JP5033703B2 - 光通信線路の無瞬断切り替え方法および無瞬断切り替え装置 - Google Patents

光通信線路の無瞬断切り替え方法および無瞬断切り替え装置 Download PDF

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本発明は、現用の光通信線路が道路工事などのためにルート変更が必要になる場合に、現用線路と切替先線路との光路長の違いによって生じる伝達時間の差を補償し、伝送論理リンクを継続しながら無瞬断で光通信線路の切り替えを行う無瞬断切り替え方法および無瞬断切り替え装置に関する。
経済的な光通信システムを構築するため、一台の所内伝送装置(OLT)が複数の所外伝送終端装置(ONU)を集約するPON(Passive Optical Network) システムが本格化導入され(特許文献1)、通信設備の大幅なコスト削減に寄与している。また、高密度波長多重や高密度時分割多重などの伝送の大容量化技術の進歩によって、映像や光電話等のリアルタイム性が強く要求されるサービスも急速に普及している。
従来より、所外の光通信線路に対して、道路の拡幅工事や橋の架け替え工事、あるいは他の設備工事(電気や水道などの新設・修理)によって、ルート変更を強いられるケースがしばしば発生している(以下「支障移転工事」という)。この支障移転工事に際して、光通信線路の切替接続時間をできる限り短縮させ、通信復旧時間を短くする目的で光CATSシステムが実用化された(特許文献2)。
特開平8‐102710号公報 特許第3573606号公報 特開平7‐159646号公報
ところで、サービスを支える通信設備に支障移転工事が発生した場合、一度に多くのトラフィックを停止させる工事となることから、多くのユーザへの影響は計り知れない。その影響を小さくするために工事時期を分散したり、トラフィック量の少ない時間帯、例えば深夜から早朝に切替工事を実施するなど、効率性に欠ける設備運用が避けられなかった。
一方、従来の光CATSシステムなどを用いても光通信線路の一時的な断線や、現用線路と切替先線路との光路長の違い(伝達時間の差)によって、伝送データの欠落や伝送論理リンクのミスマッチを回避することはできなかった。また、光通信線路設備の構築時に伝達ルートを二重化し、伝送装置からこの2つのルートに対して現用信号を予め伝達させ、切替接続時間をほとんどゼロにした切替を実行しても、ルート長の違いによって、伝送論理リンクのミスマッチに伴うサービス停止は避けられなかった。
本発明は、サービス停止の期間(時間帯)を意識することなく、計画的な支障移転工事を可能にするために、切替前後の現用信号の伝達時間を一致させ、伝送論理リンクのミスマッチを回避し、無瞬断で切り替えることができる光通信線路の無瞬断切り替え方法および無瞬断切り替え装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、対向する伝送装置が現用線路を介して信号光を送受信し、伝送装置間のフレーム往復時間の測定値に基づいて通信のタイミングを管理する通信タイミング管理機能を備えた光通信システムに用いられ、現用線路を別の切替先線路に無瞬断で切り替える光通信線路の無瞬断切り替え方法において、現用線路の両端に第1の分岐結合手段および第2の分岐結合手段を挿入し、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間に光路長調整器および第3の分岐結合手段を挿入した迂回線路を接続し、第1の分岐結合手段−現用線路−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段と、第1の分岐結合手段−迂回線路−第3の分岐結合手段−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段の2つの閉経路を形成するステップと、第1の分岐結合手段から迂回線路に分岐する信号光を光遮断手段を用いて遮断するとともに、第1の分岐結合手段から試験パルス光を現用線路および迂回線路に入力し、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、現用線路と迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて迂回線路と現用線路の光路長が一致するように光路長調整器を制御する第1の粗調整ステップと、第1の粗調整ステップ後に、第1の分岐結合手段から迂回線路に分岐する信号光を徐々に大きくしながら、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように光路長調整器を制御する第1の微調整ステップと、第1の微調整ステップ後に、光遮断手段を用いて現用線路の信号光を遮断し、信号光の経路を現用線路から迂回線路に移し替える現用/迂回線路切替ステップと、現用/迂回線路切替ステップ後に、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間で現用線路を切替先線路に接続替えを行う線路接続替えステップと、線路接続替えステップ後に、第1の分岐結合手段から試験パルス光を切替先線路および迂回線路に入力し、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、切替先線路と迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて迂回線路と切替先線路の光路長が一致するように光路長調整器を制御する第2の粗調整ステップと、第2の粗調整ステップ後に、第1の分岐結合手段から切替先線路に分岐する信号光を徐々に大きくしながら、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように光路長調整器を制御する第2の微調整ステップと、第2の微調整ステップ後に、光遮断手段を用いて迂回線路の信号光を遮断し、信号光の経路を迂回線路から切替先線路に移し替える迂回/切替先線路切替ステップとを有し、各粗調整ステップおよび各微調整ステップを通信タイミング管理機能を用いて行う。
第2の発明は、対向する伝送装置が現用線路を介して信号光を送受信し、伝送装置間のフレーム往復時間の測定値に基づいて通信のタイミングを管理する通信タイミング管理機能を備えた光通信システムに用いられ、現用線路を別の切替先線路に無瞬断で切り替える光通信線路の無瞬断切り替え装置において、現用線路の両端に第1の分岐結合手段および第2の分岐結合手段を挿入し、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間に光路長調整器および第3の分岐結合手段を挿入した迂回線路を接続し、第1の分岐結合手段−現用線路−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段と、第1の分岐結合手段−迂回線路−第3の分岐結合手段−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段の2つの閉経路を形成し、第1の分岐結合手段から迂回線路に分岐する信号光を光遮断手段を用いて遮断するとともに、第1の分岐結合手段から試験パルス光を現用線路および迂回線路に入力し、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、現用線路と迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて迂回線路と現用線路の光路長が一致するように光路長調整器を制御する第1の粗調整手段と、第1の粗調整手段の処理後に、第1の分岐結合手段から迂回線路に分岐する信号光を徐々に大きくしながら、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように光路長調整器を制御する第1の微調整手段と、第1の微調整手段の処理後に、光遮断手段を用いて現用線路の信号光を遮断し、信号光の経路を現用線路から迂回線路に移し替える現用/迂回線路切替手段と、現用/迂回線路切替手段の処理後に、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間で現用線路を切替先線路に接続替えを行った後に、第1の分岐結合手段から試験パルス光を切替先線路および迂回線路に入力し、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、切替先線路と迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて迂回線路と切替先線路の光路長が一致するように光路長調整器を制御する第2の粗調整手段と、第2の粗調整手段の処理後に、第1の分岐結合手段から切替先線路に分岐する信号光を徐々に大きくしながら、2つの閉経路を介して第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように光路長調整器を制御する第2の微調整手段と、第2の微調整手段の処理後に、光遮断手段を用いて迂回線路の信号光を遮断し、信号光の経路を迂回線路から切替先線路に移し替える迂回/切替先線路切替手段とを備え、各粗調整手段および各微調整手段を通信タイミング管理機能を用いて行う構成である。
迂回線路の光路長調整器は、迂回線路に延伸ファイバを挿入し、この延伸ファイバを移動ステージと固定端との間に複数回巻いて固定し、この移動ステージを移動させたときの延伸ファイバの伸び縮みで迂回線路の光路長を調整する構成である。
迂回線路の光路長調整器は、迂回線路の挿入部の一端に接続された光ファイバと、その光ファイバに曲げを与える手段と、その光ファイバの曲げ部で光結合して信号光および試験パルス光を入出射する光ファイバ側面入出射器とを備え、光ファイバ側面入出射器を迂回線路の挿入部の他端に接続し、光ファイバ側面入出射器に対する光ファイバの側面入出射位置を変えて迂回線路の光路長を調整する構成である。
迂回線路の光路長調整器3は、迂回線路にそれぞれ光遮断手段を含む一次迂回線路および二次迂回線路を並列に挿入し、一次迂回線路に別の光路長調整器を挿入した構成であり、光遮断手段を用いて二次迂回線路を遮断しながら一次迂回線路の光路長を別の光路長調整器で調整する第1の手段と、別の光路長調整器で調整された光路長を二次迂回線路に設定し、その後に光遮断手段を用いて一次迂回線路から二次迂回線路に経路を切り替える第2の手段と、別の光路長調整器の光路長を初期値に戻すとともに別の光路長調整器で調整された光路長を一次迂回線路に設定し、その後に光遮断手段を用いて二次迂回線路から一次迂回線路に経路を切り替える第3の手段とを備え、第1の手段から第3の手段まで繰り返して迂回線路に所定の光路長を設定する構成である。
本発明は、現用線路の信号光は迂回線路に一旦移し替え、現用線路を切替先線路に接続替えした後に、迂回線路と切替先線路との光路長差が測定し、その結果に応じて光路長調節器でその光路長差がなくなるまで変化させる。このとき、伝送装置間で通信タイミング管理機能を用いて許容される伝送時間の誤差範囲で変化させることにより、データの欠落や伝送論理リンクの不整合を生じさせることなく光信号を現用経路から迂回経路へ、そして迂回線路から切替先線路へと無瞬断で光通信線路の切り替えが可能となる。
これにより、多数のユーザに対してサービス停止の期間(時間帯)を意識することなく、また計画的な支障移転工事も可能となり、光通信システムにおけるサービスの向上と工事コストの削減などの経済的効果を得ることができる。
図1は、本発明の光通信線路の無瞬断切り替え装置の実施形態を示す。ここでは、非同期通信方法として代表的なギガイーサネット(登録商標)をPONシステムに適用したGE‐PONと称する分岐形非同期システムの例を示す。
図において、所内伝送装置(OLT)1から送出された現用信号光26は、第1の分岐部3で複数(ここでは4本)に分岐される。図1は、このうちの1つの第1の分岐線路(現用)5だけを表示する。第1の分岐線路(現用)5は、第2の分岐部6により更に複数本(ここでは8本)に分岐され、その内の7本の第2の分岐線路7に所外終端装置(ONU)9−1〜9−7が接続され、現用信号光26が終端されてユーザ宅へ引き込まれる。これにより、所内伝送装置1が所外終端装置9−1〜9−7を配下とするPONが構成される。
第2の分岐部6は、2入力N出力(2×N)の光分岐器である(Nは分岐数、図1ではN=8)。N個の出力端子のうち、例えば最老番を現用信号光モニタポート13とする。また、2つの入力端子のうち1つを迂回信号光挿入ポート12とする。
支障移転工事の対象になるのは、第1の分岐線路(現用)5である。切替点Aと切替点Bとの間に切替先線路38が用意され、これに接続替えする前に現用信号光26を迂回線路24に迂回させる。迂回線路24は、その両端に上部接続端子Cおよび下部接続端子Dがある。また、第1の分岐線路(現用)5にはサービス開始前から線路設備の故障位置探査のために、試験光挿入カプラ4が予め切替点Aより上部側(第1の分岐部3の直後)に設置されている。また、工事対象の第1の分岐線路(現用)5には、後付で可変曲げ損失器39が試験光挿入カプラ4より下部に設置される。
試験光挿入カプラ4の試験光挿入ポート10には、迂回線路24と第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38との光路長差を測定するための光路差測定装置49が接続される。光路差測定装置49は、短パルス光源16、光オシロスコープ17、さらに短パルス光源16から送出された試験パルス光と、第1の分岐線路(現用)5や迂回線路24を通過し、第2の分岐部6の現用信号光モニタポート13に取り出されて戻ってきた試験パルス光(戻り試験パルス光)を入出力する光カプラ15により構成される。また、試験光挿入ポート10と光路差測定装置49との間には、試験パルス光を通過し、所外終端装置9−1〜9−7が送出した上り信号光を遮断する上り信号光遮断フィルタ14が設置される。さらに、第1の分岐部3と所内伝送装置1との間には、現用信号光(下り信号光)および上り信号光を通過し、戻り試験パルス光を遮断する試験光遮断フィルタ2が設けられる。一方、第2の分岐線路7の末端には、現用信号光(下り信号光)および上り信号光を通過し、試験パルス光を遮断する試験光遮断フィルタ8が設備建設当初より組み込まれており、これによりインサービス試験が実施できる構成になっている。
試験光挿入カプラ4の信号光モニタポート11には、試験パルス光を常に通過させ、試験光挿入カプラ4で現用信号光26から分岐した迂回信号光26’を必要に応じて通過・遮断する透過帯域可変光フィルタ19と、迂回信号光26’および試験パルス光の通過パワーを調節する可変光減衰器20と、さらに光路長調整器(光ファイバ延伸機)21を介して迂回線路24の上部接続端子Cが接続される。これにより、第1の分岐線路(現用)5を流れる現用信号光26と試験パルス光を分岐して迂回線路24に流すことができる。迂回線路24の他端の下部接続端子DにはWICカプラ15’を介して第2の分岐部6の迂回信号光挿入ポート12が接続され、またWICカプラ15’および光アイソレータ25を介して第2の分岐部6の現用信号光モニタポート13が接続される。
これにより、試験光挿入カプラ4を起点に、第1の分岐線路(現用)5、第2の分岐部6、現用信号光モニタポート13、光アイソレータ25、WICカプラ15’、迂回線路24、光路長調整器21、可変光減衰器20、透過帯域可変光フィルタ19、試験光挿入カプラ4の信号光モニタポート11に至る現用信号光26および試験パルス光が伝搬する第1の経路と、試験光挿入カプラ4の信号光モニタポート11、透過帯域可変光フィルタ19、可変光減衰器20、光路長調整器21、迂回線路24、WICカプラ15’、迂回信号光挿入ポート12、第2の分岐部6、現用信号光モニタポート13、光アイソレータ25、WICカプラ15’、迂回線路24、光路長調整器21、可変光減衰器20、透過帯域可変光フィルタ19、試験光挿入カプラ4の信号光モニタポート11に至る迂回信号光26’および試験パルス光が伝搬する第2の経路が形成される。この2つの経路の光路長差は、現用信号光モニタポート13からの復路が共通であるので、第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24の片道の光路長差となる。これは、切替先経路38と迂回線路24との間においても同様である。
なお、第2の分岐部6の現用信号光モニタポート13には、第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24の光路長差がほぼ一致(粗調整)後に、現用信号光26と迂回信号光26’が合波した合波信号光27が取り出され、合波信号光27として迂回線路24を伝搬する。また、試験パルス光が流れるときは、第1の分岐線路(現用)5を通過した試験パルス光と、迂回線路24を通過した試験パルス光が合波した合波試験パルス光28が、第2の分岐部6の現用信号光モニタポート13に取り出される。
光路差測定装置49は、光路長調整器21の延伸ファイバ23を含む迂回線路24と、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38との光路長差を測定する装置である。本例の粗調整では、短パルス光源16から送出した試験パルス光が、試験光挿入カプラ4から第1の経路および第2の経路を通過し、合波試験パルス光28として信号光モニタポート11に戻り、さらに試験光挿入ポート10から光路差測定装置49に入射することにより、迂回線路24と、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38の伝達時間の差を光オシロスコープ17で検出して光路長差を算出する。この光路長差は制御部18に与えられ、制御部18は光路長調整器21を操作して迂回線路24の光路長を可変させ、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38と迂回線路24の光路長を一致させる。
透過帯域可変光フィルタ19は、制御部18の制御に応じてその透過帯域を連続的に拡大・縮小できるもので、試験パルス光を通過し、迂回信号光26’を通過または遮断する。一般的に試験光の波長は、光ファイバの曲げ損失を敏感に検出できるように信号光より長い波長が用いられる。上記特性を満足するためには、透過波長帯域を変えられるLWPF(Long Wavelength Pass Filter)またはBPF(Band Pass Filter)のいずれかにより実現可能である。この種の波長可変フィルタの例として、誘電体多層膜をエタロンとするものやFBG(Fiber Bragg Grating)を用いるのが一般的である。この他、光学プリズムや回折格子等によっても実現できる。
光路長調整器21は、延伸ファイバ23を移動ステージ22と固定端との間に複数回巻いて固定し、制御部18の制御により、移動ステージ22を移動させ、延伸ファイバ23そのものを引っ張ったり、緩めたりすることによって物理的な光路長を変える。この光路長調整器21を用い、光路長の違う第1の分岐線路(現用)5から切替先線路38への切り替えの前に、迂回線路24と第1の分岐線路(現用)5の光路長を一致させた上で、第1の分岐線路(現用)5から迂回線路24へ現用信号光26を移し替える。その手順は別途詳しく説明するが、まず透過帯域可変光フィルタ19で現用信号光26および迂回信号光26’を遮断しておき、試験パルス光を用いて迂回線路24と第1の分岐線路(現用)5の光路長を粗調整し、次に透過帯域可変光フィルタ19を現用信号光26および迂回信号光26’が通過するように設定し、迂回線路24と第1の分岐線路(現用)5の光路長を信号ビット単位で微調整する。そして、可変曲げ損失器39を用いて第1の分岐線路(現用)5の現用信号光26を遮断して迂回線路24の迂回信号光26’に乗り換えた後に、第1の分岐線路(現用)5を切替先線路38に接続切り替えを行う。そして、可変曲げ損失器39を調整しながら同様に試験パルス光を用いた粗調整、現用信号光を用いた微調整の手順により光路長調整器21で連続的に光路長を変化させ、迂回線路24と切替先線路38の光路長を一致させたところで、今度は迂回線路24から切替先線路38へ現用信号光26を移し替える。
可変曲げ損失器39は、制御部18の制御により、現用信号光26への損失量を自在に調整できる可変アッテネータである。例えば、第1の分岐線路(現用)5に曲げを作り、その曲げ半径を自在に制御することで曲がりによる放射損失の大きさを調節することができる。なお、可変曲げ損失器39は、現用信号光26を透過させたり、遮断させたりする特性をもつと同時に、短パルス光源16からの試験パルス光に対しても同じような特性をもつ。
一般に、試験パルス光の波長は現用信号光の波長よりも長い。曲がりによる放射損失は波長の長い方が敏感に検知できるので曲がり状態の監視には都合がよく、この試験パルス光の損失変化に対応させて、現用信号光26の損失量を制御すればよい。例えば、現用信号光26の波長に1.31μm、試験パルス光の波長に1.65μmを用いると、曲げ損失は1.65μmの試験パルス光の方がおよそ3倍大きく変化することから、この比を考慮して現用信号光26の損失を制御する。なお通常、曲げ半径として5〜10mmを用い、このとき0〜40dBの損失が得られる。
制御部18は、現用信号光26を第1の分岐線路(現用)5から迂回線路24に、あるいは迂回線路24から切替先線路39へ移し替えるときに、透過帯域可変光フィルタ19の透過帯域および可変曲げ損失器39の損失量を試験パルス光のパワーレベルを監視しながら調整し、現用信号光26および迂回信号光26’のパワーレベルを制御する。
図1では、現用信号光26から迂回信号光26’を分岐する手段として、第1の分岐線路(現用)5に設置された試験光挿入用カプラ4の信号光モニタポート11を用いる。また、迂回線路24の迂回信号光26’を戻す手段として、第2の分岐部6の迂回信号挿入ポート12および現用信号光モニタポート13を用いる。この構成において、迂回線路24へ迂回信号光26’を流すとき、および切替先線路38へ現用信号光26を流すときに、現用信号光26および迂回信号光26’が途絶しては意味がない。また、いかに信号を途切れることなく移し替えたとしても伝送データの欠落や伝送論理リンクのミスマッチを生じると、やはり大きな不具合となる。それをいかに回避するかという点に本発明のポイントがあり、本実施形態ではGE‐PONなど、多くの非同期通信システムに備わっているフレーム往復時間追従機能を利用することによりこの不具合を解消する。以下にこの往復時間追従機能について説明する。
フレーム往復時間追従機能とは、所内伝送装置1に向けてその配下の所外終端装置9−1〜9−7からアップリンクで送信される上り信号光の衝突を回避するために、各所外終端装置9−1〜9−7への通信に要する通信時間を測定し、当該装置の各々に送信タイミングを割り当てる管理機能である。この機能は、所内伝送装置1が全ての所外終端装置9−1〜9−7に対して、サブミリ秒の間隔でフレーム往復時間(RTT:Round Trip Time)を測定し、その結果をもとに送信タイミングと通信量とを所外終端装置9−1〜9−7に通知する。所外終端装置9−1〜9−7は、この通知された送信タイミングと通信量の内容に従いながら、所内伝送装置1に向けて送信する。この管理機能は線路のずれや終端装置の追加などといった線路条件の変化に即座に対応するために、GE‐PONなどの多くの非同期通信システムで常時実行されている。以下では、この種の管理機能を「フレーム往復時間追従機能」と称する。次に、上記構成における経路切替の手順と伝送時間に関して説明する。
図2および図3は、線路切替に伴う伝送時間の変化とその補正を模式的に示す。ここで、第1の分岐線路(現用)5を迂回線路24に切り替え、さらに切替先線路38に切り替える手順を示す。なお、本実施形態の迂回線路24は、第1の分岐線路(現用)5と同種のケーブルで、光路長調整器21の構造上の制約から第1の分岐線路(現用)5より短いものを用いる。
図2は、切替先線路38が第1の分岐線路(現用)5より長いケースを示す。伝送時間が線路長に比例するとすれば、伝送時間の関係は、
迂回線路24<第1の分岐線路(現用)5<切替先線路38
である。(1) 第1の分岐線路(現用)5の伝送時間をT0とし、(2) 迂回線路24の伝送時間をT1とし、(5) 切替先線路38の伝送時間をT2とする。これらは、光路差測定装置49を用いて測定できる。また、それぞれの光路長差ΔT1,ΔT2について、
T0−T1=ΔT1>0
T2−T0=ΔT2>0
とする。
まず、制御部18により光路長調整器21の光路長を変化させ、迂回線路24の伝送時間を第1の分岐線路(現用)5の伝送時間に一致させる((2) から(3) の工程)。すなわち、後述する粗調整および微調整によってT0=T1+ΔT1にする。この状態で第1の分岐線路(現用)5の現用信号光26を迂回線路24に移し替える。次に、光路長調整器21で延伸ファイバ23をさらに引っ張ることで光路長を伸ばし、迂回線路24の伝送時間を切替先線路38の伝送時間と等しくする((3) から(4) の工程)。すなわち、後述する粗調整および微調整によってT2=T1+ΔT1+ΔT2とする。
本実施形態では、GE−PONシステムに備わるフレーム往復時間追従機能を利用する微調整によって信号の論理リンクのミスマッチを防止する。つまり、ΔT1,ΔT2をフレーム往復時間追従機能が許容する通信時刻の誤差時間の範囲(十数ナノ秒程度)で変化させて補償する。これにより、切替前後で切替前の信号の伝送時間はΔT1,ΔT2だけ延びることになるが、フレーム往復追従機能により、論理リンクに矛盾を生じることなく、信号を移し替えることが可能になる。
図3は切替先線路38が第1の分岐線路(現用)5より短いケースを示す。伝送時間の関係は、
迂回線路24<切替先線路38<第1の分岐線路(現用)5
である。また、それぞれの光路長差ΔT1,ΔT2について、
T0−T1=ΔT1>0
T2−T0=ΔT2<0
とする。
まず、制御部18により光路長調整器21の延伸ファイバ23を引っ張ることで光路長を伸ばし、T0=T1+ΔT1とする((2) から(3) の工程)。この状態で第1の分岐線路(現用)5の現用信号光26を迂回線路24に移し替える。次に、光路長調整器21で延伸ファイバ23を緩めて光路長を縮め、迂回線路24の伝送時間を切替先線路38の伝送時間と等しくする((3) から(4) の工程)。すなわち、T2=T1+ΔT1+ΔT2とする。このΔT1,ΔT2だけの伸び・縮みもまたフレーム往復時間追従機能が許容する通信時刻の誤差時間の範囲で変化させ補償することで、図2のケースと同様に論理リンクに矛盾を生じることなく信号を移し替えることができる。
図4は、光路長差の測定例を示す。本測定例は、図1を参照して説明した第1の経路および第2の経路に対して、短パルス光源16から試験パルス光を送出し、第1の分岐線路(現用)5側と迂回線路24側を通過して戻る試験パルス光を光オシロスコープ17で測定した結果である。第1の分岐線路(現用)5からの戻り光、迂回線路24からの戻り光を示す。なお、これら戻り光の区別は、可変光減衰器20の損失量を変化させたとき、より多くの変化(2倍の変化)を受けた戻り光が迂回線路24側であるとして検出できる。それは、第1の分岐線路(現用)5側は、復路で可変光減衰器20を1回通過するのに対して、迂回線路24側は往復の2回通過するため、2倍の変化を受けるためである。
試験光挿入カプラ4を基点として、第1の分岐線路(現用)5側と迂回線路24側とに分かれた試験パルス光が、第2の分岐部6に到達し、その後、現用信号光モニタポート13から光アイソレータ25、WIC光カプラ15’を経由し、迂回線路24を通って再び試験光挿入カプラ4に戻り、最終的に光路差測定装置49の光オシロスコープ17に入力されるまでに生じた光路長差は、正確に第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24の光路長差である。
短パルス光源16としては、例えば光源に直接、強度変調をかける方法や、光源と音響光学スイッチ(AO−SW)とを用い、光源から出力された連続光を音響光学スイッチでパルス化する方法が考えられる。また、光オシロスコープ17としては、例えばGE−PONの場合、信号の1周期が16nsに相当するため、それよりも一桁小さな1ns以下のサンプリング分解能を有するものが望ましい。図4の測定では、短パルス光源16として光源とAO−SW、およびサンプル分解能 0.4nsの光オシロスコープを用いた。図4の両パルスの時間差は、第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24の光路長差を正確に反映する。
図5は、現用信号光26の経路の切替手順を示す。以下、図6〜図10の各ステップの状態を参照しながら現用信号光26の経路の切替手順について説明する。
図6に示すように、第1の分岐線路(現用)5に支障移転が生じた場合、現用信号光26が迂回できるように第1の切替点Aと第二の切替点Bを含むように迂回線路24を接続し、試験光挿入カプラ4と第二の分岐部6との間に閉じた経路を作る。ここで、迂回線路24を接続した直後に、迂回信号光26’が迂回線路24と第2の分岐部6を介して第2の分岐線路7へ進行しないように、透過帯域可変光フィルタ19に迂回信号光26’を遮断する状態にセットしておく。そして、制御部18は短パルス光源16から試験パルス光を送出させ、第1の分岐線路(現用)5側と迂回線路24側を通過する試験パルス光に対する合波試験パルス光28を光オシロスコープ17で測定する(図5のS1)。この時、ΔT1が負の値をとれば、迂回線路24を短縮し、光路長差が正の値になるように第1の分岐線路(現用)5より短くする(図5のS2)。これにより、第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24との光路長差をメートルオーダまで一致させることができる(粗調整)。
次に、第1の分岐線路(現用)5側と迂回線路24との光路長差を信号ビット列レベルのずれまで厳密に一致させるため、上記の粗調整に加えて、現用信号光26および迂回信号光26’の合波信号光27を光オシロスコープ17で測定し、その信号ビット列のずれを光路長調整器21で近づける(微調整)。
具体的には、図7に示すように、第1の分岐部3を通過した現用信号光26は試験光挿入カプラ4によって、第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24とに分岐する。第1の分岐線路(現用)5側に進んだ現用信号光26は、第2の分岐部6に達した後に現用信号光モニタポート13に分岐され、光アイソレータ25、WICカプラ15’を介して迂回線路24を逆行する。その後、光路長調整器21、可変光減衰器20、透過帯域可変光フィルタ19、試験光挿入カプラ4、試験光挿入ポート10、上り信号光遮断フィルタ14、WICカプラ15を経由し、光オシロスコープ17で検出される。
一方、迂回線路24側に進んだ迂回信号光26’は、透過帯域可変光フィルタ19、可変光減衰器20、光路長調整器21、WICカプラ15’を通過し、迂回信号挿入ポート12から第2の分岐部6へ入力され、第1の分岐線路(現用)5を通過してきた現用信号光26と同じ経路を辿って光オシロスコープ17で検出される。この現用信号光26と迂回信号光26’の合波信号光27を光オシロスコープ17で測定したときに検知される信号ビット列のずれを、光路長調整器21で正確に一致させる(図5のS3)。
なお、粗調整の段階では、透過帯域可変光フィルタ19は、迂回線路24を接続した直後に迂回信号光26’が現用信号光26と合波して所外終端装置9−1〜に入り込まないように信号光波長から外れた波長にセットし、試験パルス光を用いた光路長調整が行われる。次の微調整の段階では、透過帯域可変光フィルタ19の透過帯域を徐々に信号光波長に合わせていき、迂回信号光26’のレベルを拡大しながら光路長調整器21で現用信号光26と迂回信号光26’のビット符号までを一致させる。
次に、制御部18は第1の分岐線路(現用)5と迂回線路24の光路長を同じ長さに保った状態で、透過帯域可変光フィルタ19を現用信号光26’の波長に完全に一致させると同時に、可変光減衰器20を所要のレベル(所外終端装置9−1〜9−7の最低受信感度レベル以上)に調整する(図5のS4)。この時点で第1の分岐線路(現用)5を通過する現用信号光26と、迂回線路24を通過する迂回信号光26’とが重ね合わさった状態で所外終端装置9−1〜9−7に到達する。
次に図8に示すように、可変曲げ損失器39を設置して曲げ損失を与え、第1の分岐線路(現用)5を通過していた現用信号光26を完全に遮断した後に、切替点A,Bで切替先線路38に接続替の工事を行う(図5のS5)。このステップが完了すると、迂回線路24を通過する迂回信号光26’のみが所外終端装置9−1〜9−7に到達する。また、切替先線路38への接続替が完了しても可変曲げ損失器39で曲げ損失を与えたままとし、接続替直後に切替先線路38を通過する現用信号光26が迂回信号光26’と合波して所外終端装置9−1〜9−7に入り込まないようにする。
次に図9に示すように、制御部18は、可変曲げ損失器39の曲げ損失を徐々に低減させながら、短パルス光源16から試験パルス光を送出させ、切替先線路38側と迂回線路24側を通過する試験パルス光に対する合波試験パルス光28を光オシロスコープ17で測定する(図5のS6)。このとき、試験パルス光とともに現用信号光26も切替先線路38を流れ始めるが、所内伝送装置1および所外終端装置9−1〜9−7の受光感度よりも光オシロスコープ17の受光感度を高く設定しておくことにより、ステップS1,S2で迂回信号光26’を遮断した状態で試験パルス光を用いた粗調整と同様の粗調整が可能になる。すなわち、光オシロスコープ17で試験パルス光により切替先線路38と迂回線路24との光路長差を測定し(図5のS6)、ΔT2を得る。制御部18はこのΔT2に基づいて光路長調整器21に指示し、迂回線路24の伝達時間と切替先線路38の伝達時間に一致するように光路長差を補正する(図5のS7)。
次に、可変曲げ損失器39の曲げ損失を徐々に低減させながら、ステップS3の微調整と同様に、切替先線路38を通過する現用信号光26と迂回信号光26’の合波信号光27を光オシロスコープ17で測定し、その信号ビット列のずれを光路長調整器21で正確に一致させる(図5のS8)。
次に、制御部18は可変曲げ損失器39の損失をさらに低減させながら、迂回線路24側の可変光減衰器20で迂回信号光26’を遮断するように設定する(図5のS9)。このステップが完了すると、迂回線路24を通過していた迂回信号光26’が遮断し、切替先線路38を通過する現用信号光26のみとなり、迂回線路24から切替先線路37への切り替えが完了する(図5のS9)。
最後に図10に示すように、迂回線路24および可変曲げ損失器39を取り外して、現用信号光26の経路切替が完了する。
以上、上述の全ての工程においては、フレーム往復時間追従機能が同時進行している。この機能を利用するために、ステップS2,S3とステップS7,S8の手順において、フレーム往復時間追従機能が許容する通信時刻の誤差時間の範囲で時間を変化させている。
以上説明したように、本実施形態では現用信号光26のルート変更に伴って生じる光路長差(伝達時間の変化)を、フレーム往復時間追従機能を利用して自動的に補償する。これにより論理リンクの矛盾やミスマッチを生じることなく現用信号光26を切替先経路38に移し替えることができ、サービスを途絶させることなく支障移転工事を実施できる。これによって、多数のユーザに対してサービス停止の期間(時間帯)を意識することなく、また、計画的な支障移転工事が可能となり、通信システムにおけるサービスの向上と工事コストの削減が期待できる。
(光路長調整器21の他の構成例)
図1に示す光路長調整器21の他の構成例として、図11および図12を参照して光ファイバ側面入出射器について説明する。
図11において、29は光ファイバフェルール、30は被入出射用光ファイバ、31は光ファイバ巻取り器、32は光ファイバ送出し器、70は入出射用ファイバ、71はファイバテンション部、72,72’はファイバガイドリングである。
光ファイバフェルール29に入出射用ファイバ70が接続され、光ファイバフェルール29の突端と被入出射用ファイバ30の側面との間において、迂回信号光26’および試験パルス光が入出力される。被入出射用ファイバ30は、所要の曲げ半径をもつ被入出射用ファイバ曲げ部73によって曲げられており、特許文献3などに記載のローカルインジェクションとローカルディテクションの技術を利用する。
また、被入出射用ファイバ30において緩みが生じないように、被入出射用曲げ部73の両側にはファイバガイドリング72,72’を設け、互いを適度な張力で引くようにしている。さらに、ファイバガイドリング72,72’の同調した動きによって生じる僅かな被入出射用ファイバ30に緩みを回避するためにファイバテンション部71を設け、被入出射用曲げ部73とファイバガイドリング72,72’間の被入出射用ファイバ30に圧力をかけている。
このような構成では、光ファイバ巻取り器31および光ファイバ送出し器32を回転させて巻き数を変えることにより、被入出射用ファイバ30の入出射位置を変更する。これにより、光ファイバフェルール30から入出射される迂回信号光26’や試験パルス光の入出射位置が変わるため、迂回線路24の光路長を第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38に合わせることができる。
光ファイバ側面入出射器の被入出射用ファイバ30と光ファイバフェルール29の関係を図12に示す。74は水平ガイド、75は垂直ガイドである。図12(a) 〜(c) に示すように、光ファイバフェルール29の突端が被入出射用ファイバ30の側面に沿って水平、垂直、および角度が自在に変えられることから、迂回信号光26’や試験パルス光に対して、最も結合効率の高い位置ならびに角度で入出射させることができる。なお、図12(d) に示すように入出射用ファイバ70と被入出射用ファイバ30は、入出射の効率を高めるため同一平面状に位置するように設計する。被入出射用ファイバ30は、光ファイバ巻取り器31と光ファイバ送出し器32とによって移動することから、被入出射用ファイバ曲げ部73にV溝を設け、入出射用ファイバ70と同一平面を維持するようにしている。
(光路長調整器21の他の構成例)
図13は、光路長調整器21の他の構成例を示す。
図1に示す光通信システムの構成例において、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38と、光路長調整器21を含む迂回線路24との光路差が非常に大きく、光路長調整器(光ファイバ延伸機)21によって両者の光路長を一致させられない場合、本構成例の光路長調整器21を用いることにより迂回線路24の可変範囲を広げることができる。
本構成例の光路長調整器21は、空間光通信装置34を用いて光路長を連続的に変更する一次迂回線路40と、一次迂回線路40側を通過する迂回信号光26’を一時的に移し替える二次迂回線路41と、一次迂回線路40と二次迂回線路41の入口および出口をそれぞれ接続するWIC光カプラ15−1、15−2と、空間光通信装置34により変更された光路長分だけ増減する光路長調整ファイバ33、33’、および迂回信号光26’を一次迂回線路40または二次迂回線路41に移し替えるための可変光減衰器20,20’から構成される。空間光通信装置34は、光学送受信器36,36’との間で光を送受信するとともに、光学送受信器36を搭載した移動台35を移動して光の空間伝搬長を可変させる構成である。なお、可変光減衰器20,20’は、図1に示す可変光減衰器20と同じ機能も有する。また、空間光通信装置34は、図1に示す光路長調整器(光ファイバ延伸機)21または図12に示す光ファイバ側面入出射器を用いてもよい。
第1の分岐線路(現用)5および切替先線路38の光路長が、空間光通信装置34で変更可能な光路長を含む一次迂回線路40の光路長を超える場合、まず一次迂回線路40側に迂回信号光26’を通過させ、当該線路の空間光通信装置34で変更可能な最大光路長まで変更し、その変更された光路長分を二次迂回線路41側の光路長調整ファイバ33’で補償した後、現用信号光26’を一次迂回線路40側から二次迂回線路41側に移す。
次に、一次迂回線路40側においても変更された光路長分を光路長調整ファイバ33で補償すると同時に、当該線路の空間光通信装置34を変更前の状態に戻し、再び迂回信号光26’を二次迂回線路41側から一次迂回線路40へ戻す。
引き続き、一次迂回線路40の光路長が、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38の光路長に一致するまで上記手順を繰り返し行う。これにより、一次迂回線路40の光路長と、第1の分岐線路(現用)5または切替先線路38の光路長とが大きく異なっていても、また光路長の増減に係わらず両者を一致させることができる。
本発明の光通信線路の無瞬断切り替え装置の実施形態を示す図。 線路切替に伴う伝送時間の変化とその補正を説明する図。 線路切替に伴う伝送時間の変化とその補正を説明する図。 光路長差の測定例を示すタイムチャート。 現用信号光26の経路の切替手順を示すフローチャート。 本発明における切替手順1(粗調整)の状態を示す図。 本発明における切替手順2(微調整)の状態を示す図。 本発明における切替手順3(切替先線路38へ接続替)の状態を示す図。 本発明における切替手順4(切替先線路38と迂回線路24の光路長差の粗調整、微調整)の状態を示す図。 本発明における切替手順5(迂回線路24の切り離し)の状態を示す図。 光ファイバ側面入出射器の構成例を示す図。 光ファイバ側面入出射器の要部構成例を示す図。 光路長調整器21の他の構成例を示す図。
符号の説明
1 所内伝送装置(OLT)
2 試験光遮断フィルタ
3 第1の分岐部
4 試験光挿入カプラ
5 第1の分岐線路(現用)
6 第2の分岐部
7 第2の分岐線路
8 試験光遮断フィルタ
9 所外終端装置(ONU)
10 試験光挿入ポート
11 信号光モニタポート
12 迂回信号挿入ポート
13 現用信号モニタポート
14 上り信号光遮断フィルタ
15,15’ WIC(波長無依存型)光カプラ
16 短パルス光源
17 光オシロスコープ
18 制御部
19 透過帯域可変光フィルタ
20 可変光減衰器
21 光路長調整器
22 移動ステージ
23 延伸ファイバ
24 迂回線路
25 光アイソレータ
26 現用信号光
26’ 迂回信号光
27 合波信号光
28 合波試験パルス光
29 光ファイバフェルール
30 被入出射用光ファイバ
31 光ファイバ巻取り器
32 光ファイバ送出し器
33,33’ 光路長調整ファイバ
34 空間光通信装置
35 移動台
36,36’ 光学送受信器
38 切替先線路
39 可変曲げ損失器
41 一次迂回経路
42 二次迂回経路
49 光路差測定装置
70 入出射用ファイバ
71 ファイバテンション部
72 72’ ファイバリングガイド
73 被入出射用ファイバ曲げ部

Claims (6)

  1. 対向する伝送装置が現用線路を介して信号光を送受信し、伝送装置間のフレーム往復時間の測定値に基づいて通信のタイミングを管理する通信タイミング管理機能を備えた光通信システムに用いられ、前記現用線路を別の切替先線路に無瞬断で切り替える光通信線路の無瞬断切り替え方法において、
    前記現用線路の両端に第1の分岐結合手段および第2の分岐結合手段を挿入し、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間に光路長調整器および第3の分岐結合手段を挿入した迂回線路を接続し、第1の分岐結合手段−現用線路−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段と、第1の分岐結合手段−迂回線路−第3の分岐結合手段−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段の2つの閉経路を形成するステップと、
    前記第1の分岐結合手段から前記迂回線路に分岐する前記信号光を光遮断手段を用いて遮断するとともに、前記第1の分岐結合手段から試験パルス光を前記現用線路および前記迂回線路に入力し、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、前記現用線路と前記迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて前記迂回線路と前記現用線路の光路長が一致するように前記光路長調整器を制御する第1の粗調整ステップと、
    前記第1の粗調整ステップ後に、前記第1の分岐結合手段から前記迂回線路に分岐する前記信号光を徐々に大きくしながら、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように前記光路長調整器を制御する第1の微調整ステップと、
    前記第1の微調整ステップ後に、光遮断手段を用いて前記現用線路の前記信号光を遮断し、前記信号光の経路を前記現用線路から前記迂回線路に移し替える現用/迂回線路切替ステップと、
    前記現用/迂回線路切替ステップ後に、前記第1の分岐結合手段と前記第2の分岐結合手段との間で前記現用線路を前記切替先線路に接続替えを行う線路接続替えステップと、
    前記線路接続替えステップ後に、前記第1の分岐結合手段から試験パルス光を前記切替先線路および前記迂回線路に入力し、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、前記切替先線路と前記迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて前記迂回線路と前記切替先線路の光路長が一致するように前記光路長調整器を制御する第2の粗調整ステップと、
    前記第2の粗調整ステップ後に、前記第1の分岐結合手段から前記切替先線路に分岐する前記信号光を徐々に大きくしながら、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように前記光路長調整器を制御する第2の微調整ステップと、
    前記第2の微調整ステップ後に、光遮断手段を用いて前記迂回線路の前記信号光を遮断し、前記信号光の経路を前記迂回線路から前記切替先線路に移し替える迂回/切替先線路切替ステップと
    を有し、前記各粗調整ステップおよび前記各微調整ステップを前記通信タイミング管理機能を用いて行うことを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え方法。
  2. 対向する伝送装置が現用線路を介して信号光を送受信し、伝送装置間のフレーム往復時間の測定値に基づいて通信のタイミングを管理する通信タイミング管理機能を備えた光通信システムに用いられ、前記現用線路を別の切替先線路に無瞬断で切り替える光通信線路の無瞬断切り替え装置において、
    前記現用線路の両端に第1の分岐結合手段および第2の分岐結合手段を挿入し、第1の分岐結合手段と第2の分岐結合手段との間に光路長調整器および第3の分岐結合手段を挿入した迂回線路を接続し、第1の分岐結合手段−現用線路−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段と、第1の分岐結合手段−迂回線路−第3の分岐結合手段−第2の分岐結合手段−第3の分岐結合手段−迂回線路−第1の分岐結合手段の2つの閉経路を形成し、
    前記第1の分岐結合手段から前記迂回線路に分岐する前記信号光を光遮断手段を用いて遮断するとともに、前記第1の分岐結合手段から試験パルス光を前記現用線路および前記迂回線路に入力し、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、前記現用線路と前記迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて前記迂回線路と前記現用線路の光路長が一致するように前記光路長調整器を制御する第1の粗調整手段と、
    前記第1の粗調整手段の処理後に、前記第1の分岐結合手段から前記迂回線路に分岐する前記信号光を徐々に大きくしながら、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように前記光路長調整器を制御する第1の微調整手段と、
    前記第1の微調整手段の処理後に、光遮断手段を用いて前記現用線路の前記信号光を遮断し、前記信号光の経路を前記現用線路から前記迂回線路に移し替える現用/迂回線路切替手段と、
    前記現用/迂回線路切替手段の処理後に、前記第1の分岐結合手段と前記第2の分岐結合手段との間で前記現用線路を前記切替先線路に接続替えを行った後に、前記第1の分岐結合手段から試験パルス光を前記切替先線路および前記迂回線路に入力し、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る試験パルス光から、前記切替先線路と前記迂回線路の光路長差を測定し、この光路長差に基づいて前記迂回線路と前記切替先線路の光路長が一致するように前記光路長調整器を制御する第2の粗調整手段と、
    前記第2の粗調整手段の処理後に、前記第1の分岐結合手段から前記切替先線路に分岐する前記信号光を徐々に大きくしながら、前記2つの閉経路を介して前記第1の分岐結合手段に戻る信号光からビット符号のずれを測定し、このビット符号が一致するように前記光路長調整器を制御する第2の微調整手段と、
    前記第2の微調整手段の処理後に、光遮断手段を用いて前記迂回線路の前記信号光を遮断し、前記信号光の経路を前記迂回線路から前記切替先線路に移し替える迂回/切替先線路切替手段と
    を備え、前記各粗調整手段および前記各微調整手段を前記通信タイミング管理機能を用いて行う構成であることを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え装置。
  3. 請求項2に記載の光通信線路の無瞬断切り替え装置において、
    前記迂回線路の前記光路長調整器は、前記迂回線路に延伸ファイバを挿入し、この延伸ファイバを移動ステージと固定端との間に複数回巻いて固定し、この移動ステージを移動させたときの延伸ファイバの伸び縮みで前記迂回線路の光路長を調整する構成である
    ことを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え装置。
  4. 請求項2に記載の光通信線路の無瞬断切り替え装置において、
    前記迂回線路の前記光路長調整器は、前記迂回線路の挿入部の一端に接続された光ファイバと、その光ファイバに曲げを与える手段と、その光ファイバの曲げ部で光結合して前記信号光および前記試験パルス光を入出射する光ファイバ側面入出射器とを備え、前記光ファイバ側面入出射器を前記迂回線路の挿入部の他端に接続し、前記光ファイバ側面入出射器に対する前記光ファイバの側面入出射位置を変えて前記迂回線路の光路長を調整する構成である
    ことを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え装置。
  5. 請求項2に記載の光通信線路の無瞬断切り替え装置において、
    前記迂回線路の前記光路長調整器は、前記迂回線路にそれぞれ光遮断手段を含む一次迂回線路および二次迂回線路を並列に挿入し、一次迂回線路に別の光路長調整器を挿入した構成であり、
    前記光遮断手段を用いて前記二次迂回線路を遮断しながら前記一次迂回線路の光路長を前記別の光路長調整器で調整する第1の手段と、
    前記別の光路長調整器で調整された光路長を前記二次迂回線路に設定し、その後に前記光遮断手段を用いて前記一次迂回線路から前記二次迂回線路に経路を切り替える第2の手段と、
    前記別の光路長調整器の光路長を初期値に戻すとともに前記別の光路長調整器で調整された光路長を前記一次迂回線路に設定し、その後に前記光遮断手段を用いて前記二次迂回線路から前記一次迂回線路に経路を切り替える第3の手段とを備え、
    前記第1の手段から前記第3の手段まで繰り返して前記迂回線路に所定の光路長を設定する構成である
    ことを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え装置。
  6. 請求項5に記載の光通信線路の無瞬断切り替え装置において、
    前記別の光路長調整器は、請求項3または請求項4に記載の光路長調整器を用いる構成である
    ことを特徴とする光通信線路の無瞬断切り替え装置。
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