JP5606287B2 - 素子の取付構造 - Google Patents
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Description
クリップが素子に跨るように装着されることにより、基部が素子の天面に沿って配置されるとともに、弾性係止部が素子の幅方向両側面に対向して配置され、かつ弾性係止部が各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止されるため、素子がクリップを介してヒートシンクに固定される。したがって、素子の取付手段として、ねじ止め以外の固定手段が提供される。この場合、ヒートシンクからの素子の浮き上がりが基部によって規制されるとともに、ヒートシンクに対する素子の幅方向への遊動が弾性係止部によって規制される。また、幅方向で隣接する載置面間の取付孔には、この取付孔を挟んで幅方向両側に配置されたそれぞれのクリップにおける弾性係止部が挿入されるため、取付孔が2つの弾性係止部によって共用される。したがって、弾性係止部毎に個別に取付孔を設けるよりも、構成が簡素化される。
クリップが素子に跨るように装着されることにより、基部が素子の天面に沿って配置されるとともに、弾性係止部が素子の幅方向両側面に対向して配置され、かつ弾性係止部が各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止されるため、素子がクリップを介してヒートシンクに固定される。したがって、素子の取付手段として、ねじ止め以外の固定手段が提供される。この場合、ヒートシンクからの素子の浮き上がりが基部によって規制されるとともに、ヒートシンクに対する素子の幅方向への遊動が弾性係止部によって規制される。また、ヒートシンクの取付孔に前方係止部及び後方係止部が前後に位置ずれして挿入されるため、弾性係止部同士の干渉を回避できるとともに、ヒートシンクの幅寸法を詰めることができる。
クリップが素子に跨るように装着されることにより、基部が素子の天面に沿って配置されるとともに、弾性係止部が素子の幅方向両側面に対向して配置され、かつ弾性係止部が各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止されるため、素子がクリップを介してヒートシンクに固定される。したがって、素子の取付手段として、ねじ止め以外の固定手段が提供される。この場合、ヒートシンクからの素子の浮き上がりが基部によって規制されるとともに、ヒートシンクに対する素子の幅方向への遊動が弾性係止部によって規制される。また、ヒートシンクが、複数の取付孔の底部を連通し、かつ取付孔の深さ方向と交差する方向に延びてこのヒートシンクの外面に開口する連通孔を有し、弾性係止部の先端部が連通孔内に収容されるため、連通孔内に弾性係止部の先端部の収容空間を広く確保することができる。また、連通孔が複数の取付孔に共用されているため、構成が簡素化される。
ヒートシンクに対する素子の前方への遊動がヒートシンクの前方規制部によって規制され、ヒートシンクに対する素子の後方への遊動がクリップの後方規制部によって規制されるため、素子がヒートシンクにしっかりと固定される。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。実施形態1に係る素子の取付構造は、素子10と、素子10が取り付けられるヒートシンク30と、ヒートシンク30に素子10を固定するためのクリップ60とを備えている。
まず、図1に示すように、ヒートシンク30の載置面31に素子10を載せる。続いて、素子10に対し載置面31と直交する上方からクリップ60を跨るようにして装着させる。すると、素子10の上面に基部61が被さるとともに、素子10の幅方向両側面に対向して弾性係止部62が配置され、かつ素子10の後面に沿って後方規制部63が当接可能に配置される。さらに、弾性係止部62の係止本体部65が対向する取付孔32に挿入され、係止本体部65の下端部が連通孔34内に収容される。
図4ないし図6は、本発明の実施形態2を示す。実施形態2では、クリップ60E及び取付孔32Eの各形状が実施形態1とは異なる。その他は、実施形態1と概ね同様であり、実施形態1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
一方、クリップ60Eの弾性係止部62Eは、下方へ向けて次第に外側に拡開する形態とされている。そして、係止本体部65Eは、弾性係止部62Eの下端部において外側へ略U字状に折り返された形態とされている。また、係止本体部65Eは、基部61の幅方向両側縁のそれぞれに対して前後に位置ずれして配置されている。このうち、基部61の幅方向一側縁の前方には、前方係止部68が対応して配置され、基部61の幅方向他側縁の後方には、後方係止部69が対応して配置されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)連通孔が省略され、取付孔がヒートシンクを厚み方向に貫通する形態であってもよい。
(2)後方規制部がヒートシンクの上面に立ち上げ形成されていてもよい。
(3)弾性係止部が、全長に亘って同幅で突出する形態であってもよい。
(4)実施形態2では、ヒートシンクの取付孔が前方係止部及び後方係止部のそれぞれに対応して個別に設けられていてもよい。
30、30E…ヒートシンク
31…載置面
32、32E…取付孔
36…前方規制部
60、60E…クリップ
61…基部
62…弾性係止部
63…後方規制部
68…前方係止部
69…後方係止部
Claims (4)
- 素子を載せる載置面を有し、かつ前記載置面を挟んだ幅方向両側に一対の取付孔を有するヒートシンクと、
前記素子に対し前記載置面と略直交する方向から跨るように装着されるクリップとを備え、
前記クリップは、前記素子の天面に沿って配置される基部と、前記基部の幅方向両端から前記素子の幅方向両側面に対向して突出し、かつ前記各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止される一対の弾性係止部とを有し、
前記載置面が幅方向に複数並んで配置され、幅方向で隣接する前記載置面間の前記取付孔には、この取付孔を挟んで幅方向両側に配置されたそれぞれの前記クリップにおける前記弾性係止部が挿入されることを特徴とする素子の取付構造。 - 素子を載せる載置面を有し、かつ前記載置面を挟んだ幅方向両側に一対の取付孔を有するヒートシンクと、
前記素子に対し前記載置面と略直交する方向から跨るように装着されるクリップとを備え、
前記クリップは、前記素子の天面に沿って配置される基部と、前記基部の幅方向両端から前記素子の幅方向両側面に対向して突出し、かつ前記各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止される一対の弾性係止部とを有し、
前記弾性係止部が、前記基部の幅方向一側縁の前方に対応して配置される前方係止部と、前記基部の幅方向他側縁の後方に対応して配置される後方係止部とからなり、幅方向で隣接する前記載置面間の前記取付孔に、前記前方係止部及び前記後方係止部が前後に位置ずれして挿入されることを特徴とする素子の取付構造。 - 素子を載せる載置面を有し、かつ前記載置面を挟んだ幅方向両側に一対の取付孔を有するヒートシンクと、
前記素子に対し前記載置面と略直交する方向から跨るように装着されるクリップとを備え、
前記クリップは、前記素子の天面に沿って配置される基部と、前記基部の幅方向両端から前記素子の幅方向両側面に対向して突出し、かつ前記各取付孔のそれぞれに挿入されて抜け止め状態に係止される一対の弾性係止部とを有し、
前記ヒートシンクは、複数の前記取付孔の底部を連通し、かつ前記取付孔の深さ方向と交差する方向に延びてこのヒートシンクの外面に開口する連通孔を有し、前記弾性係止部の先端部が前記連通孔内に収容されることを特徴とする素子の取付構造。 - 前記ヒートシンクは、前記素子の前面に沿って突出し、前記素子の前方への遊動を規制する前方規制部を有し、前記クリップは、前記素子の後端から前記素子の後面に沿って突出し、前記素子の後方への遊動を規制する後方規制部を有している請求項1ないし3のいずれか1項記載の素子の取付構造。
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