JP5616747B2 - コンクリート構造物の保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造物の保護被覆材、及びコンクリート構造物の保護方法に関する。
コンクリート構造物は、塩害、中性化及び凍害等により経年劣化が進行することが一般的に知られている。コンクリート構造物の延命化を目的とした工事として、コンクリート構造物表面に防食被覆材を塗工する工法が一般的に行われている。
防食被覆材としてはアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、樹脂モルタル、ポリエステル系樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂などが使用されている。
上記被覆材を用いた防食工法としては、透明性を有しない防食塗材をコンクリート表面に被覆する工法が一般的であるが、このような工法では、コンクリート構造物自体に変状が生じても表面に被覆されている防食塗材に膨れ、剥がれ、割れ等の変状が生じない限りは認識することは困難である。よって、透明性を有しない防食塗材を用いた場合、コンクリート構造物の変状を早期に発見することは不可能であった。
これに対して、透明性を長期にわたって維持し、コンクリート表面の目視診断が可能なコンクリート表面構造体が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているコンクリート表面構造体は、透明性を有するプライマー層及び、透明性を有するポリウレタン又はポリウレアの積層構造からなるものである。
特開2005−213844号公報
しかしながら、特許文献1では、プライマー層を必要とするため、施工工程を余計に必要とする点で難がある。また、耐候性を維持するために、プライマー層を加えると層の透明性に影響を及ぼしてしまうおそれがある。
また、弾性、防食性、耐水性を有するものとしてウレア樹脂が優れているが、従来のウレア樹脂では、ゲル化時間が短いために施工時に巻き込む微細な泡が内在し透明性を得ることができなかった。一方、構成成分の配合を変え、ゲル化時間を遅くすると、立面、天井面に塗布した場合、ダレが生じてしまう。
さらに、ウレア樹脂のみを被覆材として屋外で用いるためには、耐候性が要求され、老化防止剤等を加える必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、被覆後に構造物表面の状態を目視確認でき、高い接着性を有し、プライマーを必要せず、かつ、耐候性に優れているため屋外において好適に用いられるコンクリート構造物の保護被覆材、及び前記被覆材によるコンクリート構造物の保護方法を提供することを目的とする。
(1)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物を含有するポリイソシアネート化合物とカーボネート骨格を有する活性水素化合物を含有する活性水素化合物からなるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを主成分とするA液と、ポリアミンを主成分とするB液と、を組み合わせてなり、23℃での前記A液及び前記B液のそれぞれの粘度が、10000mPa・s以下であり、前記A液及び前記B液の混合後のゲル化時間が15分以下であり、前記A液及び前記B液のうち少なくとも一方に1種類以上のシランカップリング剤を1重量%以上含有し、隠蔽率が30%以下である保護被覆材を、プライマーを必要とせず、コンクリート構造物に吹付施工することを特徴とする。
(2)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基と前記活性水素化合物の活性水素基とのモル比(イソシアネート基/活性水素基)が、2.0〜10.0であることが好ましい。
(3)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液のイソシアネート基と前記B液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が、1.0〜1.5であることが好ましい。
(4)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液の前記活性水素化合物がポリカーボネートポリオールを50重量%以上含有することが好ましい。
(5)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液の10〜70重量%がHDI系ポリイソシアネート化合物であることが好ましい。
(6)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記B液の80重量%以上が、脂肪族系又は脂環族系ポリアミンであることが好ましい。
(7)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液及び前記B液に反応性を示さない有機溶剤を、前記A液及び前記B液からなるコンクリート構造物の保護被覆材に対して20重量%以下含有することが好ましい。
(8)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液のシランカップリング剤が、エポキシ基を有することが好ましい。
(9)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記B液のシランカップリング剤が、アミノ基を有することが好ましい。
(10)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、引張強度が5N/mm以上、伸び率が200%以上であることが好ましい。
(11)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記保護被覆材塗装後の中性化深さが0.5mm以下であることが好ましい。
(12)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、初期塗膜の隠蔽率が30%以下であり、且つスーパーUV照射100時間後の塗膜の隠蔽率が50%以下であることが好ましい。
13)本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記A液及び前記B液の粘度をそれぞれ500mPa・s以下になるように加温して吹付施工することが好ましい。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材によれば、透明であるために被覆後に構造物表面の状態を目視確認でき、コンクリート構造物の変状を早期に発見することが可能となる。また、高い接着性を有するため、プライマーを必要とせずに吹付施工することができ、施工工程の低減が可能となる。
更に、本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、耐候性に優れているため、屋外において好適に用いられる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物を主に含有するポリイソシアネート化合物とカーボネート骨格を有する活性水素化合物を主に含有する活性水素化合物からなるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを主成分とするA液と、ポリアミンを主成分とするB液とを組み合わせてなるものである。
A液の主成分であるウレタンプレポリマーとは、イソシアネート基を1分子中に2個以上有するポリイソシアネート化合物と、イソシアネート基と反応する活性水素基を1分子中に2個以上有する化合物とが予め反応させられたことにより、イソシアネート基を少なくとも分子末端に有する化合物(プレポリマー)である。
本発明では、このようなウレタンプレポリマーとして、ポリイソシアネート化合物と活性水素基を1分子中に2個以上有する活性水素化合物とが反応させられてなるプレポリマーが用いられる。
すなわち、本発明において好ましいウレタンプレポリマーは、活性水素化合物と、過剰量のポリイソシアネート化合物とを反応させることで得られ、分子末端に少なくとも2個のイソシアネート基を有するものである。
A液で用いられるポリイソシアネート化合物は、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物を主に含有するポリイソシアネート化合物である。
ポリイソシアネート化合物としては、安価なトリレンジイソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート化合物が汎用の原料として使用されている。しかし、この芳香族系ポリイソシアネート化合物が有する芳香環は、紫外線等の影響により発色団を形成する。そのため、長期に亘る屋外曝露によって変色することが避けられない。
この変色を抑える為、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物が使用されることがある。これらのポリイソシアネート化合物を使用して形成された塗膜は、発色団が形成されず、長期に亘って変色し難い。従って、屋外での使用に好適である。
このような芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジンジイソシアネート(LDI)等の脂肪族ジイソシアネートを用いることが出来る。また、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水素添加キシリレンジイソシアネート(HXDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)等の脂環族系ジイソシアネートを用いることが出来る。
その他、リジンエステルトリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート等の芳香環を含まないトリイソシアネート、並びにそれらの変性体等を使用することも出来る。
更に、芳香環を有していても、この芳香環にイソシアネート基が直接結合しておらず、変色し難い塗膜を形成させることが出来るポリイソシアネートとして、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等が挙げられ、キシリレンジイソシアネート(XDI)が好ましい。
また、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有するポリイソシアネートとして、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、p−フェニレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネートを本発明の優位性を損なわない範囲で混合して使用することも可能である。
上記ポリイソシアネート化合物中、耐候性の観点から、A液の主成分であるウレタンプレポリマーに、XDIを用いることが特に好ましい。A液中における前記XDIの割合としては、5〜70重量%が好ましく、5〜50重量%がより好ましく、10〜30重量%が特に好ましい。
また、ウレタンプレポリマーの希釈剤、および反応性調製として、耐候性の観点から、A液の10〜70重量%がHDI系ポリイソシアネート化合物であることが好ましい。さらに、紫外線照射による組成間の結合部位の切断を防止し、被覆材の粘度を所定のものとする観点から、HDI系イソシアネート化合物のポリマーを用いることがより好ましく、トリマーを用いることが特に好ましい。
また、A液中におけるHDI系ポリイソシアネート化合物の割合としては、20〜65重量%がより好ましく、30〜60重量%が特に好ましい。
HDI系ポリイソシアネート化合物としては、HDI変性体を用いても良く、広く塗料用の架橋剤として使用されるHDIのイソシアヌレート体、ウレトジオン体、アロファネート体、ビュレット体等が挙げられる。
A液中における前記芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物全体の割合としては、30〜90重量%が好ましく、40〜70重量%がより好ましく、45〜65重量%が特に好ましい。
A液で用いられる活性水素含有化合物としては、アミン化合物、ポリオール化合物等が挙げられるが、カーボネート骨格を有する活性水素化合物を主に含有する。
前記カーボネート骨格を有する活性水素化合物としては、ポリカーボネートポリオールを有するポリオール化合物が用いられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネートなどのカーボネート類を開環重合して得られるポリカーボネートジオールが挙げられる。
ポリカーボネートジオールは、カーボネート骨格を有し、両末端に水酸基をもったポリオールである。ポリカーボネートジオールのジオール成分は1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ビスヒドロキシメチル−シクロヘキサン、トリエチレングリコールまたはカプロラクトン等を原料に用いて製造されている。1,6−ヘキサンジオールからなるポリカーボネートジオールとしてはニッポラン 981(日本ポリウレタン工業株式会社製)、1,6−ヘキサンジオールと1,5−ペンタンジオールからなるポリカーボネートジオールとしてはDuranol T5651(旭化成ケミカルズ株式会社製)、1,6−ヘキサンジオールと1,4−ブタンジオールからなるポリカーボネートジオールとしてはDuranol T4671(旭化成ケミカルズ株式会社製)、1,6−ヘキサンジオールとトリエチレングリコールからなるポリカーボネートジオールとしてはH−1(保土谷化学工業株式会社製)、1,6−ヘキサンジオールとカプロラクトンからなるポリカーボネートジオールとしてはETERNACOLL UHC50−100(宇部興産株式会社製)などが挙げられる。
ウレア樹脂にポリカーボネートポリオールを用いることで樹脂の耐候性が高まる。このような耐候性に優れた本発明のコンクリート構造物の保護被覆材を、屋外での施工に好適に用いることができる。
A液中のポリオールにおいて、ポリカーボネートポリオールが占める割合としては、50重量%以上が好ましく、70重量%以上がより好ましく、85重量%以上が特に好ましい。
A液の主成分であるウレタンプレポリマーとしては、耐候性の観点から、前記XDIと前記ポリカーボネートジオールを組み合わせたものが特に好ましい。
A液で用いられるその他のポリオール化合物としては、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとして、具体的には、プロピレングリコール、エチレングリコール、テトラメチレングリコールの単独重合体またはこれらの共重合体、活性水素を二個以上有する低分子量活性水素化合物の一種または二種以上の存在下でプロピレンオキサイドおよびエチレンオキサイドを開環重合させて得られるランダム共重合体またはブロック共重合体、テトラヒドロフランの開環重合によって得られるポリテトラメチレンエーテルグリコール等が挙げられる。
前記の低分子量活性水素化合物としては、ビスフェノールA、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール等のジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等のトリオール類、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等のアミン類等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとして、具体的には、多塩基酸と多価アルコールとを脱水縮合させて得られる重合体、ヒドロキシカルボン酸と多価アルコールとの縮合体、ラクトンの開環重合体等が挙げられる。
前記多塩基酸としては、例えばアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸、二量化リノレイン酸、マレイン酸、およびこれらのジ低級アルキルエステル等が挙げられ、その一種以上が用いられる。
前記多価アルコールとしては、例えばビスフェノールA、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール等のジオール類、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール等のトリオール類が挙げられる。
その他のポリオールとして、具体的には、アクリルポリオール、水素添加されたポリブタジエンポリオール、ひまし油変性ポリオール、トール油の誘導体、ポリマーポリオール等の他、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等の低分子ポリオール等が挙げられる。
本明細書において、芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物を主に含有するポリイソシアネート化合物のイソシアネート基と活性水素化合物の活性水素基とのモル比(イソシアネート基/活性水素基)を、以下、化学当量比という。
ウレタンプレポリマーは、活性水素化合物中に含まれる活性水素基1モルに対して、ポリイソシアネート化合物中に含まれるイソシアネート基が1モルを越える割合で、すなわち、化学当量比が1を越える配合として、活性水素化合物とポリイソシアネート化合物とを反応させることで得られる。このようなウレタンプレポリマーは、通常、その分子両末端にイソシアネート基を有するものとなる。化学当量比としては、物性及びA液の粘度の観点から、2.0〜10.0が好ましく、3.0〜7.0がより好ましく、4.0〜6.0が特に好ましい。
B液に用いられるポリアミンとしては、脂肪族系ポリアミン、芳香族系ポリアミン、脂環族系ポリアミン等が挙げられるが、紫外線照射による被覆材の黄変を抑える観点から、B液の80重量%以上が、脂肪族系又は脂環族系ポリアミンであることが好ましい。
脂肪族系ポリアミンとしては、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシエチレンジアミン、[N,N−ビス(2−アミノエチル)−N−ヒドロキシプロピル]アミン等が挙げられる。
脂環族系ポリアミンとしては、ジシクロヘキシルメタンジアミン、イソホロンジアミン等が挙げられる。
その他、被覆材が有する耐候性を損なわない範囲で、芳香族系ポリアミンを用いてもよい。
芳香族ポリアミンとしては、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、ジフェニルエ−テルジアミン、ポリフェニルメタンポリアミン等が挙げられる。
本発明において、A液及びB液それぞれの粘度は、ブルックフィールド型回転粘度計により23℃の条件下で10000mPa・s以下であることが必須である。スプレー塗布の場合には、4000mPa・s以下であることが好ましく、2000mPa・s以下であることがより好ましい。
本発明において、A液及びB液の混合後のゲル化時間は15分以下である。ここで、ゲル化時間とは、塗面を指先で触れ、指先に樹脂がつかない状態に達した時間をいう。前記ゲル化時間は、1分〜10分であることが好ましく、2分〜8分であることがより好ましい。1分以上の場合、被覆材とコンクリートとの密着性が良くなり、15分以下の場合、被覆材は充分な透明性を有し、立面及び天井面に塗布してもダレが生じない。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材によれば、A液及びB液混合後のゲル化時間をコントロールすることで、透明性及びダレ性を向上させることができる。透明性を得るためには気泡が充分抜けることが重要であり、そのためにはある程度長いゲル化時間が必要である。その一方、立面、天井面に塗布してもダレが生じない程度に短いゲル化時間が必要である。また、A液及びB液混合後のゲル化時間が長い為、1層吹付け塗装後にコテ等を用いて塗装表面を均すことが可能となり、ピンホールを抑制する効果が得られる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、A液及びB液のうち少なくとも一方にシランカップリング剤を含有する。これにより樹脂とコンクリートとの密着性を向上させることができる。プライマーが不要となるために、本発明のコンクリート構造物の保護被覆材の透明性が維持される。
前記シランカップリング剤としては、イソシアネート基含有シラン類、アミノ基含有シラン類、メルカプト基含有シラン類、エポキシ基含有シラン類、ビニル型不飽和基含有シラン類等が挙げられるが、エポキシ基含有シラン類、またはアミノ基含有シラン類が好ましい。エポキシ基含有シラン類を使用する場合にはA液に、アミノ基含有シラン類を使用する場合にはB液に単独でもしくは2種以上併せて用いられることがより好ましい。
エポキシ基含有シラン類としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等が挙げられる。
アミノ基含有シラン類としては、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、前記カップリング剤を1重量%以上含有することが必須である。前記カップリング剤の含有量としては、物性面から、6重量%以下が好ましく、4重量%以下がより好ましく、3重量%以下が特に好ましい。本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、含有量が1重量%以上の場合、充分な接着性を有する。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材としては、B液中に含まれるアミノ基1モルに対して、A液中に含まれるイソシアネート基を1.0〜1.5モルの割合として、A液とB液とを反応させたものが、好ましい。
前記A液のイソシアネート基と前記B液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)は、1.0〜1.3であることがより好ましく、1.0〜1.2であることが特に好ましい。
前記A液のイソシアネート基と前記B液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.5以下の場合、本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、好ましい物性、透明性及びダレ性を有する。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材には、必要に応じてその他の各種添加剤、例えば有機溶剤、界面活性剤、顔料、染料、充填剤、硬化促進触媒、老化防止剤、消泡剤などが、本発明の優位性を損なわない範囲で添加される。
有機溶剤は、樹脂の粘度調節するために使用され、粘度低下による吹付け時の加温温度の低下、さらに透明性の向上に有効である。有機溶剤としては、前記A液及び前記B液に反応性を示さない有機溶剤が好適であり、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶剤、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル等のエステル溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン溶剤、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等
の脂環式炭化水素溶剤、ミネラルスピリット等の石油系炭化水素溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、グリコールエーテルエステル類溶剤等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で用いても、2種以上混合して用いてもよい。
有機溶剤は、前記A液及び前記B液からなるコンクリート構造物の保護被覆材に対して20重量%以下含有することが好ましく、10重量%以下含有することがより好ましい。有機溶剤の使用量が20重量%超える場合、硬化塗膜が肉痩せし、収縮した状態で造膜されるので下地追従性が悪化する、また、溶剤を多く含有するほど、硬化後の塗膜内に溶剤が残存し、残存溶剤の可塑効果により物性低下をもたらす可能性がある。
老化防止剤は、硬化物を光、酸素、熱等から保護するために用いられるもので、一般的には光安定剤や酸化防止剤等が用いられる。光安定剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、シアノアクリレート系、ヒンダードアミン系、ニッケル系等が挙げられる。また、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系、アミン系、硫黄系、リン系等が挙げられる。
従来発明においては、耐候性を付与するためにトップコート等においても老化防止剤が加えられていたが、本発明においては、トップコートを使用しないため、保護被覆材中の組成として、耐候性に強いものを用いた。
また、本発明においては、老化防止剤のような添加剤を大量に加えなくても耐候性を有するため、添加剤の大量添加による被覆材の濁りを生じさせること無く、被覆材の透明性を維持することができる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、引張強度が5N/mm以上、伸び率が200%以上であることが好ましい。前記引張強度としては、8N/mm以上であることがより好ましく、10N/mm以上であることが特に好ましい。また、前記伸び率としては、250%以上であることがより好ましく、300%以上であることが特に好ましい。
引張強度が5N/mm以上、伸び率が200%以上の場合、本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、コンクリートのひび割れに追従可能となる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、防食機能の観点から、前記保護被覆材塗装後の中性化深さが0.5mm以下であるであることが好ましく、0.3mm以下であることがより好ましい。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、隠蔽率が30%以下であり、20%以下であることが好ましく、15%以下であることがより好ましい。尚、本明細書において、隠蔽率とはJIS K5600 4−1 B法に準拠した隠蔽率試験紙に樹脂を1mm厚で塗工し、塗布済みフィルムの三刺激値Yを白色部(Y)と黒色部(Y)各々において測定し、隠蔽率Y/Yを百分率で算出したものである。
隠蔽率が30%以下の場合、本発明の前記保護被覆材を被覆した後にコンクリート構造物の表面状態を目視確認できる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、初期塗膜の隠蔽率が30%以下であり、且つスーパーUV照射100時間後の塗膜の隠蔽率が50%以下であることが好ましい。
また、スーパーUV照射100時間後の塗膜の隠蔽率は、40%以下であることがより好ましく、30%以下であることが特に好ましい。
ここで、スーパーUV試験機は、「メタルハライドランプ方式試験機」ともいい、促進性が極めて高く、有効な波長範囲(295nm〜450nm)の紫外線に限定した優れた効率性を特徴とした促進耐候性試験機である。この試験機は、地表に到達する太陽光に含まれない295nm以下の紫外線と450nm以上の可視光の波長をフィルターによりカットし、余分な波長による影響を排除し、屋外暴露に近い現実的な劣化促進を可能とする。
本発明におけるスーパーUV照射100時間とは、照度100mW/cm、光源からの距離240nm、ブラックパネル温度63±3℃の条件で、アイスーパーテスター(岩崎電気株式会社製)を用い、100時間暴露することをいう。100時間暴露は屋外暴露の1年分に相当するため、この機器を用いることにより、塗膜の劣化現象を屋外暴露を想定した高い促進性で再現することができる。
本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、スーパーUV照射100時間後にベタツキ、チョーキング、ひび割れ等が生ずることなく、このような劣化促進の負荷をかけられても、隠蔽率を50%以下に保つことができる。つまり、本発明のコンクリート構造物の保護被覆材は、屋外における長期使用に耐え得る耐候性を有し、塗膜の透明性を維持することができる。
本発明のコンクリート構造物の保護方法は、前記本発明のコンクリート構造物の保護被覆材を吹付施工することを特徴とする。本発明では、A液及びB液を、スプレー装置により混合して反応させることによって、好ましくは、対象物の表面にスプレーガンにより混合・吐出させることにより保護被覆材を形成するのがよい。
スプレー装置としては、調圧調温計量装置と混合装置を備えたスプレーガン及び加温のできるホットホースからなり、前記本発明のコンクリート構造物の保護被覆材を、前記A液及び前記B液の粘度をそれぞれ500mPa・s以下になるように加温して吹付施工する事が好ましく、200mPa・s以下であることがより好ましく、100mPa・s以下であることが特に好ましい。また、前記A液及び前記B液の加温温度は、作業者の安全性の点から90℃以下が好ましく、80℃以下であることがより好ましい。スプレーガンとしては2液を衝突混合させる方式のものやスタティックミキサー混合方式のものが好ましい。
本発明のコンクリート構造物の保護方法によれば、前記本発明のコンクリート構造物の保護被覆材の塗工を吹付けとすることで、施工工程を低減できる。また、吹付け塗工により、保護被覆材は優れた透明性及びダレ性の両方を確保する。
以下、実施例、比較例および参考例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(比較例1)
A液としてポリオキシプロピレンジオール(アクトコールDiol2000、三井化学ポリウレタン株式会社製)600部をセパラブルフラスコに仕込み、50℃で保持した。次いでピュアMDI (コスモネートPH、三井化学ポリウレタン株式会社製)150部、カルボジイミド変性MDI(コスモネートLK、三井化学ポリウレタン株式会社製)250部を窒素気流下で攪拌し70〜80℃で2時間反応させてA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.1になるように、ポリオキシプロピレンジオール(アクトコールDiol2000、三井化学ポリウレタン株式会社製)750部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルべマール日本株式会社製)150部、可塑剤(アジピン酸ジイソノニル)50部、消泡剤(ディスパロン1930N、楠本化成株式会社製)20部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部、触媒(ナフテン酸鉛24%)10部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(比較例2)
比較例1で調製したA液と、B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.1になるように、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルべマール日本株式会社製)150部、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)750部、可塑剤(アジピン酸ジイソノニル)50部、消泡剤(ディスパロン1930N、楠本化成株式会社製)20部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部、触媒(ナフテン酸鉛24%)10部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例1)
A液としてひまし油変性ポリオール(URIC H1824、伊藤製油株式会社製)500部をセパラブルフラスコに仕込み、50℃で保持した。次いでピュアMDI(コスモネートPH、三井化学ポリウレタン株式会社製)200部を窒素気流下で攪拌し、70℃〜80℃で2時間反応させて、カップリング剤(KBM403、信越化学工業株式会社製)50部とカルボジイミド変性MDI(コスモネートLK、三井化学ポリウレタン株式会社製)150部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.1になるように、ポリ(テトラメチレン/3−メチルテトラメチレンエーテル)グリコールビス(4−アミノベンゾエート)(ポレアSL100A、イハラケミカル工業株式会社製)820部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)80部、ターペン50部、消泡剤(ディスパロン1930N、楠本化成株式会社製)30部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例2)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)450部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)850部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)130部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
比較例1〜2及び参考例1〜2の塗膜の性状を、以下の試験方法で測定し、結果を表1に示した。
(1) ゲル化時間
A液を50容量部、B液を50容量部、同一の容器(200ml)に量り取り、直ちに攪拌棒にて攪拌し、攪拌が不可能となるまで攪拌する。攪拌開始から攪拌不可能となるまでの時間を、ストップウォッチで計測した。
(2) ダレ性
縦置きしたスレート板の下から10cmを養生テープで養生し、樹脂を1mm厚で塗工直後に養生テープを剥がし、ダレが生じるかを確認した。ダレが生じなかった場合は○、生じた場合は×と判定した。
(3) 透明性
隠蔽率を用いて評価した。JIS K5600 4−1 B法に準拠した隠蔽率試験紙に樹脂を1mm厚で塗工し、塗布済みフィルムの三刺激値Yを白色部(Y)と黒色部(Y)において各々測定し、隠蔽率Y/Yを百分率で算出した。
(4)耐酸性
23℃で7日間養生後、10%の硫酸水溶液に塗膜を60日間浸漬する。その後、JIS A6021に準拠し物性測定を行った。
(5)耐アルカリ性
23℃で7日間養生後、水酸化カルシウム飽和水溶液に塗膜を60日間浸漬する。その後、JIS A6021に準拠し物性測定を行った。
(6)中性化阻止性
JHS417に準拠し、中性化深さの測定を行った。
(7) 弾性
23℃で7日間養生後、JIS A6021に準拠し物性測定を行った。
(8) 耐候性
スーパーUV試験機(アイスーパーテスターSUV−W151、岩崎電気株式会社製)を用いて、厚さ2mmの塗膜の表面に、波長295〜450nm、照度100mW/cm、ブラックパネル温度63±3℃の紫外線を光源から240mmの距離で、照射4時間、結露(イオン交換水シャワーリング)4時間、休止0.1時間のサイクルで合計100時間照射した。
スーパーUV100時間照射後の隠蔽度、及び黄変度を確認した。
黄変度は、JIS K5600 4−1 B法に準拠した隠蔽率試験紙の白色部に厚さ2mmの塗膜を合わせ、b*値をJIS K7105(2004年度)に従って反射法で測定し照射前後のb*値の差を黄変度△b*とした。△b*が5未満を◎、5以上20未満を○、20以上40未満を△、40以上を×評価とした。
Figure 0005616747
表1に示すとおり、参考例2で得られた本発明のウレア樹脂は、比較例1、2及び参考例1と比較して、スーパーUV照射後の黄変が少なく、優れた耐候性を有していた。
(参考例3)
参考例2で調製したA液とB液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)860部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)140部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例4)
A液としてポリカーボネートジオール(Duranol T5651、旭化成ケミカルズ株式会社製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)450部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)850部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)130部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例5)
A液としてポリカーボネートジオール(クラレポリオールCP−590、株式会社クラレ製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)450部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)850部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)130部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例6)
A液としてポリカーボネートジオール(H−1、保土谷化学工業株式会社製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)450部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)850部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)130部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例7)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)300部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)130部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)470部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)860部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)140部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例8)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)200部とポリオキシプロピレンジオール(アクトコールDiol2000、三井化学ポリウレタン株式会社製)100部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)100部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)500部とトルエン100部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)860部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)140部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例9)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)350部とトルエン200部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)900部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)100部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(参考例10)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)250部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)50部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)150部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)550部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)800部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)200部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
参考例2〜10の塗膜の性状を、以下の試験方法で測定し、結果を表2に示した。尚、表1に示される試験項目の試験方法は前記記載と同様であるため、省略する。
(1) 粘度
23℃温度下において、ブルックフィールド型回転粘度計を使用し粘度測定を行った。
Figure 0005616747
表2に示すとおり、参考例3〜6は、ポリカーボネートジオールの組成を変更したものであるが、一様に透明性及び耐候性を確保していた。
また、参考例3、7、8は、ポリオール成分中のポリカーボネートジオールの重量%を変更したものであるが、一様に耐候性に優れていた。
また、参考例9、10は、アミン中の脂肪族アミンの重量%を変更したものであるが、一様に耐候性を維持していた。更に、老化防止剤を加えた参考例2は、耐候性を向上させていた。
(実施例1)
A液としてポリカーボネートジオール(ニッポラン 981、日本ポリウレタン工業株式会社製)270部とポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTG650SN、保土ヶ谷化学工業株式会社製)40部をセパラブルフラスコに仕込み、30℃で保持した。次いでXDI(タケネート500、三井化学株式会社製)130部を窒素気流下で攪拌し、100℃以下で1時間反応させて、HDIアロファネート体(C−2770、日本ポリウレタン工業株式会社製)430部とカップリング剤(KBM403、信越化学工業株式会社製)60部とトルエン70部を混合してA液を調製した。
B液としてA液のイソシアネート基とB液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が1.2になるように、ポリオキシプロピレンジアミン(ジェファーミンD2000、三井化学ファイン株式会社製)820部、ジエチルトルエンジアミン(エタキュア#100、アルベマール日本株式会社製)150部、老化防止剤(チヌビンB−75、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)20部、消泡剤(ディスパロン1930N、楠本化成株式会社製)10部を混合しB液を調製した。
A液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、2液衝突混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
(実施例2)
実施例1で使用したA液及びB液をそれぞれ粘度100mPa・sになるように加温し、スタティックミキサー混合型スプレーを用いて吹付け、厚さ2mmの塗膜を形成した。
参考例2、実施例1及び実施例2の塗膜の性状を、以下の試験方法で測定し、結果を表3に示した。尚、表1又は表2に示される試験項目の試験方法は前記記載と同様であるため、省略する。
(1) 接着性
JIS K6854−2に準拠し、剥離接着強度を測定した。
Figure 0005616747
表3に示すとおり、シランカップリング剤を加えられた実施例1及び実施例2は、接着性に優れた性状を示した。また、実施例1では2液衝突混合型スプレーを、実施例2ではスタティックミキサー混合型スプレーを使用し、同様の効果が得られた。

Claims (13)

  1. 芳香族環に直接結合したイソシアネート基を有しないポリイソシアネート化合物を含有するポリイソシアネート化合物とカーボネート骨格を有する活性水素化合物を含有する活性水素化合物からなるイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを主成分とするA液と、ポリアミンを主成分とするB液と、を組み合わせてなり、23℃での前記A液及び前記B液のそれぞれの粘度が、10000mPa・s以下であり、前記A液及び前記B液の混合後のゲル化時間が15分以下であり、前記A液及び前記B液のうち少なくとも一方に1種類以上のシランカップリング剤を1重量%以上含有し、隠蔽率が30%以下である保護被覆材を、プライマーを必要とせず、コンクリート構造物に吹付施工することを特徴とするコンクリート構造物の保護方法
  2. 前記ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基と前記活性水素化合物の活性水素基とのモル比(イソシアネート基/活性水素基)が、2.0〜10.0である請求項1に記載のコンクリート構造物の保護方法
  3. 前記A液のイソシアネート基と前記B液のアミノ基とのモル比(イソシアネート基/アミノ基)が、1.0〜1.5である請求項1又は2に記載のコンクリート構造物の保護方法
  4. 前記A液の前記活性水素化合物がポリカーボネートポリオールを50重量%以上含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  5. 前記A液の10〜70重量%がHDI系ポリイソシアネート化合物である請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  6. 前記B液の80重量%以上が、脂肪族系又は脂環族系ポリアミンである請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  7. 前記A液及び前記B液に反応性を示さない有機溶剤を、前記A液及び前記B液からなるコンクリート構造物の保護被覆材に対して20重量%以下含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  8. 前記A液のシランカップリング剤が、エポキシ基を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  9. 前記B液のシランカップリング剤が、アミノ基を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  10. 引張強度が5N/mm以上、伸び率が200%以上である請求項1〜9のいずれか一
    項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  11. 前記保護被覆材塗装後の中性化深さが0.5mm以下である請求項1〜10のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  12. 初期塗膜の隠蔽率が30%以下であり、且つスーパーUV照射100時間後の塗膜の隠蔽率が50%以下である請求項1〜11のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法
  13. 前記A液及び前記B液の粘度をそれぞれ500mPa・s以下に加温して吹付施工する請求項1〜12のいずれか一項に記載のコンクリート構造物の保護方法。
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