JP5604875B2 - カーボネート化合物の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、含フッ素カーボネート化合物の新規製造方法に関する。
カーボネート化合物の製造方法としては、下記方法が知られている。
(1)触媒の存在下に、炭酸ガスとアルケンオキサイドとを反応させて環状カーボネートを製造する方法(たとえば、特許文献1参照)。
(2)ホスゲン(COCl)とアルコールとを反応させてジアルキルカーボネートまたは環状カーボネートを製造する方法(たとえば、特許文献2参照)。
(3)エステル交換反応触媒の存在下、環状カーボネートまたはジメチルカーボネートとアルコールとのエステル交換反応によって製造する方法(たとえば、非特許文献1参照)。
(4)クロロ蟻酸メチルとアルコールとの反応によって製造する方法(たとえば、特許文献2参照)。
しかし、(1)の方法では、環状カーボネートのみの製造しかできず、種々のカーボネート化合物をつくり分けることができない問題がある。
(2)の方法では、副生する塩化水素により製造設備が腐食する;ホスゲンは毒性を有する等の問題がある。
(3)の方法は、平衡反応であるため、目的物の収率を向上するためには大過剰のアルコールを用いなければならない;副生する非対称のカーボネート化合物の分離除去が困難である等の問題がある。
(4)の方法では、副生する塩化水素により製造設備が腐食する等の問題がある。
なお、ヘキサクロロアセトンとアルコールとを反応させた例としては、下記の例が報告されている。
(5)ヘキサクロロアセトンとメタノールとの反応でトリクロロアセテートを合成した例(非特許文献2)。
(6)ヘキサクロロアセトンと2−メチル−2−プロペン−1−オールとの室温以下の反応でジ(2−メチル−2−プロペン−1−イル)カーボネートの生成が確認された例(非特許文献3)。
(7)塩基触媒(強塩基と弱酸との塩)存在下にビシナルジオール化合物(プロピレングリコール等。)とヘキサクロロアセトンとの反応で環状のアルキレンカーボネートおよびクロロホルムが生成した例(特許文献3)。
(8)2族または3族の金属ハイドロシリケート触媒を用いてビシナルジオール化合物(プロピレングリコール等。)とヘキサクロロアセトンとの反応で環状のアルキレンカーボネートおよびクロロホルムが生成した例(特許文献4)。
しかし、ヘキサクロロアセトンと、含フッ素アルコールとの反応で、含フッ素カーボネート化合物を合成した例は知られていない。含フッ素アルコールは、フッ素原子の電子吸引性のため、OH基の酸解離度が高い化合物が多い。特に、OH基のβ位にフッ素原子を有する化合物はこの効果が大きい。そのため、含フッ素アルコールは、フッ素原子を有さないアルコールに比べ、ヘキサクロロアセトンとの反応性が極めて低くなることが予想される。
特開平07−206847号公報 特開昭60−197639号公報 米国特許第4353831号明細書 露国特許第2309935号明細書 Journal of Catalysis、2006年、第241巻、第1号、p.34−44 Analytical Chemistry、1983年、第55巻、第8号、p.1222−1225 Journal of Organic Chemistry、1979年、第44巻、第3号、p.359−363
本発明は、ホスゲン等の毒性の化合物を用いることなく、かつ塩化水素等の腐食性ガスを副生することなく、種々の含フッ素カーボネート化合物を高い収率で自由に作り分けることができる新規な製造方法を提供する。
本発明のカーボネート化合物の製造方法は、下式(1)で表される化合物と、下式(21)で表される化合物、もしくは下式(21)で表される化合物および下式(22)で表される化合物、または下式(23)で表される化合物とを反応させて、カーボネート結合を有する含フッ素化合物を得ることを特徴とする。
Figure 0005604875
式中、X〜Xは、それぞれ塩素原子を表し、X 〜Xは、それぞれ塩素原子を表し、R およびRは、それぞれ1価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、RおよびRは同一の基ではなく、Rは、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、前記式(21)で表される化合物、前記式(22)で表される化合物および前記式(23)で表される化合物が、α位にフッ素原子を有しない含フッ素脂肪族アルコールである
前記式(21)で表される化合物および式(22)で表される化合物は、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜10のポリフルオロアルカンモノオールであり前記式(23)で表される化合物が、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数3〜10のポリフルオロアルカンジオールであることが好ましい。
本発明のカーボネート化合物の製造方法においては、前記反応を触媒の存在下に行うことが好ましい。
前記触媒は、ハロゲン塩が好ましい。本明細書において、ハロゲン塩とは金属または有機のカチオンとハロゲンイオンとの塩を言う。
前記ハロゲン塩は、アルカリ金属のハロゲン塩、アルカリ土類金属のハロゲン塩、アンモニウムのハロゲン塩、第4級アンモニウムのハロゲン塩、およびハロゲン塩構造を有するイオン交換樹脂からなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
前記ハロゲン塩は、アルカリ金属のフッ化物であることが好ましい。
本発明のカーボネート化合物の製造方法においては、前記反応を前記触媒および助触媒の存在下に行い、前記助触媒が固体酸触媒であることが好ましい。
前記固体酸触媒は、酸点を有する金属酸化物、ヘテロポリ酸、および陽イオン交換樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
前記酸点を有する金属酸化物は、酸化セリウム(CeO/Ce)、シリカアルミナ(SiO・Al)、γ−アルミナ(Al)、シリカマグネシア(SiO・MgO)、ジルコニア(ZrO)、シリカジルコニア(SiO・ZrO)、ZnO・ZrO、およびAl・Bからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物は、下式(31)で表わされる化合物または下式(32)で表わされる化合物であることが好ましい。
Figure 0005604875
式中、RおよびRは、それぞれ1価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表す、但しRおよびRは同一の基ではない。
前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物が、下式(3a)で表わされる環状カーボネート化合物または下式(3b)で表わされる線状カーボネート化合物であることが好ましい。
Figure 0005604875
式中、Rは、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、nは、1〜1000の整数を表す。
前記式(21)で表される化合物および式(22)で表される化合物は、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、2,2−ジフルオロ−2−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCHOH)、2,2−ジフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCFOCFCHOH)、2,3,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)プロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CFOCF(CF)CHOH)および2,2,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CHOH)からなる群から選ばれることが好ましい。
前記式(23)で表される化合物は、3,3,3−トリフルオロ−1,2−プロパンジオール、4,4,4,3,3−ペンタフルオロ−1,2−ブタンジオール、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3-ブタンジオール、3,3,4,4−テトラフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1,8−オクタンジオールおよび下式(X)で表される化合物からなる群から選ばれることが好ましい。
HO−CHCF−(CFCFO)−CFCH−OH ・・・(X)
式中、mは2〜30の整数である。mは、4〜10が好ましい。
本発明のカーボネート化合物の製造方法においては、前記反応を、生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施することが好ましい。
本発明のカーボネート化合物の製造方法によれば、ホスゲン等の毒性の化合物を用いることなく、かつ塩化水素等の腐食性ガスを副生することなく、種々の含フッ素カーボネート化合物を高い収率で自由に作り分けることができる。また、環状含フッ素カーボネートに加えて、末端に反応性官能基を有する含フッ素カーボネートのオリゴマーまたはポリマーを容易に製造できる。
本明細書においては、式(1)で表される化合物を化合物(1)と記す。他の式で表される化合物も同様に記す。
また、本明細書においては、含フッ素化合物とは、フッ素原子を有する化合物を意味する。
<カーボネート化合物>
本発明の製造方法で得られるカーボネート化合物は、カーボネート結合(−O−C(=O)−O−)を有する含フッ素化合物である。
該カーボネート化合物としては、化合物(31)、化合物(32)、化合物(3a)、化合物(3b)、及び末端OH基を2個超有する分岐状カーボネート化合物(以下、分岐状カーボネート化合物と記す。)が挙げられる。
Figure 0005604875
(化合物(31))
は、1価の含フッ素脂肪族炭化水素基または1価の含フッ素芳香族炭化水素基を表す。左右のRは、同一の基である。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、環状であってもよい。
は、置換基を有していてもよい。該置換基としては、化合物(31)の有用性の点から、ハロゲン原子(ただし、フッ素原子を除く。)が好ましい。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基としては、化合物(31)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜10のポリフルオロアルキル基が好ましい。炭素数2〜10のポリフルオロアルキル基におけるアルキル基としては、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、またはn−ペンチル基が好ましく、エーテル性の酸素原子を有するポリフルオロアルキル基におけるアルキル基としては、(エトキシ(エトキシ))エチル基、(エトキシ(エトキシ(エトキシ)))エチル基、(プロポキシ)プロピル基、(プロポキシ(プロポキシ))プロピル基が好ましい。
1価の含フッ素芳香族炭化水素基は、芳香核に脂肪族炭化水素基や芳香族炭化水素基の置換基を有してもよい。
1価の含フッ素芳香族炭化水素基としては、含フッ素フェニル基、含フッ素メチルフェニル基、含フッ素エチルフェニル基、含フッ素ナフチル基等が挙げられ、化合物(31)の有用性の点から、含フッ素フェニル基が好ましい。
(化合物(32))
およびRは、それぞれ1価の含フッ素脂肪族炭化水素基または1価の含フッ素芳香族炭化水素基を表す。但しRおよびRは同一の基ではない。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、環状であってもよい。
およびRは、置換基を有していてもよい。該置換基としては、化合物(32)の有用性の点から、ハロゲン原子(ただし、フッ素原子を除く。)が好ましい。
1価の含フッ素脂肪族炭化水素基としては、化合物(32)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜10のポリフルオロアルキル基が好ましい。炭素数2〜10のポリフルオロアルキル基におけるアルキル基としては、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、またはn−ペンチル基が好ましく、エーテル性の酸素原子を有するポリフルオロアルキル基におけるアルキル基としては、(エトキシ(エトキシ))エチル基、(エトキシ(エトキシ(エトキシ)))エチル基、(プロポキシ)プロピル基、(プロポキシ(プロポキシ))プロピル基が好ましい。
1価の含フッ素芳香族炭化水素基は、芳香核に脂肪族炭化水素基や芳香族炭化水素基の置換基を有してもよい。
1価の含フッ素芳香族炭化水素基としては、炭素数6〜16の芳香族炭化水素基が好ましい。
1価の含フッ素芳香族炭化水素基としては、含フッ素フェニル基、含フッ素メチルフェニル基、含フッ素エチルフェニル基、含フッ素ナフチル基等が挙げられ、化合物(32)の有用性の点から、含フッ素フェニル基が好ましい。
非対称型の化合物(32)は、対称型の化合物(31)に比べ、融点が低くなることが知られており、溶媒等に用いる場合に優位になることが予測される。
(化合物(3a))
化合物(3a)は、環状カーボネート化合物である。
は、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基または2価の含フッ素芳香族炭化水素基を表す。
2価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい。
2価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、環状であってもよい。
は、置換基を有していてもよい。該置換基としては、化合物(3a)の有用性の点から、ハロゲン原子(ただし、フッ素原子を除く。)が好ましい。
としては、化合物(3a)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数3〜10のポリフルオロアルキレン基が好ましい。炭素数3〜10のポリフルオロアルキレン基におけるアルキレン基としては、−CHCH(CH)−、−CHCH(C)−または−CHCHCH−が好ましい。
化合物(3a)としては、下記化合物の水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した化合物が好ましい。
1,2−プロピレンカーボネート、1,3−プロピレンカーボネート、または1,2−ブチレンカーボネート。
(化合物(3b))
化合物(3b)は、末端に反応性基であるOH基を有するオリゴマーまたはポリマーである。
は、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基または2価の含フッ素芳香族炭化水素基を表す。化合物(3b)中に複数のRが存在する場合、Rは、1種のみであってもよく、2種以上であってもよい。
2価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい。
2価の含フッ素脂肪族炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐状であってもよく、環状であってもよい。
は、置換基を有していてもよい。該置換基としては、化合物(3b)の有用性の点から、ハロゲン原子(ただし、フッ素原子を除く。)が好ましい。
としては、化合物(3b)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数3〜64のポリフルオロアルキレン基が好ましく、炭素数3〜14のポリフルオロアルキレン基がより好ましく、炭素数3〜10のポリフルオロアルキレン基が最も好ましい。炭素数3〜10のポリフルオロアルキレン基におけるアルキレン基としては、−CHCHCH(CH)CHCH−、−CHCHCHCHCHCH−、−CHCHCHCH−、−CHCHCH−が好ましい。エーテル性の酸素原子を有するポリフルオロアルキレン基におけるアルキレン基としては、下式(XI)で表される基が好ましい。
−CHCHO−(CHCHO)−CHCH− ・・・(XI)。
式中、mは2〜30の整数である。mは、4〜10が好ましい。
また、Rとしては、下式(4)で表される基の水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した基が好ましい。
Figure 0005604875
式(3b)におけるnは、1〜1000の整数を表し、5〜100の整数が好ましく、10〜50の整数がより好ましい。なお、化合物(3b)は、反応生成物としては、通常、n数の異なる化合物の混合物として得られる。
化合物(3b)としては、下記化合物の水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した化合物が好ましい。
ポリ(1,3−プロピレンカーボネート)、ポリ(1,4−ブチレンカーボネート)、ポリ(3−メチル−1,5−ペンチレンカーボネート)、ポリ(1,6−ヘキシレンカーボネート)、ポリ(ポリエチレンオキシド−α,ω−カーボネート)、これらの繰り返し単位を有する共重合体。
(分岐状カーボネート化合物)
分岐状カーボネート化合物としては、2個超の末端OH基を有する、分岐状オリゴマー、分岐状ポリマー等が挙げられる。ここで、2個超の末端OH基を有する分岐状カーボネート化合物としては、末端OH基を3個以上有するもの、および、上記の末端OH基を2個有するものと3個以上の有するものとの混合物が挙げられる。混合物の場合には、OH基の数は平均値で判断し、「2個超」とは、たとえば、2.05個、2.1個等を示す。
<カーボネート化合物の製造方法>
本発明のカーボネート化合物の製造方法は、必要に応じて触媒の存在下に、化合物(1)とOH基を1個有する含フッ素化合物またはOH基を2個以上有する含フッ素化合物とを反応させて、カーボネート化合物を得る方法である。
Figure 0005604875
(化合物(1))
〜Xは、それぞれ水素原子またはハロゲン原子を表し、X〜Xのうち少なくとも1つはハロゲン原子である。
〜Xは、それぞれ水素原子またはハロゲン原子を表し、X〜Xのうち少なくとも1つはハロゲン原子である。
〜Xは、すべてハロゲン原子であることが好ましく、フッ素原子または塩素原子がより好ましく、副生物としてクロロホルムが得られる点から、すべて塩素原子であることが最も好ましい。
化合物(1)としては、ヘキサクロロアセトン、ペンタクロロアセトン、テトラクロロアセトン、1,1,2−トリクロロアセトン、ヘキサフルオロアセトン、ペンタフルオロアセトン、1,1,3,3−テトラフルオロアセトン、1,1,2−トリフルオロアセトン、1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−ジフルオロアセトン、1,1,1−トリクロロ−3,3,3−トリフルオロアセトン、1,1,3,3−テトラクロロ−1,3−ジフルオロアセトン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトラフルオロアセトン、テトラブロモアセトン、ペンタブロモアセトン、ヘキサブロモアセトン等が挙げられ、工業的に有用なクロロホルムを高収率で併産できる点から、ヘキサクロロアセトンが好ましい。
化合物(1)のうち、クロロアセトン類は、特公昭60−52741号公報、特公昭61−16255号公報に記載された、アセトンを塩素化する方法により容易に製造できる。また、米国特許第6235950号明細書に記載された、クロロアセトン類をフッ化水素によってフッ素化する方法によって、容易に部分フッ素化化合物を製造できる。
(触媒)
本発明のカーボネート化合物の製造方法においては、触媒の存在下に、前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物を得ることが好ましい。触媒を用いることにより、反応をより効率的に行うことができ、収率を向上できる。
触媒としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属;アルカリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物;アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物;相関移動触媒;アルカリ金属のハロゲン塩;アルカリ土類金属のハロゲン塩:アンモニウムのハロゲン塩;イオン交換樹脂;スズ、チタン、アルミニウム、タングステン、モリブデン、ジルコニウムおよび亜鉛からなる群から選ばれる1種以上の金属の化合物;およびエステル交換反応触媒からなる群から選ばれる1種以上が挙げられる。
アルカリ金属としては、Li、Na、K、Rb、Cs等が挙げられる。
アルカリ土類金属としては、Be、Ca、Sr等が挙げられる。
アルカリ金属水素化物としては、LiH、NaH、KH、RbH、CsH等が挙げられる。
アルカリ土類金属水素化物としては、BeH、CaH、SrH等が挙げられる。
アルカリ金属水酸化物としては、LiOH、NaOH、KOH、RbOH、CsOH等が挙げられる。
アルカリ土類金属水酸化物としては、Be(OH)、Ca(OH)、Sr(OH)等が挙げられる。
相関移動触媒としては、第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩、第4級アルソニウム塩、スルホニウム塩が挙げられる。
第4級アンモニウム塩としては、化合物(5)が挙げられる。
Figure 0005604875
式中、R11〜R14は、それぞれ炭化水素基を表し、Yは、陰イオンを表す。
11〜R14としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アラルキル基等が挙げられ、アルキル基、アリール基またはアラルキル基が好ましい。
11〜R14の合計の炭素数は、R11121314の1分子あたり、4〜100が好ましい。
11〜R14は、それぞれ同じ基であってもよく、異なる基であってもよい。
11〜R14は、反応条件下に不活性な官能基で置換されていてもよい。該不活性な官能基としては、反応条件に応じて異なるが、ハロゲン原子、エステル基、ニトリル基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
11〜R14は、互いに連結して、複素環(含窒素複素環等。)を形成してもよい。
11〜R14は、高分子化合物の一部であってもよい。
11121314としては、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラ−n−プロピルアンモニウムイオン、テトラ−n−ブチルアンモニウムイオン、トリ−n−オクチルメチルアンモニウムイオン、セチルトリメチルアンモニウムイオン、ベンジルトリメチルアンモニウムイオン、ベンジルトリエチルアンモニウムイオン、セチルベンジルジメチルアンモニウムイオン、セチルピリジニウムイオン、n−ドデシルピリジニウムイオン、フェニルトリメチルアンモニウムイオン、フェニルトリエチルアンモニウムイオン、N−ベンジルピコリニウムイオン、ペンタメトニウムイオン、ヘキサメトニウムイオン等が挙げられる。
としては、塩素イオン、フッ素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン、硫酸水素イオン、水酸イオン、酢酸イオン、安息香酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン等が挙げられ、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸水素イオンまたは水酸イオンが好ましい。
化合物(5)としては、化合物(5)の汎用性および反応性の点から、下記R11121314と、下記Yとの組み合わせが好ましい。
11121314:テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラ−n−プロピルアンモニウムイオン、テトラ−n−ブチルアンモニウムイオンまたはトリ−n−オクチルメチルアンモニウムイオン。
:フッ素イオン、塩素イオンまたは臭素イオン。
第4級ホスホニウム塩としては、化合物(6)が挙げられる。
Figure 0005604875
式中、R21〜R24は、それぞれ炭化水素基を表し、Yは、陰イオンを表す。
21〜R24としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アラルキル基等が挙げられ、アルキル基、アリール基またはアラルキル基が好ましい。
21〜R24の合計の炭素数は、R21222324の1分子あたり、4〜100が好ましい。
21〜R24は、それぞれ同じ基であってもよく、異なる基であってもよい。
21〜R24は、反応条件下に不活性な官能基で置換されていてもよい。該不活性な官能基としては、反応条件に応じて異なるが、ハロゲン原子、エステル基、ニトリル基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
21222324としては、テトラエチルホスホニウムイオン、テトラ−n−ブチルホスホニウムイオン、トリ−n−オクチルエチルホスホニウムイオン、セチルトリエチルホスホニウムイオン、セチルトリ−n−ブチルホスホニウムイオン、n−ブチルトリフェニルホスホニウムイオン、n−アミルトリフェニルホスホニウムイオン、メチルトリフェニルホスホニウムイオン、ベンジルトリフェニルホスホニウムイオン、テトラフェニルホスホニウムイオン等が挙げられる。
としては、塩素イオン、フッ素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン、硫酸水素イオン、水酸イオン、酢酸イオン、安息香酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン等が挙げられ、フッ素イオン、塩素イオンまたは臭素イオンが好ましい。
第4級アルソニウム塩としては、化合物(7)が挙げられる。
Figure 0005604875
式中、R31〜R34は、それぞれ炭化水素基を表し、Yは、陰イオンを表す。
31〜R34としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アラルキル基等が挙げられ、アルキル基、アリール基またはアラルキル基が好ましい。
31〜R34の合計の炭素数は、R31323334Asの1分子あたり、4〜100が好ましい。
31〜R34は、それぞれ同じ基であってもよく、異なる基であってもよい。
31〜R34は、反応条件下に不活性な官能基で置換されていてもよい。該不活性な官能基としては、反応条件に応じて異なるが、ハロゲン原子、エステル基、ニトリル基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
化合物(7)としては、トリフェニルメチルアルソニウムフロライド、テトラフェニルアルソニウムフロライド、トリフェニルメチルアルソニウムクロライド、テトラフェニルアルソニウムクロライド、テトラフェニルアルソニウムブロマイド、これらの高分子誘導体等が挙げられる。
スルホニウム塩としては、化合物(8)が挙げられる。
Figure 0005604875
式中、R41〜R43は、それぞれ炭化水素基を表し、Yは、陰イオンを表す。
41〜R43としては、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アリール基、アルキルアリール基、アラルキル基等が挙げられ、アルキル基、アリール基またはアラルキル基が好ましい。
41〜R43の合計の炭素数は、R414243の1分子あたり、4〜100が好ましい。
41〜R43は、それぞれ同じ基であってもよく、異なる基であってもよい。
41〜R43は、反応条件下に不活性な官能基で置換されていてもよい。該不活性な官能基としては、反応条件に応じて異なるが、ハロゲン原子、エステル基、ニトリル基、アシル基、カルボキシル基、アルコキシル基等が挙げられる。
41〜R43は、互いに連結して、複素環(含窒素複素環等。)を形成してもよい。
41〜R43は、高分子化合物の一部であってもよい。
としては、各種陰イオンが挙げられ、ハロゲンイオンが好ましく、フッ素イオン、塩素イオンまたは臭素イオンがより好ましい。
化合物(8)としては、ジ−n−ブチルメチルスルホニウムアイオダイド、トリ−n−ブチルスルホニウムテトラフルオロボレート、ジヘキシルメチルスルホニウムアイオダイド、ジシクロヘキシルメチルスルホニウムアイオダイド、ドデシルメチルエチルスルホニウムクロライド、トリス(ジエチルアミノ)スルホニウムジフルオロトリメチルシリケート等が挙げられる。
アルカリ金属のハロゲン塩としては、LiF、LiCl、LiBr、NaF、NaCl、NaBr、KF、KCl、KBr、RbF、RbCl、RbBr、CsF、CsCl、CsBr等が挙げられる。
アルカリ土類金属のハロゲン塩としては、BeF、BeCl、BeBr、CaF、CaCl、CaBr、SrF、SrCl、SrBr等が挙げられる。
アンモニウムのハロゲン塩としては、NHF、NHCl、NHBr等が挙げられる。
イオン交換樹脂としては、陽イオン型イオン交換樹脂、陰イオン型イオン交換樹脂が挙げられる。市販品としては、ダイヤイオン(登録商標)シリーズ(三菱化学社製)、アンバーライト(登録商標)シリーズ(ローム・アンド・ハース社製)、アンバーリスト(登録商標)シリーズ(ローム・アンド・ハース社製)等が挙げられる。
イオン交換樹脂としては、反応速度の点から、ハロゲンイオンを陰イオンとする陰イオン型イオン交換樹脂(ハロゲン塩構造を有するイオン交換樹脂)が好ましい。
スズ、チタン、アルミニウム、タングステン、モリブデン、ジルコニウムおよび亜鉛からなる群から選ばれる1種以上の金属の化合物としては、チタン化合物(テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート、テトラメチルチタネート等。)、有機スズ化合物(オクチル酸スズ、モノブチルスズオキシド、モノブチルスズトリス(2−エチルヘキサノエート)、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズラウレート、ジブチルスズジアセテート、モノブチルスズヒドロキシオキサイド等。)、酸化第1スズ、ハロゲン化スズ(塩化第1スズ、臭化第1スズ、ヨウ化第1スズ等。)、塩化アルミニウム等が挙げられる。
エステル交換反応触媒としては、アルカリまたは酸触媒(アルカリ金属のアルコラート、ブチルリチウム、パラトルエンスルホン酸、硫酸、過塩素酸、BF等。)等が挙げられる。
触媒としては、工業的に用いる際の取り扱いやすさ、反応活性、目的物の選択性の点から、ハロゲン塩が好ましい。
ハロゲン塩としては、アルカリ金属のハロゲン塩、アルカリ土類金属のハロゲン塩、アンモニウムのハロゲン塩、第4級アンモニウムのハロゲン塩、およびハロゲン塩構造を有するイオン交換樹脂からなる群から選ばれる1種以上が好ましい。
該ハロゲン塩としては、反応性、工業的なスケールでの利用の点で、アルカリ金属のフッ化物(NaF、KF等。)または第4級アンモニウムブロミドが好ましい。
該ハロゲン塩は、金属酸化物または複合酸化物に担持させてもよい。該化合物としては、ソーダライム等が挙げられる。
(助触媒)
本発明のカーボネート化合物の製造方法においては、触媒および助触媒の存在下に、前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物を得ることが好ましい。助触媒を用いることにより、触媒活性を向上できる。
助触媒としては、固体酸触媒を用いる。
固体酸触媒としては、酸点を有する金属酸化物、ヘテロポリ酸、および陽イオン交換樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
酸点を有する金属酸化物としては、SiO・Al、SiO・MgO、SiO・ZrO、Al・B、Al、ZrO、ZnO・ZrO、CeO、Ce、各種ゼオライト等が挙げられ、酸強度および反応選択性の点から、酸化セリウム(CeO/Ce)、シリカアルミナ(SiO・Al)、γ−アルミナ(Al)、シリカマグネシア(SiO・MgO)、ジルコニア(ZrO)、シリカジルコニア(SiO・ZrO)、ZnO・ZrO、およびAl・Bからなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
(化合物(31)の製造方法)
化合物(31)は、必要に応じて触媒の存在下に、化合物(1)と化合物(21)とを反応させることによって製造される。
Figure 0005604875
化合物(21)としては、1価の含フッ素脂肪族アルコール、1価の含フッ素フェノール類が挙げられる。
1価の含フッ素脂肪族アルコールとしては、工業的に用いる上での汎用性の点から、含フッ素飽和脂肪族アルコールが好ましく、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜10のポリフルオロアルカンモノオールがより好ましい。
炭素数2〜10のポリフルオロアルカンモノオールとしては、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、3,3,3−トリフルオロプロパノール、3−フルオロプロパノール、2−フルオロプロパノール、2−メチル−2−フルオロエタノール、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタノール、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンタノール、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキサノール、2,2−ジフルオロ−2−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCHOH)、2,2−ジフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCFOCFCHOH)、2,3,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)プロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CFOCF(CF)CHOH)、2,2,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CHOH)等が挙げられる。
1価の含フッ素脂肪族アルコールとしては、化合物(31)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜6のポリフルオロアルカンモノオールがより好ましい。具体的には、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、3,3,3−トリフルオロプロパノール、3−フルオロプロパノール、2−フルオロプロパノール、2−メチル−2−フルオロエタノール、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、2,2−ジフルオロ−2−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCHOH)、2,2,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CHOH)がより好ましく、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、が最も好ましい。
1価の含フッ素フェノール類としては、化合物(31)の有用性の点から、含フッ素フェノールが好ましい。
化合物(21)の最初の仕込みのモル数と、化合物(1)の最初の仕込みのモル数との比(化合物(21)/化合物(1))は、化合物(31)の収率を向上させる点から、1超が好ましく、1.5以上がより好ましく、2以上が特に好ましい。該比を1超とすることにより、反応の平衡を化合物(31)側にずらして反応収率を向上させる。
反応に触媒を用いる場合の触媒の量は、触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
反応に助触媒を用いる場合の助触媒の量は、助触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の助触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
化合物(21)は、化合物(1)との相溶性が低いものが多いため、反応初期は不均一系の反応となることがある。よって、反応の際には、反応を促進させる目的で、溶媒を用いてもよい。ただし、反応器の容積効率、溶媒分離工程時の目的物のロスを考えると、可能であれば無溶剤で反応を実施することが好ましい。
溶剤としては、反応温度で安定に存在し、原料の溶解性が高いものであればよく、反応後に蒸留によって化合物(1)、化合物(21)、化合物(31)および副生物と分離できる点から、これら化合物と沸点が異なる溶媒を用いること、または、化合物(31)を溶媒として用いることが好ましい。
溶媒としては、沸点の異なるカーボネート化合物、化合物(31)、比較的沸点の高いエーテル類等が好ましく、具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジオクチルカーボネート、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等が挙げられる。
溶媒の量は、溶媒を用いる効果を考えると、基質の濃度が10〜80質量%となるような量が好ましい。ただし、溶媒を用いる効果があまり認められない基質の場合は、分離の点から、無溶媒(基質濃度100質量%)が好ましい。
本発明おいては、化合物(1)と化合物(21)との反応の少なくとも一部を、40〜200℃の反応温度で実施することが好ましい。
該反応温度が40℃未満では、カーボネート化合物の収率が極めて低くなる。該反応温度が200℃を超えると、原料として用いる化合物(1)の分解による収率低下が著しくなる。反応温度が前記範囲にあると、工業的に実施可能な反応速度でカーボネート化合物を高い収率で製造できる。
該反応温度は、40〜160℃がより好ましく、50〜150℃がさらに好ましく、60〜140℃が特に好ましい。
反応を、反応初期と反応後期とで異なる反応温度で実施することにより、反応の効率を改善できる。これは、化合物(1)の2つの官能基の置換反応が段階的に進行し、1段目の置換反応の反応速度が速く、これに比べ2段目の置換反応の反応速度が遅いためである。1段目の置換反応は、0〜100℃程度の比較的低い温度で容易に進行し、しばし激しい発熱を伴う反応となるため、反応初期は比較的低温で反応を進行させることが好ましい。2段目の置換反応は、50〜200℃程度の比較的高い温度で実施することが反応速度の点からは好ましい。
反応圧力は、通常は大気圧である。反応温度での化合物(21)の蒸気圧によっては、加圧することが好ましい。
本反応においては、反応の進行に伴い、低沸点のハロゲン化メタンであるCHXおよび/またはCHX(クロロホルム等。)が生成する。よって、反応の平衡を化合物(31)側にずらして反応収率を向上させ、反応を化学量論的に完結させるためには、反応系中から生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施することが好ましい。
ハロゲン化メタンを留去する方法としては、容易に実施できる点から、ハロゲン化メタンが化合物(21)、化合物(31)に比べ沸点が低いことを利用した反応蒸留形式が好ましい。
(化合物(32)の製造方法)
化合物(32)は、必要に応じて触媒の存在下に、化合物(1)と化合物(21)とを反応させて化合物(11a)および/または化合物(11b)(以下、化合物(11a)および化合物(11b)をまとめて化合物(11)と記す。)を得た後、化合物(11)と化合物(22)とを反応させることによって製造することが好ましい。
Figure 0005604875
また、化合物(1)と化合物(21)と化合物(22)とを同時に反応させてもよい。
該場合には、化合物(32)と化合物(31)と化合物(33)とが混合物として得られる。
Figure 0005604875
化合物(22)としては、上述の1価の含フッ素脂肪族アルコール、1価の含フッ素フェノール類が挙げられる。ただし、化合物(22)としては、化合物(21)とは異なるアルコールを用いる。
1価の含フッ素脂肪族アルコールとしては、化合物(32)の有用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜6のフルオロアルカンモノオールが好ましく、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜4のフルオロアルカンモノオールがより好ましい。
炭素数2〜6のフルオロアルカンモノオールとしては、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、3,3,3−トリフルオロプロパノール、3−フルオロプロパノール、2−フルオロプロパノール、2−メチル−2−フルオロエタノール、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、2,2−ジフルオロ−2−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCHOH)、2,2,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CHOH)が好ましい。
炭素数2〜4のフルオロアルカンモノオールとしては、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノールが好ましい。
1価の含フッ素フェノール類としては、化合物(32)の有用性の点から、含フッ素フェノールが好ましい。
化合物(21)および化合物(22)の最初の仕込みのモル数と、化合物(1)の最初の仕込みのモル数との比((化合物(21)+化合物(22))/化合物(1))は、1超が好ましく、1.5以上がより好ましく、2以上が特に好ましい。
また、化合物(32)の収率を向上させる点から、まず、化合物(1)に対して化合物(21)を1倍モル以下で反応させることによって化合物(11)を選択的に生成させた後に、化合物(11)に対して化合物(22)を1〜2倍モルで反応させることが好ましい。化合物(22)が1倍モル未満では、目的物である化合物(32)の収率が低下してしまい、2倍モル超では生成した化合物(32)と化合物(22)とのエステル交換反応により、化合物(33)が生成してしまうために目的物である化合物(32)の収率が低下してしまう。
反応に触媒を用いる場合の触媒の量は、触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
反応に助触媒を用いる場合の助触媒の量は、助触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の助触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
化合物(21)および化合物(22)は、化合物(1)および化合物(11)との相溶性が低いものが多いため、反応初期は不均一系の反応となることがある。よって、反応の際には、反応を促進させる目的で、溶媒を用いてもよい。ただし、反応器の容積効率、溶媒分離工程時の目的物のロスを考えると、可能であれば無溶剤で反応を実施することが好ましい。
溶剤としては、反応温度で安定に存在し、原料の溶解性が高いものであればよく、反応後に蒸留によって化合物(1)、化合物(11)、化合物(21)、化合物(22)、化合物(32)および副生物と分離できる点から、これら化合物と沸点が異なる溶媒を用いること、または、化合物(32)を溶媒として用いることが好ましい。
溶媒としては、沸点の異なるカーボネート化合物、化合物(32)、比較的沸点の高いエーテル類等が好ましく、具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジオクチルカーボネート、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等が挙げられる。
溶媒の量は、溶媒を用いる効果を考えると、基質の濃度が10〜80質量%となるような量が好ましい。ただし、溶媒を用いる効果があまり認められない基質の場合は、分離の点から、無溶媒(基質濃度100質量%)が好ましい。
本発明おいては、化合物(1)と化合物(21)および/または化合物(22)との反応の少なくとも一部を、40〜200℃の反応温度で実施することが好ましい。
該反応温度が40℃未満では、カーボネート化合物の収率が極めて低くなる。該反応温度が200℃を超えると、原料として用いる化合物(1)の分解による収率低下が著しくなる。反応温度が前記範囲にあると、工業的に実施可能な反応速度でカーボネート化合物を高い収率で製造できる。
該反応温度は、40〜160℃がより好ましく、50〜150℃がさらに好ましく、60〜140℃が特に好ましい。
反応を、反応初期と反応後期とで異なる反応温度で実施することにより、反応の効率を改善できる。すなわち、化合物(1)に対して化合物(21)を反応させて化合物(11)を生成する反応は、化合物(11)の収率を向上させる点から、40℃以下の反応温度で実施することが好ましい。40℃超でも反応を実施できるが、反応が激しすぎるために副生物が増加したり、2置換体である化合物(31)が生成してしまうことによって目的物の収率が低下したりすることがある。40℃以下の反応温度で化合物(1)と化合物(21)とを反応させる場合、化合物(21)を化合物(1)に対して1倍モル以上で反応させても化合物(11)を選択的に合成できる。ただし、つぎの化合物(22)を反応させる前に、未反応の化合物(21)を反応系中から除去した後に反応を実施しないと、化合物(31)が副生することによって目的物である化合物(32)の収率低下の原因となる。
化合物(11)と化合物(22)との反応は、40〜200℃の反応温度で実施することが好ましく、50〜200℃の反応温度で実施することがより好ましい。
このように、1段目の反応速度と2段目の反応速度との差が大きいため、中間物として化合物(11)を容易に合成、単離でき、該反応速度の差を利用して、従来選択的な合成が困難であった非対称型の化合物(22)を選択的に合成できるという利点を有している。
反応圧力は、通常は大気圧である。反応温度での化合物(21)および化合物(22)の蒸気圧によっては、加圧することが好ましい。
本反応においては、反応の進行に伴い、低沸点のハロゲン化メタンであるCHXおよび/またはCHX(クロロホルム等。)が生成する。よって、反応の平衡を化合物(11)および化合物(32)側にずらして反応収率を向上させ、反応を化学量論的に完結させるためには、反応系中から、生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施することが好ましい。
ハロゲン化メタンを留去する方法としては、容易に実施できる点から、ハロゲン化メタンが化合物(21)、化合物(11)、化合物(22)、化合物(32)に比べ沸点が低いことを利用した反応蒸留形式が好ましい。
(化合物(3a)、化合物(3b)の製造方法)
化合物(3a)、化合物(3b)は、必要に応じて触媒の存在下に、化合物(1)と化合物(23)とを反応させることによって製造される。
Figure 0005604875
化合物(23)としては、2価の含フッ素脂肪族アルコール、2価の含フッ素フェノール類が挙げられる。
2価の含フッ素脂肪族アルコールとしては、工業的に用いる上での汎用性の点から、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数3〜64のポリフルオロアルカンジオールが好ましく、3〜14のポリフルオロアルカンジオールがより好ましく、3〜10のポリフルオロアルカンジオールが最も好ましい。
2価の含フッ素脂肪族アルコールとしては、化合物(3a)、化合物(3b)の有用性の点から、3,3,3−トリフルオロ−1,2−プロパンジオール、4,4,4,3,3−ペンタフルオロ−1,2−ブタンジオール、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3−ブタンジオール、3,3,4,4−テトラフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1,8−オクタンジオール、下式(X)で表される化合物がより好ましい。
HO−CHCF−(CFCFO)−CFCH−OH ・・・(X)
式中、mは2〜30の整数である。
2価の含フッ素フェノール類としては、テトラフルオロヒドロキノン、テトラフルオロレゾルシノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン〔ビスフェノールAF〕等が挙げられ、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、テトラフルオロヒドロキノンまたはテトラフルオロレゾルシノールが好ましい。
目的物が化合物(3a)の場合、基質(原料物質)の割合は、化合物(1)に対して化合物(23)は0.1〜10倍モルが好ましく、反応効率や収率の点から、0.5〜2倍モルがより好ましい。
目的物が化合物(3b)の場合、基質の割合は、化合物(3b)の分子量によって異なるが、化合物(1)に対して化合物(23)は0.5〜2倍モルが好ましく、0.75〜1.5倍モルがより好ましい。
反応に触媒を用いる場合の触媒量は、触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
反応に助触媒を用いる場合の助触媒の量は、助触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の助触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
化合物(23)は、化合物(1)との相溶性が低いものが多いため、反応初期は不均一系の反応となることがある。よって、反応の際には、反応を促進させる目的で、溶媒を用いてもよい。ただし、反応器の容積効率、溶媒分離工程時の目的物のロスを考えると、可能であれば無溶剤で反応を実施することが好ましい。
溶剤としては、反応温度で安定に存在し、原料の溶解性が高いものであればよく、反応後に蒸留によって化合物(1)、化合物(23)、化合物(3a)、化合物(3b)および副生物と分離できる点から、これら化合物と沸点が異なる溶媒を用いること、または、化合物(3a)を溶媒として用いることが好ましい。
溶媒としては、沸点の異なるカーボネート化合物、化合物(3a)、比較的沸点の高いエーテル類等が好ましく、具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジオクチルカーボネート、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等が挙げられる。
溶媒の量は、溶媒を用いる効果を考えると、基質の濃度が10〜80質量%となるような量が好ましい。ただし、溶媒を用いる効果があまり認められない基質の場合は、分離の点から、無溶媒(基質濃度100質量%)が好ましい。
反応温度は、基質、触媒等によって異なるが、通常、0〜200℃である。
反応を、反応初期と反応後期とで異なる反応温度で実施することにより、反応の効率を改善できる。これは、化合物(1)の2つの官能基の置換反応が段階的に進行し、1段目の置換反応の反応速度が速く、これに比べ2段目の置換反応の反応速度が遅いためである。1段目の置換反応は、0〜100℃程度の比較的低い温度で容易に進行し、しばし激しい発熱を伴う反応となるため、反応初期は比較的低温で反応を進行させることが好ましい。2段目の置換反応は、50〜200℃程度の比較的高い温度で実施することが反応速度の点からは好ましい。
なお、目的物がアルキル置換エチレンカーボネートのような安定な5員環構造を有する場合、環化による安定化効果が大きいため、化合物(1)と化合物(23)との2段目の反応も非常に反応速度が速く、0〜80℃の比較的低い温度でも短時間で反応が完結する。
反応圧力は、通常は大気圧である。反応温度での化合物(23)の蒸気圧によっては、加圧することが好ましい。
本反応においては、反応の進行に伴い、低沸点のハロゲン化メタンであるCHXおよび/またはCHX(クロロホルム等。)が生成する。よって、反応の平衡を化合物(3a)、化合物(3b)側にずらして反応収率を向上させ、反応を化学量論的に完結させるためには、反応系中から生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施することが好ましい。
ハロゲン化メタンを留去する方法としては、容易に実施できる点から、ハロゲン化メタンが化合物(23)、化合物(3a)、化合物(3b)に比べ沸点が低いことを利用した反応蒸留形式が好ましい。
(分岐状カーボネート化合物の製造方法)
分岐状カーボネート化合物は、化合物(1)とOH基を2個超有する含フッ素化合物とを反応させることによって製造される。
OH基を2個超有する含フッ素化合物としては、3価以上の含フッ素脂肪族アルコール、3価以上の含フッ素フェノール類、およびこれらと上記OH基を2個有する含フッ素化合物との混合物が挙げられる。混合物の場合には、末端OH基の数の平均値をOH基の数とみなす。
3価以上の含フッ素脂肪族アルコールとしては、下記化合物の水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した化合物等が挙げられる。
グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、テトラメチロールシクロヘキサン、メチルグルコシド、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール、シュークロース等。
3価以上の含フッ素フェノール類としては、フロログリシノールの水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した化合物、フェノール類の縮合物の水素原子の一部または全部をフッ素原子に置換した化合物等が挙げられる。
フェノール類の縮合物としては、フェノール類をアルカリ触媒の存在下で過剰のホルムアルデヒド類と縮合結合させたレゾール型初期縮合物;該レゾール型初期縮合物を合成する際に非水系で反応させたベンジリック型初期縮合物;過剰のフェノール類を酸触媒の存在下でホルムアルデヒド類と反応させたノボラック型初期縮合物等が挙げられる。該初期縮合物の分子量は、200〜10000程度が好ましい。
基質の割合は、分岐状カーボネート化合物の分子量によって異なるが、化合物(1)に対してOH基を2個超有する化合物は0.5〜2倍モルが好ましく、0.75〜1.5倍モルがより好ましい。
反応に触媒を用いる場合の触媒量は、触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
反応に助触媒を用いる場合の助触媒の量は、助触媒によって種々選択されるが、基質に対して0.01〜30質量%が好ましく、反応活性および反応後の助触媒除去工程を考慮すると、0.1〜10質量%がより好ましい。
OH基を2個超有する含フッ素化合物は、化合物(1)との相溶性が低いものが多いため、反応初期は不均一系の反応となることがある。よって、反応の際には、反応を促進させる目的で、溶媒を用いてもよい。ただし、反応器の容積効率、溶媒分離工程時の目的物のロスを考えると、可能であれば無溶剤で反応を実施することが好ましい。
溶剤としては、反応温度で安定に存在し、原料の溶解性が高いものであればよく、反応後に蒸留によって化合物(1)、OH基を2個超有する含フッ素化合物、分岐状カーボネート化合物および副生物と分離できる点から、これら化合物と沸点が異なる溶媒を用いること、または、化合物(3a)を溶媒として用いることが好ましい。
溶媒としては、沸点の異なるカーボネート化合物、化合物(3a)、比較的沸点の高いエーテル類等が好ましく、具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジオクチルカーボネート、グライム、ジグライム、トリグライム、テトラグライム等が挙げられる。
溶媒の量は、溶媒を用いる効果を考えると、基質の濃度が10〜80質量%となるような量が好ましい。ただし、溶媒を用いる効果があまり認められない基質の場合は、分離の点から、無溶媒(基質濃度100質量%)が好ましい。
反応温度は、基質、触媒等によって異なるが、通常、0〜200℃である。
反応を、反応初期と反応後期とで異なる反応温度で実施することにより、反応の効率を改善できる。これは、化合物(1)の2つの官能基の置換反応が段階的に進行し、1段目の置換反応の反応速度が速く、これに比べ2段目の置換反応の反応速度が遅いためである。1段目の置換反応は、0〜100℃程度の比較的低い温度で容易に進行し、しばし激しい発熱を伴う反応となるため、反応初期は比較的低温で反応を進行させることが好ましい。2段目の置換反応は、50〜200℃程度の比較的高い温度で実施することが反応速度の点からは好ましい。
反応圧力は、通常は大気圧である。反応温度でのOH基を2個超有する含フッ素化合物の蒸気圧によっては、加圧することが好ましい。
本反応においては、反応の進行に伴い、低沸点のハロゲン化メタンであるCHXおよび/またはCHX(クロロホルム等。)が生成する。よって、反応の平衡を分岐状カーボネート化合物側にずらして反応収率を向上させ、反応を化学量論的に完結させるためには、反応系中から生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施することが好ましい。
ハロゲン化メタンを留去する方法としては、容易に実施できる点から、ハロゲン化メタンがOH基を2個超有する含フッ素化合物、分岐状カーボネート化合物に比べ沸点が低いことを利用した反応蒸留形式が好ましい。
以上説明した本発明のカーボネート化合物の製造方法にあっては、化合物(1)とOH基を1個有する含フッ素化合物とを反応させて、カーボネート化合物を得る方法であるため、OH基を1個有する含フッ素化合物を適宜変更することにより、一つの反応プロセスで、対称型のジ(フルオロアルキル)カーボネートまたはジ(フルオロアリール)カーボネート、非対称型のジ(フルオロアルキル)カーボネートまたはジ(フルオロアリール)カーボネートを高い収率で自由に作り分けることができる。
また、本発明のカーボネート化合物の製造方法にあっては、化合物(1)とOH基を2個以上有する含フッ素化合物とを反応させて、カーボネート化合物を得る方法であるため、OH基を2個以上有する含フッ素化合物を適宜変更することにより、一つの反応プロセスで、含フッ素環状カーボネート、含フッ素ポリカーボネートを高い収率で自由に作り分けることができる。
また、副生物がクロロホルム等の低沸点の有機化合物であるため、ホスゲン用いた方法等の他の方法と異なり、副生物を反応系から容易に除去できる等、製造プロセスを簡素化できる。
また、化合物(1)をヘキサクロロアセトンとすることにより、工業的に有用なクロロホルムを併産できる。
さらに、化合物(1)として、部分的にフッ素化された化合物を用いることにより、工業的に有用なジクロロフルオロメタン(R21)、クロロジフルオロメタン(R22)等併産できる。
以下、本発明を、実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
例1〜13は実施例である。
(ガスクロマトグラフ)
ガスクロマトグラフ(以下、GCと記す。)による分析は、Agilent社製の6890シリーズを用いて行った。
例1
撹拌機、20℃の還流冷却器および留出ラインを備えた500mLのガラス製の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの392g(2.97mol)、KF(フッ化カリウム)の4gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。
反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、10時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、645gの回収粗液を得た(回収率:98%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表1に示す化合物が、表1に示す収量で生成していることを確認した。
表1の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は93%、クロロホルム収率は96%であった。
Figure 0005604875
例2
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの392g(2.97mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(以下、TBABと記す。)の4gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、625gの回収粗液を得た(回収率:95%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表2に示す化合物が、表2に示す収量で生成していることを確認した。
表2の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は89%、クロロホルム収率は90%であった。
Figure 0005604875
例3
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、エタノールの45.5g(0.99mol)、KFの4gを仕込んだ後、撹拌を行いながら内温30℃で1時間撹拌を行った。ついで、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの130.7g(0.99mol)を加え、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、10時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、431.1gの回収粗液を得た(回収率:97.5%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表3に示す化合物が、表3に示す収量で生成していることを確認した。
表3の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースのCHFCFCHOC(=O)CHCHの収率は74%、クロロホルム収率は93%であった。
Figure 0005604875
例4
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの392g(2.97mol)、CsFの4gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、634gの回収粗液を得た(回収率:96%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表4に示す化合物が、表4に示す収量で生成していることを確認した。
表4の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は93%、クロロホルム収率は92%であった。
Figure 0005604875
例5
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)、KFの2g、酸化セリウム(第一稀元素化学工業社製、CeO/Ce)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、517gの回収粗液を得た(回収率:98%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表5に示す化合物が、表5に示す収量で生成していることを確認した。
表5の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は93%、クロロホルム収率は94%であった。
Figure 0005604875
例6
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)、KFの2g、シリカアルミナ(日揮化学社製、SiO・Al)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、518gの回収粗液を得た(回収率:98%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表6に示す化合物が、表6に示す収量で生成していることを確認した。
表6の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は94%、クロロホルム収率は96%であった。
Figure 0005604875
例7
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)、KFの2g、ZnO・ZrO(第一稀元素化学工業社製)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、518gの回収粗液を得た(回収率:98%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表7に示す化合物が、表7に示す収量で生成していることを確認した。
表7の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は95%、クロロホルム収率は96%であった。
Figure 0005604875
例8
500mLのハステロイ製耐圧反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)、KFの2g、ジルコニア(第一稀元素化学工業社製、ZrO)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温140℃で10時間反応を行った。
反応終了後に、反応器内に存在する反応粗液の527gを回収した(回収率:99.8%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表8に示す化合物が、表8に示す収量で生成していることを確認した。
表8の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は99%、クロロホルム収率は99%であった。
Figure 0005604875
例9
500mLのハステロイ製耐圧反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,2−トリフルオロエタノールの198g(1.98mol)、KFの2g、ジルコニア(第一稀元素化学工業社製:ZrO)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温140℃で10時間反応を行った。反応終了後に、反応器内に存在する反応粗液の462gを回収した(回収率:99.6%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表9に示す化合物が、表9に示す収量で生成していることを確認した。
表9の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CFCHO)C(=O)の収率は99%、クロロホルム収率は99%であった。
Figure 0005604875
例10
500mLのハステロイ製耐圧反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノールの333g(1.98mol)、KFの4g、シリカアルミナ(日揮化学社製、SiO・Al)の4gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温140℃で20時間反応を行った。反応終了後に、反応器内に存在する反応粗液の599gを回収した(回収率:99.4%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表10に示す化合物が、表10に示す収量で生成していることを確認した。
表10の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は50%、ヘキサクロロアセトンベースの((CFCHO)C(=O)の収率は15%、クロロホルム収率は32%であった。
Figure 0005604875
例11
撹拌機、20℃の還流冷却器および留出ラインを備えた500mLのガラス製の反応器に、NaHの4gを仕込み、室温で2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)を30分間かけてゆっくり滴下した。滴下終了後、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)を内温が50℃以上にならないように水浴で冷却しながら滴下した。滴下終了後に撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で10時間反応を行った。反応終了後に、反応器内に存在する反応粗液の517gを回収した(回収率:98.0%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表11に示す化合物が、表11に示す収量で生成していることを確認した。
表11の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は2%、クロロホルム収率は49%であった。
Figure 0005604875
例12
撹拌機、20℃の還流冷却器および留出ラインを備えた500mLのガラス製の反応器に、Naの4gを仕込み、室温で2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)を30分間かけてゆっくり滴下した。滴下終了後、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)を内温が50℃以上にならないように水浴で冷却しながら滴下した。滴下終了後に撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で10時間反応を行った。反応終了後に、反応器内に存在する反応粗液の516gを回収した(回収率:98.0%)。回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表12に示す化合物が、表12に示す収量で生成していることを確認した。
表12の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は2%、クロロホルム収率は50%であった。
Figure 0005604875
例13
例1と同様の反応器に、ヘキサクロロアセトンの262g(0.99mol)、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノールの262g(1.98mol)、KFの2g、陰イオン型イオン交換樹脂(ローム・アンド・ハース社製、アンバーライトIRA−900、Cl−form)の2gを仕込んだ後、撹拌を行いながら、徐々に温度を上昇し、内温100℃で反応を行った。反応により生成するクロロホルムを留出ラインから留去させながら、20時間反応を行った。反応終了後に、留出ラインから留去した留分および反応器内に存在する反応粗液を回収し、523gの回収粗液を得た(回収率:99%)。
回収粗液を真空下に単蒸留することで回収した有機成分をGCにより分析した結果、表13に示す化合物が、表13に示す収量で生成していることを確認した。
表13の結果から、ヘキサクロロアセトンの転化率は100%、ヘキサクロロアセトンベースの(CHFCFCHO)C(=O)の収率は97%、クロロホルム収率は98%であった。
Figure 0005604875
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2007年12月3日出願の日本特許出願2007−312655、2007年12月13日出願の日本特許出願2007−321773、および2008年8月13日出願の日本特許出願2008−208727に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明の製造方法で得られた含フッ素カーボネート化合物は、種々の用途に適用でき、有機溶媒、樹脂原料、医農薬原料等として有用である。また、含フッ素芳香族カーボネート化合物は、耐熱性媒体としても有用である。
特に、本発明の製造方法で得られた含フッ素環状カーボネートは、種々の用途に適用可能な溶剤、電解液、レジスト剥離剤、アクリル繊維加工剤、ヒドロオキシエチル化剤、医薬品原料、土壌硬化剤等として、工業的に極めて有用である。
また、本発明の製造方法で得られた含フッ素ポリカーボネートは、末端に反応性のOH基を有するオリゴマーとして、高機能ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等の種々の高分子材料の原料、反応性希釈剤、反応性可塑剤等として有用である。

Claims (15)

  1. 下式(1)で表される化合物と、下式(21)で表される化合物、もしくは下式(21)で表される化合物および下式(22)で表される化合物、または下式(23)で表される化合物とを反応させて、カーボネート結合を有する含フッ素化合物を得ることを特徴とする、カーボネート化合物の製造方法。
    Figure 0005604875
    式中、X〜Xは、それぞれ塩素原子を表し、X 〜Xは、それぞれ塩素原子を表し、R およびRは、それぞれ1価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、RおよびRは同一の基ではなく、Rは、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、前記式(21)で表される化合物、前記式(22)で表される化合物および前記式(23)で表される化合物が、α位にフッ素原子を有しない含フッ素脂肪族アルコールである
  2. 前記式(21)で表される化合物および式(22)で表される化合物が、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数2〜10のポリフルオロアルカンモノオールであり前記式(23)で表される化合物が、α位にフッ素原子を有しない、エーテル性の酸素原子を有してもよい、炭素数3〜10のポリフルオロアルカンジオールである、請求項1に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  3. 前記反応を触媒の存在下に行う、請求項1または2に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  4. 前記触媒が、ハロゲン塩である、請求項3に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  5. 前記ハロゲン塩が、アルカリ金属のハロゲン塩、アルカリ土類金属のハロゲン塩、アンモニウムのハロゲン塩、第4級アンモニウムのハロゲン塩、およびハロゲン塩構造を有するイオン交換樹脂からなる群から選ばれる1種以上である、請求項4に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  6. 前記ハロゲン塩が、アルカリ金属のフッ化物である、請求項4または5に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  7. 前記反応を前記触媒および助触媒の存在下に行い、前記助触媒が固体酸触媒である、請求項3〜6のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
  8. 前記固体酸触媒が、酸点を有する金属酸化物、ヘテロポリ酸、および陽イオン交換樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項7に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  9. 前記酸点を有する金属酸化物が、酸化セリウム(CeO/Ce)、シリカアルミナ(SiO・Al)、γ−アルミナ(Al)、シリカマグネシア(SiO・MgO)、ジルコニア(ZrO)、シリカジルコニア(SiO・ZrO)、ZnO・ZrO、およびAl・Bからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項8に記載のカーボネート化合物の製造方法。
  10. 前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物が、下式(31)で表わされる化合物または下式(32)で表わされる化合物である、請求項1〜9のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
    Figure 0005604875
    式中、RおよびRは、それぞれ1価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表す、但しRおよびRは同一の基ではない。
  11. 前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物が、下式(3a)で表わされる環状カーボネート化合物である、請求項1〜9のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
    Figure 0005604875
    式中、Rは、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表す。
  12. 前記カーボネート結合を有する含フッ素化合物が、下式(3b)で表わされる線状カーボネート化合物である、請求項1〜9のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
    Figure 0005604875
    式中、Rは、2価の含フッ素脂肪族炭化水素基(エーテル性の酸素原子を含んでいてもよい)を表し、nは、1〜1000の整数を表す。
  13. 前記式(21)で表される化合物および式(22)で表される化合物が、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、1−トリフルオロメチル−2,2,2−トリフルオロ−1−エタノール(ヘキサフルオロイソプロパノール)、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブタノール、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンタノール、2,2−ジフルオロ−2−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCHOH)、2,2−ジフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(テトラフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)エタノール(CFCFOCFCFOCFCFOCFCHOH)、2,3,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)プロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CFOCF(CF)CHOH)および2,2,3,3−テトラフルオロ−2−(1,1,2,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロポキシ)−1−プロパノール(CFCFCFOCF(CF)CHOH)からなる群から選ばれる、請求項1〜10のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
  14. 前記式(23)で表される化合物が、3,3,3−トリフルオロ−1,2−プロパンジオール、4,4,4,3,3−ペンタフルオロ−1,2−ブタンジオール、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3-ブタンジオール、3,3,4,4−テトラフルオロ−1,6−ヘキサンジオール、3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1,8−オクタンジオールおよび下式(X)で表される化合物からなる群から選ばれる、請求項1〜9、11、12のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
    HO−CHCF−(CFCFO)−CFCH−OH ・・・(X)
    式中、mは2〜30の整数である。
  15. 前記反応を、生成するCHXおよび/またはCHXを反応系中より留去しながら実施する、請求項1〜14のいずれかに記載のカーボネート化合物の製造方法。
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