JP5611936B2 - ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物 - Google Patents

ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物 Download PDF

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Description

本発明は、ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物ならびにその製造法に関する。
ハイドロゲンシロキサンとα−オレフィンとからなるシリコンワックスは、標準的にヒドロシリル化によって製造される。即ち、線状ポリマーは、主にアルキルメチルシロキサン単位からなる。アルキル基の必要とされる最小鎖長のために、全質量に対するアルキル基の割合は、極めて高く(多くの場合に70%を上廻る)、したがってシリコン特性は、殆んど現れない。更に、標準法は、SiH基の残留含量およびワックスの重金属含量を有するヒドロシリル化の固有の欠点を、触媒として必要とされる白金化合物の形で有する。
ドイツ連邦共和国特許第10296506号明細書T5中には、RR1SiO単位少なくとも25モル%を含有する線状シリコンワックスが記載されており、この場合、Rは、C1〜C8アルキル基またはC6〜C10アリール基を意味し、R1は、1〜10個のヘテロ原子を含有していてよい、少なくとも16個のC原子を有する長鎖状有機基に相当する。
このワックスは、高い百分率での長鎖状有機基をシロキサン鎖の側方の位置に含有する。
かかるポリマーは、高い割合のジメチルシロキサン単位を有するシロキサンと比較して製造の際に費用が掛かり、高価である。
欧州特許出願公開第1624010号明細書A1には、C1〜C20置換基以外に、ペンタエリトリット基を介してシロキサン鎖に結合している、少なくとも1個のベヘンエステル基からなる置換基も含有する線状シリコンワックスが同様に記載されている。モル量は、実際に幅広い範囲に亘って変動しうるが、しかし、多大な費用が掛かる前記の大きな置換基の形成とだけ関連している。最終的に、脂肪族の不飽和ベヘンエステルは、ヒドロシリル化によりシロキサンと結合され、それによってシリコンワックスは、重金属をそのために必要な白金触媒の形で含有する。前記反応成分は、互いに溶解するのが極めて劣悪であるので、ヒドロシリル化を実施するためには、よりいっそう大量の溶剤が必要とされる。1つの製造の変法は、ベヘンエステルカルビノールをアンヒドリドシロキサン(Anhydridosiloxan)でエステル化することに基づく。この場合には、実際に付加的な重金属化合物が必要とされないが、しかし、溶剤を省略することもできない。
同様に、米国特許第2003/096919号明細書A1の記載によれば、SiH−、SH−またはアミノ官能性シロキサンと脂肪酸成分または脂肪アルコール成分とからなるシリコンワックスが製造され、このシリコンワックスは、さらになお脂肪族二重結合を含有する。好ましい脂肪成分は、ベヘン化合物である。線状シロキサンは、典型的に短鎖状であり、したがって、ワックス製品の有機含量は、多くの場合に50質量%を著しく上廻り、それによって、シロキサン特性は、殆んど現れない。
WO 2007/060113 A2には、β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物の製造法が記載されており、この場合ジケテンは、アミノ基を有する有機ケイ素化合物と反応される。この場合には、油状物が得られる。
ワックスであるが、しかし、この場合には、僅かな含量の長鎖状アルキルエステルだけを含有し、およびシリコン特性は維持されたままである有機ケイ素化合物を提供するという課題が課された。更に、白金化合物およびSiH基の残留量を含有せず、それによって、危険性の高い水素発生が全く不可能となる有機ケイ素化合物を提供するという課題が課された。更に、簡単で安価であり、かつ触媒不含で自然発生的に進行する、前記有機ケイ素化合物を製造する方法を提供するという課題が課された。この課題は、本発明によって解決される。
本発明の対象は、一般式
[R3CH2−C(=O)−CHR3−C(=O)−X−]yL−(Si) (I)
〔式中、
3は、少なくとも12個のC原子、特に少なくとも14個のC原子を有する1価の置換されていてよい炭化水素基を表わし、
Xは、式−O−、−NH−、−NR2−または−S−、特に−NH−の基を表わし、この場合R2は、1個以上の離隔した窒素原子を含有していてよい、1〜18個のC原子を有する1価の炭化水素基を表わし、
Lは、(+1)官能性有機基、特に1〜18個のC原子を有する2価の炭化水素基であり、
yは、1、2または3、特に1であり、および
(Si)−は、Si原子に対する結合を表わし、
但し、R3は、それぞれ有機ケイ素化合物の全質量に対して最大30質量%、特に最大25質量%、有利に最大20質量%、特に有利に最大15質量%、殊に最大10質量%の量で含有されている〕で示される少なくとも1個のSi結合基Bを含有するワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物である。
更に、本発明の対象は、
一般式
[HX−] y L−(Si) (II)
で示される少なくとも1個の基Aを有する有機ケイ素化合物(1)を
一般式
Figure 0005611936
〔式中、R3、L、X、yおよび(Si)−は、それぞれ上記の意味を有する〕で示されるジケテンと反応させることにより、ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物を製造する方法である。
有機ケイ素化合物(1)として、シラン、オリゴマーオルガノポリシロキサンまたはポリマーオルガノポリシロキサンが使用されてよい。この有機ケイ素化合物は、特に1〜2000個のSi原子、有利に2〜1000個のSi原子、特に有利に20〜700個のSi原子を含有する。
特に、有機ケイ素化合物(1)として、一般式
Figure 0005611936
〔式中、
Aは、式(II)の基であり、
Rは、基1個当たり1〜18個のC原子を有する、1価の置換されていてよい炭化水素基を表わし、
1は、水素原子または1〜8個のC原子を有するアルキル基を表わし、
aは、0または1であり、
bは、0、1、2または3であり、および
cは、0または1であり、
但し、総和a+b+cは、3以下であり、分子1個あたり平均で少なくとも1個の基Aが含有されている〕で示される単位からなるオルガノポリシロキサンが使用される。
有機ケイ素化合物(1)の好ましい例は、一般式
g3-gSiO(SiR2O)l(SiRAO)kSiR3-gg (V)
〔式中、
Aは、式(II)の基であり、
gは、0または1、特に1であり、
lは、0または1〜2000の整数であり、および
kは、0または1〜20の整数、特に0であり、
但し、分子1個当たり平均で少なくとも1個の基Aが含有されている〕で示されるオルガノポリシロキサンである。
本発明による方法で使用される有機ケイ素化合物(1)は、特に25℃で1〜1000000mPa.s、有利に25℃で100〜50000mPa.sの粘度を有する。
基Rの例は、アルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソオクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル基、例えばn−ドデシル基、およびオクタデシル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘキシル基;アルケニル基、例えばビニル基、5−ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、1−プロペニル基、アリル基、3−ブテニル基および4−ペンテニル基;アルキニル基、例えばエチニル基、プロパルギル基および1−プロピニル基;アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−、m−、p−トリル基、キシリル基およびエチルフェニル基;およびアラルキル基、例えばベンジル基、α−フェニルエチル基およびβ−フェニルエチル基である。
炭化水素基Rの例は、炭化水素基R2についても当てはまる。
更に、R2の例は、N含有基、例えば
−CH2CH2NH2、−CH2CH2NHCH3、−CH2CH2N(CH32、−CH2CH2CH2NH2、−CH2CH2CH2N(CH32である。
特に、基Rは、最大18個のC原子を有する。
好ましくは、基R3は、14〜16個のC原子を有し、特に有利なのは、C14〜C16アルキル基である。
基R3の例は、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基およびオクタデシル基である。
基Lの例は、
−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−CH2CH2CH2−、−CH2C(CH3)H−、−CH2CH2CH2CH2−、
−CH2CH2CH(CH3)−、−CH2CH2CH2NHCH2CH2−、−CH2CH2CH(CH3)NHCH2CH2−であり、
この場合−CH2CH2CH2−基は、好ましい。
基Aの例は、
−CH2CH2CH2OH
CH2CH2CH2SH、
−CH2CH2CH2NH2
−CH2CH2CH2NHCH3
−CH2CH(CH3)NH2
−CH2CH2CH(CH3)NH2および
−CH2CH2CH2NHCH2CH2NH2である。
第1アミノ基を含有する有機ケイ素化合物(1)は、有利にWO 2007/060113 A2に記載された方法、殊に第2頁第1行〜第3頁第1行および第6頁第30行〜第9頁第8行の記載により反応される(この引用文献は、参考のために組み込まれた。)。
従って、特に基Aとして第1アミノ基を含有する有機ケイ素化合物(1)は、第1アミノ基とβ−ケトカルボニル化合物との反応を遅延させるかまたは阻止する有機化合物の存在下にジケテンと反応される。かかる化合物(3)の例は、アルデヒドおよびケトンである。好ましい例は、アセトン、ブタノン、メチルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノンである。特に、有機ケイ素化合物(1)は、最初に有機化合物(3)と混合され、次にジケテン(2)が添加される。
好ましくは、第1段階で、有機ケイ素化合物(1)は、有機化合物(3)と反応され、その際に化合物(3)は、式(VIII)の基A中のアミノ基上に保護基を形成し、引続き第2段階で、保護されたアミノ基を有する第1段階で得られた有機珪素化合物(1)((1)と(3)からの反応生成物)は、ジケテン(2)と反応される。ジケテンとの反応の際に、保護基は意外なことに再び、式(II)の基A中のアミノ基から脱離される。
有機ケイ素化合物(1)が式(II)の基A中に第2アミノ基だけを含有する場合には、この有機ケイ素化合物(1)は、直接ジケテン(2)と反応されてよい。式(II)の基A中のXが−O−である場合には、有利に第3アミン塩基が触媒として使用され、この場合この第3アミン塩基は、有利に50〜1000質量ppmである。
本発明による方法の場合、ジケテン(2)は、有機ケイ素化合物(1)の式(II)の基A中のHX基1モル当たり特に0.5〜1.5モル、有利に0.7〜1.2モルの量で使用される。
ジケテン(2)は、室温で固体物質であり、したがって、このジケテン(2)と化合物(1)との反応は、有利に熱時に、特に50〜100℃で行なわれ、したがって、ジケテン(2)は、溶融された状態で存在する。他の選択可能な1つの方法として、溶剤が使用されてもよいが、しかし、この遣り方では好ましくない。本発明による方法は、特に周囲大気の圧力、即ち約1020hPaで実施される。しかし、本発明による方法は、よりいっそう高い圧力でもよりいっそう低い圧力でも実施することができる。
ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物として、シラン、オリゴマーオルガノシロキサンまたはポリマーオルガノシロキサンを得ることができる。この有機ケイ素化合物は、特に1〜2000個のSi原子、有利に2〜1000個のSi原子、特に有利に20〜700個のSi原子を含有する。
特に、ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物として、一般式
Figure 0005611936
〔式中、
Bは、式(I)の基を表わし、
Rは、基1個当たり1〜18個のC原子を有する、1価の置換されていてよい炭化水素基を表わし、
1は、水素原子または1〜8個のC原子を有するアルキル基を表わし、
dは、0または1であり、
eは、0、1、2または3であり、および
fは、0または1であり、
但し、総和d+e+fは、3以下であり、分子1個あたり平均で少なくとも1個の基Bが含有されている〕で示される単位からなるオルガノポリシロキサンが得られる。
ワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物の好ましい例は、一般式
z3-zSiO(SiR2O)m(SiRBO)nSiR3-zz (VII)
〔式中、
Bは、式(I)の基を表わし、
zは、0または1、特に1であり、
mは、0または1〜2000の整数であり、および
nは、0または1〜20の整数、特に0であり、
但し、分子1個当たり平均で少なくとも1個の基Bが含有されている〕で示されるオルガノポリシロキサンである。
本発明によるβ−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサンにおいて、R3は、特に少なくとも2質量%の量で含有されている。
本発明によるβ−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサンは、当該オルガノポリシロキサンが僅かな含量の長鎖状アルキル鎖の際に既にワックスであり、それにも拘わらずシリコン特性が維持されたままであるという利点を有する。
鎖端にアルキル−β−ケトアミド基を有する線状シロキサンは、ポリジメチルシロキサン含量が95質量%を上廻ってもなおワックス状の固体コンシステンシーを有するという利点を有する。このワックスは、シロキサンの鎖長に応じてむしろ軟質ないし極めて脆性の性質を有し、α,ω−アミノプロピル−ジメチルシロキサンと市販のアルキルケテン二量体とから簡単かつ確実に製造可能である。
得られた本発明におるβ−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物の溶融範囲は、R3の大きさに応じて約40〜60℃である。前記製造法に相応して、本発明によるワックスは、重金属不含ならびにSiH基不含であり、顕著なシリコン特性を有する。この本発明によるワックスは、高度にアルキル化された標準ワックスとは異なり、液状オルガノポリシロキサン、例えばシリコーン油中で良好な溶解度を示す。
本発明によるシリコンワックスは、当該シリコンワックスを用いて、有利に揮発性の線状または環式シロキサンの"ゲル化"が達成されるという利点を有する。これは、殊に美容法において使用される。本発明によるシリコンワックスは、熱時に揮発性の線状または環式シロキサン中で溶解される。冷却時に、特に軟質で安定し、特に大部分が揮発性または薄液状の線状または環式シロキサンからなるクリーム状のワックス調製物が得られる。
従って、本発明の対象は、25℃で0.65〜100000mPa.s、特に25℃で0.65〜500mPa.sの粘度を有する、(a)本発明によるワックス状β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物および(b)線状の分枝鎖状または環式有機ケイ素化合物を含有するクリーム状のワックス調製物である。
(b)線状または環式有機ケイ素化合物として好ましいのは、線状または環式オルガノポリシロキサン、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンであるか、または実際に顕著な揮発性を有しないが、しかし、本発明によるシリコンワックス中で良好な溶解性を有する長鎖状ポリジメチルシロキサンでもある。
クリーム状のワックス調製物は、特に(b)線状または環式有機ケイ素化合物20〜95質量%、有利に40〜80質量%、ひいては特に(a)本発明によるシリコンワックス5〜80質量%、有利に20〜40質量%を含有し、この場合それぞれの質量%は、クリーム状のワックス調製物の全質量に対するものである。
実施例1:
1506g/モル NH2のアミン当量を有するアミノプロピル末端基を有するポリジメチルシロキサン200gを、アセトン15.4gと混合し、26℃で2.5時間攪拌する。54℃に昇温させた後、パルミチン酸/ステアリン酸(約30/70)からなる混合物から製造した工業用アルキルケテン二量体78gを添加し、この場合この製造により、C14/C16アルキルの基R3が生じる。工業製品は、85%のジケテン含量を有し、したがって1.0:1.0の化学量論的量が生じている。約47℃への冷却後、発熱反応が開始し、この発熱反応は、反応混合物を約17℃昇温させる。この場合、アルキルケテン二量体は、完全に溶解され、前記混合物は、澄明になる。64℃で数時間後、アセトンを真空中で除去し、澄明な溶融されたワックスを冷却する。21質量%の長鎖状C14/C16アルキル基Rの量を有する脆性のワックス276gが得られる。アルキルケテン二量体の変換率は、99%を上廻る(1H−NMR)。
実施例2:
実施例1に依拠して、今度は、5236g/モル NH2のアミン当量を有するα,ω−アミノプロピルジメチルシロキサン200gをアセトン4.4gと混合し、26℃で2.5時間攪拌する。60℃で実施例1と同じアルキルケテン二量体22.5gを化学量論的量で添加する。弱い発熱反応の際に、混合物は、澄明になり、67℃で数時間後にアセトンを除去する。約99%の立証されたアルキルケテン二量体の変換率の際に、約48℃の融点を有するワックス220gが得られ、このワックスは、7.3質量%の長鎖状C14/C16アルキル基R3の量を有する。
実施例3:
α,ω−アミノプロピルジメチルシロキサン300g(7519g/モル NH2)およびアセトン4.6gを用いて、実施例2を繰返し、その際、今度は、同じアルキルケテン二量体23.5gを化学量論的割合で添加する。同一の後処理により、約47℃の融点を有するシリコンワックス320gが生じ、このシリコンワックスは、5.2質量%の長鎖状C14/C16アルキル基R3の量を有する。
シリコーン油中の本発明によるシリコンワックスの溶解度を試験する。そのために、以下の表中に記載された、トリメチルシロキサン末端基および25℃で35mm2/秒の粘度を有するジメチルポリシロキサン100g中の本発明によるシリコンワックスの量を添加する。結果を以下の表にまとめる。
実施例4:
実施例3の作業形式を繰り返すが、しかし、アミノシロキサンを、実施例1に対応するが、しかし、そのジケテン含量が75%にすぎない工業用アルキルケテン二量体27.0gと反応させる。また、化学量論的量な反応において、再びアルキルケテン二量体の定量的な変換率が達成される。同一の後処理により、約45℃の融点を有するシリコンワックス324gが得られ、このシリコンワックスは、5.2質量%の長鎖状C14/C16アルキル基R3の量を有する。
実施例5:
15380g/モル NH2のアミン当量(414個のMe2SiO単位)を有する長鎖状α,ω−アミノプロピルポリジメチルシロキサン300gを、アセトン2.3gと一緒に26℃で2.5時間攪拌する。実施例4で使用された、75%のアルキルケテン二量体13.2gを60℃で添加し、4分間で弱い発熱反応が生じるにすぎない。1時間の後反応および真空中でのアセトンの除去後に、融点45℃を有するシリコンワックス310gが得られ、このシリコンワックスは、2.6質量%にすぎない長鎖状C14/C16アルキル基R3の量を有する。
比較試験1:
1−オクタデセン30.3g中のカールステットの触媒(白金2.0mgに相当する)からなる溶液に、80℃で0.0542質量%のSi結合した水素の含量を有するα,ω−ジヒドロキシシロキサン全部で184.5gを計量供給し、100℃で1時間、後反応させる。IRスペクトルは、99%を上廻るSiH変換率であることを証明する。25℃で85mm2/秒の粘度を有する澄明で褐色の液体が得られる。アルキルシリコンワックスは、Si結合したオクタデシル基12質量%を含有し、即ち実施例2〜5の本発明による生成物を著しく上廻り、長鎖状アルキル鎖にも拘わらず、液状である。
比較試験2:
比較試験1の作業形式を繰り返すが、しかし、今度は、1−オクタデセンを0.305質量%のSi結合した水素の含量を有するα,ω−ジヒドロキシシロキサン32.8gと反応させる。SiH7ppmの最終濃度の場合、変換率99.6%が達成される。25℃で24mm2/秒の粘度を有する淡褐色の液体は、Si結合したオクタデシル基44質量%を含有し、実施例1からの本発明による生成物を遙かに上廻るが、しかし、この高いアルキル含量にも拘わらず、依然として液状である。
シリコーン油中のシリコンワックスの溶解度:
実施例および比較試験3:
シリコーン油中の本発明によるシリコンワックスおよび標準のシリコンワックスの溶解度を試験する。そのために、表中に記載された、トリメチルシロキサン末端基および25℃で35mm2/秒の粘度を有するジメチルポリシロキサン100g中の実施例3からの本発明によるシリコンワックスの量を50℃で添加する。
比較試験3の場合、トリメチルシロキサン末端基および25℃で35mm2/秒の粘度を有するジメチルポリシロキサンと同一のシリコーン油100g中の、標準のワックス、トリメチルシロキサン末端基を有するオクタデシルメチルシロキサン(43℃の融点)を同様に以下の表に記載された量で50℃で添加する。
結果を以下の表にまとめる:
Figure 0005611936
本発明によるシリコンワックスは、シリコーン油中で澄明で可溶性であり、即ちそのシリコン特性が維持されたままであり、他方、比較試験3による標準のシリコンワックスは、シリコーン油中でもはや可溶性ではなく、即ちそのシリコン特性は、消失している。
実施例6:
実施例3からのシリコンワックス50gを60℃でデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)150g中に溶解する。冷却時に、75質量%が薄液状のD5からなる、クリーム状の軟質で安定したワックス調製物が得られる。
従って、本発明によるシリコンワックスを用いると、揮発性の環式シロキサンの"ゲル化"が達成される。

Claims (6)

  1. 一般式(VII)で表されるワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサン:
    z3-zSiO(SiR2O)m(SiRBO)nSiR3-zz (VII)
    〔式中、
    Rは、1〜18個のC原子を有する1価の炭化水素基を表し、
    Bは、一般式(I):
    [R3CH2−C(=O)−CHR3−C(=O)−X−]yL−(Si) (I)
    〔式中、
    3は、少なくとも12個のC原子を有する1価の炭化水素基を表し、 Xは、式−O−、−NH−、−NR2−または−S−の基を表し、この場合R2は、1個以上の離隔した窒素原子を含有していてよい、1〜18個のC原子を有する1価の炭化水素基を表し、
    Lは、1〜18個のC原子を有する2価の炭化水素基を表す。〕
    で表される基であり、
    yは、1であり、
    zは、0または1であり、
    mは、0または1〜2000の整数であり、
    nは、0または1〜20の整数であり、
    (Si)−は、Si原子に対する結合を表し、
    但し、分子1個当たり平均で少なくとも1個の基Bが含有されており、
    但し、R3は、前記オルガノポリシロキサンの全質量に対して最大30質量%の量で含有されている。〕。
  2. Xは、式−NH−の基である、請求項1記載のワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサン。
  3. 3がβ−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサンの全質量に対して最大15質量%の量で含有されている、請求項1または2記載のワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサン。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサンを製造する方法であって、
    一般式(V):
    g3-gSiO(SiR2O)l(SiRAO)kSiR3-gg (V)
    〔式中、
    Aは、一般式(II):
    [HX−]yL−(Si) (II)
    で表される基であり、
    gは、0または1であり、
    lは、0または1〜2000の整数であり、
    kは、0または1〜20の整数であり、
    但し、分子1個当たり平均で少なくとも1個の基Aが含有されている。〕
    で表されるオルガノポリシロキサン(1)を、
    一般式(III):
    Figure 0005611936
    〔式中、R、R3、L、X、yおよび(Si)−は、それぞれ請求項1に記載された意味を有する。〕で表されるジケテン(2)と、
    反応させることを特徴とする、方法。
  5. 基Aとして、式
    2N−CH2CH2CH2
    で表される基を使用する、請求項4に記載の方法。
  6. (a)請求項1〜3のいずれか1項に記載のワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサン、または、請求項4もしくは5に記載の方法により製造されたワックス状β−ケトカルボニル官能性オルガノポリシロキサン、および
    (b)25℃で0.65〜100000mPa.sの粘度を有する線状、分枝鎖状、または環式の有機ケイ素化合物を含有するクリーム状のワックス調製物。
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