JP5624022B2 - フィラーネックのためのネックエンド - Google Patents

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Description

本発明は、管片と、該管片内に配置された上揺動フラップ、およびその下に配置された下シールフラップを有する閉鎖機構とを備え、上揺動フラップと下シールフラップとが管状ネック内で支点を中心に片側だけ蝶着され、かつ導入される注入管の押圧により、それぞれ、上揺動フラップは、その支点の対向側端部が、支点を中心に揺動運動する結果として第1円弧軌道に沿って開くことができ、下シールフラップは、支点を中心に揺動運動する結果として第2円弧軌道に沿って開くことができる、容器、特に自動車のタンクのフィラーネックのためのネックエンドに関する。
このようなネックエンドは、大抵の場合、揺動フラップの背後に追加的蓋をもたずに、自動車の燃料タンクを閉鎖するために使用される。しかしながら、本発明は、この用途に限定されず、ダブルフラップを介して自動的に閉鎖可能な、追加的蓋を有するか、またはネック管と固定的に接続されている容器を含めた、他の充填可能な容器のすべてのネックエンドに関する。このような容器は、例えば自動車のエンジンオイルのためのオイルタンク、または船の水タンクなどであり得る。
蓋を必要とすることなく閉鎖可能なネックエンドは、DE20309799.8Uから公知である。そこに記載されたネックエンドの場合、ネックは2つのフラップを介して閉鎖され、これらのフラップは、ネック内で重ね合わせて配置され、その都度閉鎖バネ力によってシール面に当接した状態で保持される。給油機の給油ガンまたはノズルの送出管を差し込むことによって、2つのフラップが下方に押されて開口部が通じる。
この閉鎖は、追加的タンク蓋がなくても良好なシールを提供するが、このシールをさらに改良でき、さらに給油ミスを防止するならば一層望ましいと思われる。特に、最新の自動車の場合、例えば、コモンレール式ディーゼル燃料噴射の最新の噴射システムは、ディーゼル燃料の潤滑成分によって潤滑され、オットー燃料では短期間運転しただけで重大な損害を受ける可能性があるため、安全な燃料の種類に留意することがますます重要になっている。
EP1319545Aは、ネックに不適切な燃料を充填することを阻止するための同種の方法を記載する。このために、ネックの周囲全体にわたってフックが配設され、これらのフックが曲げられた中心領域を有しており、この中心領域は、給油ガンが十分な直径を有していれば、給油ガンの前縁部によって押しのけられる。このことにより、小さすぎる給油ガンを挿入した場合、少なくともフック全部を外に向けて押しのることはできなくなるが、給油ガンの下部分が外に向けて押動されなかったフックの終端領域と係合し、これにより給油ガンがひっかかってそれ以上ネック内に導入することができなくなる。
このネックは、給油ミスを防止する可能性は提供するが、安全エレメントによる蓋のブロックが行われずネックへの給油ガンの挿入が阻止されるにすぎないので、給油ガンをネック内に完全には導入できないが、安全規則を相当に無視した場合、ネックの充填が少なくとも少量は可能になる、という欠点を有する。これでは、給油ガンの過度に小さい管がひっかかった場合に充填機能が操作できなくなって不適切な種類の燃料がネックに流入することが阻止されない。
この実施形態の別の欠点は、フックを押しのけるメカニズムが非常に複雑であり、このことが機能の信頼性を損なう。そうして例えば、給油ガンが傾けられ、かつ特定の力で挿入されることによって、フックの一部分を押しのけることができ、これにより、フックのいくつかしか係合せず、いくつかのフックはその機能の結果、曲がってしまう可能性がある。時が経過するうちに、特に、車両の利用者が力任せに給油ガンの管を導入しようとした場合にネックエンドが損傷を受ける可能性がある。
EP1262355Aもまた、下側領域において間違った燃料の充填を防止する蓋無しネックエンドを開示する。このために、下側カバーフラップの上方にネック長手軸線に対して横方向に移動可能な安全エレメントが設けられ、この安全エレメントが給油ガンの侵入してくる管部分によって側方に追い出される。この追い出し運動によって、下カバープレートの縁部の係合が解除され、これにより、スライドエレメントと下カバーフラップとのこの係合によってもたらされるロックが解除され、給油ガンは、下カバーフラップが揺動して開くことでさらに奥へ挿入され得る。
この実施形態は、まず、給油ガンが、下カバーフラップの直ぐ上に載置され、すなわち、ネックの本来の閉鎖フラップに作用するという欠点を有する。そこで、「間違った」給油ガンで給油しようとすると、このことは、ロック解除されない下カバーフラップを押圧することによって、このシールフラップの損傷を引き起こす可能性がある。
さらに、この実施形態で不利であるのは、給油ガンの管の直径が本来ならば小さすぎるが、給油ガンを傾けて斜めに当接させることによっても同様にロック解除が行われる可能性があることである。さらに、スライドエレメントの溝への下カバープレートの係合は、例えば汚れや、スライドエレメントにおいて管が周期的に側方に滑動する結果としての摩耗によって、この溝が損傷したり、係合解除されたりする可能性があり、比較的故障し易い。しかしこの場合、安全の機能が解除されるので、比較的小さい直径の管でも下カバーを下方に押し開くことができる。
この実施形態の別の欠点は、ドライバーは、その給油ガンが、本来、そのネックに合わないことに気がつく前に、不適切な給油ピストルの鼻状部でも比較的深く挿入させることができることである。しかし多くの利用者は、これに気がつく代わりに、この実施形態では普通のことであろうが、給油ガンの管部分が完全に差し込まれていないと考えるか、またはネックが故障していると考えるだろう。このことは、この利用者が、力任せにさらに押し込むか、または給油を開始することにつながる可能性があり、このことがまた、ガソリンがネックエンドの上縁部と下カバーとの間の領域に流入し、そこで法的に定められたタンクへの戻し管によって燃料貯蔵室に達するか、または補償容器に流入することにつながる。しかし実際には両方とも、筋の通った理由から望ましくない。
WO2006/084908は、2つの揺動フラップを有するネックエンドを蓋無し閉鎖体として記載し、ここでは、不適切な燃料の充填に対して守るために上揺動フラップが形成され、タンクの本来のシールは、下揺動フラップによって形成される。
この解決策は、確かなシールと、給油ミスに対する十分な防護を提供するが、上述の他の解決策と同様に、蓋無し機構を収容しなければならない管状ネックの肉厚化した端領域が、機械的機能エレメントを収納できるようにするために比較的長くならざるを得ないという欠点を有する。このことにより、管状ネックのためにより大きいスペースが必要になるが、車両デザインによっては、そして特に、さもなければ変更されない車両デザインを従来のネックから蓋無しネックに後から変更する場合にそのようなスペースがいつも利用可能であるとは限らない。
従来技術の別の欠点は、蓋無しネックが、盗難を意図して汲み出し用ホースが導入されることに対して十分に安全でないという事実である。このことは、大抵の場合、外部のカバーフラップによって解決されるが、この場合、フラップのロックを、通常、比較的容易に解除することができる。
それゆえ、本発明の課題は、所要スペースおよび盗難防止に関して最適化された冒頭で述べた種類の、自動的に閉鎖し、かつ送出管の押圧によって開かれるネックエンドを提供することである。
上記課題は、所要スペースに関して、下シールフラップが、これが閉状態にあるときにネック軸線(S)に対して直角の角度で配置された横断面レベルに配置され、かつ支点が、第1円弧軌道の下端の上方に配置されるように配置されることを特徴とするネックエンドによって解決される。
盗難防止に関して、上記課題は、下シールフラップの下方に、汲み出し防止および盗難防止として、管またはホースの導入に対して守るための機械的な導入遮断器によってなる液体を通す盗難防止手段が設けられ、このことが、特に、スペース解決の結果として達成され得るスペース獲得の一部分によって可能になることによって解決される。
同種のネックエンドでは、燃料タンクの場合、挿入された「鼻状部」によって、すなわち給油ガンの送出管によって、まず上揺動フラップが開かれる。送出管をさらに侵入させると、下シールフラップが押し開かれ、給油プロセスが開始し得、ここで燃料が下方に向けてタンク内に流れ込むことができ、もはや給油ガンの安全遮断器は作動しない。下シールリップが押し開かれる前にこれが起こったならば、燃料が両フラップ間のスペースに集まり、タンクがすでに満たされたかのようになる。
そこで本発明は、下シールフラップを上に向けて、上揺動フラップの方向に位置を移す。これにより、揺動フラップがまず開き、そして下に向けて揺動することで下シールフラップと衝突することなく開くことができるようにするために、下シールフラップが斜めに設けられ、これによりこのシールフラップが上揺動フラップの運動線の外側に位置する。さらに、シールフラップが曲げてもよく、これによりネック長手軸線方向のより良好なスペース利用が可能であり、しかし、この場合、フラップサイズとネックの直径によっては、管状ネックの側壁を若干湾曲させることが必要な可能性もある。
高い位置に設けられた下シールフラップによって、送出管が十分な深さに導入されていない場合に給油ガンのスイッチオフ機能を作動させるためのスペースが依然として十分に残る。他方、下シールフラップの下方に取得されたスペースが、ネックユニットの構造サイズを低減するため、または、もしくは、および場合によっては、追加的に盗難防止を備えるために利用され得る。
ダブルフラップネックは、通常、従来の(密閉可能な)タンク蓋の代わりになるので、通例の盗難防止は利用可能でなくなる。ここでは、ネック密閉の前に、例えば自動車の中央施錠装置を介して閉鎖可能なフラップを設けることができるが、これは、比較的容易に解除することができるという欠点を有するが、欠点は他にもあるはずである。
本発明の第2の局面は、容器の中身の汲み出しもしくは吸い出しに対しに対する防護の改良である。このことは、本発明によると、下シールフラップの下方に配置された機械的な遮断器によって達成される。この盗難防止手段は、液体を通すので、給油は妨げられない。しかしこの盗難防止手段は、管またはホースが液面に沈み、かつ液体の吸引を可能にする深さにまでタンクに挿入できることを阻止する。
本発明の別の特徴および利点は、従属請求項から、そして本発明の好ましい実施例の図面をもとにした以下の説明から明らかになる。
図面において、
本発明にかかるネックエンドの模式的側面図を示す。
注入管が挿入された図1のネックエンドを示す。
上側の給油ミス防止メカニズムを有するネックエンドの別の実施形態の側面図を示す。
盗難防止手段と目標破断個所とを有するネックエンドの断面の側面図を示す。
ダブルフラップ構成の模式図を示す。
別のダブルフラップ構成の模式図を示す。
下側管状ネックにおける篩形状の盗難防止手段の平面図を示す。
側方にホース導出部を有する盗難防止手段の別の変形形態を示す。
盗難防止手段の第3変形形態を示す。
盗難防止手段の第4変形形態を示す。
図1および図2は、容器のフィラーネックの本発明に係るネックエンドを示す。このような容器は、実施例に示されるように、自動車のタンクであり得る。この容器は、上揺動フラップ12と下シールフラップ2とによってなるダブルフラップ閉鎖体を有する。フラップの領域において、ネック挿嵌部材は、フィラーネック1の下部分と比べて拡径されているので閉鎖機構を収容することができ、かつ給油ガンの注入管4を図2に示すように導入することができる。フィラーネック1は、直線的または曲線的なネック軸線Sに沿って延び、注入された燃料を自動車のタンク内に導く。
実施例に示されるように、ネックエンドは、2つの部分から形成することができ、この場合、閉鎖機構を担持する内側差込み管がフィラーネック1の外側支持管に差し込まれる。これら両部材間にシールを配置して、気密および液密の接続が実現されるように配慮されている。この接続は、さらに、着脱可能な差込み接続またはクリップ接続を介して、例えば利用者が給油ガンを引き抜く際にネック挿嵌部材に横力をかけると同時にガンを引張った場合などに、不意に引き抜かれる危険から守ることができる。この接続は、挿嵌部材を交換するために着脱可能に形成し、好ましくは、専門スタッフが特殊な工具を用いなければ取り外すことができないようにするとよい。このような接続は、例えば、ネック挿嵌部材の下側を把持して内側に引き戻すことができる弾性的係止エレメントによって形成することができる。このために、弾性的係止ノーズを把持して、内方に引くことができる円形エレメントを有する特殊工具を、給油ガン4の導入管路を通じてネックに導入することができる。これに代えて、ネック挿嵌部材がねじ接続またはバヨネット接続を介して外側管にねじ込まれてもよい。
内側支持管を有する閉鎖機構を担持する挿嵌部材は、好ましくはプラスチックから製造される。フィラーネック1の外側領域も同様に、フィラーネック1もしくはフィラーネックの上領域の必要条件に応じてプラスチックまたは薄板材料から製造されてもよい。図1および図2に示される実施形態は、下端部にフィラーネック1の管との接続可能性を有する。すなわちここでは、ネックエンドは、再び別個の部材として形成されており、これによりこのネックエンドは、フィラーネックの管と接続可能であり、この接続も相応の措置によって確保され得る。2部分からなるこの実施形態の利点は、整備する場合、例えば閉鎖フラップ機構が故障したようなときに、ネック載設部材全体を取り外すことができるため、別個の交換部品として購入して取り付けることができることである。さらに、当然のことながら、ネックエンドをフィラーネックの下部分とは別の材料から製造することもできる。
本発明に係るネックエンドは、全くの新型車の場合だけでなく、自動車のフェイスリフトの範囲内でも用いられる。両方のケースにおいてよくある問題は、要求されるデザイン、または他の理由に基づいて、任意の大きさのネックエンドを取り付けることができるようにするための十分な取付けスペースがないことである。その一方で、支点1の対向側の閉鎖フラップ12縁部が第1円弧軌道K1に沿って移動され、上側注入開口部5を閉鎖する上閉鎖フラップ12の揺動範囲が固定される。安全上の理由から、閉鎖フラップ、すなわち上閉鎖フラップ12と下シールフラップ2とは互いに独立して運動し、すなわち互いに影響を及ぼさないことが必要である。これは例えば、上閉鎖フラップ12が揺動して開く運動の範囲内で下シールフラップ2を押さえ付け、この下シールフラップが自動的に開いてしまうようなケースである。
上述の理由から、公知のネックエンドは、上閉鎖フラップ12と下シールフラップ2との間に少なくとも円弧軌道K1の半径に相当する間隔をとる。このことにより、自由端が円弧軌道K2に沿って動く下シールフラップ2の下方にも、ネックエンドの内部で相応の揺動半径が利用可能でなければならないので上述のような取付けスペースになる。
そこで、本発明により、所要取付けスペースを低減する。このために、下シールフラップ2の支点A2がネックエンド内で上方にずらされる。そうすると、給油ガン4の挿入時に、まだ閉じている下シールフラップ2が、開きつつある上揺動フラップ12と衝突することを避けるために、下シールフラップ2が水平ではなく、下方に屈曲させて配置され、これにより、下シールフラップは、上揺動フラップ12の運動範囲の外にとどまる。下シールフラップ2の機構が上揺動フラップの揺動半径に実質的に接線方向に寄り添うならば確実な結果が得られるが、その場合、当然のことながら、フラップ同士の接触を避けるためにある程度の間隔は残さなければならない。図示された実施例において、例えばここでのように、シールフラップがストッパおよび当たり受けストッパに対して下方にずらされているために、支点部A2と対向側の当たり受けストッパとが中央領域で若干深く形成されているシールフラップ2からなる結合部の場合、当たり受けフラップのストッパがさらに高い位置に設けられ、これによりさらなるスペースが得られる。
本発明にとって重要なのは、下シールフラップ2の傾斜姿勢によって、上に向けられた結合部の輪郭が、上揺動フラップ12の最外領域の運動線の外側に位置し、しかし全体として可能な限り高い位置になるように配置されるという事実である。
上側ネックエンドの領域におけるスペースは、下シールフラップ2のストッパ点A2が上方にずらされるという事実によってのみならず、円弧軌道K2に沿って下シールフラップ2の外側自由縁部が運動するが、この円弧軌道が四分円ではなくなり、傾斜姿勢の角度分だけ先の四分円より小さくなった四分円の一部分にすぎないことによっても得られる。したがって、フィラーネックの上部分の達成可能な短縮は、実質的に、下側円弧K2が四分円に対して縮減された経路の長さにより決定される。この縮減は、一目見ただけでは比較的小さいと思われるかもしれないが、自動車設計者の設計自由度、およびすでに公知の自動車の本発明に係るネックエンドへの装備変更の可能性はかなり高くなる。
支点A1とA2とを対向配置した図示された実施例において、本発明による利点は、当然のことながら、下閉鎖フラップ2と上揺動フラップ12とが逆方向に開く場合にのみ得られる。それは、そうでない場合に、水平に取り付けた場合よりも円弧軌道K2が短くなるどころか延長されることになるだろうからである。
ネックエンドのここに図示されない別の実施形態は、上側注入開口部5から見て凹状に形成された下シールフラップ2を有する。この凹状の形状により、図1および図2に示された中央沈下領域が下シールフラップ2を支点A2および対向側当たり受けに対してずらさずに実現され、これにより、利用可能になる取付けスペースを同じように最適化することができる。上揺動フラップ12は、ネックエンド自体と同様に横断面が丸く形成されているので、下シールフラップ12の中央の中心にある沈下部は、この効果を得るために十分である。
下シールフラップ2は、支点A2の対向側の前領域が下側フィラーネック1のより狭い領域で揺動可能であるようにネックエンド内に配置することができる。そのためこの領域を丸く形成するとよく、下シールフラップ2の直径がより大きくなることで、この閉鎖フラップがフィラーネック1に対してある程度の角度しか開けることができなくなるが、この角度は、当然のことながら、必要な量の燃料を通過させるために十分な大きさでなければならない。しかし、給油ガンの注入管4を、下シールフラップ2を完全に突き抜けて差し込むことができる程度に、このシールフラップが揺動して開くようにすることが好ましい。このことは、数センチメートル差し込むと届く一義的な注入ポジションが存在するので、利用者が、蓋無しの閉鎖機構に注入管4を導入したという確かな感触を得るという利点を有する。
ネックエンド自体、そしてネックエンドが他のフィラーネック1に対して付加的部分として形成される限りにおいても、これが一義的方向付けでしか嵌め込むことができないことが好ましい。このことは、例えば、閉鎖フラップを保持する内側差込み管と図1に示され2部分からなる上側ネックエンドの外側支持管との間に溝とばねによる接続部を設けて、ネックエンドの内側部分が回転方向に一義的方向付けでしか設置できないようにすることによって実現することができる。
上述の溝とばねによる接続の1つの別の特に好ましい特徴は、外側領域に対する内側領域の従属性を固定できることであり得る。このような予防措置は、例えば、メーカーの車両シリーズで種々の内部挿嵌部材が使用され、これにより組付けまたは交換する場合に、適合しない交換エレメントが使用される危険の生じる可能性がある場合に合目的的である。さらに、例えば、給油ミスを避けるために、上方の注入開口部と閉鎖フラップ、すなわち上揺動フラップ12および下シールフラップ2の直径が、ガソリン車両の場合は小さくし、ディーゼル注入管4では給油できないようにするとよい。このような直径の縮径によって給油ミスが回避される限り、当然のことながら、交換部品において、間違った部品はネックエンドに設置することができないことは合目的的である。ここでは、複数の溝とばねとの接続を使用する場合の溝とばねとの間隔にわたってコードシステムを提供することができ、適合する挿嵌部材しか外側挿入管に挿入できないように指定することができるほぼ任意の数の多数のコーディングが可能になる。
同様に、2つの部分から形成されたフィラーネックでは、下側領域において、すなわち、機構を支持する上側ネックエンドと下注入管とに相応のコーディングを設けてもよい。後述するように、給油ミスを他の方法で不可能にすることができる限り、相応のコーディングと符号化とを、ネック載設部材が下側領域において、すなわち下側フィラーネック1に当接する領域において、円形にではなく、横断面を長円形に形成することによっても実現することができる。下側管状ネックの接続領域も、当然のことながら、同じ横断面形状で長円形に形成して両部材を互いに差し込むことができるようにしなければならない。楕円形横断面を選択することによっても取付けポジションの方向付けを固定し、符号化、すなわち組付け時の一義性を実現することができる。
図3において、同様に上揺動フラップ12と下シールフラップ2とを有するネックエンドの別の実施形態が示される。この模式的実施形態では、上側閉鎖機構が第1盗難防止を提供する一方で、給油ミスに対する防備を含むように形成されている。以下、閉鎖機構について詳細に説明する。
ネックエンドは、ここでも同様に管片1aによって形成され、上領域が蓋無し閉鎖機構3を介して閉鎖される。上揺動フラップ12を含むこの閉鎖機構3の下方には、ネックを封止する下シールフラップ2が設けられる。このために、シールフラップは、ばねを介してシール面(ここには図示せず)にもたせ掛けられる。さらに、ネックエンドは、正圧弁および負圧弁と、ここには図示されない排水管とを有し、侵入する水をこの排水管から外部に導出することができる。
上領域には上側注入開口部5が設けられ、この注入開口部から、給油ガンの送出管4をネック1に導入することができる。送出管4がさらに奥に入り込むと、後述するように、閉鎖機構3を押さえつけ、まず揺動フラップ12が開けられ、さらにシールフラップ2が開けられる。閉鎖機構3は、給油ガンが導入されないときの管状ネックの開放を阻止する。
給油ミスを不可能にするために、または可能な限り避けるために、閉鎖機構3を、適切な燃料を注入するための給油ガンが当てられた場合にしか開くことができないようにするとよい。このために、管片1の上ネック部分にリングエレメント14が設置され、このリングエレメントにもスライドエレメントがネック軸線に対して直角に移動可能に案内される。スライドエレメントはU字形を有するが、周囲が閉じたエレメントとして形成されてもよかろう。ここで重要なのは、スライドエレメントが、送出管4を差し込むことができる出入口を有することだけである。
次に、差し込まれた送出管4によって、上領域で、スライドエレメントの切欠部に形状結合的に係合するロック手段7が押し下げられる。こうして押し下げられることによって、ロック手段7が係合解除され、スライドエレメントが解放されて、側方方向に(矢印方向を参照)に移動できる。
スライドエレメントの下方には、傾斜した平面が滑降面10として形成されており、この面は、リングエレメント14の内周面に欠設されている。この滑降面10は、管片1のネック軸線に対して角度αだけ傾斜しており、送出管が管状ネック1にさらに導入されると、スライドエレメントを通って差し込まれた送出管10を側方にずらす。
側方にずれることによって、送出管4は、次にスライドエレメントを押し、このことによって、上側注入開口部の上方の領域が、給油ガンを挿入するために完全に解放されるまでスライドエレメントが側方に押しのけられる。しかしこのアンロックと、これに続くスライドエレメントの移動とは、対向する2つのロック手段7が給油ガンの下縁部によって押し下げられた場合にのみ可能である。送出管10の直径が小さすぎるためにこの給油ガンの大きさが十分でない場合、ロック手段7が押し下げられないか、または片方のロック手段7しか押し下げることができないが、これではロックは解除されない。
好ましくは、ここに図示されるように、閉鎖機構が、送出管4を差し込むための長孔を有するカバーキャップ11を介して保護され、この場合、長孔の幅、送出管4の直径よりも若干大きく、長孔の長さは、実質的に、スライドエレメントの移動経路に相当する。これに代えて、ねじ接続またはバヨネット接続を介してネックエンドと接続され得る一般的な蓋を使用してもよい。
上側注入開口部5の下方には、第1上揺動フラップ12が設けられ、この揺動フラップは、第1支点A2を中心に揺動可能であり、かつ大まかな汚れから守り、また盗難防止と第1シールをもたらす。このために、この揺動フラップは、スライドエレメントにヒンジ的に配置されており、これと共に移動される。この揺動フラップは、対向側で、追加的閉鎖フラップ12を閉状態で固定する係合溝13に係合する。戻しばねは、給油ガンを引き抜くとフラップ12を再び戻し、これにより、フラップは、スライド
エレメントが摺動して戻ると再び係合溝13に係合することができる。
支点A2を中心に下方に揺動可能な下シールフラップ2は、ここでは揺動軸受15に配設された揺動フラップからなり、この揺動フラップは、閉鎖ばねの力によって、シール16を含めたフィラーネックの管状ネック1における軸受縁部に向かって押される。シールフラップ2は、上部分において、給油ガンの下縁部が支持され得る押圧領域を有する。シールフラップ2は、下領域において、正圧バイパス19と負圧バイパス18とを備え、これらを介して正圧もしくは負圧を補償することができる。このためには、あらゆる種類の圧力弁を使用することができる。
図4において、本発明のすでに述べた局面とは独立した別の局面を有するネックエンドの別の実施形態が示される。ここでは、下シールフラップ2が真直ぐに形成され、その下には盗難防止手段25が設けられている。
ネックエンド自体は、目標破断箇所20を備え、これが外側からネックの壁に刻設された溝状の凹部によってなるので、ここで材料が弱化する。この目標破断箇所20は、許容できない横力が生じた場合、ネックエンドの上領域が下シールフラップ2のシール作用を保ちながら折れることができ、そうして、許容できない高い横力がかかっても、フィラーネックのシール作用が実質的に維持された状態であるという意味をもつ。
管状ネック23と接続するために、ここに図示されたネックエンドは、管状ネック23に嵌め被せられ、この場合、弾性的支持舌片は、管状ネック23の切欠部に係止するが、この弾性的支持舌片24を破壊した場合にのみ、または工具を導入することによってのみ引き抜くことができるようになっている。係止した弾性的支持舌片は、端部と形状結合的に接続するために、管状ネック23の支持エッジ24に後方から係合し、これによりネックエンドが固く保持される。シール(ここには図示せず)は、この接続を封止する。
下シールフラップ2の傾斜姿勢なしに、もしくは上述の他の措置を用いなくても有利である本発明の別の重要な局面が図4に示される。この場合、それは下シールフラップ2の下方に配置された盗難防止25である。この盗難防止25は、例えば導入部で言及された従来のネックエンドと共に、先に述べた特徴とは独立して使用することもできる。出願人は、以下に記載されるこの複合体を独立した発明として、場合によっては部分出願の枠内での請求を明示的に留保する。
本発明に係る、大抵の場合蓋無しの同種の閉鎖機構では、タンクの中身を汲み出すために、盗難を意図してダブルフラップカバーにホースまたは管を導入することが基本的に可能である。同種のネックエンドは、大抵の場合、バヨネット接続またはばね接続を介してネックエンドにねじ込むことができ、追加的上閉鎖蓋が使用されず、そのような蓋の損失の恐れなく、特に容易な給油が可能である。多くの場合、このような蓋無し閉鎖体は、自動車ボディに取り付けられ、中央鎖錠装置を介してロック可能である外側揺動フラップを介してカバーされる。この場合、揺動フラップが完全に閉鎖されない場合、中央鎖錠装置は作動するが、対応する受け金を把持することができないので、中央鎖錠装置のロック掛け金が繰り出すにもかかわらず車体側揺動フラップが閉鎖されない恐れがある。
フィラーネックに密閉可能な蓋がないと、第3者が閉鎖フラップを通じてフィラーネック1にホースを導入して燃料を汲み出す可能性がある。これは、このホースが汲み出される液体と接触し、その中に十分深く沈むことができるようにフィラーネック1に深く導入できることを前提とする。すなわち、容器の中身全部を汲み出すためには、ホースを、フィラーネック1を通じて燃料容器内に導入しなければならない。
その一方で、給油ミスの場合、あるいは燃料容器を交換するか、もしくは燃料供給システムの他の保守作業の場合も燃料容器から汲み出すことができることが絶対に望ましいと考えられる。当然のことながら、燃料容器の取出し側にもポンプ機能のための相応の試みをすることができようが、それでも、盗難防止にもかかわらず、フィラーネックを介した汲み出しを可能にしておくことは望ましいと考えられる。次に、本発明により、設計者の所望に応じて種々の局面を実現することができる。
図4に示された実施例では、盗難防止は、ここでは図面の紙面に対して横方向に延出する導入遮断器の形態で形成された盗難防止手段25によって行われる。これらの導入遮断器は、個々の方杖によって形成され、この場合、方杖の数と量とを、一般的なホースは挿通できないが、注入される燃料が流れ落ちることができるように選択するとよい。ここに図示された、互いに平行に配置された個々の方杖の他に、迷路状の流入管路、篩、または液体を通すがホースや管は通さない他のあらゆる部材を使用することもできる。迷路状流入管路は、例えば、何度も蛇行する流路を有し得るので、ホースを導入することができないか、または簡単には導入できない。この場合、管路の相応の狭さが燃料の流通を可能にし得るが、ホースの挿通が妨害される。
特にディーゼル燃料が給油される車両では、盗難防止手段25としての迷路または粗い網目の、しかし堅固な格子を介して、注入される燃料が追加的に過度に泡立って燃料の泡が戻り、すなわち泡の先端が注入開口部5の方向に立ち上がることを防ぐことができるように配慮され得る。
別の盗難防止措置では、フィラーネックの外側側壁に側方開口部26(ここには図示せず)が設けられ、この側方開口部は、安全フラップ27(ここには図示せず)の上に設けられる。この側方開口部によって、侵入してくるホースを、盗難防止手段25を介して外へ導くことができ、これにより、盗人は、ホースをフィラーネック1に導入したという印象をもつ。しかし実はそうではなく、盗人は、ネックに沿ってフィラーネックの外面にホースを導入しているので、燃料の液面に到達することはできず、燃料が空の自動車だと思い込む。この場合、盗人は、燃料タンクが十分に充填されていないと勘違いして窃盗の試みを中止する。このような実施形態については、図9、図10、および図11と関連付けてさらに詳しく説明する。
図5および図6において、まず上揺動フラップ12および下閉鎖フラップ2の2つの基本構成を示すネックエンドの2つの実施形態が模式的に示される。図5に図示された実施例は、図1および図2に図示された仕様と類似の実施形態である。ここでは、支点A1および支点A2がそれぞれ対向配置され、この場合、上揺動フラップ12と下シールフラップ2とが互いに逆方向に揺動する。この実施例の機能は、すでに図1との関連で説明した。
図6において、フィラーネック1の別の実施形態が示され、ここでも同様に両支点A1およびA2が対向配置されている。しかしここでは下シールフラップ2が曲げて形成されるので、第1円弧軌道K1により大きい範囲にわたって寄り添う。下シールフラップ2が完全に開くことができるようにするため、管状ネック1の、開閉する下シールフラップ2の領域を湾曲させ、曲がった下シールフラップ2が、給油ガン(ここには図示せず)の注入管4が完全に挿入できるまで開くことができるようになっている。
図8もまた、ネックエンドの下部分の範囲内に設けられた篩の形態での盗難防止手段25を示す。この盗難防止手段25は、当然のことながら、管状ネック1の任意のあらゆる箇所に、燃料容器への入口の手前であっても設けることができる。2つの部分からなるネックエンド、もしくは1つの部分からなる管状ネック1へのプラスチック挿嵌部材の場合、上領域に配置に盗難防止手段を配置され、これによりネックエンドもしくは挿嵌部材と共に交換可能および組立可能であることが好ましい。このような盗難防止手段25は、ネックエンドの壁と直接接続してもよいし、ネックエンドに設置される別個のリング体もしくはスリーブに固定してもよい。
そうして、例えば図4に示される実施形態では、盗難防止手段25は、シールフラップ2および上揺動フラップ12と、ネックエンド内に設置された他の閉鎖手段とを含む上側機能手段の組付け前に円筒状リングに固定することができる。このようなリングは、滑り外れないように支持エッジ24によって固定されるので下方に落下することはない。下シールフラップ2の収容部がリングを上に向けて固定してもよいし、これに代えて、リングは、溝とばねによる接続によって、または相応のスライド座によってすべって位置がずれないように固定されてもよい。
図9において、下シールフラップ2の下方、そしてその円弧軌道K2によって規定される揺動領域の下方に配置された盗難防止手段25の実施形態が示される。盗難防止手段25は、すでに下シールフラップ2との関連でも説明したように、構造高さが大きくならないように傾斜させて設けられるか、もしくは注入開口部5から見て凹状に形成するとよい。所要スペースを低減するために両方の措置を組み合わせることもできる。
フラップとして形成された下側盗難防止手段25は、ここでも同様に液体を通過させるように形成され、すなわち、例えば篩または格子として形成される。この篩または格子は、ストッパ28にぶつかるまで揺動し得るように形成するとよい。そうするとホースが注入開口部5を通って管状ネック1に導入された場合、このホースは、曲がられたか、または傾斜した面がストッパ28に到達することにより動かなくなるまで盗難防止手段25を揺動させ、この場合、盗難防止を意図して導入されたホースがこの傾斜面に導かれ、ネック管1の壁に設けられた側方開口部26を通って外へ導き出される。この側方開口部26は、当然のことながら、ホースが下縁部にぶつかることなく、かつひっかかって動かなくなるようなことなく通り抜けることができる大きさである。このようにして、盗人がネック内をつつき回したり、盗難防止手段25に破壊的な力を加えたりすることが不可能になる。
事故の場合も平常の給油においても側方開口部26から燃料が勝手に流れだすことのないようにするためには、この側方開口部を、ばね負荷された安全フラップ27によって閉鎖するとよい。この安全フラップ27は、ホースによって突き開けられるが、その他の場合には、封止して閉鎖される。このために、この安全フラップは、相応のシール手段を有し、ばねは、相応の閉鎖力を有する。
図10において、盗難防止手段25の別の実施形態が示される。この盗難防止手段25も、ホースが侵入することによって揺動可能であるが、ここでは、安全フラップ27が、揺動可能な盗難防止手段25によって保持されるように形成されている。通常の場合、盗難防止手段25は、自動車の運転中は揺動されないので、ここでは、盗難防止手段25の固定的接続が安全フラップ27との形状結合的係合を介して可能である。盗難防止手段25は、ホースが盗難を意図して導入された場合にしか係合解除されず、安全フラップ27も外れない。この場合、すでに図9との関連で説明した導出機能を介してホースが側方開口部26を通って管状ネック1から外に導かれる。
図10による実施形態は、安全フラップ27が固くロックされ、これにより、事故の場合に燃料が勝手に流れ出すことが避けられるので特に有利である。形状結合による接続は、高い信頼性で形成され得るので、側方開口部26の確実なシールが確保される。
図11は、側方開口部26と安全フラップ27とが盗難防止手段25の下端部の上方に配置された盗難防止手段25の別の実施形態を示す。この盗難防止手段25は、曲げて形成されているので、ここでも、模式的に示すように、侵入するホースが盗難防止手段25の上側で導出され、開口部26を通って管状ネック1の外に導かれる。
図11に示される実施例では、盗難防止手段25が固定的格子として形成される。ここでも、盗難防止手段25は、小さい回転角度だけ回動可能であり得るので、例えば、側方開口部26のわきの若干下方に、盗難防止手段の数度の回動を可能にするストッパが設けられる。この盗難防止手段が揺動することによって、形状結合的ラッチメカニズムが同様に係合解除され得、このラッチメカニズムは、図10に示した実施形態の仕方で安全フラップ27を解放する。そうして、この実施形態でも侵入するホースに押されてわずかに揺動することによって安全フラップ27を外すことが可能である。ここで形状結合的閉鎖のロック手段がホースの導出を妨げないようにするために、ロック手段を、例えば、側方開口部26の両側に設け、側方開口部26の下縁部には設けず、これにより曲がったホースがロック手段の一縁部にぶつかり得ないようにするとよい。
ホース導出を用いるすべての実施形態において、盗難防止手段25は、ホースが縁部または網目にひっかかることなく簡単に導出できるに形成されるとよい。このことは、特に、細かい網目の篩、格子棒の長手方向の方向付けをホースの導出方向に対して平行に向けるか、または類似の措置によって確保される。
1 管片
1a 管状ネック
2 下シールフラップ
3 閉鎖機構
4 送出管
5 上側注入開口部
6 上側カバー
7 ロック手段
8 閉鎖ばね
9 安全ばね
10 滑降面
11 カバーキャップ
12 上揺動フラップ
13 ロック溝
14 保持リング
15 シールフラップの揺動軸受
16 シールフラップのシール
17 シールフラップの押圧領域の出入り口
18 負圧バイパス
19 正圧バイパス
20 目標破断箇所
21 ロックピン
23 管状ネック
24 保持エッジ
25 盗難防止手段
26 管状ネックの側方開口部
27 安全フラップ
28 揺動可能な盗難防止手段のストッパ
α 管片の長手軸線に対する滑降面の傾斜角
K1 上揺動フラップの運動の第1円弧軌道
K2 下シールフラップの運動の第2円弧軌道
A1 上揺動フラップの支点
A2 下シールフラップの支点
S ネック軸線

Claims (14)

  1. ネック軸線(S)に沿って延出する管片(1)と、該管片(1)内に配置された上揺動フラップ(12)およびその下に配置された下シールフラップ(2)を有する閉鎖機構(3)とを備え、前記上揺動フラップ(12)と前記下シールフラップ(2)とが管状ネック(1a)内で支点(A1、A2)を中心に片側だけ蝶着され、かつ導入される注入管の押圧により、それぞれ、前記上揺動フラップ(12)は、その前記支点(A1)の対向側端部が、前記支点(A1)を中心に揺動運動する結果として第1円弧軌道(K1)に沿って開くことができ、前記下シールフラップ(2)は、前記支点(A2)を中心に揺動運動する結果として第2円弧軌道(K2)に沿って開くことができる、自動車のタンクのフィラーネックのためのネックエンドであって、前記下シールフラップ(2)は、これが閉状態にあるときに前記ネック軸線(S)に対し直角に配置された横断面に対し傾いて配置され、かつ前記支点(A2)が、前記第1円弧軌道(K1)の下端の上方に配置されるように配置されて、前記支点(A1)および前記支点(A2)をそれぞれ対向配置させ、前記上揺動フラップ(12)と前記下シールフラップ(2)とを互いに逆方向に揺動可能としていることを特徴とする、ネックエンド。
  2. 前記シールフラップ(2)は、該閉じた下シールフラップ(2)に対して平行の前記第1円弧軌道(K1)の接線の下方に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のネックエンド。
  3. 前記下シールフラップ(2)は、撓曲させて形成されており、前記下シールフラップ(2)は、凹面が上方に向けられるように形成されることを特徴とする、請求項1に記載のネックエンド。
  4. 前記下シールフラップ(2)の曲率半径は、前記円弧軌道(K1)の半径に相当することを特徴とする、請求項3に記載のネックエンド。
  5. 請求項1〜4の1つに記載の自動車のタンクのフィラーネックのためのネックエンドであって、前記下シールフラップの下方に、汲み出し防止および盗難防止として、管またはホースの導入に対して守るための機械的な導入遮断器によってなる液体を通す盗難防止手段(25)が設けられることを特徴とする、ネックエンド。
  6. 前記盗難防止手段(25)は、前記ネック軸線(S)に対して直角に配置された方杖によってなることを特徴とする、請求項5に記載のネックエンド。
  7. 前記盗難防止手段(25)は、篩によって形成されることを特徴とする、請求項5に記載のネックエンド。
  8. 前記管状ネック(1a)内の前記盗難防止手段(25)の下方に側方開口部(26)が設けられており、前記盗難防止手段(25)は、揺動可能に形成され、かつ盗難防止手段(25)の揺動時に、侵入してくるホース体または管体が前記側方開口部(26)を通って前記管状ネック(1a)から外に導かれるように、管状ネック(1a)内に直接または間接的に蝶着および形成されることを特徴とする、請求項5〜7の1つに記載のネックエンド。
  9. 前記側方開口部(26)は、安全フラップ(27)を介して閉じられ、前記盗難防止手段(25)の揺動範囲がストッパ(28)によって制限され、かつ最大揺動角のときに、盗難防止手段(25)が、前記側方開口部(26)内に延出する斜面を形成し、かつ前記安全フラップ(27)が、盗難を意図して侵入してくるホース体または管体を導出するために、戻しばねの力に抗して開かれ得ることを特徴とする、請求項8に記載のネックエンド。
  10. 前記安全フラップ(27)がロックされ、この場合、該ロックは、前記盗難防止手段(25)の揺動運動によって解除されるように形成されることを特徴とする、請求項9に記載のネックエンド。
  11. 前記盗難防止手段(25)は、前記管状ネック(1a)内に傾斜して配置され、かつ前記管状ネック(1a)の下側領域における前記盗難防止手段(25)の上方に、盗難を意図して導入されるホース体または管体を導出するための前記側方開口部(26)が設けられ、該側方開口部(26)は、ばね負荷された閉鎖フラップによって閉鎖されることを特徴とする、請求項5〜7の1つに記載のネックエンド。
  12. 前記盗難防止手段(25)は、前記ネックエンド内に完全に導入された給油ガンが、その送出管(4)で前記管状ネック(1a)内の前記盗難防止手段(25)まで突出できない程度に前記ネックエンドの上縁部の下方に配置されることを特徴とする、請求項5〜11の1つに記載のネックエンド。
  13. 自動車のタンクのフィラーネックのエンドまたは上縁部として形成され、給油ピストルのための差込み領域を形成し側壁によって包囲された上側流入空間を有し、該流入空間内に配置された下シールフラップ(2)と、該下シールフラップ(2)の上方に配置された閉鎖機構(3)とを備え、該閉鎖機構(3)は、上側注入開口部(5)と、該上側注入開口部(5)を、前記閉状態にあるときに少なくとも部分的に覆う、少なくとも1つの上側カバー(6)とを有し、かつ該上側カバー(6)が、給油ガンの送出管(4)を前記流入空間に導入することによって、前記上側注入開口部(5)を解放するために押しのけられ、 れにより前記送出管(4)が前記上側注入開口部(5)と前記下シールフラップ(2)とを通って挿入されることを可能にするように形成され、不適切な燃料が充填されることに対して守るために、前記上側カバー(6)が、閉状態にあるときに少なくとも1つのロック手段(7)によってブロックされ、該ロック手段は、前記給油ガンの送出管(4)の種類固有の形状に依存して、適切な燃料が充填される場合にのみロック解除可能であるように形成されることを特徴とする、請求項1〜12の1つに記載のネックエンド。
  14. 前記流入空間が、一定または可変の横断面を有する管片(1)として形成され、前記ロック手段(7)が遮断手段によってなり、該遮断手段は、前記上側カバー(6)をロック解除するために前記送出管(4)によってブロック位置から押しのけることができるように支承されており、前記ネックエンドは、前記上側注入開口部(5)の上方に、前記管片1)の長手軸線に対して角度(α)をなして配置された滑降面(10)を有し、該滑降面に沿って、前記送出管(4)が、前記管片(1)に挿入された場合に前記上側注入開口部(5)から側方にずらされた初期位置から、前記上側注入開口部(5)と完全に一致する差込み位置まで滑降して導かれることを特徴とする、請求項13に記載のネックエンド。
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