JP2013044509A - 加熱調理器 - Google Patents

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学 藤本
Hajime Murata
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Abstract

【課題】加熱部による加熱または加熱停止の各操作に基づいて、排気装置の駆動または停止を制御する無線信号を、前面操作パネル部に設けた送信部から前方へ送出する加熱調理器において、送信される無線信号を確実にユーザで反射させて排気装置に導くことができる。
【解決手段】加熱部による加熱または加熱停止を指令するための操作がされた時点と、その時点から設定された時間T2が経過するまでの期間内の少なくとも一つの時点との複数回に亘って無線信号を送信する。
【選択図】図11

Description

本発明は、加熱調理器に関し、更に詳しくは、レンジフード等と組合せて利用される加熱調理器に関する。
加熱調理器の上方に設置されて加熱作動によって発生する排気ガスを外部に排出する排気装置としてのレンジフードにおける排気ファンの駆動及び停止や風量調節などの操作は、レンジフードの前端部に備えられた操作部で行うのが一般的であるが、近年では、排気ファンの駆動及び停止や排気量の調節などの操作を、加熱調理器の前面から容易に行えるように構成したものが実用化されている。
例えば、特許文献1には、調理器前面のファン操作部とレンジフードのファン制御部とを配線接続した有線リモコン方式のもの、あるいは、調理器前面のファン操作部からレンジフードのファン制御部に光信号を送信する無線リモコン方式のものが提案されている。
特開平10−257930号公報
上記特許文献1の無線リモコン方式では、有線リモコン方式のように、調理器とレンジフードとの配線工事は不要であり、容易に据付けることができる。
この特許文献1では、調理器の左右の側面とフロアーユニット(キッチンキャビネット)との隙間を覆う左右のサイドモールの一方を、上記ファン操作部を有するリモコンユニットとして利用している。
したがって、サイドモールを備えていない加熱調理器の場合には、サイドモールをファン操作部として利用することができず、加熱調理器の前面操作パネル部に、無線信号の送信部を設置し、無線信号を前方に向けて送出し、無線信号を調理器の前に立つユーザで反射させ、その反射された無線信号をレンジフードに備えた受信部で受けるように構成することになる。
かかる構成では、無線信号の送出部が、操作パネルを操作するユーザの手指や腕などで遮られて、無線信号がユーザの胸部や腹部で適切に反射されなくなるおそれがあり、この場合、排気ファンが起動されないまま加熱調理が行われたり、加熱調理が終わった後も排気ファンが作動し続けてしまうことになる。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、無線リモコン方式で排気装置の駆動及び停止を制御する加熱調理器において、無線信号を確実にユーザで反射させるようにすることを主たる目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、加熱部による加熱または加熱停止を指令するための各操作に基づいて、前記加熱部で発生する排気ガスを外部に排出する排気装置の駆動または停止を制御する無線信号を、前面操作パネル部に設けた送信部から前方へ送出する加熱調理器であって、
前記加熱または加熱停止を指令するための各操作がされた時点と、該時点から設定時間が経過するまでの期間内における少なくとも一つの時点との複数回に亘って、各操作に対応する前記無線信号を前記送信部から送信させる送信制御部を備える。
前記設定時間が経過するまでの前記期間内における複数の時点で無線信号をそれぞれ送信してもよく、この場合、3回以上に亘って無線信号を送信することになる。また、前記設定時間が経過した時点で無線信号を送信してもよい。
本発明によると、加熱部による加熱または加熱停止を指令するための各操作がなされた時点のみならず、その後にも無線信号が送信されるので、前面操作パネル部の操作を行うユーザの手指や腕などによって、1回目の無線信号を送信する際の送信部が遮られても、操作後にユーザの手指や腕が動かされることで、後続して送信部から送信される無線信号は手指や腕で遮られることなくユーザの胸部や腹部に照射されることになり、複数回に亘って送信したいずれかの無線信号をユーザで確実に反射させて排気装置側に導くことができる。
(2)本発明の好ましい実施態様では、前記設定時間が3秒であり、前記送信手段は、前記無線信号として赤外線信号を送信するものである。
この実施態様によると、操作を行ったユーザは、通常3秒間程度は加熱調理器の前に居るので、その間に赤外線信号を送信することによって、赤外線信号をユーザで確実に反射させて排気装置側へ導き、排気装置の制御を的確に実行することができる。
(3)上記の実施態様では、前記少なくとも一つの時点が、前記加熱または加熱停止を指令するための各操作がされた前記時点から1秒以上経過した時点としてもよい。
前面操作パネル部の操作ボタン等の操作を完了したユーザは、通常操作を行ってから1秒以上経過した時点では、前記操作ボタン等から手指を離しているので、この実施形態では、1秒以上経過した時点で無線信号を送信することによって、前面操作パネル部に設けた送信部が、ユーザの手指や腕で遮られることがなく、送信部からの無線信号が、ユーザの胸部や腹部で適切に反射して、より確実に排気装置側へ導かれ、排気装置の制御をより的確に実行することができる。
このように、本発明によれば、無線リモコン方式で排気装置の駆動および停止を制御する加熱調理器において、加熱部の加熱または加熱停止を指令するための操作がされた時点と、その後の時点との複数回に亘って、前面操作パネル部の送信部から無線信号を送信するので、前面操作パネル部の操作を行ったユーザの手指や腕などによって無線信号の送信部が遮られていないときに、無線信号を送信することができ、これによって、無線信号を加熱調理器の前に立ったユーザの胸部や腹部などで確実に反射させて排気装置側へ導くことができる。
加熱調理台とレンジフードを示す側面図である。 加熱調理台の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る加熱調理器の斜視図である。 開閉式の操作部を開いた状態の加熱調理器を示す斜視図である。 パネルカバーを開いた状態の加熱調理器を示す斜視図である。 右上の操作部の正面図である。 パネルカバーを開放した状態の右上の操作部を示す斜視図である。 コンロ組み付け途中状態の加熱調理台を示す斜視図である。 コンロ組み付け完了直前の加熱調理台を示す斜視図である。 加熱調理器の制御ブロック図である。 調理器本体側における送信制御のフローチャートである。 レンジフード側における排気ファン制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1に、加熱調理台Aとその上方に配備されたレンジフードBの側面が、また、図2に、加熱調理台Aの全体が、また、図3に、加熱調理台Aに組み込まれる加熱調理器Cの全体がそれぞれ示されている。
図3に示すように、この加熱調理器Cは、箱形に形成された板金構造の本体1の上部に、最大火力の異なる3つのコンロバーナー2を装備すると共に、前蓋付きのグリルトレー3aを前面から出し入れ可能に装着したグリル庫3を左右中央に備え、かつ、グリル庫3の左右に前面操作パネル部Pを配備したビルトインタイプに構成されたものであり、キッチンキャビネット4に上方から落とし込み装着される。また、コンロ上部は天板5で覆われると共に、コンロ奥端の上面にグリル庫3の燃焼排ガスを排出するためのグリル排気口6が設けられ、かつ、天板5の上面に各コンロバーナー2に対応した五徳7が載置支持されている。
キッチンキャビネット4の上面には、図8に示すように、加熱調理器Cの本体1を組み入れる矩形の上面開口4aが形成され、この上面開口4aに落し込み装着した本体1が、その上端四周に備えられたフランジ1fを介して上面開口4aの周縁に受け止め支持されるようになっている。また、前面操作パネル部Pおよびグリル庫3の前面が、キッチンキャビネット4の上部前面に形成された横長矩形の前面開口4bに臨設されるようになっている。
前面操作パネル部Pにおける右側上部には、図2〜図4に示すように、操作部Saが設けられると共に、前面操作パネル部Pにおける左側上部には電池収納部8が設けられ、また、前面操作パネル部Pにおける右側下部と左側下部には手前に引出し回動可能な開閉式の操作部Sb,Scがそれぞれ備えられている。
前面操作パネル部Pの右上に位置する操作部Saは、各コンロバーナー2の点火(加熱)/消火(加熱停止)や火力調節を行うために操作されるものであり、図5に示すように本体1に固定される前面パネル9と、これを前面から覆う開閉自在なパネルカバー10とが備えられている。
前面操作パネル部Pの左上に位置する電池収納部8は、電池を本体1内に収納するための開口11を備え、その前面が開閉自在なパネルカバー12で覆われている。
前面操作バネル部Pの右下に位置する開閉式の操作部Sbは、各コンロバーナー2の各種の設定を指令するコンロ用の設定入力パネル13を、図4に示すように本体1から引出し収納自在に備えており、その前面がパネルカバー14で覆われている。
前面操作パネル部Pの左下に位置する開閉式の操作部Scは、グリル庫3における点火(加熱)/消火(加熱停止)や火力調整を指令するグリル用の設定入力パネル15を、図4に示すように本体1から引出し収納自在に備えており、その前面がパネルカバー16で覆われている。
上記パネルカバー10,12,14,16は、図3及び図5に示すように、グリル庫3の横端に近接した縦向き支軸x0,x1,x2,x3を中心にそれぞれ水平回動して開閉できるようになっている。また、コンロ用の設定入力パネル13を備えた開閉式の操作部Sbは、その下端部における水平支軸y1を中心にして前後回動可能に支持されており、開閉式の操作部Sbを手前に引き出し回動することで設定入力パネル13を、上述の図4に示すように上向きに露出させることができる。また、グリル用の設定入力パネル15を備えた開閉式の操作部Scも、その下端部における水平支軸y2を中心にして前後回動可能に支持されており、開閉式の操作部Scを手前に引き出し回動することで設定入力パネル15を、上述の図4示すように上向きに露出させることができる。
次に、最も頻繁に操作される右上の操作部Saについて説明する。この操作部Saは、図6,図7に示すように、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において、パネルカバー10に形成した透孔17を通して裏面側から挿通する状態で各コンロバーナー2に対応する3個の回転操作ノブ18が左右に並列して配備されている。各回転操作ノブ18は、押し込み操作毎に回転軸心方向(前後方向)に移動して、押込み位置(止)と突出位置(開)とに切り換え保持されると共に、上記突出位置(開)において回転操作ノブ18を左右に回動操作することで火力を調整するよう構成されている。
詳述すると、上記回転操作ノブ18は、押し操作される毎に回転軸心方向に移動して、図示しない位置保持機構によって、パネルカバー10の前面とほぼ面一になる押込み位置と、それより前方に突出する突出位置とに切り換え自在に構成され、回転操作ノブ18が突出位置に切り換えられているときに、その軸心周りで左右に回動操作可能となるように構成されている。そして、回転操作ノブ18が押し込み位置に切り換えられると、それに伴って図10に示される点消火スイッチ19がオフ状態(消火)となり、回転操作ノブ18が突出位置に切り替えられると、それに伴って点消火スイッチ19がオン状態(点火)となるように連動して切り換わる構成となっている。上記点消火スイッチ19の切り換え信号は、図10の制御ブロック図に示される主制御部20に入力され、主制御部20は、この点消火スイッチ19がオン状態に切り換わると対応するコンロバーナ2に対するガス供給および点火作動を開始する点火指令を燃焼制御部21に出力し、オフ状態に切り換わると対応するコンロバーナー2へのガス供給を断つ消火指令を燃焼制御部21に出力するように構成されている。
なお、本体1の内部には、各回転操作ノブ18の回転操作位置を検出するロータリーエンコーダ22(図10)が設けられており、検出された回転操作位置に応じて燃焼制御部21でのガス供給量を加減制御して火力調整が行われる。なお、このロータリーエンコーダ22の操作軸と回転操作ノブ18とは、一体回動自在に且つ軸心方向での相対移動を許容する状態で接続されている。
また、右上のパネルカバー10には、回転操作ノブ挿通用の3つの透孔17が設けられているのに加えて、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において、前面パネル9に備えた自動復帰型の電源スイッチ23をパネルカバー10の前面から操作自在にするための電源スイッチ操作ボタン24を備えている。この電源スイッチ操作ボタン24は、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において、前後に移動自在に電源スイッチ23の前面頂部に当接し、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態で電源スイッチ操作ボタン24を押圧操作する毎に電源スイッチ23を繰り返しオン/オフ操作するように構成されている。また、この電源スイッチ23は非常用の停止スイッチとしても機能するものであり、電源スイッチ操作ボタン24を押して電源スイッチ23をオフ操作すると、図10に示される主制御部20及び燃焼制御部21によって直ちにガス供給が遮断されて全ての加熱部であるコンロバーナー2及びグリルバーナー33が消火状態に切り替えられるようになっている。
さらに、前面パネル9には自動復帰型の押し操作式のチャイルドロックスイッチ25が設けられており、他方、パネルカバー10には、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において上記チャイルドロックスイッチ25をパネルカバー10の前面から操作自在にするためのチャイルドロックスイッチボタン26を備える。このチャイルドロックスイッチボタン26は、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において、前後に移動自在に上記チャイルドロックスイッチ25の前面頂部に当接し、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態におけるチャイルドロックスイッチボタン26の押し操作によりチャイルドロックスイッチ25のオン/オフ操作ができるように構成されている。
上記前面パネル9における回転操作ノブ18の上部には、各コンロバーナー2の火力の大きさをそれぞれ表示するモニタランプとしてLEDランプ27が列状に配設してあり、他方パネルカバー10には、パネルカバー10が前面パネル9を覆った状態において上記LEDランプ27の点灯/消灯をパネルカバー10の前面から視認するための導光部28を備えている。これによって、LEDランプ27の点灯個数で各コンロバーナー2の火力を視認することができる。
上記のように構成されたドロップインコンロCは以下のような手順でキッチンキャビネット4に組み付けられる。
組み付けに際しては、図5に示すように、先ず、全てのパネルカバー10,12,14,16を、グリル庫3側に折込み回動した状態で、図示しない固定用テープによって仮止め拘束し、前面視において本体1の前部外形領域内に全パネルカバー10,12,14,16が収まるようにしておく。
パネルカバー10,12,14,16が上記のようにグリル側に折込み回動した状態にあると、本体1の前部をキッチンキャビネット4の上面開口4aから挿入するときにパネルカバー10,12,14,16がキッチンキャビネット4の上面開口4aの周縁と干渉せず、無理なく本体1をキッチンキャビネット4の上面開口4aから挿入することができる。その後、本体1の上端四周縁に備えられたフランジ部1fをキッチンキャビネット4の上面開口4aの周縁に係止して、前面操作パネル部Pおよびグリル庫3をキッチンキャビネット4の前面開口4bに臨ませた図8に示す状態となる。
キッチンキャビネット4の前面開口4bの前面視における開口寸法を前面パネルPの前面視寸法と同じ寸法にすると、前面操作パネル部Pをキッチンキャビネット4の前面開口4bに挿通する際に、前面操作パネル部Pと前面開口4bの周縁とが干渉しやすく、施工が困難となるため、この前面開口4bの前面視における開口寸法は前面操作パネル部Pの前面視寸法より十分大きくすることが望ましい。このような寸法設定によると、前面操作パネル部Pをキッチンキャビネット4の前面開口4bに臨ませた図8の状態においては、前面操作パネル部Pの周縁と前面開口4bの周縁との間には隙間が生じることになる。
この図8の状態において、前面操作パネル部Pの下方の隙間は前面操作部Pが存在するため目立ちにくいものであり、前面操作パネル部Pの上方の隙間は、キッチンキャビネット4の上面において前方に張り出すカウンタートップ4cの前端が存在するため目立ちにくいものであるが、前面操作パネル部Pの左右両横側方の隙間dは目立ったものとなっており、以下に示す手順で前面操作パネル部Pの左右両横側方の隙間dを塞ぐ工程を行うことですっきりとした外観を保つことができる。
すなわち、図8に示す状態から、図示しない固定用テープを取り除いて仮止め拘束を解除した後、各支軸x0,x1,x2,x3を中心に各パネルカバー10,12,14,16を閉止位置まで回動させることで、それぞれの遊端部に備えた延長部10a,12a,14a,16aによって前面操作部Pの左右両横側方の隙間dが覆われて、キッチンキャビネット4の前面とパネルカバー10,12,14,16の前面とが一体感を持ったすっきりとした外観を保つ図9の状態となる。
その後、天板5を本体1に装着し、前蓋付きのグリルトレー3aをグリル庫3に装着することでキッチンキャビネット4へのドロップインコンロCの組込みが完了し、図2に示す状態となる。
なお、図7に示すように、パネルカバー10の背面には係止爪29を突設すると共に、前面パネル9には係止爪29と係合する係合孔30が設けてあり、パネルカバー10が上記閉止位置に回動した時に係止爪29が係合孔30と係合して閉止状態に保持され、開放位置に向かって不用意に回動することがないよう構成してある。そして、係止爪29が係合孔30と係合した閉止状態においても、少し強い目の力を以って手前に引けば、パネルカバー10を開放位置に向かって回動させることが可能である。なお、他のパネルカバー12,14,16も上記と同様な構造によって閉止位置に保持できると共に、少し強い目の力を以って手前に引いて開放回動させることができるようになっている。
上記のように構成された加熱調理器においては、コンロバーナー2の点火/消火操作、および、グリルバーナー33の点火/消火操作に連動して、すなわち、加熱部の加熱/加熱停止の操作に連動して、無線信号である赤外線信号によって、排気装置であるレンジフードBに備えられた排気ファン34の駆動/停止を制御するものである。以下にその構成について説明する。
図7に示すように、上記操作部Saにおける前面パネル9の右上箇所には、排気ファン制御用の赤外線信号を出力する赤外線LED35と、電源の入り切り状態を表示する電源モニタランプとしてのLEDランプ36と、上記電源スイッチ23とが左右に並んで近接配備され、これら並列配備された赤外線LED35,LEDランプ36,電源スイッチ23が、パネルカバー10に装備された上記電源スイッチ操作ボタン24に裏面から対向するよう配置されている。
電源スイッチ操作ボタン24は、上記のように、並列された赤外線LED35,LEDランプ36,電源スイッチ23に対向するよう前面視で横長の長円形に形成されており、その裏面の左右に赤外線LED35が入り込む凹部24aと電源スイッチ押圧用の操作突起24bが設けられている。そして、この電源スイッチ操作ボタン24は、赤外線を透過させる、例えば黒色の樹脂材料で形成されていて、電源スイッチ操作ボタン24の凹部24aが形成された部位付近が、赤外線LED35から出力された赤外線信号を前方に向けて透過送出する透光部37となっている。
この実施形態では、赤外線LED35及び透光部37によって、赤外線信号を前方へ送出する送信部が構成され、この送信部による赤外線信号の送信制御が、図10の主制御部20によって行われる。
この実施形態では、上記赤外線LED35は、前面から見て電源スイッチ操作ボタン24の左端側に偏った位置に対向するよう配置されており、上記透光部37は、前面から見て電源スイッチ操作ボタン24の左端側に偏って位置することになる。従って、加熱調理台Aの真正面にユーザが立った際に、電源スイッチ操作ボタン24のユーザに最も近い位置から赤外線信号を送出することができ、ユーザでの信号反射を確実なものとすることができる。なお、この実施形態と逆に、電源スイッチ操作ボタン24がコンロ中心より左側に偏って配置される場合には、電源スイッチ操作ボタン24の右側に偏って透光部37を位置させるとよい。
また、電源スイッチ操作ボタン24の左右中央部位にはLEDランプ36からのモニタ光を前方に拡散するアクリル樹脂などの透明樹脂からなる光拡散部38が一体に組み込まれており、電源スイッチ23がオンされると、電源スイッチ操作ボタン24における中央部の光拡散部38が光って、電源オン状態を前面から視認できるようになっている。
パネルカバー10を閉止して前面パネル9を覆った状態では、その前面は、図6に示されるように、横長の長円形の電源スイッチ操作ボタン24がそれを示すマークと共に、ユーザに視認され、赤外線信号を送出する透光部37は、電源スイッチ操作ボタン24として視認される。したがって、透光部を独立して設置した場合のように、美観を損なうことがなく、しかも、電源スイッチ操作ボタン24は、透光部37を設けたことによって、操作面が大きくなって操作しやすくなり、機能美が高まることになる。
以上の加熱調理器に対して、レンジフードBにおける吸気下面の奥端部位には、図1に示すように赤外線信号を受信する受信部39が斜め前方下方に向けて配備されており、上記透光部37からやや上向きに送出されて、加熱調理台Aの前に立つユーザで反射した赤外線信号が受信部39で受信されるようになっている。
次に、コンロ側での基本的な送信制御、および、レンジフード側での基本的な排気ファン制御について説明する。
〔送信制御:図11参照〕
コンロ本体側では、先ず、ユーザの操作によって、全てのバーナーが消火している状態からいずれかのコンロバーナー2、あるいは、グリルバーナー33に対する最初の点火指令(初回点火指令)が出されたか否か、および、全てのバーナーを消火状態にする消火指令(最終消火指令)が出されたか否かが判断され(ステップs01)、初回点火指令あるいは最終消火指令が出されたことが認識されると、ユーザの操作によって指令が出された時点からの時間経過が計測開始されると共に、赤外線LED35から赤外線信号が送信される(ステップs02)。すなわち、ユーザの操作によって、最初の点火指令または最終消火指令が出された時点で1回目の赤外線信号が送信される。なお、初回点火指令が出された後に他のバーナーへの点火指令が出ても、この後続の点火指令に対して赤外線信号が送信されることはない。また、複数のバーナーが点火されている状態でいずれかのバーナーの消火指令が出ても、点火状態のバーナーが残っている間は赤外線信号が送信されることはない。
次に、点火指令または最終消火指令の発生時点から所定時間T1(例えば1秒)が経過したことが確認されると、再び赤外線LED35から2回目の赤外線信号が送信される(ステップs03,s04)。
さらに、点火指令または最終消火指令の発生時点から設定時間T2(例えば3秒)が経過したことが確認されると、再び赤外線LED35から3回目の赤外線信号が送信される(ステップs05,s06)。
このように、ユーザの操作によって点火指令または最終消火指令が発生した時点と、所定時間T1経過した時点、および、設定時間T2経過した時点の3回に亘って赤外線信号を送信することで、操作を行うユーザの手指や腕で1回目の赤外線信号の送信の際に、赤外線信号の送出端である電源スイッチ操作ボタン24の透光部37が遮られるようなことがあっても、操作の後にユーザの手や腕が動かされることで、2回目あるいは3回目の赤外線信号が手指や腕で遮られることなくユーザ正面の胸部や腹部に照射され、赤外線信号がユーザで反射してレンジフード側に向かい、受信部39に導かれる。
なお、点火操作を行ったユーザは、少なくとも数秒間は加熱調理台Aの前に居ると思われるので、その間に赤外線信号を送信することが望ましい。従って、上記時間T2は数秒、好ましくは3秒程度に設定するとよい。
〔排気ファン制御:図12参照〕
レンジフード側においては、先ず、赤外線信号が受信部39で受信されたか否かが判断され(ステップs11)、受信したことが認識されると、その時点からの時間経過が計測開始される(ステップs12)。なお、赤外線信号が受信部39で受信されると、それ以降、時間T2の間に受信されても無視される。つまり、送信部37から3回に亘って発信された赤外線信号の内、ユーザで反射されて受信部39で最初に受信された赤外線信号のみが採用されるのである。
次に、図1に示される排気ファン34が現在停止しているか否かが判断され(ステップs13)、排気ファン34が停止している場合には直ちに排気ファン34が起動される(ステップs14)。
また、排気ファン34が作動している場合には、赤外線信号が受信された時点からの経過時間が計測開始され、設定した時間T3が経過したことが認識された後に排気ファン34が停止される(ステップs15,s16,s17)。このように、消火操作を行っても暫くの間は排気や熱気が残るので、排気ファン41の停止を遅延することで排気や熱気を十分に排出することができる。なお、排気ファン41の停止を遅延する上記時間T3は、3分〜5分が好適である。
そして、上記ファン停止制御は、時間T3が経過するまでの間に再度信号受信がなされなかった場合に実行され、時間T3が経過するまでの間に信号受信があった場合、つまり、ファン停止のための遅延時間T3の間に、全てのバーナー2,33が消火された状態から、いずれかのバーナー2,33の点火操作を行うと、その点火指令の出力に基づいて赤外線信号が送信され、この赤外線信号が受信されたことの認識に基づいて、いずれかのコンロバーナー2あるいはグリルバーナー33が点火状態になるものと判断して、排気ファン34の運転を続行するのである(ステップs16,s18)。
なお、必要に応じて、レンジフードBのフード前端に手動操作部を備え、排気ファン34を優先して任意に駆動及び停止する操作、排気ファン34の回転速度を変更する排気量調整操作、レンジフードBに備えた照明装置のオン/オフ操作、等を行うことができるようにするとよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記透光部37は調理台正面に対して右側に位置して配備されるので、赤外線信号が少し内向きに発信されるように、赤外線LED35の平面視での姿勢を傾斜して設け、調理台正面に立ったユーザに赤外線信号が十分照射されるようにすると、赤外線信号の反射が一層的確に行われる。
(2)上記実施形態では、赤外線信号を送出する透光部37を電源スイッチ操作ボタン24に設けた場合を例示しているが、電源スイッチ操作ボタン24とは別に専用の透光部37を配置して実施することもできる。
(3)キッチンキャビネット4の前面開口4bと前面パネル部Pとの間に形成される隙間をサイドモールで塞ぐとともに、排気ファン制御用の赤外線信号を送出する透光部37をサイドモールに備えた形態の加熱調理器に本発明を適用することもできる。
(4)上記実施形態では、加熱部としてガスバーナを用いたが、加熱部はガスバーナに限定されるものではなく、電気ヒータ、IHヒータ等を用いるなどの種々の加熱部を用いた加熱調理器Cに適用可能である。
(5)加熱調理器Cは必ずしもビルトインタイプに限られるものではなく、上置き型の加熱調理器に本発明を適用することもできる。
24 電源スイッチ操作ボタン
34 排気ファン
35 赤外線LED
37 透光部
39 受信部
B レンジフード
C 加熱調理器(ドロップインコンロ)
P 前面操作パネル部

Claims (3)

  1. 加熱部による加熱または加熱停止を指令するための各操作に基づいて、前記加熱部で発生する排気ガスを外部に排出する排気装置の駆動または停止を制御する無線信号を、前面操作パネル部に設けた送信部から前方へ送出する加熱調理器であって、
    前記加熱または加熱停止を指令するための各操作がされた時点と、該時点から設定時間が経過するまでの期間内における少なくとも一つの時点との複数回に亘って、各操作に対応する前記無線信号を前記送信部から送信させる送信制御部を備える、
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記設定時間が3秒であり、前記送信部は、前記無線信号として赤外線信号を送信する、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記少なくとも一つの時点が、前記加熱または加熱停止を指令するための各操作がされた前記時点から1秒以上経過した時点である、
    請求項1または2に記載の加熱調理器。
JP2011184653A 2011-08-26 2011-08-26 加熱調理器 Pending JP2013044509A (ja)

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