JP5110762B2 - 半導体積層構造およびhemt素子 - Google Patents

半導体積層構造およびhemt素子 Download PDF

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Description

本発明は、III族窒化物を用いたHEMT素子とこれを構成する半導体積層構造に関する。
GaNをはじめとするIII族窒化物半導体は、バンドギャップが大きく、破壊電界強度が高く、飽和電子速度が速く、かつ高融点であることから、GaAs系材料に代わる、高出力、高周波、耐環境用の半導体デバイス材料として期待されており、特に、その物性を活かすデバイスであるHEMT(High Electron Mobility Transistor)などが研究、開発されている。
その1つとして、InNあるいはInGaNをチャネル層に用いる半導体デバイスが、すでに公知である(例えば特許文献1ないし特許文献3参照。)。特許文献1ないし特許文献3に開示されている半導体デバイスは、基材(基板)上にバッファ層を設けた上で、GaNあるいはGaリッチなAlGaNからなる障壁層を形成し、さらにその上にInNあるいはInGaNからなるチャネル層が形成されてなる構造を有する。または、基材(基板)上にバッファ層を設けた上で、GaNあるいはGaリッチなAlGaNからなる障壁層を形成し、さらにその上にAlNなどのバンドギャップの大きな層を形成した後、InNあるいはInGaNからなるチャネル層が形成されてなる構造を有する。
特開平11−204778号公報 特開2000−196067号公報 特開平11−274474号公報
デバイス特性の優れたHEMT素子を得るためには、チャネル層の結晶品質が良好なものであることが求められる。また、チャネル層と障壁層とのバンドオフセットが大きい方が好ましいが、特許文献1ないし3に開示された技術は、これらの要求を必ずしも十分に満たしているとはいえない。
また、障壁層とチャネル層の間にAlNなどのバンドギャップの大きな層の形成を行う場合、当該層のクラックの生じない臨界膜厚は極めて小さいため、良好な結晶品質および表面平坦性を有するような層形成は困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電子移動度の高いHEMT素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定の基材と、前記基材の上に形成され、含有する全てのIII族元素に対するAl元素のモル分率が50%以上である第1のIII族窒化物からなり、転位密度が1×1011cm−2以下であり、(002)面におけるX線ロッキングカーブの半値幅が200秒以下である下地層と、前記下地層に接して5nm以上50nm以下の厚みに形成され、第2のIII族窒化物であるInNからなるチャネル層と、前記チャネル層の上に20nm以上30nm以下の厚みに形成され、第3のIII族窒化物であるGaNからなるとともに表面粗さが2nm以下であるワイドバンドギャップ層と、を備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1に記載の半導体積層構造であって、前記チャネル層と前記ワイドバンドギャップ層との間に、第4のIII族窒化物からなる保護層、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載の半導体積層構造であって、前記保護層の組成が前記ワイドバンドギャップ層の組成と同一である、ことを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の半導体積層構造であって、前記第1のIII族窒化物の含有する全てのIII族元素に対するAl元素のモル分率が80%以上であることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の半導体積層構造であって、前記第1のIII族窒化物がAlNであることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の半導体積層構造であって、77Kにおいて8000cm2/Vs以上の電子移動度を有することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載の半導体積層構造であって、室温において1900cm2/Vs以上の電子移動度を有することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の半導体積層構造に、ソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極を形成してなる。
請求項1ないし請求項の発明によれば、障壁層として作用する下地層とチャネル層とのバンドオフセットが大きい半導体積層構造さらにはHEMT素子を、得ることができる。また、AlリッチなIII族窒化物を用いることにより、下地層を高抵抗なものとすることができる。
しかも、請求項1ないし請求項8の発明によれば、高結晶品質の下地層の上にチャネル層とワイドバンドギャップ層とを設けるので、InNからなり、かつ結晶品質の良いチャネル層を有し、バンドオフセットが大きく、電子移動度が高い半導体積層構造さらにはHEMT素子が、実現される。
特に、請求項および請求項の発明によれば、チャネル層のうえに保護層を備えることによって、半導体積層構造およびHEMT素子の特性がより向上する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体積層構造10、およびこれを用いて形成されたHEMT素子20の構成を示す概要図である。なお、図示の都合上、図1における各層の厚みの比率は、実際の比率を反映したものではない。
半導体積層構造10は、基板(基材)1の上に、下地層2と、チャネル層3と、ワイドバンドギャップ層5とを備える。これらの層はいずれも、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相成長法)法などの公知の成膜手法にて形成される。
基板1は、その上に形成するチャネル層3やワイドバンドギャップ層5の組成や構造、あるいは各層の形成手法に応じて適宜に選択される。例えば、サファイアやSiC(炭化ケイ素)などの基板を用いる。あるいは、ZnO,LiAlO2,LiGaO2,MgAl24,(LaSr)(AlTa)O3,NdGaO3,MgOといった各種酸化物材料,Si,Geといった各種IV族単結晶、SiGeといった各種IV−IV族化合物,GaAs,AlN,GaN,AlGaNといった各種III―V族化合物およびZrB2といった各種ホウ化物から適宜選択して用いてもよい。基板1の厚みには特段の材質上の制限はないが、取り扱いの便宜上、数百μm〜数mmの厚みのものが好適である。
下地層2は含有する全てのIII族元素に対するAl元素のモル分率が50%以上であるIII族窒化物、すなわちAlリッチなIII族窒化物にてにて形成される。下地層2は、チャネル層3に対し障壁層として作用する。AlリッチなIII族窒化物を用いることで、高抵抗の下地層2を容易に得ることができる。好ましくは、Al元素のモル分率が80%以上であるIII族窒化物を、より好ましくはAlNを用いることで、下地層2をさらに高抵抗なものとして形成することができる。なお、図1には、下地層がAlNである場合(w=1)を例示している。
MOCVD法を用いる場合、下地層2の形成は、1100℃以上の温度(基材温度)で行うことが好ましい。これより低い温度範囲では、結晶性のよい下地層2が得られないからである。より好ましくは、1150℃以上から1250℃の温度範囲で形成される。これにより、転位が減少し、結晶品質の良い下地層2が形成される。下地層2は、厚みの上限については、ピット発生の抑制の観点からは厚ければ厚いほど望ましいが、クラックの発生等、他の条件も考慮に入れて、その厚みが決定される。下地層2は、0.5μmから3μmの間の厚みに形成されるのが好適である。
下地層2は、その上に形成するチャネル層3さらにはワイドバンドギャップ層5の高結晶品質化を目的として、それ自体が高い結晶品質を有するように形成されるのが好ましい。よって、下地層2の転位密度は低いほど好ましいが、少なくとも1×1011cm-2以下であればよい。1×1010cm-2以下であればより好適である。また、(002)面におけるX線ロッキングカーブの半値幅は200秒以下であればよいが、150秒以下であることが好ましく、100秒以下であれば更に好ましい。下地層2がこのような結晶品質を有することで、チャネル層3の結晶性がいっそう良好なものとなる。その結果、チャネル層3を、低転位密度であり、かつ高い結晶性を有する、高品質な状態に形成することができるため、極めて高い電子移動度が実現される。
チャネル層3は、In1-zGazN(0≦z<1)なる組成のIII族窒化物にて形成される。すなわち、チャネル層3は、単層のInN(z=0の場合)あるいはInGaN混晶にて形成される。チャネル層3は、5nmから50nm程度の厚みに形成されてなる。
MOCVD法を用いる場合、チャネル層3の形成は、400℃〜900℃の温度範囲で行う。単層のInNの場合、600℃前後ないしはそれ以下で形成するのがより好ましく、Gaの含有比率が高いほど、高い温度にて形成するのが好ましい。例えば、In0.1Ga0.9N(z=0.9の場合)であれば、780℃前後で形成するのがより好ましい。このような温度範囲で形成するのが好適であるのは、これ以上に温度が高すぎるとInNの分解が生じ、チャネル層3を良好に形成することができないことがその理由である。
本実施の形態においては、このように、障壁層として作用する下地層2をAlNにて形成し、チャネル層3をInを含むIII族窒化物にて形成することによって、チャネル層と障壁層の間で、大きなバンドオフセット量が実現されている。
ワイドバンドギャップ層5は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x<1、0≦y<1、0≦x+y<1)なる組成のIII族窒化物にて形成されてなる。すなわち、GaN(x=y=0の場合)あるいは混晶のIII族窒化物にて形成される。ワイドバンドギャップ層5は、2次元電子ガスの濃度を確保する観点から、全体として20nmから30nm程度の厚みに形成されるのが好ましい。
MOCVD法を用いる場合、ワイドバンドギャップ層5の形成は、800℃以上の温度範囲で行う。単層のGaNの場合、900℃前後で形成するのがより好ましく、Alの含有比率が高いほど、高い温度で形成するのが好ましい。例えば、Al0.25Ga0.75N(x=0.25、y=0の場合)であれば、1080℃前後で形成するのが好ましい。
以上のように形成される半導体積層構造10の特性は、以下の通りである。
チャネル層3が単層のInN(z=0)であり、ワイドバンドギャップ層5が単層のGaN(x=y=0)の場合(図3(A)参照)、電子移動度については、室温においておよそ2000cm2/Vs、77Kにおいてはおよそ8500cm2/Vsという値が得られる。また、この場合に、AFM(原子間力顕微鏡)にて測定したワイドバンドギャップ層の表面粗さRMSの値は2nm以下である。
一方、チャネル層3がIn0.1Ga0.9N(z=0.9)であり、ワイドバンドギャップ層5が単層のAl0.25Ga0.75N(x=0.25、y=0)の場合(図4(A)参照)、電子移動度は、室温においておよそ1000cm2/Vs、77Kにおいては5500cm2/Vsという値が得られる。また、この場合に、ワイドバンドギャップ層の表面粗さRMSの値は0.3nm程度である。
表面粗さの値は、ワイドバンドギャップ層5が優れた表面平坦性を有することを示しているが、この値より、下地層2とワイドバンドギャップ層5との間に介在するチャネル層3も、良好な表面平坦性を有すると判断される。そして、チャネル層3が良好な結晶品質を有することに由来して、高い電子移動度が実現されると考えられる。
HEMT素子20は、係る半導体積層構造10の表面、つまりはワイドバンドギャップ層5の表面にソース電極6sおよびドレイン電極6dをオーミック接合により形成し、ゲート電極6gをショットキー接合により形成されてなる。ソース電極6sおよびドレイン電極6dは、例えばTi/Al、Ti/Al/Ti/Au、Ti/Al/Ni/Auといった多層構造にて形成されるのが望ましい。ゲート電極6gとしては、例えばNi/Au、Pd/Au、Pt/Auといった多層構造にて形成されるのが望ましい。また、半導体積層構造10の最表層には、例えばSiO2あるいは窒化珪素などからなる図示しない保護膜が設けられてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態においては、高結晶品質のAlNからなる下地層2の上にInを含むチャネル層3を形成することにより、Inを含み、かつ結晶品質の良いチャネル層3を有し、バンドオフセットが大きく、電子移動度が高いHEMT素子が実現されてなる。
<第2の実施の形態>
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体積層構造110、およびこれを用いて形成されたHEMT素子120の構成を示す概要図である。なお、図示の都合上、図2における各層の厚みの比率は、実際の比率を反映したものではない。
半導体積層構造110においては、第1の実施の形態に係る半導体積層構造10と同様に、基板(基材)1の上に、下地層2と、チャネル層3とが備わる。しかし、その上に、保護層104が設けられたうえで、ワイドバンドギャップ層105が形成されてなる点で、第1の実施の形態に係る半導体積層構造10と相違する。なお、図2には、下地層がAlNである場合を例示している。
下地層2とチャネル層3の形成については、第1の実施の形態と同様である。従って、その詳細な説明は省略する。また、ワイドバンドギャップ層105は、保護層104の上に形成する点が、チャネル層3の上に形成される第1の実施の形態に係るワイドバンドギャップ層5と相違するが、その組成や形成方法などはワイドバンドギャップ層5と同様である。従って、その説明についても省略する。
なお、半導体積層構造110を構成する各層はいずれも、例えばMOCVD(MetalOrganic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相成長法)法などの公知の成膜手法にて形成される。
また、HEMT素子120は、ソース電極6s、ドレイン電極6dおよびゲート電極6gを半導体積層構造110の表面に形成することによって得られる。各電極の形成は、第1の実施の形態において半導体積層構造10の表面に形成する態様と同様である。よってその説明は省略する。
保護層104は、チャネル層3の形成後、ワイドバンドギャップ層105を形成するにあたって、チャネル層3の表面の結晶品質が劣化することを防ぐ目的で設けられる層である。また、ワイドバンドギャップ層105に不純物をドープされた層が含まれる場合に、チャネル層3とワイドバンドギャップ層105とを隔てるために設けるスペーサー層としての役割をも備える。保護層104は、好ましくは、ワイドバンドギャップ層105と同じ組成のIII族窒化物にて形成される。保護層4は、0.5〜10nm程度の厚みに形成されるのが好ましい。0.5〜5nm程度の厚みに形成されるのがより好ましい。保護層4の形成は、好ましくはチャネル層3の形成方法と同一の方法で、チャネル層3の形成後速やかに、チャネル層3の形成温度と同じ温度で行う。あるいは、チャネル層3の形成温度からワイドバンドギャップ層105の形成温度にまで、徐々に温度を上げつつ行ってもよい。
以上のように形成される半導体積層構造110の特性は、以下の通りである。
チャネル層3が単層のInN(z=0)であり、保護層104およびワイドバンドギャップ層105が単層のGaN(x=y=0)の場合(図3(B)参照)、電子移動度については、室温においておよそ2100cm2/Vs、77Kにおいてはおよそ9100cm2/Vsという値が得られる。また、この場合に、AFM(原子間力顕微鏡)にて測定したワイドバンドギャップ層の表面粗さRMSの値は2nm以下である。
一方、チャネル層3がIn0.1Ga0.9N(z=0.9)であり、保護層104およびワイドバンドギャップ層105が単層のAl0.25Ga0.75N(x=0.25、y=0)の場合(図4(B)参照)、電子移動度は、室温においておよそ1100cm2/Vs、77Kにおいては6000cm2/Vsという値が得られる。また、この場合に、ワイドバンドギャップ層の表面粗さRMSの値は0.3nm程度である。
すなわち、本実施の形態においても、ワイドバンドギャップ層105が優れた表面平坦性を有することを示していることから、チャネル層3も、良好な表面平坦性を有すると判断される。また、保護層104の有無のみが異なる、第1の実施の形態に係る半導体積層構造10についての特性値と比較すると、表面粗さは同程度であるにもかかわらず、電子移動度は、本実施の形態に係る半導体積層構造110の方が、高い値が得られていることが分かる。これは、保護層104を備えることによって、チャネル層3の結晶品質の劣化が抑制され、チャネル層3とワイドバンドギャップ層105との間で良好な界面平坦性が得られていることの効果であると考えられる。
以上、説明したように、本実施の形態においては、Inを含み、かつ結晶品質の良いチャネル層3を有し、バンドオフセットが大きく、電子移動度が高いHEMT素子が実現されてなる。チャネル層3のうえに保護層104を備えることによって、さらにその特性の向上が実現されてなる。
第1の実施の形態に係るHEMT素子20の実施例として、チャネル層3とワイドバンドギャップ層5の組成が異なる2種類のHEMT素子を作製した。これらを実施例1aおよび実施例1bとして以下に示す。第2の実施の形態に係るHEMT素子120の実施例として、チャネル層3とワイドバンドギャップ層105の組成が異なる2種類のHEMT素子を作製した。これらを実施例2aおよび実施例2bとして以下に示す。
図3および図4は、後述する各実施例および各比較例に係るHEMT素子におけるチャネル層の室温および77Kにおける電子移動度と、AFM(原子間力顕微鏡)にて測定したワイドバンドギャップ層の表面粗さRMSとを、一覧として例示する図である。
また、実施例1a、1b、2a、および2bに対する比較例となる4つのHEMT素子を作製した。図5は比較例1aおよび1bに係る半導体積層構造の構成を示す概要図であり、図6は、比較例2aおよび2bに係る半導体積層構造の構成を示す概要図である。
(実施例1a)
実施例1aにおいては、第1の実施の形態に係る半導体積層構造10を作製し、これを用いたHEMT素子20を作製した。
まず、半導体積層構造10の作製においては、基板1として2インチ径の厚さ330μmのC面サファイア単結晶を用い、これを所定のMOCVD装置の反応菅内に設置した。MOCVD装置は、原料ガスあるいはキャリアガスとして、少なくともH2、N2、TMG(トリメチルガリウム)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMA(トリメチルインジウム)、n型ドーパントとして用いるSiの供給源であるシランガス、およびNH3が、反応管内に供給可能とされている。反応管内の圧力を大気圧とし、H2を平均流速1m/secで流しながら、基板1を1200℃まで昇温しサーマルクリーニングをした。
サーマルクリーニング終了後、基板1の温度を1200℃として、NH3とTMAとH2とを供給して、下地層2としてのAlN層を1μmの厚みに形成した。
その後、600℃に降温し、TMIとN2とを供給して、チャネル層3としてのInN層を10nmの厚さに形成した。
InN層の形成後、900℃に昇温し、TMGとH2とN2とを供給することにより、ワイドバンドギャップ層5としてのGaN層を厚さ25nmに形成した。これにより、半導体積層構造10が得られた。
引き続いて、Ti/Al/Ni/Auからなるソース電極6sおよびドレイン電極6dをオーミック接合にて形成し、Ni/Auからなるゲート電極6gをショットキー接合にて形成し、HEMT素子20を得た。これらの電極形成は、いずれも公知のEB蒸着にて行った。
図3(A)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(実施例1b)
実施例1bにおいては、実施例1aと、チャネル層3およびワイドバンドギャップ層5の組成が異なるHEMT素子20を作製した。
チャネル層3としてのIn0.1Ga0.9N層を、TMIとTMGとN2とを供給して780℃にて5nmの厚さに形成した点と、ワイドバンドギャップ層5としてのAl0.25Ga0.75Nを、TMAとTMGとN2とH2とを供給して1080℃にて形成した点とを除いては、実施例1aと同様に形成した。
図4(A)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(実施例2a)
実施例2aにおいては、第2の実施の形態に係る半導体積層構造110を作製し、これを用いたHEMT素子120を作製した。
半導体積層構造110の作製においては、チャネル層3としてのInN層の形成までは、実施例1aと同様に行った。
InN層の形成後、600℃に保ったまま、TMGとH2とN2とを供給することにより、保護層104としてのGaN層を、厚さ2nmに形成した。
その後、900℃に昇温し、 TMGとH2とN2とを供給することにより、ワイドバンドギャップ層105としてのGaN層を、厚さ23nmに形成した。これにより、半導体積層構造10が得られた。
その後、実施例1aと同様に、各種電極を形成して、HEMT素子120を得た。
図3(B)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(実施例2b)
実施例2bにおいては、実施例2aと、チャネル層3およびワイドバンドギャップ層105の組成が異なるHEMT素子120を作製した。
チャネル層3としてのIn0.1Ga0.9N層を、TMIとTMGとN2とを供給して780℃にて5nmの厚さに形成した点と、保護層104としてのAl0.25Ga0.75Nを、TMAとTMGとH2とN2とを供給して780℃にて形成した点と、ワイドバンドギャップ層105としてのAl0.25Ga0.75Nを、TMAとTMGとN2とH2とを供給して1080℃にて形成した点とを除いては、実施例2aと同様に形成した。
図4(B)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(比較例1a)
比較例1aにおいては、図5に示す半導体積層構造210においてx=y=z=0の場合の半導体積層構造と、これを用いた図示しないHEMT素子を作製した。
基板201としては、実施例1aと同様にC面サファイア単結晶を用いた。基板201に実施例1と同様にサーマルクリーニングを施した。
その後、いったん500℃に降温した後、TMGとNH3とH2とN2を供給して、バッファ層202としてのGaN層を30nmの厚さに形成したうえで、1180℃に昇温し、TMGとNH3とを供給して、障壁層として作用する下地層203としてのGaN層を厚さ3μmに形成した。
GaN層の形成後、実施例1aと同様に、チャネル層204としてのInN層を10nmの厚さに形成し、ワイドバンドギャップ層205としてのGaN層を25nmの厚さに形成した。これにより、半導体積層構造210が得られた。
その後、実施例1aと同様に、各種電極を形成して、HEMT素子を得た。すなわち、本比較例において得られたHEMT素子は、チャネル層より上部の構造が実施例1aと同じ構造で、下地構造のみが実施例1aとは異なるものである。
図3(C)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(比較例1b)
比較例1bにおいては、図5に示す半導体積層構造210においてx=25、y=0、z=0.9の場合の半導体積層構造と、これを用いた図示しないHEMT素子を作製した。
下地層203の形成までは、比較例1aと同様に行い、その後、実施例1bと同様に、チャネル層204としてのIn0.1Ga0.9N層を5nmの厚さに形成し、ワイドバンドギャップ層205としてのAl0.25Ga0.75N層を25nmの厚さに形成した。これにより、半導体積層構造210が得られた。
その後、実施例1aと同様に、各種電極を形成して、HEMT素子を得た。すなわち、本比較例において得られたHEMT素子は、チャネル層より上部の構造が実施例1bと同じ構造で、下地構造のみが実施例1bとは異なるものである。
図4(C)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(比較例2a)
比較例2aにおいては、図6に示す半導体積層構造310においてx=y=z=0の場合の半導体積層構造と、これを用いた図示しないHEMT素子を作製した。
基板301としては、実施例1aと同様にC面サファイア単結晶を用いた。基板301上に、バッファ層302としてのGaN層、および障壁層として作用する下地層303としてのGaN層の形成は、比較例1aと同様に行った。
下地層303の形成後、TMAとNH3とH2とを供給して、1080℃にて障壁層304としてのAlN層を厚さ5nmに形成した。
その後、比較例1aと同様にチャネル層305としてのInN層と、ワイドバンドギャップ層306としてのGaN層を形成した。これにより、半導体積層構造310が得られた。
その後、実施例1aと同様に、各種電極を形成して、HEMT素子を得た。すなわち、本比較例において得られたHEMT素子は、チャネル層より上部の構造が実施例2aと同じ構造で、下地構造のみが実施例2aとは異なるものである。
図3(D)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(比較例2b)
比較例2bにおいては、図6に示す半導体積層構造310においてx=0.25、y=0、z=0.9の場合の半導体積層構造と、これを用いた図示しないHEMT素子を作製した。
障壁層304の形成までは、比較例2aと同様に行い、その後、実施例1bと同様に、チャネル層305としてのIn0.1Ga0.9N層を5nmの厚さに形成し、ワイドバンドギャップ層306してのAl0.25Ga0.75N層を25nmの厚さに形成した。これにより、半導体積層構造310が得られた。
その後、実施例1aと同様に、各種電極を形成して、HEMT素子を得た。すなわち、本比較例において得られたHEMT素子は、チャネル層より上部の構造が実施例2bと同じ構造で、下地構造のみが実施例2bとは異なるものである。
図4(D)は、このようにして得られたHEMT素子に係る特性を示すデータである。
(実施例と比較例の比較)
図3および図4に示すように、各実施例に係るHEMT素子における電子移動度は、対応する比較例に係るHEMT素子の移動度よりも、室温においては20〜30%程度向上しており、77Kにおいては2.5〜2.6倍程度に増加している。すなわち、基板上に高品質のAlNによって下地層を形成した下地構造の上に、Inを含むチャネル層と、ワイドバンドギャップ層とを形成することによって得られるHEMT素子は、従来の下地構造の上に、Inを含むチャネル層と、ワイドバンドギャップ層とを形成するものよりも、デバイス特性が向上してなるものであるといえる。
また、半導体積層構造の最上面を構成するワイドバンドギャップ層における表面粗さRMSについてみると、各実施例に係るHEMT素子における値は、対応する比較例に係るHEMT素子の値に比して、1/4程度になっている。このように、最上面において平坦性が向上しているということは、チャネル層およびワイドバンドギャップ層における平坦性が向上していることを示していると推察され、これにより、上述した良好なデバイス特性が実現されてなるものと考えられる。
77Kにおいて各実施例に係るHEMT素子の移動度が比較例に係るHEMT素子に比して大きく向上しているのは、GaNよりもバンドギャップの大きなAlNを下地層に用いてその上にチャネル層を形成しているため、キャリアの閉じこめ効果が格段に向上していることがその理由であると考えられる。また、膜厚を十分に大きくすることでAlN層の結晶品質が高められていることや、AlNを用いることでGaNと比較して高い抵抗値が得られていることも、その理由であると考えられる。
また、保護層を備える、実施例1bおよび2bに係るHEMT素子の方が、これを備えない実施例1aおよび2aに係るHEMT素子よりも高い電子移動度の値が得られている。一方、表面粗さは同程度であることから、保護層を備えることによって、チャネル層3の結晶品質の劣化が抑制されたことの効果であると考えられる。
なお、比較例2a、2bにおいてはAlNからなる障壁層304を設けている。比較例2a、2bに係るHEMT素子においては、比較例1a、1bに係るHEMT素子よりも移動度が若干向上しているが、これは、GaNよりもAlNのバンドギャップの方が大きいため、チャネル層における電子の閉じこめ効果が向上したことによると考えられる。比較例2a、2bにおけるワイドバンドギャップ層の表面粗さは比較例1a、1bよりも悪化していること、およびGaN上にAlNを成膜した場合のクラックの生じない臨界膜厚は一般に5nm程度と極めて薄いことにより、障壁層304の障壁層としての役割は限定的であるといえる。加えて、障壁層304の膜厚が極めて薄いため、結晶品質も不十分と考えられる。
<変形例>
上述の実施の形態においては、ワイドバンドギャップ層5および105は一様にノンドープである態様のみを示しているが、一部にSiがドープされて態様であってもよい。図7は、半導体積層構造10において、ワイドバンドギャップ層5がSiドープされてなる態様を模式的に示す図である。図7(a)は、ワイドバンドギャップ層5の中央部分にSiドープワイドバンドギャップ層51を備える態様を示している。図7(b)は、ワイドバンドギャップ層5の上方部分にSiドープワイドバンドギャップ層52を備える態様を示している。図7(c)は、ワイドバンドギャップ層5の下方部分にSiドープワイドバンドギャップ層53を備える態様を示している。係るSiのドープは、ワイドバンドギャップ層5の形成時に、SiH4ガスを所定のタイミングで所定の時間、所定の供給条件で供給することによって実現される。図示は省略するが、ワイドバンドギャップ層105についても、図7と同様のSiのドープが可能である。
あるいは、チャネル層に対しても、Siをドープする態様であってもよい。
チャネル層3のInの含有比率が高い場合、チャネル層3の形成に先立って、チャネル層と同じ組成の緩衝層を、チャネル層の形成温度よりも100〜150℃低い温度、例えば350〜550℃の温度範囲にて形成する態様であってもよい。
第1の実施の形態に係る半導体積層構造10とHEMT素子20の構成を示す概要図である。 第2の実施の形態に係る半導体積層構造110とHEMT素子120の構成を示す概要図である。 各実施例および各比較例に係るHEMT素子におけるデバイス特性を例示する図である。 各実施例および各比較例に係るHEMT素子におけるデバイス特性を例示する図である。 比較例1aおよび1bに係る半導体積層構造の構成を示す概要図である。 比較例2aおよび2bに係る半導体積層構造の構成を示す概要図である。 半導体積層構造10においてワイドバンドギャップ層5がSiドープされてなる態様を模式的に示す図である。
符号の説明
1 基板
2 下地層
3 チャネル層
4 保護層
5 ワイドバンドギャップ層
6d ドレイン電極
6g ゲート電極
6s ソース電極
10、110 半導体積層構造
20,120 HEMT素子
51〜53 Siドープワイドバンドギャップ層
104 保護層
105 ワイドバンドギャップ層

Claims (8)

  1. 所定の基材と、
    前記基材の上に形成され、含有する全てのIII族元素に対するAl元素のモル分率が50%以上である第1のIII族窒化物からなり、転位密度が1×1011cm−2以下であり、(002)面におけるX線ロッキングカーブの半値幅が200秒以下である下地層と、
    前記下地層に接して5nm以上50nm以下の厚みに形成され、第2のIII族窒化物であるInNからなるチャネル層と、
    前記チャネル層の上に20nm以上30nm以下の厚みに形成され、第3のIII族窒化物であるGaNからなるとともに表面粗さが2nm以下であるワイドバンドギャップ層と、
    を備えることを特徴とする半導体積層構造。
  2. 請求項1に記載の半導体積層構造であって、
    前記チャネル層と前記ワイドバンドギャップ層との間に、第4のIII族窒化物からなる保護層、
    をさらに備えることを特徴とする半導体積層構造。
  3. 請求項2に記載の半導体積層構造であって、
    前記保護層の組成が前記ワイドバンドギャップ層の組成と同一である、
    ことを特徴とする半導体積層構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体積層構造であって、
    前記第1のIII族窒化物の含有する全てのIII族元素に対するAl元素のモル分率が80%以上であることを特徴とする半導体積層構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の半導体積層構造であって、
    前記第1のIII族窒化物がAlNであることを特徴とする半導体積層構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の半導体積層構造であって、
    77Kにおいて8000cm/Vs以上の電子移動度を有することを特徴とする半導体積層構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の半導体積層構造であって、
    室温において1900cm/Vs以上の電子移動度を有することを特徴とする半導体積層構造。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導体積層構造に、ソース電極、ドレイン電極、およびゲート電極を形成してなるHEMT素子。
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