JP5603137B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、広島風お好み焼き等に適した加熱調理板を装備した加熱調理器に関するものである。
従来から、テーブルの中央開口に設置された加熱調理板に対面した形態で、調理人とお客が対面し、調理人が加熱調理板上で調理した料理をお客が食する態様の鉄板焼きの店舗が知られている(特許文献1参照)。
この種の店舗に設置される加熱調理器は、加熱調理用テーブルを挟んだ対面方式であるため、テーブルの奥側のお客と手前側の調理人の両者に、加熱調理板下の熱源からの排熱を遮断する遮熱手段を設置したり(特許文献2、3参照)、あるいは、調理板の下面近傍で発生した排熱ガスを調理板の周縁部の直下から熱源の外側を通して強制的に排出する技術が必要になってくる(特許文献4参照)。
特開2010−7390号公報 特開2003−290049号公報 特開2004−89683号公報 特開2002−219057号公報
ところで、一般に鉄板等の調理板は肉厚の厚いものほど遠赤外線が多量に放出され、お好み焼きやステーキ等の被調理物がおいしく焼き上がると言われている。その場合の調理板の中心部は280度程度で、周辺部でも200度程度が好ましいと言われている。
このような、加熱調理板において、その中心部における調理が高温調理のため、短時間で肉厚の厚い調理板を調理可能な温度まで昇温させる必要があり、さらに高カロリーの熱源が必要となっていた。
しかし、加熱調理器には、特許文献4に示すように、排気ダクト装置等の強制排気システムが付設されている場合、熱源カロリーが強制排気システムにより早期に奪われてしまい、熱源からのカロリーを有効に活用することができず、昨今の省エネ型の加熱調理器の要望と相反する結果となっていた。
本発明は、上記に鑑み、少ないカロリーで効率的に高熱調理領域を形成することができる加熱調理板およびこれを装備した加熱調理器の提供を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、調理器本体の内部に間隔をおいて配列された複数の熱源と、調理器本体の上側開口に前記熱源と間隔をおいて配置された加熱調理板とを備えた加熱調理器であって、前記加熱調理板は、前記熱源の上方に配置される調理面が平坦な平板状に形成されると共に調理面が複数の高熱用調理領域とその間の低熱用調理領域とに区分され、前記複数の熱源に対応して前記加熱調理板の裏面側が凹凸状に形成され、その凹部の肉厚が他の部分よりも薄く形成され、その凹凸部に対応する表面側の調理面が前記高熱用調理領域とされ、前記加熱調理板の裏面側に形成された複数の前記凹凸部の間の平坦部に対応する表面側の調理面が前記低熱用調理領域とされたことを特徴とする。


上記構成によると、熱源に対応した裏面側の一部が凹凸状に形成されることにより、その表面積が平坦部分よりも大きく設定され、熱源からの輻射熱を受けやすくなる。また、凹凸部の凹部の肉厚は、他の部分よりも薄く形成されることになるので、断面積が他の部分よりも小さくなり、その分、少ないカロリーで高温に昇温される。したがって、少ないカロリーで効率的に高熱調理領域を形成することができる。
凹凸形状は、例えば、複数の溝を平行に配列形成する態様、複数の溝を縦方向およびこれに直交する横方向に桝目状に配置する態様、小さな窪みからなる凹部は散点状や千鳥状に配列する態様が考えられる。溝断面形状は、三角形、矩形、台形が例示できる。小さな窪みからなる凹部は、平面的にみて、円形、楕円形、多角形等を例示できる。この場合の凹部の縦断面形状は三角、四角等を例示することができる。要するに、凹部の形状は、高熱用調理領域のカロリーに合わせた表面積になるように設定すればよい。
また、凹凸部の領域は、矩形、円形、楕円形など、種々の形状に設定することができる。これは調理対象によって適宜選定すればよい。
高熱用調理領域は周辺の調理領域よりも高熱になるので、高熱用調理領域の周辺の調理領域との間で温度差を設けることができる。例えば、複数の熱源を有する加熱調理器に使用する場合、加熱調理板は、凹凸部を複数の熱源に対応して、裏面側に間隔をおいて複数個形成し、前記凹凸部に対応する表面側の調理面が高熱用調理領域とされ、隣り合う凹凸部間に対応する表面側の調理面が低熱用調理領域とすることができる。
上記構成によると、高熱調理領域と低熱調理領域とを形成することができるので、例えば、高熱調理領域で焼きそば等の麺類を加熱調理し、低熱調理領域でお好み焼きの生地や具材を加熱調理し、両者を同じ加熱調理板で同時に調理することができ、出来上がった調理物を重ね合わせることにより、お好み焼きを効率よく調理することができる。お好み焼きの調理と同様に、鉄板焼きの調理においても高熱調理領域と低熱調理領域とを使用して調理することができる。
さらに、本発明では、凹凸部の周囲に熱源から周囲に逃げる熱を遮断するための囲い壁を設けることができる。これにより、熱源から凹凸部に輻射された熱が一旦凹凸部に蓄え、熱カロリーを有効に利用することができるので、熱源もカロリーの低いものを用いることができ、さらなる省エネが可能となる。
特に、加熱調理器が強制排気システムを採用している場合、熱源から吸気ダクトの吸引口に向かう空気流が発生し、熱源から凹凸部に放熱された熱が逃げやすい環境になるが、囲い壁により熱源から凹凸部に放熱された熱は一旦凹凸部に蓄えられて凹凸部で消費されることになるため、効率的な熱利用が可能となる。
この場合の囲い壁は、熱源からの熱を強制的に吸引する吸気口に向けて、吸気口側一面およびこれに隣り合う二面の三方に設ける構成を採用することができる。吸気口側の一面も勿論のこと、その両側も囲い壁で遮蔽することにより、吸気口に引かれる空気流が熱源から左右両側の側壁を迂回して吸気口側に吸引されることになり、凹凸部における蓄熱が進み、熱を有効利用することができる。
ここで、囲い壁を三方にしたのは、残りの一面は吸気口と反対側に存在するため、囲い壁を設ける意義が少ないためである。勿論、囲い壁を凹凸部の周囲四面に設ける構成を採用してもよいことは勿論である。
また、囲い壁に開口を形成して、熱源、特に、燃焼ガスバーナーからの排気を強制的に排気するように構成することができる。ここで、開口の開口率は三面とも同じであってもよいが、囲い壁において、吸気口側の一面に形成された開口の開口率を、その隣り合う二面に形成された開口の開口率よりも小さく設定する構成を採用してもよい。
上記構成によると、吸気口側の開口率を両側の側壁の開口率よりも下げることにより、吸気口に直接向かう空気流と、側壁の開口を迂回して吸気口に向かう空気流との流量バランスを取ることができる。
また、本発明では、調理器本体の内部に複数の熱源が間隔をおいて配列され、その上側開口に上記加熱調理板を配置した加熱調理器を提供することができる。これにより、少ない熱源のカロリーで効率的に高熱調理領域を形成することができる。
この場合、熱源は電気、ガスを問わず採用することができるが、特に、ガスバーナーやカーボンランプヒータを熱源とする加熱調理器においては、省エネ対策として有効である。
以上のとおり、本発明によると、熱源に対応した裏面側の一部が凹凸状に形成されることにより、その表面積が平坦部分よりも大きく設定され、熱源からの輻射熱を受けやすくなる。また、凹凸部の凹部の肉厚は、他の部分よりも薄く形成されることになるので、断面積が他の部分よりも小さくなり、その分、少ないカロリーで高温に昇温させることができ、省エネ型の加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施形態である加熱調理器の主要部分の分解斜視図である。 加熱調理器の平面図である。 加熱調理器の正面図である。 加熱調理器の側面図である。 凹凸部の拡大断面図である。 (a)(b)は夫々凹凸部の他の例を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の主要部を示す加熱調理板と熱原であるガスバーナを示す分解斜視図である。図2ないし図4は排気ダクト装置付きの加熱調理器を示している。
本実施形態の加熱調理器1は、調理テーブル2と、熱源であるガスバーナ3,4と、調理テーブル2の上部に載置された鉄板等の加熱調理板5と、熱源から放熱される熱を吸気し外部に排気する排気ダクト装置6とを備えている。
調理テーブル2は、天板部7と、その四隅を支える4本の脚8と、天板部7の下方で脚8の間に上下に設けられた2段の棚9,10とを備えている。
天板部7は、その中央が開口され、開口部に加熱調理板5が載置されている。天板部7と上段の棚9との間には、熱源となるガスバーナ3,4が左右方向で間隔をおいて配置されている。ガスバーナ3,4は、リングバーナであって、調理テーブル2の前側で左右方向に配置されたガス前管11に接続され、ガスコック13によりガスバーナ3,4へのガスの供給・停止が行われるようになっている。
天板部7の手前側には、加熱調理板5で生じたカスを受けるためのカス受け樋14が設けられ、カス受け樋14の中央部にはカスを落とすための落し穴14aが開口形成され、その下方で調理テーブル2の上段棚の前側にカスを回収するための回収箱15が設けられている。
回収箱15が配置された手前側が調理人が位置し、調理テーブル2の奥側にお客が着座して、対面方式で調理と食事を楽しむことができる。図示しないが、奥側の天板部7には、食事スペース用のカウンタテーブルを付設するようにしてもよい。
排気ダクト装置6は、調理テーブル2の上段の棚9の奥側に上向きの排熱吸気口を有する排熱吸気塔16と、この排熱吸気塔16の下端に風量調節ダンパ17を介して接続され、本体下段の棚10に配置された排気ダクト18と、この排気ダクトの左右方向で一側に接続された排熱ファン19と、この排熱ファン19を収容するよう調理テーブル2の側部に配置されたファン置き台21と、排熱ファン19の排気側に接続された排気塔22とを備え、風量調節ダンパ17により風量調整することで、排熱吸気塔16からの吸引風量を調整できるようになっている。
加熱調理板5は、熱源の上方に配置される調理面が平坦な平板状に形成されている。この加熱調理板5には、熱源に対応した裏面側の一部が凹凸状に形成され、凹凸部25が形成されている。この凹凸部25の凹部の肉厚が他の部分よりも薄く形成されている。
例えば、加熱調理板5の肉厚が20mm程度とすると、深さ5〜12mm程度の凹部25aが形成される(但し、凹部25aの深さは上記設定範囲に限定されるものではない。)。溝(凹部25a)のピッチは、10mm〜20mmピッチで設定することができる。
これにより、凹凸部25の表面積を他の平坦部分27よりも大きくなるように設定し、熱源からの輻射熱を受けやすくしている。したがって、裏面の凹凸部25に対応する表面側の調理面は、周辺の調理領域5Bに比べて高熱用調理領域5Aとされている。高熱用調理領域5Aは、例えば、温度260度〜300度程度に設定することができる。
また、凹凸部25の大きさ、すなわち、高熱用調理領域5Aの大きさは、調理する被調理物によって種々設定できる。例えば、400mm〜600mm×400mm〜600mm程度の大きさに設定することができる。
凹凸部25の凹凸形状は、例えば、図1および図5に示すように、複数の溝(凹部25a)を平行に配列形成した態様を挙げることができる。溝の長さ方向は、手前側から奥側に向かう前後方向に設定し、熱源から発生した熱が排熱吸気口に向かいやすく設定することができる。
上記以外に凹凸形状は、複数の溝(凹部25a)を縦方向およびこれに直交する横方向に桝目状に配置する態様や、小さな窪みからなる凹部を散点状や千鳥状に配列する態様を採用してもよい。
また、図5の例では、凹部25aの溝断面形状を三角形状に形成しているが、他の形状であってもよいことは勿論である。例えば、溝断面形状は、三角形、矩形(図6(a)参照)、台形、半円形(図6(b)参照)を挙げることができる。
また、小さな窪みからなる凹部25aは、平面的にみて、円形、楕円形、多角形等のいずれであってもよい。この場合の凹部の縦断面形状は三角、四角等を例示することができる。要するに、凹部の形状は、高熱用調理領域5Aのカロリーに合わせた表面積になるように設定すればよい。
また、凹凸部25の高熱用調理領域5Aは、図2に示す矩形の他、円形、楕円形など、調理対象に合わせて種々設定することができる。
高熱用調理領域5A同士の間には、図2に示すように、隣り合う2つの凹凸部25の間の平坦部27に対応して、その表面側の調理面に低熱用調理領域5Bが形成される。この低熱用調理領域5Bは、例えば温度160度〜200度程度に設定することができる。
なお、高熱用調理領域5Aと低熱用調理領域5Bは、表面側からみると、ガスバーナーの操作部などを目印に、また、赤熱状態を目視することで、調理人側から区別することができるが、さらに、加熱調理板に直接目印を付けるか、あるいは、天板部に目印を付けて、両者領域の区別をすることもできる。
なお、凹凸部25は加熱調理板5の裏面をミーリング加工によって形成することができる。
さらに、加熱調理板5の高熱用加熱領域の外周を囲むように、凹凸部25の周囲に、熱源から周囲に逃げる熱を遮断して蓄熱するための囲い壁28が設けられている。
この囲い壁28は、熱源3,4からの熱を強制的に吸引する排熱吸気口に向けて、吸気口側の側壁28aと、これに隣り合う二面の側壁28b、28cの三方に設けられている。残りの一面は吸気口と反対側に存在するため、囲い壁28を設ける意義も少ないため開放されている。
囲い壁28は、加熱調理板5の裏面に溶接固定(ビス止め固定でも可)されているが、加熱調理板5に固定するのではなく、調理テーブル2に取り付ける態様を採用してもよい。囲い壁28の高さは、熱源であるガスバーナ3,4の上面よりもわずかに高い位置に設置され、ガスバーナ3,4の燃焼がスムーズに行われるようにしている。この囲い壁28の高さは、例えば、60mm〜80mm程度に設定されている。
また、囲い壁28に開口29a、29bが形成され、熱源、特に、ガスバーナー3,4からの排気を強制的に排気するようになっている。開口29a、29bの開口率は、吸気口側の側壁28aの開口率が、その両側の側壁28b,28cの開口率よりも小さく設定されている。これは、吸気口側の開口率を両側の側壁の開口率よりも下げることにより、吸気口に直接向かう空気流と、側壁の開口を迂回して吸気口に向かう空気流との流量バランスを取り、整流するためである。具体的には、吸気口側の側壁28aの開口は、小円孔が横方向に複数個配列形成されており、その両側の側壁28b,28cの開口は、小円孔よりも大きな矩形の開口29bが形成されている。
上記構成の加熱調理器1を使用して、加熱調理板5上で被調理物を調理する場合、熱源であるガスバーナ3,4に点火し、排気ダクト装置6の排熱ファンを駆動する。そうすると、ガスバーナ3、4で燃焼した排熱ガスは、排熱ファン19に吸引されて、調理テーブル2の奥側に位置する排熱吸気塔16から吸引され、排気ダクト18を通って排気塔22から外部に放出される。
この排気ダクト装置18の強制吸引により、加熱調理板5の裏面側では、ガスバーナ3,4からの排熱が吸気口に直接排気され、加熱調理板5の裏面を加熱する効率が悪くなる可能性がある。
しかし、本例においては、熱源3,4に対応した裏面側の一部が凹凸状に形成されて凹凸部25が形成されているので、その表面積が低熱用調理領域5Bの平坦部27よりも大きく設定され、熱源からの輻射熱を受けやすくなる。しかも、凹凸部25の凹部25aの肉厚は、他の部分よりも薄く形成されることになるので、断面積が他の部分よりも小さくなり、その分、少ない熱カロリーで高熱用調理領域5Aを高温に昇温させることができる。
また、高熱用調理領域5Aは、隣接する低熱用調理領域5Bよりも高熱になるので、例えば、低熱調理領域5Bでお好み焼きの生地と肉や野菜等の具材を調理し、高熱調理領域5Aで焼きそば等の麺類を加熱調理し、途中で両者を同じ加熱調理板5上で同時に調理し、出来上がった調理物を重ね合わせることにより、お好み焼きを効率よく仕上げることができる。
さらに、凹凸部25の周囲には熱源3,4から周囲に逃げる熱を遮断する囲い壁28が設けられているので、熱源3,4から凹凸部25に輻射された熱が一旦ここに蓄えられ、熱カロリーを有効に利用することができる。そのため、熱源もカロリーの低いものを用いることができ、さらなる省エネが可能となる。例えば、7000kcal/hの熱源が必要であったものを、4000〜4500kcal/hの熱源でも同じ効果が得られた。
特に、加熱調理器1が強制排気システムを採用している場合、熱源から吸気塔の吸引口に向かう空気流が発生し、熱源から凹凸部25に放熱された熱が逃げやすい環境になるが、囲い壁28により熱源から凹凸部25に放熱された熱は一旦凹凸部25に蓄えられて、ここで消費されることになるため、効率的な熱利用が可能となる。
この場合、囲い壁28に開口29a,29bを形成して、熱源、特に、燃焼ガスバーナからの排気を強制的に排気するようにしているので、囲い壁内部で蓄熱して開口から排熱ガスを効率よく放出することができる。このとき、吸気口側の側壁28aの開口率を、両側の側壁28b、28cの開口率よりも下げることにより、吸気口に直接向かう空気流と、側壁の開口を迂回して吸気口に向かう空気流との流量バランスを取り、整流することができ、省エネ対策に有効である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上記の例では、熱源としてリング状のガスバーナを例示したが、これに限らず、H型のガスバーナであってもよい。また、カーボンランプヒータやハロゲンランプヒータ、シーズヒータ等の電気を利用した熱源を採用してもよい。この場合、囲い壁では、排熱を放出する必要がないので、囲い壁に開口を形成しなくてもよい。また、上記例では、2連バーナを例示したが、それよりも多くのバーナを配列し、一つのカウンタ型の加熱調理器としてもよい。さらに、上記例では加熱調理板として鉄板を挙げたが、石板にも本発明を適用することができる。
1 加熱調理器
2 調理テーブル
3,4 熱源(ガスバーナ)
5 加熱調理板
5A 高熱用調理領域
5B 低熱用調理領域
6 排気ダクト装置
7 天板部
8 脚
9 上段棚
10 下段棚
11 ガス前管
13 ガスコック
14 カス受け樋
14a カス落し穴
15 回収箱
16 排熱吸気塔
17 風量調節ダンパ
18 排気ダクト
19 排熱ファン
21 ファン置き台
22 排気塔
25 凹凸部
25a 凹部
27 平坦部
28 囲い壁
28a 吸気口側の側壁
28b、28c 両側の側壁
29a 吸気口側の側壁開口
29b 両側の側壁開口

Claims (8)

  1. 調理器本体の内部に間隔をおいて配列された複数の熱源と、調理器本体の上側開口に前記熱源と間隔をおいて配置された加熱調理板とを備えた加熱調理器であって、
    前記加熱調理板は、前記熱源の上方に配置される調理面が平坦な平板状に形成されると共に調理面が複数の高熱用調理領域とその間の低熱用調理領域とに区分され、
    前記複数の熱源に対応して前記加熱調理板の裏面側が凹凸状に形成され、その凹部の肉厚が他の部分よりも薄く形成され、その凹凸部に対応する表面側の調理面が前記高熱用調理領域とされ、
    前記加熱調理板の裏面側に形成された複数の前記凹凸部の間の平坦部に対応する表面側の調理面が前記低熱用調理領域とされたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記加熱調理板の表面に高熱用調理領域と低熱用調理領域とを区別する目印が付けられたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記凹凸部の周囲に、前記熱源から周囲に逃げる熱を遮断するための囲い壁が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器
  4. 前記囲い壁は、熱源からの熱を強制的に吸引する吸気口に向けて、吸気口側一面およびこれに隣り合う二面の三方に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記囲い壁に開口が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器
  6. 前記囲い壁において、吸気口側の一面に形成された開口の開口率が、その隣り合う二面に形成された開口の開口率よりも小さく設定されたことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記熱源がガスバーナーであることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  8. 前記熱源がカーボンランプヒータであることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
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