JP5600814B2 - 画像処理装置及び方法並びに撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置及び方法並びに撮像装置に係り、特に単板の撮像素子に配設されているカラーフィルタ配列に対応するモザイク画像の各画素間の混色等の影響を排除する技術に関する。
一般に、モザイク状のカラーフィルタ配列を有する撮像素子では、隣接する画素からの光の漏れ込みによる混色が発生する。また、所定の画素群毎にアンプを共有する素子構造を有する撮像素子では、アンプと各画素との位置関係に応じて出力特性に差異が生じる。
混色等の影響を受けているRGBの色信号からホワイトバランス(WB)補正用のWBゲインを算出する場合、精度のよいWBゲインを算出することができないという問題がある。
従来、混色成分を含む色信号から混色成分を除去する技術として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の撮像装置は、複数の画素が行方向及び列方向に配列された画素配列における画素の位置毎に、その画素への周辺画素から混入する信号成分に関する補正係数を対応付けて記憶する係数テーブルを有する。そして、特許文献1に記載の撮像装置は、補正対象画素の位置に応じて前記係数テーブルから対応する補正係数を読み出し、補正対象画素の周辺画素の信号と補正係数とを用いることにより、補正対象画素の信号を補正するようにしている。
また、撮像素子に斜めに入射する光によって撮像画像に生じる混色を、簡便な方法で効果的に補正してホワイトバランス補正を行う技術が知られている(特許文献2)。
特許文献2に記載の画像処理装置は、所定の色度座標空間において、黒体放射軸を基準に白検出領域を設定し、この白検出領域に含まれる画素の色成分毎の積分値から、環境光源を推定するものである。特許文献2に記載の画像処理装置は、特に混色成分の量が絞りの大きさに依存することから、絞り値(F値)に応じて白検出領域を切り替えることを特徴としている。
一方、撮像素子のカラーフィルタ配列として知られているベイヤー配列では、左右方向にR(赤)画素が隣接するGr(R行の緑)画素と、左右方向にB(青)が隣接するGb(B行の緑)画素とは、本来応答が等しくなるべきである。しかしながら、「Gr」と「Gb」にアンバランスが生じるという課題がある。また、撮像領域の周辺部で色シェーディングが発生するという課題がある。特許文献3に記載のカラー固体撮像装置は、この課題を解決するために、カラーフィルタ上に画素単位で設けられている集光用のマイクロレンズのサイズ(面積)を画素単位で変化させるようにしている。
特開2010−130583号公報 特開2011−234231号公報 特開2009−88255号公報
特許文献1に記載の発明は、センサ面内の画素の位置毎に、その画素への周辺画素から混入する信号成分に関する補正係数を対応付けて記憶する係数テーブルを設けるようにしたものである。このため、センサ面内の画素の位置毎に適正な補正係数を使用することができる。しかしながら、この場合には、補正係数のデータ量が膨大となるという問題がある。また、特許文献1には、係数テーブルの代わりに関係式を記憶し、データ量を低減する記載がある。しかしながら、特許文献1では、補正係数のセンサ面内での変化か特定の関係式に当てはまらない場合には、適正な補正係数を算出することができないという問題がある。
特許文献2に記載の画像処理装置は、混色成分の量が絞りの大きさに依存することから、絞り値に応じて白検出領域を切り替え、その白検出領域に対応する画素の色信号を、色毎に加算平均して色平均値を算出するようにしている。しかしながら、特許文献2では、絞りの大きさに起因しない混色成分(例えば、対象画素の周辺画素の色による影響等)を考慮しておらず、ホワイトバランス補正の精度が低くなるという問題がある。
また、特許文献3に記載の発明は、カラーフィルタ上に画素単位で設けられているマイクロレンズのサイズ(面積)を画素単位で変化させるため、マイクロレンズの製造が難しい。また、特許文献3に記載の発明は、撮像素子毎に特性にバラツキが生じる場合には対応することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複雑なカラーフィルタ配列のモザイク画像であっても、そのモザイク画像の各画素間の混色等の影響を容易に排除することができ、これによりホワイトバランス補正を良好に行うことができる画像処理装置及び方法並びに撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の一の態様に係る画像処理装置は、I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得手段と、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段と、画像取得手段により取得したモザイク画像の各画素の色信号から、色信号に含まれる周辺画素からの混色成分を除去する混色補正手段であって、任意の混色補正の対象画素のI×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率を記憶手段から読み出し、読み出した混色率と対象画素の色信号とに基づいて対象画素に含まれる混色成分を除去する混色補正手段と、混色補正手段により混色補正されたモザイク画像の各画素の色信号に基づいて色毎の平均値を算出する算出手段と、算出手段により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出手段と、ホワイトバランスゲイン算出手段により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正手段と、を備えている。
混色補正の対象画素は、隣接する複数の周辺画素からの混色等の影響を受けており、その影響の度合いは、周辺画素の方位方向(例えば、上下左右方向)や周辺画素の色等により異なる。I×J画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像の場合、任意の対象画素に対する複数の周辺画素の色等の組合せ(重複順列)の数は多く存在する。これにより、同じ色の対象画素であっても、これらの対象画素の周辺画素の色等の組合せがそれぞれ異なる。その結果、同じ色の対象画素の間で出力特性が異なる。
本発明の一の態様によれば、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶手段に記憶させておく。この場合、同じ光を受光した同じ色の画素は、その周辺画素の色等の組合せが異なっていても、同じ出力が得られるように混色率を設定することが好ましい。そして、任意の混色補正の対象画素の混色補正を行う場合には、その対象画素のI×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率を記憶手段から読み出し、読み出した混色率と対象画素の色信号とに基づいて対象画素に含まれる混色成分を除去するようにしている。このようにして混色補正されたモザイク画像の各画素の色信号に基づいてホワイトバランスゲインを算出する。このため、精度の高いホワイトバランスゲインを算出することができるようにしている。また、算出されたホワイトバランスゲインに基づいてモザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正することにより、良好なホワイトバランス補正を実現することができる。
本発明の他の態様に係る画像処理装置は、I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得手段と、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段と、画像取得手段により取得したモザイク画像の各画素の色信号の、I×J画素内の画素位置毎の積算値を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段により算出されたI×J画素内の画素位置毎の積算値を、I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率に基づいて補正する積算値補正手段と、積算値補正手段により補正したI×J画素内の画素位置毎の積算値を色毎に加算し、色毎の平均値を算出する第2の算出手段と、第2の算出手段により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出手段と、ホワイトバランスゲイン算出手段により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正手段と、を備えている。
本発明の他の態様では、最初にモザイク画像の各画素の色信号の、I×J画素内の画素位置毎の積算値を算出し、各積算値に対してそれぞれ対応する混色率に基づいて補正する。続いて、同じ色の補正した積算値を加算して色毎の平均値を算出する。これらの色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出する。このようにして算出されるホワイトバランスゲインは、本発明の一の態様のものと同じ値にすることができ、良好なホワイトバランス補正を実現できるようにしている。
本発明の更に他の態様に係る画像処理方法装置において、モザイク画像は、複数の色の色画素を有するM×N(M≦I,N≦J)画素からなる基本配列パターンの画素群を含み、基本配列パターンの画素群が水平及び垂直方向に繰り返して配置された画像である。
本発明の更に他の態様に係る画像処理装置において、モザイク画像は、所定の画素群毎にアンプを共有する素子構造を有する撮像素子から出力される画像であり、所定の画素群は、K×L(K≦M,L≦N,K,Lは自然数)画素のサイズを有するものである。
本発明の更に他の態様に係る画像処理装置において、記憶手段は、モザイク画像の全領域を複数の分割領域に分割したときの分割領域毎に混色率を記憶することが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る画像処理方法は、I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得工程と、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段を準備する工程と、画像取得手段により取得したモザイク画像の各画素の色信号から、色信号に含まれる周辺画素からの混色成分を除去する混色補正手段であって、任意の混色補正の対象画素のI×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率を記憶手段から読み出し、読み出した混色率と対象画素の色信号とに基づいて対象画素に含まれる混色成分を除去する混色補正工程と、混色補正工程により混色補正されたモザイク画像の各画素の色信号に基づいて色毎の平均値を算出する算出工程と、算出工程により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出工程と、ホワイトバランスゲイン算出工程により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正工程と、を含んでいる。
本発明の更に他の態様に係る画像処理方法は、I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得工程と、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段を準備する工程と、画像取得工程により取得したモザイク画像の各画素の色信号の、I×J画素内の画素位置毎の積算値を算出する第1の算出工程と、第1の算出工程により算出されたI×J画素内の画素位置毎の積算値を、I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率に基づいて補正する積算値補正工程と、積算値補正工程により補正したI×J画素内の画素位置毎の積算値を色毎に加算し、色毎の平均値を算出する第2の算出工程と、第2の算出工程により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出工程と、ホワイトバランスゲイン算出工程により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正工程と、を含んでいる。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置は、撮影光学系とこの撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子とを含む撮像手段と、撮像手段から出力されるモザイク画像を取得する画像取得手段と、前述した画像処理装置と、を備えている。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、撮像素子は、水平方向及び垂直方向に配列された光電変換素子からなる複数の画素上に、所定のカラーフィルタ配列のカラーフィルタが配設され、カラーフィルタ配列は、1色以上の第1の色に対応する第1のフィルタと、輝度信号を得るための寄与率が第1の色よりも低い2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが配列された所定の基本配列パターンを含み、基本配列パターンが水平及び垂直方向に繰り返して配置され、基本配列パターンは、M×N(M≦I,N≦J)画素に対応する配列パターンである。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、第1のフィルタは、カラーフィルタ配列の水平、垂直、斜め右上、及び斜め右下方向の各ライン内に1つ以上配置され、第2の色の各色に対応する第2のフィルタは、基本配列パターン内にカラーフィルタ配列の水平、及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置され、第1のフィルタに対応する第1の色の画素数の比率は、第2のフィルタに対応する第2の色の各色の画素数の比率よりも大きいことが好ましい。
上記カラーフィルタ配列を撮像素子によれば、輝度信号を得るために最も寄与する第1の色に対応する第1のフィルタを、カラーフィルタ配列の水平、垂直、斜め右上、及び斜め右下方向の各ライン内に配置するようにしたため、高周波領域での同時化処理の再現精度を向上させることができる。また、第1の色以外の2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタについても、基本配列パターン内にカラーフィルタ配列の水平及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置するようにしたため、色モワレ(偽色)の発生を低減して高解像度化を図ることができる。また、カラーフィルタ配列は、所定の基本配列パターンが水平方向及び垂直方向に繰り返して配置されているため、後段での同時化処理を行う際に、繰り返しパターンに従って処理を行うことができる。更に、第1のフィルタに対応する第1の色の画素数と第2のフィルタに対応する第2の色の各色の画素数との比率を異ならせ、特に輝度信号を得るために最も寄与する第1の色の画素数の比率を、第2のフィルタに対応する第2の色の各色の画素数の比率よりも大きくするようにした。このため、エリアシングを抑制することができ高周波再現性もよい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、基本配列パターンは、3×3画素に対応する正方配列パターンであり、中心と4隅に第1のフィルタが配置されていることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、第1の色は、緑(G)色であり、第2の色は、赤(R)色及び青(B)であり、所定の基本配列パターンは、6×6画素に対応する正方配列パターンであり、フィルタ配列は、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にBフィルタが配置され、左右にRフィルタが配列された第1の配列と、3×3画素に対応する第2の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にRフィルタが配置され、左右にBフィルタが配列された第2の配列とが、交互に水平方向及び垂直方向に配列されて構成されていることが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、撮像素子は、所定の画素群毎にアンプを共有する素子構造を有し、所定の画素群は、K×L(K≦M,L≦N,K,Lは自然数)画素のサイズを有することが好ましい。
本発明の更に他の態様に係る撮像装置において、撮像素子のI×J画素の繰り返し周期の画素構造は、M×N画素の基本配列パターンと、K×L画素の所定の画素群との最小公倍数の周期となるものである。
本発明によれば、I×J画素の周期性を有するモザイク画像の、I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶手段に記憶しておき、前記混色率に応じて補正したモザイク画像の色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するようにしたため、精度の高いホワイトバランスゲインを算出することができ、これにより良好なホワイトバランス補正を行うことができる。
本発明に係る撮像装置の実施形態を示すブロック図 撮像素子に配置されたモザイク状の新規のカラーフィルタ配列を示す図 図2に示した基本配列パターンを3×3画素に4分割した状態に関して示した図 図1に示した画像処理部の第1の実施形態の内部構成を示す要部ブロック図 基本配列パターン内の36個の各画素の位置を示す図 2×2の4画素が1つのアンプを共有している撮像素子の一例を示す図 混色率を示す補正テーブルの一例を示す図表 モザイク画像の8×8の分割領域を示す図 図4に示した混色補正部の内部構成の実施形態を示すブロック図 本発明に係る画像処理方法の実施形態を示すフローチャート 図1に示した画像処理部の第2の実施形態の内部構成を示す要部ブロック図 図11に示したRGB積算部の内部構成の実施形態を示すブロック図 Rフィルタ(赤フィルタ)、G1フィルタ(第1の緑フィルタ)、G2フィルタ(第2の緑フィルタ)及びBフィルタ(青フィルタ)を備える撮像素子の分光感度特性を示すグラフ Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ及びWフィルタ(透明フィルタ)を備える撮像素子の分光感度特性を示すグラフ Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ及びEフィルタ(エメラルドフィルタ)を備える撮像素子の分光感度特性を示すグラフ
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び方法並びに撮像装置の実施の形態について詳説する。
[撮像装置の実施形態]
図1は本発明に係る撮像装置の実施形態を示すブロック図である。
この撮像装置10は、撮像した画像を内部メモリ(メモリ部26)、又は外部の記録メディア(図示せず)に記録するデジタルカメラであり、装置全体の動作は、中央処理装置(CPU)12によって統括制御される。
撮像装置10には、シャッタボタン(シャッタースイッチ)、モードダイヤル、再生ボタン、MENU/OKキー、十字キー、ズームボタン、BACKキー等を含む操作部14が設けられている。この操作部14からの信号はCPU12に入力され、CPU12は入力信号に基づいて撮像装置10の各回路を制御し、例えば、デバイス制御部16を介してレンズ部18、シャッタ20、画像取得手段として機能する撮像素子22を制御するとともに、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、表示部25の表示制御などを行う。
レンズ部18は、フォーカスレンズ、ズームレンズ、絞り等を含み、レンズ部18及びシャッタ20を通過した光束は、撮像素子22の受光面に結像される。
撮像素子22は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型、XYアドレス型、又はCCD(Charge Coupled Device)型のカラーイメージセンサである。撮像素子22の受光面には、多数の受光素子(フォトダイオード)が2次元配列されている。各フォトダイオードの受光面に結像された被写体像は、その入射光量に応じた量の信号電圧(または電荷)に変換される。
<撮像素子の実施形態>
図2は、上記撮像素子22の実施形態を示す図であり、特に撮像素子22の受光面上に配置されている新規のカラーフィルタ配列に関して示している。
この撮像素子22のカラーフィルタ配列は、M×N(6×6)画素に対応する正方配列パターンからなる基本配列パターンP(太枠で示したパターン)を含んでいる。撮像素子22の受光面には、この基本配列パターンPが水平方向及び垂直方向に繰り返し配置されている。即ち、このカラーフィルタ配列は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色のフィルタ(Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ)が所定の周期性をもって配列されている。このようにRフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタが所定の周期性をもって配列されているため、撮像素子22から読み出されるRGBのRAWデータ(モザイク画像)の画像処理等を行う際に、繰り返しパターンに従って処理を行うことができる。
図2に示すカラーフィルタ配列は、輝度信号を得るために最も寄与する色(この実施形態では、Gの色)に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、垂直、斜め右上(NE)、及び斜め左上(NW)方向の各ライン内に1以上配置されている。
NEは斜め右上方向を意味し、NWは斜め右下方向を意味する。例えば、正方形の画素の配列の場合は、斜め右上及び斜め右下方向とは水平方向に対しそれぞれ45°の方向となる。一方、長方形の画素の配列であれば、長方形の対角線の方向であり長辺・短辺の長さに応じてその角度は変わりうる。
輝度系画素に対応するGフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、垂直、及び斜め(NE,NW)方向の各ライン内に配置されるため、高周波となる方向によらず高周波領域での同時化処理の再現精度を向上させることができる。
また、図2に示すカラーフィルタ配列は、上記Gの色以外の2色以上の他の色(この実施形態では、R,Bの色)に対応するRフィルタ、Bフィルタが、それぞれ基本配列パターンの水平、及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置されている。
Rフィルタ、Bフィルタが、カラーフィルタ配列の水平、及び垂直方向の各ライン内に配置されるため、偽色(色モワレ)の発生を低減することができる。これにより、偽色の発生を低減(抑制)するための光学ローパスフィルタを省略することができる。尚、光学ローパスフィルタを適用する場合でも偽色の発生を防止するための高周波数成分をカットする働きの弱いものを適用することができ、解像度を損なわないようにすることができる。
更に、図2に示すカラーフィルタ配列の基本配列パターンPは、その基本配列パターン内におけるR、G、Bフィルタに対応するR画素、G画素、B画素の画素数が、それぞれ8画素、20画素、8画素になっている。即ち、RGB画素の各画素数の比率は、2:5:2になっており、輝度信号を得るために最も寄与するG画素の画素数の比率は、他の色のR画素、B画素のそれぞれの画素数の比率よりも大きくなっている。
上記のようにG画素の画素数とR,B画素の画素数との比率が異なり、特に輝度信号を得るために最も寄与するG画素の画素数の比率を、R,B画素の画素数の比率よりも大きくするようにした。このため、同時化処理時におけるエリアシングを抑制することができるとともに、高周波再現性もよくすることができる。
図3は、図1に示した基本配列パターンPを、3×3画素に4分割した状態に関して示している。
図3に示すように基本配列パターンPは、実線の枠で囲んだ3×3画素のA配列と、破線の枠で囲んだ3×3画素のB配列とが、水平、垂直方向に交互に並べられた配列となっていると捉えることもできる。
A配列及びB配列は、それぞれGフィルタが4隅と中央に配置され、両対角線上に配置されている。また、A配列は、中央のGフィルタを挟んでRフィルタが水平方向に配列され、Bフィルタが垂直方向に配列されている。一方、B配列は、中央のGフィルタを挟んでBフィルタが水平方向に配列され、Rフィルタが垂直方向に配列されている。即ち、A配列とB配列とは、RフィルタとBフィルタとの位置関係が逆転しているが、その他の配置は同様になっている。
また、A配列とB配列の4隅のGフィルタは、A配列とB配列とが水平、垂直方向に交互に配置されることにより、2×2画素に対応する正方配列のGフィルタとなる。
上記構成の撮像素子22に蓄積された信号電荷は、デバイス制御部16から加えられる読み出し信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号として読み出される。撮像素子22から読み出された電圧信号は、A/D変換器24に加えられ、ここで、順次カラーフィルタ配列に対応するデジタルのR、G、B信号に変換され、一旦、メモリ部26に保存される。
メモリ部26は、揮発性メモリであるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)や、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory;記憶手段)等を含んでいる。SDRAMは、CPU12によるプログラムの実行時におけるワークエリアとして、また、撮像され取得されたデジタル画像信号を一時保持する記憶エリアとして使用される。一方、EEPROMには、画像処理プログラムを含むカメラ制御プログラム、撮像素子22の画素の欠陥情報、混色補正を含む画像処理等に使用する各種のパラメータやテーブル等が記憶されている。
画像処理部28は、メモリ部26に一旦格納されたデジタルの画像信号に対して、混色補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正処理、同時化処理(デモザイク処理)、RGB/YC変換等の所定の信号処理を行う。ここで、同時化処理とは、単板式のカラー撮像素子のカラーフィルタ配列に対応したモザイク画像から画素毎に全ての色情報を算出する処理であり、色補間処理又はデモザイキング処理ともいう。例えば、RGB3色のカラーフィルタからなる撮像素子の場合、RGBからなるモザイク画像から画素毎にRGB全ての色情報を算出する処理である。尚、本発明に係る画像処理装置(画像処理部28)の詳細については後述する。
画像処理部28で処理された画像データは、エンコーダ30において画像表示用のデータにエンコーディングされ、ドライバ32を介してカメラ背面に設けられている表示部25に出力される。これにより、被写体像が連続的に表示部25の表示画面上に表示される。
操作部14のシャッタボタンの第1段階の押下(半押し)があると、CPU12は、AF(Automatic Focus)動作及びAE(Automatic Exposure Adjustment)動作を開始させ、デバイス制御部16を介してレンズ部18のフォーカスレンズを光軸方向に移動させ、フォーカスレンズが合焦位置にくるように制御する。
CPU12は、シャッタボタンの半押し時にA/D変換器24から出力される画像データに基づいて被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出し、この撮影Ev値により露出条件(F値、シャッタ速度)を決定する。
AE動作及びAF動作が終了し、シャッタボタンの第2段階の押下(全押し)があると、前記決定した露出条件により絞り、シャッタ20及び撮像素子22での電荷蓄積時間を制御して本撮像が行われる。本撮像時に撮像素子22から読み出され、A/D変換器24によりA/D変換されたRGBのモザイク画像(図2に示したカラーフィルタ配列に対応する画像)の画像データは、メモリ部26に一時的に記憶される。
メモリ部26に一時的に記憶された画像データは、画像処理部28により適宜読み出され、ここで、混色補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、同時化処理、RGB/YC変換等を含む所定の信号処理が行われる。RGB/YC変換された画像データ(YCデータ)は、所定の圧縮フォーマット(例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式)に従って圧縮され、圧縮された画像データは、所定の画像ファイル(例えば、Exif(Exchangeable image file format)ファイル)形式で内部メモリや外部メモリに記録される。
[画像処理]
<第1の実施形態>
図4は、図1に示した画像処理部28の第1の実施形態の内部構成を示す要部ブロック図である。
図4に示すように、画像処理部28は、混色補正部(混色補正手段)100、ホワイトバランス(WB)補正部(ホワイトバランス補正手段)200、ガンマ補正、同時化処理、RGB/YC変換等の信号処理を行う信号処理部300、RGB積算部(算出手段)400、及びホワイトバランス(WB)ゲイン算出部(ホワイトバランスゲイン算出手段)500を備えている。
前述したように撮影時に撮像素子22から出力されたカラーフィルタ配列のままのRAWデータ(モザイク画像)は、一旦メモリ部26に格納される。画像処理部28は、メモリ部26からモザイク画像(RGBの色信号)を取得する。
取得したRGBの色信号は、点順次で混色補正部100に加えられる。混色補正部100は、点順次で入力する混色補正の対象画素の色信号に含まれる周辺画素からの混色等の影響を除去する。尚、混色補正部100の詳細については後述する。
混色補正部100により混色等の影響が除去されたモザイク画像の各画素の色信号は、WB補正部200に加えられるとともに、RGB積算部400に加えられる。
RGB積算部400は、1画面を8×8に分割した分割領域(図8参照)毎に、RGBの色信号毎を積算し、その積算平均値を算出する。RGB積算部400により分割領域毎に算出されたRGB毎の積算平均値は、WBゲイン算出部500に加えられる。
WBゲイン算出部500は、分割領域毎にRGBの積算平均値の比(R/G,B/G)からなる色情報を算出する。1画面が8×8の64の分割領域に分割されている場合には、64個の色情報(R/G,B/G)が算出される(算出工程)。
WBゲイン算出部500は、これらの分割領域毎の色情報(R/G,B/G)に基づいてWBゲインを算出する。具体的には、64個の分割領域毎の色情報の、R/G、B/G軸座標の色空間上の分布の重心位置を算出し、その重心位置が示す色情報から環境光の色温度を推定する。尚、色温度の替わりに、その重心位置が示す色情報を有する光源種、例えば、青空、日陰、晴れ、蛍光灯(昼光色、昼白色、白色、温白色)、タングステン、低タングステン等を求めることで撮影時の光源種を推定してもよい(特開2007−53499号公報参照)。また、推定した光源種から色温度を推定してもよい。
WBゲイン算出部500には、予め環境光の色温度又は光源種に対応して、適正なホワイトバランス補正を行うためのRGB毎、又はRB毎のWBゲインが用意されている。WBゲイン算出部500は、前記推定した環境光の色温度又は光源種に基づいて対応するRGB毎、又はRB毎のWBゲインを読み出し、この読み出したWBゲインをWB補正部200に出力する(ホワイトバランスゲイン算出工程)。
WB補正部200は、混色補正部100から入力するR,G,Bの色信号毎に、それぞれWBゲイン算出部500から入力する色毎のWBゲインをかけることによりホワイトバランス補正を行う(ホワイトバランス補正工程)。
WB補正部200から出力されたR、G、Bの色信号は、信号処理部300に加えられ、ここで、ガンマ補正、撮像素子22のカラーフィルタ配列に伴うR、G、Bの色信号の空間的なズレを補間してR、G、Bの色信号を同時式に変換する同時化処理、同時化されたR、G、Bの色信号を輝度信号Y,色差信号Cr,Cbに変換するRGB/YC変換等の信号処理を行う。そして、信号処理部300は、信号処理した輝度信号Y,色差信号Cr,Cbを出力する。
画像処理部28から出力された輝度データY、及び色差データCr,Cbは、圧縮処理された後、内部メモリや外部メモリに記録される。
<混色補正>
図5は、図2に示した6×6画素に対応する基本配列パターンを示す図であり、この基本配列パターンは、36個の画素群に対応している。
図5に示すように、基本配列パターン内の36個の各画素の位置を、(1)〜(36)とする。尚、基本配列パターン内の左上隅のG画素の位置は(1)、右下隅のG画素の位置は(36)で表されている。
基本配列パターン内の位置(1)〜(18)の18個の画素は、図3に示すA配列とB配列の画素に対応し、位置(19)〜位置(36)の18個の画素は、図3に示すB配列とA配列に対応する。
いま、位置(16)のG画素を混色補正の対象画素とすると、この対象画素に隣接する上下左右の周辺画素(上画素、下画素、左画素、右画素)の色は、それぞれB、G、G、及びRとなっている。そして、3×3画素のA配列の9画素及びB配列の9画素(位置(1)〜(18)の18個の画素)は、いずれの画素を対象画素にした場合でも、その対象画素の上下左右に隣接する4つの画素の色の組合せは異なるものとなる。
対象画素に対する周辺画素からの混色の影響は、その周辺画素の方位方向(上下左右)、及び周辺画素の色(RGB)により異なる。
対象画素の4つの周辺画素の色は、RGBの3色のいずれの色も取り得るため、4つの周辺画素の色の組合せ(重複順列)は、3=81通り存在する。尚、この実施形態のカラーフィルタ配列の場合、4つの周辺画素の組合せは、A配列及びB配列の18画素に対応する18通り存在する。
基本配列パターンの画素サイズが大きくなり、3色のRGBの画素の配列の自由度が上がると、隣接する周辺画素の色配置の組合せが増える。また、RGBの3色以外に、エメラルドやイエローの画素が存在する場合には、更に色配置の組合せが増えることになる。
一方、この実施形態の撮像素子22は、CMOS型の撮像素子であり、図6に示すようにCMOSの下地に画素共有アンプAが埋め込まれており、K×L(2×2)画素が1つのアンプAを共有している。この撮像素子22の素子構造により、アンプAに対する画素の位置1〜4(アンプAに対して左上、右上、左下、右下の位置)により出力レベルに差が生じる。
図5上で、点線が囲んだ2×2画素は、1つのアンプAを共有している4画素を示している。
図5上で、位置(8)のG画素と位置(29)のG画素とは、それぞれ3×3画素のA配列(図3参照)の中心のG画素であり、これらの画素の上下左右の周辺画素の色は、B、B、R、Rとなっており、同じ色の組合せになっているが、アンプAに対する画素の位置が異なっている。即ち、位置(8)のG画素、及び位置(29)のG画素の、アンプAに対する画素の位置は、図6に示すように、それぞれ4と1に対応する。
したがって、位置(8)のG画素と位置(29)のG画素とは、周辺画素の色の組合せが同じでも出力レベルに差が生じ得る。
いま、基本配列パターンが、M×N画素(M×N画素内の色の配置が非対称の場合のM×N画素)の場合、M×N個の全ての画素の周辺画素の色の組合せは異なるものとなる。また、アンプを共有する画素群が、K×L(K≦M,L≦N)画素の場合、K×L個の画素は、それぞれアンプに対する画素の位置が異なり、出力レベルに差が生じる。
したがって、基本配列パターン内のM×N画素の各画素の位置と、アンプを共有する画素群のK×L画素内の画素の位置との組合せは、M×N画素とK×L画素の最小公倍数の数だけ存在する。
本例の図3に示した6×6画素の基本配列パターンは、6×6画素内の色の配置が対称になっている(A配列とB配列とが互い違いに配置されている)。このため、4つの周辺画素の色の組合せが異なる最小の配列パターンの画素サイズは、3×6画素となる。
一方、本例の図6に示した1つのアンプAを共有する画素群は、2×2画素である。そして、3×6画素と2×2画素の最小公倍数は、36(=6×6)となる。
即ち、図5に示した基本配列パターン内の36個の画素は、基本配列パターン内のいずれの位置の画素を対象画素とした場合でも、その対象画素の4つの周辺画素の色の組合せ、及びアンプAを共有する画素群内の位置のうちの少なくとも一方が異なるものとなる。
図7は、メモリ部26に記憶させる混色率の補正テーブルを示している。この補正テーブルには、基本配列パターン内の画素の位置(1)〜(36)に対応する36個の混色率(補正係数)A〜A36が記憶されている。
これらの混色率A〜A36は、例えば均一な白色光(例えば、デーライトD50)が撮像素子22の各画素に入射した場合に、同じ色の画素(本例の場合は、8個のR画素、20個のG画素、8個のB画素)の出力レベルが揃うように、より好ましくは、36個の全画素の出力レベルが揃うように補正する係数になるように設定する。
メモリ部26への補正テーブルの保存は、予め製品出荷前の検査時に上記混色率A〜A36を求め、製品別に保存することが好ましい(準備工程)。
また、モザイク画像の中央部と周辺部とでは、撮像素子22の各画素へ被写体光の入射角が異なるため混色率が異なる。そこで、図8に示すようにモザイク画像の全領域を、例えば、8×8の分割領域に分割し、分割領域毎に、図7に示した補正テーブルをメモリ部26に記憶させる。
図9は、図4に示した混色補正部100の内部構成の実施形態を示すブロック図である。
この混色補正部100は、乗算器110と、対象画素情報取得部112と、混色率設定部114とを備えている。
図9において、撮像素子22を介して取得したモザイク画像(RGBの色信号)は、点順次で乗算器110に加えられる。
一方、対象画素情報取得部112には、乗算器110に加えられる混色補正の対象画素の、モザイク画像内における対象画素の位置(x,y)を示す情報が加えられている。対象画素情報取得部112は、対象画素の位置(x,y)を示す情報に基づいて、その対象画素の基本配列パターン内における位置(図5に示す位置(1)〜(36)のうちのいずれかの位置)を示す位置情報と、その対象画素が属する分割領域(図8参照)を示す分割領域情報を取得する。対象画素情報取得部112により取得された対象画素の基本配列パターン内の位置情報と分割領域情報は、混色率設定部114に出力される。
混色率設定部114は、対象画素情報取得部112から入力する基本配列パターン内の位置情報と分割領域情報とに基づいて、メモリ部26から対応する混色率Aを読み出し、この混色率Aを乗算器110の他の入力に加える。即ち、混色率設定部114は、分割領域情報に基づいて対象画素が属する分割領域に対応する補正テーブルを選択し、選択した補正テーブルから基本配列パターン内の位置情報に基づいて、図7に示したように基本配列パターン内の位置(1)〜(36)に関連づけて記憶された混色率A(混色率A〜A36のうちのいずれかの混色率)を読み出す。
乗算器110は、入力する混色補正の対象画素の色信号と混色率Aとを乗算し、乗算値を混色等の影響が除去された色信号として、前述の図4に示したWB補正部200及びRGB積算部400に出力する。
<画像処理方法>
図10は本発明に係る画像処理方法の実施形態を示すフローチャートである。
図10において、混色補正部100は、まず、混色補正開始前に混色補正の対象画素の位置(x,y)を、初期値(0,0)に設定する(ステップS10)。
続いて、対象画素(x,y)の色信号(画素値)と、その対象画素(x,y)の基本配列パターン内の位置情報及び分割領域情報を取得する(ステップS12、画像取得工程)。
混色率設定部114は、前記取得した位置情報及び分割領域情報に基づいてメモリ部26から対応する混色率Aを読み出す(ステップS14)。
次に、ステップS12で取得した対象画素(x,y)の画素値と、ステップS14で読み出した混色率Aとを乗算し、その乗算値を混色等の影響を除去した画素値として取得する(ステップS16、混色補正工程)。
続いて、全ての対象画素の混色補正が終了したか否かを判別し(ステップS18)、終了していない場合(「No」の場合)には、ステップS20に遷移させる。
ステップS20では、対象画素の位置(x,y)を1画素移動させる。また、対象画素の位置(x,y)が水平方向の左端に達した場合には、対象画素の位置(x,y)を水平方向の右端に戻すとともに、垂直方向に1画素移動させてステップS12に遷移させる。そして、上記ステップS12からステップS18の処理を繰り返し実行させる。
一方、ステップS18において、全ての対象画素の混色補正が終了したと判別されると(「Yes」の場合)、本混色補正の処理を終了する。
<第2の実施形態>
図11は、図1に示した画像処理部28の第2の実施形態の内部構成を示す要部ブロック図である。
図11に示すように、画像処理部28は、ホワイトバランス(WB)補正部200、信号処理部300、RGB積算部400’、及びWBゲイン算出部500を備えている。尚、図11に示す第2の実施形態の画像処理部28は、図4に示した第1の実施形態の画像処理部28と比較して、混色補正部100が設けられていない点と、RGB積算部400’の構成が異なる点で相違している。
したがって、以下ではRGB積算部400’についてのみ詳述し、他の構成の説明は省略する。
RGB積算部400’は、1画面を8×8に分割した分割領域(図8参照)毎に、RGBの色信号毎を積算し、その積算平均値を算出する点で、図4に示したRGB積算部400と共通するが、その積算平均値の算出過程において、混色等の影響を除去する処理を行う点で相違する。
図12は、図11に示したRGB積算部400’の内部構成の実施形態を示すブロック図である。
このRGB積算部400’は、第1スイッチング部410、第1の算出手段(第1〜第36積算部420-1〜420-36)、積算値補正手段(乗算器430-1〜430-36)、第2スイッチング部440、第2の算出手段(R積算部450、G積算部452、B積算部454)、対象画素情報取得部460、及び混色率設定部470を備えている。
図12において、撮像素子22を介して取得したモザイク画像(RGBの色信号)は、点順次で第1スイッチング部410に加えられる(画像取得工程)。尚、この実施形態では、図8に示した64の分割領域毎に、モザイク画像が点順次で加えられるものとする。
一方、対象画素情報取得部460には、第1スイッチング部410に加えられる混色補正の対象画素の、モザイク画像内における対象画素の位置(x,y)を示す情報が加えられている。対象画素情報取得部460は、対象画素の位置(x,y)を示す情報に基づいて、その対象画素の基本配列パターン内における位置(図5に示す位置(1)〜(36)のうちのいずれかの位置)を示す位置情報と、その対象画素が属する分割領域(図8参照)を示す分割領域情報を取得する。対象画素情報取得部460により取得された対象画素の基本配列パターン内の位置情報は第1スイッチング部410に出力され、分割領域情報は混色率設定部470に出力される。
第1スイッチング部410は、点順次で加えられる積算対象の色信号を、対象画素情報取得部460から入力する基本配列パターン内の位置情報に基づいて、第1〜第36積算部420-1〜420-36のうちのいずれかの積算部に切り替えて(振り分けて)出力する。例えば、積算対象の色信号が、図5に示した基本配列パターン内の位置(1)に対応する信号の場合には、第1積算部420-1に出力し、同様に基本配列パターン内の位置(36)に対応する信号の場合、第36積算部420-36に出力する。
第1〜第36積算部420-1〜420-36は、上記のようにして入力する色信号をそれぞれ積算し、1つの分割領域の色信号の積算が終了すると、それぞれの積算値を乗算器430-1〜430-36に出力する(第1の算出工程)。その後、第1〜第36積算部420-1〜420-36は、積算値を0にリセットし、次の分割領域の色信号の積算を行う。
混色率設定部470は、対象画素情報取得部460から、現在、第1〜第36積算部420-1〜420-36で積算している色信号の分割領域を示す分割領域情報を入力しており、この分割領域情報に基づいて分割領域に対応する補正テーブル(図7参照)をメモリ部26から選択し、選択した補正テーブルに登録されている混色率A〜A36を、それぞれ乗算器430-1〜430-36の他の入力に加える。
乗算器430-1〜430-36は、それぞれ入力する積算値と混色率Aとを乗算し、これらの乗算結果を混色等の影響が除去された積算値として第2スイッチング部440に出力する(積算値補正工程)。
第2スイッチング部440は、入力する36個の乗算値をRGBの色毎に分け、Rの乗算値をR積算部450に出力し、同様にGの乗算値をG積算部452に出力し、Bの乗算値をB積算部454に出力する。
R積算部450、G積算部452及びB積算部454は、それぞれ第2スイッチング部440から加えられる乗算値を積算するとともに、積算した値を全画素数で除算して平均値を求める(第2の算出工程)。このようにして求めたRGB毎の積算平均値は、後段のWBゲイン算出部500(図11)に出力される。
上記のようにRGB積算部400’は、分割領域に対応する補正テーブルを使用し、分割領域毎に混色等の影響が除去されたRGBの積算平均値を算出する。これにより、WBゲイン算出部500は、混色等の影響が排除された適正なWBゲインを算出することができる。
[その他]
本発明は、図2に示したカラーフィルタ配列のモザイク画像に限らず、種々のカラーフィルタ配列のモザイク画像に対して適用することができる。本発明は、例えば、図3に示したA配列、又はB配列のみのモザイク画像に対しても適用することができる。本発明が適用される基本配列パターンのサイズN×Mは、好ましくは5×5以上、より好ましくは10×10以下が望ましい。
基本配列パターンの画素サイズが平方で大きくなり、3色のRGBの画素の配列の自由度が上がると、隣接する周辺画素の色配置の組合せが増え、異なる混色率が増えてくるため、本発明は有効である。5×5では25画素にもなるため本発明の効果が十分得られる。一方、同時化処理、動画撮影時の間引き処理等の画像処理の容易さを考えると、N,Mは10以下であることが望ましい。
また、画素共有アンプが埋め込まれていない撮像素子から取得されるモザイク画像に対しても本発明は適用できる。更にモザイク画像の中央部と周辺部とで混色等の影響が少ない場合には、分割領域毎に混色率の補正テーブルを持たなくてもよい。
<カラーフィルタ配列の追加の実施の形態>
また、上述の各実施形態では、第1の色として緑(G)を採用し、第2の色として赤(R)及び青(B)を採用した例について説明したが、カラーフィルタで使用しうる色はこれらの色に限定されるものではない。上記各実施形態では、以下の条件を満たす色に対応するカラーフィルタを用いることもできる。
<第1のフィルタ(第1の色)の条件>
例えば、上記各実施形態において、Gフィルタの代わりに、あるいはGフィルタの一部に代えて、下記条件(1)から条件(4)のいずれかを満たすフィルタを用いてもよい。
〔条件(1)〕
条件(1)は、輝度信号を得るための寄与率が50%以上であることである。この寄与率50%は、上記各実施形態に係る第1の色(G色など)と、第2の色(R、B色など)とを区別するために定めた値であって、輝度データを得るための寄与率がR色、B色などよりも相対的に高くなる色が「第1の色」に含まれるように定めた値である。
例えば、G色は、輝度(Y)信号(輝度データ)を得るための寄与率がR色、B色よりも高い。すなわち、G色よりもR色及びB色の方の寄与率が低い。具体的に説明すると、上述の画像処理部28は、画素毎にRGB全ての色情報を有するRGB画素信号から、下記式(1)に従って輝度信号(Y信号)を生成する。下記式(1)はカラー撮像素子22でのY信号の生成に一般的に用いられる式である。この式(1)ではG色の輝度信号への寄与率が60%になるため、G色は、R色(寄与率30%)やB色(寄与率10%)よりも寄与率が高くなる。したがって、G色が3原色のうち最も輝度信号に寄与する色となる。
Y=0.3R+0.6G+0.1B・・・式(1)
G色の寄与率は上記式(1)に示したように60%となるので条件(1)を満たす。また、G色以外の色の寄与率についても実験やシミュレーションにより取得可能である。したがって、G色以外で寄与率が50%以上となる色を有するフィルタについても、上記各実施形態において第1のフィルタとして用いることができる。尚、寄与率が50%未満となる色は、上記各実施形態において第2の色(R色、B色など)となり、この色を有するフィルタが上記各実施形態において第2のフィルタとなる。
〔条件(2)〕
条件(2)は、フィルタの透過率のピークが波長480nm以上570nm以下の範囲内にあることである。フィルタの透過率は、例えば、分光光度計で測定された値が用いられる。この波長範囲は、上記各実施形態に係る第1の色(G色など)と、第2の色(R、B色など)とを区別するために定められた範囲であって、前述の寄与率が相対的に低くなるR色、B色などのピークが含まれず、かつ寄与率が相対的に高くなるG色などのピークが含まれるように定められた範囲である。したがって、透過率のピークが波長480nm以上570nm以下の範囲内にあるフィルタを第1のフィルタとして用いることができる。尚、透過率のピークが波長480nm以上570nm以下の範囲外となるフィルタが上記各実施形態に係る第2のフィルタ(Rフィルタ、Bフィルタ)となる。
〔条件(3)〕
条件(3)は、波長500nm以上560nm以下の範囲内での透過率が第2のフィルタ(RフィルタやBフィルタ)の透過率よりも高いことである。この条件(3)においても、フィルタの透過率は例えば分光光度計で測定された値が用いられる。この条件(3)の波長範囲も、上記各実施形態に係る第1の色(G色など)と、第2の色(R、B色など)とを区別するために定められた範囲であって、R色やB色などよりも前述の寄与率が相対的に高くなる色を有するフィルタの透過率が、RBフィルタなどの透過率よりも高くなる範囲である。したがって、透過率が波長500nm以上560nm以下の範囲内で相対的に高いフィルタを第1のフィルタとして用い、透過率が相対的に低いフィルタを第2のフィルタとして用いることができる。
〔条件(4)〕
条件(4)は、3原色のうち最も輝度信号に寄与する色(例えばRGBのうちのG色)と、この3原色とは異なる色とを含む2色以上のフィルタを、第1のフィルタとして用いることである。この場合には、第1のフィルタの各色以外の色に対応するフィルタが第2のフィルタとなる。
<複数種類の第1のフィルタ(Gフィルタ)>
したがって、第1のフィルタとしてのG色のGフィルタは一種類に限定されるものではなく、例えば複数種類のGフィルタを第1のフィルタとして用いることもできる。すなわち上述の各実施形態に係るカラーフィルタ(基本配列パターン)のGフィルタが、第1GフィルタG1または第2GフィルタG2に適宜置き換えられてもよい。第1GフィルタG1は第1の波長帯域のG光を透過し、第2GフィルタG2は第1GフィルタG1と相関の高い第2の波長帯域のG光を透過する(図13参照)。
第1GフィルタG1としては、現存のGフィルタ(例えば第1実施形態のGフィルタG)を用いることができる。また、第2GフィルタG2としては、第1GフィルタG1と相関の高いフィルタを用いることができる。この場合に、第2GフィルタG2が配置される受光素子の分光感度曲線のピーク値は、例えば波長500nmから535nmの範囲(現存のGフィルタが配置される受光素子の分光感度曲線のピーク値の近傍)にあることが望ましい。尚、4色(R、G1、G2、B)のカラーフィルタを決定する方法は、例えば、特開2003−284084号に記載されている方法が用いられる。
このようにカラー撮像素子により取得される画像の色を4種類とし、取得される色情報を増やすことにより、3種類の色(RGB)のみが取得される場合と較べて、より正確に色を表現することができる。すなわち、眼で違うものに見える色は違う色に、同じものに見える色は同じ色にそれぞれ再現すること(「色の判別性」を向上させること)ができる。
なお、第1及び第2GフィルタG1、G2の透過率は、第1実施形態のGフィルタGの透過率と基本的には同じであるので、輝度信号を得るための寄与率は50%よりは高くなる。したがって、第1及び第2GフィルタG1、G2は前述の条件(1)を満たす。
また、カラーフィルタ配列(受光素子)の分光感度特性を示す図13において、各GフィルタG1、G2の透過率のピーク(各G画素の感度のピーク)は波長480nm以上570nm以下の範囲内にある。各GフィルタG1、G2の透過率は波長500nm以上560nm以下の範囲内で、RBフィルタR、Bの透過率よりも高くなる。このため、各GフィルタG1、G2は前述の条件(2)、(3)も満たしている。
なお、各GフィルタG1、G2の配置や個数は適宜変更してもよい。また、GフィルタGの種類を3種類以上に増加してもよい。
<透明フィルタ(Wフィルタ)>
上述の実施形態では、主としてRGB色に対応する色フィルタからなるカラーフィルタが示されているが、これらの色フィルタの一部を透明フィルタW(白色画素)としてもよい。特に第1のフィルタ(GフィルタG)の一部に代えて透明フィルタWを配置することが好ましい。このようにG画素の一部を白色画素に置き換えることにより、画素サイズを微細化しても色再現性の劣化を抑制することができる。
透明フィルタWは、透明色(第1の色)のフィルタである。透明フィルタWは、可視光の波長域に対応する光を透過可能であり、例えばRGBの各色の光の透過率が50%以上となるフィルタである。透明フィルタWの透過率は、GフィルタGよりも高くなるので、輝度信号を得るための寄与率もG色(60%)よりは高くなり、前述の条件(1)を満たす。
カラーフィルタ配列(受光素子)の分光感度特性を示す図14において、透明フィルタWの透過率のピーク(白色画素の感度のピーク)は波長480nm以上570nm以下の範囲内にある。また、透明フィルタWの透過率は波長500nm以上560nm以下の範囲内で、RBフィルタR、Bの透過率よりも高くなる。このため、透明フィルタWは前述の条件(2)、(3)も満たしている。尚、GフィルタGについても透明フィルタWと同様に前述の条件(1)〜(3)を満たしている。
このように透明フィルタWは、前述の条件(1)〜(3)を満たしているので、上記各実施形態において第1のフィルタとして用いることができる。なお、カラーフィルタ配列では、RGBの3原色のうち最も輝度信号に寄与するG色に対応するGフィルタGの一部を透明フィルタWに置き換えているので、前述の条件(4)も満たしている。
<エメラルドフィルタ(Eフィルタ)>
上述の実施形態では、主としてRGB色に対応する色フィルタから成るカラーフィルタが示されているが、これらの色フィルタの一部を他の色フィルタとしてもよく、例えばエメラルド(E)色に対応するフィルタE(エメラルド画素)としてもよい。特に第1のフィルタ(GフィルタG)の一部に代えてエメラルドフィルタ(Eフィルタ)を配置することが好ましい。このようにGフィルタGの一部をEフィルタで置き換えた4色のカラーフィルタ配列を用いることで、輝度の高域成分の再現を向上させ、ジャギネスを低減させるとともに、解像度感の向上を可能とすることができる。
カラーフィルタ配列(受光素子)の分光感度特性を示す図15において、エメラルドフィルタEの透過率のピーク(E画素の感度のピーク)は波長480nm以上570nm以下の範囲内にある。また、エメラルドフィルタEの透過率は波長500nm以上560nm以下の範囲内で、RBフィルタR、Bの透過率よりも高くなる。このため、エメラルドフィルタEは前述の条件(2)、(3)を満たしている。また、カラーフィルタ配列では、RGBの3原色のうち最も輝度信号に寄与するG色に対応するGフィルタGの一部をエメラルドフィルタEに置き換えているので、前述の条件(4)も満たしている。
なお、図15に示した分光特性では、エメラルドフィルタEがGフィルタGよりも短波長側にピークを持つが、GフィルタGよりも長波長側にピークを持つ(少し黄色よりの色に見える)場合もある。このようにエメラルドフィルタEとしては、上記の各条件を満たすものを選択可能であり、例えば、条件(1)を満たすようなエメラルドフィルタEを選択することもできる。
<他の色の種類>
上述の各実施形態では、原色RGBのカラーフィルタで構成されるカラーフィルタ配列について説明したが、例えば原色RGBの補色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)に、Gを加えた4色の補色系のカラーフィルタのカラーフィルタ配列にも本発明を適用することができる。この場合も上記条件(1)〜(4)のいずれかを満たすカラーフィルタを上記各実施形態に係る第1のフィルタとし、他のカラーフィルタを第2のフィルタとする。
<ハニカム配置>
上記各実施形態の各カラーフィルタ配列は、各色のカラーフィルタが水平方向(H)及び垂直方向(V)に2次元配列されてなる基本配列パターンを含み、かつこの基本配列パターンが水平方向(H)及び垂直方向(V)に繰り返し配置されてなるが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上述の各実施形態の基本配列パターンを光軸回りに45°回転させた所謂ハニカム配列状の基本配列パターンを用いて、基本配列パターンを斜め方向(NE、NW)に繰り返し配置してなる配列パターンによってカラーフィルタを構成してもよい。
また、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10…撮像装置、12…中央処理装置(CPU)、14…操作部、18…レンズ部、22…撮像素子、26…メモリ部、28…画像処理部、100…混色補正部、110…乗算器、112…対象画素情報取得部、114…混色率設定部、200…ホワイトバランス補正部、400、400’…RGB積算部、410…第1スイッチング部、420-1〜420-36…第1〜第36積算部、430-1〜430-36…乗算器、440…第2スイッチング部、450…R積算部、452…G積算部、454…B積算部、460…対象画素情報取得部、470…混色率設定部、500…ホワイトバランスゲイン算出部

Claims (16)

  1. I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得手段と、
    前記I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、前記I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記画像取得手段により取得したモザイク画像の各画素の色信号から、該色信号に含まれる周辺画素からの混色成分を除去する混色補正手段であって、任意の混色補正の対象画素の前記I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率を前記記憶手段から読み出し、前記読み出した混色率と前記対象画素の色信号とに基づいて前記対象画素に含まれる混色成分を除去する混色補正手段と、
    前記混色補正手段により混色補正された前記モザイク画像の各画素の色信号に基づいて色毎の平均値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出手段と、
    前記ホワイトバランスゲイン算出手段により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、前記モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得手段と、
    前記I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、前記I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記画像取得手段により取得したモザイク画像の各画素の色信号の、前記I×J画素内の画素位置毎の積算値を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記I×J画素内の画素位置毎の積算値と前記I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率とに基づいて前記積算値を補正する積算値補正手段と、
    前記積算値補正手段により補正した前記I×J画素内の画素位置毎の積算値を色毎に加算し、色毎の平均値を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出手段と、
    前記ホワイトバランスゲイン算出手段により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、前記モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正手段と、
    を備えた画像処理装置。
  3. 前記モザイク画像は、複数の色の色画素を有するM×N(M≦I,N≦J)画素からなる基本配列パターンの画素群を含み、該基本配列パターンの画素群が水平及び垂直方向に繰り返して配置された画像である請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記モザイク画像は、所定の画素群毎にアンプを共有する素子構造を有する撮像素子から出力される画像であり、
    前記所定の画素群は、K×L(K≦M,L≦N,K,Lは自然数)画素のサイズを有する請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記記憶手段は、前記モザイク画像の全領域を複数の分割領域に分割したときの分割領域毎に前記混色率を記憶する請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得工程と、
    前記I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、前記I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段を準備する工程と、
    前記画像取得工程により取得したモザイク画像の各画素の色信号から、該色信号に含まれる周辺画素からの混色成分を除去する混色補正工程であって、任意の混色補正の対象画素の前記I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率を前記記憶手段から読み出し、前記読み出した混色率と前記対象画素の色信号とに基づいて前記対象画素に含まれる混色成分を除去する混色補正工程と、
    前記混色補正工程により混色補正された前記モザイク画像の各画素の色信号に基づいて色毎の平均値を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出工程と、
    前記ホワイトバランスゲイン算出工程により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、前記モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正工程と、
    を含む画像処理方法。
  7. I×J(I,J:2以上の整数で、少なくとも一方は3以上)画素の繰り返し周期の画素構造を有する撮像素子を含む撮像手段により撮影されたモザイク画像を取得する画像取得工程と、
    前記I×J画素の各画素にそれぞれ対応した混色率を、前記I×J画素内の画素位置に関連づけて記憶する記憶手段を準備する工程と、
    前記画像取得工程により取得したモザイク画像の各画素の色信号の、前記I×J画素内の画素位置毎の積算値を算出する第1の算出工程と、
    前記第1の算出工程により算出された前記I×J画素内の画素位置毎の積算値と前記I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率とに基づいて前記積算値を補正する積算値補正工程と、
    前記積算値補正工程により補正した前記I×J画素内の画素位置毎の積算値を色毎に加算し、色毎の平均値を算出する第2の算出工程と、
    前記第2の算出工程により算出された色毎の平均値に基づいてホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出工程と、
    前記ホワイトバランスゲイン算出工程により算出されたホワイトバランスゲインに基づいて、前記モザイク画像の各画素の色信号をホワイトバランス補正するホワイトバランス補正工程と、
    を含む画像処理方法。
  8. 撮影光学系と該撮影光学系を介して被写体像が結像される撮像素子とを含む撮像手段と、
    前記撮像手段から出力されるモザイク画像を取得する前記画像取得手段と、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えた撮像装置。
  9. 前記撮像素子は、水平方向及び垂直方向に配列された光電変換素子からなる複数の画素上に、所定のカラーフィルタ配列のカラーフィルタが配設され、
    前記カラーフィルタ配列は、1色以上の第1の色に対応する第1のフィルタと、輝度信号を得るための寄与率が前記第1の色よりも低い2色以上の第2の色に対応する第2のフィルタとが配列された所定の基本配列パターンを含み、該基本配列パターンが水平及び垂直方向に繰り返して配置され、
    前記基本配列パターンは、M×N(M≦I,N≦J)画素に対応する配列パターンである請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1のフィルタは、前記カラーフィルタ配列の水平、垂直、斜め右上、及び斜め右下方向の各ライン内に1つ以上配置され、
    前記第2の色の各色に対応する前記第2のフィルタは、前記基本配列パターン内に前記カラーフィルタ配列の水平、及び垂直方向の各ライン内に1つ以上配置され、
    前記第1のフィルタに対応する第1の色の画素数の比率は、前記第2のフィルタに対応する第2の色の各色の画素数の比率よりも大きい請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記基本配列パターンは、3×3画素に対応する正方配列パターンであり、中心と4隅に前記第1のフィルタが配置されている請求項9に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の色は、緑(G)色であり、前記第2の色は、赤(R)色及び青(B)であり、
    前記所定の基本配列パターンは、6×6画素に対応する正方配列パターンであり、
    前記カラーフィルタ配列は、3×3画素に対応する第1の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にBフィルタが配置され、左右にRフィルタが配列された第1の配列と、3×3画素に対応する第2の配列であって、中心と4隅にGフィルタが配置され、中心のGフィルタを挟んで上下にRフィルタが配置され、左右にBフィルタが配列された第2の配列とが、交互に水平方向及び垂直方向に配列されて構成されている請求項9に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像素子は、所定の画素群毎にアンプを共有する素子構造を有し、
    前記所定の画素群は、K×L(K≦M,L≦N,K,Lは自然数)画素のサイズを有する請求項8から12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像素子の前記I×J画素の繰り返し周期の画素構造は、前記M×N画素の基本配列パターンと、前記K×L画素の所定の画素群との最小公倍数の周期となるものである請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記混色補正手段は、前記読み出した混色率と前記対象画素の色信号とを乗算することにより前記対象画素に含まれる混色成分を除去する請求項1に記載の画像処理装置。
  16. 前記積算値補正手段は、前記I×J画素内の画素位置毎の積算値と前記I×J画素内の画素位置に関連づけられた混色率とを乗算することにより前記積算値を補正する請求項2に記載の画像処理装置。
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