JP5616470B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
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Description
一方で、ポリカーボネート系材料に特定の流動改質成分を配合して、透明性を維持し、流動特性を改善することは公知である(特許文献7〜9参照)。
(1)下記一般式(α2)のポリオルガノシロキサン単位を含有し、かつ下記一般(i)で表される構成単位を有するポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体(A1成分)からなるか、または該A1成分とA1成分以外のポリカーボネートとからなり、ポリオルガノシロキサン単位含量がA成分100重量%中0.1〜20重量%であるポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対して、下記B3の流動改質剤(B3成分)0.1〜20重量部、脂肪酸エステル(C−1成分)0.005〜1重量部を含有する樹脂組成物であって、ここでB3成分は、(B3)数平均分子量2,500〜15,000のポリカプロラクトン(B3成分)の流動改質剤であるポリカーボネート樹脂組成物によって達成される。
し、同一でも異なっていてもよく、R 11 およびR 12 は、炭素数2〜6のアルキレン基を表し、これらは同一でも異なっていてもよく、Yは、ベンゼン環に結合したR 11 またはR 12 、および酸素原子(O)とは、異なる位に置換した水素原子またはアルコキシ基を示し、nはカッコ内の単位の繰り返し数を示し、その数平均値が10〜60であり、カッコ内の構成単位は2種以上の混合物であってもよい。)
本発明の好適な態様の1つは、(3)上記A1成分は、その粘度平均分子量が16,000〜25,000の範囲である上記構成(2)のポリカーボネート樹脂組成物である。上記構成(2)における本発明のA成分の粘度平均分子量は、かかる範囲外のA1成分と、A1成分以外のポリカーボネートの混合により調整されてもよい。したがって例えば、粘度平均分子量が100,000のA1成分と、粘度平均分子量15,000の他のポリカーボネート樹脂との混合により、粘度平均分子量20,000のA成分を得ることができる。しかしながら粘度平均分子量が大きく異なる成分の混合は、概して透明性の低下を招きやすいことから、A1成分も上記好適なA成分の粘度平均分子量の範囲にあることが好ましい。したがって、かかる構成(3)によれば、より透明性に優れたポリカーボネート樹脂組成物が提供される。
本発明の好適な態様の1つは、(4)上記A成分は、そのA1成分100重量%中に含有するポリオルガノシロキサン単位含量が1〜20重量%であり、A成分100重量%中のポリオルガノシロキサン単位含量が0.5〜5重量%である上記構成(1)〜(3)のポリカーボネート樹脂組成物である。A1成分100重量%中に含有するポリオルガノシロキサン単位含量は、特に限定されるものではないが、余りに高いと樹脂組成物の透明性を低下させやすいことから、0.1〜40重量%の範囲が適切である。かかる含量は好ましくは1〜20重量%、より好ましくは2〜12重量%、更に好ましくは3〜10重量%である。かかる好適な範囲の下限未満では、A成分中のポリオルガノシロキサン濃度の調整範囲が制限されて生産効率的に劣るようになり、かかる好適な範囲の上限を超えると透明性が安定性して発揮されず、かかる点で生産効率的に劣るようになる。また、A成分100重量%中のポリオルガノシロキサン単位含量は0.1〜20重量%であるが、好ましくは0.5〜5重量%であり、より好ましくは1.5〜4.5重量%、更に好ましくは2〜4重量%の範囲である。上記構成(4)は、かかる好適なポリオルガノシロキサン単位含量を有するA1成分を用いて、A成分100重量%中のポリオルガノシロキサン単位含量を、かかるより好適な範囲とする構成である。これにより、透明性と耐久性の両立に優れたポリカーボネート樹脂組成物が提供される。
本発明の好適な態様の1つは、(5)上記一般式(α2)におけるnが16〜50の範囲である上記構成(1)〜(4)のポリカーボネート樹脂組成物である。かかるポリオルガノシロキサンの重合度を示すnは、10未満では樹脂組成物に十分な耐久性を付与することができず、一方60を超えると透明性に劣るようになる。透明性の点では微分散が必要とされ、耐久性の点では層がある程度分離している方が有利であるからである。かかるnはより好適には16〜50であり、更に好適には20〜40の範囲となる。かかる構成(5)によれば、より良好な透明性と耐久性の両立が可能となる。
本発明の好適な態様の1つは、(6)(1)〜(5)のポリカーボネート樹脂組成物を、射出成形することにより得られた透明樹脂成形品、
本発明の好適な態様の1つは、(7)上記射出成形品の肉厚が主として0.05〜0.
5mmの部分からなる上記構成(6)の透明樹脂成形品である。
ここで透明樹脂成形品とは、そのヘーズが0.1〜20%、好ましくは0.2〜4%、
更に好ましくは0.2〜2%である成形品をいう。
以下、本発明の詳細について更に説明する。
本発明のA1成分は、上述のとおり一般式(α1)のポリオルガノシロキサン単位を含有する。かかる一般式(α1)におけるR1、R2、R3およびR4の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘプチル基、およびフェニル基などが好適に例示され、特にメチル基が好ましい。R5は脂肪族または芳香族化合物からの二価の有機残基を示す。−Si−R5−において、−Si−O−の結合を有する場合、R5は、各種の脂環式ジオール残基および二価フェノール残基を挙げることができる。かかる脂環式ジオールおよび二価フェノールとしては、後述するポリカーボネートと同様のものが利用できる。−Si−R5−において、−Si−C−の結合を有する場合、R5は、o−アリルフェノール残基、p−ヒドロキシスチレン残基、4−アリル−2−メトキシフェノール残基、およびイソプロペニルフェノール残基などが好適に例示され、特にo−アリルフェノール残基が好ましい。即ち、上述のとおりA1成分は、一般式(α1)として一般式(α2)の構成単位を有することが好ましいが、かかるR11およびR12は、エタン−1,2−ジイル基、プロパン−1,3−ジイル基、プロパン−1,2−ジイル基、ブタン−1,4−ジイル基、およびブタン−2,3−ジイル基などが例示され、中でもエタン−1,2−ジイル基およびプロパン−1,3−ジイル基が好ましく、特にプロパン−1,3−ジイル基が好ましい。
式(i)におけるAが単結合であるときの化合物としては、4,4’−ビフェノールおよび4,4’−ビス(2,6−ジメチル)ジフェノール等が挙げられる。
本発明のA成分は、A1成分の単独であっても、A1成分とA1成分以外のポリカーボネートとの混合物であってもよい。かかるA1成分以外のポリカーボネートは、二価フェノール、および/または脂肪族および/または脂環式の二官能性アルコールとカーボネート前駆体とを反応させて得られる、公知のポリカーボネートを利用できる。反応の方法としては界面重縮合法、溶融エステル交換法、カーボネートプレポリマーの固相エステル交換法、および環状カーボネート化合物の開環重合法などを挙げることができる。界面重縮合の場合は通常一価フェノール類の末端停止剤が使用される。上述の如くA成分のポリカーボネートはまた二価のフェノールまたはアルコールに加えて、3官能成分を重合させた分岐ポリカーボネートであってもよく、更に脂肪族ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸、並びにビニル系単量体を共重合させた共重合ポリカーボネートであってもよい。
上記水洗浄が施された有機溶媒溶液は、次いで、溶媒を除去してポリカーボネート樹脂の粉粒体を得る操作が行われる。
比粘度(ηSP)=(t−t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
求められた比粘度(ηSP)から次の数式により粘度平均分子量Mを算出する。
ηSP/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10−4M0.83
c=0.7
本発明のB3成分のポリカプロラクトンは、例えばカプロラクトンを酸、塩基、有機金属化合物等の触媒の存在下開環重合して製造することができる。また、ポリカプロラクトンの末端はエステル化やエーテル化等の末端処理を施してあってもよい。ポリカプロラクトンの分子量は数平均分子量で表して2,500〜15,000である。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、必要に応じて離型剤を配合することができ、配合することが好ましい。薄肉成形では成形温度が高く、高圧充填されるため、金型に成形品が密着しやすく離型不良が発生しやすいからである。かかる離型不良は、成形時の割れの他、耐久性の点においてもその残留応力によってクラックの起点になりやすく、好ましくない場合が多い。 本発明の離型剤としては公知のものが使用できる。例えば、脂肪酸エステル、ポリオレフィン系ワックス(ポリエチレンワックス、1−アルケン重合体など。酸変性などの官能基含有化合物で変性されているものも使用できる)、シリコーン化合物、フッ素化合物(ポリフルオロアルキルエーテルに代表されるフッ素オイルなど)、パラフィンワックス、蜜蝋などを挙げることができる。これらの中でも入手の容易さ、離型性および樹脂組成物の透明性の点から脂肪酸エステルが好ましい。かかる離型剤はA成分のポリカーボネート系樹脂100重量部に対して、0.005〜1重量部、より好ましくは0.01〜0.3重量部、更に好ましくは0.03〜0.2重量部、特に好ましくは0.07〜0.15重量部である。添加量が上記範囲の下限未満では、離型性の改善が十分ではなく、上限を超える場合は、樹脂組成物の熱安定性が悪化し、成形安定性に劣るようになる。
更に、離型剤の種類によっては、金型に堆積した離型剤により、成形品にソルベントクラックが生ずる不具合が生ずる場合がある。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、上記A成分〜C成分以外にも、通常ポリカーボネート樹脂に配合される各種の添加剤を含むことができる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、その成形加工時の熱安定性を向上させることを主たる目的として各種のリン系安定剤が更に配合されることが好ましい。かかるリン系安定剤としては、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸およびこれらのエステルなどが例示される。更にかかるリン系安定剤は第3級ホスフィンを含む。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、その成形加工時の熱安定性、耐熱老化性、および耐紫外線性を向上させることを主たる目的としてヒンダードフェノール系安定剤が更に配合されることができる。かかるヒンダードフェノール系安定剤としては、例えば、α−トコフェロール、ブチルヒドロキシトルエン、シナピルアルコール、ビタミンE、n−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェル)プロピオネート、2−tert−ブチル−6−(3’−tert−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネートジエチルエステル、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−ジメチレン−ビス(6−α−メチル−ベンジル−p−クレゾール)2,2’−エチリデン−ビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2’−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−N−ビス−3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート、1,6−へキサンジオールビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス[2−tert−ブチル−4−メチル6−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニル]テレフタレート、3,9−ビス{2−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1,−ジメチルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、4,4’−ジ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−トリ−チオビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2−チオジエチレンビス−[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキサメチレンビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミド)、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス2[3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]エチルイソシアヌレート、およびテトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどが例示される。これらはいずれも入手容易である。上記ヒンダードフェノール系酸化防止剤は、単独でまたは2種以を組合せて使用することができる。
本発明の紫外線吸収剤としては、具体的にはベンゾフェノン系では、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホキシトリハイドライドレイトベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−ソジウムスルホキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシルオキシベンソフェノン、および2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノンなどが例示される。
紫外線吸収剤の配合量は、ポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対して0.01〜2重量部、好ましくは0.03〜2重量部、より好ましくは0.02〜1重量部、更に好ましくは0.05〜0.5重量部である。
また本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ポリ{[6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)イミノ]}、およびポリメチルプロピル3−オキシ−[4−(2,2,6,6−テトラメチル)ピペリジニル]シロキサンなどに代表されるヒンダードアミン系の光安定剤も含むことができる。
上記光安定剤は単独であるいは2種以上の混合物を用いてもよい。光安定剤の使用量はポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対して0.0005〜3重量部が好ましく、0.01〜2重量部がより好ましく、0.02〜1重量部が更に好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、更にブルーイング剤を樹脂組成物中0.05〜3.0ppm(重量割合)含んでなることが好ましい。本発明の樹脂組成物において更に黄色味を減少させ成形品に自然な透明感を付与するためにはブルーイング剤の使用は非常に有効である。ここでブルーイング剤とは、橙色ないし黄色の光線を吸収することにより青色ないし紫色を呈する着色剤をいい、特に染料が好ましい。ブルーイング剤の配合により本発明のポリカーボネート樹脂組成物は更に良好な色相を得る。ブルーイング剤の量
が0.05ppm未満では色相の改善効果が不十分な場合がある一方、3.0ppmを超える場合には光線透過率が低下し適当ではない。より好ましいブルーイング剤の量は樹脂組成物中0.2〜2.0ppmの範囲である。ブルーイング剤としては代表例として、バイエル社のマクロレックスバイオレットB及びマクロレックスブルーRR、並びにクラリアント社のポリシンスレンブルーRLSなどが挙げられる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は良好な透明性を有することから、更に蛍光増白剤を含むことにより、より高い光透過性や自然な透明感を付与すること、並びに蛍光増白剤やそれ以外の発光をする蛍光染料を含むことにより、発光色を生かした意匠効果を付与することができる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、帯電防止性能が求められる場合(例えば、印刷時の埃の付着を防止するなど)があり、かかる場合帯電防止剤を含むことが好ましい。かかる帯電防止剤としては、例えば(i)ドデシルベンゼンスルホン酸ホスホニウム塩に代表されるアリールスルホン酸ホスホニウム塩、およびアルキルスルホン酸ホスホニウム塩などの有機スルホン酸ホスホニウム塩、並びにテトラフルオロホウ酸ホスホニウム塩の如きホウ酸ホスホニウム塩が挙げられる。該ホスホニウム塩は、A成分100重量部あたり5重量部以下の組成割合が適切であり、0.05〜5重量部が好ましく、1〜3.5重量部がより好ましく、1.5〜3重量部の範囲が更に好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、A成分の耐加水分解性を改良する目的で、各種の加水分解改良剤を、本発明の目的を損なわない範囲において配合することもできる。かかる化合物としては、エポキシ化合物、オキセタン化合物、シラン化合物およびホスホン酸化合物などが例示され、特にエポキシ化合物およびオキセタン化合物が好適に例示される。エポキシ化合物としては、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキシルカルボキシレートに代表される脂環式エポキシ化合物、および3−グリシジルプロポキシ−トリエトキシシランに代表される珪素原子含有エポキシ化合物が好適に例示される。かかる加水分解改良剤の含有量は、A成分100重量部に対して0.01〜1重量部の範囲が好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、本発明の目的が損なわれない量の熱線吸収能を有する化合物を使用することができる。該化合物としてはフタロシアニン系近赤外線吸収剤、ATO、ITO、酸化イリジウムおよび酸化ルテニウムなどの金属酸化物系近赤外線吸収剤、ホウ化ランタン、ホウ化セリウムおよびホウ化タングステンなどの金属ホウ化物系近赤外線吸収剤などの近赤外吸収能に優れた各種の金属化合物、ならびに炭素フィラーが好適に例示される。炭素フィラーとしてはカーボンブラック、グラファイト(天然、および人工のいずれも含み、さらにウイスカーも含む)、カーボンファイバー(気相成長法によるものを含む)、カーボンナノチューブ、およびフラーレンなどが例示され、好ましくはカーボンブラックおよびグラファイトである。これらは単体または2種以上を併用して使用することができる。フタロシアニン系近赤外線吸収剤は、ポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対して0.0005〜0.2重量部が好ましく、0.0008〜0.1重量部がより好ましく、0.001〜0.07重量部がさらに好ましい。金属酸化物系近赤外線吸収剤、金属ホウ化物系近赤外線吸収剤および炭素フィラーは本発明の樹脂組成物中、0.1〜200ppm(重量割合)の範囲が好ましく、0.5〜100ppmの範囲がより好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、発明の効果を発揮する範囲で上記ブルーイング剤および蛍光染料以外にも各種の染顔料を使用することができる。特に透明性をより損なわない点から、染料が好適である。一方深みのある色彩や、メタリック顔料を配合してより良好なメタリック色彩を得ることもできる。
更に本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、各種無機充填材、抗菌剤、光触媒系防汚剤、光拡散剤、光高反射用白色顔料およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物の製造に当たっては、その製造方法は特に限定されるものではない。しかしながら本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、各成分を溶融混練することにより製造されることが好ましい。
上記の如く得られた本発明のポリカーボネート樹脂組成物は通常上記の如く製造されたペレットを射出成形して各種製品を製造することができる。かかる射出成形においては、通常の成形方法だけでなく、適宜目的に応じて、射出圧縮成形、射出プレス成形、ガスアシスト射出成形、発泡成形(超臨界流体の注入によるものを含む)、インサート成形、インモールドコーティング成形、断熱金型成形、急速加熱冷却金型成形、二色成形、サンドイッチ成形、および超高速射出成形などの射出成形法を用いて成形品を得ることができる。これら各種成形法の利点は既に広く知られるところである。また成形はコールドランナー方式およびホットランナー方式のいずれも選択することができる。
(i)成形品の透明性:算術平均粗さ(Ra)が0.03μmとしたキャビティ面を持つ金型を使用し、射出成形機(住友重機械工業(株)製 SG−150U)によりシリンダー温度290℃、金型温度80℃の条件で、成形サイクル50秒にて幅50mm、長さ90mm、厚みがゲート側から3mm(長さ20mm)、2mm(長さ45mm)、1mm(長さ25mm)である3段型プレートを成形した。かかる3段型プレートの厚み2.0mm部の成形板における全光線透過率とHazeをASTM D1003に準拠し測定した。Hazeは成形品の濁り度で、数値が低いほど濁りが少ないことを示す。
(ii)流動性:住友重機械工業(株)SG−150U成形機を用い、アルキメデス型スパイラルフロー金型(流路厚さ2mm、流路幅8mm)にて流動長を評価した。条件は、シリンダー温度290℃、金型温度70℃、射出圧力100MPaとした。
(iii)疲労特性:図1に示す、いわゆる“くの字型”試験片を用いて、各サンプルにおける疲労試験における破断に至る回数の相違について観察した(破断とは試験片が試験荷重を担えなくなる状態をいい、試験片が2つに切断されることを意味しない)。3本の試験片の平均値を破断回数とした。試験は温度23℃、相対湿度50%、振動数1Hzの正弦波、最大荷重6.86N(7kgf)の条件で実施した。試験装置は、疲労試験機((株)島津製作所製 島津サーボパルサー EHF−FD1−10LA型)を用いた。試験片は、射出成形機(住友重機械工業(株)製 SG−150U)によりシリンダー温度290℃、金型温度80℃、成形サイクル50秒にて成形した。
表1に記載の配合割合からなる樹脂組成物を以下の要領で作成した。尚、説明は以下の表中の記号にしたがって説明する。表1に記載成分をポリエチレン製の袋内に全量秤取り、かかる袋を振り混ぜることにより均一な予備混合物を作成した。
かかる予備混合物をスクリュー径30mmのベント式二軸押出機((株)日本製鋼所TEX−30XSST)の最後部の第1投入口に供給した。押出は真空ポンプを使用し3kPaの真空下において、シリンダー温度230℃〜280℃(スクリュー根元のバレル〜ダイスまでほぼ均等に上昇)、スクリュー回転数180rpm、および時間当りの吐出量15kgの条件で行った。押出されたストランドを水浴において冷却した後、ペレタイザーで切断しペレット化した。得られたペレットを120℃で6時間、熱風循環式乾燥機を用いて乾燥した後、上述の試験用の試験片をそれぞれ作成した。
表1に記載の使用原材料は以下の通りである。
(A1成分)
PC−PDMS−1:下記の製造法により製造された粘度平均分子量が20,300、平均重合度25のポリジメチルシロキサン成分含有量が4重量%、n−ヘキサン抽出割合が1.2重量%であり、分子量分布Mw/Mnが2.4であるポリカーボネート−ポリオルガノシロキン共重合体。
PC−PDMS−2:下記の製造法により製造された粘度平均分子量が20,000、平均重合度38のポリジメチルシロキサン成分含有量が4重量%、n−ヘキサン抽出割合が1.7重量%であり、分子量分布Mw/Mnが2.4であるポリカーボネート−ポリオルガノシロキン共重合体。
PC−PDMS−3:下記の製造法により製造された粘度平均分子量が16,000、平均重合度25のポリジメチルシロキサン成分含有量が4重量%、n−ヘキサン抽出割合が1.3重量%であり、分子量分布Mw/Mnが2.4であるポリカーボネート−ポリオルガノシロキン共重合体。PC−PDMS−4(比較用):下記の製造法により製造された粘度平均分子量が20,000、平均重合度67のポリジメチルシロキサン成分含有量が3.9重量%、n−ヘキサン抽出割合が2.2重量%であり、分子量分布Mw/Mnが2.4であるポリカーボネート−ポリオルガノシロキン共重合体。
PC−1:粘度平均分子量19,700の直鎖状芳香族ポリカーボネート樹脂パウダー(帝人化成(株)製パンライトL−1225WX)
PC−2:粘度平均分子量16,000の直鎖状芳香族ポリカーボネート樹脂パウダー(帝人化成(株)製パンライトCM−1000)
(B3成分)
B−3:数平均分子量10,000のポリカプロラクトン(ダイセル化学工業製;プラクセルH1P)
高温連続塊状重合法により製造され、重量平均分子量2,800、分子量分布が2.1のポリスチレンオリゴマーからなる流動改質剤(BASF社製:JONCRYL ADF−1300)
(C成分:離型剤)
C−1:ナトリウム金属含有量が0.2ppmであるグリセリンモノステアレート(理研ビタミン(株)製)
C−2:ナトリウム金属含有量が9.8ppmであるグリセリンモノステアレート(理研ビタミン(株)製)
尚、上記のナトリウム金属含有量は、WO2006/025587号パンフレットに記載の方法で測定されたものである。またかかるステアリン酸は、主成分であることを示し、植物性油脂を原料とする混合物である。
ST−P1:ホスホナイト系熱安定剤(クラリアント社製:サンドスタブP−EPQ(商品名))ST−P2:ホスファイト系熱安定剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製:Irgafos168)
ST−H1:フェノール系酸化防止剤(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製Irganox1076(商品名))
UVA:2,2’−p−フェニレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)竹本油脂(株)製:CEi−P)BLM:ブルーイング剤(バイエル社製:マクロレックスバイオレットB)を0.1重量%となるよう上記PC−2とスーパーミキサーにより均一混合したブルーイング剤マスター。
更に、上記の実施例3,4,8,9で得られたペレットを、住友重機械工業(株)製SG260M−HPを用いて、シリンダー温度320℃、金型温度80℃、射速50mm/sec、および成形サイクル70秒の条件で、厚み0.4mmのUL94燃焼試験用の試験片を成形した。いずれもショートショット、離型不良、および残留歪のない透明な成形品が得られた。Hazeはいずれも0.3〜0.4であった。
2 くの字部分と円弧部分との結合位置を示す破線
3 疲労試験字に試験片に課される荷重の方向
4 治具装着用孔(直径3mmの円)
5 治具装着用孔の位置を示す中心角(60°)であり、符号7の交点を中心とする
6 試験片の対象軸(図上、上下対称)
7 符号2の破線と対称軸6との交点
8 くの字部分の角度(90°)
9 くの字部分の内側部のR面(R1.5:半径1.5mm)
10 くの字部分の外側部のR面(R10:半径10mm)
11 くの字部分の幅(10mm)
Claims (7)
- 下記一般式(α2)のポリオルガノシロキサン単位を含有し、かつ下記一般式(
i)で表される構成単位を有するポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体(A1成分)からなるか、または該A1成分とA1成分以外のポリカーボネートとからなり、ポリオルガノシロキサン単位含量がA成分100重量%中0.1〜20重量%であるポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対して、下記B3の流動改質剤(B3成分)0.1〜20重量部、脂肪酸エステル(C−1成分)0.005〜1重量部を含有する樹脂組成物であって、
ここでB3成分は、(B3)数平均分子量2,500〜15,000のポリカプロラクトン(B3成分)の流動改質剤であるポリカーボネート樹脂組成物。
し、同一でも異なっていてもよく、R 11 およびR 12 は、炭素数2〜6のアルキレン基を表し、これらは同一でも異なっていてもよく、Yは、ベンゼン環に結合したR 11 またはR 12 、および酸素原子(O)とは、異なる位に置換した水素原子またはアルコキシ基を示し、nはカッコ内の単位の繰り返し数を示し、その数平均値が10〜60であり、カッコ内の構成単位は2種以上の混合物であってもよい。)
sおよびtはそれぞれ独立して0または1〜4の整数であり、R 13 およびR 14 はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、または炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、炭素数6〜20のシクロアルキル基、炭素数6〜20のシクロアルコキシ基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、炭素数6〜10のアリールオキシ基、および炭素数7〜20のアラルキルオキシ基からなる群より選択される有機残基を表す。)
および炭素数1〜10の炭化水素基から選択される基を表す。) - 上記A成分は、その粘度平均分子量が16,000〜25,000の範囲である請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 上記A1成分は、その粘度平均分子量が16,000〜25,000の範囲である請求項2に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 上記A成分は、そのA1成分100重量%中に含有するポリオルガノシロキサン単位含量が1〜20重量%であり、A成分100重量%中のポリオルガノシロキサン単位含量が0.5〜5重量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 上記一般式(α2)におけるnが16〜50の範囲である請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリカーボネート樹脂組成物を、射出成形することにより得られた透明樹脂成形品。
- 上記射出成形品の肉厚が主として0.05〜0.5mmの部分からなる請求項6に記載の透明樹脂成形品。
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