JP5624226B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラムに係り、特に、カラー撮像素子を備えた撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラムに関する。
カラー撮像素子で広く用いられている色配列である原色系ベイヤー配列(例えば特許文献1〜3参照)は、人間の目に敏感で、輝度信号を得るために最も寄与する緑(G)画素を市松状に、赤(R)、青(B)を線順次に配置している。
特開2002−135793号公報 特許第3960965号公報 特開2004−266369号公報
ところで、カラー撮像素子を用いた撮影では、隣接する画素から漏れた光の影響により、混色が発生する場合がある。このような場合、隣接する画素から漏れた光の影響による混色率を予め測定しておき、この混色率に基づいて各画素の画素データを補正するのが通常である。
従来のベイヤー配列を採用したカラー撮像素子では、例えば動画用の画像データを生成するために、垂直方向に3画素毎に1ライン分の画像データを読み出す(垂直方向1/3間引き)と共に、水平方向に3画素毎に1画素分の画素データを読み出す(水平方向1/3間引き)場合、間引き読み出しした画像も元の画像と同じベイヤー配列となる。このため、混色補正する対象画素に隣接する画素の色は、間引き前と間引き後で同一となり、間引き後の画像で隣接する画素の画素値をそのまま用いて混色補正すればよい。
しかしながら、ベイヤー配列よりも繰り返しの最小単位である基本配列パターンのサイズが大きい例えば6×6画素の基本配列パターンを有するカラーフィルタを用いた場合において、垂直方向及び水平方向ともに1/2間引きや1/3間引きしたような場合、間引き後の画像が、間引き前の画像の基本配列パターンと異なる配列となる場合がある。この場合、混色補正の対象画素に隣接する画素の色が、間引き前に隣接する画素の色と異なるため、間引き後の画像で隣接する画素の画素値をそのまま用いて混色補正すると混色補正の精度が劣化する、という問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、精度良く混色補正することができる撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の撮像装置は、予め定めた第1の方向及び第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、撮像素子から読み出す画素の配列が撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出すように撮像素子を駆動する駆動手段と、設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正手段であって、混色補正の対象画素に第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって第1の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正する混色補正手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、混色補正の対象画素の第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって第1の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正するので、精度良く混色補正することができる。
なお、第1のフィルタは、カラーフィルタ内において、第1の方向と、第2の方向と、第1の方向及び第2の方向と交差する第3の方向と、の各ライン内に配置され、第2の色の各色に対応する第2のフィルタは、基本配列パターン内において、第1の方向及び第2の方向の各ライン内に各々1つ以上配置された構成としてもよい。
この発明によれば、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタを、カラーフィルタ内において、第1の方向〜第3の方向の各ライン内に配置するようにしたため、高周波領域での同時化処理の再現精度を向上させることができる。また、第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタについては、基本配列パターン内において、第1の方向及び第2の方向の各ライン内に1つ以上配置するようにしたため、色モワレ(偽色)の発生を低減して高解像度化を図ることができる。
また、カラーフィルタは、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが第1の方向及び第2の方向に(N×M)画素(N,M:3以上の整数)の予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタである構成としてもよい。
また、カラーフィルタは、第1のフィルタからなる2×2画素に対応する正方配列を含む構成としてもよい。
この発明によれば、2×2画素に対応する正方配列の4画素の各画素間の画素値の差分値に基づいて輝度の相関方向が4方向のうちのいずれの方向にあるかを、最小画素間隔で判別することができる。
また、第1の色は、緑(G)色であり、第2の色は、赤(R)色及び青(B)である構成としてもよい。
また、カラーフィルタは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色に対応するRフィルタ、Gフィルタ及びBフィルタを有し、かつ、カラーフィルタは、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にBフィルタが配置され、左右にRフィルタが配列された第1の配列と、3×3画素に対応する第2の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にRフィルタが配置され、左右にBフィルタが配列された第2の配列とが、交互に第1の方向及び第2の方向に配列されて構成されている構成としてもよい。
この発明によれば、第1の配列又は第2の配列を中心に5×5画素(モザイク画像の局所領域)を抽出した場合、5×5画素の4隅に2×2画素のG画素が存在することになる。これらの2×2画素のG画素の画素値は、4方向の相関方向の判別に使用することができる。
また、カラーフィルタは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色に対応するRフィルタ、Gフィルタ及びBフィルタを有し、かつ、カラーフィルタは、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心にRフィルタが配置され、4隅にBフィルタが配置され、中心のRフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置された第1の配列と、3×3画素に対応する第2の配列であって、中心にBフィルタが配置され、4隅にRフィルタが配置され、中心のBフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置された第2の配列とが、交互に第1の方向及び第2の方向に配列されて構成されていてもよい。
この発明によれば、第1の配列又は第2の配列を中心に5×5画素(モザイク画像の局所領域)を抽出した場合、5×5画素の中心の画素(R画素又はB画素)を挟んで、水平及び垂直方向にそれぞれ隣接するG画素が存在することになる。これらのG画素(合計8画素)の画素値は、4方向の相関方向の判別に使用することができる。
なお、混色補正手段は、最短距離の画素が複数存在する場合は、これら複数の画素の何れかの画素の画素データに基づいて対象画素の画素データを補正するようにしてもよい。
また、混色補正手段は、最短距離の画素が複数存在する場合は、これら複数の画素の画素データの平均値に基づいて対象画素の画素データを補正するようにしてもよい。
また、周期は、3画素以下の周期とすることが好ましい。
また、周期を切り替える切り替え手段を備えた構成としてもよい。
本発明の撮像装置の制御方法は、予め定めた第1の方向及び第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、を備えた撮像装置の制御方法であって、撮像素子から読み出す画素の配列が撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出すように撮像素子を駆動し、設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素に第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって第1の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正することを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、予め定めた第1の方向及び第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、を備えた撮像装置を制御するコンピュータに、撮像素子から読み出す画素の配列が撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、第1の方向及び第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データのみを読み出すように撮像素子を駆動するステップと、設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素の第1の配列において隣接する隣接画素と同色の、第1の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正するステップと、を含む処理を実行させることを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、コンピュータに、予め定めた第1の方向及び第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子と、複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、を含む撮像素子から読み出す画素の配列が撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素に第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって第1の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正するステップ、を含む処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、精度良く混色補正することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る撮像装置の概略ブロック図である。 第1実施形態に係るカラーフィルタの構成図である。 第1実施形態に係るカラーフィルタに含まれる基本配列パターンを示す図である。 第1実施形態に係るカラーフィルタに含まれる6×6画素の基本配列パターンを3×3画素のA配列とB配列に分割し、これらを水平及び垂直方向に繰り返し配置してなるカラーフィルタを示す図である。 実施形態に係るカラーフィルタによるG画素の特徴的な配置を示す図である。 制御部で実行される処理を示すフローチャートである。 垂直方向及び水平方向ともに1/2間引きで読み出す場合について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 混色補正処理について説明するための図である。 第2実施形態に係るカラーフィルタの構成図である。 第2実施形態に係るカラーフィルタに含まれる基本配列パターンを示す図である。 第2実施形態に係るカラーフィルタに含まれる6×6画素の基本配列パターンを3×3画素のA配列とB配列に分割し、これらを水平及び垂直方向に繰り返し配置してなるカラーフィルタを示す図である。 第2実施形態に係るカラーフィルタによるG画素の特徴的な配置を示す図である。 第2実施形態に係る間引き後の画像について説明するための図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。 カラーフィルタの変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1には、本実施形態に係る撮像装置10の概略ブロック図を示した。撮像装置10は、光学系12、撮像素子14、撮像処理部16、画像処理部20、駆動部22、及び制御部24を含んで構成されている。
光学系12は、例えば複数の光学レンズから成るレンズ群、絞り調整機構、ズーム機構、及び自動焦点調節機構等を含んで構成されている。
撮像素子14は、水平方向及び垂直方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上にカラーフィルタが配置された構成の所謂単板式の撮像素子である。
図2には、本実施形態に係るカラーフィルタの一部を示した。各画素上には、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色のカラーフィルタのうちのいずれかが配置される。
<カラーフィルタ配列の特徴>
第1実施形態のカラーフィルタは、下記の特徴(1)〜(6)を有している。
〔特徴(1)〕
カラーフィルタ配列は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色のフィルタが、垂直方向及び水平方向に(N×M)画素(N,M:3以上の整数)の予め定めたパターンで、かつ、緑(G)のフィルタと、赤(R)及び青(B)の少なくとも一方の色のフィルタと、が垂直方向及び水平方向に各々配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたものとなっている。
本実施形態に係る図2に示すカラーフィルタは、一例として6×6画素(N=M=6)に対応する正方配列パターンからなる基本配列パターンP(太枠で示したパターン)を含み、この基本配列パターンPが垂直方向(第1の方向)及び水平方向(第2の方向)に繰り返し配置されている。即ち、このカラーフィルタは、R、G、Bの各色のフィルタ(Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ)が所定の周期性をもって配列されている。
このようにRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタが所定の周期性をもって配列されているため、カラー撮像素子から読み出されるR、G、B信号の同時化処理(デモザイク処理ともいう。以下同じ)等を行う際に、繰り返しパターンにしたがって処理を行うことができる。
〔特徴(2)〕
図2に示すカラーフィルタ配列は、輝度信号を得るために最も寄与する色(この実施形態では、Gの色)に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の第1の方向である垂直方向、第2の方向である水平方向、及びカラーフィルタ面内において、第1の方向及び第2の方向と交差する第3の方向、すなわち斜め(NE,NW)方向(第3の方向)の各ライン内に配置されている。なお、NEは斜め右上方向を意味し、NWは斜め右下方向を意味する。例えば、正方形の画素の配列の場合は、斜め右上及び斜め右下方向とは水平方向に対しそれぞれ45°の方向となるが、長方形の画素の配列であれば、長方形の対角線の方向であり、長辺・短辺の長さに応じてその角度は変わりうる。
輝度系画素に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の垂直方向、水平方向、及び斜め(NE,NW)方向の各ライン内に配置されるため、高周波となる方向によらず高周波領域での同時化処理の再現精度を向上させることができる。
〔特徴(3)〕
図2に示すカラーフィルタ配列は、上記Gの色以外の2色以上の他の色(この実施形態では、R,Bの色)に対応するRフィルタ、Bフィルタが、基本配列パターンP内においてカラーフィルタ配列の垂直方向及び水平方向の各ライン内に1つ以上配置されている。
Rフィルタ、Bフィルタが、カラーフィルタ配列の垂直方向及び水平方向の各ライン内に配置されるため、色モワレ(偽色)の発生を低減することができる。
これにより、偽色の発生を抑制するための光学ローパスフィルターを光学系の入射面から撮像面までの光路に配置しないようにでき、又は光学ローパスフィルターを適用する場合でも偽色の発生を防止するための高周波数成分をカットする働きの弱いものを適用することができ、解像度を損なわないようにすることができる。
〔特徴(4)〕
図3は、図2に示した基本配列パターンPを、3×3画素に4分割した状態に関して示している。
図3に示すように基本配列パターンPは、実線の枠で囲んだ3×3画素のA配列と、破線の枠で囲んだ3×3画素のB配列とが、水平、垂直方向に交互に並べられた配列となっていると捉えることもできる。
A配列及びB配列は、それぞれ輝度系画素であるGフィルタが4隅と中央に配置され、両対角線上に配置されている。また、A配列は、中央のGフィルタを挟んでRフィルタが水平方向に配列され、Bフィルタが垂直方向に配列され、一方、B配列は、中央のGフィルタを挟んでBフィルタが水平方向に配列され、Rフィルタが垂直方向に配列されている。即ち、A配列とB配列とは、RフィルタとBフィルタとの位置関係が逆転しているが、その他の配置は同様になっている。
また、A配列とB配列の4隅のGフィルタは、図4に示すようにA配列とB配列とが水平、垂直方向に交互に配置されることにより、2×2画素に対応する正方配列のGフィルタとなる。
すなわち、図2に示すカラーフィルタ配列(基本配列パターンP)は、Gフィルタからなる2×2画素に対応する正方配列を含んでいる。
いま、図5に示すように、撮像素子14から出力されるモザイク画像を、A配列を中心にして5×5画素の局所領域を抽出した場合、この局所領域内の4隅の2×2画素のG画素は、図5に示す配置になっている。
図5に示すように、2×2画素のG画素の画素値を、左上から右下の順にG1、G2、G3、G4とした場合、これらのG画素の画素値の垂直方向の差分絶対値は(|G1−G3|+|G2−G4|)/2、水平方向の差分絶対値は(|G1−G2|+|G3−G4|)/2、右上斜め方向の差分絶対値は|G2−G3|、左上斜め方向の差分絶対値は|G1−G4|となる。
これらの4つの相関絶対値のうち最小となる差分絶対値をとる方向に相関(相関方向)があると判別することができる。
いま、図4又は図5に示すように中央に3×3画素のA配列が位置するように、モザイク画像から5×5画素の局所領域を抽出した場合、4隅に2×2画素のG画素が配置されることになる。したがって、上記局所領域内のA配列の3×3画素を同時化処理の対象画素とした場合、4隅の各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)を求め、各方向別の相関絶対値の総和(又は平均値)のうち最小となる値をとる方向を、同時化処理の対象画素における輝度の相関方向として判別する。判別された相関方向は、同時化処理等を行う際に利用することができる。
〔特徴(5)〕
図2に示すカラーフィルタ配列を構成する基本配列パターンPは、その基本配列パターンの中心(4つのGフィルタの中心)に対して点対称になっている。また、図3に示すように、基本配列パターン内のA配列及びB配列も、それぞれ中心のGフィルタに対して点対称になっており、かつ上下左右が対称(線対称)になっている。
このような対称性により、後段の処理回路の回路規模を小さくしたり、簡略化したりすることが可能になる。
撮像処理部16は、撮像素子14から出力された撮像信号に対して増幅処理や相関二重サンプリング処理、A/D変換処理等の予め定めた処理を施し、画像データとして画像処理部20に出力する。
画像処理部20は、撮像処理部16から出力された画像データに対して所謂同時化処理を施す。すなわち、全画素について、対応する色以外の色の画像データを周囲の画素の画素データから補間して、全画素のR,G,Bの画像データを生成する。そして、生成したR,G,Bの画像データに対して所謂YC変換処理を施し、輝度データY、色差データCr、Cbを生成する。そして、これらの信号を撮影モードに応じたサイズにリサイズするリサイズ処理を行う。
また、画像処理部20は、詳細は後述するが、各画素について、隣接する画素の画素データに基づいて混色補正処理を実行する。例えば間引き読み出しした場合において、間引き後の画像の色の配列が間引きの画像の色の配列と異なる場合には、混色補正の対象画素の間引き前の配列(第1の配列)において隣接する隣接画素と同色の、間引き前の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正する。これにより、間引き後の画像の色の配列が間引き前の画像の色の配列と異なる場合でも、精度良く混色補正することができる。
駆動部22は、制御部24からの指示に応じて撮像素子14からの撮像信号の読み出し駆動等を行う。
制御部24は、撮影モード等に応じて駆動部22及び画像処理部20等を統括制御する。詳細は後述するが、制御部24は、駆動部22に対して、撮影モードに応じた読み出し方法で撮像信号を読み出すように指示したり、画像処理部20に対して、撮影モードに応じた画像処理を行うよう指示したりする。
撮影モードによっては、撮像素子14からの撮像信号を間引いて読み出す必要があるため、制御部24は、指示された撮影モードに応じた間引き方法で間引いて撮像信号を読み出すように駆動部22に指示する。すなわち、制御部24は、垂直方向に何画素周期で、水平方向に何画素周期で各画素の画素データを読み出すのかを駆動部22に指示することにより、間引き方法を切り替えることができる。
撮影モードとしては、静止画を撮影する静止画モードや、撮像した画像を間引いて比較的高解像度のHD(高精細)動画データを生成して図示しないメモリーカード等の記録媒体に記録するHD動画モード、撮影した画像を間引いて比較的低解像度のスルー動画(ライブビュー画像)を図示しない表示部に出力するスルー動画モード(ライブビューモード)等の動画モードがあるが、撮影モードの種類はこれらに限られるものではない。
次に、本実施形態の作用として、制御部24で実行される処理について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、図6に示す処理は、撮影モードに応じた撮影を実行するように指示された場合に実行される。
まず、ステップ100では、撮影モードに応じた間引き方法で、すなわち撮影モードに応じて垂直方向及び水平方向に設定された周期の画素の画素データを読み出すように駆動部22に指示する(本実施形態では、駆動部22及び制御部24が、駆動手段に対応する)。本実施形態では、一例として、垂直方向及び水平方向ともに2画素周期で、すなわち1/2間引きで各画素の画素データを読み出す。この場合、間引き後の画像データは、図7に示すような画像となる。すなわち、間引き後の画像の配列は、間引き前の画像の配列と異なる。ここで、間引き後の画像の配列が間引き前の画像の配列と同じ配列を含む場合、すなわち、間引き後の画像が、基本配列パターンPを繰り返した画像を含む場合でも、間引き後の画像の配列が、間引き前の配列と垂直方向及び水平方向ともに完全に一致しない場合には、両者は異なるものとする。
ステップ102では、読み出された画像データに対して混色補正処理を実行すると共に、混色補正処理後の画像データに対して、撮影モードに応じた画像処理(例えば同時化処理、YC変換処理、リサイズ処理等)を実行するよう画像処理部20に指示する(本実施形態では、画像処理部20及び制御部24が、混色補正手段に対応する)。
混色補正処理は、以下のような処理を各画素に対して実行する。例えば、混色補正の対象画素の画素データをDa、対象画素の上側に隣接する画素の画素データをD1、対象画素の下側に隣接する画素の画素データをD2、対象画素の左側に隣接する画素の画素データをD3、対象画素の右側に隣接する画素の画素データをD4、対象画素の上側の画素から対象画素が受ける混色率をK1、対象画素の下側の画素から対象画素が受ける混色率をK2、対象画素の左側の画素から対象画素が受ける混色率をK3、対象画素の右側の画素から対象画素が受ける混色率をK4として、対象画素の補正後の画素データDbを次式で算出する。なお、混色率K1〜K4は、上側に隣接する画素からの光の漏れ込み量、下側に隣接する画素からの光の漏れ込み量、左側に隣接する画素からの光の漏れ込み量、右側に隣接する画素からの光の漏れ込み量を測定し、その測定値に基づいて各々算出しておく。
Db=Da−(D1×K1+D2×K2+D3×K3+D4×K4) ・・・(1)
以下、混色補正処理の具体例について説明する。
図8には、6×6画素の基本配列パターンPを中心に配置したカラーフィルタ配列の一例を示した。同図に示すように、垂直方向及び水平方向に1/2間引きで各画素の画素データを読み出す場合、図中矢印の位置で示す破線枠及び太線枠の画素の画素データを読み出すことになる。
以下では、基本配列パターンP内で読み出される太線枠で示したG画素G1〜G5、B画素B6、B7、R画素R8、R9を混色補正する場合について説明する。
まず、G画素G1を混色補正する場合について説明する。図9に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、G画素G1の上側に隣接するG画素G11は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、G画素G1の上側に隣接する画素はR画素R11であり(図8参照)、第1の配列において隣接するG画素G11とは色が異なる。このため、このR画素R11の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるG画素G1の第1の配列において隣接するG画素G11と同色の、第1の配列においてG画素G11から最短距離のG画素G12の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、G画素G1の下側に隣接するB画素B1については、B画素B1から最短距離のB画素B11の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、G画素G1の左側に隣接するG画素G13については、G画素G11と同様に、G画素G13から最短距離のG画素G12の画素データを上記(1)式のD3とする。
また、G画素G1の右側に隣接するR画素R1については、R画素R1から最短距離のR画素R12の画素データを上記(1)式のD4とする。
なお、R画素R1から最短距離のR画素としては、R画素R12だけでなく、R画素R11も存在する。この場合、R画素R11及びR画素R12の何れかの画素データを上記(1)式のD4としてもよいし、R画素R11及びR画素R12の画素データの平均値を上記(1)式のD4としてもよい。平均値を用いた場合、どのような画像に対しても、混色補正の精度が極端に劣化するのを抑えることができる。
次に、G画素G2を混色補正する場合について説明する。図10に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、G画素G2の上側に隣接するG画素G21は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、G画素G2の上側に隣接する画素はR画素R21であり(図8参照)、第1の配列において隣接するG画素G21とは色が異なる。このため、このR画素R21の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるG画素G2の第1の配列において隣接するG画素G21と同色の、第1の配列においてG画素G21から最短距離のG画素G22の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、G画素G2の下側に隣接するB画素B2については、B画素B2から最短距離のB画素B21の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、G画素G2の左側に隣接するR画素R2については、R画素R2から最短距離のR画素R22の画素データを上記(1)式のD3とする。
なお、R画素R2から最短距離のR画素としては、R画素R22だけでなく、R画素R21も存在する。この場合、R画素R21及びR画素R22の何れかの画素データを上記(1)式のD3としてもよいし、R画素R21及びR画素R22の画素データの平均値を上記(1)式のD3としてもよい。
また、G画素G2の右側に隣接するG画素G23については、G画素G21と同様に、G画素G23から最短距離のG画素G22の画素データを上記(1)式のD4とする。
次に、B画素B6を混色補正する場合について説明する。図11に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、B画素B6の上側に隣接するR画素R6は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、B画素B6の上側に隣接する画素はG画素G6であり(図8参照)、第1の配列において隣接するR画素R6とは色が異なる。このため、このG画素G6の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるB画素B6の第1の配列において隣接するR画素R6と同色の、第1の配列においてR画素R6から最短距離のR画素R61、R62の画素データの平均値を上記(1)式のD1とする。
また、B画素B6の下側に隣接するG画素G61については、G画素G61から最短距離のG画素G62、G63の画素データの平均値を上記(1)式のD2とする。
また、B画素B6の左側に隣接するG画素G64については、G画素G64から最短距離のG画素G65の画素データを上記(1)式のD3とする。
また、B画素B6の右側に隣接するG画素G66については、G画素G66から最短距離のG画素G67の画素データを上記(1)式のD4とする。
次に、G画素G3を混色補正する場合について説明する。図12に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、G画素G3の上側に隣接するB画素B3は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、G画素G3の上側に隣接する画素はG画素G31であり(図8参照)、第1の配列において隣接するB画素B3とは色が異なる。このため、このG画素G31の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるG画素G3の第1の配列において隣接するB画素B3と同色の、第1の配列においてB画素B3から最短距離のB画素B31の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、G画素G3の下側に隣接するG画素G32については、G画素G32から最短距離のG画素G33の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、G画素G3の左側に隣接するG画素G34については、G画素G32と同様に、G画素G34から最短距離のG画素G33の画素データを上記(1)式のD3とする。
また、G画素G3の右側に隣接するR画素R3については、R画素R3から最短距離のR画素R31の画素データを上記(1)式のD4とする。
なお、R画素R3から最短距離のR画素としては、R画素R31だけでなく、R画素R32も存在する。この場合、R画素R31及びR画素R32の何れかの画素データを上記(1)式のD4としてもよいし、R画素R31及びR画素R32の画素データの平均値を上記(1)式のD4としてもよい。
次に、G画素G4を混色補正する場合について説明する。図13に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、G画素G4の上側に隣接するB画素B4は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、G画素G4の上側に隣接する画素はG画素G41であり(図8参照)、第1の配列において隣接するB画素B4とは色が異なる。このため、このG画素G41の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるG画素G4の第1の配列において隣接するB画素B4と同色の、第1の配列においてB画素B4から最短距離のB画素B41の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、G画素G4の下側に隣接するG画素G42については、G画素G42から最短距離のG画素G43の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、G画素G4の左側に隣接するR画素R4については、R画素R4から最短距離のR画素R41の画素データを上記(1)式のD3とする。
なお、R画素R4から最短距離のR画素としては、R画素R41だけでなく、R画素R42も存在する。この場合、R画素R41及びR画素R42の何れかの画素データを上記(1)式のD3としてもよいし、R画素R41及びR画素R42の画素データの平均値を上記(1)式のD3としてもよい。
また、G画素G4の右側に隣接するG画素G44については、G画素G42と同様に、G画素G44から最短距離のG画素G43の画素データを上記(1)式のD4とする。
次に、B画素B7を混色補正する場合について説明する。図14に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、B画素B7の上側に隣接するG画素G7は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、B画素B7の上側に隣接する画素はB画素B71であり(図8参照)、第1の配列において隣接するG画素G7とは色が異なる。このため、このB画素B71の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるB画素B7の第1の配列において隣接するG画素G7と同色の、第1の配列においてG画素G7から最短距離のG画素G71、G72の画素データの平均値を上記(1)式のD1とする。
また、B画素B7の下側に隣接するR画素R7については、R画素R7から最短距離のR画素R71、R72の画素データの平均値を上記(1)式のD2とする。
また、B画素B7の左側に隣接するG画素G73については、G画素G73から最短距離のG画素G74の画素データを上記(1)式のD3とする。
また、B画素B7の右側に隣接するG画素G75については、G画素G75から最短距離のG画素G76の画素データを上記(1)式のD4とする。
次に、R画素R8を混色補正する場合について説明する。図15に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、R画素R8の上側に隣接するG画素G8は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、R画素R8の上側に隣接する画素はG画素G81であり(図8参照)、第1の配列において隣接するG画素G8とは色が同一である。このため、第1の配列においてG画素G8から最短距離のG画素G81の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、R画素R8の下側に隣接するG画素G82については、G画素G82から最短距離のG画素G83の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、R画素R8の左側に隣接するB画素B8については、B画素B8から最短距離のB画素B81、B82の画素データの平均値を上記(1)式のD3とする。
また、R画素R8の右側に隣接するG画素G84については、G画素G84から最短距離のG画素G85、G86の画素データの平均値を上記(1)式のD4とする。
次に、R画素R9を混色補正する場合について説明する。図16に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、R画素R9の上側に隣接するG画素G9は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、R画素R9の上側に隣接する画素はG画素G91であり(図8参照)、第1の配列において隣接するG画素G9とは色が同一である。このため、第1の配列においてG画素G9から最短距離のG画素G91の画素データを上記(1)式のD1とする。
また、R画素R9の下側に隣接するG画素G92については、G画素G92から最短距離のG画素G93の画素データを上記(1)式のD2とする。
また、R画素R9の左側に隣接するG画素G94については、G画素G94から最短距離のG画素G95、G96の画素データの平均値を上記(1)式のD3とする。
また、R画素R9の右側に隣接するB画素B9については、B画素B9から最短距離のB画素B91、B92の画素データの平均値を上記(1)式のD4とする。
次に、G画素G5を混色補正する場合について説明する。図17に示すように、1/2間引きする前の元の画像の配列(第1の配列)において、G画素G5の上側に隣接するR画素R5は、1/2間引きでは読み出されない画素である(図8参照)。そして、1/2間引き後の配列(第2の配列)において、画素5の上側に隣接する画素はB画素B5であり、第1の配列において隣接するR画素R5とは色が異なる。このため、このB画素B5の画素データをD1として上記(1)式により混色補正すると、混色補正の精度が劣化する。
このため、本実施形態では、混色補正の対象画素であるG画素G5の第1の配列において隣接するR画素R5と同色の、第1の配列においてR画素R5から最短距離のR画素R51、R52の画素データの平均値を上記(1)式のD1とする。
また、G画素G5の下側に隣接するR画素R53については、R画素R5と同様に、R画素R53から最短距離のR画素R51、R52の画素データの平均値を上記(1)式のD2とする。
また、G画素G5の左側に隣接するB画素B51については、B画素B51から最短距離のB画素B5、B52の画素データの平均値を上記(1)式のD3とする。
また、G画素G5の右側に隣接するB画素B53については、B画素B51と同様に、B画素B53から最短距離のB画素B5、B52の画素データの平均値を上記(1)式のD4とする。
なお、制御部24及び画像処理部20は、CPU、ROM、RAM、不揮発性ROM等を含むコンピュータで構成することができる。この場合、上記の処理の処理プログラムを例えば予め不揮発性ROMに記憶しておき、これをCPUが読み込んで実行することができる。
このように、本実施形態では、混色補正の対象画素の間引き前の配列(第1の配列)において隣接する隣接画素と同色の、間引き前の配列において隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、対象画素の画素データを補正する。これにより、間引き後の画像の色の配列が間引き前の画像の色の配列と異なる場合でも、精度良く混色補正することができる。
なお、本実施形態では、垂直方向及び水平方向ともに2画素周期で、すなわち1/2間引きで各画素の画素データを読み出す場合について説明したが、3画素周期以上の周期で各画素の画素データを読み出すようにしてもよい。ただし、3画素を越える周期で各画素の画素データを読み出すと、混色補正の対象画素と混色補正に用いる画素との距離が長くなって混色補正の精度が劣化する場合があるため、3画素以下の周期で各画素の画素データを読み出すようにすることが好ましい。また、読み出す周期は、垂直方向及び水平方向で異なっていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、カラーフィルタの変形例について説明する。
図18には本実施形態に係るカラーフィルタを示した。同図に示すように、本実施形態に係るカラーフィルタは、6×6画素に対応する正方配列パターンからなる基本配列パターンP(太枠で示したパターン)を含み、この基本配列パターンPが水平方向及び垂直方向に繰り返し配置されている。即ち、このカラーフィルタ配列は、R、G、Bの各色のフィルタ(Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ)が所定の周期性をもって配列されている。
また、図18に示すカラーフィルタ配列は、Gフィルタが、カラーフィルタ配列の垂直方向及び水平方向の各ライン内に配置されている。
また、図18に示すカラーフィルタ配列は、Rフィルタ、Bフィルタが、基本配列パターンP内においてカラーフィルタ配列の垂直方向及び水平方向の各ライン内に1つ以上配置されている。
図19は、図18に示した基本配列パターンPを、3×3画素に4分割した状態に関して示している。
図19に示すように基本配列パターンPは、実線の枠で囲んだ3×3画素のA配列と、破線の枠で囲んだ3×3画素のB配列とが、水平、垂直方向に交互に並べられた配列となっていると捉えることもできる。
A配列は、中心にRフィルタが配置され、4隅にBフィルタが配置され、中心のRフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置されている。一方、B配列は、中心にBフィルタが配置され、4隅にRフィルタが配置され、中心のBフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置されている。これらのA配列とB配列とは、RフィルタとBフィルタとの位置関係が逆転しているが、その他の配置は同様になっている。
図20Aに示すように、第実施形態のカラーフィルタは、上記A配列とB配列とが、水平及び垂直方向に交互に配置されていると捉えることもできる。
いま、図20Aに示すように、撮像素子14から出力されるモザイク画像を、A配列を中心にして5×5画素の局所領域(太枠で示した領域)を抽出した場合、この局所領域内の8個のG画素は、図20Bに示すように十字形状に配置される。これらのG画素を左から右の順にG1、G2、G3、G4とし、上から下の順にG5、G6、G7、G8とすると、画素G1G2、画素Gが水平方向に隣接し、画素G5G6、画素G7G8が垂直方向に隣接し、画素G6G3、画素G2G7が左上斜め方向に隣接し、画素G6G2、画素G3G7が右上斜め方向に隣接している。
従って、これらの隣接する画素の画素値の差分絶対値を求めることにより、水平、垂直、及び斜め(NE,NW)方向の各方向のうち、輝度の変化が最も小さい方向(相関の高い相関方向)を、最小画素間隔で判別することができる。
即ち、水平方向の差分絶対値の和は|G1−G2|+|G3−G4|、垂直方向の差分絶対値の和は|G5−G6|+|G7−G8|、右上斜め方向の差分絶対値の和は|G6−G2|+|G3−G7|、左上斜め方向の差分絶対値の和は|G6−G3|+|G2G7|となる。
これらの4つの相関絶対値のうち最小となる差分絶対値をとる方向に相関(相関方向)があると判別することができる。尚、判別された相関方向は、同時化処理等を行う際に利用することができる。
また、図18に示すカラーフィルタを構成する基本配列パターンPは、その基本配列パターンPの中心に対して点対称になっている。
図19に示したように、基本配列パターン内のA配列及びB配列は、それぞれ中心のRフィルタ、又はフィルタに対して点対称になっており、かつ上下左右が対称(線対称)になっている。
また、図18に示すカラーフィルタ配列を構成する基本配列パターンPのサイズは、(N×M)画素(N,M:3以上の整数)であり、共有画素のサイズ(K×L)画素(K,L:2以上の整数)よりも大きい。すなわち、N>K,M>を満たす。
このように第2実施形態に係るカラーフィルタは、第1実施形態に係るカラーフィルタの特徴(1)、(3)〜(5)と同じ特徴を有している。(特徴(2),(3)に関しては、Gフィルタ、Rフィルタ、Bフィルタが、基本配列パターンP内においてカラーフィルタ配列の垂直方向及び水平方向の各ライン内に1つ以上配置されているという特徴を有している)。
このようなカラーフィルタの場合、第1実施形態と同様に垂直方向及び水平方向ともに1/2間引きで読み出すと、間引き後の画像は図21に示すような画像となる。
なお、カラーフィルタ配列は、上記各実施形態で説明したものに限られるものではなく、以下のようなカラーフィルタ配列の撮像素子を有する撮像装置にも、本発明は適用できる。
例えば、上記特徴(1)、(2)、(3)を有するカラーフィルタ配列として、例えば、図22に示すような基本配列パターンPが3×3画素のカラーフィルタがある。このカラーフィルタ配列は、3×3画素のうち中心と4隅にGフィルタが配置され、残りの4画素にRまたはBが同数配置された基本配列パターンが繰り返されたものである。また、垂直方向及び水平方向ともに1/2間引きした場合の画像は図22に示すような画像となる。
また、上記特徴(1)、(2)、(3)を有するカラーフィルタ配列として、図23に示すような基本配列パターンPが5×5画素のカラーフィルタ配列がある。このカラーフィルタ配列は、5×5画素のなかの2つの対角線上にGが配置され、残りの画素位置にR、B画素が5×5画素のなかの水平、及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置されるように配置され、Gの数がR,Bの数より多くなるように設定された基本配列パターンが繰り返されたものである。また、垂直方向及び水平方向ともに1/2間引きした場合の画像は図23に示すような画像となる。
その他にも、上記特徴(1)、(3)、(4)、(5)を有するカラーフィルタ配列として、図24に示すように基本配列パターンPが4×4画素のカラーフィルタ配列がある。このカラーフィルタ配列は、4×4画素のなかの2つの対角線上にGが配置され、残りの画素位置にR、B画素が4×4画素のなかの水平、及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置されるように配置され、Gの数がR,Bの数より多くなるように設定された基本配列パターンが繰り返されたものである。
また、図25に示すように基本配列パターンPが5×5画素のカラーフィルタ配列がある。
また、図26に示すように、基本配列パターンPが6×6画素のカラーフィルタ配列がある。このカラーフィルタ配列は、GがRまたはBの外周に矩形状に配置された第1サブ配列と、Gが中央部に配置された第2サブ配列とがそれぞれ2つずつ水平方向、垂直方向に交互に互いに隣接するように配置された基本配列パターンが繰り返されたものである。この配列においては、特徴(3)において、R及びBもカラーフィルター配列の斜め(NE,NW)方向(第3の方向)の各ライン内に1つ以上配置される特徴も有する。
また、図27に示すように、基本配列パターンPが7×7画素のカラーフィルタ配列、図28に示すように、基本配列パターンPが8×8画素のカラーフィルタ配列等がある。
なお、同時化処理や動画撮影時の間引き処理等の画像処理の容易さを考慮すると、N、Mは10以下であることが好ましい。
なお、本発明が適用される基本配列パターンのサイズN×Mは、好ましくは5×5以上、より好ましくは10×10以下が望ましい。基本配列パターンの画素サイズが平方で大きくなり、3色のRGBの画素の配列の自由度が上がると、周辺画素の色配置の組合せが増え、間引き後の画像が間引き前の画像の基本配列パターンと異なる可能性が高まるため本発明は有効である。5×5以上の場合25画素以上にもなるため本発明の効果が十分得られる。一方、同時化処理、動画撮影時の間引き処理等の画像処理の容易さを考えると、N,Mは10以下であることが望ましい。
また、上記実施形態では、RGBの3原色のカラーフィルタを有するカラー撮像素子について説明したが、本発明は、これに限らず、RGBの3原色+他の色(例えば、エメラルド(E))の4色のカラーフィルタ、例えば図29に示すようなカラーフィルタにも適用できる。また、他の色として白色または透明(W)フィルタを有するカラーフィルタにも本発明を適用できる。例えば図29のエメラルドに代えてWフィルタを配置しても良い。この場合、WとGの組み合わせ、又はWが輝度信号に最も寄与する第1の色となる。
また、本発明は、原色RGBの補色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)に、Gを加えた4色の補色系のカラーフィルタを有するカラー撮像素子にも適用できる。
更に、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10 撮像装置
12 光学系
14 撮像素子
16 撮像処理部
20 画像処理部
22 駆動部
24 制御部
P 基本配列パターン

Claims (14)

  1. 予め定めた第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、
    前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと前記第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、
    前記撮像素子から読み出す画素の配列が前記撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出すように前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正手段であって、混色補正の対象画素に前記第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって前記第1の配列において前記隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、前記対象画素の画素データを補正する混色補正手段と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記第1のフィルタは、前記カラーフィルタ内において、前記第1の方向と、前記第2の方向と、前記第1の方向及び前記第2の方向と交差する第3の方向と、の各ライン内に1つ以上配置され、
    前記第2の色の各色に対応する前記第2のフィルタは、前記基本配列パターン内において、前記第1の方向及び前記第2の方向の各ライン内に各々1つ以上配置された
    請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記カラーフィルタは、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと前記第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが前記第1の方向及び前記第2の方向に(N×M)画素(N,M:3以上の整数)の予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタである
    請求項1又は請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記カラーフィルタは、前記第1のフィルタからなる2×2画素に対応する正方配列を含む
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色及び青(B)である
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記カラーフィルタは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色に対応するRフィルタ、Gフィルタ及びBフィルタを有し、かつ、
    前記カラーフィルタは、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にBフィルタが配置され、左右にRフィルタが配列された第1の配列と、3 ×3画素に対応する第2の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にRフィルタが配置され、左右にBフィルタが配列された第2の配列とが、交互に前記第1の方向及び前記第2の方向に配列されて構成されている
    請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記カラーフィルタは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色に対応するRフィルタ、Gフィルタ及びBフィルタを有し、かつ、
    前記カラーフィルタは、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心にRフィルタが配置され、4隅にBフィルタが配置され、中心のRフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置された第1の配列と、3×3画素に対応する第2の配列であって、中心にBフィルタが配置され、4隅にRフィルタが配置され、中心のBフィルタを挟んで上下左右にGフィルタが配置された第2の配列とが、交互に前記第1の方向及び前記第2の方向に配列されて構成されている
    請求項5記載の撮像装置。
  8. 前記混色補正手段は、前記最短距離の画素が複数存在する場合は、これら複数の画素の何れかの画素の画素データに基づいて前記対象画素の画素データを補正する
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記混色補正手段は、前記最短距離の画素が複数存在する場合は、これら複数の画素の画素データの平均値に基づいて前記対象画素の画素データを補正する
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記周期は、3画素以下の周期である
    請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記周期を切り替える切り替え手段
    を備えた請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の撮像装置。
  12. 予め定めた第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、
    前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと前記第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、
    を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子から読み出す画素の配列が前記撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出すように前記撮像素子を駆動し、
    前記設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素に前記第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって前記第1の配列において前記隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、前記対象画素の画素データを補正する
    撮像装置の制御方法。
  13. 予め定めた第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子を含む撮像素子と、
    前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと前記第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、
    を備えた撮像装置を制御するコンピュータに、
    前記撮像素子から読み出す画素の配列が前記撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出すように前記撮像素子を駆動するステップと、
    前記設定された周期で配置された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素に前記第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって前記第1の配列において前記隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、前記対象画素の画素データを補正するステップと、
    を含む処理を実行させるための制御プログラム。
  14. コンピュータに、
    予め定めた第1の方向及び前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子からなる複数の画素上に設けられたカラーフィルタであって、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタと前記第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが予め定めたパターンで配置された基本配列パターンが、繰り返し配置されたカラーフィルタと、を含む撮像素子から読み出す画素の配列が前記撮像素子の全画素の配列を表す第1の配列と異なる第2の配列となるように、前記第1の方向及び前記第2の方向の少なくとも一方の方向に設定された周期で配置された画素の画素データを読み出された画素の画素データの各々について混色補正する混色補正処理であって、混色補正の対象画素に前記第1の配列において隣接する隣接画素と同色の画素であって前記第1の配列において前記隣接画素から最短距離の画素の画素データに基づいて、前記対象画素の画素データを補正するステップ、
    を含む処理を実行させるための制御プログラム。
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