JP5622400B2 - 非空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、使用に際し内部に加圧空気の充填が不要な非空気入りタイヤに関するものである。
内部に加圧空気が充填されて用いられる従来の空気入りタイヤでは、パンクの発生は構造上不可避的な問題となっている。このような問題を解決するために近年では、例えば下記特許文献1に示されるような、車軸に取り付けられる取り付け体と、該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、これらの取り付け体とリング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設された連結部材と、が備えられるとともに、前記連結部材は、取り付け体とリング状体とを連結する第1連結板および第2連結板を備える非空気入りタイヤが提案されている。
特開2009−61861号公報
しかしながら、従来の非空気入りタイヤにおいては、乗り心地性や連結部材の強度を向上させることについて改良の余地があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、乗り心地性や連結部材の強度を向上させることができる非空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の非空気入りタイヤは、車軸に取り付けられる取り付け体と、該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、これらの取り付け体とリング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設された連結部材と、が備えられた非空気入りタイヤであって、前記連結部材は、取り付け体とリング状体とを連結する第1連結板および第2連結板を備えるとともに、これらの両連結板それぞれにおいて、前記リング状体に連結された一端部と、前記取り付け体に連結された他端部と、の間に位置する中間部分に、タイヤ周方向に湾曲する湾曲部が、このタイヤをその軸線方向から見たタイヤ側面視で、当該連結板が延びる方向に沿って複数形成されるとともに、これらの湾曲部のうち互いに隣り合う各湾曲部の湾曲方向が互いに逆向きとされ、前記連結部材は、前記側面視において、該連結部材のタイヤ径方向に沿って延びる中心線に対して線対称に形成され、複数の前記湾曲部は、前記側面視で、前記中間部分において、前記一端部および前記他端部に各別に連なる接続部分を除く全域にわたって形成され、前記接続部分には、タイヤ周方向に屈曲する屈曲部が形成され、前記屈曲部が前記側面視でタイヤ周方向に凸となる向きと、複数の前記湾曲部のうち、この屈曲部に連なる湾曲部が前記側面視でタイヤ周方向に凸となる向きと、が互いに逆向きになっていることを特徴とする。
この発明では、第1連結板および第2連結板それぞれの前記中間部分に、タイヤ周方向に湾曲する湾曲部が複数形成されているので、この非空気入りタイヤに外力が加えられて取り付け体とリング状体とが相対的に変位したときに、この変位に応じてそれぞれの連結板内で主として複数の湾曲部が弾性変形することとなる。
これにより、非空気入りタイヤに加えられた外力を、各連結板内で前記延びる方向に分散させ易くすることができるとともに、これらの両連結板の柔軟性を向上させることが可能になる。
したがって、それぞれの連結板内で局所的に大きな負荷が加わる部分が生ずるのを抑制することが可能になり、連結部材の強度を向上させることができるとともに、衝撃力を吸収させ易くして良好な乗り心地性を具備させることができる。
さらに前述の作用効果のうち、連結部材の強度を向上させることが可能になることから、例えば各連結板の厚さを抑えても必要な強度が確保され易くなり、この非空気入りタイヤの軽量化を容易に図ることができる。
また、連結部材が、前記側面視で前記中心線に対して線対称に形成されているので、この非空気入りタイヤにおけるタイヤ周方向の一方側に沿うばね定数と他方側に沿うばね定数とで差が生ずるのを抑えることが可能になり、良好な操縦性を具備させることができる。
さらに、前記両連結板それぞれにおいて、複数の湾曲部のうち互いに隣り合う各湾曲部の湾曲方向が、互いに逆向きになっているので、これらの連結板を無理なく自然に湾曲させることが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
ここで、前記第1連結板の一端部は、他端部よりもタイヤ周方向の一方側に位置し、前記第2連結板の一端部は、他端部よりもタイヤ周方向の他方側に位置し、前記第1連結板の中間部分において、前記一端部および他端部に各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の他方側に向けて凸となるように屈曲した第1屈曲部が形成され、前記第2連結板の中間部分において、前記一端部および他端部に各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の一方側に向けて凸となるように屈曲した第2屈曲部が形成されてもよい。
この場合、第1連結板の中間部分に前記第1屈曲部が形成され、第2連結板の中間部分に前記第2屈曲部が形成されているので、これらの連結板を無理なく自然に湾曲させることが可能になるとともに、各連結板の長さを長くしなくても、十分に柔軟性を具備させることができる。
この発明によれば、乗り心地性や連結部材の強度を向上させることができる。
本発明に係る一実施形態において、非空気入りタイヤの一部を分解した概略斜視図である。 図1の非空気入りタイヤの一部を示す概略斜視図である。 図1および図2に示す非空気入りタイヤの一部を軸線方向から見たタイヤ側面図である。 図3に示す非空気入りタイヤの一部をタイヤ径方向の外側から見た概略図である。 図3に示す非空気入りタイヤの一部のX部の拡大断面図である。 図1〜図5に示す非空気入りタイヤの連結部材のタイヤ側面図である。
以下、本発明に係る非空気入りタイヤの一実施形態を図1から図6を参照しながら説明する。
この非空気入りタイヤ1は、図示されない車軸に取り付けられる取り付け体11と、取り付け体11をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体12と、これらの取り付け体11とリング状体12との間にタイヤ周方向に沿って複数配設された連結部材13と、リング状体12の外周面12c側にその全周にわたって配設されたトレッド部材14と、リング状体12とトレッド部材14との間に配設された補強層15と、が備えられている。
なお、取り付け体11、リング状体12、トレッド部材14および補強層15はそれぞれ、タイヤ幅方向Hにおける大きさが互いに同等とされて形成されるとともに、軸線Oと同軸上にタイヤ幅方向Hの中央部が互いに一致させられて配設されている。
取り付け体11は、図1から図3に示されるように、円筒状に形成され、その内側には、タイヤ径方向に沿って延在し両端が取り付け体11の内周面に接続されたリブ11aが複数設けられている。これらのリブ11aは、前記軸線Oを基準とする点対称に配置されている。取り付け体11の内側において複数のリブ11aが交差するタイヤ径方向の中央部には、前記車軸の先端部が嵌合される取り付け孔11bが形成されている。取り付け体11およびリブ11aは例えばアルミニウム合金等の金属材料で一体に形成されている。
トレッド部材14は円筒状に形成され、リング状体12の外周面12c側をその全域にわたって一体に覆っている。トレッド部材14は、例えば、天然ゴムまたは/およびゴム組成物が加硫された加硫ゴム、あるいは熱可塑性材料等で形成されている。熱可塑性材料として、例えば熱可塑性エラストマー若しくは熱可塑性樹脂等が挙げられる。熱可塑性エラストマーとしては、例えばJIS K6418に規定されるアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、エステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、熱可塑性ゴム架橋体(TPV)、若しくはその他の熱可塑性エラストマー(TPZ)等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えばウレタン樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、若しくはポリアミド樹脂等が挙げられる。なお、耐摩耗性の観点ではトレッド部材14を加硫ゴムで形成するのが好ましい。
補強層15は、円筒状に形成されたゴムシートと、このゴムシートの内部に複数本並べられて埋設されたスチールコードと、を備えている。補強層15は、トレッド部材14の内周面およびリング状体12の外周面12cにそれぞれ、後述する両連結板21、22の弾性復元力によって密接されている。なお、この補強層15はトレッド部材14と一体に形成してもよい。
連結部材13は、取り付け体11とリング状体12とを連結する第1連結板21および第2連結板22を備えている。
なお、第1連結板21および第2連結板22はそれぞれ、ヒステリシスロスがほとんど無い例えば金属材料若しくは樹脂材料等で形成されている。
複数の連結部材13は、取り付け体11とリング状体12との間において前記軸線Oを基準に互いに点対称となる位置に各別に配置されている。さらに、連結部材13は、第1連結板21が一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置され、かつ第2連結板22が前記一のタイヤ幅方向Hの位置とは異なる他のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるように、タイヤ周方向に沿って複数(図示の例では60個)設けられている。さらにまた、全ての連結部材13は互いに同形同大となっている。
また、タイヤ周方向で隣り合う第1連結板21同士は互いに非接触とされ、タイヤ周方向で隣り合う第2連結板22同士も互いに非接触となっている。さらに、第1連結板21は、非空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向Hの一方の端部に複数配置され、第2連結板22は、非空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向Hの他方の端部に複数配置されている。
第1連結板21および第2連結板22の各一端部21a、22aは、リング状体12の内周面12bに連結されるとともに、各他端部21b、22bは取り付け体11に連結されている。両連結板21、22の各一端部21a、22aはタイヤ周方向に延び、各他端部21b、22bは、前記各一端部21a、22aにほぼ直交する方向に延在している。なお、両連結板21、22それぞれにおける一端部21a、22aおよび他端部21b、22bはそれぞれ、平坦若しくは単一の円弧形状に形成されている。
1つの連結部材13における第1連結板21および第2連結板22の各一端部21a、22aは、リング状体12の内周面12bにおいてタイヤ周方向における同一の位置に連結されている。これらの各一端部21a、22aは、リング状体12の内周面12bに、タイヤ幅方向Hの位置を互いに異ならせて各別に連結されている。図示の例では、1つの連結部材13における第1連結板21および第2連結板22の各一端部21a、22aは、リング状体12の内周面12bにおいてタイヤ幅方向Hの両端部に各別に連結されている。
なお、第1連結板21および第2連結板22それぞれのタイヤ幅方向H(前記軸線O方向)の大きさ、つまり幅は互いに同等になっている。また、第1連結板21および第2連結板22の各厚さも互いに同等になっている。さらに、これらの両連結板21、22それぞれにおいて、一端部21a、22aおよび他端部21b、22bはこれらの間に位置する中間部分21c、22cよりも幅が大きくなっている。
そして本実施形態では、図1〜図3および図6に示されるように、第1連結板21および第2連結板22それぞれの中間部分21c、22cに、タイヤ周方向に湾曲する湾曲部21d〜21f、22d〜22fが、このタイヤ1をその軸線O方向から見たタイヤ側面視で、当該連結板21、22が延びる方向に沿って複数形成されている。両連結板21、22それぞれにおいて、複数の湾曲部21d〜21f、22d〜22fのうち互いに隣り合う各湾曲部21d〜21f、22d〜22fの湾曲方向が、互いに逆向きになっている。
ここで、第1連結板21の一端部21aは、他端部21bよりもタイヤ周方向の一方側に位置している。そして、第1連結板21の中間部分21cにおいて、一端部21aおよび他端部21bに各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の他方側に向けて凸となるように屈曲した第1屈曲部21g、21hが形成されている。これにより、第1連結板21の中間部分21cに形成された複数の湾曲部21d〜21fのうち、第1屈曲部21g、21hに連なる各第1湾曲部21d、21fは、タイヤ周方向の一方側に向けて凸となるように湾曲していて、両第1湾曲部21d、21f同士の間に位置する第2湾曲部21eは、タイヤ周方向の他方側に向けて凸となるように湾曲している。図示の例では、第1湾曲部21d、21fは、第2湾曲部21eよりも曲率半径が大きくなっている。また、第2湾曲部21eは、第1連結板21の中央部に配置されている。
一方、第2連結板22の一端部22aは、他端部22bよりもタイヤ周方向の他方側に位置している。そして、第2連結板22の中間部分22cにおいて、一端部22aおよび他端部22bに各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の一方側に向けて凸となるように屈曲した第2屈曲部22g、22hが形成されている。これにより、第2連結板22の中間部分22cに形成された複数の湾曲部22d〜22fのうち、第2屈曲部22g、22hに連なる各第3湾曲部22d、22fは、タイヤ周方向の他方側に向けて凸となるように湾曲していて、両第3湾曲部22d、22f同士の間に位置する第4湾曲部22eは、タイヤ周方向の一方側に向けて凸となるように湾曲している。図示の例では、第3湾曲部22d、22fは、第4湾曲部22eよりも曲率半径が大きくなっている。また、第4湾曲部22eは、第2連結板22の中央部に配置されている。
そして、各連結部材13の前記タイヤ側面視の形状は、図3に示されるように、この連結部材13のタイヤ周方向中央部を通りタイヤ径方向に沿って延びる中心線Lに対して線対称となっている。中心線Lは、両連結板21、22の各一端部21a、22aと前記軸線Oとを通っている。
すなわち、両連結板21、22の各長さは互いに同等とされるとともに、両連結板21、22の各他端部21b、22bは、前記タイヤ側面視で、取り付け体11の外周面において前記各一端部21a、22aとタイヤ径方向で対向する位置から前記軸線Oを中心にタイヤ周方向における一方側および他方側にそれぞれ同じ角度(例えば20°以上135°以下)ずつ離れた各位置に各別に連結され、また、第1湾曲部21d、21fおよび第3湾曲部22d、22fの各大きさが互いに同等とされ、第2湾曲部21eおよび第4湾曲部22eの各大きさが互いに同等とされ、第1屈曲部21g、21hおよび第2屈曲部22g、22hの各大きさが互いに同等とされている。
なお、前記角度を20°以上90°以下にすると、例えば、連結部材13の配設個数を多く確保しつつ、非空気入りタイヤ1の重量を低減させたり、タイヤ周方向で隣り合う両連結板21、22同士の干渉を防止したりすること等が可能になる。また、両連結板21、22の各他端部21b、22bは、取り付け体11の外周面におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に連結されている。
リング状体12は、タイヤ周方向に沿って多数個のリング分割体12aに分割されている。なお、リング分割体12aは金属材料で形成されるとともに、そのタイヤ径方向における大きさ、つまり厚さは両連結板21、22の厚さよりも厚くなっている。また、リング状体12の内周面12bを構成するリング分割体12aの裏面におけるタイヤ幅方向Hの両端部は窪んでいる。また、タイヤ周方向で隣り合うリング分割体12a同士の間にはタイヤ周方向の隙間が設けられている。さらに、1つの連結部材13における両連結板21、22の各一端部21a、22aは、1つのリング分割体12aの裏面におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に連結されている。
ここで、本実施形態では、両連結板21、22の各一端部21a、22aは、リング状体12に形成された挿通孔33内にタイヤ径方向の外側から差し込まれたボルト31によりリング状体12の内周面12bに連結されている。
図示の例では、両連結板21、22の各一端部21a、22aには、雌ねじが形成された雌ねじ部材32が各別に配設されるとともに、第1貫通孔が形成されている。そして、前記挿通孔33内に前述のように差し込まれたボルト31が、前記第1貫通孔を通って雌ねじ部材32の雌ねじにねじ込まれることにより、両連結板21、22の各一端部21a、22aが、雌ねじ部材32とリング状体12とでタイヤ径方向に挟み込まれてリング状体12の内周面12bに連結されている。
挿通孔33においてタイヤ径方向の外側に位置する外側部分はザグリ孔33aとされ、このザグリ孔33a内にボルト31の頭部が収納されている。つまり、ザグリ孔33aは、ボルト31の頭部を収納する凹部となっている。図示の例では、ザグリ孔33aはタイヤ径方向の内側に向かうに従い漸次縮径され、ボルト31は頭部が逆円錐台状に形成された皿ボルトとなっている。
雌ねじ部材32は、複数の雌ねじが形成された板体とされるとともに、ボルト31は複数設けられている。図示の例では、雌ねじ部材32は、タイヤ幅方向Hに長い平面視長方形状に形成され、雌ねじはタイヤ幅方向Hに間隔をあけて2つ形成されている。なお、前記第1貫通孔は、両連結板21、22の各一端部21a、22aにそれぞれ、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて2つ形成されている。
リング状体12内には、タイヤ周方向に沿って全周にわたって延在し、かつ多数個のリング分割体12aをタイヤ周方向に連結する弾性部材16が設けられている。弾性部材16は、例えば、金属材料、天然ゴムまたは/およびゴム組成物が加硫された加硫ゴム、あるいは熱可塑性材料等で形成されている。金属材料として、例えばアルミニウムやステンレス鋼等が挙げられる。熱可塑性材料として、例えば前述の熱可塑性エラストマー若しくは熱可塑性樹脂等が挙げられる。
図示の例では、弾性部材16は、リング状体12内におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に配設されている。また、弾性部材16においてタイヤ周方向で隣り合うリング分割体12a同士の間に位置する部分と、補強層15の内周面との間に、タイヤ径方向の隙間が設けられている。
弾性部材16は、タイヤ周方向に沿って多数個の弾性分割体16aに分割され、それぞれの弾性分割体16aは、タイヤ周方向に長い平面視長方形状の板体とされ、図5に示されるように、1つの弾性分割体16aが2つのリング分割体12aをタイヤ周方向に連結している。さらに、1つのリング分割体12aについて2つの弾性分割体16aが連結されることにより、弾性部材16がタイヤ周方向の全周にわたって延在し、多数個のリング分割体12aをタイヤ周方向の全周にわたって連結している。また、弾性分割体16aにおけるタイヤ周方向の両端部にはそれぞれ、タイヤ幅方向Hに間隔をあけて第2貫通孔が2つ形成されている。そして、前記挿通孔33に前述のように差し込まれたボルト31が、前記第1貫通孔および第2貫通孔を通って雌ねじ部材32の雌ねじにねじ込まれている。
さらに、本実施形態では、取り付け体11の外周面に、収納溝34がタイヤ周方向に間隔をあけて複数形成されており、両連結板21、22の各他端部21b、22bが、収納溝34内に配置されることにより取り付け体11に連結されている。
収納溝34は、取り付け体11の外周面におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に形成されるとともに、タイヤ幅方向Hの外側に向けて開口している。そして、両連結板21、22の各他端部21b、22bは、収納溝34を画成する壁面のうちタイヤ幅方向Hの外側を向く内側壁面に、タイヤ幅方向Hの外側から対向若しくは当接した状態で、取り付け体11におけるタイヤ幅方向Hの両端部に各別に連結されている。
また、収納溝34は、取り付け体11の外周面からその内部に向けて切り込む切り込み方向の前方に非貫通となっている。なお、この切り込み方向は、タイヤ径方向に対して傾斜する方向のうち、両連結板21、22の各他端部21b、22bそれぞれにおいて他端から前記一端部21a、22a側に向かう方向とほぼ一致している。また、取り付け体11の外周面において、タイヤ幅方向Hの一方の端部に位置する収納溝34と、タイヤ幅方向Hの他方の端部に位置する収納溝34と、では、タイヤ周方向に沿った形成位置が互いに異なっている。
さらに本実施形態では、図3に示されるように、取り付け体11に、収納溝34内に開口する雌ねじ部11cが形成され、両連結板21、22の各他端部21b、22bは、この雌ねじ部11cに螺着された固定ボルト35により収納溝34を画成する壁面に押し付けられて固定されている。前記雌ねじ部11cは、前記切り込み方向および両連結板21、22の各他端部21b、22bの表面に直交する方向に延在し、1つの収納溝34に対してタイヤ幅方向Hに間隔をあけて2つ配置されている。
以上説明したように、本実施形態による非空気入りタイヤ1によれば、第1連結板21および第2連結板22それぞれの中間部分21c、22cに、タイヤ周方向に湾曲する湾曲部21d〜21f、22d〜22fが複数形成されているので、この非空気入りタイヤ1に外力が加えられて取り付け体11とリング状体12とが相対的に変位したときに、この変位に応じてそれぞれの連結板21、22内で主として複数の湾曲部21d〜21f、22d〜22fが弾性変形することとなる。
これにより、非空気入りタイヤ1に加えられた外力を、各連結板21、22内で分散させ易くすることができるとともに、これらの両連結板21、22の柔軟性を向上させることが可能になる。
したがって、それぞれの連結板21、22内で局所的に大きな負荷が加わる部分が生ずるのを抑制することが可能になり、各連結板21、22の強度を向上させることができるとともに、衝撃力を吸収させ易くして良好な乗り心地性を具備させることができる。
さらに前述の作用効果のうち、各連結板21、22の強度を向上させることが可能になることから、例えば各連結板21、22の厚さを抑えても必要な強度が確保され易くなり、この非空気入りタイヤ1の軽量化を容易に図ることができる。
また、連結部材13が、前記側面視で前記中心線Lに対して線対称に形成されているので、この非空気入りタイヤ1におけるタイヤ周方向の一方側に沿うばね定数と他方側に沿うばね定数とで差が生ずるのを抑えることが可能になり、良好な操縦性を具備させることができる。
さらに、前記両連結板21、22それぞれにおいて、複数の湾曲部21d〜21f、22d〜22fのうち互いに隣り合う各湾曲部21d〜21f、22d〜22fの湾曲方向が、互いに逆向きになっているので、これらの連結板21、22を無理なく自然に湾曲させることが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、第1連結板21の中間部分21cに第1屈曲部21g、21hが形成され、第2連結板22の中間部分22cに第2屈曲部22g、22hが形成されているので、これらの連結板21、22を無理なく自然に湾曲させることが可能になるとともに、各連結板21、22の長さを長くしなくても、十分に柔軟性を具備させることができる。
また、リング状体12内に、タイヤ周方向に沿って延在し、かつ多数個のリング分割体12aをタイヤ周方向に連結する弾性部材16が設けられているので、リング状体12の変形量を規制することが可能になり、リング状体12を多数個のリング分割体12aに分割したことにより、このリング状体12の柔軟性が過度に高くなるのを抑制することができる。
したがって、接地面内での接地圧のばらつきを確実に抑えることができるとともに、リング状体12を多数個のリング分割体12aに分割したことによって、非空気入りタイヤ1の転がり抵抗が増大したり、あるいは両連結板21、22にかかる負荷が高くなったりするのを抑制することができる。
このうち、両連結板21、22にかかる負荷が高くなるのを抑制することが可能になることから、リング状体12を多数個のリング分割体12aに分割するために、両連結板21、22の曲げ剛性を高めてその耐久性を向上させる必要がなく、これらの連結板21、22の重量の増大を抑えることが可能になる。したがって、リング状体12を多数個のリング分割体12aに分割するのに伴い、非空気入りタイヤ1の重量が増大してしまうのを防ぐことができる。
さらに多数個のリング分割体12aが、剛体ではなく弾性部材16によってタイヤ周方向に連結されていることから、接地面積が大きく低減してしまうのを防ぐことが可能になるとともに、路面から受ける負荷が弾性部材16を介して非空気入りタイヤ1の広い範囲にわたって分散されることで局所的に大きな負荷が加わる部分が生ずるのを防ぐことが可能になり、耐久性を向上させることができる。
また本実施形態では、第1連結板21および第2連結板22の各他端部21b、22bが、収納溝34内に配置されることにより取り付け体11に連結されているので、例えば接合や接着等で両連結板21、22の各他端部21b、22bを取り付け体11の外周面に連結する場合と比べて、両連結板21、22の各他端部21b、22bを取り付け体11に高精度に取り付けることができるとともに、取り付けや取り外しを容易に行うことが可能になる。
さらに、このように両連結板21、22の各他端部21b、22bが、収納溝34内に配置されて取り付け体11に連結されているので、例えば接合や接着等で両連結板21、22の各他端部21b、22bを取り付け体11の外周面に連結する場合に比べて、取り付け体11の外周面に占める両連結板21、22の各他端部21b、22bの取り付け代を狭く抑えることが可能になる。したがって、連結部材13の個数や取り付け体11の外径を維持しつつ、前記取り付け代を広くして両連結板21、22の各他端部21b、22bと取り付け体11との連結強度を向上させることを容易に実現することができる。
さらにまた、収納溝34が前記切り込み方向の前方に非貫通となっているので、この非空気入りタイヤ1に例えば車体の重量等の外力が作用して取り付け体11とリング状体12とが相対的にタイヤ径方向に接近移動したときに、両連結板21、22の各他端部21b、22bを、収納溝34を画成する壁面のうち、前記切り込み方向の前側の端面に当接させることが可能になる。したがって、例えば接合や接着等で両連結板21、22の各他端部21b、22bを取り付け体11の外周面に連結する場合と比べて、両連結板21、22の各他端部21b、22bと取り付け体11との連結部分の耐久性およびその強度を向上させることができる。
また、収納溝34が、両連結板21、22の各他端部21b、22bそれぞれにおいて他端から前記一端部21a、22a側に向かう方向に沿って、取り付け体11の外周面から内部に向けて切り込んでいるので、両連結板21、22の各他端部21b、22bを収納溝34内に容易に進入させることが可能になり、この非空気入りタイヤ1の高コスト化を抑えることができる。さらに、両連結板21、22の各他端部21b、22bが平坦若しくは単一の円弧形状に形成されているので、両連結板21、22を容易に形成することが可能になり、非空気入りタイヤ1の高コスト化を確実に抑えることができる。
また本実施形態では、両連結板21、22の各他端部21b、22bが、取り付け体11に形成された雌ねじ部11cに螺着された固定ボルト35によって収納溝34を画成する壁面に押し付けられて固定されているので、この両連結板21、22の各他端部21b、22bが収納溝34から外れるのを確実に抑制することができる。
さらに本実施形態では、非空気入りタイヤ1に外力が作用して取り付け体11とリング状体12とが相対的にタイヤ幅方向Hに大きく変位し、両連結板21、22のうちの一方の他端部21b、22bが、収納溝34からタイヤ幅方向Hの外側に向けて位置ずれして外れようとしても、他方の他端部22b、21bが収納溝34の内側壁面に当接することにより、該一方の他端部21b、22bが収納溝34から外れるのを防ぐことができる。
また本実施形態では、タイヤ周方向で隣り合うリング分割体12a同士の間にタイヤ周方向の隙間が設けられているので、非空気入りタイヤ1の柔軟性を確実に高めることが可能になる。また、弾性部材16においてタイヤ周方向で隣り合うリング分割体12a同士の間に位置する部分と、補強層15の内周面との間に、タイヤ径方向の隙間が設けられているので、路面から受ける負荷を確実に両連結板21、22に伝達させることが可能になり、前述の作用効果が確実に奏されるとともに、リング状体12の外周面12c側にトレッド部材14や補強層15を容易に装着することができる。
さらに本実施形態では、弾性部材16が、タイヤ周方向に沿って多数個の弾性分割体16aに分割されているので、前述の作用効果を奏する弾性部材16を容易に形成することができるとともに、容易に装着することができる。
さらにまた、本実施形態では、リング状体12の外周面側に、その全周にわたってトレッド部材14が配設されているので、乗り心地性、グリップ性、および非空気入りタイヤ1の耐久性を確実に向上させることができる。
また本実施形態では、両連結板21、22の各一端部21a、22aが、リング状体12に形成された挿通孔33内にタイヤ径方向の外側から差し込まれたボルト31によりリング状体12の内周面12bに連結されているので、両連結板21、22の各一端部21a、22aとリング状体12の内周面12bとの連結およびその解除を容易に行うことが可能になり、この非空気入りタイヤ1の高コスト化を抑えることができる。
さらに、ボルト31の頭部が挿通孔33のザグリ孔33内に収納されているので、ボルト31の頭部がリング状体12の外周面12cから突出するのを防ぐことが可能になり、このボルト31の頭部と補強層15の内周面とが干渉するのを防ぐことができる。
また、ボルト31が雌ねじ部材32の雌ねじにねじ込まれることにより、両連結板21、22の各一端部21a、22aが、雌ねじ部材32とリング状体12とでタイヤ径方向に挟み込まれてリング状体12の内周面12bに連結されているので、両連結板21、22の各一端部21a、22aをリング状体12の内周面12bに強固に連結することができる。
さらに、雌ねじ部材32が、複数の雌ねじが形成された板体とされるとともに、ボルト31が複数設けられているので、両連結板21、22の各一端部21a、22aとリング状体12の内周面12bとの連結強度を高めるためにボルト31を複数用いたことによる雌ねじ部材32の個数の増大を防ぐことが可能になる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1連結板21における湾曲部21d〜21fの湾曲方向および第1屈曲部21g、21hの屈曲方向、並びに第2連結板22における湾曲部22d〜22fの湾曲方向および第2屈曲部22g、22hの屈曲方向は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
例えば、前記実施形態で示した弾性部材16に代えて、例えばスチール等で形成されるとともにタイヤ周方向に沿って延設された束線、単線若しくは撚り線、またはタイヤ周方向に沿って延設されたコイルスプリングを採用してもよい。
また、前記実施形態で示した弾性部材16の配設位置は、リング状体12内において多数個のリング分割体12aをタイヤ周方向に連結することが可能な位置であれば、例えばリング状体12の内周面12bにおけるタイヤ幅方向Hの中央部にする等、適宜変更してもよい。
また、弾性部材16は、タイヤ周方向に沿って全周にわたって連続して延在させてもよい。
また、前記実施形態では、連結部材13として第1連結板21および第2連結板22をそれぞれ1つずつ備えた構成を示したが、これに代えて、1つの連結部材13に第1連結板21および第2連結板22がそれぞれ複数ずつ、互いのタイヤ幅方向Hの位置を異ならせて備えられた構成を採用してもよい。
また、連結部材13を、取り付け体11とリング状体12との間にタイヤ幅方向Hに沿って複数設けてもよい。
さらに、第1連結板21および第2連結板22を形成する材質は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
また、第1連結板21および第2連結板22それぞれの他端部21b、22bは、前記実施形態に代えて例えば、取り付け体11の外周面において前記軸線Oをタイヤ径方向で挟んで互いに反対となる各位置に各別に連結してもよいし、あるいは、取り付け体11の外周面において、第1連結板21および第2連結板22の各一端部21a、22aにタイヤ径方向で対向する位置等に連結してもよい。
さらにまた、前記実施形態に代えて、補強層15を、接着剤等を介してその内周面をリング状体12の外周面12cに接着し外周面をトレッド部材14の内周面に接着して固定してもよい。また、補強層15は設けなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、1つの連結部材13における両連結板21、22の各一端部21a、22aを、1つのリング分割体12aに連結したが、タイヤ周方向で互いに隣接する複数個のリング分割体12aに跨って連結してもよい。
また、前記実施形態に代えて、両連結板21、22の各一端部21a、22aを、リング状体12の内周面12bにタイヤ周方向位置を互いに異ならせて連結してもよい。
さらに、前記実施形態では、両連結板21、22の各一端部21a、22aを、リング状体12に形成された挿通孔33内にタイヤ径方向の外側から差し込まれたボルト31によりリング状体12の内周面12bに連結したが、これに代えて例えば接合や接着等によりリング状体12の内周面12bに連結してもよい。また、リング状体12に、挿通孔33に代えて雌ねじを形成し、この雌ねじにボルト31をタイヤ径方向の内側からねじ込むことで、両連結板21、22の各一端部21a、22aをリング状体12の内周面12bに連結してもよい。
また、ザグリ孔33aを有しない挿通孔33を採用してもよく、ボルト31は皿ボルトに限らず適宜選択してもよい。
さらに、雌ねじ部材32は前記実施形態に限らず例えばナットにする等適宜選択してもよい。また、雌ねじ部材32を設けずに、両連結板21、22の各一端部21a、22aに雌ねじを形成し、この雌ねじにボルト31をねじ込んで、両連結板21、22の各一端部21a、22aをリング状体12の内周面12bに連結してもよい。
また、前記実施形態では、取り付け体11に雌ねじ部11cを形成し、この雌ねじ部11cに固定ボルト35を螺着したが、雌ねじ部11cおよび固定ボルト35を有しない構成を採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、取り付け体11の外周面に収納溝34を形成したが、この収納溝34を形成せずに、両連結板21、22の各他端部21b、22bを例えば接合や接着等により取り付け体11の外周面に連結してもよい。
また、前記実施形態では、収納溝34を前記切り込み方向の前方に非貫通としたが、貫通させてもよい。さらに収納溝34をタイヤ幅方向Hの外側に向けて開口させたが閉塞させてもよいし、また収納溝34は、取り付け体11の外周面であればタイヤ幅方向Hの両端部に限らずその形成位置は適宜変更してもよい。
さらに、リング状体12および弾性部材16はタイヤ周方向に沿って多数個に分割させなくてもよい。
また、前記実施形態では、タイヤ周方向で隣り合うリング分割体12a同士の間にタイヤ周方向の隙間を設けたが、タイヤ周方向で隣り合うリング分割体12aの周端縁同士を互いに近接若しくは当接させてもよい。
さらに、リング状体12の外周面12c側にトレッド部材14を設けなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験を実施した。
実施例として、図1から図6で示した非空気入りタイヤ1を採用し、また比較例として、非空気入りタイヤ1において、連結部材13に代えて、複数の湾曲部21d〜21f、22d〜22fを有しない連結部材を有する構成を採用した。そして、これらの実施例および比較例のタイヤのサイズはともに145/80R13とした。
そして、比較例を評価基準(100)として、実施例の非空気入りタイヤ1について、乗り心地性および連結部材の強度を指数で評価した。
乗り心地性については、ドライバーによるフィーリングにより評価し、連結部材の強度については、第1連結板および第2連結板に加わる応力の最大値に基づいて評価した。
結果を表1に示す。
この表においては数値が大きいほど良好であることを示している。
Figure 0005622400
この結果、実施例の非空気入りタイヤ1では、乗り心地性や連結部材の強度を向上させることができることが確認された。
乗り心地性や連結部材の強度を向上させることができる。
1 非空気入りタイヤ
11 取り付け体
12 リング状体
13 連結部材
21 第1連結板
22 第2連結板
21a、22a 一端部
21b、22b 他端部
21c、22c 中間部分
21d〜21f、22d〜22f 湾曲部
21g、21h 第1屈曲部
22g、22h 第2屈曲部
H タイヤ幅方向
L 中心線
O 軸線

Claims (2)

  1. 車軸に取り付けられる取り付け体と、
    該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、
    これらの取り付け体とリング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設された連結部材と、が備えられた非空気入りタイヤであって、
    前記連結部材は、取り付け体とリング状体とを連結する第1連結板および第2連結板を備えるとともに、
    これらの両連結板それぞれにおいて、前記リング状体に連結された一端部と、前記取り付け体に連結された他端部と、の間に位置する中間部分に、タイヤ周方向に湾曲する湾曲部が、このタイヤをその軸線方向から見たタイヤ側面視で、当該連結板が延びる方向に沿って複数形成されるとともに、これらの湾曲部のうち互いに隣り合う各湾曲部の湾曲方向が互いに逆向きとされ、
    前記連結部材は、前記側面視において、該連結部材のタイヤ径方向に沿って延びる中心線に対して線対称に形成され、
    複数の前記湾曲部は、前記側面視で、前記中間部分において、前記一端部および前記他端部に各別に連なる接続部分を除く全域にわたって形成され
    前記接続部分には、タイヤ周方向に屈曲する屈曲部が形成され、
    前記屈曲部が前記側面視でタイヤ周方向に凸となる向きと、複数の前記湾曲部のうち、この屈曲部に連なる湾曲部が前記側面視でタイヤ周方向に凸となる向きと、が互いに逆向きになっていることを特徴とする非空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の非空気入りタイヤであって、
    前記第1連結板の一端部は、他端部よりもタイヤ周方向の一方側に位置し、
    前記第2連結板の一端部は、他端部よりもタイヤ周方向の他方側に位置し、
    前記第1連結板の中間部分において、前記一端部および他端部に各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の他方側に向けて凸となるように屈曲した第1屈曲部が形成され、
    前記第2連結板の中間部分において、前記一端部および他端部に各別に連なる接続部分にはそれぞれ、タイヤ周方向の一方側に向けて凸となるように屈曲した第2屈曲部が形成されていることを特徴とする非空気入りタイヤ。
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