JP5614130B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関する。
従来から、半絶縁性基板上にバッファ層、及びGaN層やAlGaN層といったGaN系半導体層を積層してなる半導体装置が知られている。こうした半導体装置の中には、GaN系半導体層の界面に発生する高濃度のキャリアを利用して動作する、FET(Field Effect Transistor:電界効果型トランジスタ)構造の電子デバイスとして用いられるものがある。
上記のような3族窒化物半導体を用いた電子デバイス用の基板としては、SiC(炭化シリコン)が用いられることがある。しかしSiCが高価であること、大口径化が困難であること、マイクロパイプ等の欠陥を低減することが困難であることから、他の基板を用いることが要求されている。他の基板として、安価で、大口径化が可能、低結晶欠陥とすることが可能なSiからなる基板を用いることが検討されている。基板にSiを用いる場合、SiとGaとが反応し、所望の結晶構造を有するGaN系半導体層の成長が困難になる可能性がある。このため、Siからなる基板とGaN系半導体層との間には、Ga等の不純物の拡散を抑制するバッファ層としてAlN層を形成することがある。特許文献1には、基板上にGaN系半導体層を成長させ、AlGaN層のAlの組成比を調節する発明が開示されている。
特開2008−166349号公報
しかしながら、AlN層の結晶性によって、半導体装置に悪影響が生じることがある。
本願発明は上記課題に鑑み、好適なAlN層を成長することが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、N原料を供給せずに、Al原料を供給するステップと、前記Al原料を供給するステップの後に前記Al原料と前記N原料とを供給するステップとを行って、Siからなる基板表面、膜厚が200nmより大きく、かつ400nmより小さいAlN層を成長する工程と、前記AlN層を成長する工程の後に、前記AlN層上にGaN系半導体層を成長する工程と、を有し、前記AlN層を成長する工程は、前記AlN層の膜厚(nm)をx、前記AlN層の(002)面ロッキングカーブの半値幅(sec)をyとすると、
76500/x0.81<y<53800/x0.63
となるAlN層を成長する工程であり、前記AlN層の(002)面ロッキングカーブの半値幅は1500sec以下であり、前記AlN層を成長する工程の前記基板のシート抵抗は、前記AlN層を成長する工程の前の前記基板のシート抵抗から低下しない半導体装置の製造方法である。本発明によれば、好適なAlN層を成長することが可能となる。また、リーク電流の発生、及び反りを抑制することが可能となる。
上記構成において、前記AlN層を成長する工程は、前記Al原料としてトリメチルアルミニウム又はトリエチルアルミニウムを用いて、MOCVD法を実施する工程である構成とすることができる。
上記構成において、前記AlN層を成長する工程は、前記N原料としてアンモニア、ジメチルヒドラジン、及び窒素ラジカルの少なくとも1つを用いる工程である構成とすることができる。
上記構成において、前記基板のシート抵抗は100kΩ/□以上である構成とすることができる。
上記構成において、前記半導体装置はFETである構成とすることができる。この構成によれば、高周波特性の悪化を抑制したFETの製造方法を実現することができる。
本発明によれば、好適なAlN層を成長させることが可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
図1は半導体装置を例示する断面図である。 図2はFWHM(Full Width at Half Maximum:半値幅)とクラック数との関係を示す図である。 図3(a)から図3(d)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を例示する断面図である。 図4(a)はTMAの先流し量とFWHMとの関係を示す図であり、図4(b)はTMA先流し量とシート抵抗との関係を示す図であり、図4(c)はAlN層の膜厚とFWHMとの関係を示す図である。 図5は実施例2に係る半導体装置の製造方法を例示する断面図である。
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
初めに半導体装置の構成について説明する。図1は半導体装置を例示する断面図である。
図1に示すように、Siからなる基板10上に接触してAlN層12が形成されている。AlN層12はバッファ層として機能する。AlN層12上にGaN系半導体層21(AlGaN層14、un−GaN層16、n−AlGaN層18、n−GaN層20)が形成されている。具体的には、AlN層12上に接触してAlGaN層14が形成され、AlGaN層14上にはアンドープのGaNからなるun−GaN層16が形成されている。un−GaN層16上にはn型半導体層であるn−AlGaN層18が形成され、n−AlGaN層18上にはn型半導体層であるn−GaN層20が形成されている。AlN層12が存在しているため、基板10とGaN系半導体層21とは接触しない。
AlN層12の膜厚は300nmである。AlGaN層14の膜厚は100nmであり、Alの組成比は0.5、Gaの組成比は0.5である。un−GaN層16の膜厚は1000nmである。n−AlGaN層18の膜厚は20nmであり、Alの組成比は0.2、Gaの組成比は0.8である。n−GaN層20の膜厚は2nmである。
次に、AlN層12の結晶性とGaN系半導体層21に生じるクラックとの関係について説明する。図2はFWHMとクラック数との関係を示す図である。ここでFWHMとは、AlN層12のX線回折を行った場合の、(002)面ロッキングカーブの半値幅である。横軸がAlN層12のFWHMであり、縦軸がGaN系半導体層21において検出されたクラックの本数である。X線回折は、基板10上にAlN層12が形成され、GaN系半導体層21は形成されていない状態の半導体基板をサンプルとして行った(後述する図3(c)の状態)。また、クラック本数は、図1の状態に形成された状態における4インチのウェハをサンプルに、表面検査装置を用いて計測した。
図2に示すように、FWHMが大きい場合はクラックが多く発見された。これに対して、FWHMが小さくなるほどクラック本数も少なくなった。言い換えれば、AlN層12の結晶性が良好であるほど、GaN系半導体層21に発生するクラックは少なくなった。特にFWHMが1500sec以下の範囲では、クラック本数がゼロ付近にまで減少した。このことから、AlN層12の結晶性とGaN系半導体層21に発生するクラックとの間には相関があり、AlN層12の結晶性が良好になることでクラックは減少することが分かった。本発明者が行った実験によれば、Al原料のみを供給するステップと、Al原料とN原料とを供給するステップとを行うことで、良好な結晶性を有するAlN層12が成長することが分かった。実施例1は、AlN層12を成長する工程において2つのステップを行う、半導体装置の製造方法の例である。
実施例1に係る半導体装置の製造方法について説明する。図3(a)から図3(d)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を例示する断面図である。
基板10は(111)面に配向したSiからなる。また、AlN層12及びGaN系半導体層21は、MOCVD(Metal Oxide Chemical Vapor Deposition:金属気相成長)法により成長する。まずAlN層12を成長する工程を行う。成長条件は次の通りである。
Al原料:TMA(トリメチルアルミニウム)
N原料:NH(アンモニア)
温度:1050℃
圧力:100Torr(13.3MPa)
図3(a)に示すように、基板10をMOCVD装置に導入し、AlN原料であるTMAのみを供給するステップを行う。つまりN原料であるNHは供給しない。後述するように、このステップにおけるTMAの供給量(TMA先流し総量)によって、AlN層12の結晶性や半導体装置の特性が変化する。図3(b)に示すように、TMAのみを供給するステップの後に、TMA及びNHを供給するステップを行う。
図3(c)に示すように、図3(a)及び図3(b)のステップを行うことで、基板10上にAlN層12を成長する。AlN層12の膜厚は300nmとする。
図3(d)に示すように、例えばMOCVD法により、AlN層12上にAlGaN層14を成長し、AlGaN層14上にun−GaN層16を成長する。さらにun−GaN層16上にn−AlGaN層18を成長し、n−AlGaN層18上にn−GaN層20を成長する。すなわちAlN層12上にGaN系半導体層21を成長する。GaN層は(0001)面に配向している。以上の工程により、半導体装置が完成する。
次にTMA先流し総量を変化させ、AlN層12の結晶性、及び半導体装置の特性を検証した実験について説明する。図4(a)はTMAの先流し量とFWHMとの関係を示す図であり、図4(b)はTMA先流し量とシート抵抗との関係を示す図であり、図4(c)はAlN層の膜厚とFWHMとの関係を示す図である。X線回折及びシート抵抗の測定は、図3(c)の状態の半導体装置をサンプルとして行った。なお、図4(a)及び図4(b)の実験において、AlN層12の膜厚は300nmである。
まず図4(a)について説明する。図4(a)の横軸はTMA先流し総量を示し、縦軸はAlN層12のFWHMを示す。図4(a)に示すように、TMA先流し総量が多くなるに従い、FWHMは小さくなる。すなわちTMA先流し総量の増加に伴い、AlN層12の結晶性は良好になる。特に、図中に点線で示すように、TMA先流し総量が3.5μmolより多くなると、FWHMは1500secより小さくなる。図2において説明したように、FWHMが1500secより小さい場合、GaN系半導体層21のクラックはほぼゼロになった。
次に図4(b)について説明する。図4(b)の横軸はTMA先流し総量を示し、縦軸は図3(c)の状態における半導体装置のシート抵抗を示す。図中の三角は基板10の抵抗によるシート抵抗を表す。
図4(b)に示すように、TMA先流し総量が2付近〜8付近の範囲では、シート抵抗は100kΩ/□(図中では1×10Ω/□)である。基板10のみのシート抵抗は100kΩ/□である。つまり、TMA先流し総量が2付近〜8付近の範囲では、TMA先流しによる基板10のシート抵抗への影響はほとんど観測されなかった。これに対し、図中に点線で示すように、TMA先流し総量が8.8μmolより大きくなると、シート抵抗は100kΩ/□より小さくなる。言い換えれば、FWHMが800secより小さくなると、シート抵抗は100kΩ/□より小さくなる。これは、TMA先流しにより供給されたAlが基板10に拡散して、基板10中に低抵抗層が生成されたためと考えられる。基板10に低抵抗層が生成されると、半導体装置完成後においてリークの原因となる可能性がある。例えば、半導体装置がFETである場合、高周波特性を劣化させる恐れがある。なお、成長温度を1040℃に変更した場合でも、TMA先流し量が8.8μmolより多くなると、シート抵抗が低下した。
図4(a)に示した実験結果から、AlN層12の膜厚が300nmである場合、TMA先流し総量を3.5μmolより多くすることで、GaN系半導体層21におけるクラックの発生を抑制することができることが分かった。これに対し、図4(b)に示した実験結果から、TMA先流し総量が8.8μmolより多くなると、基板10のシート抵抗が低下してしまうことが分かった。すなわちAlN層12の膜厚が300nmである場合、TMA先流し総量を3.5μmolより多く、かつ8.8μmolより少なくすることで、結晶性の良好なAlN層12を成長させ、クラックの発生を抑制することが可能となる。またTMA先流しによるシート抵抗への影響も抑制することが可能となる。
次にAlN層12の膜厚を変更した場合の実験である図4(c)について説明する。図4(c)の縦軸はAlN層12の膜厚を示し、縦軸はAlN層12のFWHMを示す。四角はTMA先流し総量が3.5μmol、丸は8.8μmol、三角は13.2μmolである場合をそれぞれ表す。また実線で表される曲線は、8.8μmolのデータのフィッティング曲線である。破線で表される曲線は、3.5μmolのデータのフィッティング曲線である。
図4(c)に示すように、膜厚が大きくなるに従い、FWHMが小さくなった。またTMA先流し総量が増加するに従い、FWHMが小さくなった。図4(b)において説明したように、TMAの先流し量を8.8μmolより小さい範囲とすることで、シート抵抗への影響が抑制される。図中に実線で示すように、膜厚を変動させた場合の8.8μmolのデータは、膜厚をx(nm)、FWHMをy(sec)とすると
y=76500/x0.81
の式で表される曲線でフィッティングされた。
また図4(a)において説明したように、TMAの先流し量を3.5μmolより大きい範囲とすることで、クラックの発生が抑制される。図4(c)中に破線で示すように、膜厚を変動させた場合の3.5μmolのデータは、
y=53800/x0.83
の式で表される曲線でフィッティングされた。
実施例1によれば、AlN層12を成長させる工程において、図3(a)に示したTMA(Al原料)のみを供給するステップを行った後、図3(b)に示したTMAとNH(N原料)とを供給するステップを行う。AlN層12を成長させる工程では、AlN層12の膜厚(x)とFWHM(y)とが、
76500/x0.81<y<53800/x0.83
となるように、AlN層を成長させる。これにより、結晶性の良好なAlN層12を成長させ、クラックの発生を抑制することが可能となる。またTMA先流しによるシート抵抗への影響も抑制することが可能となる。つまりSiCよりも安価で、大口径化が可能であり、かつ低結晶欠陥であるSiからなる基板を用いた場合でも、好適なAlN層12を成長することが可能となる。
Al原料はTMAとしたが、TMA以外に例えばトリエチルアルミニウム等を用いてもよい。またN原料はNHとしたが、例えばジメチルヒドラジン、窒素ラジカル等の少なくとも1つを用いてもよい。リーク電流の発生を抑制するためには、基板10のシート抵抗は100kΩ/□以上が好ましく、さらに150kΩ/□以上、200kΩ/□以上が好ましい。
AlN層12の膜厚が小さすぎると、AlN層12がバッファ層として機能を十分に果たさないことがある。この場合、基板10に拡散するGa等の不純物がドーパントとなり、リーク電流が発生することがある。また膜厚が大きすぎると、応力により半導体装置に反りが発生することがある。従って、AlN層12の膜厚は、200nmより大きくかつ400nmより小さいことが好ましい。また膜厚を200nm以上、400nm以下としてもよい。またAlN層12の膜厚は250nmより大きくかつ350nmより小さくしてもよい。
またGaN系半導体層21におけるクラックの発生を抑制するためには、図2に示すように、FWHMは2500sec以下が好ましく、より好ましくは2000sec以下が好ましい。さらにクラックをほぼゼロとするためには、FWHMは1500sec以下であることが好ましい。
ここで、GaN系半導体とはGaNを含む半導体であり、GaN、AlGaNの他に、例えばGaNと窒化インジウム(InN)との混晶であるInGaN、またはGaNとAlNとInNとの混晶であるAlInGaN等である。GaN系半導体層21は、既述した構成以外に上記のGaN系半導体のいずれかを含むとしてもよい。
実施例2はFETを製造する例である。実施例2に係る半導体装置の製造方法について説明する。図5は実施例2に係る半導体装置の製造方法を例示する断面図である。図3(a)から図3(d)に示した工程は、実施例2においても共通であるため説明を省略する。
図5に示すように、n−GaN層20上にソース電極22、ドレイン電極24及びゲート電極26を形成する。ソース電極22及びドレイン電極24の各々は、n−GaN層20に近い方から例えばTi/Auを積層させたオーミック電極である。ゲート電極26は、n−GaN層20に近い方から例えばNi/Auを積層させてなる。AlGaN層14はバッファ層として機能する。un−GaN層16はチャネル層として機能する。n−AlGaN層18は電子供給層として機能する。n−GaN層20はキャップ層として機能する。
実施例2によれば、実施例1と同様に、AlN層12を成長させる工程において、AlN層12の膜厚(x)とFWHM(y)とが、
76500/x0.81<y<53800/x0.83
となるように、AlN層12を成長する。これにより、FETの製造方法において、結晶性の良好なAlN層12を成長し、クラックの発生を抑制すること、及びTMA先流しによるシート抵抗への影響も抑制することが可能となる。特にFETにおいては、クラックや低抵抗層の成長により、高周波特性が悪化する恐れがある。実施例2によれば、高周波特性の悪化を抑制したFETの製造方法が実現できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
基板 10
AlN層 12
AlGaN層 14
un−GaN層 16
n−AlGaN層 18
n−GaN層 20
GaN系半導体層 21
ソース電極 22
ドレイン電極 24
ゲート電極 26

Claims (5)

  1. N原料を供給せずに、Al原料を供給するステップと、前記Al原料を供給するステップの後に前記Al原料と前記N原料とを供給するステップとを行って、Siからなる基板表面、膜厚が200nmより大きく、かつ400nmより小さいAlN層を成長する工程と、
    前記AlN層を成長する工程の後に、前記AlN層上にGaN系半導体層を成長する工程と、を有し、
    前記AlN層を成長する工程は、前記AlN層の膜厚(nm)をx、前記AlN層の(002)面ロッキングカーブの半値幅(sec)をyとすると、
    76500/x0.81<y<53800/x0.63
    となるAlN層を成長する工程であり、
    前記AlN層の(002)面ロッキングカーブの半値幅は1500sec以下であり、前記AlN層を成長する工程の前記基板のシート抵抗は、前記AlN層を成長する工程の前の前記基板のシート抵抗から低下しないことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記AlN層を成長する工程は、前記Al原料としてトリメチルアルミニウム又はトリエチルアルミニウムを用いて、MOCVD法を実施する工程であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記AlN層を成長する工程は、前記N原料としてアンモニア、ジメチルヒドラジン、及び窒素ラジカルの少なくとも1つを用いる工程であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記基板のシート抵抗は100kΩ/□以上であることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体装置はFETであることを特徴とする請求項1からいずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
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