JP5626928B2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5626928B2
JP5626928B2 JP2012532832A JP2012532832A JP5626928B2 JP 5626928 B2 JP5626928 B2 JP 5626928B2 JP 2012532832 A JP2012532832 A JP 2012532832A JP 2012532832 A JP2012532832 A JP 2012532832A JP 5626928 B2 JP5626928 B2 JP 5626928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
lip
shaft
inner peripheral
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012532832A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012032678A1 (ja
Inventor
泰久 有田
泰久 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2012532832A priority Critical patent/JP5626928B2/ja
Publication of JPWO2012032678A1 publication Critical patent/JPWO2012032678A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5626928B2 publication Critical patent/JP5626928B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3232Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips
    • F16J15/3236Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips with at least one lip for each surface, e.g. U-cup packings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3232Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip having two or more lips
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3268Mounting of sealing rings

Description

本発明は、ハウジングと回転軸との間をシールする軸封装置に関し、特に、自動車用ウォーターポンプ、あるいは、家電または軽負荷な工業用ウォーターポンプ等のハウジングと回転軸との間をシールするリップシールタイプの軸封装置に関する。
従来のリップシールタイプの軸封装置としては、図6に示すものが知られている(以下、「従来技術」という。例えば、特許文献1参照。)
この従来技術の軸封装置は、ハウジング60の軸孔61内周に嵌合されるカートリッジ62と、該カートリッジ62に非接着で嵌合されるゴム材製の第1シールリップ63と、該第1シールリップ63に非接着で嵌合されるケース64と、該ケース64にカシメ保持される樹脂材製の第2シールリップ65及びこれを支持するバックアップリング66と、前記第1シールリップ63の密封流体側Lで前記カートリッジ62に嵌合されるアダプタ67とを有する。
従来技術の軸封装置におけるアダプタ67は、図6に示されるように、断面形状が略コ字状をしており、外周側フランジ68は軸中心と平行な円筒状に形成されている。アダプタ67をカートリッジ62に嵌合する際、外周側フランジ68の径がカートリッジ62の筒状部69の内径より大き過ぎると嵌入することができず、逆に、小さ過ぎると抜け易くなるため、アダプタの寸法精度を厳密に製作する必要があった。
また、ハウジング60は変更されることなく、軸70の径だけを、例えば、12mmφから8mmφに変更する場合があり、そのような場合には、第1シールリップ63、ケース64、第2シールリップ65及びバックアップリング66などの部材の内径寸法を軸70の径に対応して小さくする必要があり、第1シールリップ63などの半径方向の幅が大きくなる。したがって、図6に示すアダプタ67をそのまま用いると、第1シールリップ63の密封流体側Lのアダプタ67により押さえ付けられる部分が狭い範囲となり、軸70にセットされる際、第1シールリップ63が軸挿入方向に移動し、第1シールリップ63とケース64との間に隙間が生じるという問題があった。この問題に対処するため、アダプタ67の内径寸法を小さくして半径方向の幅を大きくしようとすると、アダプタ67がカートリッジ62に圧入される際にその内周側が多少大気側に傾斜して取付けられることに起因して、第1シールリップ63がアダプタ67により大気側Aに圧縮され、第1シールリップ63の内径寸法が変化し、シール機能に悪影響を及ぼすという問題があった。そのため、アダプタ67の内径寸法を小さくして半径方向の幅を大きくすることができなかった。
図5(a)(b)は、図6に示す従来技術のアダプタ67を軸径の小さい軸封装置に用いた場合の実験結果を示すもので、図5(a)の軸70への組付け時には、アダプタ67の半径方向の幅が小さいことから、軸70により第1シールリップ63のリップ部が密封流体側Lに引きずられ、第1シールリップ63とケース64との間に間隙69ができており、軸70への組付けにより第1シールリップ63が移動していることが分かる。一方、組付けが完了し、密封流体側Lにシステム圧力がかかった状態の図5(b)では、第1シールリップ63とケース64とが圧力の影響で接触させられており、システム圧力により第1シールリップ63が大気側A方向に移動していることが分かる。
このように、従来技術の軸封装置では、軸70への組付け及びシステム圧力の作用によりシールリップが簡単に移動してしまい、密封性能が低下する要因となっていた。
国際公開第2010/061670号パンフレット
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであって、リップシールタイプの軸封装置において、アダプタの形状を、第一に、押し込みやすく抜けにくいものとすることにより、第二に、シール機能に悪影響を及ぼすことなく半径方向の幅を大きいものとすることにより、シールリップの移動を防止し、密封性能を確実に維持できる軸封装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために本発明の軸封装置は、第1に、ハウジングと回転軸との間をシールする軸封装置において、前記ハウジングの軸孔内周に嵌合されるカートリッジと、前記カートリッジに非接着で嵌合される第1リップシール部材と、前記第1リップシール部材に非接着で嵌合されるケースと、前記ケースにカシメ保持される第2リップシール部材及びこれを支持するバックアップリングと、前記第1リップシール部材の密封流体側で前記カートリッジに嵌合されるアダプタとを備え、前記アダプタは、断面形状が略コ字状であって全体としてリング状をなし、前記カートリッジの内周面に接する外周側フランジと前記第1リップシール部材を押圧するウェブと内周側フランジとを有し、前記外周側フランジは、前記ウェブ側に向かって縮径されたテーパ状をなし、外径側先端部が鋭角をなすとともに前記カートリッジの内周面の径よりも大径に形成され、前記アダプタが前記カートリッジに嵌入された後、前記外周側フランジの外径側先端部が前記カートリッジの内周面に食い込んだ状態になり、抜けにくくなることを特徴としている。
第1の特徴により、アダプタをカートリッジの内周面に嵌入する際、スムーズに嵌入することができる。また、アダプタは一度嵌入されると、カートリッジから抜けにくくなる。したがって、第1リップシール部材のシールリップの移動を防止でき、密封性能を確実に維持することができる。
さらに、アダプタを厳しい寸法精度で製作しなくても、多少の寸法のバラツキは外周側フランジの弾性変形により吸収されるから、アダプタの製作が容易になる。
また、本発明の軸封装置は、第2に、第1の特徴において、前記アダプタの前記ウェブは、軸中心と直交する直交面状の外周側部分と密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分とからなることを特徴としている。
第2の特徴により、前記ウェブの内周側部分を半径方向内方に延ばしてアダプタの内径寸法を小さくしても、第1リップシール部材の内周側がアダプタのウェブにより大気側に過度に圧縮されることがなく、第1リップシール部材の内径寸法の変化を抑制することができる。また、第1リップシール部材が半径方向に広い幅でアダプタにより押さえ付けられるため、軸封装置を軸に挿入する際にも、第1リップシール部材の軸方向の移動を抑制することができる。
また、本発明の軸封装置は、第3に、第1または2の特徴において、前記アダプタの前記ウェブにおいて、直交面状の外周側部分とテーパ状の内周側部分との半径方向の幅の割合は、テーパ状の内周側部分が大きく設定されていることを特徴としている。
第3の特徴により、軸径に対応してアダプタの内径寸法を小さくしてウェブの半径方向の幅を大きくした場合でも、第1リップシール部材の過度の圧縮を防止することができる。
また、本発明の軸封装置は、第4に、第2または第3の特徴において、前記アダプタの内周面と第1リップシール部材のシールリップ上面との半径方向の間隔dは、約0.1mm以上、1.3mm未満であることを特徴としている。
第4の特徴により、シールリップのシール機能を損なうことなく、アダプタの半径方向の幅を最大限広くすることができ、軸封装置を軸に挿入する際にも、第1シールリップ部材の軸方向の移動を抑制することができる。
本発明は、以下のような優れた効果を奏する。
(1)アダプタが、断面形状が略コ字状であって全体としてリング状をなし、カートリッジの内周面に接する外周側フランジと第1リップシール部材を押圧するウェブと内周側フランジとを有し、前記外周側フランジが、前記ウェブ側に向かって縮径されたテーパ状をなし、外径側先端部が鋭角をなすとともに前記カートリッジの内周面の径よりも大径に形成されていることにより、アダプタがカートリッジの内周面に嵌入される際、スムーズに嵌入することができる。また、アダプタは一度嵌入されると、カートリッジから抜けにくくなる。したがって、第1リップシール部材のシールリップの移動を防止でき、密封性能を確実に維持することができる。
さらに、アダプタを厳しい寸法精度で製作しなくても、多少の寸法のバラツキは外周側フランジの弾性変形により吸収されるから、アダプタの製作が容易になる。
(2)アダプタのウェブが、軸中心と直交する直交面状の外周側部分と密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分とからなることにより、前記ウェブの内周側部分を半径方向内方に延ばしてアダプタの内径寸法を小さくしても、第1リップシール部材の内周側がアダプタのウェブにより大気側に過度に圧縮されることがなく、第1リップシール部材の内径寸法の変化を抑制することができる。また、第1リップシール部材が半径方向に広い幅でアダプタにより押さえ付けられるため、軸封装置を軸に挿入する際にも、第1リップシール部材の軸方向の移動を抑制することができる。
(3)アダプタのウェブにおいて、直交面状の外周側部分とテーパ状の内周側部分との半径方向の幅の割合は、テーパ状の内周側部分が大きく設定されていることにより、軸径に対応してアダプタの内径寸法を小さくしてウェブの半径方向の幅を大きくした場合でも、第1リップシール部材の過度の圧縮を防止することができる。
(4)アダプタの内周面と第1リップシール部材のシールリップ上面との半径方向の間隔dが、約0.1mm以上、1.3mm未満であることにより、シールリップのシール機能を損なうことなく、アダプタの半径方向の幅を最大限広くすることができ、軸封装置を軸に挿入する際にも、第1リップシール部材の軸方向の移動を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る軸封装置を示す正面断面図である。 本発明の実施形態1に係る軸封装置のアダプタを説明する図であって、(a)は、アダプタの正面断面図、(b)は、アダプタが圧入される状態を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る軸封装置を示す正面断面図である。 本発明の実施形態2に係る軸封装置のアダプタを説明する図であって、(a)は、アダプタの正面断面図、(b)は、アダプタが圧入される状態を説明する図である。 従来技術の軸封装置及び本発明の実施形態に係る軸封装置の組み付け状態を説明する図であって、(a)(b)は従来技術の軸封装置を、(c)(d)は本発明の実施形態2に係る軸封装置を示している。 従来技術の軸封装置を示す正面断面図である。
本発明に係る軸封装置を実施するための形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加えうるものである。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係る軸封装置10を示す正面断面図であり、該軸封装置10は以下のように構成されている。
なお、図の右側が密封流体側L、左側が大気側Aである。
軸封装置10は、ウォーターポンプなどのハウジング1の軸孔2内周に装着されて軸3の周面に摺動自在に密接するものであって、密封流体側Lに配置されるゴム材製の第1シールリップ11と、大気側Aに配置される樹脂材製の第2シールリップ12とを有して二段のリップ構造とされている。
また、当該軸封装置10は、ハウジング1の軸孔2内周に嵌合されるカートリッジ13と、このカートリッジ13に非接着で嵌合保持されるゴム材製の第1リップシール部材14と、第1リップシール部材14に非接着で嵌合保持されるケース15と、ケース15にカシメ保持される樹脂材製の第2リップシール部材16と、同じくケース15にカシメ保持されるとともに第2リップシール部材16の大気側Aに配置されて第2リップシール部材16を支持するバックアップリング17と、第1リップシール部材14の密封流体側Lでカートリッジ13に嵌合されることによりに第1リップシール部材14をカートリッジ13から抜け止めするアダプタ18との6つの構成部品を有している。
カートリッジ13は、金属等、例えば金属板のプレス品よりなり、全体としてリング状に成形され、ハウジング1の軸孔2内周に嵌合される筒状部19を有し、大気側Aにおいて径方向内方へ向けて内向きフランジ20が一体成形されている。また、筒状部19の密封流体側Lにおいて、径方向外方へ向けて外向きフランジ21が一体成形されている。内向きフランジ20は、軸封装置10を組み立てるに際してケース15が軸方向の一方から突き当たる端壁部として機能し、組み立て後はアダプタ18との間でケース15及び第1リップシール部材14を挟み込む端壁部として機能する。外向きフランジ21は、当該軸封装置10をハウジング1に軸孔2に挿入するに際してハウジング1の軸孔2の開口周縁部に突き当たることにより挿入長さを規定する機能を有する。さらに、筒状部19の外周面には、軸孔2の内周面との間に介在してシール作用をなすための弾性被膜よりなる外周シール部材4が全周にわたって被着されている。
第1リップシール部材14は、所定のゴム材(例えばH−NBR)よりなり、全体としてリング状をなしており、カートリッジ13の筒状部19の内周面に非接着で嵌合される円筒部22を有し、この円筒部22の密封流体側L端部から径方向内方へ向けて円盤状部23が延び、該円盤状部23の内周側端部から密封流体側Lへ向けてシールリップ24が一体成形されている。シールリップ24はそのリップ端24aで軸3の周面に摺動自在に密接するものであって、摺動面には軸回転時にポンピング作用をなすネジ部25が設けられている。
ケース15は、例えばステンレス鋼などのプレス加工品よりなり、全体としてリング状をなし、第1リップシール部材14の円筒部22の内周側であって円盤状部23とカートリッジ13の内向きフランジ20との間で非接着で嵌合された筒状部26を有し、この筒状部26の密封流体側L端部から径方向内方へ向けて第1フランジ27が一体成形され、筒状部26の大気側A端部から径方向内方へ向けて第2フランジ28が一体成形されている。組み立て後、筒状部26は第1リップシール部材14の円筒部22に、第1フランジ27は円盤状部23に、第2フランジ28は内向きフランジ20にそれぞれ密接する。
第2リップシール部材16は、例えばPTFEなどの樹脂材よりなり、全体としてリング状をなし、円盤状部29と、該円盤状部29の内周端部から密封流体側Lへ傾斜するように一体成形されたシールリップ30を有する。シールリップ30は、そのリップ端30aで軸3の周面に摺動自在に密接するものであって、第1リップシール18の大気側に配置されているので、第1リップシール18が一次シールをなすのに対して、二次シールをなすことになる。
バックアップリング17は、ケース15と同じく例えばステンレス鋼などのプレス加工品よりなり、全体としてリング状をなし、円筒部31を有し、この円筒部31の密封流体側L端部から径方向内方へ向けてフランジ32が一体成形されている。このバックアップリング17は第2リップシール部材16の大気側Aに配置され、第2リップシール部材16をその大気側Aから支持する。
第2リップシール部材16及びバックアップリング17は、上記したように、ケース15によってカシメ保持されており、ケース15の筒状部26の内周側であって第1及び第2フランジ27、28の間に第2リップシール部材16の円盤状部29とバックアップリング17のフランジ32とが軸方向に並んでカシメ固定されている。カシメ後、第2リップシール部材16は円盤状部29をもって第1フランジ27に圧接する。
アダプタ18は、ケース15及びバックアップリング17と同じく例えばステンレス鋼のプレス品よりなり、断面形状が略コ字状であって全体としてリング状をなし、第1リップシール部材14の円筒部22の密封流体側Lにおいてカートリッジ13の筒状部19の内周面に嵌合された外周側フランジ33を有し、この外周側フランジ33の大気側A端部から径方向内方へ向けてウェブ34が一体成形され、ウェブ34の内周側端部から密封流体側Lへ屈曲された内周側フランジ35が形成されている。このアダプタ18は、ウェブ34をもって第1リップシール部材14を大気側に向けて押さえ、抜け止めし、姿勢を安定化させるものである。
図2は、本発明の実施形態1に係る軸封装置のアダプタ18を説明する図であって、(a)は、アダプタ18の正面断面図、(b)は、アダプタ18が圧入される状態を説明する図である。
図2(a)に示すように、アダプタ18は、断面形状が略コ字状であって、全体としてリング状をなし、カートリッジ13の内周面に接する外周側フランジ33と第1リップシール部材14を押圧するウェブ34と内周側フランジ35とを有する。外周側フランジ33はウェブ34側に向かって縮径されたテーパ形状をなしている。また、外径側先端部38は鋭角をなすとともにカートリッジ13の筒状部19の内周面の径よりも大径に形成されている。
図2(b)に示すように、アダプタ18がカートリッジ13の内周面に圧入される際、外周側フランジ33がテーパ形状をしているため、スムーズに嵌入することができる。また、外径側先端部38が鋭角をなすとともにカートリッジ13の筒状部19の内周面の径よりも大径に形成されているため、アダプタ18は、2点鎖線で示すように外周側フランジ33が内方に弾性変形しながら圧入される。このため、ウェブ34も2点鎖線で示すように、多少、大気側Aに傾斜する。
図1には、圧入前のアダプタ18の形状が破線で、圧入後のアダプタ18の形状が実線で示されている。
アダプタ18は、嵌入された後、外周側フランジ33は元の形状に戻ろうとするため、外径側先端部38がカートリッジ13の内周面に食い込んだ状態になる。このため、アダプタ18は、一度嵌入されると、抜けにくくなる。
なお、内周側フランジ35は、アダプタ18自身の強度向上と第1リップシール部材14の損傷防止機能を兼ねるものであり、ウェブ34の内周側から滑らかに曲線状に曲げられた形状をしておればよく、例えば、円弧状の屈曲部でもよい。
〔実施形態2〕
図3は、本発明の実施形態2に係る軸封装置10を示す正面断面図である。
実施形態2に係る軸封装置10では、軸3が実施形態1の軸3より小径であるため、第1シールリップ部材14、ケース15、第2リップシール部材16、バックアップリング17及びアダプタ18の5つの構成部品が小径の軸3に対応する形状になっている点で実施形態1と相違する。このため、実施形態1と対応する部材には同じ符号を付して説明することとし、相違する点以外についての詳しい説明は省略する。
図3に示すように、実施形態2に係る軸封装置10においては、実施形態1と比べて、第1シールリップ部材14、ケース15、第2リップシール部材16及びバックアップリング17の内径寸法を小さくする必要があるため、第1シールリップ部材14の円盤状部23、ケース15の第1フランジ27、第2リップシール部材16の円盤状部29及びバックアップリング17のフランジ32の半径方向の幅が広く形成されている。
このため、アダプタ18も内径寸法も小さく形成される。
アダプタ18は、断面形状が略コ字状であって全体としてリング状をなし、第1リップシール部材14の円筒部22の密封流体側Lにおいてカートリッジ13の筒状部19の内周面に嵌合された外周側フランジ33を有し、この外周側フランジ33の大気側A端部から径方向内方へ向けてウェブ34が一体成形され、ウェブ34の内周側端部から密封流体側Lへ屈曲された内周側フランジ35が形成されている。このアダプタ18は、ウェブ34をもって第1リップシール部材14を大気側に向けて押さえ、抜け止めし、姿勢を安定化させるものであって、その機能を十分発揮し得るようウェブ34の内周側は、第1リップシール部材14の円盤状部23とシールリップ24との交点mの近くまで半径方向内方へ延びている。
図4は、本発明の実施形態に係る軸封装置のアダプタ18を説明する図であって、(a)は、アダプタ18の正面断面図、(b)は、アダプタ18が圧入される状態を説明する図である。
図4(a)に示すように、アダプタ18は、断面形状が略コ字状であって、全体としてリング状をなし、カートリッジ13の内周面に接する外周側フランジ33と第1リップシール部材14を押圧するウェブ34と内周側フランジ35とを有する。外周側フランジ33はウェブ34側に向かって縮径されたテーパ形状をなしている。また、外径側先端部38は鋭角をなすとともにカートリッジ13の筒状部19の内周面の径よりも大径に形成されている。
ところで、図4(b)に示すように、アダプタ18がカートリッジ13に圧入される際、その外周側フランジ33が、実線で示す状態から2点鎖線で示す状態まで半径方向内方に弾性変形するため、ウェブ34も半径方向内方側がわずかに大気側Aに傾斜する。このため、アダプタ18の内径を単純に小さくして半径方向の幅を大きくすると、第1リップシール部材14の内周側がアダプタ18のウェブ34により大気側に相当量圧縮され、第1リップシール部材14の内径寸法が変化し、シール機能に悪影響を及ぼすことから、アダプタ18の半径方向の幅を大きくすることができなかった。
そこで、実施形態2においては、図4(a)に示すように、アダプタ18のウェブ34を、軸中心に直交する直交面状の外周側部分36と、密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分37とから形成することにより、ウェブ34の内周側を第1リップシール部材14の円盤状部23とシールリップ24の交点mの近くまで半径方向内方へ延ばすことを可能としたものである。すなわち、ウェブ34の内周側を半径方向内方へ延ばしても、密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分37が形成されているため、アダプタ18がカートリッジ13に圧入される際、ウェブ34が大気側Aに傾斜しても、ウェブ34の内周側はほぼ垂直状態になるように設定されているため、第1リップシール部材14の内周側が大気側に過度に圧縮されることが防止され、第1リップシール部材14の内径寸法の変化を抑制することができるのである。
内周側部分37のテーパの角度は、設計的に決められるものであるが、本実施の形態では4〜8°、好ましくは約6°程度である。
また、アダプタ18のウェブ34において、直交面状の外周側部分36とテーパ状の内周側部分37との半径方向の幅の割合は、テーパ状の内周側部分37がやや大きく設定されるのが好ましい。
さらに、図3において、アダプタ18の内周と第1リップシール部材14のシールリップ24上面との半径方向の間隔dは、片側で約0.1mm以上、1.3mm未満が好ましい。
アダプタ18のウェブ34をこのように形成することにより、アダプタ18の内径寸法を小さくしてウェブ34の半径方向の幅を大きくしても、第1リップシール部材14の内周側がアダプタ18のウェブ34により大気側に過度に圧縮されることが防止され、第1リップシール部材14の内径寸法の変化を抑制することができる。また、軸封装置を軸3に挿入する際にも第1リップシール部材14の軸方向の移動を抑制することができる。
図5(c)(d)は、本発明の実施形態2に係る軸封装置10の組付け状態を説明する図である。軸3に軸封装置10が組み付けられる状態を示す図5(c)において、第1リップシール部材14は円盤状部23の大部分がアダプタ18に押さえ付けられているため、シールリップ24は移動することなく、第1リップシール部材14とケース15とが接触した状態を維持し、組付け前とほぼ同じ状態にある。これに対して図5(a)の従来の軸封装置では、第1シールリップ63とケース64との間に間隙69ができており、軸70への組付けにより第1シールリップ63が移動していることが分かる。
一方、密封流体側Lにシステム圧力がかかった状態の図5(d)でも、図5(c)とほぼ同じ状態にあるのが分かる。すなわち、システム圧力が作用する前において第1リップシール部材14とケース15とが接触している状態にあるため、システム圧力がかかっても、第1リップシール部材14のシールリップ24が第2リップシール部材16のシールリップ30に押し付けられた状態になるものの、シールリップ24の移動はほとんどない。
上記したように、本発明に係るアダプタは、外周側フランジがテーパ状をなし、外径側先端部が鋭角をなすとともにカートリッジの内周面の径よりも大径に形成されていることから、嵌入しやすく抜けにくい。また、ウェブが軸中心に直交する直交面状の外周側部分と、密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分とから形成されていることから、アダプタの内径寸法を小さくしてウェブの半径方向の幅を大きくしても第1リップシール部材の過度の圧縮が防止され、第1リップシール部材の内径寸法の変化を抑制することができる。さらに、第1リップシール部材の密封流体側の大部分を押さえ付けることが可能となることから、軸封装置を軸に挿入する際にも第1リップシール部材の軸方向の移動を抑制することができる。
1 ハウジング
2 軸孔
3 軸4
4 外周シール部材
10 軸封装置
11 第1シールリップ
12 第2シールリップ
13 カートリッジ
14 第1リップシール部材
15 ケース
16 第2リップシール部材
17 バックアップリング
18 アダプタ
19 筒状部
20 内向きフランジ
21 外向きフランジ
22 円筒部
23 円盤状部
24 シールリップ
25 ネジ部
26 筒状部
27 第1フランジ
28 第2フランジ
29 円盤状部
30 シールリップ
31 円筒部
32 フランジ
33 外周側フランジ
34 ウェブ
35 内周側フランジ
36 外周側部分
37 内周側部分
38 外径側先端部
L 密封流体側
A 大気側

Claims (4)

  1. ハウジングと回転軸との間をシールする軸封装置において、前記ハウジングの軸孔内周に嵌合されるカートリッジと、前記カートリッジに非接着で嵌合される第1リップシール部材と、前記第1リップシール部材に非接着で嵌合されるケースと、前記ケースにカシメ保持される第2リップシール部材及びこれを支持するバックアップリングと、前記第1リップシール部材の密封流体側で前記カートリッジに嵌合されるアダプタとを備え、前記アダプタは、断面形状が略コ字状であって全体としてリング状をなし、前記カートリッジの内周面に接する外周側フランジと前記第1リップシール部材を押圧するウェブと内周側フランジとを有し、前記外周側フランジは、前記ウェブ側に向かって縮径されたテーパ状をなし、外径側先端部が鋭角をなすとともに前記カートリッジの内周面の径よりも大径に形成され、前記アダプタが前記カートリッジに嵌入された後、前記外周側フランジの外径側先端部が前記カートリッジの内周面に食い込んだ状態になり、抜けにくくなることを特徴とする軸封装置。
  2. 前記アダプタの前記ウェブは、軸中心と直交する直交面状の外周側部分と密封流体側に傾斜するテーパ状の内周側部分とからなることを特徴とする請求項1記載の軸封装置。
  3. 前記アダプタの前記ウェブにおいて、直交面状の外周側部分とテーパ状の内周側部分との半径方向の幅の割合は、テーパ状の内周側部分が大きく設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の軸封装置。
  4. 前記アダプタの内周面と第1リップシール部材のシールリップ上面との半径方向の間隔dは、約0.1mm以上、1.3mm未満であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の軸封装置。
JP2012532832A 2010-09-11 2010-11-10 軸封装置 Active JP5626928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012532832A JP5626928B2 (ja) 2010-09-11 2010-11-10 軸封装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010203801 2010-09-11
JP2010203801 2010-09-11
PCT/JP2010/069972 WO2012032678A1 (ja) 2010-09-11 2010-11-10 軸封装置
JP2012532832A JP5626928B2 (ja) 2010-09-11 2010-11-10 軸封装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012032678A1 JPWO2012032678A1 (ja) 2013-12-12
JP5626928B2 true JP5626928B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=45810292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012532832A Active JP5626928B2 (ja) 2010-09-11 2010-11-10 軸封装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8579297B2 (ja)
EP (1) EP2615337B1 (ja)
JP (1) JP5626928B2 (ja)
CN (2) CN104653785B (ja)
WO (1) WO2012032678A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012001226A1 (de) * 2012-01-19 2013-07-25 Kaco Gmbh + Co. Kg Wellendichtung, insbesondere Radialwellendichtung
WO2014030413A1 (ja) * 2012-08-23 2014-02-27 イーグル工業株式会社 密封装置
US10760292B2 (en) * 2014-01-21 2020-09-01 Richard Panzella Motor can seal and shaft
KR20160132986A (ko) 2014-03-27 2016-11-21 생-고뱅 퍼포먼스 플라스틱스 코포레이션 회전축 하우징 및 시일
US9719598B2 (en) * 2015-08-12 2017-08-01 Aktiebolaget Skf Seal with connecting insert
US10088052B2 (en) 2015-09-22 2018-10-02 Aktiebolaget Skf Method of manufacturing a seal
US9784370B2 (en) 2015-09-28 2017-10-10 Aktiebolaget Skf Seal with one or more engaging features
DE102018006945B3 (de) * 2018-09-01 2019-12-19 Vr Automotive Dichtungssysteme Gmbh Radialwellendichtung
DE102018124256B4 (de) * 2018-10-01 2020-04-23 Carl Freudenberg Kg Dichtelement
JP7203971B2 (ja) * 2019-06-12 2023-01-13 Nok株式会社 密封装置
JP7372763B2 (ja) * 2019-06-19 2023-11-01 Ntn株式会社 車輪用軸受装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02143567U (ja) * 1989-05-10 1990-12-05
JP2003113947A (ja) * 2001-10-01 2003-04-18 Ntn Corp シール装置およびそれを備えた転がり軸受並びにクラッチ装置
JP2005320935A (ja) * 2004-04-13 2005-11-17 Nok Corp 高圧ポンプシール
WO2010061670A1 (ja) * 2008-11-27 2010-06-03 イーグル工業株式会社 リップタイプシール

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2766082A (en) * 1955-03-03 1956-10-09 Norma Hoffmann Bearings Corp Bearing seals
US4848776A (en) * 1987-04-27 1989-07-18 Eaton Corporation Exclusion seal assembly
JPH07208611A (ja) * 1994-01-26 1995-08-11 Koyo Seiko Co Ltd オイルシ−ル
JP2003120823A (ja) * 2001-10-19 2003-04-23 Eagle Ind Co Ltd シール装置
KR101051110B1 (ko) * 2003-02-27 2011-07-22 이구루코교 가부시기가이샤 리프형 실
CN100449183C (zh) * 2004-03-23 2009-01-07 Nok株式会社 带转动检测元件的密封装置
DE102005016215A1 (de) * 2005-04-07 2006-10-19 Ab Skf Lagervorrichtung mit einer Lagerbüchse und einer Dichtungsanordnung
US7431304B2 (en) * 2005-11-17 2008-10-07 Freudenberg-Nok General Partnership Face seal with constriction ring
JP3137481U (ja) * 2007-09-14 2007-11-22 イーグル工業株式会社 リップタイプシールの装着構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02143567U (ja) * 1989-05-10 1990-12-05
JP2003113947A (ja) * 2001-10-01 2003-04-18 Ntn Corp シール装置およびそれを備えた転がり軸受並びにクラッチ装置
JP2005320935A (ja) * 2004-04-13 2005-11-17 Nok Corp 高圧ポンプシール
WO2010061670A1 (ja) * 2008-11-27 2010-06-03 イーグル工業株式会社 リップタイプシール

Also Published As

Publication number Publication date
CN102959286A (zh) 2013-03-06
EP2615337B1 (en) 2019-01-23
CN102959286B (zh) 2015-05-27
CN104653785A (zh) 2015-05-27
US8764020B2 (en) 2014-07-01
EP2615337A1 (en) 2013-07-17
EP2615337A4 (en) 2017-02-15
JPWO2012032678A1 (ja) 2013-12-12
CN104653785B (zh) 2017-04-12
US20140042708A1 (en) 2014-02-13
US20130154200A1 (en) 2013-06-20
US8579297B2 (en) 2013-11-12
WO2012032678A1 (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5626928B2 (ja) 軸封装置
JP5216084B2 (ja) リップタイプシール
US8851480B2 (en) Lip type seal
US6565096B2 (en) Lip type seal
US9194498B2 (en) Sealing device
JP2009074602A (ja) オイルシール
WO2018037918A1 (ja) 密封装置
JP2008281192A (ja) シールリング
JP6456966B2 (ja) メカニカルシール
JP2008069909A (ja) 回転軸シール
JP2018035855A (ja) 密封装置
JP2015197176A (ja) シール部材及び配管継手構造
WO2012132731A1 (ja) 密封装置及び密封構造
JP7046928B2 (ja) メカニカルシール
JP2006300191A (ja) シール装置
CN106402393B (zh) 轴密封件
JP2015194246A (ja) 軸密封構造
JP2005273693A (ja) 密封装置
JP7124057B2 (ja) シール装置
JP2004251442A (ja) 密封装置
JP7118782B2 (ja) 密封装置
JP6132146B2 (ja) 密封装置
JP2005090526A (ja) 密封装置
JP3196643U (ja) シール装置
WO2020054685A1 (ja) リップ型軸封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5626928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250