JP5603394B2 - セシウムを含む廃液の処理方法 - Google Patents

セシウムを含む廃液の処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、セシウムを含む廃液の処理方法に関し、特にプルシアンブルー型金属錯体をセシウム含有廃液中で調製してセシウムを吸着して低減する、セシウムを含む廃液の処理方法に関するものである。
高レベル放射性廃液には、セシウム・ストロンチウム元素群等の核種が含まれている。
廃液中に含まれるセシウムはヨウ素に比べて半減期が長く、廃液をそのまま流出させることができず、セシウムを回収する必要がある。
セシウムを含有する廃水からセシウムを分離除去する手段として、従来より様々な方法が提案されている。
例えば特開平9−173832号公報(特許文献1)には、多孔性樹脂に、低沸点有機溶剤に可溶で、かつ水に難溶の第四級アンモニウム塩を担持させ、さらにヘキサシアノ鉄(II)酸塩含有水溶液で処理したのち、この処理物を銅塩含有水溶液と接触させて該樹脂の細孔内にヘキサシアノ鉄(II)酸銅を沈積させ、次いで樹脂内の第四級アンモニウム塩を低沸点有機溶剤で抽出して得られるヘキサシアノ鉄(II)酸銅担持多孔性樹脂を予め製造し、かかるヘキサシアノ鉄(II)酸銅担持多孔性樹脂をセシウム含有溶液に配合して、セシウムを吸着させる方法が提案されている。
また、セシウム含有溶液からセシウムを除去するのに、様々なイオン交換材料、例えば、スルホ基を有する高分子材料や、ゼオライトなどの無機材料が提案されてきている。
近年、特に利用されているのはイオン交換樹脂と称される樹脂であって、例えばスルホ基等を多く有する樹脂が例示され、かかる樹脂をカラムなどに充填して、該カラムに廃水を通過させることによってイオンの吸着、交換を実現するものである。
例えば、ゼオライトやクラウンエーテル、金属錯体の検討がなされている。
金属錯体の1種であるプルシアンブルー(紺青)は、陽イオン吸着性能を有しており、紺青を用いてセシウムを吸着除去する方法が提案されている。
特開2011−200856公報(特許文献2)には、プルシアンブルー型金属錯体を導電体上に配設した複合材料を、セシウム等の陽イオンを含有する溶液に配合して接触させて前記所定の陽イオンを前記プルシアンブルー型金属錯体に吸着させる方法が記載されている。
しかし、上記従来の方法は、予めヘキサシアノ鉄(II)酸銅担持多孔性樹脂やプルシアンブルー型金属錯体を導電体上に配設した複合材料を予め調製しなくてはならず、コストがかかり簡便な処理方法ではない。
特開平9−173832号公報 特開2011−200856号公報
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、具体的には、簡便な方法で、かつ廃液中に含まれるセシウムを効率よく除去することができる、セシウムを含む廃液の処理方法を提供することである。
即ち、セシウムを含む排液からセシウムを効率よく除去することができることで、セシウムとして含まれる放射性セシウムも結果として効率よく除去することができる、セシウムを含む廃液の処理方法である。
更に、セシウムを含む廃液をセシウム含有沈殿物を含む沈殿物と処理液とに分離後の処理液中に残存するシアンの残存量が、環境省令(最終改正:平成24年5月23日環境省令第15号、排水基準を定める省令:水質汚濁防止法)による排水基準を満足し、更には残存する鉄や亜鉛の金属イオンも同様に当該環境省令の排水基準を満足している、セシウムを含む廃液の処理方法を提供することである。
本発明は、予め製造したプルシアンブルー(紺青)をセシウム含有液に添加配合するのではなく、セシウム含有液中でプルシアンブルー(紺青)が生成されるように、紺青の原料をセシウム含有廃液に添加配合することで、廃液中に含まれるセシウムを効率よく除去することができることを見出したものである。
即ち、本発明のセシウムを含む廃液の処理方法は、セシウム含有廃液に、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄から成る群より選ばれるの塩または塩化亜鉛、硫酸亜鉛及び硝酸亜鉛からなる群より選ばれる亜鉛の塩とを、前記ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩に対して前記鉄または亜鉛の塩をプルシアンブルー型金属錯体が生成される化学量論以上の量で添加配合して該廃液中で下記式で示される反応式によるプルシアンブルー型金属錯体を形成させ、次いで該プルシアン型金属錯体に該廃液中のセシウムを吸着させ、該廃液のpHを前記プルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるように調整し、当該pH調整によりプルシアンブルー型金属錯体と該廃液中の余剰の鉄または亜鉛を水酸化物として同時に沈殿させ、該廃液中で生成した沈殿物を分離して、沈殿物と処理液とに分離し、得られた処理液中のセシウムの含有量を低減するとともに、シアン及び、亜鉛または鉄の残存濃度を環境省令(平成24年5月23日環境省令第15号)による排水基準以下とすることを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法である。
Figure 0005603394
上記本発明のセシウムを含む廃液の処理方法においては、前記沈殿物自体そのまま処理対象のセシウム含有廃液に添加配合して、上記本発明の処理方法を行なうことを特徴とする。
更に好適には、上記本発明のセシウムを含む廃液の処理方法において、更に、前記処理液に、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、鉄または亜鉛の塩とを添加配合して、該処理液中でプルシアンブルー型金属錯体を形成させ、次いで該処理液のpHをプルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるように調整し、該処理液中で生成した第2次沈殿物を分離して、第2次沈殿物と第2次処理液とに分離し、得られた第2次処理液中のセシウムの含有量を更に低減することを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法である。
更に好適には、上記本発明のセシウムを含む廃液の処理方法において、ヘキサシアノ鉄(II)酸の塩は、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム及び/又はヘキサシアノ鉄(II)酸ナトリウムであることを特徴とする。
ここで、本出願中における「環境省令」とは、水質汚濁防止法第3条第1項の規定に基づく排水基準を定める省令(昭和46年6月21日総理府令第35号)であって、最終改正が平成24年5月23日環境省令第15号のものをいう(「環境省令」と称す)。
本発明のセシウムを含む廃液の処理方法は、セシウムを含む廃液に、ヘキサシアノ鉄酸亜鉛やヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)のプルシアンブルー型金属錯体を生成させる原料を添加配合して、廃液中でプルシアンブルー型金属錯体を生成させることにより、紺青等を予め生成してセシウム含有廃液に添加配合する処理方法よりも、極めて良好にセシウムを廃液中から効率よく除去分離することが可能となるとともに、簡便な処理方法とすることができる。
これにより、セシウムを含む廃液中からセシウムを良好に除去することができるため、結果としてセシウムの一部として含まれる放射性セシウムも効率よく除去できることとなり、文部科学省の平成12年科学技術庁告示第5号(放射線を放出する同位元素の数量等)によ基準も満足することができることが推認されることとなる。
更に、セシウムを含む廃液をセシウム含有沈殿物等と処理液とに分離した後の処理液中に、プルシアンブルー型金属錯体を生成させるために添加配合した原材料中の金属、例えば、シアン、鉄や亜鉛の残存量が、環境省令に規定する排水基準を満足しているため、特に該処理液に排水基準を満足するための処理を施す必要がなく、そのまま排水として放流することができる。
本発明を以下の好適例を例示しつつ説明するが、これらに限定されるものではない。
本発明のセシウムを含む廃液の処理方法は、セシウム含有廃液に、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、鉄または亜鉛の塩とを添加配合して該廃液中でプルシアンブルー型金属錯体を形成させ、次いで該廃液のpHをプルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるように調整し、該廃液中で生成した沈殿物を分離して、沈殿物と処理液とに分離し、得られた処理液中のセシウムの含有量を低減するとともに、シアン及び、亜鉛または鉄の残存濃度を環境省令(平成24年5月23日環境省令第15号)による排水基準以下とすることを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法である。
本発明においては、プルシアンブルー型金属錯体をセシウム含有廃液中で生成させて、生成されたプルシアンブルー型金属錯体に廃液中のセシウムを吸着させることで、予め生成したプルシアン型金属錯体をセシウム廃液中に添加配合する方法よりも、セシウム含有廃液中から極めて良好にセシウムを除去するものである。
プルシアンブルー型金属錯体は、セシウム等の陽イオンを吸着する特性を有しているが、上記したように、本発明においては、予め製造したプルシアンブルー型金属錯体を、セシウム含有廃液に添加配合するものではない。
本発明の上記セシウムを含む廃液の処理方法用いられる、プルシアンブルー型金属錯体がセシウム含有液中で生成されるように添加配合されるプルシアンブルー型金属錯体原料としては、例えばヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、鉄または亜鉛の塩等が例示できる。
また、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩は、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム及び/又はヘキサシアノ鉄(II)酸ナトリウムであり、鉄または亜鉛の塩は、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄、塩化亜鉛、硫酸亜鉛及び硝酸亜鉛からなる群より少なくとも1種選ばれることが好ましい。
これらのセシウム含有液中で生成されたプルシアンブルー型金属錯体は、セシウム含有廃液から極めて効率よくセシウムを吸着除去することができる。
また、セシウム含有液中で生成されるプルシアンブルー型金属錯体の量が、含有されるセシウムの吸着を十分なものとするように、プルシアンブルー型金属錯体原料としての、例えばヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、鉄または亜鉛の塩等は十分に配合する。
更に、前記ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩に対して、鉄または亜鉛の塩を、プルシアンブルー型金属錯体が反応生成される化学量論以上の量で添加することが望ましい。
プルシアン型金属錯体の生成としては、例えば、以下の反応式などが例示される。
Figure 0005603394
Figure 0005603394
これにより、添加配合されたヘキサシアノ鉄酸錯体を、セシウムを除去するために用いるプルシアンブルー型金属錯体にセシウム含有廃液中で十分に形成することができるとともに、セシウム含有廃液から、セシウム含有沈殿物等と処理液とに分離した際、該処理液中に残存するシアンの量を十分に少なくすることができる。
また、プルシアンブルー型金属錯体が生成された後の余剰の鉄または亜鉛イオンも、適正pHに調整すると水酸化物となって沈殿するため、最終的な処理液中に残存するシアンの残存量や鉄または亜鉛イオンの量も上記環境省令(水質汚濁防止法)に規定する排水基準を満たすこととなる。
従って、該処理液からシアン、鉄、亜鉛を除去するための更なる処理が必要ではなく、そのまま排水として放流することが可能となる。
また、プルシアンブルー型金属錯体の各原料をセシウム含有廃液に配合した後、セシウム含有溶液中で生成されたプルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるpH、好ましくは最も小さくなるpHに調整する。かかるpHとしては、pH4〜11である。かかるpHは、得られるプルシアンブルー型金属錯体の組成に依存して、決定することができる。
溶液のpHの調整には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の適当なアルカリ溶液や、塩酸、硫酸等の酸溶液を用いることができる。
このように液のpHを調整することで、生成したプルシアンブルー型金属錯体にセシウムが吸着されたものを、当該液中で沈殿させることができる。
当該液中で生成した沈殿物は、沈降したり、液中に懸濁した状態で浮遊しているものもあるので、好ましくは、これらを効率よく分離するために、高分子凝集剤を添加して沈殿物を凝集させて、沈殿物と処理液とに分離する。
高分子凝集剤としては、プルシアンブルー型金属錯体を凝集沈殿させるもことができるものであれば、特に限定されず公知の任意の高分子凝集剤を使用することができる。
沈殿物と処理液とを分離する手段は、特に限定されず、例えば加圧ろ過、吸引ろ過、遠心分離等のろ過手段を適用することができる。
このようにして分離した処理液中には、前記プルシアンブルー型金属錯体を形成するために添加配合した、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩由来のシアン及び、亜鉛または鉄の残存量が、十分に上記環境省令の排水基準を満足しているものである。
従って、処理液からシアンを除去するための、更なる処理、すなわち放流するために上記排水基準を満足するための処理を更に行なう必要がない。
また、分離した上記沈殿物は、必要に応じて、処理対象となるセシウム含有廃液に添加配合して、上記本発明の処理方法、即ち、該沈殿物を添加配合したセシウム含有廃液中で、プルシアンブルー型金属錯体が生成されるように、プルシアンブルー型金属錯体の上記各原料をセシウム含有廃液に配合し、次いで該液をpH4〜11に調整し、生成した沈殿物と処理液とに分離することにより、セシウム含有廃液中のセシウムを低減させるのに用いて、再利用することができる。
このようにすることで、プルシアンブルー型金属錯体が本来持つセシウム吸着能を更に利用することができ、余剰のセシウム吸着能を効率的に利用することでセシウムの除去効率、結果として放射性セシウムの除去効率の向上に利する。
また、上記本発明のセシウムを含む廃液の処理方法において、沈殿物と分離された前記処理液を用いて、上記本発明の処理方法、即ち、前記処理液中で、プルシアンブルー型金属錯体が生成されるように、プルシアンブルー型金属錯体の上記各原料を該処理液に配合し、次いで該処理液をpH4〜11に調整し、生成した第2次沈殿物と第2次処理液とに分離することで、第2次処理液中のセシウムの含有量を、より低減する工程を更に含むことが望ましい。
このようにすることで、最終的に放流する排液中に残存する極微量のセシウムを更に良好に除去することが可能となり、第2次処理液を、より環境的に安全な排水とすることが可能となる。
従って、セシウムを効率よく除去することができるため、結果としてセシウムの一部として含まれる放射性セシウムも効率よく除去されているものと十分に推認することが可能となり、放射性セシウムを含む廃液から放射性セシウムを除去することができる極めて有効な処理方法である。
本発明を次の実施例及び試験例により説明するが、これらに限定されるものではない。
[使用原料]
(1)紺青
製品品番MILORI BLUE 905(大日精化工業株式会社製)の紺青を用いた。
(2)ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液(3水和物)
[Fe(CN)]・3HO(分子量422.39、キシダ化学株式会社製)4.22gを100ml純水に溶解して0.1モル/L溶液に調整して使用した。
(3)硫酸亜鉛溶液
キシダ化学株式会社製の0.1モル/L硫酸亜鉛溶液を使用した。
(4)塩化第二鉄溶液(6水和物)
FeCl・6HO(分子量270.30、昭和化学株式会社製)2.7gを100ml純水に溶解して0.1モル/L溶液に調整して使用した。
(5)ポリ塩化アルミニウム
多木化学工業株式会社製
(6)水酸化ナトリウム
試薬1級(米山薬品工業株式会社製)を使用した。
(7)硫酸
試薬特級(米山薬品工業株式会社製)を使用した。
(8)ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の調製
0.3モル/Lのヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液2L(リットル)に、38%(w/w)塩化第二鉄溶液340mlを添加して反応させ、25%水酸化ナトリウム溶液を用いて、該溶液をpH5.5に調整して、反応を促進させた。
該溶液を静置後、No.5Aのろ紙にて吸引ろ過して、反応物とろ液に分離した。
該反応物を水洗して、水洗後の液が硝酸銀による塩素定性反応を呈さなくなるまで、十分な水洗を行なった。
次いで、該反応物を80℃で乾燥し、乾燥した反応物を乳鉢にて粉砕することで、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)を得た。
(9)ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の調製
0.3モル/Lのヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液2L(リットル)に、0.1モル/Lの硫酸亜鉛溶液を4L添加して反応させ、25%水酸化ナトリウム溶液を用いて、該溶液をpH9に調整して、反応を促進させた。
該溶液を静置後、No.5Aのろ紙にて吸引ろ過して、反応物とろ液に分離した。
該反応物を水洗して、水洗後の液が塩化バリウムによる硫酸定性反応を呈さなくなるまで、十分な水洗を行なった。
次いで、該反応物を80℃で乾燥し、乾燥した反応物を乳鉢にて粉砕することで、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛を得た。
[試験試料溶液(1)](セシウム10mg/L溶液)
セシウム標準液(1000mg/L、和光純薬工業株式会社製)を用いて、純水にて希釈して、セシウム8.9mg/L液を調製し、試験試料溶液とした。
[試験試料溶液(2)] (セシウム1mg/L溶液)
セシウム標準液(1000mg/L、和光純薬工業株式会社製)を用いて、純水にて希釈して、セシウム0.93mg/L液を調製し、試験試料溶液とした。
A.試験試料溶液(1)(セシウム10mg/L溶液)
[実施例1〜4(ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと硫酸亜鉛)]
上記セシウム試料溶液(1)100mlに、0.1モル/Lの上記ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液と硫酸亜鉛溶液とをそれぞれ、表1に示す配合割合で添加した。
次いで、該各溶液のpHを、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の溶解度が小さくなるpH9.0に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の沈澱を生成した。
その後、該各溶液に高分子凝集剤(商品名:FKフロック、富士化水工業株式会社製)を1mg/L添加して、該各溶液中のヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の沈殿物を凝集させて静置した後、No5Aろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表1に示す。
Figure 0005603394
また、実施例3の処理液中のシアンの残存量を、JIS K0102−2008 38.1及び38.2に準じて測定した(「蒸留、4ピリジンカルボン酸ピラゾロン吸光光度法」)。
さらに、処理液中の金属(亜鉛)の含有量の測定は、以下の機器及び分析法により行った。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を、下記表6に示す。
[実施例5〜7(ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと塩化第二鉄)]
上記セシウム試料溶液(1)100mlに、0.1モル/Lの上記ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液と塩化第二鉄溶液とをそれぞれ表2に示す配合割合で添加した。
次いで、該各溶液のpHを、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の溶解度が小さくなるpH5.5に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の沈殿物を得た。
その後、該各溶液に高分子凝集剤(商品名:FKフロック、富士化水工業株式会社製)を1mg/L添加して、該各溶液中のヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の沈殿物を凝集させて静置した後、No5Aろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表2に示す。
Figure 0005603394
また、実施例6の処理液中のシアンの残存量を、JIS K0102−2008 38.1及び38.2に準じて測定した(「蒸留、4ピリジンカルボン酸ピラゾロン吸光光度法」)。
さらに、処理液中の金属(鉄)の含有量の測定は、以下の機器及び分析法により行った。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を、下記表6に示す。
[比較例1〜3(紺青)]
上記紺青を純水に分散させて10%紺青溶液を調製した。
上記セシウム試料溶液(1)100mlを上記硫酸を用いてpH6に調整し、これに前記紺青溶液を表3に示す配合割合でそれぞれ添加して30分間撹拌した。
次いで、該各溶液に上記ポリ塩化アルミニウムを0.1ml/Lの配合割合で添加し、該溶液のpHを紺青と水酸化アルミニウムの溶解度が小さくなるpH6.0に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、紺青を含む水酸化アルミニウムの沈殿物を得た。
その後、No5Cろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表3に示す。
Figure 0005603394
[比較例4〜6(ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III))]
上記で調製したヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)を純水に分散して10%ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)溶液を調製した。
上記セシウム試料溶液(1)100mlを上記硫酸を用いてpH6に調整し、これに前記キサシアノ鉄(II)酸鉄(III)溶液をそれぞれ、表4に示す配合割合で添加して30分間撹拌した。
次いで、該各溶液に上記ポリ塩化アルミニウムを0.1ml/Lの配合割合で添加し、該溶液のpHをヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)と水酸化アルミニウムの溶解度が小さくなるpH6に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)を含む水酸化アルミニウムの沈澱を生成した。
その後、No5Cろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表4に示す。
Figure 0005603394
[比較例7〜9(ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛)]
上記で調製したヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛を純水に分散して10%ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛溶液を調製した。
上記セシウム試料溶液(1)100mlを1%上記水酸化ナトリウム溶液を用いてpH9に調整し、これに前記ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛溶液をそれぞれ、表5に示す配合割合で添加して30分間撹拌した。
次いで、該各溶液に上記塩化第二鉄溶液を塩化第二鉄換算で100mg/Lの配合割合で添加し、該溶液のpHをヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の溶解度が小さくなるpH9に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛を含む水酸化第二鉄の沈殿物を得た。
その後、No5Cろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表5に示す。
Figure 0005603394
[比較例10〜11]
上記実施例3のヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の沈殿を調製する際のpHを5.5に、また上記実施例6のヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の沈殿を調製する際のpHを9.0に変更した以外は、それぞれ上記実施例3及び6と同様に実施して、セシウム廃液中のセシウムを除去した。
処理液中の金属(比較例10は亜鉛、比較例11は鉄)とシアンの残存量を測定した。
なお、処理液中のシアンの残存量は、JIS K0102−2008 38.1及び38.2に準じて行なった(「蒸留、4ピリジンカルボン酸ピラゾロン吸光光度法」)。
さらに、処理液中の金属(比較例10は亜鉛、比較例11は鉄)の含有量の測定は、以下の機器及び分析法により行った。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を、上記実施例3及び実施例6の結果をともに、下記表6に示す。
Figure 0005603394
B.試験試料溶液(2)(セシウム1mg/L溶液)
[実施例8〜11(ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと硫酸亜鉛)]
上記セシウム試料溶液(2)100mlに、0.1モル/Lの上記ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム溶液と硫酸亜鉛溶液とをそれぞれ、表7に示す配合割合で添加した。
次いで、該各溶液のpHを、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の溶解度が小さくなるpH9.0に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の沈澱を生成した。
その後、該各溶液に高分子凝集剤(商品名:FKフロック、富士化水工業株式会社製)を1mg/L添加して、該各溶液中のヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛の沈殿物を凝集させて静置した後、No5Aろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表7に示す。
Figure 0005603394
[実施例12〜14(ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムと塩化第二鉄)]
上記セシウム試料溶液(2)100mlに、0.1モル/Lの上記ヘキサシアノ鉄(II)カリウム溶液と塩化第二鉄溶液とをそれぞれ、表8に示す配合割合で添加した。
次いで、該各溶液のpHを、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の溶解度が小さくなるpH5.5に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の沈澱を生成した。
その後、該各溶液に高分子凝集剤(商品名:FKフロック、富士化水工業株式会社製)を1mg/L添加して、該各溶液中のヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)の沈殿物を凝集させて静置した後、No5Aろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表8に示す。
Figure 0005603394
[比較例12〜14(紺青)]
上記紺青を純水に分散させて10%紺青溶液を調製した。
上記セシウム試料溶液(2)100mlを上記硫酸を用いてpH6に調整し、これに前記紺青溶液を表9に示す配合割合でそれぞれ添加して30分間撹拌した。
次いで、該各溶液に上記ポリ塩化アルミニウムを0.1ml/Lの配合割合で添加し、該溶液のpHを紺青と水酸化アルミニウムの溶解度が小さくなるpH6.0に、1%の上記水酸化ナトリウム溶液を用いて調整して、紺青を含む水酸化アルミニウムの沈殿物を得た。
その後、No5Cろ紙を用いてろ過し、ろ液を処理液として、含まれるセシウムの含有量をそれぞれ測定した。
なお、セシウム含有量の測定は、以下の機器及び分析方法により測定した。
・分析機器:ICP質量分析計(メーカー:パーキンエルマー社)、
型式:ELAN DRC−e
・性能 :質量範囲1−270amu
・検出部 :2ステージディスクリート形
・分析方法:ICP質量分析法
その結果を表9に示す。
Figure 0005603394
上記表1〜2と表3〜5、また表7〜8と表9とを比較すると、本発明の実施例のほうが、比較例よりも試料溶液を処理した後の処理液に含まれるセシウムの残存量が少なくなっていることがわかる。
このように、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、亜鉛又は鉄の塩とから調製されるヘキサシアノ鉄(II)酸亜鉛又はヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)を、セシウム含有溶液に添加するよりも、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、亜鉛又は鉄の塩とをそれぞれ直接セシウム含有溶液に添加するほうが、処理液中に含まれるセシウムを低減することが可能である。
また、表6より、本発明の実施例によれば、処理液中に含まれている化学量論以上に添加した金属(亜鉛または鉄)およびシアンの残存量が、上記環境省令による排水基準を十分に満足していることがわかる。
本発明は、セシウムを含む汚染水に適用して、簡便に効率よくセシウムを除去することができるものである。

Claims (3)

  1. セシウム含有廃液に、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄から成る群より選ばれる鉄の塩または塩化亜鉛、硫酸亜鉛及び硝酸亜鉛からなる群より選ばれる亜鉛の塩とを、前記ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩に対して前記鉄または亜鉛の塩をプルシアンブルー型金属錯体が生成される化学量論以上の量で添加配合して該廃液中で次式
    Figure 0005603394
    で示される反応式によるプルシアンブルー型金属錯体を形成させ、次いで該プルシアンブルー型金属錯体に該廃液中のセシウムを吸着させ、該廃液のpHを前記プルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるように調整し、当該pH調整によりプルシアンブルー型金属錯体と該廃液中の余剰の鉄または亜鉛を水酸化物として同時に沈殿させ、該廃液中で生成した沈殿物を分離して、沈殿物と処理液とに分離し、得られた処理液中のセシウムの含有量を低減するとともに、シアン及び、亜鉛または鉄の残存濃度を環境省令(平成24年5月23日環境省令第15号)による排水基準以下とする、セシウムを含む廃水の処理方法であって、更に前記沈殿物自体そのまま処理対象の前記セシウム含有廃液に添加配合し、前記廃水の処理を繰り返すことを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法。
  2. 請求項1記載のセシウムを含む廃液の処理方法において、更に、前記処理液に、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩と、鉄または亜鉛の塩とを添加配合して、該処理液中でプルシアンブルー型金属錯体を形成させ、次いで該処理液のpHをプルシアンブルー型金属錯体の溶解度が小さくなるように調整し、該処理液中で生成した第2次沈殿物を分離して、第2次沈殿物と第2次処理液とに分離し、得られた第2次処理液中のセシウムの含有量を更に低減することを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法。
  3. 請求項1又は2記載のセシウムを含む廃水の処理方法において、ヘキサシアノ鉄(II)酸錯体の塩は、ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム及び/又はヘキサシアノ鉄(II)酸ナトリウムであることを特徴とする、セシウムを含む廃水の処理方法。
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