遊技終了後には潜伏時短状態(100回)に移行する(図8(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、上述のように、大当り遊技終了直後に移行した潜伏時短状態でのステージ演出は雪ステージから開始されるため、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では演出表示領域208dで雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。例えば、雪ステージが選択される演出では、演出表示領域208dに「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像および「雲」画像が左右方向に整列して表示された状態において、円環画像700が左右方向に往復移動して「雪」画像を囲んだ状態で停止する演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技から引き続き雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合には、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合には、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(当該100回目の変動では必ず曇りステージに決定される)が複数のステージから選択される演出が行われる。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、遊技状態が潜伏時短状態から通常状態に移行し(図8(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図20は通常状態で大当り図柄3に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄3に当選した場合であっても同様である。
図21は、通常状態で大当り図柄4に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄4に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄4が停止表示されると、大当り遊技終了後には潜伏時短状態(75回)に移行する(図8(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、上述のように、大当り遊技終了直後に移行した潜伏時短状態でのステージ演出は雪ステージから開始されるため、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では演出表示領域208dで雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。例えば、雪ステージが選択される演出では、演出表示領域208dに「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像および「雲」画像が左右方向に整列して表示された状態において、円環画像700が左右方向に往復移動して「雪」画像を囲んだ状態で停止する演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技から引き続き雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合には、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージ(雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、遊技状態が潜伏時短状態から通常状態に移行し(図8(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージの演出が実行される。例えば、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージが選択された場合には、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では雪ステージの演出が実行される。大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雨ステージが選択された場合、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では雨ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選(図16(b)参照)により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、当該100回目の変動では100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。この場合のステージ選択演出は、大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技の際の乱数抽選で雪ステージおよび雨ステージのいずれが選択された場合にも実行される。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図9参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図21は通常状態で大当り図柄4に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄4に当選した場合であっても同様である。
図22は通常状態で大当り図柄5に当選した場合の例を示し、図23は通常状態で大当り図柄6に当選した場合の例を示している。これらの例は、それぞれ大当り遊技終了後75回目および50回目の特図変動遊技が終了した後に通常状態に移行することを除き、図21に示した大当り図柄4に当選した場合と同様であるため、説明を省略する。なお、図22および図23は通常状態で大当り図柄5および6に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄5および6に当選した場合であってもそれぞれ同様である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、特図の停止図柄態様として大当り図柄7〜11が追加されている点で第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図24(a)は、本実施の形態によるパチンコ機100の特図の停止図柄態様の一例を示している。図24(a)に示すように、本実施の形態では、特図の停止図柄態様として、第1の実施の形態と同様の「特図A」〜「特図F」(大当り図柄1〜6)および「特図H」(はずれ図柄)に加えて、「特図I」〜「特図M」(大当り図柄7〜11)が用意されている。
図24(b)は、本実施の形態によるパチンコ機100において、当否判定結果が大当りの場合に用いられる特図決定用テーブルの一例を示している。図24(b)に示す特図決定用テーブルは、図8(b)に示した第1の実施の形態の特図決定用テーブルと同様に、左列から「当否判定結果」、「乱数範囲」、「特図決定結果」、「大当り態様」、「通常状態で当選した場合の移行先」、「通常状態以外で当選した場合の移行先」の各項目で構成されている。この特図決定用テーブルでは、乱数範囲0〜49(乱数範囲の大きさは50)に対応する特図決定結果として「大当り図柄1」が割り当てられ、乱数範囲50〜74(乱数範囲の大きさは25)に対応する特図決定結果として「大当り図柄2」が割り当てられ、乱数範囲75〜77(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄3」が割り当てられ、乱数範囲78〜80(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄4」が割り当てられ、乱数範囲81〜84(乱数範囲の大きさは4)に対応する特図決定結果として「大当り図柄5」が割り当てられ、乱数範囲85〜87(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄6」が割り当てられ、乱数範囲88〜89(乱数範囲の大きさは2)に対応する特図決定結果として「大当り図柄7」が割り当てられ、乱数範囲90〜92(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄8」が割り当てられ、乱数範囲93〜95(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄9」が割り当てられ、乱数範囲96〜98(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄10」が割り当てられ、乱数範囲99(乱数範囲の大きさは1)に対応する特図決定結果として「大当り図柄11」が割り当てられている。
「大当り態様」の項目には、「大当り図柄1」に対応して「30s開放又は10個入賞×16R」が割り当てられ、「大当り図柄2」〜「大当り図柄11」に対応して「30s開放又は10個入賞×4R」が割り当てられている。
また、「大当り図柄1」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「確変状態」が割り当てられている。「大当り図柄2」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏確変状態」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「確変状態」が割り当てられている。「大当り図柄3」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏時短(100回)」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「時短(100回)」が割り当てられている。「大当り図柄4」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏時短(75回)」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「時短(75回)」が割り当てられている。「大当り図柄5」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏時短(50回)」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「時短(50回)」が割り当てられている。「大当り図柄6」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」には「潜伏時短(25回)」が割り当てられ、「通常状態以外で当選した場合の移行先」には「時短(25回)」が割り当てられている。「大当り図柄7」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「時短(100回)」が割り当てられている。「大当り図柄8」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「時短(50回)、潜伏時短(50回)」が割り当てられている。「大当り図柄9」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「時短(25回)、潜伏時短(75回)」が割り当てられている。「大当り図柄10」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「時短(25回)、潜伏時短(25回)」が割り当てられている。「大当り図柄11」に対応して、「通常状態で当選した場合の移行先」および「通常状態以外で当選した場合の移行先」のいずれにも「通常」が割り当てられている。
例えば、特図決定結果が「大当り図柄7」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数100回を設定する。ここで、本実施の形態において時短状態とは、特図高確率および特図変動時間短縮がいずれも作動せず、かつ普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動する状態である。
また、特図決定結果が「大当り図柄8」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数50回を設定する。その後主制御部300は、50回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を潜伏時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数50回を設定する。その後主制御部300は、50回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を通常状態に設定する。このように、大当り図柄8による大当り遊技終了後には、遊技状態が時短状態、潜伏時短状態および通常状態の順に移行するようになっている。
特図決定結果が「大当り図柄9」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数25回を設定する。その後主制御部300は、25回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を潜伏時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数75回を設定する。その後主制御部300は、75回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を通常状態に設定する。このように、大当り図柄9による大当り遊技終了後には、遊技状態が時短状態、潜伏時短状態および通常状態の順に移行するようになっている。
特図決定結果が「大当り図柄10」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数25回を設定する。その後主制御部300は、25回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を潜伏時短状態に設定するとともに、時短回数記憶部に時短回数25回を設定する。その後主制御部300は、25回の特図変動遊技が実行されて時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になったとき、遊技状態を通常状態に設定する。このように、大当り図柄10による大当り遊技終了後には、遊技状態が時短状態、潜伏時短状態および通常状態の順に移行するようになっている。
特図決定結果が「大当り図柄11」である場合、主制御部300は、大当り遊技における1R毎の可変入賞口234の開放期間を30秒または10個の遊技球が入賞するまで、に設定するとともに、ラウンド数を4Rに設定する。また主制御部300は、当選時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に移行する遊技状態を通常状態に設定する。
図25は、本実施の形態のテーブルセット選択テーブルの例の一部を示している。本実施の形態のテーブルセット選択テーブルは、図9に示したテーブルセット選択テーブルと同様に、「特図停止時の遊技状態」、「停止させた特図」、「テーブル変更用カウンタ初期値」および「タイマ選択テーブル」の各項目で構成されている。ここで、本実施の形態のテーブルセット選択テーブルのうち「停止させた特図」の大当り図柄1〜6に対応する部分は、図9に示したテーブルセット選択テーブルと同様であるので図示および説明を省略する。
図25に示す部分のテーブルセット選択テーブルでは、「停止させた特図」の列は、特図停止時の遊技状態の「通常状態、確変状態、潜伏確変状態、時短状態、潜伏時短状態」(本例では全ての通常遊技状態)に対応して、「大当り図柄7」、「大当り図柄8」、「大当り図柄9、大当り図柄10」および「大当り図柄11」の4つに区分されている。「大当り図柄7」、「大当り図柄8」、「大当り図柄9、大当り図柄10」および「大当り図柄11」のそれぞれの区分に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」は、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」、「24」、「1」、「0」の順に9つに区分されている。
停止させた特図の「大当り図柄7」かつテーブル変更用カウンタ初期値の上記9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル1」がこの順に割り当てられている。すなわち、遊技状態に関わらず大当り図柄7が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。大当り図柄7が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技は、テーブル3を用いて実行される。
停止させた特図の「大当り図柄8」かつテーブル変更用カウンタ初期値の上記9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」がこの順に割り当てられている。すなわち、遊技状態に関わらず大当り図柄8が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。大当り図柄8が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技は、テーブル3を用いて実行される。
停止させた特図の「大当り図柄9、大当り図柄10」かつテーブル変更用カウンタ初期値の上記9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル2」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」がこの順に割り当てられている。すなわち、遊技状態に関わらず大当り図柄9または10が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。大当り図柄9または10が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技は、テーブル3を用いて実行される。
停止させた特図の「大当り図柄11」かつテーブル変更用カウンタ初期値の上記9つの区分に対応して、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」、「テーブル3」、「テーブル1」がこの順に割り当てられている。すなわち、遊技状態に関わらず大当り図柄11が停止表示された場合、大当り遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、テーブル1を用いて24回実行され、テーブル3を用いて1回実行され、その後、テーブル1を用いて繰り返し実行される。大当り図柄11が停止表示されたことによる大当り遊技が終了した後の25回目、50回目、75回目および100回目の特図変動遊技は、テーブル3を用いて実行される。
図26(a)は、本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルの例の一部を示している。本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルは、図10に示したタイマ番号決定用テーブルと同様に、「特図決定結果」、「タイマ選択テーブル」、「保留:0〜2」、「保留:3」および「タイマ番号決定結果」の各項目で構成されている。ここで、本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルのうち「特図決定結果」のはずれ図柄に対応する部分は、図10に示したタイマ番号決定用テーブルと同様であるので図示および説明を省略する。
図26(a)に示すように、大当り図柄1〜11に対応するテーブル1および2では、保留数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0〜1(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が2〜33(乱数範囲の大きさは32)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が34〜99(乱数範囲の大きさは66)であればタイマ番号が「タイマ6」に決定される。
大当り図柄1〜11に対応するテーブル3では、保留数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ6」に決定される。
図26(b)は、本実施の形態におけるステージ演出の内容と遊技状態との対応関係の例のうち、図15に示した対応関係からの追加部分のみを示している。図26(b)に示すように、本実施の形態の「竜巻ステージ」の演出は、遊技状態が「時短状態」のときにも実行される。すなわち、本実施の形態では、「竜巻ステージ」の演出は、遊技状態が「潜伏確変状態」または「時短状態」のときに実行される。
次に、本実施の形態のパチンコ機100において特図変動遊技で用いられるタイマ選択テーブルおよび実行されるステージ演出内容の例について、図27乃至図31を用いて説明する。図27乃至図31の説明において、大当りであることを明示していない特図変動遊技の当否判定結果は全てはずれである。図27は、通常状態で大当り図柄7に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄7に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄7が停止表示されると、大当り遊技終了後には時短状態(100回)に移行する(図24(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、第1副制御部400の制御により演出表示領域208dで竜巻ステージの演出が実行される(図26(b)参照)。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄7による大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、100%の確率で竜巻ステージが選択されるようになっている。竜巻ステージが選択される演出では、演出表示領域208dに「竜巻」画像、「雪だるま」画像、「傘」画像および「雲」画像が左右方向に整列して表示された状態において、円環画像700が左右方向に往復移動して「竜巻」画像を囲んだ状態で停止する演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄7による大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、100%の確率で竜巻ステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目および26回目〜49回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄7による大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、100%の確率で竜巻ステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目、26回目〜49回目および51回目〜74回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄7による大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、遊技状態が時短状態から通常状態に移行し、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図27は通常状態で大当り図柄7に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄7に当選した場合であっても同様である。
図28は、通常状態で大当り図柄8に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄8に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄8が停止表示されると、大当り遊技終了後には時短状態(50回)に移行する(図24(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、第1副制御部400の制御により演出表示領域208dで竜巻ステージの演出が実行される(図26(b)参照)。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄8による大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、100%の確率で竜巻ステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技から引き続き竜巻ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、遊技状態が時短状態から潜伏時短状態(50回)に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技ではステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄8による大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、遊技状態が潜伏時短状態から通常状態に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図28は通常状態で大当り図柄8に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄8に当選した場合であっても同様である。
図29は、通常状態で大当り図柄9に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄9に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄9が停止表示されると、大当り遊技終了後には時短状態(25回)に移行する(図24(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、第1副制御部400の制御により演出表示領域208dで竜巻ステージの演出が実行される(図26(b)参照)。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、遊技状態が時短状態から潜伏時短状態(75回)に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄9による大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、遊技状態が潜伏時短状態から通常状態に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図29は通常状態で大当り図柄9に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄9に当選した場合であっても同様である。
図30は、通常状態で大当り図柄10に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄10に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄10が停止表示されると、大当り遊技終了後には時短状態(25回)に移行する(図24(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル2が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ1、2、5、6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、第1副制御部400の制御により演出表示領域208dで竜巻ステージの演出が実行される(図26(b)参照)。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、遊技状態が時短状態から潜伏時短状態(25回)に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雪ステージまたは雨ステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、遊技状態が潜伏時短状態から通常状態に移行し(図24(b)参照)、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄10による大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図30は通常状態で大当り図柄10に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄10に当選した場合であっても同様である。
図31は、通常状態で大当り図柄11に当選した場合の例を示すタイミングチャートである。ここで、大当り図柄11に当選した特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられており、演出表示領域208dでのステージ演出として曇りステージの演出が実行されているものとする。通常状態で大当り図柄11が停止表示されると、大当り遊技終了後には通常状態に移行する(図24(b)参照)。大当り遊技終了後1回目〜24回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また本例では、大当り遊技終了直後に移行した通常遊技状態でのステージ演出は、雪ステージから開始されるようになっている。したがって、当該1回目〜24回目の特図変動遊技では、演出表示領域208dで雪ステージの演出が実行される。
大当り遊技終了後25回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該25回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後26回目〜49回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該26回目〜49回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(25回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後50回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該50回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後51回目〜74回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該51回目〜74回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(50回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後75回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該75回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)が複数のステージから選択される演出が行われる。
大当り遊技終了後76回目〜99回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該76回目〜99回目の特図変動遊技では、直近のステージ選択演出(75回目の特図変動遊技)の際に決定したステージ(例えば、雨ステージまたは曇りステージ)の演出が実行される。
大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル3が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ7(特別変動)が選択される(図10参照)。また、当該100回目の特図変動遊技では、ステージ選択演出が実行される。このステージ選択演出では、例えば当該特図変動遊技の開始時に第1副制御部400での乱数抽選により決定したステージが複数のステージから選択される演出が行われる。本例では、大当り図柄11による大当り遊技終了後100回目の特図変動遊技では、100%の確率で曇りステージが選択されるようになっている。
大当り遊技終了後101回目以降の特図変動遊技では、タイマ選択テーブルとしてテーブル1が用いられ(図25参照)、タイマ番号としてタイマ2〜6のいずれかが選択される(図10参照)。また、当該101回目以降の特図変動遊技では、曇りステージの演出が実行される。
なお、図31は通常状態で大当り図柄11に当選した場合の例を示しているが、通常状態以外の潜伏時短状態、時短状態、潜伏確変状態または確変状態で大当り図柄11に当選した場合であっても同様である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、普図変動遊技の当選確率において第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図32は、本実施の形態の普図当否判定用テーブルの一例を示している。図32に示す普図当否判定用テーブルは、図12(a)に示した第1の実施の形態の普図当否判定用テーブルと同様に、左列の「普通図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「当否判定結果」の各項目で構成されている。「普通図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。「低確率」は当否判定時の遊技状態が普図低確率状態であることを表し、「高確率」は当否判定時の遊技状態が普図高確率状態であることを表している。また、第1の実施の形態と同様に、普図当選乱数値のとり得る範囲は0〜65535である。「低確率」に対応して、「乱数選択範囲」には0〜65535(全範囲)が割り当てられ、「当否判定結果」には「はずれ」が割り当てられている。また「高確率」に対応して、「乱数選択範囲」には0〜65535(全範囲)が割り当てられ、「当否判定結果」には「当り」が割り当てられている。
この普図当否判定用テーブルでは、「低確率」には「当り」が割り当てられていないため、普図低確率状態での普図変動遊技の当選確率は0/1(=0/65536)である。また、「高確率」には「当り」のみが割り当てられているため、普図高確率状態での普図変動遊技の当選確率は1/1(=65536/65536)である。このように本実施の形態における普図変動遊技の当選確率は、普図低確率状態では必ずはずれとなり、普図高確率状態では必ず当りとなるように設定されている。本実施の形態によれば、遊技状態が潜伏時短状態であるか通常状態であるかを遊技者が電チューの開放状態によって判別できる場合がある。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態のパチンコ機100には、電チュー開放により入球可能となる特図2始動口232および特図2変動遊技が実行される特図2表示装置214は第1の実施の形態と同様に設けられているが、特図1始動口230、特図1表示装置212および特図1保留ランプ218等は設けられていない。また、本実施の形態のパチンコ機100は、特図2変動遊技の保留機能を備えず、特図2保留ランプ220も設けられていない。さらに、本実施の形態のパチンコ機100は、特図の停止図柄態様および遊技状態の種類や、確変状態での変動回数の上限を設定するリミッタが設けられている点等において第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図33(a)は、本実施の形態によるパチンコ機100の特図2の停止図柄態様の一例を示している。図33(a)に示すように、本実施の形態では、特図2表示装置214に表示される特図2の停止図柄態様として、「特図A」〜「特図C」(大当り図柄1〜3)および「特図H」(はずれ図柄)が用意されている。
図33(b)は、本実施の形態における各遊技状態の内容を示している。図33(b)に示すように、本実施の形態では、「通常状態」、「時短状態」、「確変状態1」〜「確変状態11」の13個の通常遊技状態が存在する。「通常状態」は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動しない状態である。通常状態での電チュー開放態様は、「5.70s×1回」である。
「時短状態」は、特図高確率および特図変動時間短縮が作動せず、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長が作動する状態である。時短状態での電チュー開放態様は、通常状態での電チュー開放態様よりも開放時間の長い「5.81s×1回」である。
「確変状態1」〜「確変状態10」は、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態1での電チュー開放態様は「5.80s×1回」であり、確変状態2での電チュー開放態様は「5.79s×1回」であり、確変状態3での電チュー開放態様は「5.78s×1回」であり、確変状態4での電チュー開放態様は「5.77s×1回」であり、確変状態5での電チュー開放態様は「5.76s×1回」であり、確変状態6での電チュー開放態様は「5.75s×1回」であり、確変状態7での電チュー開放態様は「5.74s×1回」であり、確変状態8での電チュー開放態様は「5.73s×1回」であり、確変状態9での電チュー開放態様は「5.72s×1回」であり、確変状態10での電チュー開放態様は「5.71s×1回」である。確変状態1〜10での電チューの開放時間は、いずれも通常状態での電チューの開放時間よりも長くなっている。
「確変状態11」は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長のいずれもが作動する状態である。確変状態11での電チュー開放態様は、通常状態での電チュー開放態様よりも開放時間の長い「5.82s×1回」である。
図34(a)は、本実施の形態によるパチンコ機100において、当否判定結果が大当りの場合に用いられる特図決定用テーブルの一例を示している。図34(a)に示す特図決定用テーブルは、左列から「当否判定結果」、「乱数範囲」、「特図決定結果」、「大当り態様」の各項目で構成されている。この特図決定用テーブルでは、乱数範囲0〜49(乱数範囲の大きさは50)に対応する特図決定結果として「大当り図柄1」が割り当てられ、乱数範囲50〜96(乱数範囲の大きさは47)に対応する特図決定結果として「大当り図柄2」が割り当てられ、乱数範囲97〜99(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「大当り図柄3」が割り当てられている。「大当り態様」の項目には、「大当り図柄1」〜「大当り図柄3」のそれぞれに対応して「30s開放又は10個入賞×4R」が割り当てられている。
図34(b)は、本実施の形態によるパチンコ機100において、特図停止時の遊技状態と、大当り図柄1〜3が停止表示されたことによる大当り遊技終了後の遊技状態の移行先との対応関係を示している。図34(b)に示すように、特図停止時の遊技状態が通常状態または時短状態である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態1に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。
特図停止時の遊技状態が確変状態1である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態2に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態2である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態3に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態3である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態4に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。
特図停止時の遊技状態が確変状態4である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態5に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態5である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態6に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態6である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態7に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。
特図停止時の遊技状態が確変状態7である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態8に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態8である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態9に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。特図停止時の遊技状態が確変状態9である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態10に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。
特図停止時の遊技状態が確変状態10である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態11に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。すなわち確変状態10では、大当りに当選したとき97%(=(50+47)/100)の確率で確変状態11に移行する。
特図停止時の遊技状態が確変状態11である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には確変状態11に維持され、大当り図柄2による大当り遊技終了後には確変状態11に維持され、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。すなわち確変状態11では、大当りに当選したとき97%(=(50+47)/100)の確率で確変状態11に維持される。
ここで、本実施の形態では、確変状態1〜11のいずれかに移行する大当り(大当り図柄1または2)の当選回数をカウントするカウンタがRAM308に設けられている。主制御部300は、確変状態1〜11のいずれかに移行する大当りに当選する度にカウンタの値に1を加算し、確変状態1〜11以外の遊技状態に移行したときにカウンタの値を0にリセットする。主制御部300は、カウンタの値が例えば15に達したらリミッタ到達と判断し、当該大当り遊技終了後の移行先の遊技状態を以下のように設定する。すなわち、特図停止時の遊技状態が確変状態11でかつリミッタ到達時である場合、大当り図柄1による大当り遊技終了後には時短状態に移行し、大当り図柄2による大当り遊技終了後には通常状態に移行し、大当り図柄3による大当り遊技終了後には時短状態に移行する。
図35(a)は、本実施の形態の普図当否判定テーブルの一例を示している。図35(a)に示す普図当否判定用テーブルは、図12(a)に示した第1の実施の形態の普図当否判定用テーブルと同様に、左列の「普通図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「当否判定結果」の各項目で構成されている。「普通図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。第1の実施の形態と同様に、普図当選乱数値のとり得る範囲は0〜65535である。「乱数選択範囲」の列は、「低確率」に対応して、0〜64880および64881〜65535の2つに区分されている。また「乱数選択範囲」の列は、「高確率」に対応して、0〜1および2〜65535の2つに区分されている。「当否判定結果」の列には、「低確率」かつ乱数選択範囲0〜64880に対応して「はずれ」が割り当てられ、「低確率」かつ乱数選択範囲64881〜65535に対応して「当り」が割り当てられている。また「当否判定結果」の列には、「高確率」かつ乱数選択範囲0〜1に対応して「はずれ」が割り当てられ、「高確率」かつ乱数選択範囲2〜65535に対応して「当り」が割り当てられている。
本例では、普図低確率状態で当りと判定される普図当選乱数値の範囲は64881〜65535(乱数範囲の大きさは655)であるから、普図低確率状態での普図変動遊技の当選確率は約1/99(=655/65536)である。一方、普図高確率状態で当りと判定される普図当選乱数値の範囲は2〜65535(数値範囲の大きさは65534)であるから、普図高確率状態での普図変動遊技の当選確率は約1/1(=65534/65536)である。このように、本例での普図変動遊技の当選確率は、普図低確率状態では比較的低確率であり、普図高確率状態では100%に近い高確率である。
図35(b)は、本実施の形態の特図当否判定テーブルの一例を示している。図35(b)に示す特図当否判定用テーブルは、図8(a)に示した第1の実施の形態の特図当否判定用テーブルと同様に、左列の「特別図柄確率」、中列の「乱数選択範囲」、右列の「当否判定結果」の各項目で構成されている。「特別図柄確率」の列は「低確率」と「高確率」に区分されている。特図当選乱数値(本実施の形態では特図2当選乱数値のみ)のとり得る範囲は0〜65535である。「乱数選択範囲」の列は、「低確率」に対応して、0〜1および2〜65535の2つに区分されている。また「乱数選択範囲」の列は、「高確率」に対応して、0および1〜65535の2つに区分されている。「当否判定結果」の列には、「低確率」かつ乱数選択範囲0〜1に対応して「はずれ」が割り当てられ、「低確率」かつ乱数選択範囲2〜65535に対応して「大当り」が割り当てられている。また「当否判定結果」の列には、「高確率」かつ乱数選択範囲0に対応して「はずれ」が割り当てられ、「高確率」かつ乱数選択範囲1〜65535に対応して「大当り」が割り当てられている。
本例では、特図低確率状態で大当りと判定される特図2当選乱数値の範囲は2〜65535(乱数範囲の大きさは65534)であるから、特図低確率状態での特図2変動遊技の当選確率は約1/1(=65534/65536)である。一方、特図高確率状態で大当りと判定される特図2当選乱数値の範囲は1〜65535(数値範囲の大きさは65535)であるから、特図高確率状態での特図2変動遊技の当選確率は約1/1(=65535/65536)である。本例での特図2変動遊技の当選確率は、特図低確率状態よりも特図高確率状態の方が高いが、いずれの状態でも100%に近い高確率である。
図36および図37は、本実施の形態によるパチンコ機100のゲームの概略の流れを示す状態遷移図である。まず、遊技状態が通常状態(図36の状態2001)において、普図始動口228に入賞した場合には状態2003に移行し、普図始動口228に入賞しない場合には状態2001に戻る。状態2003では、普図当選乱数値および普図当否判定用テーブル(図35(a)参照)を用いた普図抽選が行われる。普図抽選の結果が当りである場合には状態2005に移行し、はずれである場合には状態2001に戻る。状態2005では、特図2始動口232(電チュー)の開放が所定の開放時間で行われる。開放時間中に特図2始動口232に入賞した場合には状態2007に移行し、特図2始動口232に入賞しない場合には状態2001に戻る。
状態2007では、特図2当選乱数値および特図当否判定用テーブル(図35(b)参照)を用いた特図2抽選が行われる。特図2抽選の当否判定結果が大当りでありかつ特図決定結果が大当り図柄1である場合には図37の確変状態11(状態2009)に移行し、当否判定結果が大当りでありかつ特図決定結果が大当り図柄2である場合には図37の確変状態1(状態2011)に移行し、当否判定結果が大当りでありかつ特図決定結果が大当り図柄3である場合には図37の時短状態(状態2031)に移行する。当否判定結果がはずれである場合には状態2001に戻る。
確変状態11(状態2009)は、特図高確率、特図変動時間短縮、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動する状態である。確変状態11において大当り図柄1または2に当選した場合には、他の状態に移行せずに確変状態11に維持される。確変状態11において、リミッタ到達時に大当り図柄2に当選した場合には、通常状態(状態2001)に移行する(最初の状態に戻る)。確変状態11において、リミッタ到達時に大当り図柄1に当選した場合、またはリミッタ到達の有無に関わらず大当り図柄3に当選した場合には、時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態1(状態2011)は、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態1において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態2(状態2013)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態2(状態2013)は、確変状態1と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態2において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態3(状態2015)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態3(状態2015)は、確変状態1および2と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態3において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態4(状態2017)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態4(状態2017)は、確変状態1〜3と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態4において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態5(状態2019)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態5(状態2019)は、確変状態1〜4と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態5において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態6(状態2021)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態6(状態2021)は、確変状態1〜5と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態6において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態7(状態2023)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態7(状態2023)は、確変状態1〜6と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態7において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態8(状態2025)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態8(状態2025)は、確変状態1〜7と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態8において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態9(状態2027)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態9(状態2027)は、確変状態1〜8と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態9において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態10(状態2029)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
確変状態10(状態2029)は、確変状態1〜9と同様に、特図高確率および電チュー開放延長が作動し、特図変動時間短縮、普図高確率および普図変動時間短縮が作動しない状態である。確変状態10において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には時短状態(状態2031)に移行する。
時短状態(状態2031)は、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長が作動し、特図高確率および特図変動時間短縮が作動しない状態である。時短状態において、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11(状態2009)に移行し、大当り図柄2に当選した場合には確変状態1(状態2011)に移行し、大当り図柄3に当選した場合には他の状態に移行せずに時短状態に維持される。
本例では、リミッタ到達時を除き、遊技状態が通常状態、時短状態、確変状態1〜11のいずれであっても、大当り図柄1に当選した場合には確変状態11に移行する。例えば、通常状態で開始された特図2変動遊技において大当りの特図決定結果が15回連続で大当り図柄1である場合、1回目の大当りで通常状態から確変状態11に移行し、2回目〜14回目の大当りでは確変状態11に維持され、15回目の大当りではリミッタに到達して時短状態に移行する。
また、通常状態で開始された特図2変動遊技において大当りの特図決定結果が15回連続で大当り図柄2である場合、1回目の大当りで通常状態から確変状態1に移行し、2回目の大当りで確変状態1から確変状態2に移行し、同様に3回目〜10回目の大当りで確変状態2から確変状態3〜10に順次移行し、11回目の大当りで確変状態10から確変状態11に移行する。その後、12回目〜14回目の大当りでは確変状態11に維持されるが、15回目の大当りではリミッタに到達して通常状態に移行する。
また、遊技状態が通常状態、時短状態、確変状態1〜11のいずれであっても、大当り図柄3に当選した場合には時短状態に移行する。
以上説明したように、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、遊技球の入賞が困難な第一状態(例えば、閉鎖状態)と遊技球の入賞が前記第一状態よりも容易となる第二状態(例えば、開放状態)とに変化可能な可変入賞手段(例えば、特図2始動口(電チュー)232)と、始動領域(例えば、特図1始動口230、特図2始動口232)に遊技球が進入した場合に始動情報(例えば、特図1当選乱数値および特図1乱数値の組、特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を導出する始動情報導出手段(例えば、各種センサ320の入賞センサ、センサ回路322、乱数値生成回路318、CPU304、RAM308内の特図1乱数値生成用乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用乱数カウンタ等、入賞受付処理(ステップS217))と、前記始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段(例えば、特図2関連抽選処理(ステップS229)、特図1関連抽選処理(ステップS231))と、前記当否判定の結果が特定の当否判定結果(例えば、大当り)である場合に、通常遊技状態(例えば、通常遊技状態、通常状態)よりも遊技者に有利となる特別遊技状態(例えば、大当り状態)に制御状態を移行させ、所定条件が成立した場合(例えば、大当り遊技が終了してn回転後(nは0を含む))に、前記可変入賞手段が前記通常遊技状態よりも前記第二状態となり易い第一特定遊技状態(例えば、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長がいずれも作動する状態、確変状態、時短状態)、または前記可変入賞手段が前記通常遊技状態よりも前記第二状態となり易く前記第一特定遊技状態よりも前記第二状態になり難い第二特定遊技状態(例えば、普図高確率、普図変動時間短縮および電チュー開放延長のうち1つまたは2つが作動する状態、潜伏時短状態)に制御状態を移行させる制御状態移行手段(例えば、特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227))と、を備えた遊技台であって、前記通常遊技状態よりも前記第二特定遊技状態を経由した方が前記第一特定遊技状態へ移行し易い(例えば、通常状態での大当り後に確変状態に移行する確率(50%)よりも潜伏時短状態での大当り後に確変状態に移行する確率(75%)の方が高い)ことを特徴とする。
この構成によれば、第一特定遊技状態(例えば、確変状態、時短状態)よりも玉持ちの悪い第二特定遊技状態(例えば、潜伏時短状態)となっても、通常状態よりも第一特定遊技状態に移行し易いので遊技者に期待を持って遊技を継続して貰うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第二特定遊技状態は大当り当選時に電サポが付与されるか否かに期待させつつ通常状態よりも玉持ち良く遊技することができる場合がある。また、第二特定遊技状態を特図低確率とした場合には、遊技状態をより通常状態に近づけることができるため、通常状態の価値を高めることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記第二特定遊技状態と前記第一特定遊技状態とで、前記第一特定遊技状態への移行し易さが同じ(例えば、潜伏時短状態での大当り後に確変状態となる確率(本例では75%)と、確変状態での大当り後に確変状態となる確率(本例では75%)とが同じ)であることを特徴とする。
この構成によれば、第一特定遊技状態(例えば、確変状態、時短状態)よりも玉持ちの悪い第二特定遊技状態(例えば、潜伏時短状態)となっても、第一特定遊技状態と同様に遊技者に期待させることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記制御状態移行手段は、前記第二特定遊技状態となってから所定終了条件の成立後(例えば、所定回数(100回、75回、50回、25回等)の変動後)に前記通常遊技状態に制御状態を移行させることを特徴とする。
この構成によれば、通常遊技状態に移行する前に遊技者が遊技に期待できる期間を設けることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記制御状態移行手段は、前記特別遊技状態(例えば、大当り図柄3〜6による大当り状態)の終了後に前記第二特定遊技状態に制御状態を移行させることを特徴とする。
この構成によれば、大当り後に遊技者が遊技に期待できる期間を設けることで、大当り後も遊技者に遊技を継続して貰うことができる場合がある。また、遊技者は大当りで得た出玉で第二特定遊技状態(例えば、潜伏時短状態)を遊技することができるため、遊技者が新規に追加投資する必要がないために遊技を継続して貰い易い場合がある。また、遊技台の出玉性能を所定値以内に抑える場合、第二特定遊技状態を設けて非大当り状態時の出球を削ることで大当り中の出球を増やすことができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記第二特定遊技状態から前記通常遊技状態に制御状態が移行した場合、該通常遊技状態となってから所定条件(例えば、大当り遊技が終了してから100変動)が成立するまで行われる演出(例えば、雨ステージの演出、ステージ選択演出)は該第二特定遊技状態で行われる演出と同じであることを特徴とする。
この構成によれば、第二特定遊技状態から通常遊技状態に移行しても遊技者に遊技を継続して貰うことができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、所定の当否判定条件が成立した場合(例えば、普図始動口228に入賞した場合)に、当否判定を行う補助当否判定手段(例えば、普図関連抽選処理(ステップS221))と、前記補助当否判定手段が行う当否判定の結果が第二の特定の結果(例えば、当り)である場合に、前記可変入賞手段の大きさを前記第二状態に所定有利時間(例えば、0.3秒、1.8秒)変化させる入賞状態制御手段(例えば、普図状態更新処理(ステップS223))と、図柄を変動表示させた後、前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示する補助図柄変動停止表示(例えば、普図の変動停止表示)を行う補助図柄表示手段(例えば、普図表示装置210)と、を備え、前記第二特定遊技状態は、前記通常状態よりも前記第二の特定の結果を導出する確率が高い第一入賞容易状態(例えば、普図高確率状態)、前記通常状態よりも図柄を変動表示する時間の長さが短くなり易い第二入賞容易状態(例えば、普図変動時間短縮)、前記通常状態よりも長時間に亘って前記可変入賞手段を前記第二状態にし易い第三入賞容易状態(例えば、電チュー開放延長状態)のうちの少なくともいずれか1つまたは2つを含むことを特徴とする。
この構成によれば、例えば、第二特定遊技状態が第一入賞容易状態を含む場合には、通常遊技状態よりも高確率で当選するため、第二特定遊技状態であることを遊技者に暗に報せることができる場合がある。第二特定遊技状態が第二入賞容易状態を含む場合には、通常遊技状態よりも変動時間が短いため、第二特定遊技状態であることを遊技者に暗に報せることができる場合がある。第二特定遊技状態が第三入賞容易状態を含む場合には、通常遊技状態と見た目をほぼ同じくすることができるため、大当り後に第一特定遊技状態(例えば、時短状態)が付与される当選となったときに、通常遊技状態時に自力で引き当てたかのように遊技者に思わせることができ、遊技者の興趣向上を図ることができる場合がある。また、電チューの長開放が集中した場合、電チューの長開放を数えることによって潜伏時短状態かどうかを予想することができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記第一特定遊技状態は、前記第一入賞容易状態(例えば、普図高確率状態)、前記第二入賞容易状態(例えば、普図変動時間短縮状態)、前記第三入賞容易状態(例えば、電チュー開放延長状態)を含むことを特徴とする。
この構成によれば、第一特定遊技状態を第二特定遊技状態よりも有利な状態にすることで、第一特定遊技状態の相対価値を高めることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記所定有利時間は、第一の有利時間(例えば、短開放、0.3秒)と該第一の有利時間より長い第二の有利時間(例えば、長開放、1.8秒)を含むことを特徴とする。この構成によれば、通常遊技状態と第二特定遊技状態の見た目をより同じくすることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記第二特定遊技状態は、前記通常遊技状態より前記所定有利時間が前記第二の有利時間となり易いことを特徴とする。この構成によれば、電チューの開放時間を数えることによって第二特定遊技状態かどうかを予想すること(例えば、長開放が集中した場合は潜伏時短の可能性が高いなど)ができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、普図に当選し難く普図変動時間が長く電チュー開放時間が長い第二特定遊技状態時に大当りに当選すると、大当り終了後に普図に当選し易く普図変動時間が短く電チュー開放時間が長い第一特定遊技状態に移行するため、遊技者は、長開放が発生する頻度が高まったと実感することができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100において、前記可変入賞手段を前記第二状態に前記第二の有利時間することを、該可変入賞手段が該第二状態となる前に報知するようにしてもよい。この構成によれば、電チュー長開放が発生することを察知でき、電チュー長開放の発生回数を把握し易く、第二特定遊技状態かどうかを予想し易くなる場合がある。また、電チュー開放時にすぐ球を入賞させることができ、効率よく賞球を増やすことができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記制御状態移行手段は、所定の条件が成立した場合に、前記通常状態よりも前記特定の結果を導出する確率が高い第三特定遊技状態(例えば、潜伏確変状態)に制御状態を移行させることを特徴とする。この構成によれば、大当り後に第二特定遊技状態または第三特定遊技状態に移行するため、第二特定遊技状態であっても第三特定遊技状態かもしれないと遊技者に期待させることができ、第二特定遊技状態の価値を高めることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記制御状態移行手段は、前記第一特定遊技状態となってから第三の所定終了条件成立後(例えば、所定回の変動後)に前記第二特定遊技状態に制御状態を移行させることを特徴とする。この構成によれば、第一特定遊技状態が終了しても遊技者が遊技に期待できる期間を設けることができる場合がある。
また、上記第1乃至第4の実施の形態によるパチンコ機100は、前記第一特定遊技状態から前記通常遊技状態または前記第二特定遊技状態に制御状態が移行した場合、該通常遊技状態と該第二特定遊技状態とで同じ演出(例えば、雨ステージの演出、ステージ選択演出)を行うことを特徴とする。この構成によれば、第一特定遊技状態が終了しても第二特定遊技状態に移行したかもしれないと遊技者により期待させることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
従来、確変連荘中に通常大当りを引いて確変が終了して通常状態に移行すると、連荘が途切れてしまう(玉持ちの良い時短状態が終了してしまう)ため、連荘が終了した段階で遊技者を落胆させてしまうという問題があった。これに対し上記実施の形態では、確変状態や時短状態よりも玉持ちの悪い潜伏時短状態となっても、通常状態よりも確変状態や時短状態に移行し易いので遊技者に期待を持って遊技を継続して貰うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、潜伏時短状態の特徴について簡単に説明すると、潜伏時短状態は、遊技者に負担を強いる点、有利度が通常状態とほぼ同じである点において、時短状態とは異なる。また潜伏時短状態は、最大100変動である点、大当りに当選し難い点、大当りが早く引けるかどうかではなく大当り後に時短が付くかどうかを期待させる点において、潜伏確変状態とは異なる。潜伏確変状態は早期に大当りさせることを期待させることができるが玉持ちが悪いのに対し、潜伏時短状態は大当り当選時に電サポが付与されるか否かに期待させつつ通常状態よりも玉持ち良く遊技することができる。
上記第1の実施の形態では、潜伏時短状態として、電チュー開延長状態のみ作動させたが、これに限らず、普図高確率状態のみ作動、普図変動時間短縮状態のみ作動、電チュー開延長状態と普図変動時間短縮状態のみ作動、電チュー開延長状態と普図高確率状態のみ作動、普図高確率状態と普図変動時間短縮状態のみ作動のいずれかであってもよい。
上記第2の実施の形態では、大当り図柄8、9、10当選後に時短状態、潜伏時短状態の順に移行するようにしたが、潜伏時短状態を複数持ち(例えば、電チュー開延長状態と普図変動時間短縮状態のみ作動する状態を潜伏状態1、電チュー開延長状態のみ作動する状態を潜伏時短状態2)、時短状態、潜伏時短状態1、潜伏時短状態2の順のように、普図高確率状態と普図変動時間短縮状態と電チュー開延長状態が1つずつ非作動となるように遊技状態を移行してもよい。
上記実施の形態では、大当りした場合の遊技状態が通常状態よりも潜伏時短状態の方が時短状態に移行し易い例を示したが、大当りした場合の遊技状態が通常状態よりも潜伏時短状態のほうが時短状態に移行し難くてもよい。すなわち、大当り図柄2当選時の遊技状態が通常状態の場合は確変状態に移行し、潜伏時短状態の場合は潜伏確変に移行するように、通常遊技状態よりも潜伏時短状態の方が不利な状態としてもよい。
上記実施の形態では、特図1と特図2の有利度が同じ例を示したが、特図1よりも特図2で当選した方が有利(例えば、特図1よりも特図2で当選した方が出玉あり大当りに当選し易い)な遊技台に本発明を採用してもよい。また、上記実施の形態において、潜伏時短状態時に特図1で当選した場合と特図2で当選した場合とで時短状態への移行し易さを異ならせてもよい。
なお、以上説明した第1乃至第4の実施の形態は、相互に組み合わせて実施可能である。
本発明に係る遊技台は、図38に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払い出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払い出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
また、本発明に係る遊技台は図39(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006の操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2012で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2008が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、同図(d)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じて取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
(1)本発明に係る遊技台は、
可変始動口(例えば、特図2始動口232)と、
複数種類の遊技状態(例えば、通常状態、潜伏確変状態、潜伏時短状態、確変状態)のうちのいずれかの遊技状態に少なくとも制御可能な制御手段(例えば、主制御部300)と、
を備えた遊技台(例えば、パチンコ機100)であって、
前記可変始動口は、第一の状態(例えば、図3に示す羽根部材232aが閉じた状態)となることが可能な可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の状態(例えば、図3に示す羽根部材232aが開放した状態)となることが可能な可変始動口であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態(例えば、確変状態)」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態(例えば、通常状態)」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり(例えば、図8(c)に示す遊技状態、図12(a)に示す普通図柄当否判定用テーブル参照)、
前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態(例えば、潜伏時短状態)」という。)であり(例えば、図8(c)に示す遊技状態、図12(a)に示す普通図柄当否判定用テーブル参照)、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合(例えば、通常状態時において普図当り態様が当り図柄1または当り図柄3の場合、若しくは潜伏時短状態時において普図当り態様が当り図柄1の場合)に、第一の時間(例えば、0.3s)を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり(例えば、図12(c)参照)、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合(例えば、通常状態時において普図当り態様が当り図柄2の場合、若しくは潜伏時短状態時において普図当り態様が当り図柄2または当り図柄3の場合)に、第二の時間(例えば、1.8s)を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり(例えば、図12(c)参照)、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり(例えば、図12(c)参照)、
前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合がある(例えば、図12(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(2)
(1)に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態の期間に前記第二の条件が成立する場合がある(例えば、図12(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(3)
(1)または(2)に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる確率(例えば、普図低確率状態での普図変動遊技の当選確率約1/21.1)が同じ遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(4)
(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能な手段である(例えば、図7に示す主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227)、図8(b)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(5)
(4)に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が同じ遊技状態のことであり(例えば、図8(c)参照)、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が高い遊技状態のことである(例えば、図8(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(6)
(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合(例えば、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になった場合)に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能な手段である(例えば、図7に示す主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(7)
(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第四の遊技状態(例えば、潜伏確変状態)である、
ことを特徴とする遊技台。
(8)
(1)乃至(7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可変始動口とは、電動チューリップで構成された始動口のことである(例えば、図3に示す特図2始動口232参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(9)
可変始動口(例えば、特図2始動口232)と、
複数種類の遊技状態(例えば、通常状態、潜伏確変状態、潜伏時短状態、確変状態)のうちのいずれかの遊技状態に制御可能な制御手段(例えば、主制御部300)と、
を備えた遊技台(例えば、パチンコ機100)であって、
前記可変始動口は、第一の状態(例えば、図3に示す羽根部材232aが閉じた状態)となることが可能な可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の状態(例えば、図3に示す羽根部材232aが開放した状態)となることが可能な可変始動口であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態(例えば、確変状態)」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態(例えば、通常状態)」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり(例えば、図8(c)に示す遊技状態、図12(a)に示す普通図柄当否判定用テーブル参照)、
前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態(例えば、潜伏時短状態)」という。)であり(例えば、図8(c)に示す遊技状態、図12(a)に示す普通図柄当否判定用テーブル参照)、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合(例えば、通常状態時において普図当り態様が当り図柄1または当り図柄3の場合、若しくは潜伏時短状態時において普図当り態様が当り図柄1の場合)に、第一の時間(例えば、0.3s)を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり(例えば、図12(c)参照)、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合(例えば、通常状態時において普図当り態様が当り図柄2の場合、若しくは潜伏時短状態時において普図当り態様が当り図柄2または当り図柄3の場合)に、第二の時間(例えば、1.8s)を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり(例えば、図12(c)参照)、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり(例えば、図12(c)参照)、
前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合があり(例えば、図12(c)参照)、
前記第二の遊技状態の間に大当りに当選した場合に前記第三の遊技状態となる可能性は、前記第一の遊技状態の間に大当りに当選した場合に該第三の遊技状態となる可能性よりも高い(例えば、図8に示す特別図柄決定用テーブル参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(10)
(9)に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態の期間に前記第二の条件が成立する場合がある(例えば、図12(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(11)
(9)または(10)に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる確率(例えば、普図低確率状態での普図変動遊技の当選確率約1/21.1)が同じ遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(12)
(9)乃至(11)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技状態(例えば、図8(b)に示す大当り図柄2の大当り遊技)の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能な手段であり(例えば、図7に示す主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227)、図8(b)参照)、
前記制御手段は、大当り遊技状態(例えば、図8(b)に示す大当り図柄1の大当り遊技)の終了後に前記第三の遊技状態に制御可能な手段である(例えば、図7に示す主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227)、図8(b)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(13)
(12)に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が同じ遊技状態のことであり(例えば、図8(c)参照)、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が高い遊技状態のことである(例えば、図8(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(14)
(9)乃至(13)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合(例えば、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1から0になった場合)に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能な手段である(例えば、図7に示す主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(15)
(9)乃至(14)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第四の遊技状態(例えば、潜伏確変状態)である、
ことを特徴とする遊技台。
(16)
(9)乃至(15)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可変始動口とは、電動チューリップで構成された始動口のことである(例えば、図3に示す特図2始動口232参照)、
ことを特徴とする遊技台。
本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例に挙げたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
上記実施の形態の遊技台は、例えば以下のように表現される。
(付記1)
遊技球の入賞が困難な第一状態と遊技球の入賞が前記第一状態よりも容易となる第二状態とに変化可能な可変入賞手段と、
始動領域に遊技球が進入した場合に始動情報を導出する始動情報導出手段と、
前記始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の結果が特定の当否判定結果である場合に、通常遊技状態よりも遊技者に有利となる特別遊技状態に制御状態を移行させ、
所定条件が成立した場合に、前記可変入賞手段が前記通常遊技状態よりも前記第二状態となり易い第一特定遊技状態、または前記可変入賞手段が前記通常遊技状態よりも前記第二状態となり易く前記第一特定遊技状態よりも前記第二状態になり難い第二特定遊技状態に制御状態を移行させる制御状態移行手段と、
を備えた遊技台であって、
前記通常遊技状態よりも前記第二特定遊技状態を経由した方が前記第一特定遊技状態へ移行し易いこと
を特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1記載の遊技台であって、
前記第二特定遊技状態と前記第一特定遊技状態とで、前記第一特定遊技状態への移行し易さが同じであること
を特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1または2に記載の遊技台であって、
前記制御状態移行手段は、前記第二特定遊技状態となってから所定終了条件の成立後に前記通常遊技状態に制御状態を移行させること
を特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台であって、
前記制御状態移行手段は、前記特別遊技状態の終了後に前記第二特定遊技状態に制御状態を移行させること
を特徴とする遊技台。
(付記5)
付記3記載の遊技台であって、
前記第二特定遊技状態から前記通常遊技状態に制御状態が移行した場合、該通常遊技状態となってから所定条件が成立するまで行われる演出は該第二特定遊技状態で行われる演出と同じであること
を特徴とする遊技台。
(付記6)
可変始動口と、
複数種類の遊技状態のうちのいずれかに少なくとも制御可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記可変始動口は、第一の状態となることが可能なものであり、
前記可変始動口は、第二の状態となることが可能なものであり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第一の遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第二の遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第三の遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第四の遊技状態であり、
前記第四の遊技状態とは、大当り遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第四の遊技状態となる可能性が同じ遊技状態のことであり、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態のことであり、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第四の遊技状態となる可能性が高い遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態とは、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態のことであり、
前記制御手段は、前記第四の遊技状態の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能なものであり、
前記制御手段は、前記第四の遊技状態の終了後に前記第三の遊技状態に制御可能なものであり、
前記第二の遊技状態とは、前記第三の遊技状態と比べて、前記第四の遊技状態の終了後において前記第三の遊技状態となる可能性が同じ遊技状態のことであり、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能なものであり、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合に、第一の時間を限度として前記第二の状態となることが可能なものであり、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合に、第二の時間を限度として前記第二の状態となることが可能なものであり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長いものであり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記6に記載の遊技台であって、
報知を少なくとも実行可能な報知手段を備え、
前記報知手段は、報知条件の成立があった場合に、予告報知を実行可能なものであり、
前記予告報知とは、前記可変始動口が前記第二の時間を限度として前記第二の状態となることを予告するものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
前記報知条件は、前記第二の条件よりも先に成立するものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記7または8に記載の遊技台であって、
前記報知手段を少なくとも制御可能な報知制御手段を備え、
前記制御手段は、前記報知制御手段に制御信号を少なくとも送信可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記6乃至9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第五の遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
可変始動口と、
複数種類の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態に少なくとも制御可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記可変始動口は、第一の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態」という。)であり、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合に、第一の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合に、第二の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記11に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態の期間に前記第二の条件が成立する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記11または12に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる確率が同じ遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記11乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
付記14に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が同じ遊技状態のことであり、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が高い遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記11乃至15のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記11乃至16のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの少なくとも一つは、第四の遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記11乃至17のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可変始動口とは、電動チューリップで構成された始動口のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
可変始動口と、
複数種類の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態に制御可能な制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記可変始動口は、第一の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の状態となることが可能な可変始動口であり、
前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり、
前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態」という。)であり、
前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合に、第一の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合に、第二の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり、
前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合があり、
前記第二の遊技状態の間に大当りに当選した場合に前記第三の遊技状態となる可能性は、前記第一の遊技状態の間に大当りに当選した場合に該第三の遊技状態となる可能性よりも高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記19に記載の遊技台であって、
前記第一の遊技状態の期間に前記第二の条件が成立する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記19または20に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる確率が同じ遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記19乃至21のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能な手段であり、
前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第三の遊技状態に制御可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記23)
付記22に記載の遊技台であって、
前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が同じ遊技状態のことであり、
前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が高い遊技状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記19乃至23のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
付記19乃至24のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第四の遊技状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
付記19乃至25のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可変始動口とは、電動チューリップで構成された始動口のことである、
ことを特徴とする遊技台。
100 パチンコ機
208 装飾図柄表示装置
208a〜208c 図柄表示領域
208d 演出表示領域
300 主制御部
304、404 CPU
306、406 ROM
308、408 RAM
400 第1副制御部
500 第2副制御部

Claims (8)

  1. 可変始動口と、
    複数種類の遊技状態のうちのいずれかの遊技状態に制御可能な制御手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記可変始動口は、第一の状態となることが可能な可変始動口であり、
    前記可変始動口は、第二の状態となることが可能な可変始動口であり、
    前記第二の状態とは、前記第一の状態と比べて、前記可変始動口に遊技球が入賞し易い状態のことであり、
    前記複数種類の遊技状態のうちの一つ(以下、「第三の遊技状態」という。)は、前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つ(以下、「第一の遊技状態」という。)と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が高い遊技状態であり、
    前記複数種類の遊技状態のうちの前記第三の遊技状態とは別の一つの遊技状態は、前記第三の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる可能性が低い遊技状態(以下、「第二の遊技状態」という。)であり、
    前記可変始動口は、第一の条件の成立があった場合に、第一の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
    前記可変始動口は、第二の条件の成立があった場合に、第二の時間を限度として前記第二の状態となる可変始動口であり、
    前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
    前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記第二の条件が成立し易い遊技状態のことであり、
    前記第二の遊技状態の期間に前記第一の条件が成立する場合があ
    前記第二の遊技状態の間に大当りに当選した場合に前記第三の遊技状態となる可能性は、前記第一の遊技状態の間に大当りに当選した場合に該第三の遊技状態となる可能性よりも高い、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第一の遊技状態の期間に前記第二の条件が成立する場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、
    前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記可変始動口が前記第二の状態となる確率が同じ遊技状態のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第二の遊技状態に制御可能な手段であ
    前記制御手段は、大当り遊技状態の終了後に前記第三の遊技状態に制御可能な手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項4に記載の遊技台であって、
    前記第二の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が同じ遊技状態のことであり、
    前記第三の遊技状態とは、前記第一の遊技状態と比べて、前記大当り遊技状態となる確率が高い遊技状態のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記制御手段は、前記第二の遊技状態において終了条件の成立があった場合に、前記第二の遊技状態を終了して前記第一の遊技状態に制御可能な手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記複数種類の遊技状態のうちの一つは、第四の遊技状態である、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記可変始動口とは、電動チューリップで構成された始動口のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
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