JP5624068B2 - 矯正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科矯正装置に関するもので、子供はもちろんのこと、成人においても歯列の乱れや咬み合わせ不良等の機能不全の状態を、安定した歯列、良好な咬み合わせとなるように矯正するための矯正装置に関する。
従来の矯正装置として特許公報等の公知文献を具体的に挙げることができないが、従来より知られている矯正装置としては、上顎の内面に装着されるレジンプレートに、上歯列弓に沿うと共に、当該レジンプレートを上顎に固定するためのワイヤーが取り付けられ、そしてそのワイヤーは、延設されて、下歯列弓に沿うように取り付けられるというものが知られている。そしてさらに、上記レジンプレートは、左右に二分割され、その分割端面間の間隔を、工具を用いて上記ワイヤーを変形させることにより、拡縮調整できるようになっている。
上記のように構成される従来の矯正装置は、ワイヤーを変形させてレジンプレートの分割端面間の間隔を広げることにより、上下歯列弓を横に拡げることができる。これにより、上下歯列が整えられ、咬み合わせを改善できるようになっている。
しかしながら、従来の矯正装置は、上述のように、上顎の内面に装着されるレジンプレートしか設けられておらず、下顎の内面に装着されるレジンプレートが設けられていなかった。そこで、患者の咬み合わせの改善をより効果的にするため、下顎の内面に装着されるレジンプレートを設けることが考えられる。しかしながら、このようなレジンプレートを上下に設けてしまうと、ワイヤーに負荷がかかり過ぎて、金属疲労が生じ、使用中に簡単に折れてしまうという問題があった。そのため、レジンプレートを上下に設けることは、従来の矯正装置では実現不可能であった。
また一方、患者の咬み合わせの改善をより効果的にするため、レジンプレートの動きを患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすようにすることが考えられる。しかしながら、従来の矯正装置は、上下歯列弓に沿うワイヤーを1本のワイヤーで作製しているため、患者の口腔内でのレジンプレートの動きが制限されてしまい、当該レジンプレートを患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすことができないという問題があった。
そこで本発明は、上記の事情に鑑み、患者の咬み合わせの改善をより効果的にできる矯正装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、上顎1の内面に装着される上レジンプレート6と、下顎2の内面に装着される下レジンプレート7とを、バネ性のある側面視略U字形の連結部材8によって、両レジンプレート6,7の前部側が開閉するように連結し、上レジンプレート6には上歯列弓3の外面に沿って当て付けられる上弓形ワイヤー9を取り付け、下レジンプレート7には下歯列弓4の外面に沿って当て付けられる下弓形ワイヤー10を取り付けてなり、
前記連結部材8は、少なくとも左右一対設けられ、各連結部材8は、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の矯正装置において、上下各レジンプレート6,7は、左右に二分割されて、その分割端面間の間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具11により一体的に連結されており、上下各弓形ワイヤー9,10は、左右に二分割されて、その分割端部どうしが入れ子式に伸縮可能に連結されていることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の矯正装置によれば、上レジンプレート6と下レジンプレート7とが、バネ性のある側面視略U字形の連結部材8によって、両レジンプレート6,7の前部側が開閉するように連結されているから、当該矯正装置を、その前部側を若干閉じて後部側より患者の口の中に押し込むようにすれば、上下両レジンプレート6,7が上顎1及び下顎2の夫々内面に速やかに密着係合すると共に、上下弓形ワイヤー9,10が上下歯列弓3,4の夫々外面に当て付けられて、上下顎1,2への装着を簡単容易に行なうことができる。
また、本発明によれば、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結する連結部材8は、少なくとも左右一対設けられ、各連結部材8が、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなる。それゆえ、複数の側面視略U字形の線体18によって、線体18にかかる応力が分散され、さらには、これら線体18を外皮チューブ19で套嵌しているため、線体18への負荷が軽減される。これにより、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを上下に設けたとしても、連結部材8が使用中に簡単に折れてしまうというようなことがない。
さらに、本発明によれば、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結する連結部材8は、少なくとも左右一対設けられ、各連結部材8が、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなるから、上弓形ワイヤー9と下弓形ワイヤー10とは独立した部材で形成されており、なお且つ、バネ性を有している。それゆえ、このような連結部材8によって、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結することによって、上レジンプレート6と下レジンプレート7を患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすことができる。また、このように、上レジンプレート6と下レジンプレート7を患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすようにしても、上述のように、複数の側面視略U字形の線体18によって、線体18にかかる応力が分散され、さらには、これら線体18を外皮チューブ19で套嵌しているため、線体18への負荷が軽減されることから、連結部材8が使用中に簡単に折れてしまうというようなことがない。
したがって、本発明によれば、患者の咬み合わせの改善をより効果的にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、上下各レジンプレート6,7は、左右に二分割されて、その分割端面間の間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具11により一体的に連結されており、上下各弓形ワイヤー9,10は、左右に二分割されて、その分割端部どうしが入れ子式に伸縮可能に連結されている。それゆえ、上歯列弓3及び下歯列弓4を夫々横に広げて上下歯列を夫々整える治療を行なう場合に、拡縮連結具11を拡張操作して、上レジンプレート6の分割プレート6a,6aを互いに離れる方向に移動させると、上弓形ワイヤー9の分割端部9a,9aどうしも互いに離れる方向に移動して上弓形ワイヤー9が伸張するから、この上弓形ワイヤー9は、変形して上歯列弓3を圧迫するようなことがなく、治療する目標位置にバランスよく移動することができる。また、拡縮連結具11の拡張操作によって、下レジンプレート7の分割プレート7a,7aを互いに離れる方向に移動させると、下弓形ワイヤー10の分割端部10a,10aどうしも互いに離れる方向に移動して下弓形ワイヤー10が伸張するから、この下弓形ワイヤー10も、上弓形ワイヤー9と同じ様に、下歯列弓4を圧迫するようなことがなく、治療する目標位置にバランスよく移動することができる。それゆえ、本発明によれば、拡縮連結具11を操作するだけで、簡単容易に、上下弓形ワイヤー9,10を治療する目標位置にバランスよく移動させることができる。
本発明に係る矯正装置の使用状態を子供の患者の口の前方から見た正面図である。 (a) は同上の矯正装置を斜め前方から見た斜視図、(b) は同矯正装置の側面図である。 同上の矯正装置を上顎と下顎とに同時に取り付けた状態を展開した状態で示す平面図である。 側面視略U字形の連結部材を示す側面図である。 同上の矯正装置の一部拡大平面図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1において、1及び2は子供の患者の上顎と下顎を示す。上顎1にはその中央部から左右両側へ上前歯3a,3a〜上奥歯3f,3fが植わっており、下顎2にはその中央部から左右両側へと下前歯4a,4a〜下奥歯4f,4fが植わっており、上前歯3a,3a〜上奥歯3f,3fが上歯列弓3を形成し、下前歯4a,4a〜下奥歯4f,4fが下歯列弓4を形成する。
本実施形態に係る矯正装置5は、図1〜図3を参照して分かるように、上顎1の内面に装着される上レジンプレート6と、下顎2の内面に装着される下レジンプレート7とを、バネ性のある側面視略U字形の連結部材8,8によって、両レジンプレート6,7の前部側が開閉するように連結し、上レジンプレート6には上歯列弓3の外面に沿って当て付けられる上弓形ワイヤー9を取り付け、下レジンプレート7には下歯列弓4の外面に沿って当て付けられる下弓形ワイヤー10を取り付けてなるものである。
上記矯正装置5の構造について更に詳しく説明すれば、上レジンプレート6は、左右に二分割された一対の分割プレート6a,6aからなり、その分割端面間の間隔、即ち
両分割プレート6a,6aの間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具11によって一体的に連結されている。また、下レジンプレート7も、左右に二分割された一対の分割プレート7a,7aからなるもので、その分割端面間の間隔である両分割プレート7a,7aの間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具11によって一体的に連結されている。
上下各弓形ワイヤー9,10は、図5に示す(下弓形ワイヤー10側を示す)ように、左右に二分割され、その分割端部9a,9a、10a,10aどうしが入れ子式に伸縮可能に連結されている。即ち、図5に示すように、一方の分割端部9a,10aには金属製のガイドチューブ12の基端部12oが溶接により接続され(溶接部をWで示す)、このガイドチューブ12に他方の分割端部9a,10aがスライド自在に嵌挿され、それによって両方の分割端部が入れ子式に伸縮可能に連結される。
また上弓形ワイヤー9の分割端部9a,9aは、上記のようにガイドチューブ12を介して互いに他の分割端部と入れ子式に伸縮可能に連結され、反対側の端部9b,9bは、その手前側に上歯列弓3の歯3d外側面に当接する当接部13,13を形成すると共に、歯3c,3dの隙間を通るように延びて上レジンプレート6の前部側外側端部に埋入固定されている(図2および図5参照)。つまり、上弓形ワイヤー9の両端部9b,9bは、その手前側に当接部13,13を形成した状態で上レジンプレート6の前部側外側端部に埋入されて固定されている。また、上弓形ワイヤー9の後部側外側端部には上歯列弓3の歯3f(第二乳臼歯)に回し掛けされるような掛止部14及びこの歯3fの臼面上に係止される略コ字状の係止片15が取り付けられている。
また、下弓形ワイヤー10の分割端部10a,10aも、ガイドチューブ12を介して互いに他の分割端部と入れ子式に伸縮可能に連結され、反対側の端部10b,10bは、下歯列弓4の歯4d,4eの外側面に当接するような当接部16を形成した状態で、下レジンプレート7の前部側外側端部に埋入されて固定されている(図2および図5参照)。つまり、下弓形ワイヤー10の両端部は、その手前に当接部16,16を形成した状態で下レジンプレート7の前部側外側端部に固着されている。また下弓形ワイヤー10の後部側外側端部には下歯列弓4の歯4f(第二乳臼歯)の臼面上に係止される略コ字状の係止片17が取り付けられている。
上レジンプレート6と下レジンプレート7とを両プレート6,7の前部側が開閉するように連結する連結部材8は、図3から分かるように、左右一対設けられるもので、各連結部材8は、図4に示すように、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18(図示では2本)と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなる。そして、図2及び図5に示すように、線体18及び外皮チューブ19の夫々一端部18a,19aが上レジンプレート6の各分割プレート6aに埋入固定され、その他端部18b,19bが、下レジンプレート7の各分割プレート7aに埋入固定されることよって、両レジンプレート6,7は、図2の(b) に示すように夫々前部側が略横向きV字形に開いた状態に連結される。なお、この線体18は、歯科用コバルト・クロム合金線又は歯科用ステンレス鋼線で形成され、径は、0.7mmに設定されている。
上レジンプレート6の両分割プレート6a,6a(あるいは下レジンプレート7の分割プレート7a,7a)を拡縮調整可能に連結する拡縮連結具11は、図5に示すように、左右両側に互いに逆ネジが切ってある螺軸20と、この螺軸20を挟んで両側に位置するガイド軸21,21とを、両分割プレート6a,6a(7a,7a)に夫々取り付けたホルダー22,22間にわたって軸架してなるもので、螺軸20の中央部の孔23に回転操作具(図示せず)を挿入して螺軸20を一方向に回転させることにより、両分割プレート6a,6a(7a,7a)が互いに離れる方向に移動して両者の間隔を広げ、反対方向に回転させると、両分割プレート6a,6a(7a,7a)は互いに近づく方向に移動して両者の間隔を縮めることができる。
上記のように構成される矯正装置5の使用にあたっては、当該矯正装置5を、図2の(b)に示す状態から両レジンプレート6,7の前部側を押えて若干閉じた状態で、後部側より患者の口の中に押し込んで、上レジンプレート6を上顎1(図1参照)の内面側に密着させて嵌合し、図3に示すように、上弓形ワイヤー9を上歯列弓3の外面に当て付け、その両端部の当接部13,13を上歯列弓3の歯3d外側面に当接させると共に、掛止部14,14を歯3f,f(第二乳臼歯)に回し掛け、係止片15,15をこの歯3f,fの臼面上に夫々係止させ、また上レジンプレート6を下顎2(図1参照)の内面側に密着させて嵌合し、図3に示すように、下弓形ワイヤー10を上歯列弓4の外面に当て付けて、その当接部16,16を下歯列弓4の歯4d,4eの外側面に当接させると共に、係止片17を歯4f(第二乳臼歯)の臼面上に係止させる。
この際、上レジンプレート6と下レジンプレート7とが、バネ性のある側面視略U字形連結部材8によって、両レジンプレート6,7の前部側が開閉するように連結されているため、矯正装置5を、その前部側を若干閉じて後部側より患者の口の中に押し込めば、上下両レジンプレート6,7が上顎1及び下顎2の夫々内面に速やかに密着係合すると共に、上下弓形ワイヤー9,10が上下歯列弓3,4の夫々外面に当て付けられて、上下顎1,2への装着が簡単容易に行える。
そして、この矯正装置5は、上レジンプレート6に上弓形ワイヤー9を取り付けると共に、上弓形ワイヤー9の両端部に夫々掛止部14と係止片15を取り付け、また下レジンプレート7に下弓形ワイヤー10及び係止片17,17を取り付けただけの簡単な構造であるから、装着感が損なわれるようなことがなく、子供にとって装着し易い矯正装置となる。
また、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結する連結部材8は、左右一対設けられるもので、各連結部材8が、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなる。それゆえ、複数の側面視略U字形の線体18によって、線体18にかかる応力が分散され、さらには、これら線体18を外皮チューブ19で套嵌しているため、線体18への負荷が軽減される。これにより、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを上下に設けたとしても、連結部材8が使用中に簡単に折れてしまうというようなことがない。
さらに、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結する連結部材8は、左右一対設けられ、各連結部材8が、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体18と、これら線体18に套嵌された樹脂製の外皮チューブ19とからなるから、上弓形ワイヤー9と下弓形ワイヤー10とは独立した部材で形成されており、なお且つ、バネ性を有している。それゆえ、このような連結部材8によって、上レジンプレート6と下レジンプレート7とを連結することによって、上レジンプレート6と下レジンプレート7を患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすことができる。また、このように、上レジンプレート6と下レジンプレート7を患者の口腔内の動きに合わせて自由に動かすようにしても、上述のように、複数の側面視略U字形の線体18によって、線体18にかかる応力が分散され、さらには、これら線体18を外皮チューブ19で套嵌しているため、線体18への負荷が軽減されることから、連結部材8が使用中に簡単に折れてしまうというようなことがない。
以上のことより、本実施形態によれば、患者の咬み合わせの改善をより効果的にすることができる。
なお、上記線体18の径は、本数に応じて設定するのが好ましい。すなわち、線体18を2本使用する場合は、径を0.7mmに設定するのが好ましく、3本使用する場合は、径を0.5mmに設定するのが好ましく、4本使用する場合は、径を0.3mmに設定するのが好ましい。このように、線体の数を増大させるにつれ径を小さくするようにすれば、外皮チューブ19の径がさほど大きくならず、矯正装置5を使用する際の装着感が不快になるという事態を軽減させることができ、さらには、強度を一定に保つことができる。ただし、強度を一定に保つためには、線体18の径は0.3mm〜0.7mmに設定するのが好ましい。線体18の径を0.3mm未満に設定すると、線体自体の強度が低下し、線体自体が折れやすくなり、径を0.7mmより大きく設定すると、線体1本にかかる負荷が増大し、金属疲労が生じやすくなり、線体自体が折れやすくなるためである。
ところで、本実施形態においては、連結部材8を左右一対設ける例を示したが、それ以上設けても良い。しかしながら、矯正装置5を使用する際の装着感が不快にならないようにするには、連結部材8を左右一対設ける程度が好ましい。
一方、この矯正装置5は、上下各レジンプレート6,7が左右に二分割されて、その分割端面間の間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具11により一体的に連結されており、そして上下各弓形ワイヤー9,10は左右に二分割されて、その分割端部どうしが入れ子式に伸縮可能に連結されている。そのため、例えば下レジンプレート7の場合を示す図5から分かるように、拡縮連結具11を拡張操作して、下レジンプレート7の分割プレート7a,7aを互いに離れる方向に移動させると、それに伴って下弓形ワイヤー10の分割端部10a,10aどうしも互いに離れる方向に移動して、下弓形ワイヤー10は原形を維持しながら伸張し、また伸縮操作により、下レジンプレート7の分割プレート7a,7aを互いに近づく方向に移動させると、下弓形ワイヤー10の分割端部10a,10aどうしも互いに近づく方向に移動して、下弓形ワイヤー10は原形を維持しながら収縮する。これは、上レジンプレート6についても同様である。
従って、この矯正装置5を上顎1と下顎2に対し図3に示すような状態に取り付けて、上歯列弓3及び下歯列弓4を夫々横に広げて上下歯列を夫々整える治療を行なう場合に、拡縮連結具11を拡張操作して、上レジンプレート6の分割プレート6a,6aを互いに離れる方向に移動させると、上弓形ワイヤー9の分割端部9a,9aどうしも互いに離れる方向に移動して上弓形ワイヤー9が伸張するから、この上弓形ワイヤー9は、変形して上歯列弓3を圧迫するようなことがなく、治療する目標位置にバランスよく移動することができる。また、拡縮連結具11の拡張操作によって、下レジンプレート7の分割プレート7a,7aを互いに離れる方向に移動させると、下弓形ワイヤー10の分割端部10a,10aどうしも互いに離れる方向に移動して下弓形ワイヤー10が伸張するから、この下弓形ワイヤー10も、上弓形ワイヤー9と同じ様に、下歯列弓4を圧迫するようなことがなく、治療する目標位置にバランスよく移動することができる。それゆえ、本実施形態によれば、拡縮連結具11を操作するだけで、簡単容易に、上下弓形ワイヤー9,10を治療する目標位置にバランスよく移動させることができる。
1 上顎
2 下顎
3 上歯列弓
4 下歯列弓
5 矯正装置
6 上レジンプレート
6a 上レジンプレートの分割プレート
7 下レジンプレート
7a 下レジンプレートの分割プレート
8 連結部材
9 上弓形ワイヤー
10 下弓形ワイヤー
11 拡縮連結具
12 ガイドチューブ
18 線体
19 外皮チューブ

Claims (2)

  1. 上顎の内面に装着される上レジンプレートと、下顎の内面に装着される下レジンプレートとを、バネ性のある側面視略U字形の連結部材によって、両レジンプレートの前部側が開閉するように連結し、上レジンプレートには上歯列弓の外面に沿って当て付けられる上弓形ワイヤーを取り付け、下レジンプレートには下歯列弓の外面に沿って当て付けられる下弓形ワイヤーを取り付けてなり、
    前記連結部材は、少なくとも左右一対設けられ、各連結部材は、バネ性を有する側面視略U字形の複数の線体と、これら線体に套嵌された樹脂製の外皮チューブとからなる矯正装置。
  2. 上下各レジンプレートは、左右に二分割されて、その分割端面間の間隔を拡縮調整可能な拡縮連結具により一体的に連結されており、上下各弓形ワイヤーは、左右に二分割されて、その分割端部どうしが入れ子式に伸縮可能に連結されている請求項1に記載の矯正装置。
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