JP4170382B1 - クリップ着脱工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】両手の入らないような狭い空間であっても容易にグロメットを固定しているクリップを着脱することが可能な、クリップ着脱工具を提供することを目的とする。
【解決手段】先端部近傍に周状の溝を有するシフトロッド40に装着され、該溝に挿入されるための穴を有する底面板20aと、該底面板にその端部で連結される上面板20bと、前記底面板にその端部で、前記上面板とは別に連結されるバネ部20cとを有するクリップ20を、前記シフトロッドの溝に着脱するための工具であって、シフトロッドに装着されたクリップの底面板と上面板の間に端部が挿入され、かつ先端部が前記連結部の内側に突き当たる基板1と、該基板と所定の位置で回動可能に連結され、クリップをシフトロッドに装着する際に、該クリップの底面板と上面板及びバネ部との連結部を該クリップの外側から押すための押え板2からなることを特徴とするクリップ着脱工具。
【選択図】図1

Description

本発明は、車に使用されるクリップを着脱するためのクリップ着脱工具に関する。
従来から、自動車の内部においては種々の締結部品が使用されている。
図4にその一つであるクリップ20の例を示す、このクリップは図に示すように略コの字形状を有する締結具であり(図4(b))、その構成部材は、底面板20aと上面板20bがその端部において連続して連結されている。更に、上面板の一部がバネ部20cとなっており、このバネ部も上面板と同様にその端部において底面板と連続して連結されている。
このバネ部20cと上面板20bの間には所定の隙間が設けられており(図4(a))、この為、バネ部と上面板は独立して、図のA方向に変位することが可能である(図4(d)参照)。また、底面板20aには図4(c)に示したように大小の穴を組み合わせた、いわゆるダルマ形状の穴が打ち抜かれている。
このクリップは前記上面板20bとバネ部20cが弾性(バネ性)を有する必要があるため、その材質は弾性のある金属であることが通例である。
次に図6を参照しながら、このクリップ20を使って、あるグロメット15を固定する状態を説明する。図6(b)から分かるようにこのグロメット15は、シフトロッド40と固定具30との連結部において使用されており、クリップ20はこのグロメットの振動等による脱落を防止する機能を有している。また、図5に示すようにグロメット15は略円筒の形状を有しており、その中心部は所定の径を有する穴15bが貫通しており(図5(a))、その外側壁には所定幅と深さの溝15aが形成されている。すなわち、固定具30はその設けられた穴を介して前記グロメットの溝15aにはめ込まれ、シフトロッド40の端部が前記グロメットの貫通穴15bに挿入された後に、クリップがシフトロッドの先端に切られた溝40a(図6(c))に挿入されることによってグロメットの脱落が防止されるという構造になっている。このとき、シフトロッドの端部はクリップの底面板のダルマ状の穴のうち、小さい穴の方を貫通している。また、同時に、シフトロッドの端部であるB部が、クリップのC部に突き当たった状態となっている(図6(a)、(b))。
このグロメットを交換したい場合には、クリップをまず外す必要がある。このクリップを外す場合、まず、ドライバー等の工具を使ってクリップの上面板20bを図6(b)のA方向に変位させつつ、図6(b)のD方向に移動させなければならない。このようにすることで、クリップの上面板のC部とシフトロッドの端部のB部との接触が解除されると共に、クリップのバネ部の弾性作用が緩和され、かつ、シフトレバーの端部が、クリップの底面板のダルマ状穴の大穴部に移動することが可能となるのである。
なお、例えば特許文献1には、クリップ取り外し工具の一例が開示されている。
特開平11−123665号公報
しかし、上記したようなクリップを外す作業はドライバー等の工具の挿入が容易に行えるような自動車内部の空間が存在する場合には可能であるが、実際には、作業者の両手が入るような空間が存在しない場合が多い。
図7に固定具30とシフトロッド40が連結されて実際に車で使用されている状態の一例を示す。固定具の他方の穴はトランスミッション60に連結され、シフトロッドは種々の機構を介してセレクトレバー50に連結されている。そして、本トランスミッションが車体に取り付いた状態で、前記グロメットを外すには、車体の底部から作業者が入り、片手を使って作業するというのが実際であり、仮にクリップを外すことが出来たとしても、その外されたクリップが飛んで紛失してしまうという問題があった。
本願の発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、両手の入らないような狭い空間であっても容易にグロメットを固定しているクリップを着脱することが可能なクリップ着脱工具を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するため、以下(1)〜(2)の構成を備えるものである。
(1)先端部近傍に周状の溝を有するシフトロッドに装着され、
前記溝に挿入されるための所定形状の穴を有する底面板と、
前記底面板にその端部で連結される上面板と、
前記底面板にその端部で、前記上面板とは別に連結されるバネ部とを有するクリップを、前記シフトロッドの溝に着脱するための工具であって、
先端部がU字形状となるような切欠きを有する基板と、
前記基板と所定の位置で回動可能に連結された側面形状がコの字形状を有する押え板とから構成され、
前記基板と前記押え板とが重なった位置で、前記基板の先端と前記押え板との間に所定の隙間が形成されることを特徴とするクリップ着脱工具。
(2)前記基板のU字形状の先端部がテーパ形状であることを特徴とする前記(1)記載のクリップ着脱工具。
本発明は、上記構成を有することで、車体の狭い空間に設置されたクリップを片手のみで着脱することが可能なクリップ着脱工具を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本実施例における、クリップ着脱工具10の構成に付いて図1を参照にしながら説明する。
まず、クリップ着脱工具は、基本的には基板1と押え板2によって構成され、この2つの部材は所定位置で回転可能に連結具3により連結されている(図1(a))。この基板1の長さは、作業者がクリップの装着された位置までこのクリップ着脱工具によりクリップの着脱が出来る程度の長さが有れば良い。さらに、この基板の先端部は、その形状がU字形状になるように切欠きが設けられており、その切欠きの両側の板状体の部分は、その端部においてテーパ形状を有しているものとする。
そして、上記押え板2は、板材を曲げて作成されたものであるが、その側面形状は、略コの字形状を有している。この押え板2を回転させて、基板と重ね合わせた状態とした場合には、図1(b)に示したように、所定の隙間Aが形成されるようになっている。
図2を参照しながら、クリップを外す場合のクリップ着脱工具の使用状況を説明する。
この場合には、着脱工具のうち押え板2の部材は使用しない。その為、押え具をクリップの外し作業の邪魔にならないよう作業前に所定の角度だけ回転させておく。場合によっては、この押え具を板状体から分離してしまっても良い。図では、押え板2は省略されている。
次に、クリップ着脱工具の基板1の先端部を装着されているクリップの底面板20aと上面板20bの間の空間に図のような略斜め方向から挿入する(図(a))。この場合、先端部はU字形状に切り欠かれている為、シフトロッドの先端部およびクリップのバネ部20cと干渉することはない。また、基板1の先端部はテーパ状になっている為、クリップの底面板と上面板の間の空間に基板1を容易に挿入することが可能である。
このように基板が挿入されると、図(b)に示したように基板のテーパ部ではない本体部の厚みによりクリップの上面板20bが押し上げられ、クリップのC部とシフトレバー先端部のB部との接触がまず解放される。そして、上記状態から基板をさらにE方向に押し込む(図(c))。こうすることで、シフトロッドの柱状先端部は、クリップの底面板のダルマ状穴の大きな穴部に移動すると同時にクリップのバネ部20cの押え力も同時に減少する。すなわち、この状態においては、クリップのバネ部が単にシフトレバーの柱状先端部の端面を押しているだけの状態となっているのである。
最後に、クリップが付いた基板を図の上方向に移動させ(図(d))、作業者の手許に引き寄せる。この際、クリップが基板1から脱落するということはない。クリップの上面板が基板に弾性を保持したまま密着しているからである。ただ、クリップのバネ部はいわゆる解放状態となっている。
このように、本実施例のクリップ着脱工具の基板の部分を使用すれば、片手しか入らない狭い作業空間しかない場合でも、クリップを容易に外すことが可能となる。
クリップを装着する場合の、クリップ着脱工具の使用状態を図3を参照しながら説明する。まず、クリップを工具の基板の先端部に装着する。この場合、押え板2は邪魔にならないよう回転された状態となっている。
クリップの押え板を回転させ、クリップの装着された基板1と押え板2が重なるようにする(図3(a))。このとき、クリップ20の端部と押え板2の間は少しの隙間があり、接触はしていない。
次にクリップの底面板のダルマ形状の穴の大きな穴部にシフトロッドの先端部を合わせるように、クリップが装着されたクリップ着脱工具をかぶせる(図3(b))。
クリップの底面板がシフトレバーの先端部の溝に入ったことを確認した後に、工具を図3(c)のG方向に引く。すると、クリップの先端が工具の押え板2によって拘束されている為、シフトロッドの先端部はクリップの底面板のダルマ形状の大穴部から小穴部に移動し、それと同時に、クリップのバネ部の弾性作用が発生するようになり、クリップがシフトロッド先端部にしっかりと固定されることになる。
固定が完了したことを確認した後に、クリップの押え具を所定角度だけ回転させ(図3(c))、そして、工具を図のG方向に抜き去る(図3(d))。
このように、片手しか入らない限定された作業空間しかない場合でも、本実施例のクリップ着脱工具を使用すれば簡単にクリップを装着することが可能となる。
(a)実施例のクリップ着脱工具を示す斜視図(b)実施例のクリップ着脱工具の側面図 実施例のクリップ着脱工具を使ってクリップを外す状態を示す図 実施例のクリップ着脱工具を使ってクリップを装着する状態を示す図 実施例のクリップ着脱工具の着脱の対象となるクリップを示す図 実施例のクリップにより固定されるグロメットを示す図 クリップがグロメットを固定している状態を示す図 クリップの使用状態を示す図
符号の説明
1 基板
2 押え板
3 連結具
10 クリップ着脱工具
15 グロメット
15a 溝
15b 貫通穴
20 クリップ
20a 底面板
20b 上面板
20c バネ部
30 固定具
40 シフトロッド
50 セレクトレバー
60 トランスミッション

Claims (2)

  1. 先端部近傍に周状の溝を有するシフトロッドに装着され、
    前記溝に挿入されるための所定形状の穴を有する底面板と、
    前記底面板にその端部で連結される上面板と、
    前記底面板にその端部で、前記上面板とは別に連結されるバネ部とを有するクリップを、前記シフトロッドの溝に着脱するための工具であって、
    先端部がU字形状となるような切欠きを有する基板と、
    前記基板と所定の位置で回動可能に連結された側面形状がコの字形状を有する押え板とから構成され、
    前記基板と前記押え板とが重なった位置で、前記基板の先端と前記押え板との間に所定の隙間が形成されることを特徴とするクリップ着脱工具。
  2. 前記基板のU字形状の先端部がテーパ形状であることを特徴とする請求項1記載のクリップ着脱工具。
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