JP5603109B2 - 外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象物を回転させることなく測定対象物の検査対象部の下端部,上端部を精度良く検査することができる外観検査装置及び外観検査方法に関する。
従来、図6に示すように、例えばキャップ付きのビン等の容器1をリフレクター2の内側中心に設置し、リフレクター2の内鏡面2aに容器1の像を写し出し、この写し出された反射画像をCCDカメラ3で撮像して、撮像した画像を図外の処理手段で撮像分析することで、容器1の外観を検査する装置が提案されている(特許文献1)。
当該装置は、測定対象物である容器1をリフレクター2よりも下方に位置決めし、容器1の外周面のみをリフレクター2の内鏡面2aに写し出す構成であり、CCDカメラ3により、容器1の外周(例えば蓋の外周に付いた傷、クラック、異物等)は撮像できるものの、容器1の上端部,下端部は内鏡面2aに写らず、容器1の上端部,下端部をCCDカメラ3で撮像することはできない。
即ち、上記構成の検査装置では、CCDカメラ3が、容器1を上から目視した像(上面像)、容器1を下から目視した像(底面像)を詳細には撮像できない。
一方、図4に示すようなゴムブッシュ等が存在する。図4におけるゴムブッシュは、例えば車両等のサスペンション系のネジ部等に介挿される防振用の部品である。
当該ゴムブッシュは概略、外筒42と、当該外筒42の中心に設けられ、外筒42より長さが長く、外筒42の内面との間に間隔を有し、外筒42の両端より上,下に突出する内筒43と、外筒42と内筒43との間隙を埋める合成ゴム等の緩衝材44とから成る。
緩衝材44は、例えばインジェクション成型により外筒42及び内筒43と一体成型されるが、成型時の射出圧力の誤差や成型時の射出物の射出不足等により、緩衝材44の上端部あるいは下端部に欠損部が生じることや、内筒43が外筒42に対して偏心して一体化されてしまう恐れがある。
図5は、緩衝材44に欠損部45が生じた場合の図であり、欠損部45の窪みが深い程、製品としては不適切となる。このような形状のものをワークWとして特許文献1の装置で検査する際には、ワークWの上端部及び下端部を適切に撮像し、緩衝材44の欠損部45やクラック等の品質の良否を左右する性状を検査することが要求される。しかし、上記構成の検査装置によって外周を撮像しただけでは、緩衝材44の欠損部45やクラック等を十分に撮像できず、ワークWの上端部,下端部を容易、かつ精度よく検査できないという欠点があった。
特開2001−165637号公報
そこで、本発明は上記課題を解決すべく、ワークの上端部及び下端部を精度良く撮像し、ワークの上端部,下端部を容易、かつ、精度良く検査することが可能な外観検査装置及び外観検査方法を提供することを目的とする。
本願の発明は、内筒と、当該内筒の外側に位置する外筒と、内筒及び外筒との間に設けられた緩衝材とから構成される測定対象物における内筒及び外筒の上下端部に形成される緩衝材の薄肉部の欠損の有無を検査する外観検査装置であって、内側に鏡面を有し、鏡面底部が凹曲面状となったリフレクターと、鏡面で囲まれるようにリフレクター内に位置する測定対象物の鏡面に写り込む画像を撮像するカメラと、測定対象物の前記リフレクター内における上下位置を決める位置決め手段とを備え、位置決め手段は、測定対象物を、当該測定対象物における下端側の薄肉部の周面が鏡面底部に写り込む位置、及び測定対象物における上端側の薄肉部の周面が鏡面底部に写り込む位置にそれぞれ位置決めすることを特徴とする。
本願の構成によれば、位置決め手段によって位置決めされる測定対象物における下端側の薄肉部の周面、及び測定対象物における上端側の薄肉部の周面がリフレクターの鏡面底部の凹曲面状の鏡面に写し出されるため、カメラによって内筒と外筒の間に緩衝材を設けたような複雑な構造を有する測定対象物における内筒及び外筒の上下端部に形成される緩衝材の薄肉部の欠損の有無を容易に撮像できる。
また、本願発明は、リフレクターが底部に前記測定対象物が通過可能な貫通孔を有することを特徴とする。
本願の構成によれば、リフレクターが底部に測定対象物が通過可能な貫通孔を有するため、測定対象物のリフレクター内における上下位置を容易に位置決めすることができる。
また、本願発明は、内筒と、当該内筒の外側に位置する外筒と、内筒及び外筒との間に設けられた緩衝材とから構成される測定対象物における内筒及び外筒の上下端部に形成される緩衝材の薄肉部の欠損の有無を検査する外観検査方法であって、測定対象物を、内側に鏡面を有し、鏡面底部が凹曲面状となったリフレクター内に鏡面で囲まれるように、かつ、測定対象物における下端側の薄肉部の周面が鏡面底部に写り込む位置、及び測定対象物における上端側の薄肉部の周面が鏡面底部に写り込む位置となるように、測定対象物の前記リフレクター内における上下位置をそれぞれ位置決めし、前記位置決め後に前記鏡面に写り込む測定対象物の画像をカメラによりそれぞれ撮像し、前記撮像された画像内の前記薄肉部に相当する領域の形状に基づいて前記測定対象物の良否を判定することを特徴とする。
本願の構成によれば、測定対象物における下端側の薄肉部の周面、及び測定対象物における上端側の薄肉部の周面がリフレクターの鏡面底部の凹曲面状の鏡面に写し出され、鏡面に写り込む画像がカメラによって撮像され、撮像された画像内の前記薄肉部に相当する領域の形状に基づいて前記測定対象物の良否を判定することから、内筒と外筒の間に緩衝材を設けたような複雑な構造を有する測定対象物における内筒及び外筒の上下端部に形成される緩衝材の薄肉部の欠損の有無を容易に検査できる。
本発明に係る外観検査装置の要部断面図である。 (a)は第一位置P1を示す断面図、(b)は撮像画像S1とワークWとの対応図である。 (a)は第二位置P2を示す断面図、(b)は撮像画像S2とワークWとの対応図である。 ワークWの側面図及び断面図である。 ワークWに生じた欠損部を示す側面図である。 従来の外観検査装置を示す概略図である。
図1は本発明に係る外観検査装置の実施形態を示す要部断面図であり、同図において50は外観検査装置の基盤であり、この基盤50の両側には平行に立上る2本のパイプ状支柱51,52が立設され、その上端にはリングフレーム53がねじ54で水平状に取付けられる。リングフレーム53の内周側には、椀状のリフレクター55の開口側上端が固定されている。リフレクター55は、例えば、硬質合成樹脂をインジェクション成型することや、金属板を変形(環絞り)すること等により成型され、リフレクター55の内面にはアルミニウム等の反射材を蒸着,スパッタリング等の処理を施して、鏡面55aが形成される。鏡面55aは、リフレクター55の内周面に沿って半球状、或いは、断面半円状の曲面形状を描くように形成される。即ち、鏡面55aは上方から下方に窪む凹曲面状として形成される。
リフレクター55の上部側は、カメラK側に開口しており、下部側にはワークWが上下動自在に通り抜け可能な貫通孔57が設けられる。貫通孔57の周囲の底部55mは、凹曲面状に形成されているため、当該底部55mに写る像はワークWの実際の形状が拡大された像として写ることとなる。つまり、底部55mは拡大鏡として機能する。
基盤50の上面の中心位置には、L字状のシリンダ取付けフレーム58の底板59が固定される。シリンダ取付けフレーム58を構成する垂直フレーム60の突片61には把持バンド62によりシリンダ63が固定される。シリンダ63は、垂直方向に延長し、かつ、中心軸がカメラKの撮像中心56に一致するように固定される。シリンダ63のピストン64の上端には、アタッチメント65がねじ止めされる。アタッチメント65の上端には係止ピン66が取付けられ、係止ピン66がワークWの内筒43に下から挿入されることによりワークWを縦向きで保持する。リフレクター55の下面は、横梁67に載置される。横梁67には貫通孔57に対応する孔径の貫通孔68が形成される。
パイプ状支柱51,52からは上方にステー51a,52aが突出し、その上端には、カメラKのレンズが下向きに架設される。カメラKは例えばCCDカメラであって、下方に位置する底部55mを含む鏡面55aに写り込む画像を例えばカラー画像として撮像する。
カメラKの下方には、下面にリング光源69を有するリング横板70が取付けされる。リング横板70の孔71は鏡面55aの反射光をカメラKが受光するのに障害とならない大きさに設定されている。
カメラKの画像は、処理部72に出力され、処理部72において予め記憶された基準画像とパターンマッチングによる良否判定が実行される。
制御部73はワークWの上,下位置を制御するコントローラであり、位置決め手段としてのシリンダ63及びピストン64におけるシリンダ63を駆動してワークWの鏡面55a内における上下方向の位置決めを行う。
以下、外観検査装置の測定対象物となるワークWについて詳説する。
図4に示すように、測定対象物たるワークWは、径方向外側から内側に向かって外筒42、合成ゴム等の緩衝材44、内筒43の順に配列される。外筒42及び内筒43は両端開口の中空状の円筒であって、内筒43の軸方向の延長長さは外筒42の軸方向の延長長さよりも長く設定される。
緩衝材44は、外筒42の内周面及び内筒43の外周面との隙間に充填される部材であって、外筒42及び内筒43の延長方向に沿って均一に充填される。
緩衝材44は、外筒42及び内筒43の上下端部において薄肉部44t,44uを有する。薄肉部44t,44uは金型を用いるインジェクション成型に起因して形成される部分であり、当該薄肉部44t,44uが周方向に亘って均一に形成されていれば、外筒42及び内筒43間に十分な量の緩衝材44が充填されていることを確認することができる。逆に、薄肉部44t,44uが周方向に亘って不均一に形成されている場合、即ち、欠損部が存在する場合には、外筒42及び内筒43間に必要な量の緩衝材44が充填されていない可能性を看取することができる。
つまり、上記形状のワークWにあっては、検査対象部を薄肉部44t,44uとすることにより、その良否が検査可能である。より具体的には、上方に位置するカメラKによって鏡面55aに写り込む薄肉部44t,44uの周面を含むワークWの上下端部を平面視するように撮像し、薄肉部44t,44uの周面がワークWの周方向に沿って均一に形成されているか否かにより緩衝材44の充填量、即ち、ワークWの良否が検査される。
以下、具体例に基づき、ワークWの検査工程,動作について説明する。
まず、図1に示すようにアタッチメント65の係止ピン66を内筒43の内部に挿入し、ワークWが取付け位置に位置するようにシリンダ63を駆動し、アタッチメント65にセットしたワークWを降下させる。
図2(a)は、図1に示す状態からワークWを第一位置P1に位置決めした状態を示す。
同図において第一位置P1とは、検査対象部としての薄肉部44uの下端部の高さW1が凹状曲面の底部55mの最下縁(開口縁)55pよりも上方の位置である。
ワークWを当該位置まで降下させて位置決めすることにより、検査対象部となる薄肉部44uは、周囲をリフレクター55に取り囲まれた状態となり、底部55mには、緩衝材44の薄肉部44uの下端面44v及び薄肉部44uの周面(高さ)を含む像が写り込むこととなる。
なお、上記第一位置P1の説明においては、少なくとも検査対象部となる薄肉部44uの下端部の高さW1を底部55mの最下縁55pよりも高くするものとしたが、ワークWの下端部全体を検査する観点からは、内筒43の下端面Wmを底部55mの最下縁(開口縁)55pよりも上方の位置とするのがより好ましい。
図2(b)は、上方のカメラKによって撮像されるワークWの下端部の撮像画像S1と、ワークWの断面とを対応させた図である。同図に示すように、上方に位置するカメラKによって撮像される撮像画像S1は、実像と鏡像(反射像)とが並存した画像である。以下、カメラKによって撮像される撮像画像S1と、ワークWとの対応関係について説明する。
まず、撮像画像S1における最も内側の領域Aは、内筒43内に係合される係止ピン66の上端面に相当する領域である。次に、領域Aの外側の領域Bは、内筒43の内周面に相当する領域である。次に、領域Bの外側の領域Cは、内筒43の上端面の厚さに相当する領域である。次に、領域Cの外側の領域Dは緩衝材44の薄肉部44tの上端面44wの厚さに相当する領域である。次に、領域Dの外側の領域Eは、緩衝材44の厚肉部の上端面厚さに相当する領域である。次に、領域Eの外側の領域Fは、外筒42の上端面の厚さに相当する領域である。以上、撮像画像S1における領域Aから領域Fに至る領域は、全てワークWの上端部の画像(実像)である。
次に、領域Fの外側の領域Gは、底部55mに写り込んだアタッチメント65の側部の高さに相当する領域である。次に、領域Gの外側の領域Hは、底部55mに写り込んだ内筒43の露出部の高さに相当する領域である。
次に、領域Hの外側の領域Iは、底部55mに写り込んだ緩衝材44の薄肉部44uの下端面44vの厚さに相当する領域である。
次に、領域Iの外側の領域Jは、底部55mに写り込んだ緩衝材44の薄肉部44uの周面の高さに相当する領域である。次に、領域Jの外側の領域Kは、底部55mに写り込んだ外筒42の下端面の厚さに相当する領域である。
以上、撮像画像S1における領域Gから領域Kに至る領域は、全てワークWの下端部が底部55mに反射することにより撮像される領域(鏡像)である。
そして、撮像画像S1においては、緩衝材44の薄肉部44uの周面の高さに相当する領域Jの稜線の一部J1が外側に膨出するように歪んでおり、J1における薄肉部44uの高さが他の周囲の薄肉部44uの高さよりも低い状態、即ち、図5に示すような薄肉部44uの一部が欠損した状態であることが看取できる。
上記第一位置P1におけるワークWの下端部の撮像終了後には、シリンダ63を駆動して、アタッチメント65にセットしたワークWをさらに降下させ、図3(a)に示すようにワークWの上端部が撮像可能な第二位置P2に位置決めする。
ここで、第二位置P2とは、検査対象部としての薄肉部44tの上端部の高さW2が鏡面55aの上端部55k(図1参照)よりも下方の位置である。
ワークWを上記位置まで降下させて位置決めすると、底部55mには、薄肉部44tの周面を含む像が写り込むこととなる。
なお、上記第二位置P2の説明においては、少なくとも検査対象部となる薄肉部44tの上端部の高さW2を鏡面55aの上端部55kよりも低くするものとしたが、ワークWの上端部全体を検査する観点からは、内筒43の上端面Wnを鏡面55aの上端部55kよりも下方の位置とするのがより好ましく、さらに好ましくは上記位置関係に加えて外筒42の上端面が底部55mの最下縁55pよりも上方に存在し、内筒43から外筒42に至るワークWの上端部全体がカメラKの撮像範囲に収まる位置とするのがよい。
図3(b)に示すようにワークWを第二位置P2に位置決めした状態において、まず、撮像画像S2における最も内側の領域Aは、内筒43内に係合される係止ピン66の上端面に相当する領域である。次に、領域Aの外側の領域Bは、内筒43の内周面に相当する領域である。次に、領域Bの外側の領域Cは、内筒43の上端面の厚さに相当する領域である。次に、領域Cの外側の領域Dは薄肉部44tの上端面44wの厚さに相当する領域である。次に、領域Dの外側の領域Eは、緩衝材44の厚肉部の上端面厚さに相当する領域である。次に、領域Eの外側の領域Fは、外筒42の上端面の厚さに相当する領域である。次に、領域Fの外側の領域Gは、外筒42と貫通孔57との隙間に相当する領域である。以上、撮像画像S2における領域Aから領域Gに至る領域は、全てワークWの上端部の画像(実像)である。
次に、領域Gの外側の領域Hは、底部55mに写り込んだ外筒42の周面の高さに相当する領域である。次に、領域Hの外側の領域Iは、底部55mに写り込んだ薄肉部44tの周面の高さに相当する領域である。次に、領域Iの外側の領域Jは、底部55mに写り込んだ内筒43の露出部の高さに相当する領域である。
以上、撮像画像S2における領域Hから領域Jに至る領域は、全てワークWの上端部が底部55mに反射することにより撮像される領域である。
そして、撮像画像S2においては、緩衝材44の薄肉部44tの周面の高さに相当する領域Iの稜線の一部J2が内側に膨出するように歪んでおり、J2における薄肉部44tの高さが他の周囲の薄肉部44tの高さよりも低い状態、即ち、図5に示すような薄肉部44tの一部が欠損した状態であることが看取できる。
図1に示すように、第一位置P1及び第二位置P2においてカメラKによってそれぞれ撮像された撮像画像S1,S2は、処理部72に出力される。
処理部72は、入力された撮像画像S1及びS2を予め撮像された基準画像S1´,S2´と比較するパターンマッチングを実行し、入力された撮像画像S1及びS2が基準画像S1´,S2´と一致するかを判定する。基準画像S1´は、予め良品として判定されたワークW´をワークWを撮像した位置と同一の第一位置P1にて撮像した画像であり、基準画像S2´は、予め良品として判定されたワークW´を同じくワークWを撮像した位置と同一の第二位置P2にて撮像した画像である。
そしてこれら基準画像S1´,S2´は良品として判定されたワークWの画像であるため、前述の領域が均一な同心円によって形成されることとなる。
一方、前述の通り撮像画像S1及びS2にはそれぞれ、外側に膨出するJ1と内側に膨出するJ2が存在していることから、基準画像S1´,S2´と一致することはなくワークWが不良として判定されることとなる。なお、良否の判定は予め規定した閾値によって、膨出量が閾値を超えたときに不良判定を行うようにしてもよい。
処理部72による判定の結果、不良と判定されれば不良である旨の表示を図外のモニター等に表示し、撮像対象のワークWが不良品であることを報知する。処理部72は、判定処理が終了したことに基づいて制御部73に復帰信号を出力し、制御部73が復帰信号に基づいてシリンダ63を駆動制御することにより検査対象のワークWを元の取付け位置まで上昇させて、一回の検査工程が終了する。
以上説明したように、本発明に係る外観検査装置及び外観検査方法によれば、底部55mが凹曲面状として形成され、かつ、測定対象物の検査対象部が底部55mに写り込むように位置決めされることから、実施例におけるワークWに示すような平坦な面と湾曲した面、或いは垂直に立ち上がる面等によって形成される複雑な形状を呈する測定対象物であっても、測定対象物の回転や付け替え等の作業を経ることなく測定対象物における検査対象部の上端部,下端部の形状を容易に検査することができる。
また、本例においては薄肉部44t,44uの欠損部45の存在がワークWの品質を決定するメジャーとなることから、当該部分を検査対象部として薄肉部44t,44uの周囲(高さ)を注視し、パターンマッチングを行ったが撮像画像S1,S2には、外筒42の周面(高さ)を除く全ての面の形状が表れており、ワークWの上下の端部を構成する他の面の欠損についても検査可能であることは言うまでもない。
42 外筒、43 内筒、44 緩衝材、50 基盤、51,52 パイプ状支柱、
53 リングフレーム、55 リフレクター、55a 鏡面、57 貫通孔、
58 シリンダ取付けフレーム、63 シリンダ、64 ピストン、
65 アタッチメント、66 係止ピン、68 貫通孔、69 リング光源、
72 処理部、73 制御部。

Claims (3)

  1. 内筒と、当該内筒の外側に位置する外筒と、前記内筒及び外筒との間に設けられた緩衝材とから構成される測定対象物における前記内筒及び外筒の上下端部に形成される前記緩衝材の薄肉部の欠損の有無を検査する外観検査装置であって、
    内側に鏡面を有し、鏡面底部が凹曲面状となったリフレクターと、
    前記鏡面で囲まれるように前記リフレクター内に位置する測定対象物の前記鏡面に写り込む画像を撮像するカメラと、
    前記測定対象物の前記リフレクター内における上下位置を決める位置決め手段と、
    を備え、
    前記位置決め手段は、前記測定対象物を、当該測定対象物における前記下端側の薄肉部の周面が前記鏡面底部に写り込む位置、及び前記測定対象物における前記上端側の薄肉部の周面が前記鏡面底部に写り込む位置にそれぞれ位置決めすることを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記リフレクターが底部に前記測定対象物が通過可能な貫通孔を有することを特徴とする請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 内筒と、当該内筒の外側に位置する外筒と、前記内筒及び外筒との間に設けられた緩衝材とから構成される測定対象物における前記内筒及び外筒の上下端部に形成される前記緩衝材の薄肉部の欠損の有無を検査する外観検査方法であって、
    前記測定対象物を、内側に鏡面を有し、鏡面底部が凹曲面状となったリフレクター内に前記鏡面で囲まれるように、かつ、前記測定対象物における前記下端側の薄肉部の周面が前記鏡面底部に写り込む位置、及び前記測定対象物における前記上端側の薄肉部の周面が前記鏡面底部に写り込む位置となるように、前記測定対象物の前記リフレクター内における上下位置をそれぞれ位置決めし、
    前記位置決め後に前記鏡面に写り込む測定対象物の画像をカメラによりそれぞれ撮像し、
    前記撮像された画像内の前記薄肉部に相当する領域の形状に基づいて前記測定対象物の良否を判定することを特徴とする外観検査方法。
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