JP5672424B2 - 投影光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、補正ユニット、投影光学系、露光装置、およびデバイス製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、例えば半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等のデバイスをリソグラフィー工程で製造するための露光装置に好適な投影光学系に関するものである。
この種の典型的な露光装置においては、光源から射出された光が、オプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを介して、多数の光源からなる実質的な面光源としての二次光源(一般には照明瞳における所定の光強度分布)を形成する。二次光源からの光は、コンデンサー光学系により集光された後、所定のパターンが形成されたマスクを重畳的に照明する。マスクを透過した光は投影光学系を介してウェハ上に結像し、ウェハ上にはマスクパターンが投影露光(転写)される。
投影光学系の瞳面(開口絞りが配置される面およびその共役面)には、照明瞳と同様の光強度分布が形成される。以下、投影光学系の瞳面および照明瞳での光強度分布を、「瞳強度分布」という。なお、照明瞳とは、照明瞳と被照射面(露光装置の場合にはマスクまたはウェハ)との間の光学系の作用によって、被照射面が照明瞳のフーリエ変換面となるような位置として定義される。すなわち、露光装置においてウェハを最終的な被照射面と考えれば、投影光学系の瞳面も照明瞳である。
マスクに形成されたパターンは高集積化されており、この微細パターンをウェハ上に正確に転写するにはウェハ上において均一な照度分布を得ることが不可欠である。マスクの微細パターンをウェハ上に正確に転写するために、例えば輪帯状や複数極状(2極状、4極状など)の瞳強度分布を形成し、投影光学系の焦点深度や解像力を向上させる技術が提案されている(特許文献1を参照)。
米国特許公開第2006/0055834号公報
マスクの微細パターンをウェハ上に忠実に転写するには、投影光学系の瞳面に形成される瞳強度分布を所要の形状に調整するだけでなく、投影光学系の像面(ひいては感光性基板であるウェハ)上の各点に関する瞳強度分布を所要の分布に調整する必要がある。ウェハ上の各点での瞳強度分布の均一性にばらつきがあると、ウェハ上の位置毎にパターンの線幅がばらついて、マスクの微細パターンを露光領域の全体に亘って所望の線幅でウェハ上に忠実に転写することができない。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、投影光学系の像面上の各点での瞳強度分布を所要の分布に調整することのできる補正ユニットを提供することを目的とする。また、本発明は、像面上の各点での瞳強度分布を所要の分布に調整する補正ユニットを用いて、像面上の各点での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系を提供することを目的とする。また、本発明は、像面上の各点での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系を用いて、適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことのできる露光装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、投影光学系の光路中に配置されて前記投影光学系の像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットであって、
第1角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第1通過領域と、前記第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第2通過領域とを有する少なくとも1つの補正部材を備えていることを特徴とする補正ユニットを提供する。
本発明の第2形態では、投影光学系の光路中に配置されて前記投影光学系の像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットであって、
平行平面板状の形態を有し、光の入射角と透過率との関係が第1角度特性に従って変化する第1補正部材と、
平行平面板状の形態を有し、光の入射角と透過率との関係が前記第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って変化する第2補正部材とを備えていることを特徴とする補正ユニットを提供する。
本発明の第3形態では、第1形態または第2形態の補正ユニットを備え、第1面の像を第2面に形成することを特徴とする投影光学系を提供する。
本発明の第4形態では、第3形態の投影光学系を備え、前記第1面に設定された所定のパターンを前記第2面に設定された感光性基板に投影露光することを特徴とする露光装置を提供する。
本発明の第5形態では、第4形態の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する現像工程と、
前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法を提供する。
本発明の一態様にかかる補正ユニットは、投影光学系の瞳面またはその近傍に配置された第1補正部材と、投影光学系の瞳面から光軸方向に離間した位置に配置された第2補正部材との協働作用により、投影光学系の像面上の各点での瞳強度分布を所要の分布に調整することができる。したがって、本発明では、この補正ユニットの作用により、像面上の各点での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系を実現することができる。また、本発明の露光装置では、像面上の各点での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系を用いて、適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことができ、ひいては良好なデバイスを製造することができる。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 投影光学系の瞳面に形成される4極状の瞳強度分布を示す図である。 ウェハ上に形成される矩形状の静止露光領域を示す図である。 補正ユニット中の各補正部材の構成を概略的に示す図である。 第1補正部材における光の入射角と透過率との関係を説明する図である。 第2補正部材における光の入射角と透過率との関係を説明する図である。 本実施形態の補正ユニットの作用を模式的に説明する図である。 変形例にかかる補正ユニット中の各補正部材の要部構成を概略的に示す図である。 図8の第2補正部材の第2通過領域における光の入射角と透過率との関係を説明する図である。 図8の変形例にかかる補正ユニットの作用を模式的に説明する図である。 補正部材における第1通過領域および第2通過領域の設定例を示す図である。 各補正部材の具体的な配置例を示す第1の図である。 各補正部材の具体的な配置例を示す第2の図である。 半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。 液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。図1において、感光性基板であるウェハWの転写面(露光面)の法線方向に沿ってZ軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に平行な方向にY軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に垂直な方向にX軸をそれぞれ設定している。
図1を参照すると、本実施形態の露光装置では、光源1から露光光(照明光)が供給される。光源1として、たとえば193nmの波長の光を供給するArFエキシマレーザ光源や248nmの波長の光を供給するKrFエキシマレーザ光源などを用いることができる。光源1から射出された光は、整形光学系2により所要の断面形状の光束に変換された後、例えば輪帯照明用の回折光学素子3を介して、アフォーカルレンズ4に入射する。
アフォーカルレンズ4は、前側レンズ群4aと後側レンズ群4bとからなり、前側レンズ群4aの前側焦点位置と回折光学素子3の位置とがほぼ一致し且つ後側レンズ群4bの後側焦点位置と図中破線で示す所定面5の位置とがほぼ一致するように設定されたアフォーカル系(無焦点光学系)である。回折光学素子3は、基板に露光光(照明光)の波長程度のピッチを有する段差を形成することによって構成され、入射ビームを所望の角度に回折する作用を有する。
具体的に、輪帯照明用の回折光学素子3は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールド(またはフラウンホーファー回折領域)に輪帯状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、回折光学素子3に入射したほぼ平行光束は、アフォーカルレンズ4の瞳面に輪帯状の光強度分布を形成した後、輪帯状の角度分布でアフォーカルレンズ4から射出される。
アフォーカルレンズ4から射出された光は、σ値(σ値=照明光学系のマスク側開口数/投影光学系のマスク側開口数)可変用のズームレンズ6を介して、オプティカルインテグレータとしてのマイクロフライアイレンズ(またはフライアイレンズ)7に入射する。マイクロフライアイレンズ7は、例えば縦横に且つ稠密に配列された多数の正屈折力を有する微小レンズからなる光学素子であって、平行平面板にエッチング処理を施して微小レンズ群を形成することによって構成されている。
マイクロフライアイレンズを構成する各微小レンズは、フライアイレンズを構成する各レンズエレメントよりも微小である。また、マイクロフライアイレンズは、互いに隔絶されたレンズエレメントからなるフライアイレンズとは異なり、多数の微小レンズ(微小屈折面)が互いに隔絶されることなく一体的に形成されている。しかしながら、正屈折力を有するレンズ要素が縦横に配置されている点でマイクロフライアイレンズはフライアイレンズと同じ波面分割型のオプティカルインテグレータである。なお、マイクロフライアイレンズ7として、例えばシリンドリカルマイクロフライアイレンズを用いることもできる。シリンドリカルマイクロフライアイレンズの構成および作用は、例えば米国特許第6913373号公報に開示されている。
所定面5の位置はズームレンズ6の前側焦点位置またはその近傍に配置され、マイクロフライアイレンズ7の入射面はズームレンズ6の後側焦点位置またはその近傍に配置されている。換言すると、ズームレンズ6は、所定面5とマイクロフライアイレンズ7の入射面とを実質的にフーリエ変換の関係に配置し、ひいてはアフォーカルレンズ4の瞳面とマイクロフライアイレンズ7の入射面とを光学的にほぼ共役に配置している。したがって、マイクロフライアイレンズ7の入射面上には、アフォーカルレンズ4の瞳面と同様に、たとえば光軸AXを中心とした輪帯状の照野が形成される。この輪帯状の照野の全体形状は、ズームレンズ6の焦点距離に依存して相似的に変化する。
マイクロフライアイレンズ7における各微小レンズの入射面(すなわち単位波面分割面)は、例えばZ方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状であって、マスクM上において形成すべき照明領域の形状(ひいてはウェハW上において形成すべき露光領域の形状)と相似な矩形状である。マイクロフライアイレンズ7に入射した光束は二次元的に分割され、その後側焦点面またはその近傍の照明瞳には、マイクロフライアイレンズ7の入射面に形成される照野とほぼ同じ光強度分布を有する二次光源、すなわち光軸AXを中心とした輪帯状の実質的な面光源からなる二次光源(瞳強度分布)が形成される。
マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍には、必要に応じて、輪帯状の二次光源に対応した輪帯状の開口部(光透過部)を有する照明開口絞り(不図示)が配置されている。照明開口絞りは、照明光路に対して挿脱自在に構成され、且つ大きさおよび形状の異なる開口部を有する複数の開口絞りと切り換え可能に構成されている。開口絞りの切り換え方式として、たとえば周知のターレット方式やスライド方式などを用いることができる。照明開口絞りは、後述する投影光学系PLの入射瞳面と光学的にほぼ共役な位置に配置され、二次光源の照明に寄与する範囲を規定する。
マイクロフライアイレンズ7を経た光は、コンデンサー光学系8を介して、マスクブラインド9を重畳的に照明する。こうして、照明視野絞りとしてのマスクブラインド9には、マイクロフライアイレンズ7の微小レンズの形状と焦点距離とに応じた矩形状の照野が形成される。マスクブラインド9の矩形状の開口部(光透過部)を経た光は、前側レンズ群10aと後側レンズ群10bとからなる結像光学系10を介して、所定のパターンが形成されたマスクMを重畳的に照明する。すなわち、結像光学系10は、マスクブラインド9の矩形状開口部の像をマスクM上に形成することになる。結像光学系10の瞳面はマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳と光学的に共役な位置にあり、結像光学系10の瞳面の照明瞳にも輪帯状の瞳強度分布が形成される。
マスクステージMS上に保持されたマスクMには転写すべきパターンが形成されており、パターン領域全体のうちY方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状(スリット状)のパターン領域が照明される。マスクMのパターン領域を透過した光は、投影光学系PLを介して、ウェハステージWS上に保持されたウェハ(感光性基板)W上にマスクパターンの像を形成する。すなわち、マスクM上での矩形状の照明領域に光学的に対応するように、ウェハW上においてもY方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状の静止露光領域(実効露光領域)にパターン像が形成される。投影光学系PLの瞳面(開口絞りASが配置されている位置)はマイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳と光学的に共役な位置にあり、投影光学系PLの瞳面の照明瞳にも輪帯状の瞳強度分布が形成される。
こうして、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式にしたがって、投影光学系PLの光軸AXと直交する平面(XY平面)内において、X方向(走査方向)に沿ってマスクステージMSとウェハステージWSとを、ひいてはマスクMとウェハWとを同期的に移動(走査)させることにより、ウェハW上には静止露光領域のY方向寸法に等しい幅を有し且つウェハWの走査量(移動量)に応じた長さを有するショット領域(露光領域)に対してマスクパターンが走査露光される。
本実施形態では、上述したように、マイクロフライアイレンズ7により形成される二次光源を光源として、照明光学系(2〜10)の被照射面に配置されるマスクMをケーラー照明する。このため、二次光源が形成される位置は投影光学系PLの開口絞りASの位置と光学的に共役であり、二次光源の形成面を照明光学系(2〜10)の照明瞳と呼ぶことができる。典型的には、照明瞳に対して被照射面(マスクMが配置される面、または投影光学系PLを含めて照明光学系と考える場合にはウェハWが配置される面)が光学的なフーリエ変換面となる。
なお、瞳強度分布とは、照明光学系(2〜10)の照明瞳または当該照明瞳と光学的に共役な面における光強度分布(輝度分布)である。マイクロフライアイレンズ7による波面分割数が比較的大きい場合、マイクロフライアイレンズ7の入射面に形成される大局的な光強度分布と、二次光源全体の大局的な光強度分布(瞳強度分布)とが高い相関を示す。このため、マイクロフライアイレンズ7の入射面および当該入射面と光学的に共役な面における光強度分布についても瞳強度分布と称することができる。
輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、複数極照明(2極照明、4極照明、8極照明など)用の回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、複数極照明を行うことができる。複数極照明用の回折光学素子は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールドに複数極状(2極状、4極状、8極状など)の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、複数極照明用の回折光学素子を介した光束は、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、たとえば光軸AXを中心とした複数の所定形状(円弧状、円形状など)の照野からなる複数極状の照野を形成する。その結果、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳(ひいては投影光学系PLの瞳面)にも、その入射面に形成された照野と同じ複数極状の二次光源が形成される。
また、輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、円形照明用の回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、通常の円形照明を行うことができる。円形照明用の回折光学素子は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、ファーフィールドに円形状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、円形照明用の回折光学素子を介した光束は、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、たとえば光軸AXを中心とした円形状の照野を形成する。その結果、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳(ひいては投影光学系PLの瞳面)にも、その入射面に形成された照野と同じ円形状の二次光源が形成される。また、輪帯照明用の回折光学素子3に代えて、適当な特性を有する回折光学素子(不図示)を照明光路中に設定することによって、様々な形態の変形照明を行うことができる。回折光学素子3の切り換え方式として、たとえば周知のターレット方式やスライド方式などを用いることができる。
以下の説明では、本実施形態の作用効果の理解を容易にするために、投影光学系PLの瞳面に、図2に示すような4つの円弧状の実質的な面光源(以下、単に「面光源」という)20a,20b,20cおよび20dからなる4極状の瞳強度分布20が形成されるものとする。また、投影光学系PLは、図1に示すように、開口絞りASよりもマスクM側に配置された前側レンズ群Gaと、開口絞りASよりもウェハW側に配置された後側レンズ群Gbとからなる屈折光学系であって、マスクMのパターンの中間像を光路中に形成することのない1回結像型の光学系であるものとする。
図2を参照すると、投影光学系PLの瞳面に形成される4極状の瞳強度分布20は、光軸AXを挟んでY方向に間隔を隔てた一対の面光源20aおよび20bと、光軸AXを挟んでX方向に間隔を隔てた一対の面光源20cおよび20dとを有する。なお、投影光学系PLの瞳面におけるX方向は、ウェハWの走査方向に対応し、マイクロフライアイレンズ7の矩形状の微小レンズの短辺方向(矩形状の単位波面分割面の短辺方向)であるX方向に対応している。また、投影光学系PLの瞳面におけるY方向は、ウェハWの走査方向と直交する走査直交方向に対応し、マイクロフライアイレンズ7の矩形状の微小レンズの長辺方向(単位波面分割面の長辺方向)であるZ方向に対応している。
ウェハW上には、図3に示すように、Y方向に沿って長辺を有し且つX方向に沿って短辺を有する矩形状の静止露光領域ERが形成され、この静止露光領域ERに対応するように、マスクM上には矩形状の照明領域(不図示)が形成される。ここで、静止露光領域ER内の1点に入射する光が投影光学系PLの瞳面に形成する4極状の瞳強度分布は、入射点の位置に依存することなく、互いにほぼ同じ形状を有する。しかしながら、4極状の瞳強度分布を構成する各面光源の光強度は、入射点の位置に依存して異なる場合がある。
静止露光領域ER内の各点に関する瞳強度分布の均一性にばらつきがあると、ウェハW上の位置毎にパターンの線幅がばらついて、マスクMの微細パターンを露光領域の全体に亘って所望の線幅でウェハ上に忠実に転写することができない。そこで、本実施形態の投影光学系PLは、図1に示すように、像面上の各点での瞳強度分布を所要の分布に調整するための調整手段として、一対の補正部材11,12を有する補正ユニットCUを備えている。
第1補正部材11は、投影光学系PLの瞳面またはその近傍の位置、すなわち開口絞りASの位置の近傍に配置されている。第2補正部材12は、第1補正部材11から光軸AX方向に離間した位置、例えば前側レンズ群Gaの光路中に配置されている。各補正部材11(12)は、図4に示すように、平行平面板状の形態を有する光透過性の基板11a(12a)と、基板11a(12a)の両方の面(入射側の面および射出側の面)に形成されて光の入射角に応じて透過率が規定されるコート(反射防止膜)11b(12b)とを有する。なお、場合によっては、基板11a(12a)の一方の面(入射側の面または射出側の面)にのみコート11b(12b)を形成する構成も可能である。
具体的に、第1補正部材11は、光の入射角と透過率との関係が図5に示す角度特性に従って変化するように構成されている。すなわち、第1補正部材11は、光の透過率が入射位置に依存することなく、光の入射角θが0度のときに透過率が最も大きく、入射角θの大きさが増大するにつれて透過率が単調に減少するように構成されている。一方、第2補正部材12は、光の入射角と透過率との関係が図6に示す角度特性に従って変化するように構成されている。すなわち、第2補正部材12は、光の透過率が入射位置に依存することなく、光の入射角θが0度のときに透過率が最も小さく、入射角θの大きさが増大するにつれて透過率が単調に増大するように構成されている。
この場合、図3に示す静止露光領域ER内の中心点P1に達する光が、投影光学系PLの瞳面の近傍に配置された第1補正部材11に入射するときの入射角θは、第1補正部材11への入射位置(ひいては投影光学系PLの瞳面への入射位置)に依存することなく、ほぼ0度である。これに対し、静止露光領域ER内の中心点P1からY方向に間隔を隔てた周辺の点P2,P3に達する光が第1補正部材11に入射するときの入射角θは、第1補正部材11への入射位置(ひいては投影光学系PLの瞳面への入射位置)にほとんど依存することなく、0度よりもある程度大きな値になる。
その結果、第1補正部材11は、静止露光領域ER内の各点P1〜P3に関する4極状の瞳強度分布21〜23(図2を参照)に対して、図7の上段の図に示すような減光作用を発揮する。図7の上段の図では、投影光学系PLの瞳面に形成される4極状の瞳強度分布21〜23の各面光源21a〜21d;22a〜22d;23a〜23dの中心領域における第1補正部材11の減光作用の大きさを、「0」および「−」により模式的に表している。
ここで、「0」は、第1補正部材11の減光作用がほとんどないか、あるいは比較的小さいことを意味している。一方、「−」は、第1補正部材11の減光作用が比較的大きいことを意味している。図7の上段の図における表記は、図7の下段の図、およびこれに関連する図10においても同様である。このように、第1補正部材11は、中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21の各面光源21a〜21dにはほとんど減光作用を発揮することなく、周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23の各面光源22a〜22d;23a〜23dに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。
次に、静止露光領域ER内の−Y方向側の周辺点P2に達する光のうち、投影光学系PLの瞳面の−Y方向側の領域(面光源22aが形成される領域)を通過する光が、投影光学系PLの瞳面から光軸AX方向に離間した位置(ひいては第1補正部材11から光軸AX方向に離間した位置)に配置された第2補正部材12に入射するときの入射角θは、比較的大きな値になる。そして、投影光学系PLの瞳面の他の3つの領域(面光源22b,22c,22dが形成される領域)を通過する光が第2補正部材12に入射するときの入射角θは、比較的小さな値になる。
同様に、静止露光領域ER内の+Y方向側の周辺点P3に達する光のうち、投影光学系PLの瞳面の+Y方向側の領域(面光源23bが形成される領域)を通過する光が第2補正部材12に入射するときの入射角θは、比較的大きな値になる。そして、投影光学系PLの瞳面の他の3つの領域(面光源23a,23c,23dが形成される領域)を通過する光が第2補正部材12に入射するときの入射角θは、比較的小さな値になる。
静止露光領域ER内の中心点P1に達する光が第2補正部材12に入射するときの入射角θは、投影光学系PLの瞳面を通過する領域(面光源21a〜21dが形成される領域)にほとんど依存することなく、比較的小さな値になる。その結果、第2補正部材12は、静止露光領域ER内の各点P1〜P3に関する4極状の瞳強度分布21〜23に対して、図7の下段の図に示すような減光作用を発揮する。
すなわち、第2補正部材12は、中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21の各面光源21a〜21dに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。また、第2補正部材12は、周辺点P2に関する4極状の瞳強度分布22の各面光源22a〜22dのうち、−Y方向側の面光源22aにはほとんど減光作用を発揮することなく、その他の面光源22b〜22dに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。また、第2補正部材12は、周辺点P3に関する4極状の瞳強度分布23の各面光源23a〜23dのうち、+Y方向側の面光源23bにはほとんど減光作用を発揮することなく、その他の面光源23a,23c,23dに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。
図7を参照すると、第1補正部材11と第2補正部材12とを有する補正ユニットCUは、周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23において、光軸AXを挟んでY方向に対向する一対の面光源22a,22b;23a,23bのうち、一方の面光源22a,23bよりも他方の面光源22b,23aに対してより大きな減光作用を発揮することがわかる。換言すれば、補正ユニットCUは、図7の上段の図および下段の図における周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23に対する減光作用に着目すると明らかなように、周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23において対向する一対の面光源22aと22bとの間および23aと23bとの間の強度バランスを調整する機能を有する。
露光装置に搭載される投影光学系では、屈折光学系であると反射屈折光学系であるとを問わず、また1回結像型の光学系であると複数回結像型の光学系であるとを問わず、−Y方向側の周辺点P2に関する4極状の瞳強度分布22では、Y方向に対向する一対の面光源22a,22bのうち、−Y方向側の面光源22aの強度の方が+Y方向側の面光源22bの強度よりも小さくなる傾向がある。また、+Y方向側の周辺点P3に関する4極状の瞳強度分布23では、Y方向に対向する一対の面光源23a,23bのうち、+Y方向側の面光源23bの強度の方が−Y方向側の面光源23aの強度よりも小さくなる傾向がある。これらの傾向は、レンズの反射防止膜の角度特性に起因して発生するものと考えられる。なお、中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21では、Y方向に対向する一対の面光源21aと21bとの間の強度バランスは比較的良好である。
本実施形態の投影光学系PLでは、図7を参照して説明したように、補正ユニットCUの作用により、周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23においてY方向に対向する一対の面光源22aと22bとの間および23aと23bとの間で光強度を互いに近づけることができる。このことは、補正ユニットCUの作用により、Y方向に沿って周辺点P2とP3との間にある各点、ひいては静止露光領域ER内の各点に関する4極状の瞳強度分布において、Y方向に対向する一対の面光源の間の強度バランスを調整することができることを意味している。
以上のように、本実施形態の補正ユニットCUは、投影光学系PLの瞳面の近傍に配置された第1補正部材11と投影光学系PLの瞳面から光軸AX方向に離間した位置に配置された第2補正部材12との協働作用により、ウェハW上の静止露光領域ER内の各点(ひいては投影光学系PLの像面上の各点)での瞳強度分布を所要の分布に調整することができる。したがって、本実施形態では、補正ユニットCUの作用により、ウェハW上の静止露光領域ER内の各点(ひいては投影光学系PLの像面上の各点)での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系PLを実現することができる。
また、本実施形態の露光装置(2〜WS)では、ウェハW上の静止露光領域ER内の各点での瞳強度分布が所要の分布に調整された投影光学系PLを用いて、マスクMの微細パターンに応じた適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことができ、ひいてはマスクMの微細パターンを露光領域の全体に亘って所望の線幅でウェハW上に忠実に転写することができる。なお、上述の実施形態において、第1補正部材11および第2補正部材12の光の入射角と透過率との関係は、図5および図6に示した角度特性に限定されず、2次関数や4次関数、6次関数などの偶数次関数にしたがって変化するものであってもよい。
なお、上述の実施形態において、補正部材11,12は、光の透過率が入射位置に依存することなく入射角だけに依存するように構成されている。換言すれば、補正部材11,12では、光の通過領域の全体に亘って入射角と透過率との関係が一様である。しかしながら、これに限定されることなく、入射角と透過率との関係が光の通過領域毎に異なるような補正部材を用いることもできる。
一例として、上述の実施形態における補正部材11および12に代えて、図8に示すような補正部材13および14を用いる変形例が可能である。各補正部材13および14の基本的な構造は、図4に示す補正部材11および12と同様である。しかしながら、図8の変形例において投影光学系PLの瞳面またはその近傍に配置された第1補正部材13は、光軸AXを挟んでX方向に対向する一対の第1通過領域13aと、光軸AXを挟んでY方向に対向する一対の第2通過領域13bとを有する。
一対の第1通過領域13aは、光の入射角に依存することなく透過率が一定の高い値になるように構成されている。すなわち、第1通過領域13aは、通過する光に対してほとんど減光作用を発揮しない。一対の第2通過領域13bは、光の入射角と透過率との関係が図5に示す角度特性に従って変化するように構成されている。すなわち、一対の第2通過領域13bは、光の入射角θが0度のときに透過率が最も大きく、入射角θの大きさが増大するにつれて透過率が単調に減少するように構成されている。
図8の変形例において投影光学系PLの瞳面から光軸AX方向に離間した位置(ひいては第1補正部材13から光軸AX方向に離間した位置)に配置された第2補正部材14は、光軸AXを挟んでX方向に対向する一対の第1通過領域14aと、光軸AXを挟んでY方向に対向する一対の第2通過領域14bとを有する。一対の第1通過領域14aは、光の入射角に依存することなく透過率が一定の高い値になるように構成されている。すなわち、第1通過領域14aは、通過する光に対してほとんど減光作用を発揮しない。
一対の第2通過領域14bは、光の入射角と透過率との関係が図9に示す角度特性に従って変化するように構成されている。すなわち、一対の第2通過領域14bは、この領域への最大入射角を含む所定の狭い範囲の入射角に対して透過率が一定の高い値になり、その他の範囲の入射角に対して透過率が比較的小さい一定の値になるように構成されている。ここで、最大入射角を含む所定の狭い範囲とは、例えば面光源22a,23bを介して周辺点P2,P3に達する光が第2通過領域14bを通過する際の入射角の範囲に対応している。
図8の変形例の場合、静止露光領域ER内の中心点P1に達する光が第1補正部材13に入射するときの入射角θは、第1補正部材13への入射位置(ひいては投影光学系PLの瞳面への入射位置)に依存することなく、ほぼ0度である。また、静止露光領域ER内の周辺点P2,P3に達する光が第1補正部材13に入射するときの入射角θは、第1補正部材13への入射位置(ひいては投影光学系PLの瞳面への入射位置)にほとんど依存することなく、0度よりもある程度大きな値になる。その結果、第1補正部材13は、静止露光領域ER内の各点P1〜P3に関する4極状の瞳強度分布21〜23に対して、図10の上段の図に示すような減光作用を発揮する。
すなわち、第1補正部材13は、中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21の各面光源21a〜21dに対してほとんど減光作用を発揮しない。また、第1補正部材13は、周辺点P2に関する4極状の瞳強度分布22の各面光源22a〜22dのうち、X方向に対向する一対の面光源22c,22dにはほとんど減光作用を発揮することなく、Y方向に対向する一対の面光源22a,22bに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。また、第1補正部材13は、周辺点P3に関する4極状の瞳強度分布23の各面光源23a〜23dのうち、X方向に対向する一対の面光源23c,23dにはほとんど減光作用を発揮することなく、Y方向に対向する一対の面光源23a,23bに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。
次に、静止露光領域ER内の−Y方向側の周辺点P2に達する光のうち、投影光学系PLの瞳面の−Y方向側の領域(面光源22aが形成される領域)を通過する光が、投影光学系PLの瞳面から光軸AX方向に離間した位置に配置された第2補正部材14に入射するときの入射角θは、比較的大きな値になる。そして、投影光学系PLの瞳面の他の3つの領域(面光源22b,22c,22dが形成される領域)を通過する光が第2補正部材14に入射するときの入射角θは、比較的小さな値になる。
同様に、静止露光領域ER内の+Y方向側の周辺点P3に達する光のうち、投影光学系PLの瞳面の+Y方向側の領域(面光源23bが形成される領域)を通過する光が第2補正部材14に入射するときの入射角θは、比較的大きな値になる。そして、投影光学系PLの瞳面の他の3つの領域(面光源23a,23c,23dが形成される領域)を通過する光が第2補正部材14に入射するときの入射角θは、比較的小さな値になる。
静止露光領域ER内の中心点P1に達する光が第2補正部材14に入射するときの入射角θは、投影光学系PLの瞳面を通過する領域(面光源21a〜21dが形成される領域)にほとんど依存することなく、比較的小さな値になる。その結果、第2補正部材14は、静止露光領域ER内の各点P1〜P3に関する4極状の瞳強度分布21〜23に対して、図10の下段の図に示すような減光作用を発揮する。
すなわち、第2補正部材14は、中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21の各面光源21a〜21dのうち、X方向に対向する一対の面光源21c,21dにはほとんど減光作用を発揮することなく、Y方向に対向する一対の面光源21a,21bに対してほぼ一様に比較的大きな減光作用を発揮する。また、第2補正部材14は、周辺点P2に関する4極状の瞳強度分布22の各面光源22a〜22dのうち、+Y方向側の面光源22bに対して比較的大きな減光作用を発揮するが、その他の面光源22a,22c,22dにはほとんど減光作用を発揮しない。また、第2補正部材14は、周辺点P3に関する4極状の瞳強度分布23の各面光源23a〜23dのうち、−Y方向側の面光源23aに対して比較的大きな減光作用を発揮するが、その他の面光源23b〜23dにはほとんど減光作用を発揮しない。
図10を参照すると、図8の変形例にかかる補正ユニットCUは、上述の実施形態の場合と同様に、周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23において対向する一対の面光源22aと22bとの間および23aと23bとの間の強度バランスを調整する機能を有する。また、図8の変形例にかかる補正ユニットCUは、図10の上段の図における周辺点P2,P3に関する4極状の瞳強度分布22,23に対する減光作用および図10の下段の図における中心点P1に関する4極状の瞳強度分布21に対する減光作用に着目すると明らかなように、各点P1〜P3に関する4極状の瞳強度分布21〜23においてY方向に対向する一対の面光源の強度平均値とX方向に対向する一対の面光源の強度平均値とを近づけて、4極状の瞳強度分布21〜23におけるY方向とX方向との強度バランスを調整する機能を有する。
なお、図8の変形例における補正部材13,14では、光軸AXを挟んでX方向に対向する一対の第1通過領域13a,14aと、光軸AXを挟んでY方向に対向する一対の第2通過領域13b,14bとが設けられている。しかしながら、これに限定されることなく、入射角と透過率との関係が光の通過領域毎に異なるような補正部材における各通過領域の設定については、様々な形態が可能である。例えば、図11に示す補正部材15のように、光軸を挟んで第1方向に対向する一対の第1通過領域(あるいは第2通過領域)15aと、第1方向と交差する第2方向に沿った第2通過領域(あるいは第1通過領域)15bとを有する構成も可能である。なお、上述の変形例においても、第1補正部材13の第2通過領域13bにおける光の入射角と透過率との関係は、図5および図6に示した角度特性に限定されず、2次関数や3次関数、それよりも高次の関数にしたがって変化するものであってもよい。
また、上述の実施形態では、1回結像型で屈折型の投影光学系PLに対して本発明を適用しているが、本発明が適用可能な投影光学系、各補正部材の配置などについて様々な形態が可能である。以下、図12および図13を参照して、具体的な投影光学系における第1補正部材および第2補正部材の配置例を説明する。図12の投影光学系は、マスクMのパターン面(物体面)の中間像を形成する屈折型結像光学系G1と、当該中間像の像を形成する反射屈折型結像光学系G2と、反射屈折型結像光学系G2による中間像の像を最終像としてウェハWの表面(像面)に形成する屈折型結像光学系G3とを備えている。
図12に示す3回結像型で反射屈折型の投影光学系は、開口絞りが配置される面およびその共役面である瞳面1〜3を備えている。したがって、瞳面1またはその近傍に配置されている平行平面板P11および瞳面3の近傍に配置されている平行平面板P12のうちの少なくともいずれか一方を第1補正部材とし、最もマスクM側に配置されている平行平面板P2を第2補正部材とすることができる。
図13の投影光学系は、マスクMのパターン面(物体面)の中間像を形成する屈折型結像光学系G1と、当該中間像の像を形成する反射型結像光学系G2と、反射型結像光学系G2による中間像の像を最終像としてウェハWの表面(像面)に形成する屈折型結像光学系G3とを備えている。図13に示す3回結像型で反射屈折型の投影光学系は、開口絞りが配置される面およびその共役面である瞳面1〜3を備えている。したがって、瞳面1またはその近傍に配置されている平行平面板P1を第1補正部材とし、第1補正部材としての平行平面板P1から光軸方向に離間して配置されている(すなわち平行平面板P1よりも瞳面1から離間して配置されている)平行平面板P2を第2補正部材とすることができる。
さらに、本発明では、補正部材の数および配置、各通過領域における光の入射角と透過率との関係の設定などについても様々な形態が可能である。すなわち、本発明では、投影光学系の光路中に配置されて像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットが、光の入射角と透過率との関係が第1角度特性に従って変化する平行平面板状の第1補正部材と、光の入射角と透過率との関係が第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って変化する平行平面板状の第2補正部材とを備えていることが重要である。あるいは、本発明では、投影光学系の光路中に配置されて像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットが、第1角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第1通過領域と、第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第2通過領域とを有する少なくとも1つの補正部材を備えていることが重要である。
また、上述の実施形態では、補正部材11,12が投影光学系PLの光路中に固定的に設けられているが、これに限定されることなく、補正ユニット中の補正部材を特性の異なる他の補正部材と交換可能に構成することもできる。この場合、例えば樹脂系の光学材料を用いて基板を形成することにより補正部材に十分な可撓性および復元力を付与し、この可撓性および復元力を利用して既設の投影光学系を実質的に解体することなく補正部材の交換を必要に応じて容易に行うことが可能になる。すなわち、可撓性および復元力を有するフィルム状の補正部材を用いる場合、補正部材を一時的に所要の面形状に湾曲させることにより、アクセスが困難な狭い箇所を介した交換作業が可能になる。
また、上述の実施形態では、マスクおよびウェハを投影光学系に対して相対移動させながら、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式にしたがってウェハの各露光領域にパターンをスキャン露光する露光装置に対して、本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、ウェハを二次元的に駆動制御しながら一括露光を行うことにより、いわゆるステップ・アンド・リピート方式にしたがってウェハのショット領域にパターンを逐次露光する露光装置に対して、必要に応じて本発明を適用することができる。
上述の実施形態では、マスクの代わりに、所定の電子データに基づいて所定パターンを形成する可変パターン形成装置を用いることができる。このような可変パターン形成装置を用いれば、パターン面が縦置きでも同期精度に及ぼす影響を最低限にできる。なお、可変パターン形成装置としては、たとえば所定の電子データに基づいて駆動される複数の反射素子を含むDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いることができる。DMDを用いた露光装置は、例えば特開2004−304135号公報、国際特許公開第2006/080285号パンフレットおよびこれに対応する米国特許公開第2007/0296936号公報に開示されている。また、DMDのような非発光型の反射型空間光変調器以外に、透過型空間光変調器を用いても良く、自発光型の画像表示素子を用いても良い。なお、パターン面が横置きの場合であっても可変パターン形成装置を用いても良い。ここでは、米国特許公開第2007/0296936号公報の教示を参照として援用する。
上述の実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行っても良い。
次に、上述の実施形態にかかる露光装置を用いたデバイス製造方法について説明する。図14は、半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図14に示すように、半導体デバイスの製造工程では、半導体デバイスの基板となるウェハWに金属膜を蒸着し(ステップS40)、この蒸着した金属膜上に感光性材料であるフォトレジストを塗布する(ステップS42)。つづいて、上述の実施形態の露光装置を用い、マスク(レチクル)Mに形成されたパターンをウェハW上の各ショット領域に転写し(ステップS44:露光工程)、この転写が終了したウェハWの現像、つまりパターンが転写されたフォトレジストの現像を行う(ステップS46:現像工程)。その後、ステップS46によってウェハWの表面に生成されたレジストパターンをマスクとし、ウェハWの表面に対してエッチング等の加工を行う(ステップS48:加工工程)。
ここで、レジストパターンとは、上述の実施形態の露光装置によって転写されたパターンに対応する形状の凹凸が生成されたフォトレジスト層であって、その凹部がフォトレジスト層を貫通しているものである。ステップS48では、このレジストパターンを介してウェハWの表面の加工を行う。ステップS48で行われる加工には、例えばウェハWの表面のエッチングまたは金属膜等の成膜の少なくとも一方が含まれる。なお、ステップS44では、上述の実施形態の露光装置は、フォトレジストが塗布されたウェハWを、感光性基板つまりプレートPとしてパターンの転写を行う。
図15は、液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図15に示すように、液晶デバイスの製造工程では、パターン形成工程(ステップS50)、カラーフィルター形成工程(ステップS52)、セル組立工程(ステップS54)およびモジュール組立工程(ステップS56)を順次行う。
ステップS50のパターン形成工程では、プレートPとしてフォトレジストが塗布されたガラス基板上に、上述の実施形態の露光装置を用いて回路パターンおよび電極パターン等の所定のパターンを形成する。このパターン形成工程には、上述の実施形態の露光装置を用いてフォトレジスト層にパターンを転写する露光工程と、パターンが転写されたプレートPの現像、つまりガラス基板上のフォトレジスト層の現像を行い、パターンに対応する形状のフォトレジスト層を生成する現像工程と、この現像されたフォトレジスト層を介してガラス基板の表面を加工する加工工程とが含まれている。
ステップS52のカラーフィルター形成工程では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応する3つのドットの組をマトリックス状に多数配列するか、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を水平走査方向に複数配列したカラーフィルターを形成する。
ステップS54のセル組立工程では、ステップS50によって所定パターンが形成されたガラス基板と、ステップS52によって形成されたカラーフィルターとを用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。具体的には、例えばガラス基板とカラーフィルターとの間に液晶を注入することで液晶パネルを形成する。ステップS56のモジュール組立工程では、ステップS54によって組み立てられた液晶パネルに対し、この液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路およびバックライト等の各種部品を取り付ける。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
また、上述の実施形態において、投影光学系と感光性基板との間の光路中を1.1よりも大きな屈折率を有する媒体(典型的には液体)で満たす手法、所謂液浸法を適用しても良い。この場合、投影光学系と感光性基板との間の光路中に液体を満たす手法としては、国際公開第WO99/49504号パンフレットに開示されているような局所的に液体を満たす手法や、特開平6−124873号公報に開示されているような露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる手法や、特開平10−303114号公報に開示されているようなステージ上に所定深さの液体槽を形成し、その中に基板を保持する手法などを採用することができる。ここでは、国際公開第WO99/49504号パンフレット、特開平6−124873号公報および特開平10−303114号公報の教示を参照として援用する。
また、上述の実施形態において、米国公開公報第2006/0170901号及び第2007/0146676号に開示されるいわゆる偏光照明方法を適用することも可能である。ここでは、米国特許公開第2006/0170901号公報及び米国特許公開第2007/0146676号公報の教示を参照として援用する。
また、上述の実施形態では、露光装置においてマスク(またはウェハ)を照明する照明光学系に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、マスク(またはウェハ)以外の被照射面を照明する一般的な照明光学系に対して本発明を適用することもできる。
1 光源
3 回折光学素子
4 アフォーカルレンズ
6 ズームレンズ
7 マイクロフライアイレンズ
8 コンデンサー光学系
9 マスクブラインド
10 結像光学系
11,12 補正部材
CU 補正ユニット
M マスク
PL 投影光学系
AS 開口絞り
W ウェハ

Claims (18)

  1. 第1面に配置されるパターンの像を第2面に形成する投影光学系において、
    該投影光学系の光路を横切る第3面に配置されて前記投影光学系の像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットを備え、
    該補正ユニットは、第1角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第1通過領域と、前記第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って光の入射角と透過率との関係が規定される第2通過領域とを有する少なくとも1つの補正部材を備えていることを特徴とする投影光学系。
  2. 前記補正部材は、平行平面板状の形態を有することを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 前記第1通過領域では、光の入射角に依存することなく透過率が一定であり、前記第2通過領域では、光の入射角に応じて透過率が変化することを特徴とする請求項1または2に記載の投影光学系。
  4. 前記少なくとも1つの補正部材は、前記投影光学系の瞳面またはその近傍の位置に配置された第1補正部材と、該第1補正部材から前記投影光学系の光軸方向に離間した位置に配置された第2補正部材とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影光学系。
  5. 前記第1補正部材は、光の入射角と透過率との関係が第1角度特性に従って変化し、前記第2補正部材は、光の入射角と透過率との関係が前記第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って変化することを特徴とする請求項4に記載の投影光学系。
  6. 前記第1通過領域と前記第2通過領域とは、前記第3面上で互いに隣接して配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影光学系。
  7. 前記補正部材は、前記投影光学系の光軸を挟んで第1方向に対向する一対の前記第1通過領域と、前記第1方向と交差する第2方向に沿った前記第2通過領域とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影光学系。
  8. 前記補正部材は、前記投影光学系の光軸を挟んで第1方向に対向する一対の前記第1通過領域と前記光軸を挟んで前記第1方向と交差する第2方向に対向する一対の前記第2通過領域とを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投影光学系。
  9. 第1面に配置されるパターンの像を第2面に形成する投影光学系において、
    該投影光学系内の光路を横切る第3面に配置されて前記投影光学系の像面上の各点に関する瞳強度分布を補正する補正ユニットを備え、
    該補正ユニットは、
    平行平面板状の形態を有し、光の入射角と透過率との関係が第1角度特性に従って変化する第1補正部材と、
    平行平面板状の形態を有し、光の入射角と透過率との関係が前記第1角度特性とは異なる第2角度特性に従って変化する第2補正部材とを備え、
    前記第2補正部材は、前記第1補正部材から前記投影光学系の光軸方向に離間した位置に配置されていることを特徴とする投影光学系。
  10. 前記第1補正部材は、前記投影光学系の瞳面またはその近傍の位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の投影光学系。
  11. 前記第1補正部材と前記第2補正部材とは、前記第3面上で互いに隣接して配置されることを特徴とする請求項9に記載の投影光学系。
  12. 第1面に配置されるパターンの像を第2面に形成する投影光学系において、
    該投影光学系内の光路を横切る第3面に配置されて、光の入射角度に応じて変化する透過率特性を有する第1領域を有する第1補正部材と、
    前記投影光学系内の光路において前記第3面から前記投影光学系の光軸方向に離間した第4面に配置されて、光の入射角度に応じて変化する透過率特性を有する第2領域を有する第2補正部材とを備え、
    前記第1領域は、前記投影光学系の前記光路内の前記第3面上の一部に設けられ、
    前記第2領域は、前記投影光学系の前記光路内の前記第4面上の一部に設けられ、
    前記第1領域と前記第2領域との光の入射角と透過率との関係は互いに異なっていることを特徴とする投影光学系。
  13. 前記補正部材は、平行平面板状の形態を有する基板と、該基板の少なくとも一方の面に形成されて光の入射角に応じて透過率が規定されるコートとを有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の投影光学系。
  14. 前記基板は、可撓性を有することを特徴とする請求項13に記載の投影光学系。
  15. 前記コートは、前記基板の両方の面に形成されていることを特徴とする請求項13または14に記載の投影光学系。
  16. 前記補正部材は、特性の異なる他の補正部材と交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の投影光学系
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の投影光学系を備え、前記第1面に設定された所定のパターンを前記第2面に設定された感光性基板に投影露光することを特徴とする露光装置
  18. 請求項17に記載の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
    前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する現像工程と、
    前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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