JP5617093B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球の発射操作を行うための発射操作ユニットを前面枠に備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技球を発射するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)を備え、遊技者が発射操作ユニットに設けられた回動操作部を回動操作して、発射装置から発射される遊技球の発射勢を設定するように構成されている。なお、発射操作ユニットは、遊技者が回動操作部から手を離すと、回動操作部を付勢部材の付勢力によって回転開始位置に復帰回転して発射勢の設定を解除し、さらには発射装置の発射動作を停止するように構成されている。そして、コインなどを利用して回動操作部の復帰回転を阻止し、遊技球の発射勢を維持できるようにする旨が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−226187号公報
ところで、上記特許文献に記載の発射操作ユニットでは、コインなどを利用して回動操作部を回動方向とは異なる方向(発射操作ユニットの前後方向)へ押圧し、回動操作部に形成されたギア部を発射操作ユニットの本体側に形成されたギア部へ噛合して、回動操作部の復帰回転を阻止している。このため、ギア部同士が噛合する回動位置でなければ、回動操作部の回転阻止、ひいては遊技球の発射勢の維持を行うことができない。この結果、遊技者は、所望する発射勢へ微調整してから維持することができない。また、コインなどの部材を別個に準備しなければ発射勢を維持できず、面倒である。
本発明は、発射操作ユニットの操作性を向上させた遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球の発射操作を行うための発射操作ユニットを備えた遊技機において、
前記発射操作ユニットは、
当該発射操作ユニットの基部となるユニットベースと、
該ユニットベースの前側に回動可能な状態で支持され、遊技球の発射勢を調整するために回動される回動操作部と、を備え、
前記ユニットベースには、前記回動操作部の回動中心軸とは直交する移動軸部を設け、遊技者の操作により前記発射操作ユニットが前記移動軸部を中心に回動可能とし、
前記ユニットベースのうち前記移動軸部よりも後方には回動規制部を配設し、
該回動規制部は、一対の規制壁により構成され、
該規制壁は、前記回動中心軸に沿って延在する操作軸部の後端部の両側方に、当該規制壁同士の離間距離が次第に拡縮するように、前記操作軸部の後端部が移動する方向に沿って配置され、
前記発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が縮幅する方向へ移動すると、前記規制壁同士の間に前記操作軸部が挟まれることにより両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面とが係合または当接して、前記発射操作ユニットの回動が規制されることを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記発射操作ユニットは、
当該発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が縮幅する方向へ移動すると、前記規制壁同士の間に前記操作軸部が挟まれることにより両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面とが係合または当接して、前記回動操作部の回動操作が不能となり、
当該発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が拡幅する方向へ移動すると、両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面との係合または当接が解除されて、前記回動操作部の回動操作が可能となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
すなわち、遊技者は、発射操作ユニットを操作する手を不自然な姿勢にせずに遊技球の発射勢を維持することができ、リラックスして遊技を楽しむことができる。
パチンコ遊技機の斜視図である。 下皿ユニットの斜視図である。 (a)は発射操作ユニットの斜視図、(b)は操作軸部を接続した回動操作部の斜視図である。 制御系統の説明に供するブロック構成図である。 発射操作ユニットを取付ベースへ装着する前の説明図である。 (a)は移動軸部と移動軸受部との嵌合状態を示す説明図、(b)は取付ベースにカバー部材を取り付けた状態を示す説明図である。 カバー部材の説明図であり、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 常態における発射操作ユニットの説明図であり、(a)は側面図、(b)は操作軸部と回動規制部との位置関係を示す説明図である。 遊技球の発射勢の調整を規制した状態における発射操作ユニットの説明図であり、(a)は側面図、(b)は操作軸部と回動規制部との位置関係を示す説明図である。 当接部を備えた回動規制部の説明図であり、(a)は後方から見た斜視図、(b)は断面図、(c)は常態における操作軸部と回動規制部との位置関係を示す説明図、(c)は遊技球の発射勢の調整を規制した状態における操作軸部と回動規制部との位置関係を示す説明図である。 押圧部を備えた発射操作ユニットの斜視図である。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4に矩形状の遊技盤(図示せず)を収納可能とし、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を保持している。そして、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技盤の前方に配置され、透明部材10を通して遊技盤の表面をパチンコ遊技機1の前方から視認できるように構成している。さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、左側)が前面枠3に軸着された上皿ユニット11を開閉(回動)可能に設け、該上皿ユニット11の下方には下皿ユニット12を配置している。
下皿ユニット12は、図2に示すように、前面枠本体4の下部に取り付けられる横長な取付ベース15を備え、該取付ベース15の前面のうち左右方向の中央部分には、遊技球を貯留可能な下皿16を設けている。また、下皿16の一側方(図2中、左側方)には灰皿17を設け、該灰皿17と下皿16との間には、スピーカ18(図4参照)を収容するためのスピーカ収容部19を凹ませて形成している。さらに、下皿16の他側方(図2中、右側方)には円形状の操作ユニット装着開口20を開設し(図5参照)、該操作ユニット装着開口20には、遊技球の発射操作を行うための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)21を取付ベース15から前方へ突出する状態で装着(遊嵌)し、該発射操作ユニット21の取付ベース15側の左右両側方には、装飾パネル22を取付ベース15の前面を覆う状態で設けている。そして、取付ベース15のうち発射操作ユニット21の上方には、上皿ユニット11を閉状態としたときに係止するロック係止片23を備えている。なお、発射操作ユニット21の取付ベース15への装着構造については、後で詳細に説明する。
発射操作ユニット21は、図3(a)および(b)に示すように、当該発射操作ユニット21の基部となるユニットベース31と、回動中心軸Cが当該発射操作ユニット21の突出方向(すなわち前面枠3に対する前後方向)に沿って設定され、遊技球の発射勢を調整するために回動される回動操作部32と、該回動操作部32と共回りする操作軸部33とを備えて構成されている。
ユニットベース31は、図3(a)に示すように、取付ベース15を介して前面枠3に接続される後側ベース部36と、該後側ベース部36を挟んで前面枠3とは反対側、言い換えると後側ベース部36の前方に位置する円板状の前側ベース部37とを前後に離間した状態で備えて構成されており、後側ベース部36と前側ベース部37との間に回動操作部32を、回動中心軸Cおよび操作軸部33が前面枠3の前後方向に沿って延在する状態で配置している。後側ベース部36は、前端部(前側ベース部37寄りの端部)が拡径された横向き円筒状を呈しており、当該後側ベース部36の拡径部分には、遊技者の指が接触可能な接触領域形成部39を円環スリーブ状に形成し、該接触領域形成部39の表面にメッキを施す等して導電性を付与している。そして、接触領域形成部39にタッチセンサ40(図4参照)を接続し、遊技者が手で発射操作ユニット21を把持して指が接触領域形成部39に接触したことをタッチセンサ40によって検出し、この検出(すなわち遊技者が接触領域形成部39に触れたこと)に基づいて発射装置41(図4参照)からの遊技球の発射を許容するように構成されている。また、後側ベース部36には、発射停止スイッチ42と、可変抵抗器からなる回動量検出器43(図4参照)とを備え、発射停止スイッチ42を操作すると、この操作に基づいてストップ信号が発射排出制御装置44へ出力されて、発射装置41による遊技球の発射動作を停止するように構成されている。また、回動量検出器43から回動量検出信号(発射勢調整信号)を発射排出制御装置44へ出力可能とし、該回動量検出信号に基づいて遊技球の発射勢が調整されるように構成されている。そして、回動量検出器43の回動検出軸(図示せず)を回動操作部32に連動して回動可能とし、回動操作部32を回動すると回動検出軸が回動して回動量検出信号(具体的には回動量検出器43の抵抗値)を変化できるように構成されている。
前側ベース部37は、後側ベース部36の前方に支持された略椀状部材であり、回動操作部32の中央部分を前方から被覆している。また、前側ベース部37の前面に装飾模様を施して、発射操作ユニット21の前面側を装飾している。
回動操作部32は、遊技者が指を掛けて回動操作する円盤状の部材であり、当該回動操作部32の外周部に掛合突部46を突設し、遊技者が手で発射操作ユニット21を把持した状態で指を掛合突部46へ掛合できるように構成されている。また、回動操作部32の中央部、詳しくは回動中心軸C上に位置する中央部には接続ボス47を設け(図3(b)参照)、該接続ボス47に操作軸部33の前端部(言い換えると、取付ベース15側(前面枠3側)とは反対側に位置する端部)を断面D字状に形成した状態で接続して、操作軸部33を接続ボス47から後方の前面枠3側へ向けて突設している。さらに、操作軸部33のうち回動操作部32よりも後ろ側(前面枠3側)から後端部(前面枠3側に位置する端部)33aまでの部分を回動中心軸Cが中心となる円柱状に形成し、この円柱部分を後側ベース部36の内部に挿通して、後側ベース部36(ユニットベース31の一部)に当該回動操作部32を回動可能な状態で支持し、且つ操作軸部33の後端部33aを後側ベース部36から後方(前面枠3側)へ突出している。そして、回動操作部32には、ねじりコイルばね等の回動付勢部材(図示せず)を回動中心軸Cの周りに巻回する状態で装着し、回動操作部32を発射勢低減調整方向、詳しくは常態の発射停止姿勢(遊技球の発射が停止される初期位置姿勢)に戻る回動方向(図3(a)中、矢印Aで示す左回り方向)へ常時付勢している。
なお、回動操作部32を発射停止姿勢に設定した状態では、回動操作部32が発射停止スイッチ42に係合して発射停止スイッチ42をON状態にし、この発射停止スイッチ42からストップ信号が出力されて、発射装置41による遊技球の発射動作を停止する。そして、発射停止姿勢から回動付勢部材の付勢力に抗して回動操作部32を発射勢低減調整方向とは反対の発射勢増大調整方向(図3(a)中、矢印Bで示す右回り方向)へ回動すると、回動操作部32と発射停止スイッチ42との係合を解除して、発射装置41における発射動作の停止状態を解除する。また、回動量検出器43の回動検出軸が回動し、回動開始姿勢からの回動量の増加に伴って回動量検出信号が変化して発射装置41の発射勢が弱い状態から強い状態に変化する。
次に、発射操作ユニット21を下皿ユニット12(言い換えると前面枠3)へ装着するための構成について説明する。
図6(a)に示すように、発射操作ユニット21と下皿ユニット12との間には軸着機構50を設け、該軸着機構50を介して発射操作ユニット21(詳しくは後側ベース部36)を取付ベース15(前面枠3)へ軸着し、発射操作ユニット21を回動操作部32側が下方向へ移動可能としている。具体的に説明すると、軸着機構50は、操作ユニット装着開口20の左右両側縁に設けられた移動軸受部51と、発射操作ユニット21の後側ベース部36、詳しくは後側ベース部36の後側(前面枠3側)の左右両側部に突設された移動軸部52とを回動自在な状態で嵌合して構成されている。また、移動軸受部51を回動中心軸Cとは直交する(言い換えると発射操作ユニット21の突出方向とは直交する)横向き溝状に設定するとともに、移動軸受部51の後側を下皿ユニット12の後方へ向けて開放している。さらに、当該軸着機構50の前後方向の位置(詳しくは、移動軸部52および移動軸受部51の前後方向の配置箇所)を操作軸部33の後端部33aと回動操作部32との間に設定している。したがって、回動操作部32を上方へ移動すると、操作軸部33の後端部33aを下方へ移動し、回動操作部32を下方へ移動すると、操作軸部33の後端部33aを上方へ移動するように構成されている。
なお、軸着機構50は、左右両側の移動軸部52の外端部間の距離を操作ユニット装着開口20の開口径よりも広く設定している。このため、操作ユニット装着開口20の上下両側縁には矩形状の切欠部53を移動軸部52の直径よりも広い横幅に設定して設け、発射操作ユニット21を取付ベース15へ軸着する際に移動軸部52が操作ユニット装着開口20の縁に干渉することを避けられるように構成されている。発射操作ユニット21を下皿ユニット12へ装着するには、発射操作ユニット21を移動軸部52が縦向きになる姿勢、且つ回動操作部32が移動軸部52を挟んで取付ベース15とは反対側に位置する姿勢に設定し、この姿勢で後側ベース部36の後部を操作ユニット装着開口20へ取付ベース15の前方から挿通するとともに、移動軸部52を切欠部53へ挿通する。そして、移動軸部52を移動軸受部51よりも後方の位置に設定し、この状態で発射操作ユニット21を90度回転して移動軸部52を横向き姿勢にする。移動軸部52を横向き姿勢に設定して移動軸部52を移動軸受部51の後方へ配置したならば、発射操作ユニット21を取付ベース15の前方へ向けて移動して、移動軸部52を移動軸受部51へ後方から嵌合する(図6(a)参照)。
そして、下皿ユニット12は、図6(b)に示すように、操作ユニット装着開口20の後方にカバー部材55を装着し、該カバー部材55により操作ユニット装着開口20、発射操作ユニット21の後部(詳しくは操作ユニット装着開口20から後方へ突出した部分)、軸着機構50を取付ベース15の裏面側から被覆している。カバー部材55は、図7に示すように、操作ユニット装着開口20および発射操作ユニット21の後部を被覆するカバー本体56と、軸着機構50を被覆する軸着カバー部57とから構成されており、カバー本体56の左右両側方に軸着カバー部57を配置している。また、カバー本体56を前方から凹ませて収容空間部56aを形成し、該収容空間部56a内に後側ベース部36のうち操作ユニット装着開口20よりも後方に位置する部分を干渉せずに収容可能としている。さらに、軸着カバー部57を前方から凹ませて軸受収容部57aを形成し、該軸受収容部57a内に移動軸受部51を移動軸部52が嵌合した状態で収容し、軸着カバー部57と移動軸受部51とで移動軸部52を挟持して移動軸部52が移動軸受部51から外れること、ひいては発射操作ユニット21が下皿ユニット12から脱落することを阻止している。
また、図7に示すように、カバー本体56には、操作軸部33(詳しくは、回動中心軸Cに沿って延在する操作軸部33)の後端部33aを係合可能な回動規制部59を備えている。具体的に説明すると、カバー部材55の後部の中央部分には、台形状の挿通開口60を開設して収容空間部56aと挿通開口60とを連通し、該挿通開口60に操作軸部33の後端部33aを挿通し、挿通開口60の左右両側に位置する縦向き姿勢の開口縁を規制壁61とし、左右両側に位置する一対の規制壁61を操作軸部33の後端部33aの左右両側方にそれぞれ位置する状態で離間して回動規制部59を構成している。さらに、規制壁61同士の離間距離(挿通開口60の横幅)を操作軸部33の移動方向へ向かうにつれて次第に拡縮(具体的には、規制壁61の上部(挿通開口60の上部)へ向かうにつれて次第に縮幅し、挿通開口60の上部では、規制壁61同士の離間距離を操作軸部33の後端部33aの直径よりも狭く設定している。そして、操作軸部33を前面枠3の前後方向に平行な横向き平行姿勢に設定すると、各規制壁61に操作軸部33の後端部33a(詳しくは後端部33aの側面)を両規制壁61の間に挟まれる状態で下方から係合し、操作軸部33、ひいては発射操作ユニット21が前面枠3の前方へ向けて下り傾斜した姿勢となることを規制するが、前面枠3の後方へ向けて下り傾斜した姿勢となることを許容するように構成されている。
さらに、カバー本体56の後部のうち挿通開口60の直下に位置する箇所には止着ボス62を設け、該止着ボス62にコイルばね等の移動付勢部材63の一端(下端)を止着するとともに、該移動付勢部材63の他端(上端)を、挿通開口60から後方へ突出した操作軸部33の後端部33a、言い換えると軸着機構50を挟んで回動操作部32とは反対側に位置する操作軸部33の後端部33aへ止着し、移動付勢部材63により発射操作ユニット21を回動操作部32側が上方へ向かう回動方向へ常時付勢するように構成されている。また、カバー本体56のうち挿通開口60の側方には配線用開口64を開設し、発射操作ユニット21の接触領域形成部39、回動量検出器43、発射停止スイッチ42に接続される配線を後側ベース部36の後部から引き出して配線用開口64へ通し、前面枠3側に接続している。
このような構成の発射操作ユニット21を備えたパチンコ遊技機1において、遊技者が発射操作ユニット21に触れていない常態では、図8(a)に示すように、移動付勢部材63の付勢力により発射操作ユニット21が回動操作部32側から取付ベース15側へ向けて下り傾斜した姿勢となり、後側ベース部36が操作ユニット装着開口20の上縁部、あるいは装飾パネル22のうち後側ベース部36に対向する縁部に当接して発射操作ユニット21の傾斜姿勢が維持される。また、操作軸部33の後端部33aが挿通開口60の下部に位置し、回動規制部59(規制壁61)と操作軸部33との当接を解除した状態、言い換えると操作軸部33の回動を許容する状態となる(図8(b)参照)。そして、発射操作ユニット21を操作して遊技球を発射するには、まず、回動操作部32を下方へ押し下げずに発射操作ユニット21を手で前側ベース部37側から把持して発射操作ユニット21の傾斜姿勢を維持し、指を回動操作部32の掛合突部46へ掛合するとともに指先を接触領域形成部39へ当接し、この状態で回動操作部32を回動付勢部材の付勢力に抗して発射勢増大調整方向Bへ回動する(図3(a)参照)。すると、回動検出軸が回動操作部32と共回りし、回動検出軸が回動された回動量検出器43から回動量検出信号が出力され、この回動量検出信号に基づいて発射装置41が駆動して遊技球を発射する。
回動操作部32を回動操作して遊技球の発射勢を調整し、発射勢調整が完了したならば、回動操作部32の回動位置を維持した状態で回動操作部32を下方へ押し下げて発射操作ユニット21を移動軸部52の周りに下方へ回動し、発射操作ユニット21の回動操作部32側を下方へ移動して発射操作ユニット21を前面枠3の前後方向に平行な横向き平行姿勢へ変換する(図9(a)参照)。すると、操作軸部33の後端部33aが移動付勢部材63の付勢力に抗して移動軸部52の周りに上方へ回動し、挿通開口60の上部へ移動して回動規制部59(規制壁61)へ係合、詳しくは線接触する(図9(b)参照)。この状態で回動操作部32を回動しようとすると、回動規制部59と操作軸部33の後端部33aとの間に摩擦(静摩擦)が回動力に抗して発生し、操作軸部33および回動操作部32の回動を規制、ひいては遊技球発射勢が調整済みの設定から外れることを規制する。したがって、遊技者は、発射操作ユニット21の回動操作部32側を下方へ移動するだけで遊技球の発射勢を所望の発射勢設定で容易に維持することができる。そして、コインなどの部材を別個準備せずに、遊技球の発射勢を維持することができる。
また、規制壁61同士の離間距離(幅)を規制壁61の上部へ向かうにつれて次第に縮幅して回動規制部59を構成したので、遊技球の発射勢を容易に維持可能な発射操作ユニット21を簡単な構成で実現することができる。さらに、回動規制部59により遊技球の発射勢を維持している状態では、発射操作ユニット21が横向き平行姿勢に維持される。したがって、遊技者は、発射操作ユニット21を操作する手を不自然な姿勢にせずに遊技球の発射勢を維持することができ、リラックスして遊技を楽しむことができる。
そして、遊技球発射勢の維持を解除するには、回動操作部32の下方への押圧力を緩める。すると、移動付勢部材63の付勢力により、回動操作部32が移動軸部52の周りに上方へ回動するとともに、操作軸部33の後端部33aが移動軸部52の周りに下方へ回動し、操作軸部33と回動規制部59(規制壁61)とが離間する(図8(b)参照)。これにより、操作軸部33および回動操作部32の回動が許容され、遊技球の発射勢を改めて調整することができる。さらに、遊技者が手を発射操作ユニット21(回動操作部32)から離せば、回動操作部32が回動付勢部材の付勢力により発射勢低減調整方向Aへ回動し、発射停止スイッチ42に係合して遊技球の発射動作を停止する。したがって、遊技者は、発射操作ユニット21から手を離すだけで、発射勢の維持状態を解除できるとともに、遊技球の発射動作を停止することができる。
ところで、上記実施形態では、回動規制部59を規制壁61で構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示す第2実施形態においては、回動規制部67は、2つの規制壁68の上端の間に、操作軸部33の後端部33aが当接可能な当接部69を備えている。具体的に説明すると、第2実施形態におけるカバー部材55は、挿通開口60の開口縁に、ゴムやウレタンなどの弾性体で形成された略台形リング状の回動規制部67を嵌合して設け(図10(a),(b)参照)、該回動規制部67の内側開口部70に操作軸部33の後端部33aを挿通可能としている。また、回動規制部67の内周面のうち内側開口部70の左右両側方に位置する部分を規制壁68とし、該規制壁68同士の離間距離を規制壁68の上部へ向かうにつれて次第に縮幅して、内側開口部70の上部を操作軸部33の直径よりも狭くするとともに、内側開口部70の下部を操作軸部33の直径よりも広くするように設定している(図10(c)参照)。さらに、回動規制部67の内周面の上部、言い換えると両規制壁68の上端の間には当接部69を操作軸部33の後端部33aの外周面に沿って円弧状に形成して備えている。
このような構成の回動規制部67を備え、回動操作部32を下方へ押し下げて操作軸部33の後端部33aを移動付勢部材63の付勢力に抗して移動軸部52の周りに上方へ回動すると、図10(d)に示すように、操作軸部33の後端部33aが規制壁68の上部へ係合し、さらには当接部69へ面接触状態で当接(密着)する。この状態で回動操作部32を回動しようとすると、回動規制部67と操作軸部33の後端部33aとの間に摩擦(静摩擦)が回動力に抗して十分に発生し、操作軸部33および回動操作部32の回動を規制、ひいては遊技球の発射勢の維持を一層確実に行うことができる。
ところで、上記実施形態では、発射操作ユニット21を把持した状態で押し下げるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示すように、前側ベース部37の中央部分を凹ませて横長な押圧部73を形成し、該押圧部73のうち発射操作ユニット21の上方を向いた面(下面)を押圧面73aとし、押圧部73に指などを差し入れて押圧面73aを下方へ押圧して発射操作ユニット21の回動操作部32側を下方へ移動した状態で維持可能としてもよい。このようにすれば、遊技者は、押圧部73を手で押圧するだけで簡単に遊技球の発射勢を維持することができる。また、回動操作部32に触れずに済み、発射勢を維持している最中に回動操作部32が不用意に回動し難くなり、発射勢が維持状態から変わってしまう不都合を抑制することができる。なお、押圧面73aにはメッキを施す等して導電性を付与し、押圧面73aと接触領域形成部39、あるいはタッチセンサ40とを接続すれば、遊技者が接触領域形成部39へ触れていなかったとしても、押圧面73aにさえ触れていれば、発射装置41からの遊技球の発射を許容することができて好適である。また、押圧部は、押圧面を発射操作ユニット21の上方へ向けて形成されていれば、どのような形状でもよい。例えば、前側ベース部37の上部を切り欠いて段状の押圧部を設けてもよい。
ところで、上記実施形態では、回動規制部59,67をカバー部材55に設けたが、本発明はこれに限定されない。要は、操作軸部33に係合して操作軸部33の回動を規制できれば、前面枠3のどの位置に設けられていてもよい。また、上記実施形態では、2つの規制壁を開口部の左右両側の縁部で形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、規制壁を縦長な短冊状の板片で構成し、この板片同士の離間距離を板片の上部へ向かうにつれて次第に縮幅して、板片の上部の離間距離を操作軸部33の直径よりも狭くするとともに、板片の下部の離間距離を操作軸部33の直径よりも広くするように設定してもよい。さらに、回動規制部は、2つの規制壁を左右に離間して備えることに限定されない。例えば、操作軸部33の後端部33aの上方に横長な平板状の当接壁、または上向き凸状の円弧状の当接壁などを設けて回動規制部とし、該回動規制部に操作軸部33の後端部33aの上面を係合可能としてもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球の発射操作を行うための発射操作ユニットを前面枠に備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
12 下皿ユニット
15 取付ベース
20 操作ユニット装着開口
21 発射操作ユニット
31 ユニットベース
32 回動操作部
33 操作軸部
33a 後端部
36 後側ベース部
37 前側ベース部
39 接触領域形成部
46 掛合突部
50 軸着機構
51 移動軸受部
52 移動軸部
55 カバー部材
56 カバー本体
57 軸着カバー部
59 回動規制部
60 挿通開口
61 規制壁
63 移動付勢部材
67 回動規制部
68 規制壁
69 当接部
70 内側開口部
73 押圧部
73a 押圧面

Claims (2)

  1. 遊技球の発射操作を行うための発射操作ユニットを備えた遊技機において、
    前記発射操作ユニットは、
    当該発射操作ユニットの基部となるユニットベースと、
    該ユニットベースの前側に回動可能な状態で支持され、遊技球の発射勢を調整するために回動される回動操作部と、を備え、
    前記ユニットベースには、前記回動操作部の回動中心軸とは直交する移動軸部を設け、遊技者の操作により前記発射操作ユニットが前記移動軸部を中心に回動可能とし、
    前記ユニットベースのうち前記移動軸部よりも後方には回動規制部を配設し、
    該回動規制部は、一対の規制壁により構成され、
    該規制壁は、前記回動中心軸に沿って延在する操作軸部の後端部の両側方に、当該規制壁同士の離間距離が次第に拡縮するように、前記操作軸部の後端部が移動する方向に沿って配置され、
    前記発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が縮幅する方向へ移動すると、前記規制壁同士の間に前記操作軸部が挟まれることにより両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面とが係合または当接して、前記発射操作ユニットの回動が規制されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記発射操作ユニットは、
    当該発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が縮幅する方向へ移動すると、前記規制壁同士の間に前記操作軸部が挟まれることにより両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面とが係合または当接して、前記回動操作部の回動操作が不能となり、
    当該発射操作ユニットの回動により前記操作軸部の後端部が前記規制壁同士の離間距離が拡幅する方向へ移動すると、両側方の前記規制壁と前記操作軸部の側面との係合または当接が解除されて、前記回動操作部の回動操作が可能となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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