JP5613019B2 - 画像形成装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う際の、該像担持体上での前記副走査方向の走査位置を示す位置情報を取得する走査線位置取得手段と、
該走査線位置取得手段により取得された、前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う着目走査線についての前記位置情報と、該着目走査線より前に露光走査された露光済み走査線についての前記位置情報とに基づいて、前記着目走査線と該着目走査線に後続して露光されることになる後続走査線との前記副走査方向における予測される距離を示す第1の走査線間隔と、前記着目走査線と前記露光済み走査線との前記副走査方向における距離を示す第2の走査線間隔と、を算出する走査線間隔算出手段と、
前記第1および第2の走査線間隔を用いて算出される前記着目走査線における予測濃度を算出する予測濃度算出手段と、
予め定められた着目走査線における基準とする濃度と前記予測濃度が等しくなるように、該着目走査線の露光量に対する補正率を算出する補正率算出手段と、
前記着目走査線に対して設定された露光量に対し、前記補正率を乗じることで補正を施す露光量補正手段とを有することを特徴とする。
●装置構成
図1は、本施例形態における画像形成装置の構成を示す図である。同図において外部装置3は、不図示のハードディスクドライブ、コンピュータ、サーバ、ネットワーク等とのインターフェースを有し、プリンタコントローラ1に対して画像データの入力を行う。プリンタコントローラ1は、詳細は後述するが、入力画像データの受取り、ハーフトーン処理、露光量算出処理、露光量補正処理を行う。またプリンタコントローラ1は、プリンタエンジン2に対して、制御命令や情報の送受信及び画像データの送信を行う。
Db(n)=(n-1)rt0ω ・・・(2)
以上のように画像形成装置においては、走査線間隔がrt0ωで一定となるように、各種制御を行っている。ところが、各種の原因によって走査線間隔に誤差が生じることがある。その主な原因として、ドラムの回転速度の変動とポリゴンミラーの面倒れ(複数ある反射面の角度ばらつき)によるレーザ照射の位置誤差が挙げられる。ここで図3(a),(b)を用いて、ドラムの回転速度の変動、およびポリゴンミラーの面倒れによって、レーザ照射の位置誤差が発生する様子を示す。図3(a)に示すように、ドラムの回転速度が変化すると、ドラム表面での実際の走査線位置Da(n)は、(2)式で求めた走査線位置Db(n)とは異なるものとなる。同図によれば、n番目走査線の本来の位置はDb(n)となるはずであるが、実際にはドラムの回転角が大きくなっているため、実際の走査線位置はDa(n)となり、走査線位置としてDx(n)分の誤差が生じる。また図3(b)に示すように、ポリゴンミラーの面倒れによりレーザ光の反射角が変わると、レーザ照射の位置に誤差が発生する。同図によれば、照射位置ズレがない場合のn番目走査線位置は本来Db(n)となるはずであるが、照射位置ズレがある場合には、該ズレに応じた分、走査線位置が変動(変動量Lx(n))する。
以下、本実施形態におけるバンディング補正の概要について、図15の模式図を用いて説明する。図15(a)は理想的な画像形成例を示す図であり、a1に示すように等しい強度、等しい走査線間隔でレーザを走査することで、a2に示すような濃度が均一な画像を形成することができる。しかしながら実際には図15(b)に示すように、走査線間隔は等間隔とならなずに誤差を含むため、b1に示すように走査線間隔に粗密が生じる。このとき形成画像においてはb2に示すように、たとえ等しい強度でレーザ照射がなされたとしても、走査線間隔が密になる部分では濃く、逆に疎になる部分では薄く、画像が形成される。このように画像内で走査線間隔に応じて濃淡が変化することで、バンディングが発生する。
上述したように、本実施形態では走査線間隔に応じて露光量を補正することにより、バンディングを補正する。以下、本実施形態における露光量補正処理について説明する。
●走査線位置検出処理(S401)
以下、上記S401における走査線位置検出部104での走査線位置検出処理について、詳細に説明する。走査線位置検出部104はまず、エンコーダ501から感光体ドラム401の移動量を示す回転角θを取得する。エンコーダ501は、感光体ドラム401の回転に対応したパルス信号を発生し、これを積算することで感光体ドラム401の回転角θを出力する。走査線位置検出部104は回転角θから、レーザ照射位置に誤差がない場合に得られるであろう実際の走査位置Da(n)を以下の(3)式より算出する。なお、rは感光体ドラム401の半径である。
ここで上述したように、理論上の走査線位置Db(n)は上記(2)式により表されるため、走査線位置の理論値と実際値との誤差Dx(n)は以下の(4)式により算出される。
走査線位置検出部104は次に、光学位置センサ502からレーザ照射位置変動量Lx(n)を取得する。ここで図6に、光学位置センサ502の模式図を示し、その概要を説明する。光学位置センサ502は、レーザ光を検出するとパルス信号を出力する受光素子601を三角形のスリット602で覆った構成になっており、走査位置に応じたパルス幅の信号を出力する。例えば、603をレーザ光照射基準位置とし、この位置にレーザ光が照射されると光学位置センサ502は幅w1のパルス信号を出力し、これを基準パルス幅とする。そして604の位置にレーザ光が照射された場合、基準位置603に対して下方向に照射位置がずれるため、センサがレーザ光を受光する時間が長くなり、出力信号のパルス幅w2が基準パルス幅w1よりも長くなる。光学位置センサ502は、このパルス幅の変化からレーザ照射位置の変動量を算出する。例えばスリット602の形状を直角三角形とし、直角の隣辺がレーザ走査方向と平行であるとすると、レーザ光照射時のパルス幅w2と基準パルス幅w1の差分に比例係数をかけることで、照射位置変動量を求めることができる。この比例係数は、直角三角形の斜辺の傾きにより決まり、傾きが45度である場合の比例係数は1となり、パルス幅の差分がそのままレーザ照射位置の変動量となる。このように、光学位置センサ502が出力する信号のパルス幅から、照射位置の変動量Lxを求めることができる。
●走査線位置テーブル更新処理(S402)
以下、上記S402における走査線位置格納部105での走査線位置テーブル更新処理について、詳細に説明する。図7(a)は、走査線位置格納部105に格納されている走査線位置テーブルの一例を示す図である。このテーブルには、着目走査線の理論上の走査線位置を基準とする、露光済み走査線についての感光体ドラム401表面における副走査方向の相対的な位置情報(以下、相対位置情報)が、走査線番号と対応付けられて格納されている。例えば、走査線番号n番目に対応する位置情報を更新する直前には、走査線番号n-1,n-2に対応する位置情報としては、前回n-1番目の走査線を走査した際の位置情報が格納されている。すなわち、n-1番目の走査線の理論上の走査位置を基準とする、相対位置情報が格納されている。このため、これら相対位置情報を、n番目の走査線についての理論上の走査位置を基準とするように更新する。
同様に、走査線番号n-1に対応する相対位置情報を以下の(7)式により更新する。
次に、S401で取得した走査位置誤差Px(n)を用いて、走査線番号nに対応する相対位置情報を以下の(8)式により更新する。
走査線位置格納部105では上述したように、現在処理中のn番目の走査線の2本前から、すなわち走査線3本分の相対位置情報が更新される。
以下、上記S403における走査線間隔算出部106での走査線間隔算出処理について、詳細に説明する。図8は、感光体ドラム401上の副走査方向における走査線位置と走査線間隔の関係を表す模式図である。走査線間隔算出部106では、着目走査線nと、その直後に走査されるであろう後続走査線n+1との間隔である第1の走査線間隔G^(n,n+1)を予測により算出する。また、着目走査線nと、その直前に走査された露光済み走査線n-1との間隔である第2の走査線間隔G^(n,n-1)も、予測により算出する。第1の走査線間隔G(n,n+1)の実際の値は、それぞれの位置情報Pn+1(n+1)とPn+1(n)との差分から算出できるはずである。以下、走査線a,bの間隔として、推定値をG^(a,b)、実際値をG(a,b)と表記する。ところが、n番目の走査線を走査する時点においては、Pn+1(n+1)は未来の情報であるため、処理時には取得できない。そこで本実施形態では、既に検出して走査線位置テーブルに格納されている、露光済み走査線の相対位置情報を用いて、第1の走査線間隔G^(n,n+1)及び第2の走査線間隔G^(n,n-1)を推定する。
G^(n,n-1)=Pn(n-1)−Pn(n-2) ・・・(10)
このような推定は、線形予測法として知られるものである。線形予測法は、将来の値を事前に観測された値の線形写像として予測する手法であり、一般的には以下の(11)式により記述される。なお(11)式において、Σは順番を示す変数iの全範囲による総和を示す。また、x^(k)は予測値、x(k-i)は事前に観測された実測値、aiは予測係数である。
(11)式を本実施形態に合わせて書き直すと、以下の(12)式のようになる。
一般に線形予測法においては、予測係数aiをパラメータとして、誤差|x(k)-x^(k)|が最小となるものを選択する。本実施形態ではこの予測係数aiをi=1では1、i≠1では0として、上記(12)式を以下の(13)式のように適用し、走査線間隔の推定を行う。
そのため、上記(9)式に示すように第1の走査線間隔G^(n,n+1)は、着目走査線位置とその直前の走査線位置との差分、すなわち、それぞれの相対位置であるPn(n)とPn(n-1)との差分として算出される。同様に、上記(10)式に示すように第2の走査線間隔G^(n,n-1)は、Pn(n-1)とPn(n-2)との差分として算出される。
以下、S404における補正率Rの算出処理について詳細に説明する。補正率R算出処理においては、走査線間隔の誤差により発生するバンディングを低減するように、露光量を補正する際の補正率Rを算出する。即ち、以下に説明する着目走査線位置での予測濃度OD1とOD2とを等しくするように、補正率Rを定める。ここでOD1とは、走査線間隔の誤差が無く、理論上の露光量Eで露光した際の形成画像における、着目走査線位置での予測濃度である。OD2は、走査線間隔の誤差が有り、補正後の露光量R・Eで露光した際の形成画像における、着目走査線位置での予測濃度である。予測濃度OD1とOD2は、着目走査線とその周辺の走査線との間隔を用いて、それぞれ以下の(15),(16)式により予測される。(15),(16)式中のshは、理論上の露光量Eで孤立ドットを印字した際の濃度分布を表す関数であり、Xは基準走査線間隔である。また、iの変動範囲は{-1,1}である。
OD2=R×sh(0)+Σsh(G^(n,n+i)) ・・・(16)
(15)および(16)式について、図9を用いて詳細に説明する。なお図9においては、周辺の走査線に印字されるドットとしてはその前後の走査線のもののみを示している。各走査線は所定の幅を持って重なって印字されるため、ある走査線位置での濃度は、当該走査線を含む周辺走査線の、注目位置での濃度の和として算出される。(15)式の右辺第1項は、当該走査線を理論上の露光量Eで露光した際の注目位置での濃度であり、図9(a)において901で示される濃度に相当する。(16)式の右辺第1項は、当該走査線を補正後の露光量R・Eで露光したものであり、R倍の露光をしたことで濃度もR倍となっている。(15)式の右辺Σの項は、走査線位置誤差がない場合の周辺走査線の注目位置での濃度の和であり、図9(a)において互いに902で示される濃度の和に相当する。(16)式の右辺Σの項は、走査線位置誤差がある場合の周辺走査線の注目位置での濃度の和であり、図9(b)においてそれぞれ903,904で示される濃度の和に相当する。同図に示すように902,903,904の濃度は当該走査線と周辺走査線との間隔に依存するため、902と903、及び、902と904は異なるものとなる。
なお、(17)式中のG^(n,n+i)は、S403で求めた第1の走査線間隔G^(n,n+1)及び第2の走査線間隔G^(n,n-1)である。
本実施形態では以上のように露光量が補正されることによって、バンディング補正を実現している。ここで、本実施形態における露光量補正に伴う各部の処理タイミングについて説明する。
なお本実施形態では、走査線位置格納部105に格納されている走査線位置テーブルに、各走査線の、着目走査線の理論上の走査線位置を基準とする、感光体ドラム401表面における副走査方向の位置情報を格納する例を示した。しかしながら走査線位置テーブルの内容はこの例に限定されるものではなく、例えば感光体ドラム401表面における直前の走査線との距離を格納するようにしても良い。同様に、走査線位置テーブルに3つの走査線位置を格納する例を示したが、この本数は限定されず、走査線位置を格納する走査線は何本であっても良い。
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、1つのレーザで露光を行う構成からなる画像形成装置における露光量補正について説明した。第2実施形態では、同時に走査する複数のレーザを備え、かつインタレース露光を行う画像形成装置における露光量補正について説明する。
第2施例形態における画像形成装置は、上述した第1実施形態において図1に示した構成に対し、1つのレーザによるレーザスキャナ403に替えて、複数のレーザからなるマルチレーザスキャナ407を有する。そしてマルチレーザスキャナ407の1回の露光走査により、複数本の走査線を互いに所定の走査線数分の間隔を空けて形成するインタレース露光を行う。
以下、第2実施形態における露光量補正処理について、図12のフローチャートを用いて詳細に説明する。
P(n-3)=P(n)+3X ・・・(19)
(18),(19)式によればすなわち、前回の更新時に格納した走査線nの位置に基準走査線間隔Xの3倍を加算して走査線n-3の位置とし、前回の更新時に格納した走査線n-2の位置に基準走査線間隔Xの3倍を加算して走査線n-5の位置とする。これは、1回の走査毎に感光体ドラム401が3走査線分回転することによる。
P(n-2)=PxB+2X ・・・(21)
P(n) =PxA ・・・(22)
なお、第2実施形態における走査線位置テーブルも、第1実施形態と同様に一つの画像のプリント処理が終わる毎に図13(b)に示すように基準走査線間隔Xにより初期化される。
G^(n-2,n-3)=P(n-2)−P(n-3) ・・・(24)
第1の走査線間隔G(n-2,n-1)の実際の値は、P(n-1)とP(n-2)との差分から算出することができるが、第2実施形態では(23)式に示すようにその値を基準走査線間隔Xとして予測している。これは、走査線n-1がまだ印字されておらず、その相対位置P(n-1)を取得することができないためである。なお、走査線n-1では位置誤差が発生しないものと仮定している。
なお、(25)式中のshは、レーザBの理論上の露光量EBで孤立ドットを印字した際の濃度分布を表す関数であり、Xは基準走査線間隔である。また、iの変動範囲は{-1,1}である。そしてG^(n-2,n-2+i)は、S1403で求めた第1の走査線間隔G^(n-2,n-1)及び第2の走査線間隔G^(n-2,n-3)である。(25)式の導出過程については、上述した第1実施形態における(17)式の導出過程から容易に類推できるため、ここでは説明を省略する。
以上のようにレーザBに対する露光量補正が終了すると、次にレーザCに対する露光量補正を行う。まずS1406で走査線間隔算出部106が、S1402で更新した走査線位置テーブルの情報を用いて、着目走査内におけるレーザCによる走査線とその周辺の走査線との間隔算出処理を行う。すなわち、走査線n-4と走査線n-3とによる第1の走査線間隔G^(n-4,n-3)および、走査線n-4と走査線n-5とによる第2の走査線間隔G^(n-4,n-5)を、以下の(26),(27)式により算出する。
G^(n-4,n-5)=P(n-4)−P(n-5) ・・・(27)
次にS1407で露光量補正率算出部107が、レーザCの補正率RCを算出する。すなわち、走査線間隔の誤差により発生するバンディングを低減するように、レーザCの露光量に対する補正率RCを、以下の(28)式により算出する。
なお、(28)式中のshは、レーザCの理論上の露光量ECで孤立ドットを印字した際の濃度分布を表す関数であり、Xは基準走査線間隔である。また、iの変動範囲は{-1,1}である。そしてG^(n-4,n-4+i)は、S1406で求めた第1の走査線間隔G^(n-4,n-3)及び第2の走査線間隔G^(n-4,n-5)である。(28)式の導出過程についても、上述した第1実施形態における(17)式の導出過程から容易に類推できるため説明を省略する。
以上説明したように第2実施形態によれば、マルチレーザによるインタレース露光を行う画像形成装置において、着目走査線と、既に走査されている周辺走査線の位置誤差情報を用いて、レーザ毎の露光量補正率を算出し、露光強度を変調する。したがって、周辺走査線との走査線間隔として、予測値でなく実測値に基づいた高精度のバンディング補正を行うことが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のプロセッサ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (8)
- 副走査方向に移動する像担持体に対し、該副走査方向と直交する方向である主走査方向に露光手段による露光走査を行うことで、該像担持体上に静電潜像を形成する画像形成装置であって、
前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う際の、該像担持体上での前記副走査方向の走査位置を示す位置情報を取得する走査線位置取得手段と、
該走査線位置取得手段により取得された、前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う着目走査線についての前記位置情報と、該着目走査線より前に露光走査された露光済み走査線についての前記位置情報とに基づいて、前記着目走査線と該着目走査線に後続して露光されることになる後続走査線との前記副走査方向における予測される距離を示す第1の走査線間隔と、前記着目走査線と前記露光済み走査線との前記副走査方向における距離を示す第2の走査線間隔と、を算出する走査線間隔算出手段と、
前記第1および第2の走査線間隔を用いて算出される前記着目走査線における予測濃度を算出する予測濃度算出手段と、
予め定められた着目走査線における基準とする濃度と前記予測濃度とが等しくなるように、該着目走査線の露光量に対する補正率を算出する補正率算出手段と、
前記着目走査線に対して設定された露光量に対し、前記補正率を乗じることで補正を施す露光量補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記走査線間隔算出手段は、前記着目走査線と該着目走査線に隣接する前記後続走査線との距離を前記第1の走査線間隔として算出し、前記着目走査線と該着目走査線に隣接する前記露光済み走査線との距離を前記第2の走査線間隔として算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記走査線位置取得手段が取得する前記着目走査線についての前記位置情報は、前記像担持体上における該着目走査線の理論上の位置を基準とした相対位置を示す情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記走査線位置取得手段は、前記露光済み走査線については既に取得されている前記位置情報に基準走査線間隔を加算することで該位置情報を更新することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記走査線間隔算出手段は、前記第2の走査線間隔を、既に取得されている前記露光済み走査線についての前記位置情報を用いた予測により算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 副走査方向に移動する像担持体に対し、該副走査方向と直交する方向である主走査方向への露光手段による1回の露光走査で複数本の走査線を互いに所定の走査線数分の間隔を空けて形成する画像形成装置であって、
前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う際の、該像担持体上で前記副走査方向に形成される複数本の走査線のそれぞれの走査位置を示す位置情報を取得する走査線位置取得手段と、
前記走査線位置取得手段により取得された、前記像担持体に前記露光手段の着目走査によって形成される複数本の走査線についての前記位置情報と、該着目走査より前に露光走査された露光済み走査線についての前記位置情報とに基づいて、前記着目走査によって形成される複数本の走査線のうち、前記露光済み走査線に挟まれる走査線を着目走査線として、前記副走査方向において該着目走査線と該着目走査線を挟む走査線のそれぞれとの距離を示す第1および第2の走査線間隔を算出する走査線間隔算出手段と、
前記第1および第2の走査線間隔を用いて算出される前記着目走査線における予測濃度を算出する予測濃度算出手段と、
予め定められた着目走査線における基準とする濃度と前記予測濃度とが等しくなるように、前記着目走査線の露光量に対する補正率を算出する補正率算出手段と、
前記着目走査線に対して設定された露光量に対し、前記補正率を乗じることで補正を施す露光量補正手段と、を有し、
前記露光手段は、前記着目走査の際に、前記着目走査線については前記露光量補正手段で補正された露光量による露光走査を行い、前記着目走査線でない走査線については予め設定された露光量による露光走査を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 露光手段、走査線位置取得手段、走査線間隔算出手段、予測濃度算出手段、補正率算出手段、および露光量補正手段を有し、副走査方向に移動する像担持体に対し、該副走査方向と直交する方向である主走査方向に前記露光手段による露光走査を行うことで、該像担持体上に静電潜像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
前記走査線位置取得手段が、前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う際の、該像担持体上での前記副走査方向の走査位置を示す位置情報を取得する走査線位置取得ステップと、
前記走査線間隔算出手段が、該走査線位置取得手段により取得された、前記像担持体に前記露光手段による露光走査を行う着目走査線についての前記位置情報と、該着目走査線より前に露光走査された露光済み走査線についての前記位置情報とに基づいて、前記着目走査線と該着目走査線に後続して露光されることになる後続走査線との前記副走査方向における予測される距離を示す第1の走査線間隔と、前記着目走査線と前記露光済み走査線との前記副走査方向における距離を示す第2の走査線間隔と、を算出する走査線間隔算出ステップと、
前記予測濃度算出手段が、前記第1および第2の走査線間隔を用いて算出される前記着目走査線における予測濃度を算出する予測濃度算出ステップと、
前記補正率算出手段が、予め定められた着目走査線における基準とする濃度と前記予測濃度とが等しくなるように、該着目走査線の露光量に対する補正率を算出する補正率算出ステップと、
前記露光量補正手段が、前記着目走査線に対して設定された露光量に対し、前記補正率を乗じることで補正を施す露光量補正ステップとを有することを特徴とする制御方法。 - 画像形成装置のプロセッサで実行されることにより、該プロセッサを請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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