JP2012100872A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、遊技者に興趣を抱かせることが可能な遊技台を提供することを目的とする。
【解決手段】パチンコ機100は、普図高確率状態で大当り図柄(特図A〜特図C)が停止表示された場合、大当り遊技終了後8回の特図変動遊技のタイマ選択テーブルとして、タイマ1(超短縮変動)を含むテーブル4を設定し、大当り遊技が終了してから8回の特図変動遊技が行われるまでの時間に実行可能な一連の保留連荘演出を、テーブル4に基づいて装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dで実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。
近年、演出表示に趣向を凝らした遊技台が知られている。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台の演出表示では、遊技者に十分興趣を抱かせることができないという問題があった。
本発明の目的は、遊技者に興趣を抱かせることが可能な遊技台を提供することにある。
上記目的は、図柄を停止表示可能な図柄表示部と、遊技球が始動領域に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段と、前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段と、前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段と、前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、一または複数の時間情報を含む時間情報テーブルと、複数種類の時間情報テーブルを記憶した時間情報テーブル記憶手段と、前記時間情報テーブル記憶手段から所定の時間情報テーブルを設定する時間情報テーブル設定手段と、前記設定した時間情報テーブルおよび前記当否判定の結果に基づいて、図柄の変動表示時間を決定する変動時間決定手段と、前記決定した図柄の変動表示時間に亘って前記図柄を変動表示させた後、前記当否判定結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段と、前記当否判定結果が特定の当否判定結果である場合に、通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態に移行させる制御および複数の前記通常遊技状態の移行制御を行う遊技状態移行制御手段と、前記図柄表示部で所定の演出表示が行われるよう制御する演出表示制御手段と、を備えた遊技台であって、前記複数の通常遊技状態は、第一の通常遊技状態と、該第一の通常遊技状態よりも始動情報を導出し易い状態である第二の通常遊技状態とを含み、前記時間情報テーブル記憶手段は、前記複数種類の時間情報テーブルとして、第一の時間情報を含む第一の時間情報テーブルと、前記第一の時間情報よりも時間が短い第二の時間情報を含む第二の時間情報テーブルとを記憶しており、前記時間情報テーブル設定手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定し、前記演出表示制御手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された場合、前記遊技状態移行制御手段が、前記第二の通常遊技状態、前記特別遊技状態、および前記通常遊技状態の順に状態を移行させてから前記図柄表示制御手段が所定回数の図柄変動停止表示を行うまでの時間に実行可能な一連の演出表示を、前記時間情報テーブル設定手段が設定した前記第二の時間情報テーブルに基づいて前記図柄表示部で行われるよう制御することを特徴とする遊技台によって達成される。
本発明によれば、一連の演出表示に対して遊技者に興趣を抱かせることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100を背面側から見た外観図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100での表示図柄の一例であって、(a)は、特図の停止表示図柄の一例を示し、(b)は装飾図柄の一例を示し、(c)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図2状態更新処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図2状態更新処理Aの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図2状態更新処理Bの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図1状態更新処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図1状態更新処理Aの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図1状態更新処理Bの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図2関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300における特図1関連抽選処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理の流れを示し、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理の流れを示し、(c)は第1副制御部タイマ割込処理の流れを示し、(d)は画像制御処理の流れを示している。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400における演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400における特別遊技演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第1副制御部400における図柄演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理の流れを示し、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理の流れを示し、(c)は第2副制御部タイマ割込処理の流れを示している。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100における当否決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100における特図決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるテーブルセット選択用テーブル(特図停止時の状態が普図低確率状態の場合)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるテーブルセット選択用テーブル(特図停止時の状態が普図高確率状態の場合)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(はずれ図柄)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(小当り図柄)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(大当り図柄)の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100における演出内容決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号テーブルの変形例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態によるパチンコ機100における演出内容決定用テーブルの変形例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第1の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100におけるテーブルセット選択用テーブル(特図停止時の状態が普図高確率状態の場合)の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号テーブルの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第3の実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(はずれ図柄・小当り図柄)の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(大当り図柄)の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態によるパチンコ機100におけるタイマ番号決定用テーブル(テーブル4選択時)の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態によるパチンコ機100における特図の停止表示図柄の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態によるパチンコ機100における特図決定用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態によるパチンコ機100におけるテーブルセット選択用テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100における変動パターンテーブルの構成の例を示す図である。 本発明の第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100における変動パターンテーブルの構成の例を示す図である。 本発明の第1乃至第5の実施の形態の変形例による遊技台としてのスロットマシン1000を正面から見た略示正面図である。 本発明の第1乃至第5の実施の形態の変形例による遊技台を示す図であり、(a)はカジノマシン2000を示し、(b)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000を示し、(c)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000を示し、(d)は本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000を示し、(e)は本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000を示している。
[第1の実施の形態]
以下、図面を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きでかつ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図1では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観斜視図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600(図2では図示せず)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186と、を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222とを配設している。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」、第1特別図柄を「特図1」、第2特別図柄を「特図2」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。また、装飾図柄表示装置208は、図柄表示領域208a〜208cでの装飾図柄の変動停止表示や演出表示領域208dでの演出表示に支障が少ない位置(例えば、表示画面の左上角部)に、1個の小さな例えば円形の図柄(第四図柄)を表示可能な第四図柄表示領域208e(図3では図示せず)を有している。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。特図1表示装置212および特図2表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、特図1始動口230と、特図2始動口232と、可変入賞口234とを配設している。
一般入賞口226は、本実施の形態では遊技盤200に複数配設しており、一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施の形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施の形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
特図1始動口230は、本実施の形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。特図1始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図1表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、特図1始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
特図2始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施の形態では特図1始動口230の真下に1つだけ配設している。特図2始動口232は、左右に開閉自在な一対の羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図2始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図2表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、特図2始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
パチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(特図1始動口230、特図2始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242および前面ステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉あるいはシャッタと称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、前面ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方の前面ステージ244にワープ出口242bから排出する。前面ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、前面ステージ244の中央部には、通過した球が特図1始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施の形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータを備え、肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路318に出力する。この信号を受信したカウンタ回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インターフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インターフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インターフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施の形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図5(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、特図2表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本実施形態にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図1表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図2表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本実施形態にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1または2の変動表示」を開始してから特図1または2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」〜「特図E」、「特図G」および「特図I」の7種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(特図確変。以下、単に確変ともいう)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも電サポ状態(時短状態ともいう)に移行する。電サポについては詳しくは後述するが、電サポ状態のことを普図高確率状態(普図確変)と称し、電サポ状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に対する有利度が相対的に大きくなる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当り図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変または潜伏確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図E」は、2Rであるとともに、電サポ状態に移行しない状態である。なお、本実施形態の「特図E」は、停止時の遊技状態が特図高確率状態や普図高確率状態の場合には、特図高確率普図高確率状態となる。「特図G」は小当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。また、「特図I」ははずれ図柄であり、遊技者に対する有利度が相対的に小さくなる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。
図5(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・→「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。
そして、「特図A」の15R特別大当りまたは「特図B」の15R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当りを明示的に報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変または潜伏確変と称される2R大当り、あるいは「特図G」の小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当り、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図5(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図示を省略しているが、第四図柄表示領域208eにおける第四図柄の表示状態には、比較的高い輝度(階調)での表示(高輝度表示)を行う点灯表示状態と、高輝度表示およびそれより低い輝度での表示(低輝度表示)を交互に繰り返す点滅表示状態とがある。本実施形態では、第四図柄は、特図の変動表示中には点滅表示を行い、特図の停止表示中には点灯表示を行う。また本実施形態では、第四図柄は、当り図柄(特図A〜特図Eまたは特図G)の停止表示中には特定の表示色での点灯表示を行い、はずれ図柄(特図I)の停止表示中には、特定の表示色とは異なる所定の表示色での点灯表示を行う。
図5(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図B」を停止表示する。図5(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施の形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS101の次のステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップS103の次のステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS107の次のステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113の次のステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための3つの乱数カウンタの初期値を生成するための3つの初期値生成用乱数カウンタと、普図変動時間決定用乱数値、および特図変動時間決定用乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタとを更新する。例えば、普図変動時間決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図変動時間決定用乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述する基本乱数初期値更新処理(ステップS207)でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本例では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
まずステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS201の次のステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本例では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本例では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203の次のステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施の形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、および特図2始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
また、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS205の次のステップS207では基本乱数初期値更新処理を行い、その次のステップS209では基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための3つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合には、それぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。
例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットするとともに、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図1乱数値生成用の乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用の乱数カウンタがそれぞれ1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施の形態では特図1乱数値を取得するためのカウンタと特図2乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS209の次のステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS211の次のステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS213の次のステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
ステップS215の次のステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。
特図1始動口230へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図1乱数値生成用乱数カウンタから特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
特図2始動口232へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図2当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図2乱数値生成用乱数カウンタから特図2乱数値を取得して特図2乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図2乱数値記憶領域内の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組は、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが書き込まれる。
普図始動口228へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する普図保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する普図乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS217の次のステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS219の次のステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、普図当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、普図当りフラグがオフの場合には、はずれ図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびはずれ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンにされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500ms)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、普図当りフラグがオフにされる。この普図当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、かつ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた普図当りフラグをオンに設定する。不当選の場合には、普図当りフラグをオフに設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図変動時間決定用乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図変動時間決定用乱数値として取得し、取得した普図変動時間決定用乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をする度に、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS223の次のステップS224では、特図先読み処理を行う。特図先読み処理の詳細については後述する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い(ステップS225)、次に、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。特図2状態更新処理および特図1状態更新処理の詳細については後述する。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および2の変動遊技を行っておらず特図1および2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および2の変動遊技を行っておらず特図1および2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。以上の説明では、特図2変動遊技が特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、特図1および特図2のいずれを優先することもなく特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。特図2関連抽選処理および特図1関連抽選処理の詳細については後述する。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施の形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、FRAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および2の種別、先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
図8は、特図先読み処理(ステップS224)の流れを示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、後述する当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判断する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判断は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判断し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判断する。特図2の始動情報が増加していると判断した場合には、増加した始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を特図2乱数値記憶領域から先読みし、当否判定時に用いる当否決定用テーブルおよび特図決定用テーブル(図22および図23参照)を参照して、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を事前判定する(ステップS303)。
次に、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS305)、ステップS307に移行する。ステップS301において、特図2の始動情報が増加していないと判断した場合には、ステップS303、S305を実行せずにステップS307へ移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判断する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判断は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判断した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判断した場合には特図先読み処理を終了する。
ステップS309では、所定の未判定情報設定条件が成立しているか否かを判定する。未判定情報設定条件には、例えば、特別遊技(大当り遊技)中であること、電サポ中であること等の複数のサブ条件が含まれている。本例では、上記複数のサブ条件のうち少なくともいずれか1つが成立していれば未判定情報設定条件が成立していると判定し、上記複数のサブ条件がいずれも成立していなければ未判定情報設定条件が成立していないと判定する。
未判定情報設定条件が成立していないと判定した場合、増加した特図1の始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を特図1乱数値記憶領域から先読みし、当否判定時に用いる当否決定用テーブルおよび特図決定用テーブル(図22および図23参照)を参照して、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を事前判定する(ステップS311)。
次に、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS313)、特図先読み処理を終了する。
一方、ステップS309で未判定情報設定条件が成立していると判定した場合には、増加した特図1の始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶して(ステップS315)、特図先読み処理を終了する。
本例では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
図9は、主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップS225)の流れを示すフローチャートである。特図2状態更新処理では、まず特図2状態更新処理A(ステップS401)を行い、次に特図2状態更新処理B(ステップS403)を行う。特図2状態更新処理Aは、特別遊技終了後の特図関連情報の設定を行う特別遊技終了後特図関連情報設定処理であり、特図2状態更新処理Bは、特図関連情報の更新および特図関連情報の設定を行う特図関連情報更新・特図関連情報設定処理である。特図2状態更新処理Aおよび特図2状態更新処理Bの詳細については後述する。
ステップS403の次のステップS405では、その他特図2状態更新処理を行う。このその他特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)におけるその他特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始するその他特図2状態更新処理では、15R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図A、15R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフ、普図確率変動フラグがオンの場合には特図B、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフ、普図確率変動フラグがオンの場合には特図D、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグがオフの場合には特図E、小当りフラグがオンの場合には特図G、はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、特図A〜特図E、特図Gまたは特図Iのいずれか一つの図柄の確定表示(停止表示)を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に記憶された電サポ回数が1以上であれば、その電サポ回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)におけるその他特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始するその他特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始するその他特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材234aの開放・閉鎖制御を所定回数(本実施の形態では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始するその他特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、電サポ回数記憶部に電サポ回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここでの時短状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率(普図確変)状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延による制御状態をまとめて、電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。また、特図変動遊技の変動時間も短くする制御状態を含めて時短状態と呼ぶ。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始するその他特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)におけるその他特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合におけるその他特図2状態更新処理では、何もせずに次の特図1状態更新処理(ステップS227)に移行するようにしている。
図10は、特図2状態更新処理のステップS401における特図2状態更新処理A(特別遊技終了後特図関連情報設定処理)の流れを示すフローチャートである。まずステップS501では、特図2変動遊技に係る特別遊技が終了したタイミング(例えば、終了演出期間が終了したタイミング)であるか否かを判定する。特図2変動遊技に係る特別遊技が終了したタイミングであると判定した場合、後述するテーブルセット選択用テーブル(図24および図25参照)等を参照し、当該特別遊技に係る特図および遊技状態に基づいて、後述するテーブル変更用カウンタおよびタイマ選択テーブルをセットする(ステップS503)。その後、特図2状態更新処理Aを終了する。一方、ステップS501において特別遊技が終了したタイミングでないと判定した場合には、そのまま特図2状態更新処理Aを終了する。
なお、本例では、特別遊技が終了したタイミングでテーブル変更用カウンタおよびタイマ選択テーブルをセットするよう構成しているが、これらをセットするのは特別遊技が終了したタイミングに限られない。テーブル変更用カウンタおよびタイマ選択テーブルをセットするのは、当該特別遊技に係る大当り図柄の停止表示後から当該特別遊技終了後初回の図柄変動開始までの期間内であれば、例えば特別遊技が終了する前などのタイミングであってもよい。
図11は、特図2状態更新処理のステップS403における特図2状態更新処理B(特図関連情報更新・特図関連情報設定処理)の流れを示すフローチャートである。まずステップS601では、特図2表示装置214で図柄が停止表示されたタイミングであるか否かを判定する。図柄が停止表示されたタイミングであると判定した場合にはステップS603に進み、図柄が停止表示されたタイミングでないと判定した場合には特図2状態更新処理Bを終了する。
ステップS603では、ステップS503でセットされたテーブル変更用カウンタの値をRAM308内の所定の記憶領域から取得し、取得したテーブル変更用カウンタの値が0よりも大きいか否かを判定する。テーブル変更用カウンタの値が0よりも大きいと判定した場合にはステップS605に進み、テーブル変更用カウンタの値が0以下と判定した場合には特図2状態更新処理Bを終了する。
ステップS605では、テーブル変更用カウンタの値から1を減算して元の記憶領域に記憶する。
ステップS605の次のステップS607では、テーブル変更用カウンタの値が0であるか否かを判定する。テーブル変更用カウンタの値が0であると判定した場合にはステップS609に進み、テーブル変更用カウンタの値が0でないと判定した場合には特図2状態更新処理Bを終了する。
ステップS609では、後述するテーブルセット選択用テーブル(図24および図25参照)等を参照し、当該特別遊技に係る特図および遊技状態に基づき、次のテーブル変更用カウンタおよびタイマ選択テーブルをセットする。その後、特図2状態更新処理Bを終了する。
図12は、主制御部タイマ割込処理の特図1状態更新処理(ステップS227)の流れを示すフローチャートである。特図1状態更新処理では、特図1状態更新処理A(ステップS701)、特図1状態更新処理B(ステップS703)およびその他特図1状態更新処理(ステップS705)をこの順に行う。その他特図1状態更新処理は、上述の特図2状態更新処理で説明したその他特図2状態更新処理(ステップS405)の内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆であってもよい。
図13は、特図1状態更新処理のステップS701における特図1状態更新処理A(特別遊技終了後特図関連情報設定処理)の流れを示すフローチャートである。特図1関連抽選処理Aの各ステップS801およびS803は、特図2関連抽選処理Aの各ステップS501およびS503とそれぞれ同様の処理であるため、その説明は省略する。
図14は、特図1状態更新処理のステップS703における特図1状態更新処理B(特図関連情報更新・特図関連情報設定処理)の流れを示すフローチャートである。特図1状態更新処理Bの各ステップS901、S903、S905、S907およびS909は、特図2状態更新処理Bの各ステップS601、S603、S605、S607およびS609とそれぞれ同様の処理であるため、その説明は省略する。
図15は、主制御部タイマ割込処理の特図2関連抽選処理(ステップS229)の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS1101では、所定条件を充足しているか否かを判定する。ここで、本例の所定条件には、例えば、現在特別遊技中ではないこと、現在特図2変動中ではないこと等の複数のサブ条件が含まれている。本例では、上記複数のサブ条件が全て成立していれば所定条件を充足していると判定し、上記複数のサブ条件のうち少なくともいずれか1つが成立していなければ所定条件を充足していないと判定する。所定条件を充足していると判定した場合にはステップS1103に進み、所定条件を充足していないと判定した場合には特図2関連抽選処理を終了する。
ステップS1103では、保留数更新処理を行う。保留数更新処理では、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数の値を1だけ減算した値を特図2保留数記憶領域に記憶し直す。それとともに、特図2保留ランプ220の点滅を制御する。例えば、図3に示す特図2保留ランプ220の4つのLEDを図左から右に向かって順にLED番号1−4とすると、LED番号の若い方から順に特図2保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。また、特図2乱数値記憶領域から最先の始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取り出してRAM308に設けた一時領域に記憶し、特図2乱数値記憶領域における当該始動情報の記憶をクリアする。
ステップS1103の次のステップS1105では、当否判定処理を行う。当否判定処理では、後述する当否決定用テーブル(図22参照)を参照し、RAM308の一時領域に記憶した始動情報(特図2当選乱数値)に基づいて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の当否判定を行う。
ステップS1105の次のステップS1107では、図柄決定処理を行う。図柄決定処理では、ステップS1103での当否判定結果が大当りの場合には、後述する特図決定用テーブル(図23参照)を参照し、RAM308の一時領域に記憶した始動情報(特図2乱数値)に基づいて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を決定する。本例では、図5(a)に示したように小当り図柄およびはずれ図柄がいずれも1種類であるため、当否判定結果が小当りまたははずれの場合には、特図決定用テーブルを参照した乱数抽選を行うことなく停止図柄が決定される。
ステップS1107の次のステップS1109では、変動時間決定処理を行う。変動時間決定処理では、まず、タイマ番号決定用テーブル(図26乃至図28参照)を参照し、特図決定結果(当否結果および停止図柄)、特図2状態更新処理AのステップS503または特図2状態更新処理BのステップS609でセットされたタイマ選択テーブル、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に基づいて、タイマ番号を決定する。そして、タイマ番号テーブル(図29参照)を参照し、決定したタイマ番号に基づいて変動時間を決定する。
ステップS1109の次のステップS1111では、その他特図2関連抽選処理を行う。その後、特図2関連抽選処理を終了する。
図16は、主制御部タイマ割込処理の特図1関連抽選処理(ステップS231)の流れを示すフローチャートである。特図1関連抽選処理の各ステップS1201、S1203、S1205、S1207、S1209およびS1211は、特図2関連抽選処理の各ステップS1101、S1103、S1105、S1107、S1109およびS1111とそれぞれ同様の処理であるため、その説明は省略する。
次に、図17乃至図20を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図17(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。まず、図17(a)のステップS1301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS1301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS1301の次のステップS1303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS1305の処理に移行する。ステップS1305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS1305の次のステップS1307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS1307の次のステップS1309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS1307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理の詳細については後述する。
ステップS1309の次のステップS1311では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS1309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS1311の次のステップS1313では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS1309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS1313の次のステップS1315では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS1309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS1315の次のステップS1317では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS1309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS1317の次のステップS1319では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS1309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS1319の次のステップS1321では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS1309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS1303に戻る。
図17(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)の流れを示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1401では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図17(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS1501では、第1副制御部メイン処理のステップS1303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS1303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS1501の次のステップS1503では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS1321)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図17(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS1313における画像制御処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS1601の次のステップS1603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS1605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS1605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS1601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS1605の次のステップS1607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS1607の次のステップS1609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS1611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS1611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図18は、第1副制御部メイン処理のステップS1309における演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。演出制御処理では、まず特別遊技演出制御処理(ステップS1701)を行い、次に図柄演出制御処理(ステップS1703)を行う。その後、その他演出制御処理(ステップS1705)を行う。
図19は、演出制御処理の特別遊技演出制御処理(ステップS1701)の流れの一例を示すフローチャートである。まず、ステップS1801では、RAM408に設けられた大当り演出表示フラグ(後述)がオフであるか否かを判定する。大当り演出表示フラグがオフであればステップS1803に進み、大当り演出表示フラグがオンであればステップS1809に進む。
ステップS1803では、大当り演出開始条件を充足しているか否かを判定する。本例では、第1副制御部400は、主制御部300から受信したコマンドに入賞演出開始コマンドが含まれていれば大当り演出開始条件を充足していると判定し、入賞演出開始コマンドが含まれていなければ大当り演出開始条件を充足していないと判定する。大当り演出開始条件を充足していると判定した場合にはステップS1805に進み、大当り演出開始条件を充足していないと判定した場合には特別遊技演出制御処理を終了する。
ステップS1805では、大当り演出表示開始処理を行う。大当り演出表示開始処理では、第1副制御部400は、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにおける大当り演出の表示内容を決定し、決定した表示内容に基づいて演出データを設定する。演出データが設定されると当該演出データに基づいて上述の画像制御処理(ステップS1313)が実行され、これにより演出表示領域208dでの大当り演出表示が開始される。
ステップS1805の次のステップS1807では、RAM408に設けられた大当り演出表示フラグをオンに設定する。本例では、大当り演出表示フラグは、大当り演出表示の実行期間中にはオンに設定され、それ以外の期間にはオフに設定される。その後、ステップS1811に進む。
ステップS1809では、RAM408に設けられた第一特定演出表示フラグ(後述)がオフであるか否かを判定する。第一特定演出表示フラグがオフであればステップS1811に進み、第一特定演出表示フラグがオンであればステップS1817に進む。
ステップS1811では、第一特定演出表示条件を充足しているか否かを判定する。本例の第一特定演出表示条件には、後述するタイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択される状況であること(すなわち、当該特別遊技に係る特図が普図高確率状態で停止表示された特図A、特図Bまたは特図Cであること(図25参照))、特別遊技終了演出が開始されるタイミング(例えば、主制御部300から終了演出開始コマンドを受信したタイミング)であること等の複数のサブ条件が含まれている。本例では、上記複数のサブ条件が全て成立していれば、第一特定演出表示条件を充足していると判定し、上記複数のサブ条件のうち少なくともいずれか1つが成立していなければ、第一特定演出表示条件を充足していないと判定する。第一特定演出表示条件を充足していると判定した場合にはステップS1813に進み、第一特定演出表示条件を充足していないと判定した場合にはステップS1817に進む。
ステップS1813では、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにおける第一特定演出の表示内容を決定し、決定した表示内容に基づいて演出データを設定する。演出データが設定されると当該演出データに基づいて上述の画像制御処理(ステップS1313)が実行され、これにより演出表示領域208dでの第一特定演出表示が開始される(図34(d)等参照)。本例では、第一特定演出は、特別遊技演出の一部(終了時)である特別遊技終了演出として実行される。ここで、第一特定演出の表示内容は、先読み結果情報(例えば、大当りとなる保留順位)に基づいて決定するようにしてもよい。なお、第一特定演出の表示内容を決定するタイミングはステップS1813に限られず、他のタイミングであってもよい。
ステップS1813の次のステップS1815では、RAM408に設けられた第一特定演出表示フラグをオンに設定する。本例では、第一特定演出表示フラグは、第一特定演出表示の実行期間中にはオンに設定され、それ以外の期間にはオフに設定される。ステップS1815の処理が終了するとステップS1817に移行する。
ステップS1817では、大当り演出終了条件を充足しているか否かを判定する。本例では、第1副制御部400は、主制御部300から受信したコマンドに特別遊技の終了(終了演出の終了)を示すコマンドが含まれていれば大当り演出終了条件を充足していると判定し、特別遊技の終了を示すコマンドが含まれていなければ大当り演出終了条件を充足していないと判定する。大当り演出終了条件を充足していると判定した場合にはステップS1819に進み、大当り演出終了条件を充足していないと判定した場合には特別遊技演出制御処理を終了する。
ステップS1819では、大当り演出表示終了処理を行う。大当り演出表示終了処理では、第1副制御部400は、演出表示領域208dでの大当り演出表示を終了させる演出データを設定する。演出データが設定されると当該演出データに基づいて上述の画像制御処理(ステップS1313)が実行され、これにより演出表示領域208dでの大当り演出表示が終了する。
ステップS1819の次のステップS1821では、RAM408に設けられた大当り演出表示フラグをオフに設定する。その後、特別遊技演出制御処理を終了する。
図20は、演出制御処理の図柄演出制御処理(ステップS1703)の流れの一例を示すフローチャートである。まず、ステップS1901では、RAM408に設けられた第二特定演出表示フラグ(後述)がオフであるか否かを判定する。第二特定演出表示フラグがオフであればステップS1903に進み、第二特定演出表示フラグがオンであればステップS1911に進む。
ステップS1903では、RAM408に設けられた第一特定演出表示フラグがオフであるか否かを判定する。第一特定演出表示フラグがオンであればステップS1905に進み、第一特定演出表示フラグがオフであればステップS1917に進む。
ステップS1905では、第二特定演出表示条件を充足しているか否かを判定する。本例の第二特定演出表示条件は、例えば、第一特定演出(特別遊技終了演出)終了後の初回の特図変動遊技が開始されるタイミングであること、または第一特定演出(特別遊技終了演出)が終了するタイミングであることである。例えば第1副制御部400は、主制御部300から受信したコマンドに第一特定演出終了後の初回の図柄変動開始コマンド、または第一特定演出が終了することを示すコマンドが含まれていれば第二特定演出表示条件を充足していると判定し、それ以外であれば第二特定演出表示条件を充足していないと判定する。第二特定演出表示条件を充足していると判定した場合にはステップS1907に進み、第二特定演出表示条件を充足していないと判定した場合にはステップS1917に進む。
ステップS1907では、RAM408に設けられた第一特定演出表示フラグをオフに設定する。ステップS1907の次のステップS1909では、RAM408に設けられた第二特定演出表示フラグをオンに設定する。本例では、第二特定演出表示フラグは、第二特定演出表示の実行期間中にはオンに設定され、それ以外の期間にはオフに設定される。ステップS1909の処理が終了するとステップS1911に移行する。
ステップS1911では、第1副制御部400は、主制御部300からのコマンドに含まれる情報等に基づき、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにおける第二特定演出の表示内容を決定し、決定した表示内容に基づいて演出データを設定する。第二特定演出の内容は、例えば、先読み結果情報によって得られた停止図柄情報および変動時間情報や大当りに係る特図変動遊技の入賞順位等に基づいて設定される。演出データが設定されると当該演出データに基づいて上述の画像制御処理(ステップS1313)が実行され、これにより演出表示領域208dでの第二特定演出表示が実行される(図34(e)〜(h)および図35(a)〜(e)等参照)。本例の第二特定演出は、特別遊技終了後から所定回数の特図変動遊技が終了するまでの期間で実行される一連の演出(後述する保留連荘演出)である。「所定回数」とは、例えば、最大保留数(本例では8つ)と同数、10回、ST回数と同数、電サポ回数と同数、大当りとなる保留までの変動回数等である。なお、第二特定演出の表示内容を決定するタイミングにおいて保留が満タンでない場合には、その時点での保留数(例えば6つ)を「所定回数」としてもよい。
ステップS1911の次のステップS1913では、第二特定演出終了条件を充足しているか否かを判定する。本例の第二特定演出終了条件には、上記の所定回数分の特図変動遊技が終了したことや、停止図柄が大当りであること等がある。第二特定演出終了条件を充足していると判定した場合にはステップS1915に進み、第二特定演出終了条件を充足していないと判定した場合にはステップS1917に進む。
ステップS1915では、RAM408に設けられた第二特定演出表示フラグをオフに設定する。その後、ステップS1917に移行する。
ステップS1917では、その他図柄演出制御処理を行う。その他図柄演出制御処理では、主制御部300から送信されるコマンド情報やRAM408内で生成される演出用乱数値等に基づき演出内容を決定して演出表示を行う。その後、図柄演出制御処理を終了する。
次に、図21を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図21(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図21(a)のステップS2001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS2001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS2001の次のステップS2003では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS2005の処理に移行する。ステップS2005では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS2005の次のステップS2007では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS2007の次のステップS2009では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS2007で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS2009の次のステップS2011では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS2011の次のステップS2013では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS2003に戻る。
図21(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS2101では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図21(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。ステップS2201では、図21(a)に示す第2副制御部メイン処理のステップS2003において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS2003において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS2201の次のステップS2203では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300または第1副制御部400で用いられる各種テーブルについて図22乃至図32を用いて説明する。図22乃至図32に示す各種テーブルは、例えば主制御部300のROM306または第1副制御部400のROM406に記憶されている。
まず、主制御部300で用いられる各種テーブルについて図22乃至図29を用いて説明する。図22乃至図29に示す各種テーブルは、例えば主制御部300のROM306に記憶されている。図22は、特図2関連抽選処理の当否判定処理(ステップS1105)および特図1関連抽選処理の当否判定処理(ステップS1205)で用いられる当否決定用テーブルの一例を示している。当否決定用テーブルは、本例では、特図先読み処理のステップS303およびS311における事前判定でも用いられる。図22に示す当否決定用テーブルは、左列の「特図確率」、中列の「乱数範囲」、右列の「当否結果」の各項目で構成されている。左列の「特図確率」は「低確率」と「高確率」に区分されている。「低確率」は当否判定時の遊技状態が特図低確率状態であることを表し、「高確率」は当否判定時の遊技状態が特図高確率状態であることを表している。中列の「乱数範囲」は、取得した特図1当選乱数値または特図2当選乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の特図1当選乱数値および特図2当選乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜65535である。「乱数範囲」は、左列「特図確率」の項目「低確率」に対応して、0〜217、218〜326、および327〜65535の3つに区分されている。また、左列「特図確率」の項目「高確率」に対応して、0〜2179、2180〜2288、および2289〜65535の3つに区分されている。右列の「当否結果」は、「低確率」かつ乱数範囲0〜217に対応して「大当り」が割り当てられ、乱数範囲218〜326に対応して「小当り」が割り当てられ、乱数範囲327〜65535に対応して「はずれ」が割り当てられている。また「当否結果」は、「高確率」かつ乱数範囲0〜2179に対応して「大当り」が割り当てられ、乱数範囲2180〜2288に対応して「小当り」が割り当てられ、乱数範囲2289〜65535に対応して「はずれ」が割り当てられている。
ステップS1105またはS1205の当否判定処理において、主制御部300は、特図1または特図2の変動遊技の当否を決定するために、取得した特図1または特図2当選乱数値に対して当否決定用テーブルを参照して当否判定を行う。例えば、当否判定時の制御状態が特図低確率状態である場合には、取得した特図1または特図2当選乱数値が0〜217の範囲内にあれば特図変動遊技を当選(大当り)と判定し、特図1または特図2当選乱数値が218〜326の範囲内にあれば当選(小当り)と判定し、それ以外であれば非当選(はずれ)と判定する。図22に示すように、特図低確率状態で大当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は0〜217(乱数範囲の大きさは218)であるから、特図低確率状態での特図変動遊技の大当りの当選確率は、約1/300(=218/65536)である。また、特図低確率状態で小当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は218〜326(乱数範囲の大きさは109)であるから、特図低確率状態での特図変動遊技の小当りの当選確率は、約1/600(=109/65536)である。
当否判定時の制御状態が特図高確率状態である場合には、取得した特図1または特図2当選乱数値が0〜2179の範囲内にあれば特図変動遊技を当選(大当り)と判定し、特図1または特図2当選乱数値が2180〜2288の範囲内にあれば当選(小当り)と判定し、それ以外であれば非当選(はずれ)と判定する。図22に示すように、特図高確率状態で大当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は0〜2179(乱数範囲の大きさは2180)であるから、特図高確率状態での特図変動遊技の大当りの当選確率は、約1/30(=2180/65536)である。このように特図変動遊技の大当り当選確率は、特図低確率状態よりも特図高確率状態の方が高くなるように設定されている。また、特図低確率状態で小当りと判定される特図1または特図2当選乱数値の範囲は2180〜2288(乱数範囲の大きさは109)であるから、特図高確率状態での特図変動遊技の小当りの当選確率は、約1/600(=109/65536)である。このように小当りの当選確率は、特図低確率状態と特図高確率状態とで等しくなるように設定されている。
図23は、特図2関連抽選処理の図柄決定処理(ステップS1107)および特図1関連抽選処理の図柄決定処理(ステップS1207)で用いられる特図決定用テーブルの一例を示している。特図決定用テーブルは、本例では、特図先読み処理のステップS303およびS311における事前判定でも用いられる。図23に示す特図決定用テーブルは、当否結果が大当りの場合に用いられる。本例では、上述のように当否結果が小当りまたははずれの場合には乱数抽選を行うことなく停止図柄が決定されるため、小当りまたははずれ用の特図決定用テーブルは備えられていない。
図23に示す特図決定用テーブル(大当り)は、左列から「当否結果」、「乱数範囲」、「特図決定結果」の各項目で構成されている。「乱数範囲」は、取得した特図1乱数値または特図2乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の特図1乱数値および特図2乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜99である。特図決定用テーブル(大当り)では、乱数範囲0〜49(乱数範囲の大きさは50)に対応する特図決定結果として「特図A」が割り当てられ、乱数範囲50〜69(乱数範囲の大きさは20)に対応する特図決定結果として「特図B」が割り当てられ、乱数範囲70〜79(乱数範囲の大きさは10)に対応する特図決定結果として「特図C」が割り当てられ、乱数範囲80〜89(乱数範囲の大きさは10)に対応する特図決定結果として「特図D」が割り当てられ、乱数範囲90〜99(乱数範囲の大きさは10)に対応する特図決定結果として「特図E」が割り当てられている。
図24および図25は、特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803および特図1状態更新処理BのステップS909で用いられるテーブルセット選択用テーブルの例を示している。図24に示すテーブルセット選択用テーブルは特図停止時の状態が普図低確率状態である場合に用いられ、図25に示すテーブルセット選択用テーブルは特図停止時の状態が普図高確率状態である場合に用いられる。
図24に示すテーブルセット選択用テーブルは、左列の「停止させた特図」、中列の「テーブル変更用カウンタ初期値」、右列の「タイマ選択テーブル」の各項目で構成されている。「テーブル変更用カウンタ初期値」は、RAM308に設けられているテーブル変更用カウンタの初期値である。テーブル変更用カウンタは、特図1または2の変動遊技が行われる度に1ずつ減算される減算カウンタであり、カウンタ値が0になると停止するようになっている。主制御部300は、テーブル変更用カウンタの値が1から0になったことを条件に、タイマ選択テーブルの切替えを行う。
左列の「停止させた特図」は、「特図A」〜「特図E」に区分されている。「停止させた特図」の「特図A」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図B」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「100」および「0」が割り当てられている。「テーブル変更用カウンタ初期値」の「100」および「0」のそれぞれに対応して、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図C」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図D」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「100」および「0」が割り当てられている。「テーブル変更用カウンタ初期値」の「100」および「0」のそれぞれに対応して、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図E」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」が割り当てられている。
例えば、特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。このとき、テーブル変更用カウンタの初期値が0に設定されるため、特図変動遊技が行われてもテーブル変更用カウンタの値が1から0になることはない。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル3に維持される。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル3を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Bでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を100に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル2に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Bでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を使用して100回繰り返し実行され、その後テーブル1を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Cでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。このとき、テーブル変更用カウンタの初期値が0に設定されるため、特図変動遊技が行われてもテーブル変更用カウンタの値が1から0になることはない。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル3に維持される。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Cでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル3を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Dでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を100に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル2に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Dでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を使用して100回繰り返し実行され、その後テーブル1を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Eでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。このとき、テーブル変更用カウンタの初期値が0に設定されるため、特図変動遊技が行われてもテーブル変更用カウンタの値が1から0になることはない。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル2に維持される。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Eでかつ遊技状態が普図低確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル2を使用して繰り返し実行される。
図25に示すテーブルセット選択用テーブルは、左列の「停止させた特図」、中列の「テーブル変更用カウンタ初期値」、右列の「タイマ選択テーブル」の各項目で構成されている。左列の「停止させた特図」は、「特図A」〜「特図E」に区分されている。「停止させた特図」の「特図A」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」および「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図B」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」、「92」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」、「92」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」、「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図C」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」および「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図D」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「100」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「100」および「0」のそれぞれに対応して、「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図E」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」が割り当てられている。
例えば、特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル4に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を8に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル4に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル4を使用して8回繰り返し実行され、その後テーブル3を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Bでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル4に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を8に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル4に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を92に設定し直す。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル2に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Bでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル4を使用して8回繰り返し実行され、テーブル2を使用して92回繰り返し実行され、その後テーブル1を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Cでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル4に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を8に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル4に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル3に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Cでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル4を使用して8回繰り返し実行され、その後テーブル3を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Dでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を100に設定する。主制御部300は、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル変更用カウンタの値が減算されて0になるまでタイマ選択テーブルをテーブル2に維持する。テーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル1に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Dでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル2を使用して100回繰り返し実行され、その後テーブル1を使用して繰り返し実行される。
特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Eでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル2に設定するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。このとき、テーブル変更用カウンタの初期値が0に設定されるため、特図変動遊技が行われてもテーブル変更用カウンタの値が1から0になることはない。このため、その後の特図変動遊技で大当り図柄が停止表示されない限り、タイマ選択テーブルはテーブル2に維持される。すなわち、特別遊技に係る特図が特図Eでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限りテーブル2を使用して繰り返し実行される。
本例では、図24に示すように、特図停止時の状態が普図低確率状態である場合には、停止させた特図が特図A〜特図Eのいずれであっても、タイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択される場合はない。
一方、図25に示すように、特図停止時の状態が普図高確率状態である場合には、タイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択され得る。この場合において、15R大当り(特図Aおよび特図B)のときにテーブル4が選択される確率は、2種類の図柄のいずれでもテーブル4が選択されるため、本例では100%(=2/2)となる。また、2R大当り(特図C〜特図E)のときにテーブル4が選択される確率は、3種類の図柄のうち1種類の図柄(特図C)でテーブル4が選択されるため、本例では33%(=1/3)となる。したがって、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、2R大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。
当否結果が大当りであるときに各図柄が選択される確率(図23参照)を考慮した場合であっても、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、2R大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。すなわち、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Aの乱数範囲の大きさ50および特図Bの乱数範囲の大きさ20を考慮すると、本例では100%(=(50+20)/(50+20))となる。2R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Cの乱数範囲の大きさ10、特図Dの乱数範囲の大きさ10および特図Eの乱数範囲の大きさ10を考慮すると、本例では33%(=10/(10+10+10))となる。
図26は、当否結果がはずれであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示している。図26並びに後述する図27および図28に示すタイマ番号決定用テーブルは、特図2関連抽選処理の変動時間決定処理(ステップS1109)および特図1関連抽選処理の変動時間決定処理(ステップS1209)で用いられる。図26に示すタイマ番号決定用テーブルは、「特図決定結果」、「タイマ選択テーブル」、「保留球数」および「タイマ番号決定結果」の各列で構成されている。特図決定結果の列は、「はずれ図柄(特図I)」により構成されている。タイマ選択テーブルの列は、「テーブル1」、「テーブル2」、「テーブル3」および「テーブル4」の4つに区分されている。タイマ選択テーブルの各区分では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に基づいてタイマ番号を決定できるようになっている。ここで、本例の「保留球数」は、特図1変動遊技および特図2変動遊技のいずれにおいても特図1保留数と特図2保留数との和(本例では最大8つ)である。特図変動時間決定用乱数値のとり得る範囲は0〜99である。
特図Iに対応するテーブル1では、保留球数が0〜2の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜85(乱数範囲の大きさは86)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が86〜93(乱数範囲の大きさは8)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が94〜97(乱数範囲の大きさは4)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98〜99(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。一方、保留球数が3〜7の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜92(乱数範囲の大きさは93)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が93〜96(乱数範囲の大きさは4)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が97〜98(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Iに対応するテーブル2では、保留球数が0〜2の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜88(乱数範囲の大きさは89)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が89〜94(乱数範囲の大きさは6)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が95〜97(乱数範囲の大きさは3)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が98〜99(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。一方、保留球数が3〜7の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜93(乱数範囲の大きさは94)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が94〜96(乱数範囲の大きさは3)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が97〜98(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Iに対応するテーブル3では、保留球数が0〜2の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜93(乱数範囲の大きさは94)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が94〜96(乱数範囲の大きさは3)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が97〜98(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。一方、保留球数が3〜7の場合、特図変動時間決定用乱数値が0〜96(乱数範囲の大きさは97)であればタイマ番号が「タイマ2」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が97〜98(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定される。
特図Iに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
図27は、当否結果が小当りであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示している。図27に示すタイマ番号決定用テーブルは、「特図決定結果」、「タイマ選択テーブル」、「保留球数」および「タイマ番号決定結果」の各列で構成されている。特図決定結果の列は、「小当り図柄(特図G)」により構成されている。タイマ選択テーブルの列は、「テーブル1」、「テーブル2」、「テーブル3」および「テーブル4」の4つに区分されている。タイマ選択テーブルの各区分では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に基づいてタイマ番号を決定できるようになっている。
特図Gに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Gに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Gに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜98(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Gに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
図28は、当否結果が大当りであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示している。図28に示すタイマ番号決定用テーブルは、「特図決定結果」、「タイマ選択テーブル」、「保留球数」および「タイマ番号決定結果」の各列で構成されている。特図決定結果の列は、「大当り図柄(特図A)」、「大当り図柄(特図B)」、「大当り図柄(特図C)」、「大当り図柄(特図D)」および「大当り図柄(特図E)」の5つに区分されている。特図決定結果の「大当り図柄(特図A)」、「大当り図柄(特図B)」、「大当り図柄(特図C)」、「大当り図柄(特図D)」および「大当り図柄(特図E)」のそれぞれの区分に対応して、タイマ選択テーブルの列は、「テーブル1」、「テーブル2」、「テーブル3」および「テーブル4」の4つに区分されている。タイマ選択テーブルの各区分では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に基づいてタイマ番号を決定できるようになっている。
特図Aに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜9(乱数範囲の大きさは9)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が10〜99(乱数範囲の大きさは90)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Aに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜9(乱数範囲の大きさは9)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が10〜99(乱数範囲の大きさは90)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。本例では、特図Aに対応するテーブル2はテーブル1と同一である。
特図Aに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0〜1(乱数範囲の大きさは2)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が2〜89(乱数範囲の大きさは88)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が90〜99(乱数範囲の大きさは10)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Aに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
特図Bに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜19(乱数範囲の大きさは19)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が20〜99(乱数範囲の大きさは80)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Bに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜19(乱数範囲の大きさは19)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が20〜99(乱数範囲の大きさは80)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。本例では、特図Bに対応するテーブル2はテーブル1と同一である。
特図Bに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0〜3(乱数範囲の大きさは4)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が4〜98(乱数範囲の大きさは95)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Bに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
特図Cに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Cに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。本例では、特図Cに対応するテーブル2はテーブル1と同一である。
特図Cに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜98(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Cに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
特図Dに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Dに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。本例では、特図Dに対応するテーブル2はテーブル1と同一である。
特図Dに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜98(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Dに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
特図Eに対応するテーブル1では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Eに対応するテーブル2では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜79(乱数範囲の大きさは79)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が80〜99(乱数範囲の大きさは20)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。本例では、特図Eに対応するテーブル2はテーブル1と同一である。
特図Eに対応するテーブル3では、保留球数に関わらず、特図変動時間決定用乱数値が0(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ3」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が1〜98(乱数範囲の大きさは98)であればタイマ番号が「タイマ4」に決定され、特図変動時間決定用乱数値が99(乱数範囲の大きさは1)であればタイマ番号が「タイマ5」に決定される。
特図Eに対応するテーブル4では、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定される。
図29は、タイマ番号に基づいて変動時間を決定するタイマ番号テーブルの一例を示している。タイマ番号テーブルは、特図2関連抽選処理の変動時間決定処理(ステップS1109)および特図1関連抽選処理の変動時間決定処理(ステップS1209)で用いられる。図29に示すように、タイマ番号が「タイマ1」のとき変動時間は2秒に決定され、タイマ番号が「タイマ2」のとき変動時間は5秒に決定され、タイマ番号が「タイマ3」のとき変動時間は10秒に決定され、タイマ番号が「タイマ4」のとき変動時間は30秒に決定され、タイマ番号が「タイマ5」のとき変動時間は60秒に決定される。
図29を参照しつつ、図26乃至図28に示すタイマ番号決定用テーブルの変動時間に関する特徴について説明する。図26乃至図28に示すように、本例では、タイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択された場合、当否結果、特図決定結果、保留球数および特図変動時間決定用乱数値のいずれにも関わらず、最も変動時間の短いタイマ1が選択される。テーブル4は、最大で8変動に亘って設定されるため(図25参照)、変動時間の短いタイマ1は最大8変動に亘って選択されることになる。後述するように本実施の形態では最大8変動に跨る一連の演出が行われるが、これらの変動時間としてタイマ1が選択されることにより、一連の演出をスピーディーに実行可能となる場合がある。すなわち、本実施の形態では、次の大当りまでの時間を短くするために、変動時間を短くして一連の演出で大当りになるか否かを演出することができる。仮に、保留が満タンでない状況を想定して変動時間を長く設定すると、保留非満タン→電チュー開放→保留満タンのときに間延び感が生じてしまう場合がある。
一方、タイマ選択テーブルとしてテーブル1〜3が選択された場合、タイマ1は選択されず、タイマ1よりも変動時間の長いタイマ2〜5のいずれかが選択される。また、タイマ選択テーブルのテーブル2は、変動時間の比較的短いタイマの選択確率がテーブル1と同じかそれより高くなっている。すなわち、テーブル2の平均変動時間は、テーブル1の平均変動時間と同じかそれより短くなっている。さらに、タイマ選択テーブルのテーブル3は、変動時間の比較的短いタイマの選択確率がテーブル1および2よりも高くなっている。すなわち、テーブル3の平均変動時間は、テーブル2の平均変動時間よりさらに短くなっている。後述するように本実施の形態では、テーブル1〜3が選択された場合には一連の演出を行わない。一連の演出を行わない場合の変動時間を比較的長くすることにより、遊技者の間延び感を低減することができる場合がある。
次に、第1副制御部400で用いられる各種テーブルについて図30を用いて説明する。図30は、当否結果がはずれであるときの演出内容決定用テーブルの一例を示している。演出内容決定用テーブルは、例えば第1副制御部400のROM406に記憶されている。また演出内容決定用テーブルは、図柄演出制御処理のステップS1911およびS1917等で用いられる。図30に示す演出内容決定用テーブルは、左から「タイマ番号」、「演出時間[秒]」、「乱数範囲」および「変動パターン例」の各列で構成されている。「乱数範囲」は、取得した演出内容決定用乱数値と比較する数値範囲を示している。演出内容決定用乱数値は、RAM408内に設けられた乱数カウンタにより生成される演出用乱数値であり、とり得る範囲は0〜99である。演出内容決定用テーブルでは、タイマ番号に基づいて演出時間が決定され、さらにタイマ番号および演出内容決定用乱数値に基づいて変動パターンが決定されるようになっている。
「タイマ番号」の列は、「タイマ1」、「タイマ2」、「タイマ3」、「タイマ4」および「タイマ5」の5つに区分されている。「演出時間[秒]」の列には、「タイマ1」〜「タイマ5」のそれぞれに対応して、「2」、「5」、「10」、「30」、「60」が割り当てられている。すなわち、各タイマ番号に割り当てられている演出時間は、図29に示す変動時間と同一である。
「変動パターン例」の列には、「タイマ1」および乱数範囲「0〜99」に対応して「超短縮変動(保留連荘演出1〜8)」が割り当てられ、「タイマ2」および乱数範囲「0〜99」に対応して「短縮変動」が割り当てられ、「タイマ3」および乱数範囲「0〜99」に対応して「ノーマルリーチ」が割り当てられ、「タイマ4」および乱数範囲「0〜89」に対応して「スーパーリーチ1A」が割り当てられ、「タイマ4」および乱数範囲「90〜99」に対応して「スーパーリーチ1B」が割り当てられ、「タイマ5」および乱数範囲「0〜94」に対応して「スーパーリーチ2A」が割り当てられ、「タイマ5」および乱数範囲「95〜99」に対応して「スーパーリーチ2B」が割り当てられている。
例えば、第1副制御部400は、主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ1である場合、演出内容決定用乱数値の値に関わらず、演出時間を2秒に設定するとともに変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出)に設定する。保留連荘演出は、上述のように所定回数(本例では最大8回)の変動に跨って一連の演出が実行される第二特定演出である(図34(e)〜(h)および図35(a)〜(e)参照)。第1副制御部400のRAM408には、例えば第二特定演出表示フラグがオンに設定されてからオフに設定されるまでの特図変動遊技の回数(本例では最大8回)をカウントする演出内容決定用カウンタが設けられている。第1副制御部400は、タイマ番号がタイマ1である情報を主制御部300から受信した場合、演出内容決定用カウンタの値に基づいて演出内容を決定する。例えば、第1副制御部400は、タイマ番号がタイマ1であり、演出内容決定用カウンタの値が1である場合には、変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出1)に設定する。また第1副制御部400は、タイマ番号がタイマ1であり、演出内容カウンタの値が2である場合には、変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出2)に設定する。以下同様に、第1副制御部400は、タイマ番号がタイマ1であり、演出内容カウンタの値が3〜8である場合には、変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出3)〜超短縮変動(保留連荘演出8)にそれぞれ設定する。
また、主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ2である場合、第1副制御部400は、演出内容決定用乱数値の値に関わらず、演出時間を5秒に設定するとともに変動パターンを短縮変動に設定する。
主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ3である場合、第1副制御部400は、演出内容決定用乱数値の値に関わらず、演出時間を10秒に設定するとともに変動パターンをノーマルリーチに設定する。
主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ4である場合、第1副制御部400は、演出時間を30秒に設定するとともに、演出内容決定用乱数値の値が0〜89であれば変動パターンをスーパーリーチ1Aに設定し、演出内容決定用乱数値の値が90〜99であれば変動パターンをスーパーリーチ1Bに設定する。
主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ5である場合、第1副制御部400は、演出時間を60秒に設定するとともに、演出内容決定用乱数値の値が0〜94であれば変動パターンをスーパーリーチ2Aに設定し、演出内容決定用乱数値の値が95〜99であれば変動パターンをスーパーリーチ2Bに設定する。
本実施形態では、所定回数の変動に跨って実行される保留連荘演出において、第1副制御部400側で何回目の変動かを判断して演出内容を決定しているが、以下に説明する変形例のようにタイマ番号と演出内容を1対1で対応させるようにしてもよい。
図31は、本実施形態の変形例において主制御部300のROM306に記憶されるタイマ番号テーブルの一部を示している。図31に示すように、本変形例では、変動時間がいずれも2秒である8つのタイマ番号(タイマ11〜18)が用意されている。主制御部300は、特図A、特図Bまたは特図Cによる特別遊技終了後の8回の特図変動遊技において、タイマ11〜18をこの順に選択するようになっている。
図32は、本変形例において第1副制御部400のROM406に記憶される演出内容決定用テーブルの一部を示している。図32に示すように、第1副制御部400は、主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ11であれば、演出内容決定用乱数値の値に関わらず、演出時間を2秒に設定するとともに変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出1)に設定する。以下同様に、第1副制御部400は、主制御部300からのコマンドにより取得したタイマ番号がタイマ12〜18であれば、演出内容決定用乱数値の値に関わらず、演出時間を2秒に設定するとともに変動パターンを超短縮変動(保留連荘演出2)〜超短縮変動(保留連荘演出8)にそれぞれ設定する。本変形例によれば、保留連荘演出を行うときにおいても第1副制御部400ではタイマ番号に基づいて演出内容を一意に特定できるため、第1副制御部400での処理を簡略化できる場合がある。
次に、本実施の形態のパチンコ機100における特別遊技およびその前後の特図変動遊技の具体例について図33乃至図39を用いて説明する。図33乃至図39は、本実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示している。ここで、図33乃至図39並びに後述する図43および図44では、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cにおける装飾図柄の変動を下向きの矢印で表している。また、特図1表示装置212、特図2表示装置214、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の消灯部分を白抜きで表し、点灯部分を黒塗りで表している。また、特図1表示装置212の全てのセグメントが白抜きで表された状態は特図1の変動表示が行われていることを示し、特図2表示装置214の全てのセグメントが白抜きで表された状態は特図2の変動表示が行われていることを示している。また、装飾図柄表示装置208の表示画面左上角部の第四図柄表示領域208eにおいて、第四図柄(円形の図柄)が点滅している状態を白抜きの円で表し、当該第四図柄がいずれかの表示色で点灯している状態を黒塗りの円で表している。
また、図33乃至図39並びに後述する図43および図44において、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dのうち左下方の領域は、特図1の保留数を表示する特図1保留表示領域710として用いられる場合がある。特図1保留表示領域710には、特図1保留数記憶領域に記憶可能な最大の保留数に等しい数(本例では4つ)の円形画像が左右方向に並んで表示されている。本例では、特図1の保留数が0のときにはこれらの円形画像は全て白色(図中、白抜き)で表示され、特図1の保留数が1以上のときには、左方から順に保留数分の円形画像が所定の色(図中、黒塗り)で表示される。
演出表示領域208dのうち右下方の領域は、特図2の保留数を表示する特図2保留表示領域712として用いられる場合がある。特図2保留表示領域712には、特図2保留数記憶領域に記憶可能な最大の保留数に等しい数(本例では4つ)の円形画像が左右方向に並んで表示されている。本例では、特図2の保留数が0のときにはこれらの円形画像は全て白色(図中、白抜き)で表示され、特図2の保留数が1以上のときには、左方から順に保留数分の円形画像が所定の色(図中、黒塗り)で表示される。
まず、非電サポ中(例えば非確変中)に大当り図柄(特図A)が停止表示された場合について、図33を用いて説明する。図33(a)に示す状態は、非電サポ中に開始された特図1変動遊技が実行中であり、特図1の保留数が4であり、特図2の保留数が0である。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が点滅表示されている。
所定の変動時間が経過して当該特図1変動遊技が終了すると、図33(b)に示すように、特図1表示装置212に特図Aが停止表示される。図柄表示領域208a〜208cでは15R特別大当りを報知する図柄組合せ(本例では「装飾7−装飾7−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が特定の表示色で点灯表示される。ここで、図33(a)、(b)において、図柄表示領域208a〜208cで変動停止表示されている装飾図柄の大きさは、比較的大きくなっている。
その後、図33(c)に示すように、特図Aが停止表示されたことによる特別遊技が開始され、演出表示領域208dでは、所定の大当り演出が開始される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の特定の表示色での点灯表示が維持されている。ここで、本例は非電サポ中での大当りであるため、特別遊技演出制御処理のステップS1811における第一特定演出表示条件は充足されない。したがって、特別遊技終了演出において第一特定演出は実行されない。
その後、図33(d)に示すように、特別遊技が終了する。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の特定の表示色での点灯表示が維持されている。本例では第一特定演出が実行されないため、図柄演出制御処理のステップS1905における第二特定演出表示条件は充足されない。
特別遊技が終了すると、図33(e)に示すように次の特図1変動遊技が開始される。本例では第二特定演出表示条件が充足されないため、特別遊技終了後の特図変動遊技において第二特定演出(保留連荘演出)は実行されない。また、図柄表示領域208a〜208cで変動表示される装飾図柄の大きさは比較的大きくなっている。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。
次に、電サポ中(例えば確変中)に大当り図柄(特図A)が停止表示され、保留連荘演出期間中の変動遊技の当否結果が全てはずれである場合について、図34および図35を用いて説明する。図34(a)に示す状態は、電サポ中に開始された特図2変動遊技が実行中であり、特図1および特図2の保留数がいずれも4である。図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が行われており、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が点滅表示されている。図中において、背景(演出表示領域208d)をグレーの網掛けで表した状態は、通常の確変演出中であることを示している。
所定の変動時間が経過して当該特図2変動遊技が終了すると、図34(b)に示すように、特図2表示装置214に特図Aが停止表示される。図柄表示領域208a〜208cでは15R特別大当りを報知する図柄組合せ(本例では「装飾7−装飾7−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が特定の表示色で点灯表示される。ここで、図34(a)、(b)において、図柄表示領域208a〜208cで変動停止表示されている装飾図柄の大きさは、比較的大きくなっている。
その後、図34(c)に示すように、特図Aが停止表示されたことによる特別遊技が開始され、演出表示領域208dでは、所定の大当り演出が開始される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の特定の表示色での点灯表示が維持されている。ここで、本例は電サポ中での大当り(特図A)であるため、特別遊技演出制御処理のステップS1811における第一特定演出表示条件が充足される。したがって、図34(d)に示すように、特別遊技終了演出において第一特定演出が実行される。
図34(d)に示す第一特定演出では、「主人公が勝ったら大当り」、「家紋が表示されると・・・」という文字メッセージが表示される。この文字メッセージによって、遊技者に対し、この後に行われる対決演出において主人公キャラクタが勝利すれば有利な遊技状態になることと、家紋が表示されれば何かが起こること(おそらく有利な遊技状態になること)とが示唆される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の特定の表示色での点灯表示が維持されている。ここで、本例では第一特定演出が実行されているため、当該第一特定演出終了時または当該第一特定演出終了後の初回の特図変動遊技開始時には、第二特定演出表示条件が充足される。したがって、第一特定演出終了後には、所定回数(本例では8回)の変動期間に跨って一連の第二特定演出(保留連荘演出)が実行される。ここで本実施の形態では、この状態で選択されるタイマ選択テーブルはテーブル4であるため、上記所定回数の変動期間では必ずタイマ1(2秒の超短縮変動)が選択される。これにより、複数変動に跨る一連の保留連荘演出の演出時間を短くすることができる場合がある。また、変動期間毎に独立した演出を行う一変動一演出の構成では、変動時間を短くすると演出の構築が困難になる場合があるが、本実施の形態では複数変動に跨る一連の演出を構築すればよいため、演出時間が極端に短くなることがなく、演出の構築が容易になる場合がある。
第一特定演出(特別遊技)が終了すると、図34(e)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して第一特定演出終了後の初回の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始されるとともに、保留連荘演出が開始される。第一特定演出終了後の初回の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち1回目の保留連荘演出(保留連荘演出1)が行われる。保留連荘演出1では、主人公キャラクタが敵キャラクタの登場を待つシーンの動画像が表示される。保留連荘演出が開始されると、図柄表示領域208a〜208cが縮小されて表示画面の右上角部に移動する。これにより、図柄表示領域208a〜208cで変動停止表示される装飾図柄の大きさは、保留連荘演出が行われていないときよりも小さくなる。また、保留連荘演出が開始されると、特図1保留表示領域710および特図2保留表示領域712が消失し、装飾図柄表示装置208での保留表示が行われなくなる。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の初回の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図34(f)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して2回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の2回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち2回目の保留連荘演出(保留連荘演出2)が行われる。保留連荘演出2では、敵キャラクタが登場するシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の2回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図34(g)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して3回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の3回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち3回目の保留連荘演出(保留連荘演出3)が行われる。保留連荘演出3では、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対峙するシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の3回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図34(h)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して4回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の4回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち4回目の保留連荘演出(保留連荘演出4)が行われる。保留連荘演出4では、主人公キャラクタのアップになり、主人公キャラクタが「勝負じゃ!」という掛け声をあげるシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の4回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図35(a)に示すように、特図1の保留数が1つ減少して5回目の特図変動遊技(特図1変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の5回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち5回目の保留連荘演出(保留連荘演出5)が行われる。保留連荘演出5では、主人公キャラクタと敵キャラクタとが斬り合うシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の5回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図35(b)に示すように、6回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。なお本例では、当該特図2変動遊技が開始された後に特図1および特図2の保留が満タンになっている。第一特定演出終了後の6回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち6回目の保留連荘演出(保留連荘演出6)が行われる。保留連荘演出6では、主人公キャラクタと敵キャラクタとが斬り合った直後のシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の6回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図35(c)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して7回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の7回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち7回目の保留連荘演出(保留連荘演出7)が行われる。保留連荘演出7では、主人公キャラクタと敵キャラクタとが斬り合った後、敵キャラクタの表情がゆがむシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
第一特定演出終了後の7回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図35(d)に示すように、特図2の保留数が1つ減少して8回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第一特定演出終了後の8回目の変動期間には、8回の変動期間に跨って行われる一連の保留連荘演出のうち最後の保留連荘演出(保留連荘演出8)が行われる。保留連荘演出8では、敵キャラクタが逃亡し、主人公キャラクタが「逃げられたか・・・」とつぶやくシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。
所定の変動時間が経過して当該特図変動遊技が終了すると、図35(e)に示すように、特図2表示装置214に特図Iが停止表示される。図柄表示領域208a〜208cでは、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ(本例では「装飾9−装飾4−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が所定の表示色で点灯表示される。当該特図変動遊技終了後の停止時間をもって保留連荘演出が終了する。ここで、本例の保留連荘演出(対決演出)では演出表示領域208dに動画像が表示されているが、当該演出において演出表示領域208dに表示されるのは静止画像であってもよいし動画像と静止画像との組合せであってもよい。
保留連荘演出が終了すると、図35(f)に示すように、特図2の保留が1つ減少して次の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。保留連荘演出が終了したため、図柄表示領域208a〜208cが拡大され、図柄表示領域208a〜208cに変動停止表示される装飾図柄の大きさは、保留連荘演出が行われているときよりも大きくなる。また、保留連荘演出が終了したため、特図1保留表示領域710および特図2保留表示領域712が出現し、装飾図柄表示装置208での保留表示が再開される。さらに、演出表示領域208dでは、通常の確変演出が再開される。
次に、電サポ中(例えば確変中)に大当り図柄(特図A)が停止表示され、保留連荘演出中の8回目の変動遊技の当否結果が大当りである場合について、図36および図37を用いて説明する。図36(a)〜(h)および図37(a)〜(c)については、図34(a)〜(h)および図35(a)〜(c)と同一であるため説明を省略する。図37(d)に示すように、第一特定演出終了後の8回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始されると、一連の保留連荘演出のうち最後の保留連荘演出(保留連荘演出8)が行われる。本例では当該変動が大当りであるため、保留連荘演出8では、敵キャラクタが倒れ、主人公キャラクタが勝利するシーンの動画像が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄が点滅表示される。
所定の変動時間が経過して当該特図変動遊技が終了すると、図37(e)に示すように、特図2表示装置214には特図Aが停止表示される。画面右上角部の図柄表示領域208a〜208cでは、15R特別大当りを報知する図柄組合せ(本例では「装飾7−装飾7−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が特定の表示色で点灯表示される。当該特図変動遊技終了後の停止時間をもって保留連荘演出が終了し、特図Aが停止表示されたことによる特別遊技が開始される。
次に、電サポ中(例えば確変中)に大当り図柄(特図A)が停止表示され、保留連荘演出中の4回目の変動遊技の当否結果が大当りである場合について、図38および図39を用いて説明する。図38(a)〜(g)については、図34(a)〜(g)と同一であるため説明を省略する。図38(h)に示すように、第一特定演出終了後の4回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始されると、一連の保留連荘演出のうち4回目の保留連荘演出(保留連荘演出4)が行われる。本例では当該変動が大当りであるため、保留連荘演出4では、通常の保留連荘演出4で表示される動画像の前面に三つ葉葵の家紋が表示される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄が点滅表示される。
その後の保留連荘演出4では、図39(a)に示すように、家紋の表示が消えて図37(d)に示した動画像と同様の動画像が表示される。所定の変動時間が経過して当該4回目の特図変動遊技が終了すると、図39(b)に示すように、特図2表示装置214に特図Aが停止表示される。画面右上角部の図柄表示領域208a〜208cでは、15R特別大当りを報知する図柄組合せ(本例では「装飾7−装飾7−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が特定の表示色で点灯表示される。本例では、当該4回目の特図変動遊技終了後の停止時間をもって保留連荘演出が終了する。その後、特図Aが停止表示されたことによる特別遊技が開始される。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、テーブルセット選択用テーブル、タイマ番号決定用テーブルおよびタイマ番号テーブル等において第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図40は、特図停止時の状態が普図高確率状態である場合に用いられるテーブルセット選択用テーブルを示している。図40に示すテーブルセット選択用テーブルは、「停止させた特図」の「特図A」の区分において図25に示すテーブルセット選択用テーブルと異なっている。「特図A」の区分に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には8つの「1」と1つの「0」が割り当てられている。「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の1つ目の「1」に対応して「テーブル11」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の2つ目の「1」に対応して「テーブル12」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の3つ目の「1」に対応して「テーブル13」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の4つ目の「1」に対応して「テーブル14」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の5つ目の「1」に対応して「テーブル15」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の6つ目の「1」に対応して「テーブル16」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の7つ目の「1」に対応して「テーブル17」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の8つ目の「1」に対応して「テーブル18」が割り当てられ、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「0」に対応して「テーブル3」が割り当てられている。
例えば、特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理AのステップS803または特図1状態更新処理BのステップS909において、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、主制御部300は、タイマ選択テーブルとしてテーブル11を選択するとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を1に設定する。その後特図変動遊技が1回実行されてテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル11からテーブル12に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を1に設定し直す。その後同様に、テーブル変更用カウンタの値が1から0になる度に、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル13〜18に順次切り替えるとともに、テーブル変更用カウンタの初期値を1に設定し直す。テーブル18が選択されている状態でテーブル変更用カウンタの値が1から0になると、主制御部300は、タイマ選択テーブルをテーブル18からテーブル3に切り替え、テーブル変更用カウンタの初期値を0に設定する。
すなわち、本例では、特別遊技に係る特図が特図Aでかつ遊技状態が普図高確率状態である場合、当該特別遊技終了後の特図変動遊技は、大当り図柄が停止表示されない限り、テーブル11〜18を1回ずつ使用して計8回実行され、その後はテーブル3を使用して繰り返し実行される。
図41(a)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル11が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(a)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ11」に決定されるようになっている。
図41(b)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル12が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(b)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ12」に決定されるようになっている。
図41(c)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル13が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(c)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ13」に決定されるようになっている。
図41(d)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル14が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(d)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ14」に決定されるようになっている。
図41(e)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル15が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(e)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ15」に決定されるようになっている。
図41(f)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル16が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(f)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ16」に決定されるようになっている。
図41(g)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル17が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(g)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ17」に決定されるようになっている。
図41(h)は、タイマ選択テーブルとしてテーブル18が選択されているときに用いられるタイマ番号決定用テーブルを示している。図41(h)に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ1」に決定されるようになっている。また、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)以外」の場合、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらず、タイマ番号が「タイマ18」に決定されるようになっている。
図42は、本実施の形態のタイマ番号テーブルを示している。タイマ1〜5については図29に示したタイマ番号テーブルのタイマ1〜5と同一である。本実施の形態では、タイマ番号が「タイマ11」のとき変動時間は20.2秒に決定され、タイマ番号が「タイマ12」のとき変動時間は17.6秒に決定され、タイマ番号が「タイマ13」のとき変動時間は15秒に決定され、タイマ番号が「タイマ14」のとき変動時間は12.4秒に決定され、タイマ番号が「タイマ15」のとき変動時間は9.8秒に決定され、タイマ番号が「タイマ16」のとき変動時間は7.2秒に決定され、タイマ番号が「タイマ17」のとき変動時間は4.6秒に決定され、タイマ番号が「タイマ18」のとき変動時間は2秒に決定される。
本実施の形態では、特図Aによる特別遊技終了後の最大8回の変動(大当りとなる変動で終了)に跨って行う保留連荘演出の演出時間を各変動の当否結果に関わらず一定にすることができる。例えば、8回の特図変動遊技が全てはずれである場合、当該8回の特図変動遊技の全てにおいてタイマ1(2秒)が選択される(図41(a)〜(h)参照)。本例では、特図変動遊技が終了してから次の特図変動遊技が開始されるまでのインターバル期間となる停止時間が0.6秒であるため、8回の特図変動遊技の変動時間とそれらの間のインターバル期間(7回)とを合わせると、演出時間は20.2(=2×8+0.6×7)秒となる。また、特図Aによる特別遊技終了後の1回目の特図変動遊技が大当りである場合、当該1回目の特図変動遊技においてタイマ11(20.2秒)が選択される(図41(a)参照)。したがって、演出時間は20.2秒となる。さらに、特図Aによる特別遊技終了後の8回目の特図変動遊技が大当りである場合、1〜7回目の特図変動遊技においてタイマ1(2秒)が選択され(図41(a)〜(g)参照)、8回目の特図変動遊技においてタイマ18(2秒)が選択される(図41(h)参照)。したがって、8回の特図変動遊技の変動時間とそれらの間のインターバル期間とを合わせると、演出時間は20.2(=2×7+2+0.6×7)秒となる。このように本例では、特図Aによる特別遊技終了後の最大8回の変動に跨って行う保留連荘演出の演出時間は、何回目の変動が大当りであっても、または全ての変動がはずれであっても20.2秒となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、保留連荘演出の途中で電源異常が発生した場合における復電後の演出において第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図43および図44は、本実施の形態の特図変動遊技における装飾図柄表示装置208、特図1表示装置212および特図2表示装置214の表示状態と、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の点灯状態とを時系列で示している。本実施の形態では、電サポ中(例えば確変中)に大当り図柄(特図A)が停止表示され、特別遊技終了後の4回目の変動遊技の当否結果が大当りである場合について説明する。図43(a)〜(e)については図34(a)〜(e)と同一であるため説明を省略する。本例では、図43(f)に示すように、特別遊技終了後の2回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)において保留連荘演出2が行われている途中で電断が発生し、図43(g)に示すように、その後復電するものとする。なお、電断が検出されたときの電断処理は、主制御部タイマ割込処理のステップS243で実行される。復電したときの復電時処理は、主制御部メイン処理のステップS111で実行される。この復電時処理では、電源断時の状態に復帰したことを表す復電コマンドがセットされる。第1副制御部400は、主制御部300から受信した復電コマンドに基づき、演出の復帰制御を行う。
復電後には、図44(a)に示すように、特別遊技終了後の2回目の特図変動遊技が再開される。復電後の特図変動遊技では、演出表示領域208dにおいて保留連荘演出への復帰は行われず、通常の演出が行われる。すなわち、図中グレーの網掛けの背景で示すように、演出表示領域208dでは通常の確変演出が行われる。なお、復電後において、第1副制御部400側では確変中か否かを判断できない場合、演出表示領域208dで通常背景の非確変演出を行うようにしてもよい。電断および復電が一瞬で行われる瞬断が生じた場合、遊技者は電断が生じたことに気づき難いことがあるが、本例のように復電後に非確変演出を行うことにより、遊技者が電断が生じたことに気づくことができる場合がある。
また、保留連荘演出が行われないため、図柄表示領域208a〜208cが拡大され、図柄表示領域208a〜208cに変動停止表示される装飾図柄の大きさは、保留連荘演出が行われているときよりも大きくなる。また、保留連荘演出が行われないため、特図1保留表示領域710および特図2保留表示領域712が出現し、装飾図柄表示装置208での保留表示が再開される。保留表示を再開することにより、遊技者が電断および復電を挟んで遊技の進行状況を見失うことを防ぐことができる場合がある。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄が点滅表示される。図示を省略するが、特別遊技終了後の2回目の特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
特別遊技終了後の2回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、図44(b)に示すように、3回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。第四図柄表示領域208eでは、第四図柄の点滅表示が開始される。図示を省略するが、当該特図変動遊技の停止図柄は特図Iである。
特別遊技終了後の3回目の特図変動遊技が終了して所定の停止時間が経過すると、4回目の特図変動遊技(特図2変動遊技)が開始される。所定の変動時間が経過した後、図44(c)に示すように、特図2表示装置214には特図Aが停止表示される。図柄表示領域208a〜208cでは、15R特別大当りを報知する図柄組合せ(本例では「装飾7−装飾7−装飾7」)が停止表示され、第四図柄表示領域208eでは第四図柄が特定の表示色で点灯表示される。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、タイマ番号決定用テーブルおよびタイマ選択テーブルにおいて第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図45(a)は当否結果がはずれであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示し、図45(b)は当否結果が小当りであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示し、図46は当否結果が大当りであるときのタイマ番号決定用テーブルの一例を示している。図45(a)、(b)および図46に示すタイマ番号決定用テーブルは、図中「*」印で表したタイマ選択テーブルの「テーブル4」において、図26乃至図28に示すタイマ番号決定用テーブルと異なっている。
図47は、テーブル4選択時のタイマ番号決定用テーブルをまとめて示している。図47に示すタイマ番号決定用テーブルでは、特図決定結果が「小当り図柄(特図G)」、「大当り図柄(特図A)」、「大当り図柄(特図C)」および「大当り図柄(特図E)」である場合には、図27および図28に示したタイマ番号決定用テーブルと同様に、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ1」に決定される。
一方、特図決定結果が「はずれ図柄(特図I)」である場合、図26に示したタイマ番号決定用テーブルでは保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ1」に決定されるのに対し、図47に示す本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルでは、保留球数が1〜7個である場合には特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ1」に決定され、保留球数が0個である場合には特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ3」に決定される。
また、特図決定結果が「大当り図柄(特図B)」である場合、図28に示したタイマ番号決定用テーブルでは保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ1」に決定されるのに対し、図47に示す本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルでは、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ3」に決定される。
さらに、特図決定結果が「大当り図柄(特図D)」である場合、図28に示したタイマ番号決定用テーブルでは保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ1」に決定されるのに対し、図47に示す本実施の形態のタイマ番号決定用テーブルでは、保留球数および特図変動時間決定用乱数値に関わらずタイマ番号が「タイマ3」に決定される。
このように本実施の形態では、遊技者に対する利益度が低い大当り図柄(本例では、確変が終了する大当り図柄である特図Bまたは特図D)が停止表示される場合には、タイマ1(2秒)よりも変動時間の長いタイマ3(10秒)が選択される。言い換えれば、変動時間が長い場合は、変動時間が短い場合よりも、遊技者にとって不利な通常遊技状態に移行する当否結果が選択される割合が高くなっている。これにより、利益度が低い大当り図柄が短い変動時間で停止表示されてしまう確率が低い(本例では0%)ため、大当り終了直後に遊技者を不安にさせないことが可能になる場合がある。
遊技者は、特別遊技終了後の保留連荘演出において変動時間が2秒を超えた場合には、利益度が低い大当り図柄が停止表示されてしまうことを図柄停止前に知ることができる。すなわち、保留連荘演出において2秒を超える変動は、遊技者にとって好ましくない。本実施の形態では、保留球数が0個の場合、特図Bおよび特図Dだけでなくはずれ図柄が停止表示されるときにも、タイマ1より変動時間の長いタイマ3が選択される。すなわち、保留球数が0個の場合の保留連荘演出では、はずれ図柄が停止表示される変動においても、遊技者にとって好ましくない2秒を超える変動が実行されてしまう。したがって本実施の形態では、遊技者に対し、保留連荘演出が開始される前に保留を増加させることを促すことができる場合がある。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態に係る遊技台について説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、用意されている特図の種類、特図決定用テーブルおよびテーブルセット選択用テーブルにおいて第1の実施の形態と異なっている。その他の構成等については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図48は、本実施の形態における特図の停止図柄態様の一例を示している。図48に示すように、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様の「特図A」〜「特図E」、「特図G」および「特図I」に加えて、「特図K」〜「特図T」の計17種類の特図が用意されている。
「特図K」および「特図L」は、「特図A」と同様に15R特別大当り図柄(特図高確率普図高確率状態)である。「特図M」および「特図N」は、「特図B」と同様に15R大当り図柄(特図低確率普図高確率状態)である。「特図O」および「特図P」は、「特図C」と同様に2R大当り図柄(特図高確率普図高確率状態)である。「特図Q」および「特図R」は、「特図D」と同様に2R大当り図柄(特図低確率普図高確率状態)である。「特図S」および「特図T」は、「特図E」と同様に2R大当り図柄(特図高確率普図低確率状態)である。
図49は、当否結果が大当りの場合に用いられる本実施の形態の特図決定用テーブル(大当り)の一例を示している。図49に示す特図決定用テーブル(大当り)は、左列から「当否結果」、「乱数範囲」、「特図決定結果」の各項目で構成されている。「乱数範囲」は、取得した特図1乱数値または特図2乱数値と比較する数値範囲を示している。ここで、本例の特図1乱数値および特図2乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜99である。特図決定用テーブル(大当り)では、乱数範囲0〜16(乱数範囲の大きさは17)に対応する特図決定結果として「特図A」が割り当てられ、乱数範囲17〜33(乱数範囲の大きさは17)に対応する特図決定結果として「特図K」が割り当てられ、乱数範囲34〜49(乱数範囲の大きさは16)に対応する特図決定結果として「特図L」が割り当てられ、乱数範囲50〜56(乱数範囲の大きさは7)に対応する特図決定結果として「特図B」が割り当てられ、乱数範囲57〜63(乱数範囲の大きさは7)に対応する特図決定結果として「特図M」が割り当てられ、乱数範囲64〜69(乱数範囲の大きさは6)に対応する特図決定結果として「特図N」が割り当てられ、乱数範囲70〜73(乱数範囲の大きさは4)に対応する特図決定結果として「特図C」が割り当てられ、乱数範囲74〜76(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図O」が割り当てられ、乱数範囲77〜79(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図P」が割り当てられ、乱数範囲80〜83(乱数範囲の大きさは4)に対応する特図決定結果として「特図D」が割り当てられ、乱数範囲84〜86(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図Q」が割り当てられ、乱数範囲87〜89(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図R」が割り当てられ、乱数範囲90〜93(乱数範囲の大きさは4)に対応する特図決定結果として「特図E」が割り当てられ、乱数範囲94〜96(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図S」が割り当てられ、乱数範囲97〜99(乱数範囲の大きさは3)に対応する特図決定結果として「特図T」が割り当てられている。
図50(a)は、特図停止時の状態が普図低確率状態である場合に用いられる本実施の形態のテーブルセット選択用テーブルである。図50(a)に示すテーブルセット選択用テーブルは、図24に示したテーブルセット選択用テーブルと比較すると、停止させた特図が「特図K」および「特図L」の場合に「特図A」と同じタイマ選択テーブルが選択されること、停止させた特図が「特図M」および「特図N」の場合に「特図B」と同じタイマ選択テーブルが選択されること、停止させた特図が「特図O」および「特図P」の場合に「特図C」と同じタイマ選択テーブルが選択されること、停止させた特図が「特図Q」および「特図R」の場合に「特図D」と同じタイマ選択テーブルが選択されること、および、停止させた特図が「特図S」および「特図T」の場合に「特図E」と同じタイマ選択テーブルが選択されることにおいて異なっている。
図50(b)は、特図停止時の状態が普図高確率状態である場合に用いられる本実施の形態のテーブルセット選択用テーブルである。図50(b)に示すテーブルセット選択用テーブルでは、「停止させた特図」の「特図A」および「特図K」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」および「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図L」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル3」が割り当てられている。
「停止させた特図」の「特図B」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」、「92」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」、「92」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」、「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図M」および「特図N」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「100」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「100」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。
「停止させた特図」の「特図C」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」および「テーブル3」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図O」および「特図P」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル3」が割り当てられている。
「停止させた特図」の「特図D」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」、「92」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」、「92」および「0」のそれぞれに対応して、「テーブル4」、「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図Q」および「特図R」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「100」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「100」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル2」および「テーブル1」が割り当てられている。
「停止させた特図」の「特図E」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「8」および「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には、「テーブル変更用カウンタ初期値」の「8」および「0」のそれぞれに対応して「テーブル4」および「テーブル2」が割り当てられている。「停止させた特図」の「特図S」および「特図T」に対応して、「テーブル変更用カウンタ初期値」には「0」が割り当てられ、「タイマ選択テーブル」には「テーブル2」が割り当てられている。
本例では、図50(a)に示すように、特図停止時の状態が普図低確率状態である場合には、停止させた特図がいずれであっても、タイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択される場合はない。
一方、図50(b)に示すように、特図停止時の状態が普図高確率状態である場合には、タイマ選択テーブルとしてテーブル4が選択され得る。この場合において、15R大当り(特図A、特図K、特図L、特図B、特図M、特図N)のときにテーブル4が選択される確率は、6種類の図柄のうち3種類の図柄(特図A、特図K、特図B)でテーブル4が選択されるため、本例では50%(=3/6)となる。また、2R大当り(特図C、特図O、特図P、特図D、特図Q、特図R、特図E、特図S、特図T)のときにテーブル4が選択される確率は、9種類の図柄のうち3種類の図柄(特図C、特図D、特図E)でテーブル4が選択されるため、本例では33%(=3/9)となる。したがって、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、2R大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。
当否結果が大当りであるときに各図柄が選択される確率(図49参照)を考慮した場合であっても、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、2R大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。すなわち、15R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Aの乱数範囲の大きさ17、特図Kの乱数範囲の大きさ17、特図Lの乱数範囲の大きさ16、特図Bの乱数範囲の大きさ7、特図Mの乱数範囲の大きさ7、特図Nの乱数範囲の大きさ6を考慮すると、本例では59%(=(17+17+7)/(17+17+16+7+7+6))となる。2R大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Cの乱数範囲の大きさ4、特図Oの乱数範囲の大きさ3、特図Pの乱数範囲の大きさ3、特図Dの乱数範囲の大きさ4、特図Qの乱数範囲の大きさ3、特図Rの乱数範囲の大きさ3、特図Eの乱数範囲の大きさ4、特図Sの乱数範囲の大きさ3、特図Tの乱数範囲の大きさ3を考慮すると、本例では40%(=(4+4+4)/(4+3+3+4+3+3+4+3+3))となる。
また、特図停止時の状態が普図高確率状態である場合において、確変大当り(特図A、特図K、特図L、特図C、特図O、特図P、特図E、特図S、特図T)のときにテーブル4が選択される確率は、9種類の図柄のうち4種類の図柄(特図A、特図K、特図C、特図E)でテーブル4が選択されるため、本例では44%(=4/9)となる。また、非確変大当り(特図B、特図M、特図N、特図D、特図Q、特図R)のときにテーブル4が選択される確率は、6種類の図柄のうち2種類の図柄(特図B、特図D)でテーブル4が選択されるため、本例では33%(=2/6)となる。したがって、確変大当りのときにテーブル4が選択される確率は、非確変大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。
当否結果が大当りであるときに各図柄が選択される確率(図49参照)を考慮した場合であっても、確変大当りのときにテーブル4が選択される確率は、非確変大当りのときにテーブル4が選択される確率よりも高くなっている。すなわち、確変大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Aの乱数範囲の大きさ17、特図Kの乱数範囲の大きさ17、特図Lの乱数範囲の大きさ16、特図Cの乱数範囲の大きさ4、特図Oの乱数範囲の大きさ3、特図Pの乱数範囲の大きさ3、特図Eの乱数範囲の大きさ4、特図Sの乱数範囲の大きさ3、特図Tの乱数範囲の大きさ3を考慮すると、本例では60%(=(17+17+4+4)/(17+17+16+4+3+3+4+3+3))となる。非確変大当りのときにテーブル4が選択される確率は、特図Bの乱数範囲の大きさ7、特図Mの乱数範囲の大きさ7、特図Nの乱数範囲の大きさ6、特図Dの乱数範囲の大きさ4、特図Qの乱数範囲の大きさ3、特図Rの乱数範囲の大きさ3を考慮すると、本例では37%(=(7+4)/(7+7+6+4+3+3))となる。
ここで、上記第1乃至第5の実施の形態におけるタイマ選択テーブル(変動パターンテーブル)の種々のテーブル構成について説明する。図51(a)〜(h)および図52(a)〜(c)は、タイマ選択テーブルの構成の例を示している。上記実施の形態におけるタイマ選択テーブルは、全てのテーブルが以下のような構成を有していてもよいし、一部のテーブルが以下のような構成を有していてもよい。また、以下の複数種類の構成のテーブルが組み合わされていてもよい。
図51(a)に示すタイマ選択テーブルは、常に固定の変動時間(本例では「10秒」)が選択される構成を有している。例えば、変動時間を決定する際に乱数値を取得せず常に固定時間を選択する場合、図51(a)に示すようなタイマ選択テーブルを有しているとみなすことができる。
図51(b)に示すタイマ選択テーブルは、2種以上の変動時間(本例では「10秒」および「20秒」の2種)が周期的に繰り返し選択される構成を有している。例えば、制御部が回数カウンタを持っていて、カウンタ値が奇数であれば変動時間を10秒とし、偶数であれば変動時間を20秒とする場合、図51(b)に示すようなタイマ選択テーブルを有しているとみなすことができる。あるいは、回数カウンタのカウンタ値の下一桁の数字に基づいて変動時間を決定する場合にも、図51(b)に示すようなタイマ選択テーブルを有しているとみなすことができる。
図51(c)に示すタイマ選択テーブルは、乱数値の全範囲(本例では0〜255)で特定の変動時間(本例では「10秒」)が選択される構成を有している。例えば、取得した乱数の値に関わらず常に固定の変動時間を選択する場合、図51(c)に示すようなタイマ選択テーブルを有しているとみなすことができる。
図51(d)に示すタイマ選択テーブルは、取得した乱数値に基づいて2種以上の変動時間(本例では「10秒」および「20秒」の2種)のいずれかが選択される構成を有している。
図51(e)に示すタイマ選択テーブルは、複数の乱数値(本例では2つの乱数値(乱数値1および乱数値2))に基づいて変動時間が選択される構成を有している。
図51(f)に示すタイマ選択テーブルは、当否判定結果によらず共通に用いられるテーブルであり、当否判定結果および乱数値の双方に基づいて変動時間が選択される構成を有している。このように、当否判定結果によってタイマ選択テーブルを使い分けるのではなく、共通のタイマ選択テーブルを用いるようにしてもよい。
図51(g)に示すタイマ選択テーブルは、保留数によらず共通に用いられるテーブルであり、保留数および乱数値の双方に基づいて変動時間が選択される構成を有している。このように、保留数によってタイマ選択テーブルを使い分けるのではなく、共通のタイマ選択テーブルを用いるようにしてもよい。
図51(h)に示すタイマ選択テーブルは、保留数および当否判定結果によらず共通に用いられるテーブルであり、保留数、当否判定結果および乱数値に基づいて変動時間が選択される構成を有している。このように、保留数や当否判定結果によってタイマ選択テーブルを使い分けるのではなく、共通のタイマ選択テーブルを用いるようにしてもよい。
図52(a)に示すように、はずれ用のタイマ選択テーブルと当り用のタイマ選択テーブルとに分けられている場合であっても、当否判定結果および乱数値に基づいて変動時間が選択される1つのタイマ選択テーブルとみなすことができる。
また、一または複数のプログラムの直値を1つのテーブルとみなすことができる。例えば、当否判定結果を示すフラグが「はずれ」でありかつ乱数値が「191以下」である場合には変動時間を「10秒」とし、同フラグが「はずれ」でありかつ乱数値が「192以上」である場合には変動時間を「20秒」とし、同フラグが「当り」でありかつ乱数値が「127以下」である場合には変動時間を「30秒」とし、同フラグが「当り」でありかつ乱数値が「128以上」である場合には変動時間を「40秒」とする、というプログラムは、図52(b)に示すように、当否判定結果および乱数値に基づいて変動時間が選択される1つのタイマ選択テーブルとみなすことができる。
さらに、一または複数のプログラムの直値と一または複数のテーブルとの組合せを1つのテーブルとみなすことができる。例えば、それぞれ乱数値に基づいて変動時間が選択される「テーブルA」および「テーブルB」と、当否判定結果を示すフラグが「はずれ」であれば「テーブルA」を選択し、同フラグが「当り」であれば「テーブルB」を選択する、というプログラムとの組合せは、図52(c)に示すように、当否判定結果および乱数値に基づいて変動時間が選択される1つのタイマ選択テーブルとみなすことができる。
以上説明したように、上記第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100は、図柄を停止表示可能な図柄表示部(例えば、特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208)と、遊技球が始動領域(例えば、特図1始動口230、特図2始動口232)に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段(例えば、各種センサ320の入賞センサ、センサ回路322、カウンタ回路318、CPU304、RAM308内の特図1乱数値生成用乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用乱数カウンタ等、入賞受付処理(ステップS217))と、前記導出した始動情報を所定の上限数(例えば、4つまたは8つ)まで記憶可能な始動情報記憶手段(例えば、RAM308内の特図1乱数値記憶領域および特図2乱数値記憶領域)と、前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段(例えば、特図2関連抽選処理(ステップS229)、特図1関連抽選処理(ステップS231))と、前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段(例えば、当否判定処理(ステップS1105、ステップS1205))と、一または複数の時間情報を含む時間情報テーブル(例えば、タイマ選択テーブル(テーブル1〜4))と、複数種類の時間情報テーブルを記憶した時間情報テーブル記憶手段(例えば、ROM306)と、前記時間情報テーブル記憶手段から所定の時間情報テーブルを設定する時間情報テーブル設定手段(例えば、特図2状態更新処理AのステップS503、特図2状態更新処理BのステップS609、特図1状態更新処理のステップS803、特図1状態更新処理BのステップS909)と、前記設定した時間情報テーブルおよび前記当否判定の結果に基づいて、図柄の変動表示時間を決定する変動時間決定手段(例えば、変動時間決定処理(ステップS1109、ステップS1209))と、前記決定した図柄の変動表示時間に亘って前記図柄を変動表示させた後、前記当否判定結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段(例えば、その他特図2関連抽選処理(ステップS1111)、その他特図1関連抽選処理(ステップS1211)、図柄演出制御処理(ステップS1703))と、前記当否判定結果が特定の当否判定結果(例えば、大当り)である場合に、通常遊技状態(例えば、可変入賞口234が非動作状態(扉部材234aが閉状態))よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態(例えば、可変入賞口234が動作状態(扉部材234aが開状態))に移行させる制御および複数の前記通常遊技状態の移行制御を行う遊技状態移行制御手段(例えば、特図2状態更新処理(ステップS225)、特図1状態更新処理(ステップS227))と、前記図柄表示部(例えば、装飾図柄表示装置208)で所定の演出表示が行われるよう制御する演出表示制御手段(例えば、特別遊技演出制御処理(ステップS1701)、図柄演出制御処理(ステップS1703))と、を備えた遊技台であって、前記複数の通常遊技状態は、第一の通常遊技状態(例えば、普図低確率状態、非電サポ状態)と、該第一の通常遊技状態よりも始動情報を導出し易い状態である第二の通常遊技状態(例えば、普図高確率状態、電サポ状態)とを含み、前記時間情報テーブル記憶手段は、前記複数種類の時間情報テーブルとして、第一の時間情報(例えば、タイマ2〜5)を含む第一の時間情報テーブル(例えば、テーブル1〜3)と、前記第一の時間情報よりも時間が短い第二の時間情報(例えば、タイマ1)を含む第二の時間情報テーブル(例えば、テーブル4)とを記憶しており、前記時間情報テーブル設定手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後(例えば、普図高確率状態で大当り図柄(特図A、特図B、特図C)が停止表示された後であって、かつ当該大当り図柄による大当り遊技終了後の最初の図柄変動が開始される前)に、前記第二の時間情報テーブルを設定し、前記演出表示制御手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された場合、前記遊技状態移行制御手段が、前記第二の通常遊技状態、前記特別遊技状態、および前記通常遊技状態の順に状態を移行させてから前記図柄表示制御手段が所定回数(例えば、最大保留数と同数、8回)の図柄変動停止表示を行うまでの時間に実行可能な一連の演出表示(例えば、保留連荘演出(第二特定演出))を、前記時間情報テーブル設定手段が設定した前記第二の時間情報テーブル(例えば、第二の時間情報テーブルに含まれる第二の時間情報)に基づいて前記図柄表示部で行われるよう制御することを特徴とする。
この構成によれば、一連の演出(保留連荘演出)表示の間延びを防止して、遊技者を楽しませることが可能になる場合がある。また、一連の演出表示に対して遊技者に興趣を抱かせることが可能になる場合がある。ここで、上記の所定回数は、例えば10回、ST回数と同数、電サポ回数と同数等であってもよい。
また、上記第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100は、前記特別遊技状態は、第一の特別遊技状態(例えば、2R大当り、非確変大当り)と、前記第一の特別遊技状態よりも遊技者に対する利益度が高い第二の特別遊技状態(例えば、15R大当り、確変大当り)を含み、前記遊技状態移行制御手段は、前記特定の当否判定結果が第一の特定の判定結果(例えば、特図C、特図D、特図E)である場合には、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である前記第一の特別遊技状態(例えば、2R大当り)に移行させ、前記特定の当否判定結果が第二の特定の判定結果(例えば、特図A、特図B)である場合には、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である前記第二の特別遊技状態(例えば、15R大当り)に移行させるよう制御し、前記時間情報テーブル設定手段が前記第二の通常遊技状態で前記第二の特定の判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定する割合(例えば、確率100%)は、前記第二の通常遊技状態で前記第一の特定の判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定する割合(例えば、確率33%)よりも高いことを特徴とする。
この構成によれば、遊技者にとって利益度が高い特別遊技(大当り)、例えば2R大当り後よりも15R大当り後の場合に、一連の演出(保留連荘演出)表示が行われる割合が高くなるようになる。即ち、大当り中に保留が溜まり易い状態で一連の演出(保留連荘演出)表示が行わるので、間延びを防止して遊技者を楽しませることが可能になる場合がある。
また、上記第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100は、前記図柄表示制御手段は、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされていない場合には第一の態様(例えば、装飾図柄の大きさが大きい態様)で前記図柄変動停止表示を行い、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされている場合には前記第一の態様とは異なる第二の態様(例えば、装飾図柄の大きさが第一の態様よりも小さい態様)で前記図柄変動停止表示を行うよう制御することを特徴とする。
この構成によれば、一連の演出(保留連荘演出)表示中においては、例えば装飾図柄のサイズを小さくすることにより、保留が無くなって装飾図柄が変動していない状態であることを遊技者に気付かせ難くすることが出来る結果、一連の演出(保留連荘演出)表示の間延び感を緩和させて遊技者を楽しませることが可能になる場合がある。ここで、上記の第二の態様は、第一の態様よりも色が薄い態様等、第一の態様よりも視認され難い態様であればどのような態様であってもよい。また、上記実施の形態によるパチンコ機100は、第四図柄表示領域208eに表示される第四図柄を備えており、該第四図柄は、一連の演出表示の実行有無によって表示態様を変えないようになっている。
また、上記第1乃至第5の実施の形態によるパチンコ機100は、前記図柄表示部に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報数(例えば、特図1保留数、特図2保留数)を表示させるよう制御する始動情報表示制御手段(例えば、演出制御処理、画像制御処理)を備え、前記始動情報表示制御手段は、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされている場合には、一部の期間又は常に(例えば、保留連荘演出表示中の全ての期間)、前記図柄表示部に前記始動情報数を表示させないよう制御することを特徴とする。
この構成によれば、一連の演出(保留連荘演出)表示中においては、例えば保留表示を一切しなくすることにより、保留が無くなった状態であることを遊技者に気付かせ難くすることが出来る結果、一連の演出(保留連荘演出)表示の間延び感を緩和させて遊技者を楽しませることが可能になる場合がある。ここで、保留連荘演出表示中の全ての期間で保留表示を行わないようにしてもよいし、保留連荘演出表示中には例えば図柄の確定表示時にのみ保留表示を行い、その他の期間には保留表示を行わないようにしてもよい。
また、上記第3の実施の形態によるパチンコ機100は、所定の起動信号を入力したことに基づいて遊技制御を開始する遊技制御手段(例えば、主制御部300、第1副制御部400)と、前記遊技制御手段を動作させるための電気系統に異常があることを表す電気系統異常信号(例えば、低電圧信号)を出力する電気系統異常信号出力手段(例えば、電圧監視回路338)と、前記電気系統異常信号が出力された場合に、遊技制御に関する情報を記憶する遊技制御情報記憶手段(例えば、電断処理(ステップS243))と、前記電気系統異常信号が出力された後に前記起動信号が入力されたことに基づいて、当該電気系統異常信号が出力された際の制御状態に、前記遊技制御情報記憶手段に記憶されている遊技制御に関する情報に基づいて復帰させる制御状態復帰手段(例えば、復電時処理(ステップS111))と、を備え、前記演出表示制御手段は、前記一連の演出表示中に前記電気系統異常信号が出力され、その後に前記起動信号(例えば、復電コマンド)が入力された場合、前記一連の演出表示とは異なる演出表示(例えば、遊技状態に対応した通常の演出(保留連荘演出が終了した後に行われる演出と同じ))が行われるよう制御することを特徴とする。
この構成によれば、復電するまで一連の演出(保留連荘演出)が間延びすることがなくなるため、一連の演出(保留連荘演出)表示の間延び感を緩和させて遊技者を楽しませることが可能になる場合がある。また、演出が切り替わることによって、電断復電が発生したことを遊技者を介して遊技店が知ることができるため、メンテナンス性の向上が図れる場合がある。ここで、復電後に行う演出は、変動期間毎に独立した演出でもよいし、保留連荘演出とは異なる別の一連の演出でもよい。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記時間情報テーブル設定手段は、前記遊技状態移行制御手段が、前記第二の通常遊技状態、前記特別遊技状態、および前記通常遊技状態の順に状態を移行させてから前記図柄表示制御手段が前記所定回数(例えば、最大8回)の図柄変動停止表示を実行した後に特定の当否判定結果に対応した特定の図柄態様の停止表示を実行する場合、前記所定回数に係らず、該所定回数の図柄変動停止表示を実行した後に前記特定の当否判定結果に対応した図柄態様を停止表示するまでの時間が略同一(例えば、20.2秒)となるように前記第二の時間情報テーブルを設定することを特徴とする。
この構成によれば、保留連荘する場合の演出時間が略同一となるので、特別遊技(大当り)が終了してから次回の特別遊技を期待できる期間が分かりやすくなる結果、一連の演出(保留連荘演出)に対して遊技者の興味を引き付けて楽しませることが可能となる場合がある。また、保留が無くなって間延びした場合であっても、期待できる期間を少し長引かせて遊技者を楽しませることが可能になる場合がある(間延び感を期待感に置き換えることが可能になる場合がある)。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記時間情報テーブル設定手段は、前記所定回数実行される前記図柄変動停止表示のために前記所定回数行われる前記当否判定結果を得る毎に前記所定の時間情報テーブルから所定の時間情報を取得することを特徴とする。このように上記実施の形態は、特図先読み処理を行わないパチンコ機にも適用可能である。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記当否判定手段が当否判定を行うよりも前に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報を先読みする始動情報先読手段と、特定の時期から前記所定回数の図柄変動停止表示を実行した後に前記特定の図柄態様の停止表示を実行する場合、前記先読みした始動情報に基づいて、前記特別遊技状態から前記通常遊技状態に移行後、該特定の図柄態様の停止表示が終了するまでの時間の中で実行可能な一連の演出内容を決定する演出表示内容決定手段(例えば、図柄演出制御処理(ステップS1703))とを備え、前記演出表示制御手段は、前記決定した演出内容に従い、前記図柄表示部上で演出表示を行うことを特徴とする。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記特定の時期は、前記特別遊技状態から前記通常遊技状態に移行後であることを特徴とする。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記演出表示内容決定手段は、前記特定の時期から前記所定回数の図柄変動停止表示を実行した後に前記特定の図柄態様の停止表示を実行する場合、前記特別遊技状態の少なくとも一部の時間(例えば、特別遊技終了演出(第一特定演出)の実行期間)と、前記特別遊技状態から前記通常遊技状態に移行後、該特定の図柄態様の停止表示が終了するまでの時間とを合わせた時間の中で実行可能な一連の演出内容を決定することを特徴とする。例えば、特別遊技終了演出の実行期間には、保留連荘演出に関連する内容の演出として第一特定演出を行い、特別遊技終了演出の終了後には第一特定演出に引き続き保留連荘演出(第二特定演出)を行う。これにより、特別遊技終了演出とその後の保留連荘演出とで一体的な演出を行うことができる。
また、上記第2の実施の形態によるパチンコ機100は、前記時間情報テーブル設定手段は、前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示のうち所定の図柄変動停止表示がなされた場合に、前記所定回数実行される前記図柄変動停止表示のために前記所定回数行われる前記当否判定結果を得る毎に前記所定の時間情報テーブルから所定の時間情報を取得することを特徴とする。
以上説明した第1乃至第5の実施の形態は、互いに組み合わせることが可能である。
上記実施の形態において、保留先読み結果に基づいて保留連荘演出の内容を決定するようにしてもよい。
上記実施の形態において、パチンコ機100が特図2優先変動機である場合、優先変動に係る図柄で大当りしたときにのみ、タイマ選択テーブルをテーブル4に設定して保留連荘演出を行うようにしてもよい。
上記実施の形態において、パチンコ機100が特図入賞順変動機である場合、保留連荘演出は、特図1および特図2の最大保留数(例えば、8つ)と同数の変動回数で実行してもよい。
上記実施の形態において、普図低確率状態で大当りした場合であってもタイマ選択テーブルをテーブル4に設定してもよいが、その場合には、複数変動に跨る一連の演出を行わないか、または保留連荘演出とは異なる別の一連の演出を行うようにしてもよい。
上記実施の形態において、普図高確率状態で大当りした場合かつ保留内に大当りに係る乱数がある場合には、該乱数の種別によって保留連荘演出の内容を異ならせるようにしてもよい。
上記実施の形態において、ラウンド昇格演出(実際は15R大当りであるが5R大当りのように見せ、例えば5R目に所定の演出を行って所定条件を充足したら15R大当りに昇格、という内容の演出)と保留連荘演出の内容を関連させる(擬似保留連荘演出と真の保留連荘演出の内容を略同一とする)ようにしてもよい。
上記実施の形態において、特図とタイマ選択テーブルとが対応している構成で、普図低確率状態で大当りに当選した場合、図柄を決定する際にテーブル4と対応しない特図を選択する(特図決定用テーブルをこのように構成する)ようにしてもよい。
従来の遊技台において、大当り終了後に、保留内に大当り乱数が存在するか否かを示唆する一連の演出を行う手法が存在する。しかしながら、大当り終了時点での保留数が少ない場合、一連の演出表示を実行中に保留が無くなって図柄変動が行われない期間が生じる結果、一連の演出表示に対して間延び感を与えてしまうおそれがある。
間延びを防止するため、大当り中や大当り開始時に保留が溜まり易いように電動役物(電チュー)を開放する手法も考えられるが、このように電動役物の開放タイミングを調整する手法を採用した場合には公平性を欠く場合がある。また、特殊な制御処理が必要になるため、処理負担が増大して遊技制御に問題が発生するおそれもある。
また、保留が少ない場合には演出時間の長い一連の演出を行い、保留が溜まる時間を担保する手法も考えられるが、この手法を採用した場合には一連の演出のスピード感が失われ、遊技者に興趣を抱かせることが出来なくなるおそれがある。また、保留数に基づいて一連の演出を行う場合、例えば保留が2つ存在する場合、この保留に基づいて一連の演出を行うと、保留が最大(例えば4つ)の場合における一連の演出と比べて期待度が低くなり、一連の演出に対して遊技者の興味を引き付けることが困難となる。さらに、保留数に基づき演出を決定する場合、演出決定の基準が遊技者にとって不明瞭になる場合がある(保留数の増加タイミングと演出実行可否判定タイミングとの関係)。
上記実施の形態では、このような問題が起きることなく、あるいは問題の発生を抑えつつ、一連の演出を行うことが可能になる場合がある。
本発明に係る遊技台は、図53に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置1010、であるスロットマシン1000」にも好適である。
また、本発明に係る遊技台は図54(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006の操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2012で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2008が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、同図(d)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じて取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部とを備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例に挙げたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
100 パチンコ機
208 装飾図柄表示装置
208a〜208c 図柄表示領域
208d 演出表示領域
208e 第四図柄表示領域
212 特図1表示装置
214 特図2表示装置
218 特図1保留ランプ
220 特図2保留ランプ
300 主制御部
304、404 CPU
306、406 ROM
308、408 RAM
400 第1副制御部
500 第2副制御部
710 特図1保留表示領域
712 特図2保留表示領域

Claims (6)

  1. 図柄を停止表示可能な図柄表示部と、
    遊技球が始動領域に進入した場合に、始動情報を導出する始動情報導出手段と、
    前記導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な始動情報記憶手段と、
    前記始動情報記憶手段から始動情報を取得する始動情報取得手段と、
    前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
    一または複数の時間情報を含む時間情報テーブルと、
    複数種類の時間情報テーブルを記憶した時間情報テーブル記憶手段と、
    前記時間情報テーブル記憶手段から所定の時間情報テーブルを設定する時間情報テーブル設定手段と、
    前記設定した時間情報テーブルおよび前記当否判定の結果に基づいて、図柄の変動表示時間を決定する変動時間決定手段と、
    前記決定した図柄の変動表示時間に亘って前記図柄を変動表示させた後、前記当否判定結果に対応した図柄態様を停止表示する図柄変動停止表示を前記図柄表示部で行う図柄表示制御手段と、
    前記当否判定結果が特定の当否判定結果である場合に、通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である特別遊技状態に移行させる制御および複数の前記通常遊技状態の移行制御を行う遊技状態移行制御手段と、
    前記図柄表示部で所定の演出表示が行われるよう制御する演出表示制御手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記複数の通常遊技状態は、第一の通常遊技状態と、該第一の通常遊技状態よりも始動情報を導出し易い状態である第二の通常遊技状態とを含み、
    前記時間情報テーブル記憶手段は、前記複数種類の時間情報テーブルとして、第一の時間情報を含む第一の時間情報テーブルと、前記第一の時間情報よりも時間が短い第二の時間情報を含む第二の時間情報テーブルとを記憶しており、
    前記時間情報テーブル設定手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定し、
    前記演出表示制御手段は、前記第二の通常遊技状態で前記特定の当否判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された場合、前記遊技状態移行制御手段が、前記第二の通常遊技状態、前記特別遊技状態、および前記通常遊技状態の順に状態を移行させてから前記図柄表示制御手段が所定回数の図柄変動停止表示を行うまでの時間に実行可能な一連の演出表示を、前記時間情報テーブル設定手段が設定した前記第二の時間情報テーブルに基づいて前記図柄表示部で行われるよう制御すること
    を特徴とする遊技台。
  2. 請求項1記載の遊技台において、
    前記特別遊技状態は、第一の特別遊技状態と、前記第一の特別遊技状態よりも遊技者に対する利益度が高い第二の特別遊技状態を含み、
    前記遊技状態移行制御手段は、前記特定の当否判定結果が第一の特定の判定結果である場合には、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である前記第一の特別遊技状態に移行させ、前記特定の当否判定結果が第二の特定の判定結果である場合には、前記通常遊技状態よりも遊技者に対して有利である前記第二の特別遊技状態に移行させるよう制御し、
    前記時間情報テーブル設定手段が前記第二の通常遊技状態で前記第二の特定の判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定する割合は、前記第二の通常遊技状態で前記第一の特定の判定結果に係る図柄変動停止表示が実行された後に、前記第二の時間情報テーブルを設定する割合よりも高いこと
    を特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台において、
    前記図柄表示制御手段は、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされていない場合には第一の態様で前記図柄変動停止表示を行い、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされている場合には前記第一の態様とは異なる第二の態様で前記図柄変動停止表示を行うよう制御すること
    を特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記図柄表示部に、前記始動情報記憶手段に記憶されている始動情報数を表示させるよう制御する始動情報表示制御手段を備え、
    前記始動情報表示制御手段は、前記図柄表示部上で前記一連の演出表示がなされている場合には、一部の期間又は常に、前記図柄表示部に前記始動情報数を表示させないよう制御すること
    を特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技台において、
    所定の起動信号を入力したことに基づいて遊技制御を開始する遊技制御手段と、
    前記遊技制御手段を動作させるための電気系統に異常があることを表す電気系統異常信号を出力する電気系統異常信号出力手段と、
    前記電気系統異常信号が出力された場合に、遊技制御に関する情報を記憶する遊技制御情報記憶手段と、
    前記電気系統異常信号が出力された後に前記起動信号が入力されたことに基づいて、当該電気系統異常信号が出力された際の制御状態に、前記遊技制御情報記憶手段に記憶されている遊技制御に関する情報に基づいて復帰させる制御状態復帰手段と、
    を備え、
    前記演出表示制御手段は、前記一連の演出表示中に前記電気系統異常信号が出力され、その後に前記起動信号が入力された場合、前記一連の演出表示とは異なる演出表示が行われるよう制御すること
    を特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技台において、
    前記時間情報テーブル設定手段は、前記遊技状態移行制御手段が、前記第二の通常遊技状態、前記特別遊技状態、および前記通常遊技状態の順に状態を移行させてから前記図柄表示制御手段が前記所定回数の図柄変動停止表示を実行した後に特定の当否判定結果に対応した図柄態様の停止表示を実行する場合、前記所定回数に係らず、該所定回数の図柄変動停止表示を実行した後に前記特定の当否判定結果に対応した図柄態様を停止表示するまでの時間が略同一となるように前記第二の時間情報テーブルを設定すること
    を特徴とする遊技台。
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