JP5615327B2 - アルミニウム鋳造型およびこれを用いて鋳造されたアルミニウム鋳造品 - Google Patents

アルミニウム鋳造型およびこれを用いて鋳造されたアルミニウム鋳造品 Download PDF

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Description

本発明は、鋳造型の表面のうち少なくともキャビティを形成する表面に、炭素被膜が被覆された鋳造型、およびこれを用いて鋳造された鋳造品に関する。
鋳造型を用いて金属製品を鋳造する技術は、一定の形状、一定の品質の製品を大量に生産できる技術であり、様々な金属材料からなる鋳造品の製造に利用されている。鋳造工程においては、一般に鋳造型の表面である、溶湯が充填されるキャビティ成形面に離型剤が塗布される。これにより、成形した製品を鋳造型から取り外す際に、すなわち脱型時に、鋳造品が鋳造型から型離れし易くなる。しかしながら、鋳造を繰り返すと、鋳造型に金属材料が焼き付いたり、鋳造型から鋳造品が型離れし難くなったりする。
例えば、アルミニウム合金などをダイカスト鋳造法で鋳造する場合には、アルミニウム溶湯が、鋳造型のキャビティ内に高速かつ高圧で充填される。これにより、鋳造型がアルミニウム溶湯と接触する部分に溶湯の焼き付きが生じたり、鋳造品を鋳造型から取り出す際の離型抵抗が大きくなり、その一部が鋳造型に付着したりすることがある。
このような点を鑑みて、例えば、鋳造型の表面のうち少なくともキャビティを形成する表面にナノカーボンの炭素被膜を被覆し、該炭素被膜に、フラーレン類を塗布した鋳造型が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2010−036194号公報
しかしながら、特許文献1に記載の鋳造型を用いた場合であっても、鋳造型の抜き抵抗は高く、鋳造型の抜き勾配が小さい場合には、鋳造型内に、鋳造品の一部が付着することがあった。このような場合、この抜き勾配を大きくすることも考えられるが、その場合には、鋳造品の形状に対する自由度が小さくなってしまう。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものでありその目的とするところは、鋳造型の抜き勾配が小さい場合であっても鋳造型からの鋳造品の離型性を高めると共に、鋳造型に鋳造品の一部が付着することを低減することができる鋳造型およびこれを用いて鋳造された鋳造品を提供することにある。
上記課題を鑑みて、本発明に係る鋳造型は、鋳造型の表面のうち少なくともキャビティを形成する表面に被覆された炭素被膜と、該炭素被膜の表面に塗布されたモールド油と、を含む鋳造型であって、前記モールド油には、アルミニウム粉末が添加されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、モールド油に、アルミニウム粉末を添加することにより、鋳造時には、鋳造型のキャビティを形成する表面と、鋳造品の表面との間に、モールド油の油膜が形成されたアルミニウム粉末が存在することになる。これにより、鋳造型を脱型する際には、このアルミニウム粉末が、鋳造品に対する鋳造型の抜き抵抗を低減し、鋳造型からの鋳造品の離型性を高めることができる。
より好ましい態様としては、前記アルミニウム粉末は、鱗片状のアルミニウム粒子からなる。この態様によれば、鱗片状のアルミニウム粒子からなる粉末をモールド油に添加することにより、鋳造型を脱型する際には、鱗片状のアルミニウム粒子が脱型する方向の鋳造型の表面および鋳造品の表面に対向して介在されることになる。これにより、鱗片状のアルミニウム粒子を介して、鋳造型のキャビティを形成する表面と、鋳造品の表面との抜き抵抗をより低減することができる。
より好ましい態様としては、前記モールド油には、グラファイト粉末がさらに添加されている。この態様によれば、グラファイト粉末をさらに添加することにより、添加されたアルミニウム粉末の粒子同士の間に、グラファイト粉末の粒子が介在することになる。この結果、アルミニウム粉末の粒子間の凝着を抑制し、さらには鋳造型のキャビティを形成する表面と、鋳造品の表面と低摩擦化を図ることができる。
さらに好ましい態様としては、前記グラファイト粉末は、鱗片状のグラファイト粒子からなる。この態様によれば、鱗片状のグラファイト粒子からなる粉末をモールド油に添加することにより、アルミニウム粒子の間に鱗片状のグラファイト粒子が介在し易くなるので、鋳造型のキャビティを形成する表面と、鋳造品の表面との抜き抵抗をより低減することができる。
より好ましい態様としては、前記モールド油には、前記アルミニウム粉末が10〜34質量%、前記グラファイト粉末が24質量%以下、250℃以上の耐熱温度を有する精製鉱物油が40〜64質量%含有している。このようなモールド油を用いることにより、鋳造型からの鋳造品の離型性を高めると共に、鋳造型に鋳造品の一部が付着することを低減することをより好適に達成することができる。
すなわち、発明者らの後述する実験によれば、アルミニウム粉末が10質量%未満の場合、または基油である精製鉱物油が64質量%越えの場合には、モールド油全体に対してのアルミニウム粉末の添加量が十分でないため、上述したアルミニウム粉末による引き抜き抵抗の低減効果を期待することが難しい場合がある。
また、アルミニウム粉末が34質量%越えかつグラファイト粉末が24質量%を越えた場合、さらには精製鉱物油が40質量%未満の場合には、モールド油の油分の割合が減少してしまうため、これらの粉末の粒子表面の油膜の形成が十分にできない場合がある。
さらに、精製鉱物油の耐熱温度が250℃未満の場合、アルミニウム合金の鋳造時に精製鉱物油が気化(蒸発)してしまい、モールド油の油分の確保が難しい場合がある。すなわち、本発明でいうところの「精製鉱物油の耐熱温度」とは、精製鉱物油の沸点(気化)の温度であり、250℃以上の耐熱温度を有する精製鉱物油とは、沸点が250℃以上の精製鉱物油のことをいう。
さらに好ましい態様としては、前記炭素被膜は、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブおよびカーボンナノフィラメントからなる群から選ばれる少なくとも1種のナノカーボンを含む炭素被膜である。このようなナノカーボンを含む炭素被膜を用いることにより、ナノカーボンの間隙や凹凸にモールド油が入り込み、モールド油を保油することができる。これにより、炭素被膜の表面の低摩擦化を実現することができる。
そして、上述した鋳造型を用いて鋳造された鋳造品は、その一部が鋳造型に付着することがない。さらに、鋳造型の抜き勾配をこれまでのものに比べて小さくすることができるので、所望の形状の鋳造品を得ることができる。
本発明によれば、鋳造型の抜き勾配が小さい場合であっても鋳造型からの鋳造品の離型性を高めると共に、鋳造型に鋳造品の一部が付着することを低減することができる。これにより、鋳造型のメンテナンスを軽減し、生産効率を向上させることが可能となる。また、鋳造型の抜き勾配をこれまでのものに比べて小さくすることができるので、所望の形状の鋳造品を得ることができる。
(a)は、本実施形態に係る鋳造型の模式的断面図であり、(b)は、(a)のA部の部分的拡大図であり、モールド油塗布前の鋳造型の表面状態を示した模式的断面図、(c)は、(b)にモールド油塗布後の鋳造型の表面状態を示した模式的断面図。 実施例1および比較例1で用いた離型抵抗計測試験装置を説明する図であり、図2(a)はモールド油の塗布を示しており、図2(b)は溶湯の鋳込みを示しており、図2(c)は引張による離型荷重測定を示した図。 実施例1および比較例1の離型抵抗計測試験結果を示す図。 実施例2で用いたダイカスト装置の金型の模式的断面図。
以下に本発明の実施形態を図1を参照しながら説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る鋳造型の模式的断面図であり、(b)は、(a)のA部の部分的拡大図であり、モールド油塗布前の鋳造型の表面状態を示した模式的断面図、(c)は、(b)にモールド油塗布後の鋳造型の表面状態を示した模式的断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る鋳造型1は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる鋳造品を鋳造するに好適な鋳造型1である。鋳造型1の母材は、熱間工具鋼等の鉄系材料からなる一対の分割鋳型11、12により構成され、一方の分割鋳型11と他方の分割鋳型12とを型締めすることにより、鋳造型1には鋳造品の形状に応じたキャビティ20が形成される。一方の分割鋳型11には、金属が溶融した溶湯を注入するためのゲート11aが設けられている。ゲート11aを介してキャビティ20内にアルミニウム合金などの溶湯が注入される。
図1(b)に示すように、一対の分割鋳型11、12の表面のうち少なくともキャビティ20を形成する表面21には、炭素被膜22が被覆されている。炭素被膜22は、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブおよびカーボンナノフィラメントからなる群から選ばれる少なくとも1種のナノカーボンを含む被膜である。
ナノカーボンを含む炭素被膜22を成膜するに際しては、たとえば、特開2008−105082に開示された、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブ、カーボンフィラメント等のナノカーボン類を含む炭素被膜22を鋳造型1の分割鋳型11、12の表面21に形成する方法などを挙げることができる。
具体的には、雰囲気炉を使用し、当該雰囲気炉の加熱室内に分割鋳型(基材)11、12を収納し、炉内を窒素ガスや水素ガス、あるいはアルゴンガスなどの非酸化性ガスに置換した後、加熱を開始し、加熱しながら、あるいは所定温度に昇温する。そののち、炭素源ガスとして、例えばアセチレンガス(C)のような鎖式不飽和炭化水素ガスを供給することによって、当該炭化水素が基材表面において、炭素と水素に分解され、基材中に存在する金属(Fe,Ni,Co)の触媒作用によって、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブ、およびカーボンナノフィラメントが成長し、これらナノカーボン類が混在する炭素被膜22を鋳造型1(11,12)の表面21に形成することができる。
さらに、図1(c)に示すように、分割型(基材)11の炭素被膜22の表面には、モールド油(離型剤)30が、塗布されている。モールド油30には、アルミニウム粉末とグラファイト粉末とが添加されている。具体的には、モールド油30は、少なくとも精製鉱物油を主材として、少なくともアルミニウム粉末およびグラファイト粉末により構成される。本実施形態では、グラファイト粉末も添加されているが、後述する実施例の結果からも明らかなように、グラファイト粉末は必ずしも添加されていなくてもよい。アルミニウム粉末は、鱗片状のアルミニウム粒子31からなり、グラファイト粉末は、鱗片状のグラファイト粒子33からなる。
モールド油30は、鋳造型1(11,12)のキャビティ20を形成する表面21に、均一に塗布されていることが望ましく、塗布方法は、スプレーによる吹き付け、刷毛塗り、またはモールド油の油浴中への鋳造型1の浸漬など、特に限定されるものではない。
アルミニウム粉末は、モールド油全体に対して、10〜34質量%含有していることが好ましい。アルミニウム粉末を構成する鱗片状のアルミニウム粒子31は、例えば、スタンプ・ミルでアルミニウム片をステアリン酸などの減摩剤と共に粉砕するスタンプ法や、ドラム中に噴霧法によって得られたアルミニウム粉末と滑材と適当な液体とを剛球と共に装入し、粉砕、研磨するボールミル法により得ることができる。
鱗片状のアルミニウム粒子31の一例としては、東洋アルミニウム(株)製の、TCR3030(平均粒子径21μm、平均厚み1.2μm、アスペクト比18)、TCR3040(平均粒子径16.7μm、平均厚み0.8μm、アスペクト比21)、MG1000(平均粒子径30μm、平均厚み0.9μm、アスペクト比33)、7410NS(平均粒子径29μm、平均厚み0.8μm、アスペクト比36)、54−452(平均粒子径34μm、平均厚み1.0μm、アスペクト比34)、1900M(平均粒子径28μm、平均厚み0.8μm、アスペクト比35)、など、を挙げることができ、平均粒子径が5〜30μmの範囲にあることがより好ましい。これらを単独もしくは二種類以上を組み合わせて使用することができる。
グラファイト粉末は、モールド油全体に対して、24質量%以下含有している。グラファイト粉末を構成する鱗片状のグラファイト粒子33は、例えば、天然黒鉛粉末をスラリー状の混合物にして焼成し、得られた焼成物をボールミル法により粉砕したり、芳香族高分子フィルムを出発原料としたフィルム状グラファイトを粉砕したりすることにより、得ることができる。鱗片状のグラファイト粒子33の平均粒子径は1〜10μmの範囲にあることが好ましく、アルミニウム粒子間にこれらの粒子を介在させることからも、アルミニウム粒子よりも粒子径が小さいものを用いることが好ましい。
さらに、モールド油30を構成する基油には、モールド油全体(上述した粉末を含む)に対して、250℃以上の耐熱温度を有する精製鉱物油が40〜64質量%含有している。ここで、発明者らの実験によれば、精製鉱物油の耐熱温度が250℃未満の場合、アルミニウム合金の鋳造時に精製鉱物油が気化(蒸発)してしまい、モールド油30の基油の油分の確保が難しいことがわかっている。このことから、上述した耐熱温度(沸点)範囲となる精製鉱物油を40〜64質量%含有することにより、鋳造時においてモールド油の基油(精製鉱物油)の油分を保持し、アルミニウム粉末およびグラファイト粉末の粒子表面の油膜を確保することができる。
このような、250℃以上の耐熱温度(沸点)を有する精製鉱物油としては、たとえば、重油、軽油などの精製鉱物油を挙げることができる。
さらに、炭素被膜22にフラーレンがさらに塗布されていてもよい。フラーレンとは、閉殻構造を有する炭素クラスタであり、通常は炭素数が60〜130の偶数である。具体例としては、C60、C70、C76、C78、C80、C82、C84、C86、C88、C90,C92、C94、C96およびこれらよりも多くの炭素を有する高次の炭素クラスタが挙げられる。フラーレンは、上記のフラーレンのほか、フラーレン分子にほかの分子や官能基を化学的に修飾したフラーレン誘導体を含むものである。フラーレンの塗布においては、上記のフラーレン類と他の物質を混合したものを用いて、フラーレン類の塗布を行ってもよい。
このように、モールド油30に、アルミニウム粉末を添加することにより、鋳造時には、鋳造型1のキャビティ20を形成する表面と、鋳造品の表面との間において、これら表面に対向するように、モールド油30の油分の油膜が形成された鱗片状のアルミニウム粒子31が介在することになる。
さらに、グラファイト粉末を添加した場合には、鱗片状のグラファイト粒子33がアルミニウム粒子31同士の間に介在するので、アルミニウム粒子31間の凝着を抑制し、鋳造型のキャビティを形成する表面と、鋳造品の表面との抜き抵抗を低減することができる。
また、ナノカーボンを含む炭素被膜22をキャビティが形成される表面21に被覆することにより、炭素被膜22の内部に精製鉱物油が含浸され、これを炭素被膜22内に保油することができる。これにより、アルミニウム粒子、さらにはグラファイト粒子の表面に、精製鉱物油からなる油膜を安定して形成することができ、分割型11,12と鋳造品との間における低摩擦化を実現することができる。
このようにして、鋳造型1を脱型する際には、鋳造品に対する鋳造型1の抜き抵抗が低減され、鋳造型1からの鋳造品の離型性を高めることができる。さらに、鋳造型の抜き勾配を小さくした(例えば勾配がゼロにした)鋳造型であっても、鋳造型に鋳造品の一部が付着することがほとんどなく、鋳造品を鋳造型から脱型することができる。この結果、鋳造品の形状に対する自由度を高めることができる。
また鋳造時には、鋳造型1のキャビティ20を形成する表面と、溶湯との間に、アルミニウム粒子31が介在するので、溶湯が鋳造型の表面へ差し込むことを回避することができる。これにより、鋳造型の寿命を向上させることができる。
以下の本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
寸法200mm×200mm×30mmの、鋳造型の基材に相当する鉄製(JIS G4404:SKD61相当)の試験片51を準備した。この試験片51を、雰囲気炉に入れ、真空ポンプで減圧して空気をパージした後に窒素ガス(N)を流通させ、N雰囲気とした。次に、反応ガス(硫化水素(HS)ガス、アセチレン(C)ガス、アンモニア(NH)ガス)を流通させながら、0.5hで480℃まで昇温した。昇温開始から0.5h後に480℃に到達した時点では硫化水素ガスの供給を停止し、さらに0.5h後には、アセチレンガスの供給を停止した。アンモニアガス流通下、480℃でさらに4.5h保持した後、アンモニアガスの供給を停止し、窒素ガスに切り替え、降温を開始した。これによって、試験片の表面にナノカーボンからなる炭素被膜が被覆され、試験片とナノカーボン炭素膜との間に窒化層および浸硫層が形成された。
次に、耐熱温度250℃以上の精製鉱物油A(市販の重油)を44質量%、耐熱温度250℃以下の精製鉱物油B(パラフィン系基油)を20質量%、鱗片状のアルミニウム粒子からなるアルミニウム粉末(旭化成社製、アルミペーストM−801)を24質量%、鱗片状のグラファイト粒子からなるグラファイト粉末(伊藤黒鉛社製、鱗片状黒鉛CNP)を均一に混合したモールド油(離型剤)を作製した。このモールド油を、図2(a)に示すようにして、試験片の炭素被膜の表面に塗布した。
(比較例1)
実施例1と同じように、試験片を作製した。実施例1と相違する点は、試験片の表面に炭素被膜を被覆し、アルミニウム粉末およびグラファイト粉末を添加してないモールド油を炭素被膜に塗布した点である。
<離型抵抗計測試験>
上述した実施例1および比較例1に係る試験片に炭素被膜を形成した表面に対して、自動引張試験装置LubテスターU(メックインターナショナル製)を用いて、処理表面の離型抵抗を計測した。LubテスターUは、図2(b)に示すように、試験片51上にリング体52を載せてアルミニウム溶湯Mをリング体52内に流し込み、アルミニウムを凝固させた後、図2(c)に示すように重し53を載せて、リング体52を引っ張りながら摩擦抵抗を測定する装置である。
具体的には、SKD61製のリング体52を準備した。リング体52は、試験片51との接触面において内径70mm、外径90mmとなっており、その高さは50mmである。リング体52の内径は、試験片51との接触面から高さ方向に向かってやや広がっている。
アルミニウム溶湯Mには、アルミニウム合金ダイカスト(ADC12:JIS H5302)を用いた。具体的には、図2(b)に示すようにリング体52を載せて、リング体52の内部に650℃のアルミニウム溶湯(ADC12)Mを90cc注ぎ、40秒間放冷し、固化させた。さらに、図2(c)に示すように9kgの鉄製重し53を載せ、プッシュプル54を用いて一定速度50mm/sでリング体52を矢印の方向に引っ張りながら離型荷重(抜き抵抗)を計測した。なお、実施例1および比較例1の試験片に対して、それぞれ2水準、離型抵抗計測試験を行った。抜き抵抗の結果と平均値とを図3に示す。なお、図3は、比較例1の抜き抵抗の平均値を1となるように正規化したものである。
<結果1>
図3に示すように、実施例1に係る試験片の抜き抵抗は、比較例のものよりも58%低減された。これは、実施例1の場合には、モールド油に添加されたアルミニウム粉末と、グラファイト粉末とにより、試験片の表面と、鋳造品の表面との間が低摩擦になったことが起因していると考えられる。
さらに、実施例1に係る試験片の表面には、ナノカーボン類を含む炭素被膜が被覆され、この炭素被膜にモールド油の基油が含浸されることになる。この結果、試験片の表面ばかりでなく、添加したアルミニウム粉末およびグラファイト粉末の粒子表面にも基油である精製鉱物油が供給され、これらの粒子表面に安定して油膜を形成することができたと考えられる。このような結果、継続的かつ安定した低摩擦状態を発現することができ、実施例1に係る試験片の抜き抵抗が、比較例1のものに比べて小さくなったと考えられる。
(実施例2)
図4に示すようなアルミニウム鋳造装置6のダイカスト金型を作製した。ダイカスト金型は、SKD61製の自動車用トランスアクスルのハウジング用の鋳造型である。ダイカスト金型は、固定型61と可動型62とによって構成されている。固定型61と可動型62とを合わせて型締めしたときに固定型61と可動型62との間にキャビティ63が形成される。キャビティ63は、固定型61のキャビティ面71と可動型62のキャビティ面72によって囲まれており、固定型61と可動型62とによる抜き勾配はゼロになっている。このキャビティ面71,72に、実施例1と同じようにして炭素被膜を被覆し、以下に示す鋳造試験ごとに、表1に示す条件1〜8のモールド油をそれぞれ塗布した。なお、条件2は、実施例1に係るモールド油に相当するものである。
Figure 0005615327
(比較例2)
実施例2と同じようにして、固定型61と可動型62を作製した。実施例2と相違する点は、固定型61および可動型62のキャビティ面71,72に、炭素被膜を被覆する代わりに、窒化処理を施し、窒化系皮膜を被覆した点である。なお、比較例2も実施例2と同じように、鋳造試験ごとに、窒化系皮膜が被覆されたキャビティ面71,72に、表1に示す条件1〜8の条件のモールド油をそれぞれ塗布した。
(比較例3)
実施例2と同じようにして、固定型61と可動型62を作製した。実施例2と相違する点は、固定型61および可動型62のキャビティ面71,72に、炭素被膜を被覆しなかった点である。なお、比較例3も実施例2と同じように、鋳造試験ごとに、キャビティ面71,72に、表1に示す条件1〜8の条件のモールド油をそれぞれ塗布した。
<鋳造試験>
図4に示すようなアルミニウム鋳造装置6を用いて、実施例2、および比較例2、3に係る固定型61および可動型62を用いて鋳造試験を行った。鋳造するアルミニウム合金にはADC12を用い、固定型61および可動型62を型締め圧2000tで型締めした。その後、溶湯投入口66からアルミニウム溶湯(ADC12)を溶湯注入路66に投入した。次に、キャビティ63に670℃のアルミニウム溶湯を鋳造圧46MPa、射出速度3m/sでプランジャ65によって注入し、鋳造成形を行った。固定型61と可動型62とを開いた後、鋳抜きピン67(SKD61製)をキャビティ面72から突出させる方向に作動させ、アルミニウム鋳造品を取り出した。実施例2、および比較例2、3について、各条件1〜6のモールド油に対して、モールドの塗布から鋳造品の取り出しまでを、鋳造試験1ショットとし、繰り返した。
各条件における実施例2、および比較例2、3に係る固定型61と可動型62の表面のアルミニウム合金(鋳造品の一部)の付着状態を確認した。この結果を表2に示す。
Figure 0005615327
<結果2>
表2に示すように、比較例2および3に係る固定型および可動型には、アルミニウム合金の付着量がかなり多く、除去困難なものがほとんどであったが、実施例2の場合には、そのような固定型および可動型は存在しなかった。
さらに、実施例2の条件2、条件3、条件5〜7の結果より、モールド油に、アルミニウム粉末を10〜34質量%、グラファイト粉末を24質量%以下、250℃以上の耐熱温度を有する精製鉱物油Aを40〜64質量%含有することにより、アルミニウム付着がほとんどなく、抜き抵抗も小さくなると考えられる。
条件1の如く、耐熱温度が250℃未満の精製鉱物油Bのみの場合、条件8の如く、耐熱温度が250℃以上の精製鉱物油Aがモールド油に対して少ない場合には、鋳造時に、固定型および可動型の表面と鋳造品との間に精製鉱物油を保持することが難しく、アルミニウム粉末およびグラファイト粉末を構成する粒子の表面に油膜を保持することが難しいため、固定型および可動型にアルミニウム合金が付着したものと考えられる。
また、条件4の如く、アルミニウム粉末を添加せず、グラファイト粉末のみを添加した場合には、アルミニウム粒子による引き抜き抵抗の低減効果は期待できないため、固定型および可動型にアルミニウム合金が付着したものと考えられる。
以上、本発明の実施の形態を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本発明に含まれるものである。
たとえば、本実施形態では、好ましい態様として、鱗片状のアルミニム粒子および鱗片状のグラファイト粒子を用いたが、上述した引き抜き抵抗の低減効果を発現できるのであれば、粒子の形状は、球状、楕円形などであってもよい。
1:鋳造型,11、12:分割鋳型,ゲート:11a,20:キャビティ,21:表面,22:炭素被膜,30:モールド油,31:アルミニウム粒子,33:グラファイト粒子,
51:試験片,52:リング体,53:重し,54:プッシュプル,61:固定型,62:可動型,63:キャビティ,64:溶湯注入路,65:プランジャ,66:溶湯投入口,67:鋳抜きピン,68:プレート,71、72:キャビティ面,M:アルミニウム溶湯(鋳造品)

Claims (6)

  1. なくともキャビティを形成する表面に被覆された炭素被膜と、該炭素被膜の表面に塗布されたモールド油と、を含むアルミニウム鋳造型であって、
    前記炭素被膜は、カーボンナノコイル、カーボンナノチューブおよびカーボンナノフィラメントからなる群から選ばれる少なくとも1種のナノカーボン類を含む炭素被膜であり、
    前記モールド油には、アルミニウム粉末が添加されていることを特徴とするアルミニウム鋳造型。
  2. 前記アルミニウム粉末は、鱗片状のアルミニウム粒子からなることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム鋳造型。
  3. 前記モールド油には、グラファイト粉末がさらに添加されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアルミニウム鋳造型。
  4. 前記グラファイト粉末は、鱗片状のグラファイト粒子からなることを特徴とする請求項3に記載のアルミニウム鋳造型。
  5. 前記モールド油には、前記アルミニウム粉末が10〜34質量%、前記グラファイト粉末が24質量%以下、250℃以上の耐熱温度を有する精製鉱物油が40〜64質量%含有していることを特徴とする請求項3または4に記載のアルミニウム鋳造型。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のアルミニウム鋳造型を用いて鋳造されたアルミニウム鋳造品。
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