JP5617368B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、強誘電体キャパシタを有する半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
強誘電体キャパシタを用いた強誘電体メモリのさらなる微細化が求められている。強誘電体キャパシタのキャパシタ誘電体膜には、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、タンタル酸ビスマスストロンチウム(SBT)等の強誘電体材料が用いられる。強誘電体膜のパターニング時に、エッチングマスクとして用いるレジストパターンを後退させることにより、導電性副生成物がキャパシタの側壁に付着することを抑制する技術が知られている。
TiAlN等のハードマスクを用いて、上部電極、強誘電体膜、及び下部電極をパターニングする技術が知られている。
特開2002−324852号公報 特開2005−123392号公報
強誘電体膜のパターニング時に、エッチングマスクとして用いているレジストパターンの縁が後退すると、上部電極の外周部分が露出する。この露出した部分がエッチングされて、上部電極の外周部分が薄くなってしまう。上部電極は、強誘電体膜への水素や水分の侵入を抑制する機能を持っている。上部電極の一部が薄くなると、水素や水分の侵入を抑制する機能が低下し、強誘電体キャパシタの性能劣化を招くことになる。
ハードマスクを用いて上部電極、強誘電体膜、及び下部電極を連続的にパターニングする方法では、これらの膜の寸法がほぼ等しくなる。このため、下部電極の上面に導電プラグを接触させる所謂プレーナ型強誘電体キャパシタの形成には適さない。
本発明の一観点によると、
半導体基板の上に、下部電極層、強誘電体層、上部電極層、及びハードマスク層を順次形成する工程と、
前記ハードマスク層の上に、第1の方向に並ぶ少なくとも2つの第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ハードマスク層をエッチングすることにより、前記ハードマスク層の一部からなるハードマスクパターンを形成する工程と、
少なくとも前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層及び前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記上部電極層の一部からなる上部電極、及び前記強誘電体層の一部からなるキャパシタ誘電体膜を形成すると共に、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
前記第1のレジストパターンを除去する工程と、
前記第1の方向に並んだ前記ハードマスクパターン、及び露出した前記下部電極層の一部を、連続した第2のレジストパターンで覆う工程と、
前記第2のレジストパターン、及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングマスクとして、前記下部電極層をエッチングすることにより、前記下部電極層の一部からなる下部電極を形成する工程と、
前記第2のレジストパターンを除去する工程と
を有し、
前記下部電極の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において、内側に向かって窪むように、前記第2のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている半導体装置の製造方法が提供される。
上部電極の膜減りを抑制することができ、かつ下部電極の平面形状を上部電極の平面形状より大きくすることができる。
(1A)及び(1B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (2A)及び(2B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (3A)及び(3B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その3)である。 (4A)及び(4B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その4)である。 (5A)及び(5B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その5)である。 (6A)及び(6B)は、それぞれ実施例1による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その6)である。 (7A)及び(7B)は、それぞれ実施例1による製造方法において、位置ずれ生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (8A)及び(8B)は、それぞれ実施例1による製造方法において、位置ずれ生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (9A)及び(9B)は、それぞれ参考例による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (10A)及び(10B)は、それぞれ参考例による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (11A)及び(11B)は、それぞれ参考例による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その3)である。 (12A)及び(12B)は、それぞれ参考例による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その4)である。 (13A)及び(13B)は、それぞれ参考例による製造方法において、位置ずれが生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (14A)及び(14B)は、それぞれ参考例による製造方法において、位置ずれが生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (15A)及び(15B)は、それぞれ実施例2による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (16A)及び(16B)は、それぞれ実施例2による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (17A)及び(17B)は、それぞれ実施例2による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その3)である。 (18A)及び(18B)は、それぞれ実施例2による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その4)である。 (19A)及び(19B)は、それぞれ実施例2による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その5)である。 (20A)及び(20B)は、それぞれ実施例2による製造方法において、位置ずれ生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (21A)及び(21B)は、それぞれ実施例2による製造方法において、位置ずれ生じた場合の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (22A)及び(22B)は、それぞれ実施例3による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その1)である。 (23A)及び(23B)は、それぞれ実施例3による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その2)である。 (24A)及び(24B)は、それぞれ実施例3による製造方法の製造途中段階における強誘電体キャパシタの断面図及び平面図(その3)である。 実施例4による半導体装置の平面図である。 実施例4による半導体装置の断面図である。 実施例4による半導体装置の断面図である。
[実施例1]
図1A、図1B〜図6A、図6Bを参照して、実施例1による強誘電体キャパシタの製造方法について説明する。図1A、図2A、図3A、図4A、図5A、及び図6Aは、それぞれ図1B、図2B、図3B、図4B、図5B、及び図6Bの一点鎖線における断面図である。
図1Aに示すように、基板30の上に、絶縁膜31を形成する。基板30には、シリコン等の半導体が用いられ、その表面には、MOSトランジスタ等の素子が形成されている。絶縁膜31は、基板30の表面に形成された素子を覆う。
絶縁膜31の上に、下部電極層32、強誘電体層33、上部電極層34、及びハードマスク層35を、順次形成する。下部電極層32には、例えばPtが用いられ、その厚さは、例えば150nmである。強誘電体層33には、PZT、SBT等の強誘電体材料が用いられ、その厚さは、例えば100nmである。上部電極層34は、例えば下層の酸化イリジウム(IrO)層と、上層のイリジウム(Ir)層との2層を含む。IrO層及びIr層の厚さは、例えば、それぞれ150nm及び50nmである。なお、上部電極層3に、Ir、Pt、Ru及びSrのいずれか1つ以上の元素を含む材料を用いてもよい。
ハードマスク層35には、上部電極層34、強誘電体層33、及び下部電極層32をパターニングするときのエッチングマスクとして作用する無機材料、例えばTiAlNが用いられる。ハードマスク層35の厚さは例えば100nmである。なお、ハードマスク層35に、Ti及びAlの少なくとも1つの元素を含む材料を用いてもよい。
下部電極層32、上部電極層34、及びハードマスク層35の形成には、例えばDCスパッタリング、RFスパッタリング等が適用される。強誘電体層33の形成には、RFスパッタリング、ゾルゲル法、有機金属堆積(MOD)、有機金属化学気相成長(MOCVD)等を適用することができる。
上部電極層34のIr層は、その下のIrO層の酸素と、ハードマスク層35のTiAlNとが反応して、高抵抗の酸化物層が形成されることを防止する。
ハードマスク層35の上に、フォトレジストからなるレジストパターン36を形成する。
図1Bに、レジストパターン36を形成した基板30の平面図を示す。基板30の表面にxy直交座標系を定義したとき、レジストパターン36は、x方向に並ぶ少なくとも2つの孤立パターンを含む。孤立パターンの各々の平面形状は、例えばx方向及びy方向に平行な辺を持つ長方形である。
図2A及び図2Bに示すように、レジストパターン36をエッチングマスクとして、ハードマスク層35(図1A)をエッチングする。レジストパターン36の下に、ハードマスク層35の一部からなるハードマスクパターン35Aが残る。ハードマスクパターン35Aの側面は、基板30から上方に向かって平断面が小さくなるように傾斜する。ハードマスク層35のエッチングには、例えばClとArとの混合ガスの誘導結合プラズマを用いたプラズマエッチングを適用することができる。ハードマスクパターン35Aを形成した後、レジストパターン36をアッシングすることにより除去する。
ハードマスクパターン35Aをエッチングマスクとして、上部電極層34(図1A)をエッチングする。ハードマスクパターン35Aの下に、上部電極層34の一部からなる上部電極34Aが形成される。上部電極34Aの側面は、基板30から上方に向かって平断面が小さくなるように傾斜する。上部電極層34が除去された領域に、強誘電体層33が露出する。
上部電極層34のエッチングには、例えばCl、Ar、及びOの混合ガスの誘導結合プラズマを用いたプラズマエッチングが適用される。混合ガスにOを約10%添加すると、TiAlNのハードマスクパターン35Aのエッチングレートが低下する。これにより、ハードマスクパターン35Aに対する上部電極層34のエッチング選択比を高くすることができる。
図3A及び図3Bに示すように、ハードマスクパターン35A及び上部電極34Aをエッチングマスクとして、強誘電体層33(図2A)をエッチングする。上部電極34Aの下に、強誘電体層33の一部からなるキャパシタ誘電体膜33Aが形成される。強誘電体層33がエッチングされた領域には、下部電極層32が露出する。強誘電体層33のエッチングには、例えばCl、Ar、O、及びCFの混合ガスの誘導結合プラズマを用いたプラズマエッチングが適用される。O及びCFの分圧比は、例えばそれぞれ10%及び15%である。この条件で、ハードマスクパターン35Aと強誘電体膜33とのエッチング選択比は、ほぼ1である。キャパシタ誘電体膜33Aの側面は、基板30から上方に向かって平断面が小さくなるように傾斜する。
フォトレジスト等のマスクパターンをエッチングマスクに用いて強誘電体層をエッチングすると、エッチング時にマスクパターンの縁が後退する。これにより、上部電極35Aの上面の外周部分が露出し、露出した部分が薄くなってしまう。実施例1では、上部電極35Aの全面がハードマスクパターン35Aで覆われているため、上部電極35Aの膜減りを防止することができる。
図4A及び図4Bに示すように、x方向に並ぶ少なくとも2つのハードマスクパターン35A、その間に露出している下部電極層32、及びコンタクト領域41内の下部電極層32を連続して覆うレジストパターン40を形成する。コンタクト領域41は、x方向に並ぶハードマスクパターン35Aの一方の端に位置するハードマスクパターン35Aよりも外側(図4Bにおいて最も下のハードマスクパターン35Aよりも下側)に画定されている。
ハードマスクパターン35Aが配置された領域、及びハードマスクパターン35Aの間の領域内の、レジストパターン40のy方向の幅W1は、キャパシタ強誘電体膜33Aのy方向の幅W2よりも狭い。コンタクト領域41内のレジストパターン40のy方向の幅W3も、キャパシタ強誘電体膜33Aのy方向の幅W2よりも狭い。なお、図4Bでは、幅W3が幅W1よりも広い例を示しているが、両者の大小関係は逆であってもよいし、幅W1と幅W3とが同一であってもよい。
図5A及び図5Bに示すように、レジストパターン40、ハードマスクパターン35A、上部電極34A、及びキャパシタ誘電体膜33Aをエッチングマスクとして、下部電極層32(図4A)をエッチングする。これにより、下部電極層32の一部からなる下部電極32Aが形成される。下部電極層32のエッチングには、例えばCl、Ar、及びOの混合ガスの誘導結合プラズマを用いたプラズマエッチングが適用される。Oの分圧比を約10%にすると、ハードマスクパターン35Aに対する下部電極層32のエッチング選択比を高くすることができる。
上部電極34A、キャパシタ強誘電体膜33A、及び下部電極32Aが、強誘電体キャパシタ45を構成する。x方向に並ぶ複数の強誘電体キャパシタ45の下部電極32Aは、連続した1つのパターンをなす。
下部電極層32のエッチング中に、レジストパターン40の縁が後退し、ハードマスクパターン35Aの外周近傍の上面が露出する。図5A、図5Bでは、エッチング前のレジストパターン40を破線で示している。ハードマスクパターン35Aの露出した部分が僅かにエッチングされ、薄くなる。ただし、上部電極34Aの上面は露出しないため、上部電極34Aの膜減りは生じない。下部電極層32のエッチング中におけるレジストパターン40の縁の後退は、強誘電体キャパシタ45の側壁への反応生成物の付着を抑制する。
図5Aの断面、すなわちハードマスクパターン35Aと交差し、y方向に平行な断面において、強誘電体キャパシタ45の側面の傾斜角は、60°〜80°の範囲内とすることが好ましい。
図6A及び図6Bに示すように、レジストパターン40(図5A、図5B)を除去する。実施例1では、下部電極層32のエッチング前におけるレジストパターン40の幅W1(図4B)が、キャパシタ強誘電体膜33Aの幅W2(図4B)よりも狭い。このため、下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁は、ハードマスクパターン35Aの間の領域42において、内側に向かって窪んだ平面形状になる。この窪み量をIとする。
また、下部電極層32のエッチング前におけるレジストパターン40の幅W3(図4B)が、キャパシタ強誘電体膜33Aの幅W2(図4B)よりも狭い。このため、コンタクト領域41の下部電極32Aのy方向の幅W4は、ハードマスクパターン35Aが配置されている位置の下部電極32Aのy方向の幅W5よりも狭くなる。
次に、図7A〜図8Bを参照して、図4A、図4Bに示したレジストパターン40を形成するときに位置ずれが発生した場合について説明する。図7B、図8Bの一点鎖線における断面図が、それぞれ図7A、図8Aに対応する。
図7A及び図7Bに示すように、y方向に関して、レジストパターン40の中心がハードマスクパターン35Aの中心からずれている。図7A、図7Bには、レジストパターン40がy方向(右方向)にずれている例を示している。y方向に関する位置ずれ量をDとする。
図8A及び図8Bに示すように、レジストパターン40をエッチングマスクとして下部電極層32(図7A)をエッチングする。図7Aに示したレジストパターン40の位置ずれ量Dに対応して、下部電極32Aに位置ずれが生じる。ハードマスクパターン35Aの中心に対して、コンタクト領域41内の下部電極32Aの中心位置の、y方向へのずれ量Dは、レジストパターン40の位置ずれ量Dとほぼ等しくなる。
ところが、ハードマスクパターン35Aが配置されている位置においては、下部電極32Aのx方向に延在する縁の位置が、レジストパターン40ではなく、キャパシタ強誘電体膜33Aによって画定される。このため、ハードマスクパターン35Aが配置されている位置における下部電極32Aの右側の縁の位置は、位置ずれが生じていない場合の図6Bの下部電極32Aの右側の縁の位置と同じである。レジストパターン40の位置ずれは、下部電極32Aの右側の縁の位置ずれを生じさせるのではなく、単に、下部電極32Aの縁の窪み量Iの変動をもたらす。このため、位置ずれ量Dが、後述する許容範囲内であれば、強誘電体キャパシタ45が配置された領域の下部電極32Aの幅W5は、位置ずれが生じていないときの幅W5と等しい。すなわち、位置ずれが生じても、強誘電体キャパシタ45の寸法は大きくならない。
以下、位置ずれ量Dの許容範囲について説明する。レジストパターン40の右方向への位置ずれ量Dが大きくなるに従って、下部電極32Aの右側の縁の窪み量Iが小さくなる。位置ずれ量Dがある上限値に達すると、窪み量Iが0になる。位置ずれ量Dが、この上限値よりも大きくなると、下部電極32Aの右側の縁が、位置ずれがない場合に比べて、右方へ移動する。このため、強誘電体キャパシタ45のy方向の寸法が設計値よりも大きくなってしまう。レジストパターン40が図8A及び図8Bにおいて左側にずれた場合には、左側の縁の窪み量が小さくなる。
ハードマスクパターン35Aの間の領域42において、下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁が、内側に向かって窪んだ平面形状になっていれば、下部電極32Aの幅W5が、位置ずれのない場合にくらべて拡大していないといえる。「位置ずれ量Dの許容範囲」の上限値は、ハードマスクパターン35Aの間の領域42において、下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁が、内側に向かって窪んだ平面形状になる位置ずれ量の上限値と定義することができる。
強誘電体キャパシタ45の寸法の拡大を防止するためには、レジストパターン40の位置ずれ量Dが、アライメント精度に起因する位置ずれ量の最大値に一致した場合でも、下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁が、ハードマスクパターン35Aの間の領域42において内側に向かって窪んだ平面形状になるように、レジストパターン40の形状及び寸法を設計しておけばよい。
図9A、図9B〜図12A、図12Bを参照して、比較例による強誘電体キャパシタの製造方法について説明する。図9B、図10B、図11B、図12B、図13B、図14Bの一点鎖線における断面図が、それぞれ図9A、図10A、図11A、図12A、図13A、図14Aに対応する。
図9Aに示した基板30から上部電極層34までの構造は、図1Aに示した実施例1のものと同一である。比較例においては、ハードマスク層35が配置されず、上部電極層34に接するように、レジストパターン36が形成される。図9Bに示すように、レジストパターン36の配置は、図1Bに示した実施例1のレジストパターン36の配置と同一である。レジストパターン36をエッチングマスクとして、上部電極層34及び強誘電体層33をエッチングする。エッチング後、レジストパターン36を除去する。
図10A及び図10Bにレジストパターン36を除去した後の断面図及び平面図を示す。上部電極層34がパターニングされることにより上部電極34Aが形成され、強誘電体層33がパターニングされることによりキャパシタ誘電体膜33Aが形成される。
図11Aに示すように、上部電極34Aをレジストパターン40で覆う。図11Bに示すように、レジストパターン40は、上部電極34A、及び上部電極34Aの間に露出した下部電極層32を連続的に覆う。
図12A及び図12Bに示すように、レジストパターン40をエッチングマスクとして、下部電極層32(図11A)をエッチングすることにより、下部電極32Aを形成する。エッチング時に、レジストパターン40の縁が後退することにより、上部電極34Aの外周部近傍の表層部がエッチングされる。上部電極34Aの外周部近傍が薄くなった部分は、水素や酸素の拡散バリアとしての機能が低下する。
上部電極34Aのバリア機能の低下を抑制するために、上部電極34Aの薄くなる部分の面積を小さくすることが好ましい。このために、レジストパターン40を、実施例1の図4A、図4Bに示したレジストパターン40よりも太くする必要がある。
図13A及び図13Bに、レジストパターン40に位置ずれが生じた場合の断面図及び平面図を示す。図13A、図13Bにおいて、レジストパターン40の右側の縁が、キャパシタ誘電体膜33Aの右側の縁よりも外側に配置されている。
図14A及び図14Bに、レジストパターン40をエッチングマスクとして下部電極層32(図13A)をエッチングした後の断面図及び平面図を示す。下部電極32Aの右側の縁が、図12Aに示した位置ずれが生じていない場合に比べて、右方に移動している。ただし、下部電極32Aの左側の縁は、キャパシタ誘電体膜33Aの左側の縁によって位置決めされるため、右方に移動しない。これにより、下部電極32Aの幅W5が、図12Bに示した下部電極32Aの幅W5よりも広くなる。
比較例で用いるレジストパターン40は、実施例1で用いるレジストパターン40(図4A、図4B)の幅W1よりも太い。このため、僅かな位置ずれでも、レジストパターン40の右側の縁が、キャパシタ誘電体膜33Aの右側の縁よりも外側に配置されることになる。
このように、ハードマスクパターン35(図2A)を用いない比較例では、レジストパターン40の僅かな位置ずれでも、強誘電体キャパシタ45の寸法が拡大してしまう。これに対し、実施例1による方法では、レジストパターン40の位置ずれ(図4A、図4B)が生じても、ずれ量が許容範囲内であれば、強誘電体キャパシタ45の寸法は拡大しない。
実施例1では、上部電極34A(図6A)の上にハードマスクパターン35Aを残したが、レジストパターン40(図5A)を除去した後に、ハードマスクパターン35Aを除去してもよい。ハードマスクパターン35Aを除去する場合には、ハードマスクパターン35Aに絶縁物を用いてもよい。
[実施例2]
次に、図15A、図15B〜図21A、図21Bを参照して、実施例2による強誘電体キャパシタの製造方法について説明する。以下の説明では、実施例1との相違点に着目し、同一の構成については説明を省略する。図15A、図16A、図17A、図18A、図19A、図20A、図21Aは、それぞれ図15B、図16B、図17B、図18B、図19B、図20A、図21Aの一点鎖線における断面図を示す。
図15A及び図15Bに示すように、基板30の上に、絶縁膜31、下部電極層32、強誘電体層33、上部電極34A、及びハードマスクパターン35Aを形成する。ここまでの工程は、実施例1の図2A、図2Bに示したハードマスクパターン35A及び上部電極34Aを形成するまでの工程と共通である。実施例1では、ハードマスクパターン35Aをエッチングマスクとして強誘電体層33をエッチングしたが、実施例2では、強誘電体層33をエッチングする前に、レジストパターン50を形成する。
レジストパターン50は、x方向に並ぶハードマスクパターン35A、及びその間に露出した強誘電体層33を連続して覆う。
図16A及び図16Bに示すように、レジストパターン50、ハードマスクパターン35A、及び上部電極34Aをエッチングマスクとして、強誘電体層33(図15A)をエッチングする。これにより、レジストパターン50及び上部電極34Aで覆われていた領域に、強誘電体層33の一部からなるキャパシタ誘電体膜33Aが形成される。
強誘電体層33のエッチング中にレジストパターン50の縁が後退する。これにより、ハードマスクパターン35Aの外周部近傍の表層部がエッチングされて薄くなる。実施例2においては、x方向に隣り合う2つの上部電極34Aの下のキャパシタ誘電体膜33Aが相互に連続する。このため、平面視において、キャパシタ誘電体膜33Aの側面の長さが、実施例1のキャパシタ誘電体膜33Aの側面の長さよりも短くなる。キャパシタ誘電体膜33Aの側面は、強誘電体キャパシタの性能劣化の原因になる。実施例2では、キャパシタ誘電体膜33Aの側面の長さを短くすることにより、強誘電体キャパシタの性能劣化を抑制することができる。キャパシタ誘電体膜33Aを形成した後、レジストパターン50を除去する。
図17A及び図17Bに示すように、x方向に並ぶハードマスクパターン35A、ハードマスクパターン35Aの間に露出しているキャパシタ誘電体膜33A、及びコンタクト領域41に露出している下部電極層32を連続的に覆うレジストパターン40を形成する。レジストパターン40は、図4A及び図4Bに示した実施例1のレジストパターン40に対応する。
図18A及び図18Bに示すように、レジストパターン40、ハードマスクパターン35A、上部電極34A、及びキャパシタ誘電体膜33Aをエッチングマスクとして、下部電極層32(図17A)をエッチングする。これにより、下部電極32Aが形成される。
図19A及び図19Bに示すように、下部電極32Aを形成した後、レジストパターン40(図18A、図18B)を除去する。実施例2においても、下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁は、ハードマスクパターン35Aの間の領域42において、内側に向かって窪んだ平面形状を有する。
図20A及び図20Bに、図17A、図17Bに示したレジストパターン40に位置ずれが生じた場合の断面図及び平面図を示す。レジストパターン40が、設計上の目標位置から図の右方にずれている。
図21A及び図21Bに、位置ずれが生じたレジストパターン40をエッチングマスクとして下部電極層32(図20A)をエッチングした後の断面図及び平面図を示す。下部電極32Aのx方向に延在する両側の縁が、ハードマスクパターン35Aの間の領域42において、内側に向かって窪んだ平面形状を有する。レジストパターン40の位置ずれは、この窪みの窪み量の変動となって現れる。実施例2においても、実施例1の場合と同様に、レジストパターン40に位置ずれが生じても、強誘電体キャパシタ45の寸法の拡大が防止される。
また、レジストパターン50(図15A、図15B)に位置ずれが生じた場合でも、位置ずれ量が許容範囲内であれば、キャパシタ誘電体膜33Aのx方向に延在する両側の縁が、内側に向かって窪んだ平面形状になる。レジストパターン50の位置ずれ量が、この許容範囲内であれば、強誘電体キャパシタ45の寸法の拡大が防止される。
[実施例3]
次に、図22A、図22B〜図24A、図24Bを参照して、実施例3による強誘電体キャパシタの製造方法について説明する。以下の説明では、実施例2との相違点に着目し、同一の構成については説明を省略する。
図22A及び図22Bは、実施例2の図17A及び図17Bの段階に対応する構成を示す。実施例2では、レジストパターン40が、ハードマスクパターン35A、ハードマスクパターン35Aの間のキャパシタ誘電体膜33A、及びコンタクト領域41の下部電極層32を覆っていた。実施例3では、レジストパターン40が、コンタクト領域41の下部電極層32を覆っているが、ハードマスクパターン35A、及びハードマスクパターン35Aの間のキャパシタ誘電体膜33Aを覆っていない。ただし、レジストパターン40は、キャパシタ誘電体膜33Aの端部と部分的に重なっている。
図23A及び図23Bに、レジストパターン40、ハードマスクパターン35A、上部電極34A、及びキャパシタ誘電体膜33Aをエッチングマスクとして下部電極層32(図22A)をエッチングした後の断面図及び平面図を示す。下部電極層32の一部からなる下部電極32Aが形成されている。ハードマスクパターン35A及びキャパシタ誘電体膜33Aで覆われていた領域の下部電極32Aの平面形状は、実施例2の図18Bに示した下部電極32Aの平面形状と同一である。
レジストパターン40で覆われていたコンタクト領域41にも下部電極32Aが形成される。ハードマスクパターン35A及びキャパシタ誘電体膜33Aで覆われていた領域の下部電極32Aと、レジストパターン40で覆われていた領域の下部電極32Aとは、1つの連続したパターンを構成する。下部電極層32をエッチングした後、レジストパターン40を除去する。
図24A及び図24Bに、レジストパターン40を除去した後の断面図及び平面図を示す。強誘電体キャパシタ45が配置される領域には、レジストパターン40(図17A、図17B)が形成されないため、レジストパターン40の位置ずれが生じたとしても、下部電極32Aの幅W5は大きくならない。
コンタクト領域41に形成されている下部電極32Aのy方向の幅W4は、強誘電体キャパシタ45が形成されている領域の下部電極32Aの幅W5よりも狭い。このため、レジストパターン40(図17A、図17B)がy方向へ僅かにずれても、y方向に関して、コンタクト領域41内の下部電極32Aが、ハードマスクパターン35Aが配置されている領域の下部電極32Aの範囲からはみ出すことはない。
レジストパターン40(図17A、図17B)のy方向への位置ずれ量が(W5−W4)/2以下であれば、y方向に関して、コンタクト領域41内の下部電極32Aが、強誘電体キャパシタ45が形成されている領域の下部電極32Aの内側に納まる。従って、下部電極32Aのy方向の寸法の拡大が防止される。
[実施例4]
図25〜図27を参照して、実施例4による強誘電体メモリ装置について説明する。実施例4による強誘電体メモリ装置には、実施例1〜実施例3のいずれかの方法で作製される強誘電体キャパシタが用いられている。
図25に、実施例4による強誘電体メモリ装置の平面図を示す。図25の縦方向(列方向)に平行な複数のワード線WL、及び横方向(行方向)に平行な複数のビット線BLが配置されている。ワード線WLとビット線BLとの交差箇所にトランジスタTrが配置されている。ワード線WLがトランジスタTrのゲート電極となる。トランジスタTrの各々は、ワード線WLを挟むように配置された不純物拡散領域61S、61Uを、ソース及びドレインとして含む。
最近接の2本のワード線に対応する同一行に配置された2つのトランジスタTrの不純物拡散領域61Sは、共通の不純物拡散領域で構成される。共通の不純物拡散領域61Sは、ビット線BLに接続されている。
各トランジスタTrに対応して、所謂プレーナ型と呼ばれる強誘電体キャパシタ45が配置されている。強誘電体キャパシタ45は、対応するトランジスタTrが接続されているビット線BLと部分的に重なる位置に配置される。強誘電体キャパシタ45の上部電極34Aが、配線62を介して、対応するトランジスタTrの不純物拡散領域61Uに接続されている。
同一列に配置された複数の強誘電体キャパシタ45の下部電極32Aは、連続した1つのパターンで構成される。列方向に並ぶ強誘電体キャパシタの最も端(図25において下端)の強誘電体キャパシタ45よりもさらに外側にコンタクト領域41が画定されている。下部電極32Aは、コンタクト領域41まで延在し、コンタクト領域41において、配線63に接続される。
図26に、図25の一点鎖線26−26における断面図を示す。半導体基板30の表層部に素子分離絶縁膜65が形成されている。素子分離絶縁膜65により活性領域が画定されている。この活性領域内に、2つのMOSトランジスタTrが形成されている。トランジスタTrは、ゲート電極となるワード線WL、ソース及びドレインとなる不純物拡散領域61S、61Uを含む。不純物拡散領域61Sは、2つのトランジスタTrで共有される。
半導体基板30の上に、層間絶縁膜31が形成されている。層間絶縁膜31は、例えば酸窒化シリコンからなるカバー膜と、酸化シリコン等の絶縁膜との2層を含む。層間絶縁膜31内に、複数の導電プラグ66が配置されている。導電プラグ66には、例えばタングステンが用いられる。なお、密着層として、例えばTi膜とTiN膜とが用いられる。導電プラグ66は、それぞれ不純物拡散領域61S、61Uに接続されている。
層間絶縁膜31の上に、強誘電体キャパシタ45が配置されている。強誘電体キャパシタ45は、下部電極32A、キャパシタ誘電体膜33A、及び上部電極34Aを含む。上部電極34Aは、IrO層とIr層との2層を含む。上部電極34Aの上に、ハードマスクパターン35Aが配置されている。強誘電体キャパシタ45は、実施例1〜実施例3のいずれかの方法で作製される。キャパシタ保護膜70が、強誘電体キャパシタ45を覆う。まお、キャパシタ保護膜70は、層間絶縁膜31の上面にも配置されている。キャパシタ保護膜70には、例えばアルミナが用いられる。
キャパシタ保護膜70の上に、酸化シリコン等の層間絶縁膜72が形成されている。層間絶縁膜72の上面は平坦化されている。層間絶縁膜72の上に、配線62が形成されている。配線62は、例えば基板側から順番に、TiN層、AlCu層、Ti層、TiN層が積層された層構造を有する。配線62は、層間絶縁膜31、72内に配置された導電プラグを介して、トランジスタTrの不純物拡散領域61Uと、強誘電体キャパシタ45の上部電極34Aとを電気的に接続する。上部電極34Aと、それに接続される導電プラグとの間には、導電性のハードマスクパターン35Aが配置されている。
層間絶縁膜72及び配線62の上に、層間絶縁膜75が形成されている。層間絶縁膜75の上に、ビット線BLが形成されている。ビット線BLは、層間絶縁膜31、72、75内に形成された導電プラグ、及び層間絶縁膜72の上に形成された孤立配線を経由して、2つのトランジスタTrで共有される不純物拡散領域61Sに電気的に接続される。層間絶縁膜75及びビット線BLの上に、層間絶縁膜78が形成されている。
図27に、図25の一点鎖線27−27における断面図を示す。半導体基板30の表層部に素子分離絶縁膜65が形成され、その上に、層間絶縁膜31が形成されている。層間絶縁膜31の上に、複数の強誘電体キャパシタ45が形成されている。下部電極32Aは、同一列内の強誘電体キャパシタ34で共有される。実施例2及び実施例3の方法を適用する場合には、キャパシタ誘電体膜33Aも、同一列内の強誘電体キャパシタ34で共有される。上部電極34Aは、強誘電体キャパシタ45ごとに分離して配置される。
強誘電体キャパシタ45を、キャパシタ保護膜70が覆う。キャパシタ保護膜70の上に層間絶縁膜72が形成されている。層間絶縁膜72の上に、配線62、63が形成されている。配線62は、強誘電体キャパシタ45の上部電極34Aに電気的に接続される。配線63は、コンタクト領域41において、層間絶縁膜72及びキャパシタ保護膜70内に配置された導電プラグを介して、下部電極32Aに電気的に接続されている。
層間絶縁膜72、配線62、63の上に、層間絶縁膜75が形成されている。層間絶縁膜75の上に、複数のビット線BLが形成されている。層間絶縁膜75及びビット線BLの上に、層間絶縁膜78が形成されている。
実施例1〜実施例3の方法を適用すると、例えばレジストパターン40(図4A、図4B)の位置ずれが生じた場合でも、図25の下部電極32Aの行方向の寸法が拡大されない。このため、行方向の集積度を高めることが可能になる。
実施例4では、上部電極34Aの上にハードマスクパターン35Aを残したが、ハードマスクパターン35Aを除去してもよい。この場合、上部電極34Aの上面に、キャパシタ保護膜70が接する。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
上記実施例1〜実施例4に基づく発明の形態に基づき、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
半導体基板の上に、下部電極層、強誘電体層、上部電極層、及びハードマスク層を順次形成する工程と、
前記ハードマスク層の上に、第1の方向に並ぶ少なくとも2つの第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ハードマスク層をエッチングすることにより、前記ハードマスク層の一部からなるハードマスクパターンを形成する工程と、
少なくとも前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層及び前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記上部電極層の一部からなる上部電極、及び前記強誘電体層の一部からなるキャパシタ誘電体膜を形成すると共に、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
前記第1のレジストパターンを除去する工程と、
前記第1の方向に並んだ前記ハードマスクパターン、及び露出した前記下部電極層の一部を、連続した第2のレジストパターンで覆う工程と、
前記第2のレジストパターン、及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングマスクとして、前記下部電極層をエッチングすることにより、前記下部電極層の一部からなる下部電極を形成する工程と、
前記第2のレジストパターンを除去する工程と
を有し、
前記下部電極の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において、内側に向かって窪むように、前記第2のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記上部電極及び前記キャパシタ誘電体膜を形成する工程が、
前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層をエッチングすると共に、前記強誘電体層の一部を露出させる工程と、
前記第1のレジストパターンを除去した後、前記第1の方向に並ぶ前記ハードマスクパターン、及び前記ハードマスクパターンの間に露出した前記強誘電体層の一部を、連続する第3のレジストパターンで覆う工程と、
前記第3のレジストパターン、及び前記上部電極をエッチングマスクとして、前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記キャパシタ誘電体膜を形成するとともに、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
前記第3のレジストパターンを除去する工程と
を有し、
前記キャパシタ誘電体膜の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において、内側に向かって窪むように、前記第3のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記第2のレジストパターンが、前記第1の方向に並ぶ前記ハードマスクパターンの一方の端のハードマスクパターンよりも外側の、コンタクト領域まで延在し、
前記下部電極のうち前記コンタクト領域の部分の、前記第1の方向と直交する第2の方向 の幅が、前記ハードマスクパターンが配置されている位置の前記下部電極の幅よりも狭くなるように、前記第2のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及ぶ寸法が設定されている付記1または2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
半導体基板の上に、下部電極層、強誘電体層、上部電極層、及びハードマスク層を順次形成する工程と、
前記ハードマスク層の上に、第1の方向に並ぶ少なくとも2つの第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ハードマスク層をエッチングすることにより、前記ハードマスク層の一部からなるハードマスクパターンを形成する工程と、
前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層をエッチングすると共に、前記強誘電体層の一部を露出させる工程と、
前記第1のレジストパターンを除去した後、前記第1の方向に並ぶ前記ハードマスクパターン、及び前記ハードマスクパターンの間に露出した前記強誘電体層の一部を、連続する第3のレジストパターンで覆う工程と、
前記第3のレジストパターン、及び前記上部電極をエッチングマスクとして、前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記強誘電体層の一部からなるキャパシタ誘電体膜を形成するとともに、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
前記第3のレジストパターンを除去する工程と
露出した前記下部電極層のコンタクト領域、及び前記キャパシタ誘電体膜の一部を、連続する第4のレジストパターンで覆う工程と、
前記第4のレジストパターン、及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングマスクとして、前記下部電極層をエッチングすることにより、前記下部電極層の一部からなる下部電極を形成する工程と、
前記第4のレジストパターンを除去する工程と
を有し、
前記キャパシタ誘電体膜の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において内側に向かって窪むように、前記第3のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記下部電極のうち前記コンタクト領域内の部分の、前記第1の方向と直交する第2の方向の幅が、前記ハードマスクパターンが配置されている位置の前記下部電極の幅よりも狭くなるように、前記第4のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
半導体基板の上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の上に形成され、下部電極、強誘電体材料からなるキャパシタ誘電体膜、及び上部電極がこの順番に積層された構造を有し、第1の方向に並ぶ複数の強誘電体キャパシタと
を有し、
前記下部電極は、前記第1の方向に並ぶ前記強誘電体キャパシタで共有される平面形状を有し、
前記下部電極の、前記第1の方向に延在する両側の縁は、前記第1の方向に並ぶ前記強誘電体キャパシタの上部電極の間において、内側に向かって窪んだ平面形状を有する半導体装置。
(付記7)
前記キャパシタ誘電体膜は、前記第1の方向に並ぶ前記強誘電体キャパシタで共有される平面形状を有し、
前記キャパシタ誘電体膜の、前記第1の方向に延在する両側の縁は、前記第1の方向に並ぶ前記強誘電体キャパシタの上部電極の間において、内側に向かって窪んだ平面形状を有する付記6に記載の半導体装置。
30 基板
31 絶縁膜
32 下部電極層
32A 下部電極
33 強誘電体層
33A キャパシタ誘電体膜
34 上部電極層
34A 上部電極
35 ハードマスク層
35A ハードマスクパターン
36 レジストパターン
40 レジストパターン
41 コンタクト領域
45 強誘電体キャパシタ
50 レジストパターン
61S、61U 不純物拡散領域
62、63 配線
65 素子分離絶縁膜
66 導電プラグ
70 キャパシタ保護膜
72、75、78 層間絶縁膜

Claims (3)

  1. 半導体基板の上に、下部電極層、強誘電体層、上部電極層、及びハードマスク層を順次形成する工程と、
    前記ハードマスク層の上に、第1の方向に並ぶ少なくとも2つの第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ハードマスク層をエッチングすることにより、前記ハードマスク層の一部からなるハードマスクパターンを形成する工程と、
    少なくとも前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層及び前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記上部電極層の一部からなる上部電極、及び前記強誘電体層の一部からなるキャパシタ誘電体膜を形成すると共に、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程と、
    前記第1の方向に並んだ前記ハードマスクパターン、及び露出した前記下部電極層の一部を、連続した第2のレジストパターンで覆う工程と、
    前記第2のレジストパターン、及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングマスクとして、前記下部電極層をエッチングすることにより、前記下部電極層の一部からなる下部電極を形成する工程と、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程と
    を有し、
    前記下部電極の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において、内側に向かって窪むように、前記第2のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている半導体装置の製造方法。
  2. 前記上部電極及び前記キャパシタ誘電体膜を形成する工程が、
    前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層をエッチングすると共に、前記強誘電体層の一部を露出させる工程と、
    前記第1のレジストパターンを除去した後、前記第1の方向に並ぶ前記ハードマスクパターン、及び前記ハードマスクパターンの間に露出した前記強誘電体層の一部を、連続する第3のレジストパターンで覆う工程と、
    前記第3のレジストパターン、及び前記上部電極をエッチングマスクとして、前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記キャパシタ誘電体膜を形成するとともに、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
    前記第3のレジストパターンを除去する工程と
    を有し、
    前記キャパシタ誘電体膜の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において、内側に向かって窪むように、前記第3のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板の上に、下部電極層、強誘電体層、上部電極層、及びハードマスク層を順次形成する工程と、
    前記ハードマスク層の上に、第1の方向に並ぶ少なくとも2つの第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記ハードマスク層をエッチングすることにより、前記ハードマスク層の一部からなるハードマスクパターンを形成する工程と、
    前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、前記上部電極層をエッチングすると共に、前記強誘電体層の一部を露出させる工程と、
    前記第1のレジストパターンを除去した後、前記第1の方向に並ぶ前記ハードマスクパターン、及び前記ハードマスクパターンの間に露出した前記強誘電体層の一部を、連続する第3のレジストパターンで覆う工程と、
    前記第3のレジストパターン、及び前記上部電極をエッチングマスクとして、前記強誘電体層をエッチングすることにより、前記強誘電体層の一部からなるキャパシタ誘電体膜を形成するとともに、前記下部電極層の一部を露出させる工程と、
    前記第3のレジストパターンを除去する工程と
    露出した前記下部電極層のコンタクト領域、及び前記キャパシタ誘電体膜の一部を、連続する第4のレジストパターンで覆う工程と、
    前記第4のレジストパターン、及び前記キャパシタ誘電体膜をエッチングマスクとして、前記下部電極層をエッチングすることにより、前記下部電極層の一部からなる下部電極を形成する工程と、
    前記第4のレジストパターンを除去する工程と
    を有し、
    前記キャパシタ誘電体膜の、前記第1の方向に延在する両側の縁が、前記ハードマスクパターンの間の領域において内側に向かって窪むように、前記第3のレジストパターン及び前記ハードマスクパターンの形状及び寸法が設定されている半導体装置の製造方法。
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