JP5604813B2 - 照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 - Google Patents

照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 Download PDF

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本発明は、オプティカルインテグレータ、照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、例えば半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等のデバイスをリソグラフィー工程で製造するための露光装置に好適な照明光学系に関するものである。
この種の典型的な露光装置においては、光源から射出された光が、オプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを介して、多数の光源からなる実質的な面光源としての二次光源を形成する。二次光源からの光は、コンデンサーレンズにより集光された後、所定のパターンが形成されたマスクを重畳的に照明する。マスクを透過した光は投影光学系を介してウェハ(感光性基板)上に結像し、ウェハ上にはマスクパターンが投影露光(転写)される。
従来、投影光学系に対してマスクおよびウェハを相対移動させつつマスクのパターンをウェハに投影露光(走査露光)する走査型の露光装置が知られている。走査型の露光装置では、走査方向(ウェハの移動方向)に沿って短辺を有する矩形状の照明領域(投影領域)がウェハ上に形成される。ウェハ上の各ショット領域(露光領域)における走査方向に沿った露光量制御の精度を向上させるために、矩形状の照明領域での走査方向に沿った光強度分布を台形状に設定する技術が提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。
非特許文献1に提案された技術では、照明光学系の光路中においてウェハ(ひいてはマスク)と光学的に共役な位置に配置された照明視野絞りの作用により、ウェハ(ひいてはマスク)上に形成される照明領域の外形形状を矩形状に設定している。また、照明視野絞りから光軸方向に僅かに間隔を隔てて配置されて照明光束の一部を遮る遮光部材の作用により、矩形状の照明領域における走査方向に沿った光強度分布を台形状に設定している。
Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 34 (1995) pp. 6565-6572, Kazuaki Suzuki et al., "Dosage Control for Scanning Exposure with Pulsed Energy Fluctuation and Exposed Position Jitter"
照明視野絞りの近傍に配置された遮光部材により矩形状の照明領域での走査方向に沿った光強度分布を台形状に設定する従来技術では、遮光部材に起因して光量損失が発生するだけでなく、台形の斜辺に対応する領域に関する瞳強度分布が部分的に欠損し、例えば光軸を通る軸線に関して非対称な形状になってしまう。すなわち、台形の斜辺に対応する領域内の1点に関する瞳強度分布(1点への入射光に対応する瞳強度分布)が所要の形状とは異なってしまう。その結果、例えばウェハの転写面(露光面)が投影光学系の像面に対して傾いたりデフォーカス(位置ずれ)したりすると、ウェハへのマスクパターンの正確な転写が困難になる。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、所定方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域を形成することのできる照明光学系を提供することを目的とする。また、所定方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域を形成する照明光学系を用いて、良好な照明条件の下でパターンの正確な転写を行うことのできる露光装置およびデバイス製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、光源からの光により被照射面を照明する照明光学系に用いられるオプティカルインテグレータにおいて、
前記照明光学系の光軸と直交する平面に沿って矩形状の断面を有する複数の波面分割要素を備え、
前記複数の波面分割要素のうちの少なくとも1つの波面分割要素の前記矩形状の断面の一辺に沿った一方の端部領域および他方の端部領域にそれぞれ光学的に対応する第1領域および第2領域には、減光領域が設けられていることを特徴とするオプティカルインテグレータを提供する。
本発明の第2形態では、光源からの光により被照射面を照明する照明光学系において、
第1形態のオプティカルインテグレータと、
前記オプティカルインテグレータの直後の照明瞳に瞳強度分布を形成する分布形成光学系とを備えていることを特徴とする照明光学系を提供する。
本発明の第3形態では、所定のパターンを照明するための第2形態の照明光学系を備え、前記所定のパターンを感光性基板に露光することを特徴とする露光装置を提供する。
本発明の第4形態では、第3形態の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する現像工程と、
前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法を提供する。
本発明の一態様にしたがうオプティカルインテグレータでは、波面分割要素の矩形状の断面の一辺に沿った一方の端部領域および他方の端部領域にそれぞれ光学的に対応する第1領域および第2領域に設けられた減光領域の作用により、被照射面に形成される照明領域の所定方向に沿った光強度分布を台形状に設定する。この場合、オプティカルインテグレータの直後の照明瞳に所要形状の瞳強度分布を形成した光束を遮ることがないので、照明領域の全体に亘って各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様になる。
こうして、本発明の照明光学系では、所定方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域を形成することができる。したがって、本発明の露光装置では、所定方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域を形成する照明光学系を用いて、良好な照明条件の下でパターンの正確な転写を行うことができ、ひいては良好なデバイスを製造することができる。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 図1のシリンドリカルマイクロフライアイレンズの構成を概略的に示す斜視図である。 図1および図2に対応する構成に基づいて従来技術の不都合について説明する図である。 本実施形態の要部構成を説明する図である。 本実施形態の作用を説明する図である。 台形状の光強度分布の斜辺部分を斜めに延びる直線に近づける構成例を説明する図である。 第1フライアイ部材に近接して配置された複数の遮光部材により遮光領域を構成する変形例を概略的に示す斜視図である。 第1フライアイ部材に近接して配置された平行平面板に複数の遮光領域を形成する変形例を概略的に示す斜視図である。 図2とは別の形態を有するシリンドリカルマイクロフライアイレンズの構成を概略的に示す斜視図である。 半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。 液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。図1において、感光性基板であるウェハWの転写面(露光面)の法線方向に沿ってZ軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に平行な方向にY軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に垂直な方向にX軸をそれぞれ設定している。
図1を参照すると、本実施形態の露光装置では、光源1から露光光(照明光)が供給される。光源1として、たとえば193nmの波長の光を供給するArFエキシマレーザ光源や248nmの波長の光を供給するKrFエキシマレーザ光源などを用いることができる。光源1から射出された光は、整形光学系2により所要の断面形状の光束に変換された後、例えば輪帯照明用の回折光学素子3を介して、アフォーカルレンズ4に入射する。
アフォーカルレンズ4は、前側レンズ群4aと後側レンズ群4bとからなり、前側レンズ群4aの前側焦点位置と回折光学素子3の位置とがほぼ一致し且つ後側レンズ群4bの後側焦点位置と図中破線で示す所定面5の位置とがほぼ一致するように設定されたアフォーカル系(無焦点光学系)である。回折光学素子3は、基板に露光光(照明光)の波長程度のピッチを有する段差を形成することによって構成され、入射ビームを所望の角度に回折する作用を有する。
具体的に、輪帯照明用の回折光学素子3は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールド(またはフラウンホーファー回折領域)に輪帯状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、回折光学素子3に入射したほぼ平行光束は、アフォーカルレンズ4の瞳面に輪帯状の光強度分布を形成した後、輪帯状の角度分布でアフォーカルレンズ4から射出される。
アフォーカルレンズ4から射出された光は、σ値(σ値=照明光学系のマスク側開口数/投影光学系のマスク側開口数)可変用のズームレンズ6を介して、オプティカルインテグレータとしてのシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7に入射する。シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7は、図2に示すように、光源側に配置された第1フライアイ部材(第1光学部材)7aと、マスク側に配置された第2フライアイ部材(第2光学部材)7bとにより構成されている。
第1フライアイ部材7aの光源側(入射側)の面および第2フライアイ部材7bの光源側の面には、X方向に並んで配列された複数の円筒面形状の屈折面(シリンドリカルレンズ群)7aaおよび7baがそれぞれピッチpxで形成されている。第1フライアイ部材7aのマスク側(射出側)の面および第2フライアイ部材7bのマスク側の面には、Z方向に並んで配列された複数の円筒面形状の屈折面(シリンドリカルレンズ群)7abおよび7bbがそれぞれピッチpz(pz>px)で形成されている。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7のX方向に関する屈折作用(すなわちXY平面に関する屈折作用)に着目すると、光軸AXに沿って入射した平行光束は、第1フライアイ部材7aの光源側に形成された一群の屈折面7aaによってX方向に沿ってピッチpxで波面分割され、その屈折面で集光作用を受けた後、第2フライアイ部材7bの光源側に形成された一群の屈折面7ba中の対応する屈折面で集光作用を受け、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面上に集光する。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7のZ方向に関する屈折作用(すなわちYZ平面に関する屈折作用)に着目すると、光軸AXに沿って入射した平行光束は、第1フライアイ部材7aのマスク側に形成された一群の屈折面7abによってZ方向に沿ってピッチpzで波面分割され、その屈折面で集光作用を受けた後、第2フライアイ部材7bのマスク側に形成された一群の屈折面7bb中の対応する屈折面で集光作用を受け、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面上に集光する。
このように、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7は、シリンドリカルレンズ群が両側面に形成された第1フライアイ部材7aと第2フライアイ部材7bとにより構成されているが、X方向にpxのサイズを有しZ方向にpzのサイズを有する多数の矩形状の微小屈折面が縦横に且つ稠密に一体形成されたマイクロフライアイレンズと同様の光学的機能を発揮する。すなわち、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7は、X方向寸法がpxでZ方向寸法がpzの矩形状の断面を有する多数の波面分割要素をXZ平面に沿って二次元的に並列配置して構成されたオプティカルインテグレータである。
そして、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7を構成する各波面分割要素は、X方向に沿った短辺およびZ方向に沿った長辺を有する矩形状の波面分割面を有する。シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7では、微小屈折面の面形状のばらつきに起因する歪曲収差の変化を小さく抑え、たとえばエッチング加工により一体的に形成される多数の微小屈折面の製造誤差が照度分布に与える影響を小さく抑えることができる。
所定面5の位置はズームレンズ6の前側焦点位置またはその近傍に配置され、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面(すなわち第1フライアイ部材7aの入射面)はズームレンズ6の後側焦点位置またはその近傍に配置されている。換言すると、ズームレンズ6は、所定面5とシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面とを実質的にフーリエ変換の関係に配置し、ひいてはアフォーカルレンズ4の瞳面とシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面とを光学的にほぼ共役に配置している。
したがって、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面上には、アフォーカルレンズ4の瞳面と同様に、たとえば光軸AXを中心とした輪帯状の照野が形成される。この輪帯状の照野の全体形状は、ズームレンズ6の焦点距離に依存して相似的に変化する。シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の各波面分割要素は、上述したようにZ方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状の単位波面分割面を有し、この矩形状の単位波面分割面はマスクM上において形成すべき照明領域の形状(ひいてはウェハW上において形成すべき露光領域の形状)と相似な矩形状である。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7に入射した光束は二次元的に分割され、その後側焦点面またはその近傍の照明瞳には、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面に形成される照野とほぼ同じ光強度分布を有する二次光源、すなわち光軸AXを中心とした輪帯状の実質的な面光源からなる二次光源(瞳強度分布)が形成される。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍には、必要に応じて、輪帯状の二次光源に対応した輪帯状の開口部(光透過部)を有する照明開口絞り(不図示)が配置されている。照明開口絞りは、照明光路に対して挿脱自在に構成され、且つ大きさおよび形状の異なる開口部を有する複数の開口絞りと切り換え可能に構成されている。開口絞りの切り換え方式として、たとえば周知のターレット方式やスライド方式などを用いることができる。照明開口絞りは、後述する投影光学系PLの入射瞳面と光学的にほぼ共役な位置に配置され、二次光源の照明に寄与する範囲を規定する。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7を経た光は、コンデンサー光学系8を介して、マスクブラインド9を重畳的に照明する。こうして、照明視野絞りとしてのマスクブラインド9には、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の単位波面分割面の形状と焦点距離とに応じた矩形状の照野が形成される。マスクブラインド9の矩形状の開口部(光透過部)を経た光は、前側レンズ群10aと後側レンズ群10bとからなる結像光学系10を介して、所定のパターンが形成されたマスクMを重畳的に照明する。
すなわち、結像光学系10は、マスクブラインド9の矩形状開口部の像をマスクM上に形成することになる。結像光学系10の瞳面はマイクロフライアイレンズ9の後側焦点面またはその近傍の照明瞳と光学的に共役な位置にあり、結像光学系10の瞳面またはその近傍の照明瞳にも輪帯状の瞳強度分布が形成される。
マスクステージMS上に保持されたマスクMには転写すべきパターンが形成されており、パターン領域全体のうちY方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状(スリット状)のパターン領域が照明される。マスクMのパターン領域を透過した光は、投影光学系PLを介して、ウェハステージWS上に保持されたウェハ(感光性基板)W上にマスクパターンの像を形成する。すなわち、マスクM上での矩形状の照明領域に光学的に対応するように、ウェハW上においてもY方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状の静止露光領域(実効露光領域)にパターン像が形成される。
こうして、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式にしたがって、投影光学系PLの光軸AXと直交する平面(XY平面)内において、X方向(走査方向)に沿ってマスクステージMSとウェハステージWSとを、ひいてはマスクMとウェハWとを同期的に移動(走査)させることにより、ウェハW上には静止露光領域のY方向寸法に等しい幅を有し且つウェハWの走査量(移動量)に応じた長さを有するショット領域(露光領域)に対してマスクパターンが走査露光される。
本実施形態では、上述したように、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7により形成される二次光源を光源として、照明光学系(2〜10)の被照射面に配置されるマスクMをケーラー照明する。このため、二次光源が形成される位置は投影光学系PLの開口絞りASの位置と光学的に共役であり、二次光源の形成面を照明光学系(2〜10)の照明瞳面と呼ぶことができる。典型的には、照明瞳面に対して被照射面(マスクMが配置される面、または投影光学系PLを含めて照明光学系と考える場合にはウェハWが配置される面)が光学的なフーリエ変換面となる。
なお、瞳強度分布とは、照明光学系(2〜10)の照明瞳面または当該照明瞳面と光学的に共役な面における光強度分布(輝度分布)である。シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7による波面分割数が比較的大きい場合、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面に形成される大局的な光強度分布と、二次光源全体の大局的な光強度分布(瞳強度分布)とが高い相関を示す。このため、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面および当該入射面と光学的に共役な面における光強度分布についても瞳強度分布と称することができる。図1の構成において、回折光学素子3、アフォーカルレンズ4、ズームレンズ6、およびマイクロフライアイレンズ7は、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳に瞳強度分布を形成する分布形成光学系を構成している。
輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、複数極照明(2極照明、4極照明、8極照明など)用の回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、複数極照明を行うことができる。複数極照明用の回折光学素子は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールドに複数極状(2極状、4極状、8極状など)の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、複数極照明用の回折光学素子を介した光束は、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面に、たとえば光軸AXを中心とした複数の所定形状(円弧状、円形状など)の照野からなる複数極状の照野を形成する。その結果、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳にも、その入射面に形成された照野と同じ複数極状の二次光源が形成される。
また、輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、円形照明用の回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、通常の円形照明を行うことができる。円形照明用の回折光学素子は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールドに円形状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、円形照明用の回折光学素子を介した光束は、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面に、たとえば光軸AXを中心とした円形状の照野を形成する。その結果、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳にも、その入射面に形成された照野と同じ円形状の二次光源が形成される。また、輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、適当な特性を有する回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、様々な形態の変形照明を行うことができる。回折光学素子3の切り換え方式として、たとえば周知のターレット方式やスライド方式などを用いることができる。
以下、本実施形態の要部構成および作用の説明に先立ち、図1および図2に対応する構成に基づいて、非特許文献1に提案された従来技術の不都合について説明する。非特許文献1に提案された従来技術では、照明視野絞りとしてのマスクブラインド9から光軸AX方向に僅かに間隔を隔てて配置された遮光部材により、照明光束のX方向側の一部を遮る。その結果、図3に示すように、マスクM(ひいてはウェハW)上に形成される照明領域(投影領域)31のY方向(マスクブラインド9におけるZ方向に対応)に沿った光強度分布31yを矩形状(強度がほぼ一定なトップハット状)に維持しつつ、X方向(マスクMおよびウェハWの走査方向に対応)に沿った光強度分布31xを台形状に変化させている。
すなわち、遮光部材は、XZ平面に沿って二次元的に並列配置された多数の波面分割要素からなるオプティカルインテグレータの直後の照明瞳に所要形状の瞳強度分布を形成した光束の一部を遮ることにより、照明領域31のX方向に沿った光強度分布31xを台形状に設定している。したがって、従来技術では、照明領域31において光強度分布31xの台形の斜辺に対応する領域31aに関する瞳強度分布が部分的に欠損し、例えば光軸AXを通る軸線に関して非対称な形状になってしまう。瞳強度分布の欠損の度合いは、照明領域31の領域31aにおいてX方向の端へ近づくほど大きくなる。
具体的に、例えば輪帯照明に際して、台形の斜辺に対応する領域31a内の1点に関する瞳光強度分布(例えば領域31a内の1点に入射する光が結像光学系10の瞳面の照明瞳に形成する光強度分布)が、光軸AXを中心とする輪帯状とは大きく異なってしまう。その結果、非特許文献1に提案された従来技術を図1の露光装置に適用した場合、例えばウェハWの転写面が投影光学系PLの像面に対して傾いたりデフォーカスしたりすると、ウェハWへのマスクMのパターンの正確な転写が困難になる。
図4は、本実施形態の要部構成を説明する図である。また、図5は、本実施形態の作用を説明する図である。以下、説明を単純化するために、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7へ有効な結像光束(ウェハWまで達すべき光束)が入射する領域、すなわちシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の有効入射領域(ひいては第1フライアイ部材7aの有効入射領域)には、5×N個の円筒面形状の屈折面7aaが、X方向に並んで配列されているものとする。
本実施形態では、比較的単純な構成例として、図4(a)に示すように、第1群を構成するN個の円筒面形状の屈折面7aaにおいて、X方向に沿って4×bの幅寸法を有し且つZ方向に直線状に延びる遮光領域41aおよび41bが、+X方向側の端部の第1領域および−X方向側の端部の第2領域に形成されている。遮光領域41aおよび41bはXY平面に沿って曲率を有する円筒面形状の屈折面7aaに形成されているので、屈折面7aaに沿った遮光領域41a,41bの円筒面に沿った実際の幅寸法はX方向に沿った見かけの幅寸法4×bよりも大きい。
第2群を構成するN個の円筒面形状の屈折面7aaでは、図4(b)に示すように、+X方向側の端部の第1領域および−X方向側の端部の第2領域に、X方向に沿って3×bの幅寸法を有し且つZ方向に直線状に延びる遮光領域42aおよび42bが形成されている。第3群を構成するN個の円筒面形状の屈折面7aaでは、図4(c)に示すように、+X方向側の端部の第1領域および−X方向側の端部の第2領域に、X方向に沿って2×bの幅寸法を有し且つZ方向に直線状に延びる遮光領域43aおよび43bが形成されている。
第4群を構成するN個の円筒面形状の屈折面7aaでは、図4(d)に示すように、+X方向側の端部の第1領域および−X方向側の端部の第2領域に、X方向に沿って1×bの幅寸法を有し且つZ方向に直線状に延びる遮光領域44aおよび44bが形成されている。一方、第5群を構成するN個の円筒面形状の屈折面7aaでは、図4(e)に示すように、遮光領域が形成されていない。
なお、各遮光領域41a〜44a;41b〜44bは、例えばクロムや酸化クロム等からなる薄膜を屈折面7aa上に蒸着することにより形成されている。また、屈折面7aaに沿った遮光領域42a〜44a;42b〜44bの円筒面に沿った実際の幅寸法は、遮光領域41a,41bの場合と同様に、X方向に沿った見かけの幅寸法よりも大きい。
図4において、X方向に沿って直線状に延びる破線46は、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の第1フライアイ部材7aの射出側に形成された円筒面形状の屈折面7abの境界線に対応している。したがって、円筒面形状の屈折面7aaにおいてZ方向に隣り合う一対の境界線46に挟まれた領域は、X方向に沿った短辺寸法pxおよびZ方向に沿った長辺寸法pzによって規定される矩形状の断面を有する波面分割要素の入射面、すなわち単位波面分割面を構成している。
このように、第1群〜第4群の円筒面形状の屈折面7aaにおいて、遮光領域41a〜44aが形成された第1領域は波面分割要素の矩形状の断面の短辺方向であるX方向に沿った一方の端部領域に光学的に対応し、遮光領域41b〜44bが形成された第2領域はX方向に沿った他方の端部領域に光学的に対応している。そして、第1領域と第2領域(ひいては一方の端部領域と他方の端部領域)とは、波面分割要素の矩形状の断面の中心を通ってZ方向に延びる軸線に関して対称である。
この場合、各群に属する波面分割要素の矩形状の断面のX方向寸法はpxで一定であるが、遮光領域のX方向寸法の違いにより、各群に属する単位波面分割面は互いに異なるX方向寸法を有することになる。すなわち、第1群に属する単位波面分割面のX方向寸法は(px−8×b)であり、第2群に属する単位波面分割面のX方向寸法は(px−6×b)であり、第3群に属する単位波面分割面のX方向寸法は(px−4×b)であり、第4群に属する単位波面分割面のX方向寸法は(px−2×b)である。第5群に属する単位波面分割面の場合、遮光領域が形成されていないので、そのX方向寸法はpxである。
したがって、第5群に属する波面分割要素を経た光束は、図5の左側の図に示すように、マスクM(ひいてはウェハW)上に矩形状の照明領域51eを形成する。照明領域51eは、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7を介して形成される最終的な照明領域51と同じX方向寸法RxおよびY方向寸法Ry(Ryは不図示)を有する。また、照明領域51eにおける光強度は、その全体に亘ってほぼ一定である。
第4群に属する波面分割要素を経た光束は、矩形状の照明領域51dを形成する。照明領域51dは、照明領域51と同じY方向寸法Ryを有するが、一対の遮光領域44aおよび44bの作用により、照明領域51よりも小さいX方向寸法(Rx−Δ)を有する。第3群に属する波面分割要素を経た光束は、矩形状の照明領域51cを形成する。照明領域51cは、照明領域51と同じY方向寸法Ryを有するが、一対の遮光領域43aおよび43bの作用により、照明領域51よりも小さいX方向寸法(Rx−2×Δ)を有する。
第2群に属する波面分割要素を経た光束は、矩形状の照明領域51bを形成する。照明領域51bは、照明領域51と同じY方向寸法Ryを有するが、一対の遮光領域42aおよび42bの作用により、照明領域51よりも小さいX方向寸法(Rx−3×Δ)を有する。第1群に属する波面分割要素を経た光束は、矩形状の照明領域51aを形成する。照明領域51aは、照明領域51と同じY方向寸法Ryを有するが、一対の遮光領域41aおよび41bの作用により、照明領域51よりも小さいX方向寸法(Rx−4×Δ)を有する。
ここで、照明領域51a〜51dの中心と、照明領域51の中心とは一致している。また、照明領域51a〜51dにおける光強度は、その全体に亘ってほぼ一定であり、照明領域51eにおける光強度と同じ大きさを有する。こうして、図5の右側の図に示すように、第1群〜第5群に属する波面分割要素を経た光束が形成する照明領域51のX方向(短辺方向:走査方向)に沿った光強度分布51xは台形状になる。一方、図示を省略したが、照明領域51のY方向(長辺方向)に沿った光強度分布は、その全体に亘って強度がほぼ一定であり矩形状(トップハット状)である。
以上のように、本実施形態のシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7では、第1群〜第4群に属する波面分割要素の入射面に設けられた遮光領域41a〜44a;41b〜44bの作用により、照明領域51のY方向に沿った光強度分布を矩形状に設定しつつ、X方向に沿った光強度分布51xを台形状に設定している。本実施形態では、非特許文献1に提案された従来技術とは異なり、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳に所要形状の瞳強度分布を形成した光束を遮ることがないので、照明領域51において光強度分布51xの台形の斜辺部分に対応する領域51f(図5の右側の図を参照)に関する瞳強度分布が欠損することなく、照明領域51の全体に亘って各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様になる。特に、本実施形態では、一定のピッチpxおよびpzにしたがって製造された既設のシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7に遮光領域41a〜44a;41b〜44bを後付けするだけで良いという利点がある。
したがって、本実施形態の照明光学系(2〜10)では、X方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域(投影領域)をマスクM(ひいてはウェハW)上に形成することができる。その結果、本実施形態の露光装置(2〜WS)では、X方向に沿って台形状の光強度分布を有し且つ各点に関する瞳強度分布の形状がほぼ一様な照明領域を形成する照明光学系(2〜10)を用いて、良好な照明条件の下でマスクMのパターンのウェハWへの正確な転写を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、照明領域51のX方向に沿った光強度分布51xの台形の斜辺部分が階段状になっている。この台形状の光強度分布の斜辺部分を斜めに延びる直線に近づけるには、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7において遮光領域の幅寸法により区分けされる群の数を所要数まで増大させれば良い。
また、図6に示すように、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の有効入射領域7eを複数の仮想領域7eeに分割し、さらに各仮想領域7eeを遮光領域の幅寸法が互いに異なる複数の群に分割する構成も可能である。図6では、1つの仮想領域7eeを5つの群G1〜G5に分割した様子を例示している。図6の構成例では、各仮想領域7eeを構成する群の数、各群における遮光領域の幅寸法などを適宜設定することにより、台形状の光強度分布の斜辺部分を斜めに延びる直線に近づけることができる。
また、上述の実施形態では、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の入射面(ひいては第1フライアイ部材7aの入射側の屈折面)に遮光領域41a〜44a;41b〜44bを形成している。しかしながら、これに限定されることなく、第1フライアイ部材の射出側の屈折面、第2フライアイ部材の入射側の屈折面、または第2フライアイ部材の射出側の屈折面に所要の遮光領域を形成することにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることもできる。
また、第1フライアイ部材の近傍の位置または第2フライアイ部材の近傍の位置(ただし、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳よりも前側の位置)に所要の遮光領域を設けることにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることもできる。図7に示すように、第1フライアイ部材7aの入射側の屈折面7aaに近接して配置された複数の遮光部材71により遮光領域を構成する変形例も可能である。図7の変形例では、例えば金属製のワイヤの形態を有し且つ様々な断面サイズ(幅寸法)を有する遮光部材71が、隣り合う2つの円筒面状の屈折面7aaの境界線に対向するように第1フライアイ部材7aに対して配置される。
また、図8に示すように、第1フライアイ部材7aの入射側の屈折面7aaに近接して配置された平行平面板81の射出側(あるいは入射側)の面に複数の遮光領域81aを形成する変形例も可能である。図8の変形例では、例えばクロムや酸化クロム等からなり且つ様々な幅寸法を有する遮光領域81aが第1フライアイ部材7aにおいて隣り合う2つの円筒面状の屈折面7aaの境界線に対向するように、平行平面板81を第1フライアイ部材7aに対して配置する。
また、上述の実施形態では、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7を構成する第1フライアイ部材(第1光学部材)7aと第2フライアイ部材(第2光学部材)7bとは互いに隣接している。しかしながら、これに限定されることなく、オプティカルインテグレータを構成する第1光学部材と第2光学部材との間に何らかの光学部材(たとえばフィルター等)を介在させても良い。
また、上述の実施形態のシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7において、第1フライアイ部材7aの複数の円筒面状の入射屈折面7aaおよび第2フライアイ部材7bの複数の円筒面状の入射屈折面7baは、X方向に沿って配列されて、X方向に屈折力を有し且つZ方向に無屈折力である。また、第1フライアイ部材7aの複数の円筒面状の射出屈折面7abおよび第2フライアイ部材7bの複数の円筒面状の射出屈折面7bbは、Z方向に沿って配列されて、Z方向に屈折力を有し且つX方向に無屈折力である。
しかしながら、図2の構成に限定されることなく、二次元的に並列配置された複数の波面分割要素を有するオプティカルインテグレータの構成については様々な形態が可能である。例えば、図9に示すような別の形態を有するシリンドリカルマイクロフライアイレンズ17を用いることもできる。シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17は、図9に示すように、光源側に配置された第1フライアイ部材17aとマスク側に配置された第2フライアイ部材17bとにより構成されている。
第1フライアイ部材17aの光源側の面およびマスク側の面には、X方向に並んで配列された複数の円筒面形状の屈折面(シリンドリカルレンズ群)17aaおよび17abがそれぞれピッチp1で形成されている。第2フライアイ部材17bの光源側の面およびマスク側の面には、Z方向に並んで配列された複数の円筒面形状の屈折面(シリンドリカルレンズ群)17baおよび17bbがそれぞれピッチp2(p2>p1)で形成されている。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17のX方向に関する屈折作用(すなわちXY平面に関する屈折作用)に着目すると、光軸AXに沿って入射した平行光束は、第1フライアイ部材17aの光源側に形成された一群の屈折面17aaによってX方向に沿ってピッチp1で波面分割され、その屈折面で集光作用を受けた後、第1フライアイ部材17aのマスク側に形成された一群の屈折面17ab中の対応する屈折面で集光作用を受け、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17の後側焦点面上に集光する。
シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17のZ方向に関する屈折作用(すなわちYZ平面に関する屈折作用)に着目すると、光軸AXに沿って入射した平行光束は、第2フライアイ部材17bの光源側に形成された一群の屈折面17baによってZ方向に沿ってピッチp2で波面分割され、その屈折面で集光作用を受けた後、第2フライアイ部材17bのマスク側に形成された一群の屈折面17bb中の対応する屈折面で集光作用を受け、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17の後側焦点面上に集光する。
このように、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17は、シリンドリカルレンズ群が両側面に配置された第1フライアイ部材17aと第2フライアイ部材17bとにより構成され、X方向にp1のサイズを有しZ方向にp2のサイズを有する多数の矩形状の微小屈折面(単位波面分割面)を有する。すなわち、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17は、X方向寸法がp1でZ方向寸法がp2の矩形状の断面を有する多数の波面分割要素をXZ平面に沿って二次元的に並列配置して構成されたオプティカルインテグレータである。
そして、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17を構成する各波面分割要素は、X方向に沿った短辺およびZ方向に沿った長辺を有する矩形状の波面分割面を有する。したがって、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ17を用いる場合も、図2のシリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の場合と同様に本発明を適用することにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9のシリンドリカルマイクロフライアイレンズ17では、第1フライアイ部材17aの複数の円筒面状の入射屈折面17aaおよび複数の円筒面状の射出屈折面17abは、X方向に沿って配列されて、X方向に屈折力を有し且つZ方向に無屈折力である。また、第2フライアイ部材17bの複数の円筒面状の入射屈折面17baおよび複数の円筒面状の射出屈折面17bbは、Z方向に沿って配列されて、Z方向に屈折力を有し且つX方向に無屈折力である。
さらに、一対の光学部材を備えるシリンドリカルマイクロフライアイレンズに限定されることなく、単一の光学部材を備える波面分割型のオプティカルインテグレータに対しても同様に本発明を適用することができる。この場合、単一の光学部材は、二次元的に並列配置された複数の曲面状(例えばトーリック面状)の入射屈折面と、二次元的に並列配置された複数の曲面状の射出屈折面とを有する。遮光領域(一般には減光領域)は、複数の入射屈折面または複数の射出屈折面に形成されるか、あるいは単一の光学部材の近傍の位置(ただし、オプティカルインテグレータの直後の照明瞳よりも前側の位置)に設けられる。
また、上述の実施形態では、波面分割要素の矩形状の断面の中心を通ってZ方向に延びる軸線に関して第1領域および第2領域(一方および他方の端部領域)が対称であったが、必ずしも対称である必要はない。
また、上述の実施形態では、シリンドリカルマイクロフライアイレンズ7の屈折面7aaに、例えばクロムや酸化クロム等からなる遮光領域41a〜44a;41b〜44bを形成している。しかしながら、入射光を遮る遮光領域に限定されることなく、オプティカルインテグレータの直後の照明瞳よりも前側の位置に様々な形態を有する減光領域を設けることができる。例えば、入射光を散乱させる散乱領域や、入射光を回折させる回折領域を、減光領域として設けることも可能である。一般に、光透過性の基板の所要領域に粗面化加工を施すことにより散乱領域が形成され、所要領域に回折面形成加工を施すことにより回折領域が形成される。
このように、本発明では、オプティカルインテグレータが照明光学系の光軸と直交する平面に沿って矩形状の断面を有する複数の波面分割要素を備え、複数の波面分割要素のうちの少なくとも1つの波面分割要素の矩形状の断面の一辺に沿った一方の端部領域および他方の端部領域にそれぞれ光学的に対応する第1領域および第2領域に減光領域が設けられていることが重要である。
また、上述の実施形態では、マスクおよびウェハを投影光学系に対して相対移動させながら、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式にしたがってウェハの各露光領域にパターンをスキャン露光する露光装置に対して、本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、ウェハを二次元的に駆動制御しながら一括露光を行うことにより、いわゆるステップ・アンド・リピート方式にしたがってウェハのショット領域にパターンを逐次露光する露光装置に対して、必要に応じて本発明を適用することができる。
上述の実施形態では、マスクの代わりに、所定の電子データに基づいて所定パターンを形成する可変パターン形成装置を用いることができる。このような可変パターン形成装置を用いれば、パターン面が縦置きでも同期精度に及ぼす影響を最低限にできる。なお、可変パターン形成装置としては、たとえば所定の電子データに基づいて駆動される複数の反射素子を含むDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いることができる。DMDを用いた露光装置は、例えば特開2004−304135号公報、国際特許公開第2006/080285号パンフレットおよびこれに対応する米国特許公開第2007/0296936号公報に開示されている。また、DMDのような非発光型の反射型空間光変調器以外に、透過型空間光変調器を用いても良く、自発光型の画像表示素子を用いても良い。なお、パターン面が横置きの場合であっても可変パターン形成装置を用いても良い。ここでは、米国特許公開第2007/0296936号公報の教示を参照として援用する。
上述の実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行っても良い。
次に、上述の実施形態にかかる露光装置を用いたデバイス製造方法について説明する。図10は、半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図10に示すように、半導体デバイスの製造工程では、半導体デバイスの基板となるウェハWに金属膜を蒸着し(ステップS40)、この蒸着した金属膜上に感光性材料であるフォトレジストを塗布する(ステップS42)。つづいて、上述の実施形態の露光装置を用い、マスク(レチクル)Mに形成されたパターンをウェハW上の各ショット領域に転写し(ステップS44:露光工程)、この転写が終了したウェハWの現像、つまりパターンが転写されたフォトレジストの現像を行う(ステップS46:現像工程)。その後、ステップS46によってウェハWの表面に生成されたレジストパターンをマスクとし、ウェハWの表面に対してエッチング等の加工を行う(ステップS48:加工工程)。
ここで、レジストパターンとは、上述の実施形態の露光装置によって転写されたパターンに対応する形状の凹凸が生成されたフォトレジスト層であって、その凹部がフォトレジスト層を貫通しているものである。ステップS48では、このレジストパターンを介してウェハWの表面の加工を行う。ステップS48で行われる加工には、例えばウェハWの表面のエッチングまたは金属膜等の成膜の少なくとも一方が含まれる。なお、ステップS44では、上述の実施形態の露光装置は、フォトレジストが塗布されたウェハWを、感光性基板つまりプレートPとしてパターンの転写を行う。
図11は、液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図11に示すように、液晶デバイスの製造工程では、パターン形成工程(ステップS50)、カラーフィルター形成工程(ステップS52)、セル組立工程(ステップS54)およびモジュール組立工程(ステップS56)を順次行う。
ステップS50のパターン形成工程では、プレートPとしてフォトレジストが塗布されたガラス基板上に、上述の実施形態の露光装置を用いて回路パターンおよび電極パターン等の所定のパターンを形成する。このパターン形成工程には、上述の実施形態の露光装置を用いてフォトレジスト層にパターンを転写する露光工程と、パターンが転写されたプレートPの現像、つまりガラス基板上のフォトレジスト層の現像を行い、パターンに対応する形状のフォトレジスト層を生成する現像工程と、この現像されたフォトレジスト層を介してガラス基板の表面を加工する加工工程とが含まれている。
ステップS52のカラーフィルター形成工程では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応する3つのドットの組をマトリックス状に多数配列するか、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を水平走査方向に複数配列したカラーフィルターを形成する。
ステップS54のセル組立工程では、ステップS50によって所定パターンが形成されたガラス基板と、ステップS52によって形成されたカラーフィルターとを用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。具体的には、例えばガラス基板とカラーフィルターとの間に液晶を注入することで液晶パネルを形成する。ステップS56のモジュール組立工程では、ステップS54によって組み立てられた液晶パネルに対し、この液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路およびバックライト等の各種部品を取り付ける。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
また、上述の実施形態において、投影光学系と感光性基板との間の光路中を1.1よりも大きな屈折率を有する媒体(典型的には液体)で満たす手法、所謂液浸法を適用しても良い。この場合、投影光学系と感光性基板との間の光路中に液体を満たす手法としては、国際公開第WO99/49504号パンフレットに開示されているような局所的に液体を満たす手法や、特開平6−124873号公報に開示されているような露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる手法や、特開平10−303114号公報に開示されているようなステージ上に所定深さの液体槽を形成し、その中に基板を保持する手法などを採用することができる。ここでは、国際公開第WO99/49504号パンフレット、特開平6−124873号公報および特開平10−303114号公報の教示を参照として援用する。
また、上述の実施形態において、米国公開公報第2006/0170901号及び第2007/0146676号に開示されるいわゆる偏光照明方法を適用することも可能である。ここでは、米国特許公開第2006/0170901号公報及び米国特許公開第2007/0146676号公報の教示を参照として援用する。
また、上述の実施形態では、露光装置においてマスク(またはウェハ)を照明する照明光学系に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、マスク(またはウェハ)以外の被照射面を照明する一般的な照明光学系に対して本発明を適用することもできる。
1 光源
3 回折光学素子
4 アフォーカルレンズ
6 ズームレンズ
7 シリンドリカルマイクロフライアイレンズ
8 コンデンサー光学系
9 マスクブラインド
10 結像光学系
M マスク
PL 投影光学系
AS 開口絞り
W ウェハ

Claims (25)

  1. 光源からの光により被照射面を照明する照明光学系において、
    前記照明光学系の光軸と直交する平面に沿って配置された複数の波面分割要素を備えるオプティカルインテグレータと、
    該複数の波面分割要素を経由した光を被照射面で重畳させるコンデンサー光学系とを備え、
    前記複数の波面分割要素は、第1光通過領域を有する第1の波面分割要素と、前記第1光通過領域とは幅の異なる第2光通過領域を有する第2の波面分割要素を含み、
    前記第1の波面分割要素は、前記第1光通過領域の一方の端部に設けられた第1減光領域と、前記第1光通過領域の他方の端部に設けられた第2減光領域とを有し、
    前記第2の波面分割要素は、前記第2光通過領域の一方の端部に設けられた第3減光領域と、前記第2光通過領域の他方の端部に設けられた第4減光領域を有し、
    前記第1減光領域と前記第3減光領域との幅は互いに異なり、
    前記第2減光領域と前記第4減光領域との幅は互いに異なることを特徴とする照明光学系。
  2. 前記第1減光領域と前記第2減光領域との幅は互いに等しく、前記第3減光領域と前記第4減光領域との幅は互いに等しいことを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記第1および前記第2光通過領域は、矩形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の照明光学系。
  4. 前記第1および第2の波面分割要素の幅は互いに等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明光学系。
  5. 前記第1光通過領域は矩形状であり、
    前記第1減光領域と前記第2減光領域とは、前記第1光通過領域の中心を通って所定方向に延びる軸線に関して対称であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明光学系。
  6. 前記オプティカルインテグレータは、単一の光学部材を備え、
    前記単一の光学部材は、二次元的に並列配置された複数の曲面状の入射屈折面と、二次元的に並列配置された複数の曲面状の射出屈折面とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明光学系。
  7. 前記第1および第2減光領域は、前記複数の入射屈折面および前記複数の射出屈折面のうちの少なくとも1つの屈折面に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の照明光学系。
  8. 前記オプティカルインテグレータは、前記第1および第2減光領域を有する減光光学部材をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載の照明光学系。
  9. 前記オプティカルインテグレータは、光の入射側から順に、第1光学部材と、第2光学部材とを備え、
    前記第1光学部材は、一方向に並んで形成された複数の円筒面状の第1入射屈折面と、一方向に並んで形成された複数の円筒面状の第1射出屈折面とを有し、
    前記第2光学部材は、一方向に並んで形成された複数の円筒面状の第2入射屈折面と、一方向に並んで形成された複数の円筒面状の第2射出屈折面とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明光学系。
  10. 前記第1および第2減光領域は、前記複数の第1入射屈折面、前記複数の第1射出屈折面、前記複数の第2入射屈折面、および前記複数の第2射出屈折面のうちの少なくとも1つの屈折面に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の照明光学系。
  11. 前記第1および第2減光領域は、前記第1光学部材の近傍の位置または前記第2光学部材の近傍の位置に設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の照明光学系。
  12. 前記複数の円筒面状の第1入射屈折面および前記複数の円筒面状の第2入射屈折面は、第1方向に沿って配列されて、前記第1方向に屈折力を有し且つ前記第1方向と直交する第2方向に無屈折力であり、
    前記複数の円筒面状の第1射出屈折面および前記複数の円筒面状の第2射出屈折面は、前記第2方向に沿って配列されて、前記第2方向に屈折力を有し且つ前記第1方向に無屈折力であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の照明光学系。
  13. 前記複数の円筒面状の第1入射屈折面および前記複数の円筒面状の第1射出屈折面は、第1方向に沿って配列されて、前記第1方向に屈折力を有し且つ前記第1方向に直交する第2方向に無屈折力であり、
    前記複数の円筒面状の第2入射屈折面および前記複数の円筒面状の第2射出屈折面は、前記第2方向に沿って配列されて、前記第2方向に屈折力を有し且つ前記第1方向に無屈折力であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の照明光学系。
  14. 前記第1および第2減光領域は、入射光を遮る遮光領域を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明光学系。
  15. 前記第1および第2減光領域は、入射光を散乱させる散乱領域を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明光学系。
  16. 前記第1および第2減光領域は、入射光を回折させる回折領域を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明光学系。
  17. 前記オプティカルインテグレータの直後の照明瞳には瞳強度分布が形成され、
    前記第1および第2減光領域は、前記照明瞳よりも前側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の照明光学系。
  18. 前記第1の波面分割要素と前記第2の波面分割要素とは、前記照明光学系の光軸と直交する平面における第1の部分と、前記平面における前記第1の部分とは異なる第2の部分とに配置されていることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の照明光学系。
  19. 前記第1および前記第2光通過領域は、前記被照射面と光学的に共役であることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の照明光学系。
  20. 前記被照射面と光学的に共役な面を形成する投影光学系と組み合わせて用いられ、前記照明瞳は前記投影光学系の開口絞りと光学的に共役な位置であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の照明光学系。
  21. 所定のパターンを照明するための請求項1乃至20のいずれか1項に記載の照明光学系を備え、前記所定のパターンを感光性基板に露光することを特徴とする露光装置
  22. 前記所定のパターンの像を前記感光性基板上に形成する投影光学系を備え、該投影光学系に対して前記所定のパターンおよび前記感光性基板を走査方向に沿って相対移動させて、前記所定のパターンを前記感光性基板へ投影露光することを特徴とする請求項21に記載の露光装置。
  23. 前記オプティカルインテグレータは所定方向に沿って細長い矩形状の単位波面分割面を有し、前記所定方向は前記走査方向と直交する方向に対応していることを特徴とする請求項21または22に記載の露光装置。
  24. 光源からの光により被照射面を照明する照明光学系と、前記被照射面を介した光で感光性基板を露光する投影光学系を備え、前記被照射面を介した光と前記感光性基板とを走査方向に沿って相対移動させつつ前記感光性基板を露光する露光装置において、
    前記照明光学系の光軸と直交する平面に沿って配置された複数の波面分割要素を備えるオプティカルインテグレータと、
    該複数の波面分割要素を経由した光を前記被照射面で重畳させるコンデンサー光学系とを備え、
    前記複数の波面分割要素は、互いに幅の異なる光通過領域を有する第1および第2の波面分割要素を含み、
    前記オプティカルインテグレータは所定方向に沿って細長い矩形状の単位波面分割面を有し、前記所定方向は前記走査方向と直交する方向に対応していることを特徴とする露光装置。
  25. 請求項21乃至24のいずれか1項に記載の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光することと、
    前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成することと、
    前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工することとを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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