JP5611127B2 - 使用済排出海水の消泡装置及び方法、使用済排出海水の排出システム - Google Patents

使用済排出海水の消泡装置及び方法、使用済排出海水の排出システム Download PDF

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Description

本発明は、例えば火力発電所等の海水を冷却水として、あるいは排ガスの洗浄用水として海水を使用した後に再び海洋へ排出する使用済排出海水に同伴される泡を効率よく除去する使用済排出海水の消泡装置及び方法、使用済排出海水の排出システムに関する。
例えば火力発電所等の復水器を冷却した使用済海水、又は海水による燃焼排ガス処理のひとつである海水脱硫装置等から使用済海水等の排出海水等(以下「使用済排出海水」又は「排出海水」という。)は、設備内における攪拌、エアレーション作用等により、多量の泡を生成し、再び海洋へ排出されている。
この泡のほとんどは、施設の排水水路の途中において、消泡するが、その一部において汚染物を巻き込んだ泡の場合、その界面活性作用により容易に破泡しないので、排出海水の表面に浮遊しつつ、排水路の排出口から海洋に排出される場合がある。
この泡が同伴された排出海水は、排水基準に泡の規制がないものの、外観的に汚濁排水とみてとれるので、環境上好ましくない。
水面上の泡除去に類似または関連する従来技術としては、水面上に浮遊する油を回収するための油回収装置が知られている。この油回収装置は、水面に浮遊して油回収装置を支持する浮揚手段と、油の吸引手段と、集油口から油を集油して吸引手段へ導く集油手段とを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
また、回収槽に浮遊している塗装スラッジ等をスムーズに回収可能な装置として、スラッジ等の回収装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
さらに、脱硫後の使用済海水面上に浮遊している泡を回収し、泡を除去した使用済排出海水のみを周辺海域に排水できるようにした泡回収装置の提案がある(たとえば、特許文献3及び4参照)。
特開2004−351279号公報 特開平6−296911号公報 特開2008−200620号公報 特開2009−45614号公報
ところで、特許文献3及び4の提案では、脱硫施設から排出される排出海水から泡を分離して、この分離した泡を別途処理するために、泡処理装置を陸上設備として別途設置する必要がある、という問題がある。
そこで、排出海水に浮遊する泡を消泡しつつ泡のない使用済排出海水のみを周辺海域に排水できるようにした排出海水の消泡技術の出現が切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、例えば火力発電所等の海水を冷却水として、あるいは排ガスの洗浄用水として海水を使用した後に再び海洋へ排出する排出海水に同伴される泡を効率よく除去することができる使用済排出海水の消泡装置及び方法、使用済排出海水の排出システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、使用済の排出海水の排水路に設けられ、泡を同伴した排出海水の表面近傍の流れを遮る浮体式堰と、前記浮体式堰により排水路から導出された排出海水を、一時的に貯留すると共に、同伴された泡を消泡する消泡水路と、前記消泡水路に導入された排出海水を攪拌する攪拌機と、前記攪拌機により攪拌された排出海水に薬剤を供給し、海水中の藻類、微生物等を殺菌する薬剤供給手段とを具備することを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記消泡水路が、前記排水路と水面側及び底面側で連通していることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第3の発明は、第1の発明において、前記消泡水路に、薬剤として次亜塩素酸ナトリウムを供給すると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第4の発明は、第1の発明において、前記消泡水路に、オゾンを注入すると共に、pHを中性とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第5の発明は、第1の発明において、前記消泡水路に、過酸化水素水を注入すると共に、pHを5〜8とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第6の発明は、第1の発明において、前記消泡水路内に樹脂を浮遊してなると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置にある。
第7の発明は、使用済の排出海水の排水路から、泡を同伴した排出海水の表面近傍の流れを遮る浮体式堰により導出し、導出された排出海水を、消泡水路内で一時的に貯留しつつ攪拌機で攪拌しつつ、同伴された泡に薬剤を供給して、海水中の微生物を殺菌すると共に消泡することを特徴とする使用済排出海水の消泡方法にある。
第8の発明は、第7の発明において、前記消泡水路に、薬剤として次亜塩素酸ナトリウムを供給すると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法にある。
第9の発明は、第7の発明において、前記消泡水路に、薬剤として、オゾンを注入すると共に、pHを中性とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法にある。
第10の発明は、第7の発明において、前記消泡水路に、薬剤として過酸化水素水を注入すると共に、pHを5〜8とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法にある。
第11の発明は、第7の発明において、前記消泡水路内に樹脂を浮遊してなると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法にある。
第12の発明は、使用済排出海水を海洋に放水する排水路と、第1乃至6のいずれか一つの使用済排出海水の消泡装置とを備えたことを特徴とする使用済排出海水の排出システムにある。
本発明によれば、薬剤の供給により、消泡水路内における導出された排出海水に浮遊している泡の特性である、微生物の殺菌が促進され、微生物の存在に起因する泡の破泡抑止性能を低下させ、消泡が促進される。これにより、例えば火力発電所等の海水を冷却水として、あるいは排ガスの洗浄用水として海水を使用した後に再び海洋へ排出する排出海水に同伴される泡を効率よく除去することができる。
図1は、実施例に係る使用済排出海水の消泡装置の平面概略図である。 図2は、その側面要部概略図である。 図3は、消泡水路の概略図である。 図4は、他の消泡水路の概略図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例に係る使用済排出海水の消泡装置について、図面を参照して説明する。図1は、実施例に係る使用済排出海水の消泡装置の平面概略図である。図2はその側面要部概略図である。図3は消泡水路の概略図である。
これらの図面に示すように、使用済排出海水の消泡装置は、例えば海水脱硫設備で用いた使用済の排出海水11を海洋へ排出する排水路12に設けられ、泡13を同伴した排出海水11の表面近傍の流れを遮る浮体式堰14と、前記浮体式堰14により排水路12から導出された導出海水11aを、一時的に貯留すると共に、同伴された泡13を消泡する消泡水路15と、前記消泡水路15に導入された排出海水11を攪拌する攪拌機16と、前記攪拌機16により攪拌された排出海水11に薬剤17を供給し、海水中の藻類、微生物等を殺菌する薬剤供給手段18とを具備するものである。
本実施例では、消泡水路15は図1の平面図に示すように、その形状を略円形状としているが、泡13を伴った導出海水11aを一時的に攪拌して消泡することができるものであれば、その形状は限定されず、例えば矩形状としてもよい。
また、その直径Dは例えばの排水路12の幅Wが10mの場合その半分の5m程度としているが、限定されるものではない。
また、発生する泡13により、浮体式堰14の高さHや、水没量を適宜調整できるようにしてもよい。高さの調整には堰の高さが昇降できるように可動式の堰を設けるようにしてもよい。
ここで、消泡水路15内に導かれる導出海水11aは、攪拌機16により反時計回りに回転させることで、その中心に泡を効率よく集中させるようにしている。
本実施例に係る使用済排出海水の消泡装置10では、先ず排水路12を流れる使用済排出海水11の海水表層に浮遊する泡13を、浮体式堰14で消泡水路15側へ導入する。
消泡水路15は略円形状としており、その中心部に設置された攪拌機16で泡13を含んだ導出海水11aが緩やかに回転し、その回転中心部に泡13を集める。
泡13を効率よく消泡水路15の中心側に集めるように、浮体式堰14の設置角度は任意に調整できるようにしている。
泡13が集められた消泡水路15の中心部には、図3に示すように、薬剤17として、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)5〜10ppm相当分となるように、薬剤供給手段18のスプレー18aから散布している。
なお、薬剤供給手段18は薬剤17の薬液を噴霧するスプレー18a、薬液供給ライン18b、薬剤タンク18c、ポンプPから構成されている。
また、本実施例では、図1に示すように、この薬剤17の散布と共に、酸液タンク22bから供給ライン22aを介して酸溶液(例えば硫酸、塩酸等)21が供給され、消泡水路15内のpHを6以下となるようにしている。なお、泡13の発生量が少ない場合や、消泡効果の進行が良好な場合等では、この酸溶液21の供給を停止するようにしてもよい。
ここで、消泡水路15内における導出された導出海水11aに浮遊している泡13は、水中の藻類や細菌、多糖類、脂肪等の両親媒性生体高分子が気泡の周囲に吸着し、界面活性剤としての機能を果たす結果、気泡が割れにくくなっている。
そこで、本実施例のように、薬剤17として、例えば次亜塩素酸ナトリウムを供給することで、例えば藻類や、細菌の殺菌が促進され、この藻類や細菌等の微生物の存在に起因する泡の破泡抑止性能を低下させることとしている。
この結果、微生物の存在に起因する汚濁泡が集中的に破泡し、消泡が促進される。
この消泡された導出海水11aは、底部の連通管15cを介して、排水路12側に合流し、その後海洋へ放出される。
このように、汚濁物由来の泡が発泡・生成し塊を形成するような場合には、物理的な力を加えた場合などは破泡・消泡せずに余計に泡を生じることが多い。この泡が破泡・消泡しない要因としては、泡の皮膜に界面活性剤が存在し、小さな泡が水路下部から上昇する過程で海水中や水路底部に堆積した汚泥などの汚濁成分を泡に巻き込むことで、無機、有機物の微粒子と多糖類などを多く取り込み、更には泡の中に泡が多数存在した形の泡を形成することから泡の皮膜がより厚く、強固となり破泡・消泡しないと考えられる。
本発明では、このような割れ難い泡を先ず、消泡水路に集め、その後薬剤等により、微生物を積極的に殺菌し、その存在比率を低減させることで、泡の膜圧を薄くさせ、破泡させることで、消泡を促進するようにしている。
ここで、消泡水路15で消泡された導出海水11aが合流部23で合流される際に、酸性が排水路の本流を流れる排出海水11と混合される結果、消泡水路15内でpHを下げた場合であっても、pHは海洋への排出基準であるpH6.2が維持されることとなる。よって、混合によりpHの排出基準を維持できるように、消泡水路15でのpH調整の下限値をpH5程度とするのが好ましい。
なお、排水路12と消泡水路15とは、浮体式堰14の前後における消泡水路15の入口側開口部15aと出口側開口部15bとで連通しており、泡13がない排出海水11は浮体式堰14の背面側で排水路12へ直ちに戻されている。
このように、本発明では、微生物の存在に起因するなかなか消泡できない汚濁泡に対して、薬剤処理により、効果的に消泡がなされる。
また、薬剤17として、次亜塩素酸ナトリウムを用いる以外に、例えばオゾンや過酸化水素水を消泡水路15内に注入するようにしてもよい。
ここで、前記消泡水路15に、オゾン発生器(図示せず)からオゾンを注入する場合には、消泡水路15内のpHを、オゾン殺菌効果が発揮するように、中性(pH6〜7)を保つように調整するようにしている。
ここで、前記消泡水路15に、過酸化水素水を注入する場合には、過酸化水素水の殺菌効果が発揮するように、pHを5〜8となるように、酸溶液21を供給するようにしている。
図4は他の消泡水路の概略図である。
また、薬剤17を供給する以外に、図4にしめすように、消泡水路15内に樹脂浮体31を浮遊するようにしてもよい。
この樹脂浮体31としては、有機系樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)のボール状の浮遊物を例示することができる。
この樹脂浮体31を消泡水路15の中心に浮遊させて、攪拌機16による攪拌によって泡13と樹脂浮体31とを常に接触させている。
この結果、樹脂表面には、常に酸が接して表面に水垢や微生物が付着せず、表面が汚れないと共に、樹脂と泡とが接触して破泡作用が発揮され、消泡効果が促進されることとなる。
また、消泡水路15と排水路12とが連通する開口15b側に、樹脂浮体31を捕獲する捕獲手段(例えば網や柵等)を設けて、排水路12へ樹脂浮体31の放出を防止するようにしてもよい。
また、樹脂浮体31の表面に光触媒を被覆させ、太陽光及びUV光、オゾンを用いて酸化反応を促進させて、藻類、微生物等の分解を促進させ、破泡を促進させるようにしてもよい。
ここで、光触媒としては、例えば二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化バナジウム、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、シリカ、黒曜石等の少なくとも一つまたは複数の混合物を例示することができる。
[試験例]
1Lの容器内に、排水路の排出海水に浮遊する実際の泡を詰めて、次亜塩素酸ナトリウム注入(試験例1)、オゾン注入(試験例2)、過酸化水素水注入(試験例3)及び樹脂混入(試験例4)し、30分間後、容積を測定した。なお、比較として自然放置の無処理の場合を比較例とした。
その結果を表1に示す。
Figure 0005611127
表1に示すように、試験例1の次亜塩素酸ナトリウム注入処理では、100mlとなり、1/10の低減効果が発揮された。
試験例2のオゾン注入処理では、420mlとなり、2/5の低減効果が発揮された。
試験例3の過酸化水素水の注入処理では、200mlとなり、1/5の低減効果が発揮された。
試験例4の樹脂混入処理では、400mlとなり、2/5の低減効果が発揮された。
これに対し、自然放置の無処理の場合には、850mlであった。
以上のように、本発明に係る使用済排出海水の消泡装置10を使用済の排出海水11を海洋に放水する排水路12に設置することで、使用済排出海水の排出システムを構築することができ、この結果、排出海水の表面を浮遊する泡を効率よく連続して除去することができることとなる。
また、従来のように泡を別途陸上に設けた泡処理設備で処理した場合には、泡の残骸は産業廃棄物として別途処理する必要があり、設備の設置及びランニングコストの上昇と共に、廃棄物としての処理コストが嵩むこととなるが、本発明の装置では、海水に浮遊している泡をそのまま破泡させているので、直接海洋へ放出することができ、装置の設置コストの低廉及びランニングコストの大幅な削減を図ることができる。
11 排出海水
12 排水路
13 泡
14 浮体式堰
15 消泡水路
16 攪拌機
17 薬剤
18 薬剤供給手段

Claims (12)

  1. 使用済の排出海水の排水路に設けられ、泡を同伴した排出海水の表面近傍の流れを遮る浮体式堰と、
    前記浮体式堰により排水路から導出された排出海水を、一時的に貯留すると共に、同伴された泡を消泡する消泡水路と、
    前記消泡水路に導入された排出海水を攪拌する攪拌機と、
    前記攪拌機により攪拌された排出海水に薬剤を供給し、海水中の藻類、微生物を殺菌する薬剤供給手段とを具備することを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  2. 請求項1において、
    前記消泡水路が、前記排水路と水面側及び底面側で連通していることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  3. 請求項1において、
    前記消泡水路に、薬剤として次亜塩素酸ナトリウムを供給すると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  4. 請求項1において、
    前記消泡水路に、オゾンを注入すると共に、pHを中性とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  5. 請求項1において、
    前記消泡水路に、過酸化水素水を注入すると共に、pHを5〜8とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  6. 請求項1において、
    前記消泡水路内に樹脂を浮遊してなると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡装置。
  7. 使用済の排出海水の排水路から、泡を同伴した排出海水の表面近傍の流れを遮る浮体式堰により導出し、導出された排出海水を、消泡水路内で一時的に貯留しつつ攪拌機で攪拌しつつ、同伴された泡に薬剤を供給して、海水中の微生物を殺菌すると共に消泡することを特徴とする使用済排出海水の消泡方法。
  8. 請求項7において、
    前記消泡水路に、薬剤として次亜塩素酸ナトリウムを供給すると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法。
  9. 請求項7において、
    前記消泡水路に、薬剤として、オゾンを注入すると共に、pHを中性とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法。
  10. 請求項7において、
    前記消泡水路に、薬剤として過酸化水素水を注入すると共に、pHを5〜8とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法。
  11. 請求項7において、
    前記消泡水路内に樹脂を浮遊してなると共に、酸溶液を供給して、消泡水路内のpHを6以下とすることを特徴とする使用済排出海水の消泡方法。
  12. 使用済排出海水を海洋に放水する排水路と、
    請求項1乃至6のいずれか一つの使用済排出海水の消泡装置とを備えたことを特徴とする使用済排出海水の排出システム。
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