JP5613622B2 - 光アクセスネットワークシステム及びその通信冗長化方法 - Google Patents
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Description
この方式では、光アクセス終端装置とONUの通信経路を二重化しておくことが必要である。二重化するには、例えば光アクセス終端装置に光カプラを配置し、ONUの手前に光カプラを配置する構造が考えられる。
(1)上部側通信装置に接続され、前記上部側通信装置からの信号光を第1の入出力端子から取り込んで第3及び第4の入出力端子に分岐出力し、前記第3及び第4の入出力端子に入射される信号光を合波して第2の入出力端子から出力する第1の光カプラを備える光アクセス終端装置と、下部側通信装置に接続され、試験光を発生する光源と、第1及び第2の入出力端子に入射される信号光を合波して第3の入出力端子から出力し、前記光源で発生される試験光を前記第4の入出力端子から取り込んで第1及び第2の入出力端子に分岐出力する第2の光カプラとを備える光ネットワークユニットと、前記第1の光カプラの第3の入出力端子及び前記第2の光カプラの第1の入出力端子間に接続される第1の通信線路と、前記第1の光カプラの第4の入出力端子及び前記第2の光カプラの第2の入出力端子間に接続される第2の通信線路とを具備し、前記光アクセス終端装置は、前記第2の通信線路の伝送光の波長を前記第1の通信線路の伝送光とは異なる波長に変換する波長変換手段と、前記第2の通信線路の光路長を指示に応じて調整する光路長調整手段と、前記第2の通信線路の伝送光を指示に応じて減衰する可変光減衰手段と、前記光ネットワークユニットの光源から出力されて前記第2のカプラにて分岐され、前記第1の通信線路を経由して前記第1の光カプラに前記第3の入出力端子から取り込まれ、当該第1の光カプラの第2の入出力端子から出力される第1の経路の試験光と、前記第2の通信線路を経由して、前記波長変換手段で波長変換されて前記第1の光カプラに前記第4の入出力端子から取り込まれ、当該第1の光カプラの第2の入出力端子から出力される第2の経路の試験光との光路長差を測定し、その光路長差に基づいて前記第2の通信線路が前記第1の通信線路と一致するように前記光路長調整手段に指示を送る光路長制御手段と、前記第1の経路の試験光と前記第2の経路の試験光それぞれの光パワーレベル差を測定し、そのレベル差が許容範囲となるように前記可変光減衰手段に指示を送る光パワーレベル制御手段とを備える態様とする。
(4)(1)のシステム構成において、前記光源は、前記試験光として、周波数チャープしたパルス光を発生する態様とする。
(5)部側通信装置に接続される光アクセス終端装置と下部側通信装置に接続される光ネットワークユニットとの間に形成される通信経路を二重化して第1及び第2の通信経路を形成し、前記光ネットワークユニットから試験光を発生して前記第1及び第2の通信経路に分岐出力し、前記光アクセス終端装置内で、前記第1及び第2の通信経路からそれぞれ前記試験光を受信して両者の受信タイミングから前記第1及び第2の通信経路の光路長差を測定し、その測定結果に基づいて前記第1及び第2の通信経路それぞれの光路長が一致するように前記第1及び第2の通信経路のいずれか一方の光路長を調整し、前記第1の通信経路の試験光と前記第2の通信経路の試験光それぞれの光パワーレベル差を測定し、そのレベル差が許容範囲となるように前記第1及び第2の通信経路のいずれか一方の光パワーレベルを減衰させる態様とする。
図1は、本実施形態に係る光アクセスネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。図1において、1は所内装置(上部)、2は所外装置(下部)であり、所内装置1は試験光遮断フィルタ3を介して光アクセス終端装置5に接続され、所外装置2は試験光遮断フィルタ4を介してONU6に接続され、光アクセス終端装置5とONU6とは、それぞれ第1及び第2の通信線路7,8によって接続される。
上記光カプラ61は、光路長差計測用光源62から送出されるパルス光を第1の通信線路7を伝搬する信号光に光結合するもので、パルス光が結合された信号光の一部は光カプラ61を介して第2の通信線路8に入射され、その出射光は光カプラ51に送られ、第1の通信線路7を伝搬する信号光と合波される。
光路長差監視装置52としては、例えばオシロスコープがあり、オシロスコープによって第1の通信線路7と第2の通信線路8を伝播した両方の周波数チャープした試験パルス光Lを受光し、両方の周波数チャープした試験パルス光Lの波形が近づくように光路長調整装置53を調整し、両方の周波数チャープした試験パルス光Lがおおよそ一致した後に、おおよそ一致した両方の周波数チャープした試験パルス光Lの両経路A,Bの光路長差から発生する周波数チャープ量(位相および波長の変化量)の差により測定される周波数が零になるように光路長調整装置53を調整することが可能である。
また、上記第1及び第2の通信線路7,8として、一対の偏波分離カプラと偏波合成カプラから構成される偏波保持光ファイバによる二重化線路を構成し、光線路長を一定長ステップで変化させることの可能な光ファイバ切替装置と、それぞれの線路に導通する光パワーをモニタするための分岐カプラを上記二重化線路のそれぞれに配置し、かつ一定長の半分の長さを有する光ファイバを上記二重化線路の一方に配置し、上記偏波分離カプラの入力ポート側に外部信号フィードバック偏波コントローラを備え、上記二重化線路の光パワーレベルを交互に外部信号フィードバック偏波コントローラに供給することを特徴とする光路長調整装置を用いてもよい。
図1の通信線路7,8を有する第1及び第2の経路A,Bにおいて、信号光が伝搬されている際に各通信線路7,8の信号光を合波した後に信号光が途絶しない、または信号光が途絶せずとも伝送データの欠落や伝送装置間でリンクが途絶しないためには、各通信線路7,8の光路長が一致し、ビット符号が一致しなければならない。光カプラ61を起点として第1の通信線路7と第2の通信線路8とに分岐した試験パルス光Lが光カプラ51に到達し、その後、第2の入出力端子51bから光路長差監視装置52に入力されるまでに生じた第1の経路Aと第2の経路Bの光路長差は、第1の通信線路7と第2の通信線路8との光路長差に他ならない。
先ず、光路長差計測用光源62からの周波数チャープした試験パルス光Lを光カプラ61で分岐させ、第1の通信線路7側と第2の通信線路8側を通過する周波数チャープした試験パルス光を光カプラ51で合波し、合波した周波数チャープした試験パルス光を光路長差監視装置52で測定する。この時、第1の通信線路7が第2の通信線路8より短ければ、第2の通信線路8を第1の通信線路7より短くする。これにより、第1の通信線路7側と第2の通信線路8側の光路長差をメートルオーダまで一致させることができる。
第1の通信線路7側に伝搬した周波数チャープした試験パルス光は、第1の入出力端子61a、第1の通信線路7、第3の入出力端子51cを経由し、光カプラ51で分岐し、第2の入出力端子51bを経由し、光路長差監視装置52で検出される。
2…所外装置(下部)、
3,4…試験光遮断フィルタ、
5…光アクセス終端装置、51…光カプラ、52…光路長差監視装置、53…光路長調整装置、54…波長変換装置、55…制御装置、56…通信光遮断フィルタ、57…可変光減衰器、51a,51b,51c,51d…第1乃至第4の入出力端子、
6…ONU、61…光カプラ、62…光路長差計測用光源、61a,61b,61c,61d…第1乃至第4の入出力端子、
7…第1の通信線路,8…第2の通信線路。
Claims (6)
- 上部側通信装置に接続され、前記上部側通信装置からの信号光を第1の入出力端子から取り込んで第3及び第4の入出力端子に分岐出力し、前記第3及び第4の入出力端子に入射される信号光を合波して第2の入出力端子から出力する第1の光カプラを備える光アクセス終端装置と、
下部側通信装置に接続され、試験光を発生する光源と、第1及び第2の入出力端子に入射される信号光を合波して第3の入出力端子から出力し、前記光源で発生される試験光を前記第4の入出力端子から取り込んで第1及び第2の入出力端子に分岐出力する第2の光カプラとを備える光ネットワークユニットと、
前記第1の光カプラの第3の入出力端子及び前記第2の光カプラの第1の入出力端子間に接続される第1の通信線路と、
前記第1の光カプラの第4の入出力端子及び前記第2の光カプラの第2の入出力端子間に接続される第2の通信線路と
を具備し、
前記光アクセス終端装置は、
前記第2の通信線路の伝送光の波長を前記第1の通信線路の伝送光とは異なる波長に変換する波長変換手段と、
前記第2の通信線路の光路長を指示に応じて調整する光路長調整手段と、
前記第2の通信線路の伝送光を指示に応じて減衰する可変光減衰手段と、
前記光ネットワークユニットの光源から出力されて前記第2のカプラにて分岐され、前記第1の通信線路を経由して前記第1の光カプラに前記第3の入出力端子から取り込まれ、当該第1の光カプラの第2の入出力端子から出力される第1の経路の試験光と、前記第2の通信線路を経由して、前記波長変換手段で波長変換されて前記第1の光カプラに前記第4の入出力端子から取り込まれ、当該第1の光カプラの第2の入出力端子から出力される第2の経路の試験光との光路長差を測定し、その光路長差に基づいて前記第2の通信線路が前記第1の通信線路と一致するように前記光路長調整手段に指示を送る光路長制御手段と、
前記第1の経路の試験光と前記第2の経路の試験光それぞれの光パワーレベル差を測定し、そのレベル差が許容範囲となるように前記可変光減衰手段に指示を送る光パワーレベル制御手段と
を備えることを特徴とする光アクセスネットワークシステム。 - 前記光路長制御手段は、前記測定された光路長差に基づいて光アクセス終端装置と光ネットワークユニット間で通信のリンクが切断しない範囲内で各通信経路の光路長が常に一致し、信号光のビット符号が常に一致するように光路長の調整を指示することを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークシステム。
- 前記上部側通信装置と前記光アクセス終端装置との間、前記下部側通信装置と光ネットワークユニットとの間には、それぞれ前記試験光を遮断して通信光のみを通過させる試験光遮断フィルタが配置され、前記第1の光カプラの第2の入出力端子の入出力経路に前記通信光を遮断し前記試験光のみを通過させる通信光遮断フィルタが配置されることを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークシステム。
- 前記光源は、前記試験光として、周波数チャープしたパルス光を発生することを特徴とする請求項1記載の光アクセスネットワークシステム。
- 上部側通信装置に接続される光アクセス終端装置と下部側通信装置に接続される光ネットワークユニットとの間に形成される通信経路を二重化して第1及び第2の通信経路を形成し、
前記光ネットワークユニットから試験光を発生して前記第1及び第2の通信経路に分岐出力し、
前記光アクセス終端装置内で、前記第1及び第2の通信経路からそれぞれ前記試験光を受信して両者の受信タイミングから前記第1及び第2の通信経路の光路長差を測定し、その測定結果に基づいて前記第1及び第2の通信経路それぞれの光路長が一致するように前記第1及び第2の通信経路のいずれか一方の光路長を調整し、
前記第1の通信経路の試験光と前記第2の通信経路の試験光それぞれの光パワーレベル差を測定し、そのレベル差が許容範囲となるように前記第1及び第2の通信経路のいずれか一方の光パワーレベルを減衰させる
ようにしたことを特徴とする光アクセスネットワークシステムの通信冗長化方法。 - 前記光路長の調整は、前記測定された光路長差に基づいて光ネットワークユニット間で通信のリンクが切断しない範囲内で各通信経路の光路長が常に一致し、信号光のビット符号が常に一致するように調整することを特徴とする請求項5記載の通信冗長化方法。
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