JP5616836B2 - ポジショナ - Google Patents

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Description

この発明は、上位側システムより一対の電線を介して直流の電流信号を受け、この直流の電流信号から自己の動作電源を生成する一方、その直流の電流信号の値に応じて調節弁の開度を制御するポジショナに関するものである。
従来より、この種のポジショナは、上位側システムより一対の電線を介して送られてくる4〜20mAの電流(直流の電流信号)で動作するように設計されている。例えば、上位側システムより4mAの電流が送られてきた場合には調節弁の開度を0%とし、20mAの電流が送られてきた場合には調節弁の開度を100%とする。
この場合、上位側システムからの供給電流は4mA(下限電流値)から20mA(上限電流値)の範囲で変化するので、ポジショナの内部回路は上位側システムから供給される電流値として常に確保することの可能な4mA以下の電流より自己の動作電源を生成する。
ポジショナには上位側システムから調節弁に対する設定開度値が入力される。また、開度センサを介して調節弁の実開度値も得られる。したがって、ポジショナでは、調節弁の設定開度値と実開度値との関係を演算することによって、調節弁の異常診断や自己の異常診断などが可能である。このような異常診断機能をポジショナに設ければ、別途異常診断装置を設けなくてもよく、低コストでシステムの機能アップを図ることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
このような理由から、近年、ポジショナには、調節弁の弁開度制御という本来の機能に加えて、弁開度発信機能や調節弁の異常診断や自己の異常診断などの結果を上位側システムへ送信する機能を有するポジショナが提案されている。このような機能を有するポジショナの一例として、特許文献2に示されたポジショナでは、上位側システムとの間の2線の伝送路(一対の電線)を介して、上位側システムとの間の双方向の通信も同時に行うことが可能とされている。
この特許文献2に示されたポジショナでは、インピーダンスが低いことから、インピーダンス制御回路を組み込み、通信周波数帯にのみインピーダンスを大きくするようにしている。すなわち、上位側システムとポジショナ間で通信を行っておらず、上位側システムから直流の電流信号のみがポジショナに送られているときには(非通信時)、ポジショナの入力インピーダンスは低いことが望ましく、上位側システムとポジショナが通信を行っているときには(通信時)、その通信周波数帯にわたって入力インピーダンスが高いことが望ましい。この場合、通信信号(交流の電流信号)を受信する際に一定のインピーダンスを確保することを目的とするが、通信信号(交流の電流信号)の送信時にも、消費電力の増大を防ぐために、受信時と同様にインピーダンスを大きくする。
このために、特許文献2に示されたポジショナでは、FETを可変インピーダンス素子として用い、この可変インピーダンス素子のインピーダンスをインピーダンス制御回路によって、非通信時には低く、通信時にはその通信周波数帯にわたって高くする。図10にこのポジショナの入力部の概略を示す。
図10において、1は可変インピーダンス素子、2はインピーダンス制御回路、3は第1の電源回路、4は第2の電源回路、T1,T2は上位側システムとの間の2線の伝送路に接続される入力端子である。インピーダンス制御回路2は、差動増幅器2−1や切替スイッチ2−2,2−3を主要な構成要素として備え、これら構成要素に抵抗やコンデンサなどの回路素子を接続することによって構成されている。第2の電源回路4は、入力端子T1,T2間に可変インピーダンス素子1と直列に接続され、内部回路用の電源電圧V2を生成する。以下、第2の電源回路4を回路電源と呼ぶ。第1の電源回路3は、入力端子T1,T2間に接続され、電源回路4を含むより大きな電源電圧V1を生成する。第1の電源回路3が生成する電源電圧V1はインピーダンス制御回路2を動作させるために用いられる。
インピーダンス制御回路2において、切替スイッチ2−2,2−3は、非通信時にはa接点側に切り替えられ、通信時にはb接点側に切り替えられる。切替スイッチ2−2,2−3がa接点側に切り替えられている場合には、差動増幅器2−1からの出力によって可変インピーダンス素子1のインピーダンスが小さくなり、切替スイッチ2−2,2−3がb接点側に切り替えられている場合には、差動増幅器2−1からの出力によって可変インピーダンス素子1のインピーダンスが通信周波数帯にわたって大きくなる。
特開2004−151941号公報 特開平6−244825号公報(特許第3421401号) 特開平11−304033号公報(特許第3596293号)
最近、こような通信機能を有するポジショナに対して、2線の伝送路間に直列に2つのポジショナを接続(2連結)したり、他の負荷と連結するというよう使用方法が望まれている。しかしながら、上述したインピーダンス制御回路2を用いたポジショナでは、インピーダンス制御回路2を動作させるための電源電圧V1を得るために、端子間電圧を大きくとる必要があり、2線の伝送路間に2連結したり、他の負荷と連結するという使用方法を実現することが難しかった。
例えば、2線の伝送路からの供給電圧を15Vとした場合、ポジショナを2連結すると、そのポジショナの端子間電圧は7.5Vとなる。この場合、インピーダンス制御回路2を動作させるための電源電圧V1として7.5V以上の電圧を必要とする。このため、ポジショナの動作可能な端子間電圧(最小動作端子間電圧)を7.5V以下とすることができず、ポジショナを2線の伝送路間に2連結することができない。
なお、特許文献3には、能動負荷として、直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、交流の電流信号に対するインピーダンスが高い特性を有する可変インピーダンス回路を設ける例が示されている。このような可変インピーダンス回路を設けると、インピーダンス制御回路を不要として、ポジショナの最小動作端子間電圧を小さくすることが可能となる。しかし、この可変インピーダンス回路では、交流の電流信号を受信する受信モード時と交流の電流信号を送信する送信モード時とで、可変インピーダンス回路における交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさが同じであり、送信モード時の消費電力の増大をそれ以上防ぐことはできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、最小動作端子間電圧を小さくして、2線の伝送路間への2連結や他の負荷との連結を実現することが可能で、かつ送信モード時の消費電力の増大をさらに防ぐことが可能なポジショナを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、上位側システムより一対の電線を介して直流の電流信号を受け、この直流の電流信号から自己の動作電源を生成する一方、その直流の電流信号の値に応じて調節弁の開度を制御するとともに、上流側システムとの間で直流の電流信号に交流の電流信号を重畳させて通信を行うポジショナにおいて、直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、交流の電流信号に対するインピーダンスが直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有する可変インピーダンス回路と、交流の電流信号を受信する受信モード時と交流の電流信号を送信する送信モード時とで可変インピーダンス回路における交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える特性切替手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、交流の電流信号に対するインピーダンスが高い特性を有する可変インピーダンス回路によって、インピーダンス制御回路を不要とし、ポジショナの最小動作端子間電圧を小さくして、2線の伝送路間への2連結や他の負荷との連結を実現することが可能となる。
また、交流の電流信号を受信する受信モード時と交流の電流信号を送信する送信モード時とで可変インピーダンス回路における交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える特性切替手段によって、送信モード時の可変インピーダンス回路における交流の電流信号に対するインピーダンスを受信モード時のインピーダンスよりも大きくするようにして、送信モード時の消費電力の増大をさらに防ぐことが可能となる。
本発明に係るポジショナの一実施の形態における入力部の概略を示す図である。 このポジショナにおける可変インピーダンス回路の具体的1を示す図である。 このポジショナにおける可変インピーダンス回路の具体的2を示す図である。 このポジショナにおける可変インピーダンス回路の具体的3を示す図である。 具体的3における可変インピーダンス回路の回路例を示す図である。 具体的3における可変インピーダンス回路の別の回路例を示す図である。 可変インピーダンス回路に対して並列にバイパス回路を設けた例を示す図である。 具体例1においてバイパス回路を設けた例を示す図である。 具体例3においてバイパス回路を設けた例を示す図である。 インピーダンス制御回路を用いた従来のポジショナの入力部の概略を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るポジショナの一実施の形態における入力部の概略を示す図である。同図において、図10と同一符号は図10を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。また、以下の説明では、本発明の権利範囲に含まれないものも実施の形態として記載されているが、ここでは全て実施の形態として説明する。
このポジショナでは、入力端子T1,T2間に、回路電源4と直列に可変インピーダンス回路(能動負荷)5を設けている。可変インピーダンス回路5は、直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、交流の電流信号に対するインピーダンスが直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有している。
また、可変インピーダンス回路5は、CPU6からの特性切替指令を受けて、交流の電流信号を受信する受信モード時と交流の電流信号を送信する送信モード時とで、交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える機能を有している。この機能によって、可変インピーダンス回路5における交流の電流信号に対するインピーダンスは、受信モード時には送信モード時よりも小さくされ、送信モード時には受信モード時よりも大きくされる。
なお、7はCPU6を含む本体回路であり、回路電源4からの電源電圧V2を受けて動作する。本体回路7は、上位側システムからの直流の電流信号に重畳されている交流の電流信号(通信信号)をコンデンサC1を介して受信する機能と、上位側システムへの交流の電流信号(通信信号)をコンデンサC2を介し可変インピーダンス回路5を通して送信する機能(可変インピーダンス回路5を流れる直流の電流信号に上位側システムへの交流の電流信号を重畳する機能)とを有している。
このポジショナにおいて、可変インピーダンス回路5は、直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、交流の電流信号に対するインピーダンスが直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有しているので、図10に示したようなインピーダンス制御回路2が不要であり、また自作の電源生成も必要としない。このため、可変インピーダンス回路5での電圧降下Vzが小さく、ポジショナの最小動作端子間電圧を小さくして、2線の伝送路間への2連結や他の負荷との連結を実現することが可能となる。また、供給電源側の容量を小さくすることもできる。
また、このポジショナにおいて、可変インピーダンス回路5における交流の電流信号に対するインピーダンスは、CPU6からの特性切替指令によって、送信モード時には受信モード時よりも大きくされるので、送信モード時の消費電力の増大がさらに防がれるものとなる。なお、この例において、可変インピーダンス回路5における交流の電流信号に対するインピーダンスは、受信モード時には230〜600Ω程度とされ、送信モード時には数kΩ〜十数kΩ程度とされる。
〔可変インピーダンス回路の具体例1〕
図2に可変インピーダンス回路5の具体的1を示す。この具体例1では、可変インピーダンス回路5を受信用の可変インピーダンス回路5−1と送信用の可変インピーダンス回路5−2とで構成し、この受信用の可変インピーダンス回路5−1と送信用の可変インピーダンス回路5−2とを並列に接続している。また、受信用の可変インピーダンス回路5−1に第1の切替スイッチ5−3を直列に接続し、送信用の可変インピーダンス回路5−2に第2の切替スイッチ5−4を直列に接続している。
また、この具体的1において、送信用の可変インピーダンス回路5−2の交流の電流信号に対するインピーダンスは、受信用の可変インピーダンス回路5−1の交流の電流信号に対するインピーダンスよりも大きくされている。また、CPU6は、受信モード時には、第1の切替スイッチ5−3をオンとし、第2の切替スイッチ5−4をオフとし、送信モード時には、第1の切替スイッチ5−3をオフとし、第2の切替スイッチ5−4をオンとする。これにより、受信モード時には、受信用の可変インピーダンス回路5−1のみが使用され、送信モード時には、送信用の可変インピーダンス回路5−2のみが使用される。
〔可変インピーダンス回路の具体例2〕
図3に可変インピーダンス回路5の具体的2を示す。この具体例2では、可変インピーダンス回路5を受信用の可変インピーダンス回路5−1と送信用の可変インピーダンス回路5−2とで構成し、この受信用の可変インピーダンス回路5−1と送信用の可変インピーダンス回路5−2とを直列に接続している。また、受信用の可変インピーダンス回路5−1に第1の切替スイッチ5−3を並列に接続し、送信用の可変インピーダンス回路5−2に第2の切替スイッチ5−4を並列に接続している。
また、この具体的2において、送信用の可変インピーダンス回路5−2の交流の電流信号に対するインピーダンスは、受信用の可変インピーダンス回路5−1の交流の電流信号に対するインピーダンスよりも大きくされている。また、CPU6は、受信モード時には、第1の切替スイッチ5−3をオフとし、第2の切替スイッチ5−4をオンとし、送信モード時には、第1の切替スイッチ5−3をオンとし、第2の切替スイッチ5−4をオフとする。これにより、受信モード時には、受信用の可変インピーダンス回路5−1のみが使用され、送信モード時には、送信用の可変インピーダンス回路5−2のみが使用される。この場合、未使用側は短絡される。
〔可変インピーダンス回路の具体例3〕
図4に可変インピーダンス回路5の具体的3を示す。この具体例3では、可変インピーダンス回路5を送受信共用の可変インピーダンス回路5Aとしている。図5に送受信共用の可変インピーダンス回路5Aの回路例を示す。
この送受信共用の可変インピーダンス回路5Aにおいて、トランジスタQ1は、コレクタがラインL1と接続され、エミッタが抵抗R1を介してラインL2に接続されている。トランジスタQ2は、コレクタがラインL1と接続されると共に抵抗R3を介してベースと接続され、エミッタがトランジスタQ1のベースに接続されると共に抵抗R2を介してラインL2に接続されている。トランジスタQ2のベースは、抵抗R4とコンデンサC3,抵抗R5の並列回路を介してラインL2に接続されている。この回路構成において、抵抗R5とラインL2との間には第1の切替スイッチSW1が設けられ、抵抗R3と抵抗R4との接続点とコンデンサC2との間には第2の切替スイッチSW2が設けられている。なお、ラインL1は入力端子T1への接続ライン、ラインL2は回路電源4への接続ラインである。
この具体例3において、CPU6は、受信モード時には、第1の切替スイッチSW1をオンとし、第2の切替スイッチSW2をオフとし、送信モード時には、第1の切替スイッチSW1をオフとし、第2の切替スイッチSW2をオンとする。これにより、送信モード時には、コンデンサC3と抵抗R5との直列回路の抵抗R4に対する並列接続が無効とされ、送受信共用の可変インピーダンス回路5Aの交流の電流信号に対するインピーダンスが受信モード時のインピーダンスよりも大きくなる。
なお、この具体例3において、送受信共用の可変インピーダンス回路5は、図6に示すような送受信共用の可変インピーダンス回路5Bとしてもよい。この送受信共用の可変インピーダンス回路5Bでは、トランジスタQ2および抵抗R2を省略し、抵抗R3と抵抗R4との接続点にトランジスタQ1のベースをダイレクトに接続している。このような送受信共用の可変インピーダンス回路5Bとすることにより、その回路での電圧降下Vzを小さくして、ポジショナの最小動作端子間電圧をさらに低下させることができる。
〔可変インピーダンス回路へのバイパス回路の付設〕
図1に示した可変インピーダンス回路5に対して並列にバイパス回路を設けた例を図7に示す。この例では、可変インピーダンス回路5に対して並列にバイパス回路(短絡回路)8を設け、このバイパス回路8中にバイパス用の切替スイッチ9を設けている。このバイパス用の切替スイッチ9はCPU6によってそのオン/オフが制御される。
この例において、バイパス用の切替スイッチ9をオンとすると、可変インピーダンス回路5へのバイパス回路8の並列接続が有効とされ、可変インピーダンス回路5に電流が流れなくなる。これにより、通信機能を使用しない場合には、バイパス用の切替スイッチ9をオンとすることで、さらに端子間電圧を低下させることが可能となる。また、通信機能を犠牲にして、さらに端子間電圧を低下させることも可能となる。
なお、ポジショナ動作の中で、通信時はバイパス用の切替スイッチ9をオフとし、可変インピーダンス回路5を活かして通信動作させ、非通信時はバイパス用の切替スイッチ9をオンとし、可変インピーダンス回路5を短絡させて通信動作をさせないようにしてもよい。これにより、DC動作時の端子間電圧をより低下させた動作が可能となる。また、可変インピーダンス回路5に電流を流さないことで、省エネルギーを図ることも可能となる。
図8に可変インピーダンス回路の具体例1(図2)においてバイパス回路8およびバイパス用の切替スイッチ9を設けた例を示す。図9に可変インピーダンス回路の具体例3(図4)においてバイパス回路8およびバイパス用の切替スイッチ9を設けた例を示す。
なお、可変インピーダンス回路の具体例2(図3)では、第1の切替スイッチ5−3と第2の切替スイッチ5−4を共にオンとすることによって、受信用の可変インピーダンス回路5−1および送信用の可変インピーダンス回路5−2を短絡させて、その両機能を無効とすることができる。この場合、切替スイッチ5−3,5−4がバイパス用の切替スイッチを兼ね、切替スイッチ5−3,5−4が設けられた接続路がバイパス回路を兼ねる。
また、この可変インピーダンス回路の具体例2では、第1の切替スイッチ5−3と第2の切替スイッチ5−4のオン/オフの組み合わせで、(1)送受信使用、(2)送信のみ使用、(3)受信のみ使用、(4)送受信不使用の4つの使用形態でポジショナを使い分けることができる。
本発明のポジショナは、調節弁の開度を制御する機器として、プロセス制御など様々な分野で利用することが可能である。
1…可変インピーダンス素子、2…インピーダンス制御回路、3…第1の電源回路、4…第2の電源回路(回路電源)、5…可変インピーダンス回路、5−1…受信用の可変インピーダンス回路、5−2…送信用の可変インピーダンス回路、5−3…第1の切替スイッチ、5−4…第2の切替スイッチ、5A,5B…送受信共用の可変インピーダンス回路、6…CPU、7…本体回路、8…バイパス回路、9…バイパス用の切替スイッチ、T1,T2…入力端子、Q1,Q2…トランジスタ、R1〜R5…抵抗、C1〜C3…コンデンサ、SW1…第1の切替スイッチ、SW2…第2の切替スイッチ。

Claims (5)

  1. 上位側システムより一対の電線を介して直流の電流信号を受け、この直流の電流信号から自己の動作電源を生成する一方、その直流の電流信号の値に応じて調節弁の開度を制御するとともに、前記上流側システムとの間で前記直流の電流信号に交流の電流信号を重畳させて通信を行うポジショナにおいて、
    前記直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、前記交流の電流信号に対するインピーダンスが前記直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有する可変インピーダンス回路と、
    前記交流の電流信号を受信する受信モード時と前記交流の電流信号を送信する送信モード時とで前記可変インピーダンス回路における前記交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える特性切替手段とを備え、
    前記可変インピーダンス回路は、
    並列に接続された受信用の可変インピーダンス回路と送信用の可変インピーダンス回路とされ、
    前記特性切替手段は、
    前記受信用の可変インピーダンス回路に対して直列に接続された第1の切替スイッチと、前記送信用の可変インピーダンス回路に対して直列に接続された第2の切替スイッチとを備え、前記受信モード時には前記第1の切替スイッチをオン,前記第2の切替スイッチをオフとし、前記送信モード時には前記第1の切替スイッチをオフ,前記第2の切替スイッチをオンとする
    ことを特徴とするポジショナ。
  2. 上位側システムより一対の電線を介して直流の電流信号を受け、この直流の電流信号から自己の動作電源を生成する一方、その直流の電流信号の値に応じて調節弁の開度を制御するとともに、前記上流側システムとの間で前記直流の電流信号に交流の電流信号を重畳させて通信を行うポジショナにおいて、
    前記直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、前記交流の電流信号に対するインピーダンスが前記直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有する可変インピーダンス回路と、
    前記交流の電流信号を受信する受信モード時と前記交流の電流信号を送信する送信モード時とで前記可変インピーダンス回路における前記交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える特性切替手段とを備え、
    前記可変インピーダンス回路は、
    直列に接続された受信用の可変インピーダンス回路と送信用の可変インピーダンス回路とされ、
    前記特性切替手段は、
    前記受信用の可変インピーダンス回路に対して並列に接続された第1の切替スイッチと、前記送信用の可変インピーダンス回路に対して並列に接続された第2の切替スイッチとを備え、前記受信モード時には前記第1の切替スイッチをオフ,前記第2の切替スイッチをオンとし、前記送信モード時には前記第1の切替スイッチをオン,前記第2の切替スイッチをオフとする
    ことを特徴とするポジショナ。
  3. 上位側システムより一対の電線を介して直流の電流信号を受け、この直流の電流信号から自己の動作電源を生成する一方、その直流の電流信号の値に応じて調節弁の開度を制御するとともに、前記上流側システムとの間で前記直流の電流信号に交流の電流信号を重畳させて通信を行うポジショナにおいて、
    前記直流の電流信号に対するインピーダンスが低く、前記交流の電流信号に対するインピーダンスが前記直流の電流信号に対するインピーダンスよりも高い特性を有する可変インピーダンス回路と、
    前記交流の電流信号を受信する受信モード時と前記交流の電流信号を送信する送信モード時とで前記可変インピーダンス回路における前記交流の電流信号に対するインピーダンスの大きさを切り替える特性切替手段と、
    前記可変インピーダンス回路に対して並列に接続されたバイパス回路と、
    前記バイパス回路の可変インピーダンス回路への並列接続を有効/無効とするバイパス用の切替スイッチと
    を備えることを特徴とするポジショナ。
  4. 請求項2に記載されたポジショナにおいて、
    前記特性切替手段は、
    前記交流の電流信号の送受信を行わない送受信不使用時は、前記第1の切替スイッチおよび前記第2の切替スイッチを共にオンとする
    ことを特徴とするポジショナ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載されたポジショナにおいて、
    前記切替スイッチのオン/オフの状態の切り替えは当該ポジショナの制御部によって行われる
    ことを特徴とするポジショナ。
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