JP5621969B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に係り、詳しくは、ディーゼルパティキュレートフィルタに堆積した微粒子状物質を強制的に除去するディーゼルパティキュレートフィルタの強制再生技術に関する。
ディーゼルエンジンの排気を浄化する排気後処理装置として、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)が知られている。DPFは、排気通路に設けられ、排気中の微粒子状物質(パティキュレートマター、以下、PMという)を捕集するものである。そして、DPFに捕集されて堆積したPMを除去するために、DPFの上流に酸化触媒を設け、この酸化触媒に未燃燃料を流入させて酸化反応を起こさせ、これに伴う反応熱により排気温度を上昇させDPFに捕集されたPMを燃焼・除去させることでDPFを強制的に再生させる技術が知られている。
例えば、強制再生の開始から所定期間に亘り、メイン噴射後の膨張行程等でポスト噴射を行い、ポスト噴射により発生した未燃燃料をDPFの上流側に位置する酸化触媒で燃焼させ、DPFの入口温度を所定温度に保持した後、DPFの出口温度を上記所定温度よりも高い温度となるように強制再生をフィードバック制御するようにし、DPFの中心部に堆積したPMを徐々に燃焼させることでPMの急速な燃焼によるDPFの過昇温を防止し、所定期間の経過後にPMが減少しDPFが過昇温するおそれが解消された後に、DPFの出口温度を高めの所定温度よりも高い温度に保持することで引き続きDPFの過昇温を防止しつつDPFの周辺部に堆積したPMを燃え残りなく確実に燃焼除去する技術が知られている(特許文献1)。
特開2008−133764号公報
このように、上記特許文献1の内燃機関の排気浄化装置では、強制再生の開始から予め試験等により決定された所定期間に亘りDPFの入口温度を所定温度で保持した後に、DPFの出口温度を所定温度よりも高い温度とし、DPFに堆積したPMを過昇温の発生を抑制し、確実に燃焼除去するようにしている。
しかしながら、DPFに堆積するPMの堆積量は、内燃機関の運転状況や強制再生の間隔により大きく異なる。
このことより、予め再生処理期間や再生温度を設定するとPMの堆積量が少ない場合には堆積したPMが完全に燃焼除去された後も強制再生が継続して行われることとなる。また、PMの堆積量が多い場合にはPMの急激な燃焼によりDPFに過昇温が生じる可能性がある。
従って、PMの完全燃焼後の強制再生の継続は、ポスト噴射期間の継続であり、燃費の悪化、更にはポスト噴射によりシリンダ壁面への燃料の付着量が増え、シリンダに付着した燃料と潤滑油が混ざり潤滑油の燃料希釈、所謂オイルダイリューションが発生する。また、DPFの過昇温は、DPFの劣化を早めることとなりいずれも好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、PMの堆積量に応じて最適な強制再生条件とし、燃費の悪化及びオイルダイリューションを低減しつつ、過昇温によるDPFの劣化を防止することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の内燃機関の排気浄化装置では、内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の微粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタを昇温させて該フィルタに堆積した微粒子状物質を燃焼させ該フィルタを強制再生させる強制再生手段と、前記フィルタの出口温度を検出する出口温度検出手段と、前記フィルタに堆積した微粒子状物質の総堆積量を算出する総堆積量算出手段と、前記強制再生を実行する際の目標再生温度と、該目標再生温度に対応する前記微粒子状物質の基準堆積量とが複数設定され、前記総堆積量が該基準堆積量のいずれかに達すると、対応した該目標再生温度に前記フィルタを昇温させ段階的に強制再生を実行する強制再生制御手段とを備え、前記強制再生制御手段は、更に前記出口温度検出手段にて検出される出口温度に基づいて、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差より小さければ前記フィルタに過昇温が発生していないと判定し、次回の強制再生時の再生条件のうち該目標再生温度に対応する前記基準堆積量に所定量を加算するよう変更し、前記段階的な強制再生における過昇温の発生していない各段階の開始を早めることで処理時間を短縮するよう補正することを特徴とする。
た、請求項の内燃機関の排気浄化装置では、請求項において、前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差以上であれば前記フィルタに過昇温が発生したとして、該温度偏差が該所定温度偏差となった時点での総堆積量と該目標再生温度に対応する前記基準堆積量との偏差より補正量を算出し、次回の強制再生時に該基準堆積量より該補正量を減算して前記段階的な強制再生における過昇温の発生した各段階の開始を遅らせることを特徴とする。
また、請求項の内燃機関の排気浄化装置では、請求項1において、前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差より小さければ、次回の強制再生時に該目標再生温度に第1の所定温度を加算することを特徴とする。
また、請求項の内燃機関の排気浄化装置では、請求項1或いはにおいて、前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差以上であれば、次回の強制再生時に該目標再生温度より第2の所定温度を減算することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、強制再生を実行する目標の温度である目標再生温度と、目標再生温度に対応し目標再生温度を切り換える微粒子状物質の堆積量である基準堆積量とが複数設定され、総堆積量算出手段にて算出される総堆積量が複数設定される基準堆積量のいずれかに達すると、基準堆積量に対応した目標再生温度にフィルタを昇温させ強制再生を実行し、総堆積量の推移に応じて目標再生温度を段階的に高温側に切り換え、更に出口温度検出手段にて検出される出口温度に基づいて、目標再生温度と出口温度との偏差が所定温度偏差より小さければフィルタに過昇温が発生していないと判定し、次回実施される強制再生時のうち該目標再生温度に対応する基準堆積量に所定量を加算するよう変更し、段階的な強制再生における過昇温の発生していない各段階の開始を早めることで処理時間を短縮するよう補正する。
これにより、フィルタの出口温度によって次回の強制再生の再生条件を最適にすることができ、強制再生に用いる燃料の量を最適にすることができるので、燃費の悪化を抑制しつつ、オイルダイリューションを抑制することができる。また、フィルタの出口温度によって次回の強制再生の再生条件を最適にすることができ、フィルタでの過昇温の発生を抑制することができるので、DPFの劣化を防止することができる。
特に、目標再生温度と出口温度との偏差である温度偏差が所定温度偏差より小さければ、その目標再生温度に対応する基準堆積量に所定量を加算しており、次回の強制再生時には微粒子状物資の堆積量に対して今回の再生よりも目標再生温度を高温側に早期に切り換えることができるので、強制再生の期間を短縮することができる。
これにより、強制再生に用いる燃料の量を低減することができるので、燃費の悪化を抑制しつつ、オイルダイリューションを抑制することができる。
また、請求項の発明によれば、目標再生温度と出口温度との偏差である温度偏差が所定温度偏差以上であればフィルタに過昇温が発生したとして、圧力差検出手段にて検出される圧力差に基づいて温度偏差が所定温度偏差となった時点での微粒子状物質の堆積量である過昇温時推定堆積量を算出し、目標再生温度での基準堆積量と過昇温時推定堆積量との偏差である堆積量偏差より補正量を算出し、次回の強制再生時にはその目標再生温度に対応する基準堆積量より補正量を減算して段階的な強制再生における過昇温の発生した各段階の開始を遅らせる。
これにより、フィルタの出口温度が目標再生温度よりも所定温度偏差以上高くなる過昇温が発生すると、目標再生温度での基準堆積量より補正量を減算して段階的な強制再生における過昇温の発生した各段階の開始を遅らせ、フィルタに堆積している微粒子状物質が少なくなるまで目標再生温度を高温側に切り換わらないようにしているので、次回よりフィルタの過昇温が発生することを防止し、フィルタの劣化を防止することができる。
また、請求項の発明によれば、目標再生温度と出口温度との偏差である温度偏差が所定温度偏差より低ければ、目標再生温度に第1の所定温度を加算しており、次回の強制再生時には強制再生の温度を高くすることができるので、フィルタに堆積した微粒子状物資を短期間に燃焼することができ、強制再生の期間を短縮することができる。
これにより、強制再生に用いる燃料の量を低減することができるので、燃費の悪化を抑制しつつ、オイルダイリューションを抑制することができる。
また、請求項の発明によれば、目標再生温度と出口温度との偏差である温度偏差が所定温度偏差以上であれば、目標再生温度に第2の所定温度を減算しており、次回の強制再生時には強制再生の温度を低くすることができるので、次回より強制再生時のフィルタの過昇温を防止し、フィルタを保護することができる。
本発明に係る内燃機関の排気浄化装置が適用されたエンジンの全体構成図である。 本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装置の通常の強制再生処理を時系列で示す図である。 本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。 本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの残部である。 本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御において一例としてステップBにて過昇温のない場合の強制再生処理を時系列で示す図である。 本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御において一例としてステップBにて過昇温のある場合の強制再生処理を時系列で示す図である。 本発明の第1実施例に係る堆積量偏差と補正量との関係を示す図である。 本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの一部である。 本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの残部である。 本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御において一例としてステップBにて過昇温のない場合の強制再生処理を時系列で示す図である。 本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御において一例としてステップBにて過昇温のある場合の強制再生処理を時系列で示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置が適用されたエンジン(内燃機関)1の全体構成図を示している。図2は、通常の強制再生処理を時系列で示している。なお、図2の上段はPM堆積量の変化と目標再生温度の基準堆積量を、下段は各基準堆積量での目標再生温度の変化を示し、ステップA,B,Cは目標再生温度が一定である強制再生処理の範囲を示している。
エンジン1は、例えばコモンレール式直列多気筒のディーゼルエンジンである。エンジン1のシリンダヘッド2には、燃焼室3に臨んで電磁式の燃料噴射ノズル4が気筒毎に設けられている。各燃料噴射ノズル4は高圧パイプ5によりコモンレール6に接続されるとともに、コモンレール6は高圧パイプ7を介して高圧ポンプ8に接続されている。高圧ポンプ8は燃料タンク9に貯留された燃料(軽油)をコモンレール6に供給する機能を有しており、コモンレール6に供給された燃料は高圧の状態で蓄えられ、各燃料噴射ノズル4から燃焼室3内に噴射される。
シリンダヘッド2には、気筒毎に燃焼室3と連通する吸気ポート10及び排気ポート11がそれぞれ形成されており、吸気ポート10には吸気管12が、排気ポート11には排気管13が接続されている。また、シリンダヘッド2には、吸気ポート10を開閉する吸気バルブ14と、排気ポート11を開閉する排気バルブ15とが設けられている。
吸気管12には、吸入空気量を調節する電磁式の吸気絞り弁16と、その上流側に吸気流量を検出するエアフローセンサ17が設けられている。
排気管13と吸気管12との間には、電磁開閉弁であるEGR弁19を備えたEGR管18が設けられている。EGR管18は、一端が排気ポート11近傍で排気管13に接続される一方、他端が吸気ポート10近傍で吸気管12に接続され、排気管13と吸気管12とを連通する。
排気管13には、上流側から順番に、ディーゼル酸化触媒(以下、DOCという)20、DPF(フィルタ)21が連通するように設けられている。DOC20は、例えば、筒状のケースの中に第1の酸化触媒22及び第2の酸化触媒23が収容されて形成されている。第1の酸化触媒22は排気上流側に設けられ、第2の酸化触媒23は第1の酸化触媒22と間隔をおいて下流側に設けられている。第1の酸化触媒22及び第2の酸化触媒23は、通路を形成する多孔質の壁にプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の触媒貴金属を担持して形成されており、排気中のCO及びHCを酸化させてCO及びHOに変換させるとともに、排気中のNOを酸化させてNOを生成する機能を有する。
DPF21は、例えば、ハニカム担体の通路の上流側及び下流側を交互にプラグで閉鎖して、排気中のPMを捕集する機能を有しており、さらに、通路を形成する多孔質の壁にプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の触媒貴金属を担持して形成されている。
また、第1の酸化触媒22と第2の酸化触媒23との間には、第1の酸化触媒22を通過した直後の排気温度を検出する排気温度センサ24が備えられている。DPF21の下流側には、DPF21通過直後の排気温度を検出する排気温度センサ(出口温度検出手段)25が設けられている。更に、DPF21の上流側と下流側との差圧を検出する差圧センサ(圧力差検出手段)26が設けられている。
電子コントロールユニット(以下、ECUという、総堆積量算出手段、強制再生制御手段)30は、エンジン1の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
ECU30の入力側には、上述したエアフローセンサ17、排気温度センサ24,25及び差圧センサ26の他に、エンジン1のクランク角を検出するクランク角センサ31、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルポジションセンサ32、及び車速を検出する車速センサ33等が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU30の出力側には、燃料噴射ノズル4、吸気絞り弁16及びEGR弁19等の各種出力デバイスが接続されており、これら各種出力デバイスには各種センサ類からの検出情報に基づきECU30において演算された燃料噴射量、燃料噴射時期及びEGR量等がそれぞれ出力され、これにより、適正なタイミングで吸気絞り弁16、燃料噴射ノズル4及びEGR弁19等の制御が実施される。
また、上記のようにDPF21の上流にDOC20が配置されていると、通常のエンジン運転時には、DOC20において生成されたNOがDPF21に流入し、DPF21に捕集され堆積しているPM中の炭素成分である煤と反応してこれを酸化させる。酸化した煤はCOとなり、DPF21から除去され、これによりDPF21が連続的に再生される連続再生が行われる。
一方、エンジン1の運転状況によっては、上記連続再生だけではDPF21の再生が十分に行われない場合がある。そこで、ECU30は、図2に示すように、差圧センサ26にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量を算出する。算出された総堆積量が予め実験にて設定され、エンジン1のバラツキ及び運転パターンのバラツキ等を考慮し、複数(本実施形態では3つ)設定された目標再生温度を切り換えるタイミングとなる堆積量である基準堆積量(図2の(i),(ii),(iii),(iv)に該当)のいずれかとなると、基準堆積量に対応した強制再生温度の目標値である目標再生温度(図2のT1,T2,T3に該当)となるように強制再生温度を昇温させる。強制再生温度を総堆積量に応じて段階的に昇温させることにより強制的にPMを燃焼除去させる強制再生を行うようにもしている。
当該強制再生は、エンジン1の運転時における燃料の主噴射の後の例えば膨張行程以降に強制再生温度となるように燃料のポスト噴射(副噴射)を行い、未燃燃料(HC、CO等)を含んだ排気を排気管13に排出させることによって行われる。排気中に混入された未燃燃料は、DOC20に流入して酸化され、酸化の反応熱によって排気温度を上昇させる。これにより、高温の排気が排気下流側のDPF21に流入して当該DPF21に堆積したPMを加熱し燃焼させ、DPF21を強制的に再生させることが可能である(強制再生手段)。
ところで、予め実験等にて設定された設定値にエンジン1のバラツキや運転パターンのバラツキを考慮して、DPF21にて過昇温が発生しないような強制再生温度及び再生時間となるように基準堆積量が設定されている。このように基準堆積量は、各種のバラツキを考慮しているため、過昇温が発生しないように強制再生温度が低く設定され、DPF21に堆積したPMを完全に除去できるように再生時間が長く設定されており、燃費が悪化するという問題がある。
[第1実施例]
そこで、本発明の第1実施例に係る内燃機関の排気浄化装置では、このような問題点を解消しつつ強制再生を行うようにしており、以下、本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御内容について説明する。
図3は、本発明の第1実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの一部を示し、図4は、強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの残部を示している。図5は、一例として過昇温のない場合の強制再生処理を時系列で示し、図6は、一例として過昇温のある場合の強制再生処理を時系列で示している。なお、図5及び図6の上段はPM堆積量の変化と目標再生温度の基準堆積量を、下段は各基準堆積量での目標再生温度の変化を示し、ステップA,B,Cは目標再生温度が一定である強制再生処理の範囲を示している。また、上段の実線は補正前PM堆積量を、二点鎖線は補正後PM堆積量を示し、下段の実線は目標再生温度、破線は実再生温度、一点鎖線が補正後目標再生温度をそれぞれ示している。図7は、堆積量偏差と補正量との関係を示す。
図3及び図4に示すように、始めにステップS10では、差圧センサ26にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量が予め実験等により設定された基準堆積量a以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で総堆積量が基準堆積量a以上であれば、ステップS12に進み、判別結果が偽(No)で総堆積量が基準堆積量aより少なければ、再度ステップS10の処理を行う。
ステップS12では、目標再生温度T1で図5或いは図6に記載のステップAの強制再生処理を開始する(図5及び図6の(i)に該当)。そして、ステップS14に進む。
ステップS14では、差圧センサ26にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量が予め実験等により設定された基準堆積量b以下になったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で総堆積量が基準堆積量b以下になっていれば、ステップS16に進み、判別結果が偽(No)で総堆積量が基準堆積量b以下になっていなければ、再度ステップS14の処理を行う。
ステップS16では、目標再生温度T2で図5或いは図6に記載のステップBの強制再生処理を開始する(図5及び図6の(ii)に該当)。そして、ステップS18に進む。
ステップS18では、排気温度センサ25にて検出される温度である実再生温度Txから現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の目標再生温度T2を減算し、温度偏差ΔTを算出する。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、ステップS18にて算出された温度偏差ΔTが予め実験等により設定された所定温度偏差以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で温度偏差ΔTが所定温度偏差以上であれば、DPF21が過昇温しているとして、ステップS22に進み、判別結果が偽(No)で温度偏差ΔTが所定温度偏差より小さければ、ステップS34に進む。
ステップS22では、温度偏差ΔTが所定温度偏差以上となった、即ち、DPF21で過昇温が発生した時点のDPF21におけるPMの堆積量である過昇温時総堆積量Dxを算出する(図6(v)に該当)。そして、ステップS24に進む。
ステップS24では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の基準堆積量bからステップS22で算出した過昇温時総堆積量Dxを減算して、堆積量偏差ΔDを算出する。そして、ステップS26に進む。
ステップS26では、図7の堆積量偏差と補正量との関係図とステップS24にて算出した堆積量偏差ΔDより、補正量xを算出する。そして、ステップS28に進む。
ステップS28では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の基準堆積量bからステップS26で算出した補正量xを減算して、補正後基準堆積量b”を算出する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップB)の目標再生温度を切り換える基準堆積量をステップS28で算出した補正後基準堆積量b”としステップAをステップA”として強制再生時間を延長する(図6(ii")に該当)。そして、ステップS32に進む。
ステップS32では、強制再生処理を終了し(図5及び図6の(iv)に該当)、当該ルーチンより抜ける。
次に、ステップS34では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の基準堆積量bに予め実験等により設定された所定量を加算して、補正後基準堆積量b’を算出する。そして、ステップS36に進む。
ステップS36では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップB)の目標再生温度を切り換える基準堆積量をステップS34で算出した補正後基準堆積量b’とし強制再生処理ステップAをステップA’として強制再生時間を短縮する(図5(ii')に該当)。そして、ステップS38に進む。
ステップS38では、差圧センサ27にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量が予め実験等により設定された基準堆積量c以下になったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で総堆積量が基準堆積量c以下になっていれば、ステップS40に進み、判別結果が偽(No)で総堆積量が基準堆積量c以下になっていなければ、ステップS18へ戻る。
ステップS40では、目標再生温度T3で図5或いは図6に記載のステップCの強制再生処理を開始する(図5及び図6の(iii)に該当)。そして、ステップS42に進む。
ステップS42では、排気温度センサ25にて検出される温度である実再生温度Txから現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の目標再生温度T3を減算し、温度偏差ΔTを算出する。そして、ステップS44に進む。
ステップS44では、ステップS42にて算出されて温度偏差ΔTが予め実験等により設定された所定温度偏差以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で温度偏差ΔTが所定温度偏差以上であれば、DPF21が過昇温しているとして、ステップS46に進み、判別結果が偽(No)で温度偏差ΔTが所定温度偏差より小さければ、ステップS56に進む。
ステップS46では、温度偏差ΔTが所定温度偏差以上となった、即ち、DPF21で過昇温が発生した時点のDPF21におけるPMの堆積量である過昇温時総堆積量Dxを算出する。そして、ステップS48に進む。
ステップS48では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の基準堆積量cからステップS46で算出した過昇温時総堆積量Dxを減算して、堆積量偏差ΔDを算出する。そして、ステップS50に進む。
ステップS50では、図7の堆積量偏差と補正量との関係図とステップS48にて算出した堆積量偏差ΔDより、補正量xを算出する。そして、ステップS52に進む。
ステップS52では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の基準堆積量cからステップS50で算出した補正量xを減算して、補正後基準堆積量c”を算出する。そして、ステップS54に進む。
ステップS54では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップc)の目標再生温度を切り換える基準堆積量をステップS52で算出した補正後基準堆積量c”としステップBの強制再生時間を延長する。そして、ステップS32へ戻る。
次に、ステップS56では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の基準堆積量cに予め実験等により設定された所定量を加算して、補正後基準堆積量c’を算出する。そして、ステップS58に進む。
ステップS58では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップC)の目標再生温度を切り換える基準堆積量をステップS56で算出した補正後基準堆積量c’とし強制再生処理ステップBの強制再生時間を短縮する。そして、ステップS60に進む。
ステップS60では、差圧センサ26にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量が予め実験等により設定された基準堆積量d以下になったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で総堆積量が基準堆積量d以下になっていれば、ステップS32へ戻り、判別結果が偽(No)で総堆積量が基準堆積量d以下になっていなければ、ステップS42へ戻る。
このように、本発明の第1実施例に係る内燃機関の排気浄化装置によれば、強制再生処理時に実再生温度Txから目標再生温度を減算して算出される温度偏差ΔTが所定温度偏差以上である場合には、DPF21で過昇温が発生したとして、次回の強制再生時には過昇温が発生したステップの開始を遅らせ強制再生時間を延長するようにしている。また、温度偏差ΔTが所定温度偏差より小さい場合には、過昇温が発生していないとして次回の強制再生時には過昇温の発生していないステップの開始を早め強制再生時間を短縮するように強制再生条件の切り換えを行い最適な処理時間で強制再生を行うようにしている。
従って、強制再生を実行する毎に最適な処理時間で強制再生処理を行うことができ、強制再生に用いる燃料の量を最適にすることができるので、燃費の悪化を抑制しつつ、オイルダイリューションを抑制することができる。
また、本実施例では、前回の強制再生時の実再生温度Txと目標再生温度との温度偏差ΔTに基づいて強制再生時間の補正を行なうので、事前にDPF21にて過昇温が発生しないように再生条件を設定することが可能となる。更に、目標再生温度を低い値から順次高くなるように切換えており、再生途中で過昇温になった場合には、次のステップに移行せずに強制再生を終了させるので、例え強制再生初期に過昇温が発生したとしてもDPF21の保護を確実に図ることができ、過昇温によるDPF21の劣化を防止することができる。
[第2実施例]
次に本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御内容について説明する。
図8は、本発明の第2実施例に係る強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの一部を示し、図9は、強制再生処理条件の切換制御ルーチンを示すフローチャートの残部を示している。図10は、一例として過昇温のない場合の強制再生処理を時系列で示し、図11は、一例として過昇温のある場合の強制再生処理を時系列で示している。なお、図10及び図11の上段はPM堆積量の変化と目標再生温度の基準堆積量を、下段は各基準堆積量での目標再生温度の変化を示し、ステップA,B,Cは目標再生温度が一定である強制再生処理の範囲を示している。また、上段の実線は補正前PM堆積量を、二点鎖線は補正後PM堆積量を示し、下段の実線は目標再生温度、破線は実再生温度、一点鎖線が補正後目標再生温度をそれぞれ示している。
第2実施例では、上記第1実施例に対して、強制再生条件を基準堆積量の補正から目標再生温度の補正に変更しており、以下に上記第1実施例と異なる点に付いて説明する。
図8及び図9に示すように、ステップS10〜S20では、第1実施例と同様にDPF21に堆積しているPMの総堆積量より強制再生を開始(ステップA)し、総堆積量が基準堆積量bとなると目標再生温度をT2とする(ステップB)。また、排気温度センサ25にて検出される温度である実再生温度Txから目標再生温度T2を減算して温度偏差ΔTを算出する。当該温度偏差ΔTが予め実験等により設定された所定温度偏差以上か、否かを判別し、判別結果が真(Yes)で温度偏差ΔTが所定温度偏差以上であれば、DPF21が過昇温しているとして、ステップS22’に進み、判別結果が偽(No)で温度偏差ΔTが所定温度偏差より小さければ、ステップS34’に進む。
ステップS22’では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の目標再生温度T2から第2の所定温度を減算して補正後目標再生温度T2"を算出する。そして、ステップS30’に進む。
ステップS30’では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップB)の目標再生温度をステップS22’にて算出した補正後目標再生温度T2"としステップBをステップB”として強制再生温度を低下させる(図11(ii)〜(iii")に該当)。そして、ステップS32に進む。
次に、ステップS34’では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップB)の目標再生温度T2に第1の所定温度を加算して補正後目標再生温度T2'を算出する。そして、ステップS36’に進む。
ステップS36’では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップB)の目標再生温度をステップS34’にて算出した補正後目標再生温度T2'としステップBをステップB’として強制再生温度を上昇させる(図10(ii)〜(iii')に該当)。そして、ステップS38に進む。
ステップS38〜S44までは、第1実施例と同様に、DPF21に堆積しているPMの総堆積量が基準堆積量cとなると目標再生温度をT3とする(ステップC)。また、排気温度センサ25にて検出される温度である実再生温度Txから目標再生温度T3を減算して温度偏差ΔTを算出する。当該温度偏差ΔTが予め実験等により設定された所定温度偏差以上か、否かを判別し、判別結果が真(Yes)で温度偏差ΔTが所定温度偏差以上であれば、DPF21が過昇温しているとして、ステップS46’に進み、判別結果が偽(No)で温度偏差ΔTが所定温度偏差より小さければ、ステップS56’に進む。
ステップS46’では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の目標再生温度T3から第2の所定温度を減算して補正後目標再生温度T3"を算出する。そして、ステップS54’に進む。
ステップS54’では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップC)の目標再生温度をステップS46’にて算出した補正後目標再生温度T3"として強制再生温度を低下させる。そして、ステップS32に進む。
次に、ステップS56’では、現在の強制再生処理のステップ(ここではステップC)の目標再生温度T3に第1の所定温度を加算して補正後目標再生温度T3'を算出する。そして、ステップS58’に進む。
ステップS58’では、次回の強制再生時に現ステップと同一のステップ(ここではステップC)の目標再生温度をステップS56’にて算出した補正後目標再生温度T3'として強制再生温度を上昇させる。そして、ステップS60に進む。
このように、本発明の第2実施例に係る内燃機関の排気浄化装置によれば、排気温度センサ25にて検出される温度である実再生温度Txから目標再生温度を減算して温度偏差ΔTを算出する。当該温度偏差ΔTが所定温度偏差以上であれば、過昇温しているとして目標再生温度から第2の所定温度を減算して補正後目標再生温度を算出し、温度偏差ΔTが所定温度偏差より低ければ目標再生温度に第1の所定温度を加算して補正後目標再生温度を算出し、次回の強制再生時には目標再生温度を補正後目標再生温度として強制再生を行うようにしている。
従って、過昇温が発生していない場合には、再生温度を高くしてDPF21に堆積したPMを短期間に燃焼することで強制再生処理時間を短縮し、過昇温が発生した場合には、再生温度を低くして過昇温が発生しないようにしているので、最適な処理時間で強制再生処理を行うことができ、強制再生に用いる燃料の量を最適にすることができるので、第1実施例と同様に燃費の悪化を抑制しつつ、オイルダイリューションを抑制することができる。
また、第1実施例と同様に本実施例でも、前回の強制再生時の実再生温度Txと目標再生温度との温度偏差ΔTに基づいて強制再生時間の補正を行なうので、事前にDPF21にて過昇温が発生しないように再生条件を設定することが可能となる。更に、目標再生温度を低い値から順次高くなるように切換えており、再生途中で過昇温になった場合には、次のステップに移行せずに強制再生を終了させるので、例え強制再生初期に過昇温が発生したとしてもDPF21の保護を確実に図ることができ、過昇温によるDPF21の劣化を防止することができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
上記第1実施例では、差圧センサ26にて検出される差圧よりDPF21におけるPMの堆積量である総堆積量を算出しているが、これに限定されるものではなく、DPF21に堆積しているPMの堆積量がある程度の精度で分かればよく、前回の再生処理からの経過時間や走行距離、またはDPF21を通過する排気流量の積算からPMの総堆積量を推定しても良い。
また、上記第1実施例における基準堆積量b、cの補正、あるいは第2実施例における目標再生温度T2、T3の補正とは独立して、更に、強制再生の間隔である再生インターバルを補正してもよい。詳しくは、再生期間(ステップA〜C)においてDPF21で過昇温が発生した場合に、このときの実再生温度Txの最高到達温度が高くなるに従って、次回の再生時における基準堆積量aを少なくするよう補正する。このように基準堆積量aを補正することで、再生インターバルを変更することになり、次回の再生開始時におけるPMの堆積量を抑え、過昇温をより確実に防止することができる。
1 エンジン(内燃機関)
4 燃料噴射ノズル
20 DOC
21 DPF(フィルタ)
24 排気温度センサ
25 排気温度センサ(出口温度検出手段)
26 差圧センサ(圧力差検出手段)
30 ECU(総堆積量算出手段、強制再生制御手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、排気中の微粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタを昇温させて該フィルタに堆積した微粒子状物質を燃焼させ該フィルタを強制再生させる強制再生手段と、
    前記フィルタの出口温度を検出する出口温度検出手段と、
    前記フィルタに堆積した微粒子状物質の総堆積量を算出する総堆積量算出手段と、
    前記強制再生を実行する際の目標再生温度と、該目標再生温度に対応する前記微粒子状物質の基準堆積量とが複数設定され、前記総堆積量が該基準堆積量のいずれかに達すると、対応した該目標再生温度に前記フィルタを昇温させ段階的に強制再生を実行する強制再生制御手段とを備え、
    前記強制再生制御手段は、更に前記出口温度検出手段にて検出される出口温度に基づいて、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差より小さければ前記フィルタに過昇温が発生していないと判定し、次回の強制再生時の再生条件のうち該目標再生温度に対応する前記基準堆積量に所定量を加算するよう変更し、前記段階的な強制再生における過昇温の発生していない各段階の開始を早めることで処理時間を短縮するよう補正することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差以上であれば前記フィルタに過昇温が発生したとして、該温度偏差が該所定温度偏差となった時点での総堆積量と該目標再生温度に対応する前記基準堆積量との偏差より補正量を算出し、次回の強制再生時に該基準堆積量より該補正量を減算して前記段階的な強制再生における過昇温の発生した各段階の開始を遅らせることを特徴とする、請求項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差より小さければ、次回の強制再生時に該目標再生温度に第1の所定温度を加算することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記強制再生制御手段は、前記目標再生温度と前記出口温度との偏差が所定温度偏差以上であれば、次回の強制再生時に該目標再生温度より第2の所定温度を減算することを特徴とする、請求項1或いはに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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